JPH0634503Y2 - けらば役物 - Google Patents

けらば役物

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JPH0634503Y2
JPH0634503Y2 JP3174587U JP3174587U JPH0634503Y2 JP H0634503 Y2 JPH0634503 Y2 JP H0634503Y2 JP 3174587 U JP3174587 U JP 3174587U JP 3174587 U JP3174587 U JP 3174587U JP H0634503 Y2 JPH0634503 Y2 JP H0634503Y2
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JP
Japan
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metal fitting
shaped portion
roof
folded back
side edge
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JP3174587U
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JPS63138323U (ja
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国昭 佐藤
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Kubota Corp
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はけらば役物に関する。
〔従来の技術〕
従来、屋根けらば部の葺き納めを行う役物として第3図
(イ),(ロ),(ハ)に示すものが知られている。
第3図(イ)(例えば実公昭57-7689公報の第1図)に
示すものは、昇り木Aにけらば役物Bをかぶせ、これに
屋根材Cを突き合わせていく構成であり、第3図(ロ)
に示すものは屋根材Cを受容するコ字状部B1を設けたけ
らば役物をけらば部に取付け、これに屋根材Cを突き合
わせていく構成であり、第3図(ハ)に示すものは、け
らば部に逆L字状とされた、けらば役物Bを取付け、そ
の上に屋根瓦Cを敷設する構成とされたものである。
〔従来技術の問題点〕
上記けらば役物のうち第3図(イ)又は(ロ)に示した
ものは、屋根野地面とけらば側面に沿う片が屋根材Cを
受容するコ字状部を含めて一体的に折曲成形されている
ため断面形状が複雑な形状をなし、特に第3図(ロ)に
示したものは屋根材Cを受容するコ字状部B1が二重構造
とされているのでけらば役物を屋根けらば部に沿った長
さに切断する必要が生じた場合、切断の際各折曲片が邪
魔になって切断加工が困難となり、またけらば役物相互
の端面をさし込んで継ぎ足しする場合は、断面形状が複
雑なことと、金属板を折曲成形してなるけらば役物の場
合は、けらば役物を構成する各折曲片の角部が不安定に
変形することからさし込み接続が非常に困難となる問題
があった。
一方、第3図(ハ)に示すものは上述のような問題はな
い反面、瓦を押える構造とされていないため、けらば部
の耐風強度が弱く、また、けらば部の横方向から雨水が
浸透する恐れがあった。
〔考案が解決しようとする課題〕
この考案は上記問題点に鑑み、切断加工や接続作業が容
易に行え、しかも防水性の良いけらば役物を提供するこ
とを目的としてなされたものである。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、この考案のけらば役物は、屋根野地面2に沿う平
板部11の側端11Aに瓦側面を受容可能なコ字状部14が折
り返し成形された第一の金具10と、該第一の金具10のコ
字状部14外周を受容するコ字状部21を有し、かつ、該コ
字状部21の第一の金具10の平板部11外面に沿う辺22が前
記屋根野地面2に対し直角裏面方向へ折り返されてなる
第二の金具20とからなり、該第二の金具20のコ字状部21
上辺23の側端23Aが前記第一の金具10の上辺13側端と係
合可能に内側へ折り返されてなることを特徴とするもの
である。
〔実施例〕
次に、この考案を実施例により説明する。
第1図はこの考案の実施例の断面図、第2図は使用状態
を示す断面図である。
この考案のけらば役物1は第一の金具10と第二の金具20
とから成り、第一の金具10は屋根野地面2(第2図)に
沿う平板部11の側端11Aが上方へ折り返され、さらにこ
の折り返し片12の上端12Aが平板部11と平行に折り返さ
れて第2図に示すように、瓦3側端部を受容するコ字状
部14が折曲成形されてなり、第二の金具20は第一の金具
10のコ字状部14を受容するコ字状部21を有し、かつ、こ
のコ字状部21の第一の金具10の平板部11外面に沿う片22
が下方へと折り返され、またコ字状部上片23の側端23A
が内側へ折り返され、この折り返し部24で第一の金具10
のコ字状部14の上片13側端と係合可能に構成されてい
る。
上記第一及び第二の金具10,20はいずれも防錆処理を施
した薄金属板の折曲形成により成形される。
また第1,第2図において、図中15及び25は水返し用折曲
片を示す。
〔作用〕
この考案のけらば役物1を用いて、けらば部を葺き納め
る場合には、まずルーフィングシート4を敷設した屋根
野地面2に、第一の金具10を、第2図に示すようにコ字
状部14の部分をケラバ部から延出させるように配置し、
屋根瓦3を図示のようにコ字状部14に嵌め込むようにし
て葺き並べ、最後に第二の金具20のコ字状部21を第一の
金具10のコ字状部14に嵌め付け、折り返し部24を第一の
金具10のコ字状部の上片13に引掛けて係合すると共に、
下方折り返し片23をけらば部側面に釘固定するのであ
る。
また、この考案のけらば役物1を切断する必要がある場
合は、第一及び第二の金具1020を別々に分離しそれぞ
れを切断する。
〔効果〕
この考案は以上説明したように、けらば役物は第一と第
二の金具に分割され、各金具はそれぞれ単一の板状をな
すので、二重構造とされたものに比べ切断作業が容易と
なり、また継ぎ足しの必要が生じた場合も、それぞれの
金具を独自に接合していけば良いから、二重構造とされ
たけらば役物に比べて接合作業が非常に容易となる。
しかも第一と第二の金具は相互に係合された上で第二の
金具が釘打ち固定されるので、固定強度も充分となり屋
根材側面もコ字状部材で完全に覆われるので屋根材裏面
に雨水が吹き込むことも防止される。
また構造も簡単であるので、安価に製造出来るなど種々
の実用的効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の断面図、第2図は実施例の
組立状態を示す断面図、第3図(イ),(ロ)及び
(ハ)は従来例の説明図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋根野地面2に沿う平板部11の側端11Aに瓦
    側面を受容可能なコ字状部14が折り返し成形された第一
    の金具10と、該第一の金具10のコ字状部14外周を受容す
    るコ字状部21を有し、かつ、該コ字状部21の第一の金具
    10の平板部11外面に沿う辺22が前記屋根野地面2に対し
    直角裏面方向へ折り返されてなる第二の金具20とからな
    り、該第二の金具20のコ字状部21上辺23の側端23Aが前
    記第一の金具10の上辺13側端と係合可能に内側へ折り返
    されてなることを特徴とするけらば役物。
JP3174587U 1987-03-03 1987-03-03 けらば役物 Expired - Lifetime JPH0634503Y2 (ja)

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JP3174587U JPH0634503Y2 (ja) 1987-03-03 1987-03-03 けらば役物

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JPS63138323U JPS63138323U (ja) 1988-09-12
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