JPH06491Y2 - 天井シ−ト張設用廻り縁の支持構造 - Google Patents

天井シ−ト張設用廻り縁の支持構造

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JPH06491Y2
JPH06491Y2 JP19778086U JP19778086U JPH06491Y2 JP H06491 Y2 JPH06491 Y2 JP H06491Y2 JP 19778086 U JP19778086 U JP 19778086U JP 19778086 U JP19778086 U JP 19778086U JP H06491 Y2 JPH06491 Y2 JP H06491Y2
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ceiling
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JP19778086U
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誠一郎 八木
亮三 上村
和男 笹木
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Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
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Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、シート天井を張設するために用いる廻り縁の
支持構造に関するものである。
「従来の技術」 従来、室内壁の天井高さに固定した廻り縁にシート材を
係止して天井面を構成する天井システムが知られてい
る。
第4図に前記天井システムの一構造例を示す。第4図に
おいて、1は垂直フランジ2と水平フランジ3とからな
る横断面略L字状の廻り縁であり、この廻り縁1は室内
壁4の天井高さ部分に室内を囲むように水平に固定され
ている。また、前記廻り縁1の水平フランジ3の上面に
は垂直フランジ2側に向いて傾斜する肩部8が立設され
ている。また、第4図において5はシート材6の周縁部
に断面フック状の係止縁7を一体化して構成された天井
シートを示している。そして、前記天井シート5は、廻
り縁1の肩部8に前記係止縁7を係止して水平に張設さ
れ、天井面が構成されている。
前記構造の天井システムは、天井施工時における特別な
足場組みや家具の移動が不要であって、施工性に優れる
とともに、乾式工法のために養生期間が不要であって工
期も短いといった優れた特長を有する天井システムであ
る。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、前記天井システムであっては、天井面に弛み
が生じないように、シート材6に張力を付加した状態で
天井シート5を張設する必要がある。このため天井の施
工にあたり、天井面より若干小さく形成されている天井
シート5を用意し、第5図に示すようにシート材6を引
き伸ばしつつ廻り縁1の肩部8に天井シート5の係止縁
7を係止して天井シート5を張設している。
従って、室内壁に固定された廻り縁1には、天井シート
5の張設作業時は勿論、天井シート5の張設後において
も天井シート5の張力が作用するために、室内壁に対す
る廻り縁1の取付強度を充分高めておく必要がある。
ところが、廻り縁1を取り付ける室内壁面が石膏ボード
等のように比較的脆い材料から構成されるか、あるい
は、室内壁面が劣化して弱くなっている場合、あるい
は、室内壁に固定された木製廻り縁に廻り縁1を取り付
ける場合であって木製の廻り縁が劣化してへたっている
場合等に、前記廻り縁1を固定して天井シート5を張設
すると、天井シート5の張力が廻り縁1に作用し、廻り
縁1が室内壁あるいは木製廻り縁から引き剥がされるお
それがある。
本考案は、前記問題に鑑みてなされたもので、廻り縁を
固定する部分の強度が十分望めないような部屋にも天井
シートの張設ができるような強固な取付強度が得られる
廻り縁の支持構造を提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 本考案は、前記問題点を解決するために、横長の垂直フ
ランジと、この垂直フランジの下部に一体化された横フ
ランジと、この横フランジに前記垂直フランジ側に向い
て突設された肩部を具備して構成された廻り縁を横フラ
ンジを室内側に向けた状態で室内を囲んで室内壁に取り
付け、前記肩部に天井シートを支持してなる廻り縁の支
持構造であって、室内を挾んで対向された廻り縁の間
に、長さ調節自在な支持ロッドと、支持ロッドの両端部
に設けられた支持部とからなる補強部材を室内を挾んで
対向する前記廻り縁の各垂直フランジに押し当てた状態
で架設してなるものである。
「作用」 室内を挾んで室内壁に固定した廻り縁の間に架設した補
強部材で廻り縁を室内壁に押し付けて廻り縁の取付強度
を向上させているために、廻り縁を取り付ける部分の十
分な強度を望めない部屋であっても、廻り縁に張力を作
用させる天井シートを張設することができる。
「実施例」 第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示すもので、
本実施例で用いられる廻り縁11によって支持される天
井シート10は、合成樹脂からなるシート材10aと、
このシート材10aの周縁全周に一体化された横断面フ
ック状の肉厚の係止縁10bとから構成されている。
また、本実施例で用いられる廻り縁11は、合成樹脂あ
るいはアルミ型材から構成されるもので、横長の垂直フ
ランジ12と、この垂直フランジ12の底部表面側全長
に渡ってほぼ直角に延設された横フランジ13を主体と
して構成された横断面略L字状に形成されている。
前記横フランジ13の先端部には鉛直縁部14と肩部1
5が連続して延設され、横フランジ13の先端部側には
垂直フランジ12側に向いて開口する溝部16が形成さ
れ、鉛直縁部14の上端部には見切り凸部14aが突出
形成されている。また、垂直フランジ12の下部側には
横フランジ13に接続する傾斜部17が一体形成されて
いる。更に前記肩部15には所要の間隔(数cm〜数十cm
間隔)で切欠部18が形成されている。
一方、前記垂直フランジ12の裏面側上端部とその下方
には、第2図にも示すようにリブ20,21が形成され
るとともに、垂直フランジ12の表面側上端部には、係
止凸部12aが形成され、下方のリブ21の若干下方に
は垂直フランジ12の長さ方向に所要の間隔で長孔22
が形成されている。なお、垂直フランジ12の上部であ
って、前記切欠部18の側方側には、後述する如く垂直
フランジ12を室内壁に固定するための釘やビスを挿通
する透孔23が形成されている。
また、第1図に符号30で示すものは、廻り縁11の補
強部材であり、この補強部材30は、スチールパイプ3
1,31を筒部材32で継ぎ足して構成された支持ロッ
ド33と、この支持ロッド33の両端に取り付けられた
板状の支持部34とから構成されている。前記支持ロッ
ド33は、筒部材32の内周側に形成されたねじ部に、
ねじ部を形成したスチールパイプ31の端部を螺入して
構成され、その長さを若干調節できるように構成されて
いる。また、前記支持部34は支持ロッド33の端部に
支持ロッド33に直行するように固定され、その外面中
央には前記廻り縁11の係止凸部12aを嵌入可能な溝
部34aが形成されている。
次に、前述の構成の廻り縁11を室内壁に固定する作業
について説明する。
廻り縁11が固定される室内壁25の天井高さには、予
め板状の木製廻り縁40が固定されている。
この室内壁25に廻り縁11を取り付けるには、まず、
横フランジ13を室内側に向けた状態で廻り縁11の垂
直フランジ12を木製廻り縁40に当接させ、垂直フラ
ンジ12を貫通させて木製廻り縁40にステープル(固
定金具)26を打ち込むことにより固定する。なお、固
定作業に際し、廻り縁11の見切り凸部14aの上端が
天井高さになるように予め廻り縁11の高さを調節した
後にステープル26を打ち込む。また、垂直フランジ1
2の透孔23を貫通させて木製廻り縁40に釘やビスを
打ち込むことにより廻り縁11を固定することも可能で
ある。
以上のような作業を行つて室内の全周を囲むように廻り
縁11を固定したならば、補強部材30を用意し、室内
を挾んで対向する廻り縁11,11の間に補強部材30
を入れ、この補強部材30の支持部34の溝部34aに
廻り縁11の係止凸部12aを挿入して第1図に示すよ
うに補強部材30を架設する。この後に筒部材32から
突出しているスチールパイプ31の長さを若干増加さ
せ、廻り縁11を支持部34により木製廻り縁40に押
し付ける。
以上の作業が終了したならば、天井シート10の張設作
業に取りかかる。
天井シート10を張設するには、第3図に示すような平
板部30を有するこて31を用い、平板部30の先端を
天井シート10の係止縁10bに差し込んだ状態でシー
ト材10aを引張りつつ係止縁10bを廻り縁11の肩部
15に掛けるようにして行う。
前述の作業により張設された天井シート10によって、
廻り縁11には引張り力が作用するが、廻り縁11はス
テープル26によって室内壁25に固定された上に、補
強部材30により木製廻り縁40に押し付けられている
ために、その取付強度は十分に高くなつている。従って
木製廻り縁40が少々劣化してへたっている場合であっ
ても、天井シート10を張設することができ、天井シー
ト10を張設して廻り縁11に張力を作用させても廻り
縁11が外れるおそれはない。
ところで、廻り縁11を直接室内壁25に固定する場合
にも前記支持部材30を使用できることは勿論であり、
この場合、室内壁25が石膏ボード等のように比較的脆
い壁面仕上材で構成されていても支持部材30で廻り縁
11を室内壁に押し付けることによって天井シート10
を支持することができる。
なお、廻り縁11を用いて天井シート10を張設した後
には、天井シート10の係止縁10bが第1図に示すよ
うに廻り縁11の溝部16に挿入された状態となるが、
ここで、シート材10aに作用する引張り力がかなり大
きい場合であって、引張り力が係止縁10bの先端部を
反り返らせようとする場合であっても、傾斜部17が係
止縁10bの反り返りを押さえるために係止縁10bが廻
り縁11から外れることはない。
以上のように天井シート10を用いて天井を構成するな
らば、一般の天井施工に比較して足場組み等が不要であ
り、乾式工法のために養生期間も不要であって工期を短
縮できる効果がある。また、室内壁25に固定した廻り
縁11の長孔22を介して天井裏と室内とが連通するた
めに、長孔22を介して天井裏の換気もなされるように
なつている。
なお、前記実施例においては、天井シート10を水平に
張る場合の例について述べたが、傾斜天井を張る場合に
も本考案の構造を適用できるのは勿論であり、その場合
は廻り縁11を室内壁に傾斜状態で取り付けるようにす
れば良い。
「考案の効果」 以上説明したように本考案は、垂直フランジと横フラン
ジと肩部からなる廻り縁を室内を囲んで室内壁に取り付
け、対向する廻り縁の間に、支持ロッドと支持部からな
る補強部材を架設し、支持部材で廻り縁を室内壁側に押
圧した構成であり、廻り縁を十分な強度で取り付けるこ
とができるために廻り縁に天井シートを張設して天井シ
ートの張力を廻り縁に付加した場合であっても、廻り縁
が外れるおそれはない。このため廻り縁を取り付ける部
分の強度が弱く、十分な取付強度を期待できなかった部
屋においても天井シートを張設できるようになる効果が
ある。また、室内壁が石膏ボード等のように比較的脆い
壁面仕上材で形成されている部屋であっても、廻り縁に
支持させて天井シートを張設することができ、天井シー
トを張設して張力が廻り縁に作用しても廻り縁が室内壁
から外れるおそれはない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、本考案の一実施例を説明するた
めのもので、第1図は廻り縁の取付状態を示す断面図、
第2図は廻り縁の斜視図、第3図は天井シートの廻り縁
に対する係止作業状態を説明するための断面図、第4図
は従来の天井シートの一構造例を示す断面図、第5図は
係止作業途中の従来の天井シートを示す斜視図である。 10……天井シート、 10a……シート材、 10b……係止縁、 11……廻り縁、 12……垂直フランジ、 12a……係止凸部、 13……横フランジ、 14……垂直縁部、 30……支持部材、 33……支持ロッド、 34……支持部、 34a……溝部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】横長の垂直フランジと、この垂直フランジ
    の下部に一体化された横フランジと、この横フランジに
    前記垂直フランジ側に向いて突設された肩部を具備して
    構成された廻り縁が、横フランジを室内側に向けた状態
    で室内を囲んで室内壁に取り付けられ、前記肩部には天
    井シートが支持されてなる廻り縁の支持構造であって、
    室内を挾んで対向された廻り縁の間に、長さ調節自在な
    支持ロッドと、支持ロッドの両端部に設けられた支持部
    とからなる補強部材が、室内を挾んで対向する前記廻り
    縁の各垂直フランジに支持部を押圧した状態で架設され
    てなることを特徴とする天井シート張設用廻り縁の支持
    構造。
JP19778086U 1986-12-23 1986-12-23 天井シ−ト張設用廻り縁の支持構造 Expired - Lifetime JPH06491Y2 (ja)

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