JP3080920U - 補強金具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】木造建築物の様々な柱の組み方に対応できる補
強金具を提供するものである。 【解決手段】円形取付穴と楕円形取付穴および本体連結
部を有する本体と楕円取付穴および付属金具連結部を有
する付属金具からなり、本体に対して付属金具は９０度
の角度まで回動できる連結部を有する木造建築物の柱の
補強金具である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、木造建築物の柱の交差部分の補強金具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の木造建築物の柱の交差部分は、Ｌ型補強金具で固定する方法が一般的に 用いられているのが現状である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

木造建築物の柱の交差部分の補強金具は、Ｌ型金具をはじめ種々のものがあるが 、補強金具自体が十分な強度を有し、柱の接合部分に対して十分な強度を付加し 、様々な柱の組み方に対応できる補強金具は見当たらないのが現状である。そこ で本考案はこれらの課題を解決した補強金具を提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するために、本考案の補強金具は、メッキされた鋼材製の本 体と付属金具からなり、本体と付属金具は、本体の連結部に付属金具の連結部を 挿入することにより連結される。本体と付属金具はビス取付穴を有し、交差する 柱の４つの面にビス止め又は釘止めにより固定できるように形成されている。 また、本体と付属金具の水平部分のビス取付穴は楕円形にし、床下のように高 さがとれない場合でも、ドライバ等を斜めにしてビス止めができるようにしたも のである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図１は本考案の補強金具２０の正面図、図２は図１の平面図、図３は図１の５の 平面図、図４は図３の側面図、図５は図１の側面図、図６は図１の５を垂直に固 定した場合の側面図、図７は柱を包み込んでカバーする場合の斜視図、図８はＴ 字状に交差する柱の場合の斜視図、図９は直交する柱の場合の斜視図である。 補強金具２０は本体１と付属金具５からなり、本体１には本体連結部２と円形 ビス取付穴３と楕円形ビス取付穴４を有し、付属金具５には付属金具連結部６と 楕円形ビス取付穴４を有する。 このような補強金具を採用することにより、柱の交差部分の様々な組み方に対 応した柱の補強ができる。

【０００６】

【実施例１】 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図１〜図６に基づいて本考案の補強金具の構成を前項において説明したが、更に 具体的な実施例を図７に基づいて説明する。 図７は直交する柱８の上に垂直に柱８を設置する場合であり、柱８を補強金具２ ０により点でなく面で柱を包み込んで覆うことができ、柱との接着面積を拡大す ることにより、十分な柱の補強ができる。柱と補強金具はビス止め又は釘止めで 固定する。

【０００７】

【実施例２】 本考案の他の実施例を図８に基づいて説明する。 本実施例は、補強金具２０の本体１の本体連結部２に付属金具５の付属金具連結 部６を挿入することにより両金具は、自由に９０度角度を変えられるように回動 できる構造であるので、地面１０の上に土台９があり、その上に床を支えるＴ字 状に交差する柱８相互の十分な補強ができる。柱と補強金具はビス止め又は釘止 めで固定する。

【０００８】

【実施例３】 本考案の他の実施例を図９に基づいて説明する。本実施例は、直交する柱８と 柱８を補強金具２０により連結し、十分な補強をすることができる。柱と補強金 具はビス止め又は釘止めで固定する。

【０００９】

【考案の効果】

本考案の補強金具は、上記のような構成であるから、次のような優れた効果を もたらすものである。 １．柱の交差部分に対し、様々な組み方に対応した補強ができる。 ２．図７に示すように、柱との接着面積を拡大できるので十分な補強ができる。 ３．図８に示すように、本体と付属金具の連結金具を９０度角度を変えることが できるので、Ｔ字状に交差する柱の補強ができる。 ４．図９に示すように、本体と付属金具の連結角度を９０度変えることができる ので、直交する柱と柱を連結し、十分な柱の補強ができる。 ５．補強金具の素材は、強度を有するメッキされた鋼材であるから、柱の接合部 分に対して、十分な強度を付加することができる。 ６．本体と付属金具の水平部のビス取付穴を楕円形にしたことにより、十分な高 さのとれない床下の柱の補強など、様々な場所で使用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の補強金具２０の正面図である。

【図２】本考案図１の平面図である。

【図３】本考案図１の５の平面図である。

【図４】本考案図３の側面図である。

【図５】本考案図１の側面図である。

【図６】本考案図１の５を垂直に固定した場合の側面図
である。

【図７】本考案の実施例１を示す斜視図である。

【図８】本考案の実施例２を示す斜視図である。

【図９】本考案の実施例３を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 本体 ２ 本体連結部 ３ 円形取付穴 ４ 楕円形取付穴 ５ 付属金具 ６ 付属金具連結部 ７ ビス ８ 柱 ９ 土台 １０ 地面 ２０ 補強金具。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】円形取付穴と楕円形取付穴および本体連結
   部を有する本体と楕円取付穴および付属金具連結部を有
   する付属金具からなることを特徴とする木造建築の柱の
   補強金具。
2. 【請求項２】本体に対して付属金具は９０度の角度まで
   回動できる連結部を有することを特徴とする請求項１記
   載の木造建築物の柱の補強金具。