JPH0334980Y2 - - Google Patents

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JPH0334980Y2
JPH0334980Y2 JP14650684U JP14650684U JPH0334980Y2 JP H0334980 Y2 JPH0334980 Y2 JP H0334980Y2 JP 14650684 U JP14650684 U JP 14650684U JP 14650684 U JP14650684 U JP 14650684U JP H0334980 Y2 JPH0334980 Y2 JP H0334980Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、プレキヤストコンクリート版壁パネ
ルの上端面に上階の木質床パネルを載置して固定
する構造に関する。
〈従来の構造〉 従来、建物を構成する主要構造材は同質材が用
いられる。
例えば、木質パネルによつて構築される建物は
木質系のパネルが主要構造材となるのが通常であ
り、また壁式PC構造においてはプレキヤストコ
ンクリート版を主要構造材として構築される。
すなわち建物は、同質材から成る主要構造材に
よつて構築されるものであり、木質パネルととプ
レキヤストコンクリート版の如き異質の構成材を
構成することはほとんどなかつた。異質の構成材
を構成して一つの建物を構築し得なかつたのは、
これら異質の構成材相互を取付ける為には複数の
部品と多くの施工を必要としたからである。
〈考案が解決しようとする課題〉 特に、下階のプレキヤストコンクリート版壁パ
ネル上に上階の木質床パネルを載置して固定する
構造においては、下階の同壁パネルの上端面のレ
ベルを調整するのがむずかしく又上階の同床パネ
ルとの固定手段を必要とする等同質材相互の接合
がより容易なので異質の構成材を積極的に混成利
用することがなかつた。
〈課題を解決するための手段〉 そこで本考案は、上記の点に鑑み異質の構成材
を適材、適所に利用して構造強度、耐久性能等に
優れた建物の構築を得るプレキヤストコンクリー
ト版の壁パネルと上階の木質床パネルの固定構造
において、下階のプレキヤストコンクリート版壁
パネルの上端面で、接合金物とスペーサープレー
トを介して上階の木質床パネルを固定する構造に
おいて、この接合金物は、胴部と上片及び下片に
より側面視略〓状に形成し、該下片側の胴部に
形状の補強リブを固着し、スペーサープレート
を、接合金物の上片と下片の出寸法の和より長い
出寸法を有する平板部にて形成し、このスペーサ
ープレートは、その平板部を前記壁パネルの上端
面に設けられた埋込み金物上に載置し、その上に
前記接合金物が、その上片を壁パネルに向けた状
態で載置され、さらに接合金物とスペーサープレ
ートとを定着ボルトを介して前記埋込み金物に対
し一体的に螺着し、接合金物の上片と床パネルの
上面、同胴部と同側端面及びスペーサープレート
の平板部と床パネルの下面とを夫々釘着されたこ
とを特徴とするものである。
〈実施例〉 以下、本考案の固定構造を図面により詳細に説
明する。
第1図は、本考案の固定構造に用いられる接合
金物1の斜視図である。
この接合金物1は、胴部11と上片12及び下
片13からなる。胴部11の上部一側辺を直角方
向に延出して上片12が形成され、また下部一側
辺を上片12とは反対側直角方向に延出して下片
13が形成されており、全体として側面視略Z状
に形成したものである。
胴部11の高さは、下階の壁パネルに載置され
る上階の床パネルの厚さにほぼ等しく形成されて
いる。
また上片12のほぼ中央にはボルト孔が穿孔さ
れ、この裏面側にはボルト孔14に連通した状態
でナツト15が溶着されている。
一方下片13の所要位置にはボルト孔16,1
6が穿孔され、さらに胴部11の表面に形状補強
のリブ17が固着されている。しかも胴部11及
び上片12にはそれぞれ所要数の釘孔18,18
……,19,19……が穿孔されている。
第2図は、第1図の接合金物1とともに本考案
の固定構造に用いられるスペーサープレート2の
斜視図である。
スペーサープレート2は平板部21を基本とす
るものでこの平板部21は、下階の壁パネルの上
端面に対して上階の床パネルの上面位置を調整す
る為のもので、調整量に応じた厚さのものが適宜
用いられる。又必要に応じて平板部21の一側面
を垂下させて垂片部22が形成される。しかも垂
片部22の略中央には係止孔22aが設けられて
いる。
平板部21にはボルト孔21a,21bが又釘
孔21c,21dが穿孔されており、さらに裏面
の所要位置には杆23が下向きに設けられてい
る。さらに平板部21の長さ、すなわち出寸法は
上記接合金物1の上片12と下片13との出寸法
の和より長くして床パネルの下面に対する釘打ち
を容易にしている。
上記第1図及び第2図に示された接合金物1及
びスペーサープレート2を用いた上階の床パネル
の固定構造を第3図の要部分解斜視図及び第4図
の一部省略縦断面図により説明する。
第3図、第4図の主要構成は、下階のプレキヤ
ストコンクリート版壁パネル(単に壁パネルとい
う)3と上階の木質床パネル(単に床パネルとい
う)6からなり、床パネル6には上階のプレキヤ
ストコンクリート版壁パネル7(第4図の仮想線
で示す)が立設される。
壁パネル3の上端面31には予め埋込み金物3
2が固設されている。
埋込み金物32には、接合金物1のボルト孔1
6,16及びスペーサープレート2のボルト孔2
1a,21bと同じ間隔で螺子孔32aと32b
が設けられている。またスペーサープレート2の
杆23を差込むための差込み孔32cが穿孔され
ている。
次に、本考案の固定構造の施工手順を説明す
る。
まず埋込み金物32の差込み孔32cに杆23
を差込む状態に適宜厚さのスペーサープレート2
を壁パネル3の上端面31に配設する。
床パネル6をスペーサープレート2上に載置す
ることでスペーサープレート2の厚さに応じた床
パネル6の上面位置が定められる。そして接合金
物1の下片13をスペーサープレート2上に載せ
てボルト孔16,16をスペーサープレート2の
ボルト孔21a,21bに整合させると、ボルト
孔16,16,21a,21b及び埋込み金物3
2の螺子孔31a,32bはそれぞれ連通するこ
とになる。よつて定着ボルト5,5をボルト孔1
6,16及び21a,21bに挿通して螺子孔3
2a,32bに螺合させると埋込み金物32上に
スペーサープレート2と接合金物1が一体的に緊
結される。
一方、接合金物1の釘孔18,18及び19,
19から上階床パネル6の側端面61及び上面6
2に釘打ちするとともに、スペーサープレート2
の釘孔21c,21ddから上階床パネル6の下
面63に釘打ちして接合金物1とスペーサープレ
ート2とで上階床パネル6を挟着固定する。
次いで、上階壁パネル7をボルト等を介して接
合金物1の上片12上に立設する。
尚、スペーサープレート2の垂片部22に設け
られた係止孔22aにサポート4の鉤先41を係
止させて下階壁パネル3を制御すれば重量物であ
る床パネルと壁パネルの接合を極めて容易に施工
することができる。
上記説明では上階床パネル6を下階壁パネル3
の上端面31に載置した後接合金物1を設けた
が、あらかじめ上階床パネル6の所要位置に接合
金物1を取付けておくものであつてもよい。
〈効果〉 以上説明した様に、本考案の固定構造は壁パネ
ル自体の傾斜や上端面に配設された梁受部材等他
の金物の存在にかかわらず、スペーサープレート
の厚さに応じて床パネルの上面位置が定められ、
かつまた接合金物とスペーサープレートによつて
床パネルを挟持した状態に固定するので、床パネ
ル自体の水平が確保されるとともに壁パネルから
床パネルが外れることなく強固に固定される。
すなわち、床面全体の水平度合が確保され、更
には下階壁パネルに緊結された接合金物とスペー
サープレートが一体となつて上階床パネルを固定
するので、極めて正確かつ強固な固定構造とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、接合金物の斜視図、第2図は、スペ
ーサープレートの斜視図、第第3図は、本考案に
係る固定構造の要部分解斜視図、第4図は本考案
に係る固定構造の一部省略縦断面図である。 1……接合金物、11……胴部、12……上
片、13……下片、16,16……ボルト孔、2
……スペーサープレート、21……平板部、3…
…下階壁パネル、31……上端面、32……埋込
み金物、5,5……ボルト、6……上階床パネ
ル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 下階のプレキヤストコンクリート版壁パネルの
    上端面で、接合金物とスペーサープレートを介し
    て上階の木質床パネルを固定する構造において、 前記接合金物は、胴部と上片及び下片により側
    面視略〓状を成し、該下片側の胴部には形状の
    補強リブが固着されたものから成り、 前記スペーサープレートは、前記接合金物の上
    片と下片の出寸法の和より長い出寸法を有する平
    板部から成るもので、 該スペーサープレートは、その平板部を前記壁
    パネルの上端面に設けられた埋込み金物上に載置
    され、その上に前記接合金物が、その上片を壁パ
    ネルに向けた状態で載置され、 該接合金物とスペーサープレートとは定着ボル
    トを介して前記埋込み金物に対し一体的に螺着さ
    れるとともに、 該接合金物の上片と床パネルの上面、同胴部と
    同側端面及び該スペーサープレートの平板部と床
    パネルの下面とが夫々釘着されたことを特徴とす
    るプレキヤストコンクリート版壁パネルと木質床
    パネルの固定構造。
JP14650684U 1984-09-27 1984-09-27 Expired JPH0334980Y2 (ja)

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JPS6162139U JPS6162139U (ja) 1986-04-26
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JP2655261B2 (ja) * 1987-03-27 1997-09-17 積水ハウス株式会社 床パネルの固定装置

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