JP3842679B2 - デッキ床の接合用金具及び接合構造 - Google Patents

デッキ床の接合用金具及び接合構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、住宅の庭先に設けられるウッドデッキ等のデッキ床の接合用金具及び接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、デッキ床は、図6及び7に示すように、束石(30)(30)…上に立設された複数の束(31)(31)…の上端間に跨るようにして取り付けられる大引(32)(32)…と、それら大引(32)(32)上にこれと直交するようにして設置される床板(33)(33)…と、それら床板(33)(33)…を囲むようにして取り付けられる幕板(34)(34)…とからなる。
【0003】
これら大引(32)(32)、床板(33)(33)…及び幕板(34)(34)…は、夫々ビス(35)(35)又は釘等をねじ込むか打ち込んで互いに接合されている。例えば、大引(32)と幕板(34)とは、その大引(32)の先端に幕板(34)の内側の側面を当接させた状態で、その幕板(34)の外側の側面(36)へビス(35)(35)をねじ込み、さらにそのビス(35)(35)を前記大引(32)の先端部へねじ込むようにして接合されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の接合構造においては、幕板(34)にねじ込まれたビス(35)のビス頭が、デッキ床の人目に付く位置に露出し、そのデッキ床の外観を損なう原因となっていた。
【0005】
また、接合に際しては、手や仮置き台等を使って幕板(34)を支えながら、ビス(35)(35)をねじ込まなければならず、接合作業が面倒であった。
【0006】
そこで、この発明は、上記不具合を解消し、デッキ床の大引と幕板とを簡単に接合することができ、しかも、デッキ床の外観を良好に仕上げることができるデッキ床の接合用金具及び接合構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明のデッキ床の接合用金具は、床板を支持する大引と、その大引の先端を覆うようにして互いに平行な大引の先端に跨って取り付けられる幕板との接合用金具であって、前記大引の側面に固定される第1の固定プレートと、幕板の内側の側面に固定される第2の固定プレートとが一体に連設され、前記第2の固定プレートには、デッキ床の内側から前記幕板へビス又は釘等の固定具をねじ込むか又は打ち込むための固定用穴が設けられており、前記第1の固定プレートには、大引下面に当接して上下方向の位置決めを行う第1の位置決め片と、大引の先端に当接して床内外方向の位置決めを行う第2の位置決め片とが備えられていることを特徴とする。
【0009】
さらに、前記第2の固定プレートには、その下端部から床外側方向へ水平に張り出して幕板の下面を当接させる当接片が備えられている。
【0010】
さらにまた、前記第2の位置決め片は、第1の位置決め片の外側の端部を垂直方向に立ち上げて形成されたものであって、その第2の位置決め片の内側の面には、前記第1の位置決め片と第2の位置決め片との間のコーナー内側R部分に、大引の先端が当たるのを回避するための突起が形成されている。
【0011】
加えて、前記第2の固定プレートの固定用穴は、水平方向に長い長穴とされている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1乃至4に示すように、この発明の一実施形態に係る接合用金具(1)は、住宅の庭先に設けるウッドデッキ等のデッキ床において、大引(2)と幕板(3)とを接合するための金具である。
【0014】
接合用金具(1)は、大引(2)の一方の側面(4)に固定される第1の固定プレート(5)と、幕板(3)の内側の側面(6)に固定される第2の固定プレート(7)とを、例えば略L字形に連設してなる。
【0015】
第1の固定プレート(5)には、例えばビス(8)(8)を大引(2)にねじ込む又は打ち込むための一対の固定用穴(9)(9)が、上下方向に並べて設けられている。
【0016】
また、第1の固定プレート(5)には、例えばその下端部から大引(2)側へ水平に張り出した第1の位置決め片(10)と、この第1の位置決め片(10)の幕板(3)側端部を垂直方向に立ち上げて形成された第2の位置決め片(11)とが備えられている。
【0017】
さらに、図5に示すように、第1の位置決め片(10)と第2の位置決め片(11)との間のコーナー内側R部分(13)に大引(2)の先端(14)が当たるのを回避するための突起(15)が、例えばそのRの半径(16)分だけ第2の位置決め片(11)の内側面(17)から突出するようにして形成されている。この突起(15)は、例えば第2の位置決め片(11)の中央部付近を、外側から内側へパンチングする等して成形されている。
【0018】
第2の固定プレート(11)には、デッキ床の内側から幕板(3)へビス(18)(18)をねじ込むための一対の固定用穴(19)(19)が、例えば上下方向に並べて設けられている。これら固定用穴(19)(19)は、夫々水平方向に長い長穴とされている。
【0019】
また、第2の固定プレート(7)には、例えばその下端部から第1の位置決め片(10)とは反対側の床外側方向へ水平に張り出した当接片(20)が備えられている。
【0020】
なお、上記接合用金具(1)は、金属プレートを折曲成形してなるものであるが、デッキ床用として十分な強度を有するものであれば、素材は金属に限定されず、また、折曲成形したものでなくても良い。
【0021】
次に、上記構成の接合用金具(1)を使用した大引(2)と幕板(3)との接合について説明する。
【0022】
接合用金具(1)は、図1に示すように、まず、床板(21)(21)を支持する大引(2)に対して位置決めされる。上下方向の位置決めは、第1の位置決め片(10)を、大引(2)の下面(22)に当接させるようにして行われる。また、床内外方向の位置決めは、図2に示すように、第2の位置決め片(11)の突起(15)を、大引(2)の先端(14)に当接させるようにして行われる。
【0023】
このように、第2の位置決め片(11)には突起(15)が形成されているため、図5の仮想線(23)で示すように、大引(2)の先端(14)がコーナー内側R部分(13)に乗り上げるのを回避することができ、その大引(2)の下面(22)と第1の位置決め片(10)の上面(24)との間に隙間が生じない。
【0024】
大引(2)に位置決めされた接合用金具(1)は、デッキ床の内側において、固定用穴(9)(9)に差し込んだビス(8)(8)を、大引(2)の側面(4)にねじ込むようにして固定される。
【0025】
大引(2)の先端を覆うようにして互いに平行な大引(2)の先端に跨って取り付けられる幕板(3)は、大引(2)に固定された接合用金具(1)における第2の固定プレート(7)の当接片(20)上に、その下面(25)を当接させるようにして仮置きされる。
【0026】
接合用金具(1)に仮置きされた幕板(3)は、床内側から固定用穴(19)(19)に差し込んだビス(18)(18)を、幕板(3)の内側の側面(6)にねじ込むことによって仮止めされる。仮止めされた幕板(3)は、固定用穴(19)(19)が水平方向に長い長穴とされているため、その長穴の範囲内で水平方向にスライドさせながら位置をずらして位置決めすることが可能である。
【0027】
幕板(3)の位置決め終了後、ビス(18)(18)がさらに幕板(3)へねじ込まれ、その幕板(3)が接合用金具(1)の第2の固定プレート(7)に固定されることによって、幕板(3)と大引(2)とが接合用金具(1)を介して接合される。
【0028】
なお、接合用金具(1)を大引(2)及び幕板(3)への取り付ける際は、ビス(8)(18)を用いる他、釘等の固定具を用いても良い。
【0029】
また、デッキ床に使用される大引(2)、幕板(3)及び床板(21)(21)は、例えば木粉と廃棄プラスチックを混ぜ合わせてなる樹脂木と呼ばれるいわゆる廃材を利用した素材からなるもので、内部がくり抜かれた中空であるとともに、その両端部の開口には、穴塞ぎ材(26)(26)…が詰められている。このような木材を使用することによって、デッキ床の軽量化及び省資源化が図られている。なお、大引(2)、幕板(3)及び床板(21)(21)は、木材を加工したものであっても良い。
【0030】
この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。
【0031】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明のデッキ床の接合用金具は、幕板の内側の側面に固定される第2の固定プレートに、デッキ床の内側からビス又は釘等の固定具をねじ込む又は打ち込むための固定用穴が設けられているため、デッキ床の人目に付き易い位置すなわち幕板の外側の側面にビス頭等が露出することがなく、デッキ床の外観を良好に仕上げることが出来る。
【0032】
さらに、第2の固定プレートについては、幕板の下面を当接させる当接片が備えられているため、幕板をビス等で固定する迄の間その幕板を仮置きすることができる。したがって、幕板を手や仮置き台で支えておく必要がなく、接合作業を簡単に行うことができる。
【0033】
しかも、前記固定用穴は、水平方向に長い長穴とされているため、仮置きした幕板を一旦仮止めして、水平方向にずらしながら安定した状態で正確に位置決めすることができる。
【0034】
さらに、大引に固定される第1の固定プレートについては、上下方向の位置決めを行う第1の位置決め片と、床内外方向の位置決めを行う第2の位置決め片とが備えられているため、それら位置決め片を大引に当接させるだけで、簡単かつ正確に接合用金具を大引に固定することができ、施工性が良い。
【0035】
特に、第2の位置決め片には、その内側面に突起が形成されているため、第1の位置決め片と第2の位置決め片との間のコーナー内側R部分に、大引の先端が乗り上げて、大引の下面と第1の位置決め片との間に隙間が生じることがなく、接合用金具を安定した状態で大引に固定することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態に係る接合用金具を示す斜視図である。
【図2】接合用金具を大引へに位置決めするときの状態を示す図である。
【図3】接合用金具を大引に位置決めしたときの状態を示す図である。
【図4】大引と幕板の接合構造を示す断面図である。
【図5】第2の位置決め片を示す拡大図である。
【図6】従来のデッキ床を示す一部破断斜視図である。
【図7】同じく、その出隅付近を示す拡大図である。
【符号の説明】
(1) 接合用金具
(2) 大引
(3) 幕板
(4) 大引の側面
(5) 第1の固定プレート
(6) 幕板の内側の側面
(7) 第2の固定プレート
(10) 第1の位置決め片
(11) 第2の位置決め片
(13) コーナー内側R部分
(15) 突起
(18) ビス
(19) 固定用穴
(20) 当接片
(21) 床板

Claims (4)

  1. 床板を支持する大引と、その大引の先端を覆うようにして互いに平行な大引の先端に跨って取り付けられる幕板との接合用金具であって、前記大引の側面に固定される第1の固定プレートと、幕板の内側の側面に固定される第2の固定プレートとが一体に連設され、前記第2の固定プレートには、デッキ床の内側から前記幕板へビス又は釘等の固定具をねじ込むか又は打ち込むための固定用穴が設けられており、前記第1の固定プレートには、大引下面に当接して上下方向の位置決めを行う第1の位置決め片と、大引の先端に当接して床内外方向の位置決めを行う第2の位置決め片とが備えられていることを特徴とするデッキ床の接合用金具。
  2. 前記第2の固定プレートには、その下端部から床外側方向へ水平に張り出して幕板の下面を当接させる当接片が備えられている請求項1記載のデッキ床の接合用金具。
  3. 前記第2の位置決め片は、第1の位置決め片の外側の端部を垂直方向に立ち上げて形成されたものであって、その第2の位置決め片の内側面には、前記第1の位置決め片と第2の位置決め片との間のコーナー内側R部分に、大引の先端が当たるのを回避するための突起が形成されている請求項1又は2記載のデッキ床の接合用金具。
  4. 前記第2の固定プレートの固定用穴は、水平方向に長い長穴とされている請求項1乃至3のいずれかに記載のデッキ床の接合用金具。
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