JPH0512432Y2 - - Google Patents

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JPH0512432Y2
JPH0512432Y2 JP3587987U JP3587987U JPH0512432Y2 JP H0512432 Y2 JPH0512432 Y2 JP H0512432Y2 JP 3587987 U JP3587987 U JP 3587987U JP 3587987 U JP3587987 U JP 3587987U JP H0512432 Y2 JPH0512432 Y2 JP H0512432Y2
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floor panel
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は建物床面を二重床とするために用いる
床パネルの屈曲強度を補強する金具に関し、詳し
くは支脚を植設する置敷式二重床パネルの裏面に
容易に取付けることができる金属板製溝形材より
なる補強金具を目的とするものである。
〔従来の技術〕
建物床を二重床として、配線配管用の床下空間
を得ることは周知であり、この二重床を形成する
ため、予め四隅に支脚を植立した置敷式二重床パ
ネルを用いる施工法が広く行なわれている。
上記の置敷式施工法の床パネルとしては、通常
一辺が50cm程度の方形の、軽量コンクリート板、
ガラス繊維強化セメント板、珪酸カルシユウム板
などの無機質板、ベニヤ合板、木質繊維板、パー
チクルボードなどの有機質板が建築条件に従つて
適宜利用されているが、床面の条件によつて、規
定寸法パネルを切断した変形パネルを用いなけれ
ばならない場合がある。
例えば、第6図に示すように部屋床平面形状が
規定寸法パネル10のみでは二重床形成ができな
い場合には、床中央面Aに規定寸法パネル10を
碁盤目状の目地を形成するように敷設し、周壁面
に接するボーダー部Bは、規定寸法パネル10を
切断した変形パネル11,12を用いて二重床を
形成している。
通常、上記の変形パネル11,12等は施工現
場において、寸法合せをして規定寸法パネルを切
断して得ているが、このために切断加工が容易な
有機質板あるいは珪酸カルシユウム板の規定寸法
パネルが多く用いられている。そしてこの変形パ
ネル採取用の規定寸法パネル10′は、第5図に
示すように対向二辺縁部に沿つて、予め複数の支
脚植立用の嵌入孔20を列設してあるものが好ま
しく用いられる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述のように規定寸法パネルを切断した変形パ
ネルを用い支脚を植立して置敷式パネルとする
と、パネルが狭巾であるために、充分な耐曲性が
得られなく、重量物の設置や人の歩行による荷重
よつて撓みを生じ床面が不安定になり易く、甚だ
しい場合には破壊を生ずる危険があり、これに対
応するために中間支脚等の支持体を設けることが
行なわれているが、施工並びに床面調整が面倒と
なり、また余分の支持体が配線配管の障碍ともな
るなど二重床として満足できないものであつた。
ロ 考案の構成 〔問題点を解決するための手段〕 本考案は二重床を形成する床パネル特に床面ボ
ーダー部等の変形パネルの耐曲性を増大する補強
金具として、金属板製の溝形材を補強部材として
用い、床パネルに対する支脚嵌着時に容易に床パ
ネル裏面に取付けることができるようにした補強
金具である。
すなわち、本考案は床パネルに適合した長さを
有する金属板製の溝形材の水平上板の両端部に、
それぞれ支脚挿通孔および端縁の一部を切開して
屈曲起立した係止爪を設けたことを特徴とする二
重床パネル用補強金具を要旨とするものである。
上記において溝形材は、薄鋼板などの金属板を
屈曲加工して細長短冊状の水平上板とその両側に
垂下した側壁板と、望ましくは側壁板下縁を溝内
方に僅かに屈曲した突縁とよりなるものに形成
し、あるいはアルミニウム等の金属押出し加工に
より同様の切断面に成形し、これを床パネルの寸
法より僅かに短い長さに切断したものである。
溝形材の水平上板の両端部にそれぞれ設ける支
脚挿通孔は床パネルの対向縁部に設けた支脚嵌入
孔にそれぞれ一致するように両孔間隔を有し、そ
の孔径は支脚の脚柱支持筒が適合遊嵌できかつ該
支持筒に設けた支持鍔より小径のものとする。ま
た、水平上板の両端に設ける係止爪は、水平上板
の端縁から適宜の長さの切溝あるいは切欠を設け
て切開して、その切開部の板片を折り上げること
によつて、90°以下の尖端部を有する三角形状爪
片が起立したものである。
〔作用〕
本考案の補強金具は上記のような構造であるの
で、床パネルの裏面に、床パネルの支脚嵌入孔と
補強金具の支脚挿通孔を一致せしめてその水平上
板面を対向し、その係止爪を床パネルに打込むこ
とによつて固着し、その後その支脚挿通孔を通し
て床パネルの支脚嵌入孔に支脚の支脚支持筒を嵌
着することによつて、補強された支脚植立した置
敷式二重床パネルが得られる。
上記の支脚植立に当つて、支脚支持筒の外周面
に接着剤を塗布してその嵌着部の接着固定を図る
とともに、支脚支持筒の支持鍔が補強金具の水平
上板裏面に当接され、補強金具は二重床パネル裏
面に密接保持されて、床パネルの耐曲性を増大す
るものであり、前記の接着剤が未硬化状態であつ
ても、敷設操作時において、補強金具は係止爪に
よつて床パネルに固着保持され、嵌着支脚を離脱
するような重量負荷を生じないので、支脚植立後
直ちに敷設作業をしても、支脚が床パネルから離
脱することは防止できる。
〔実施例〕
本考案を図面に示す実施例によつて説明する。
第1図は本案の補強金具の斜視図であり、1は
2.3mm厚の鋼板を屈曲加工した溝形材であつて、
その水平上板2は巾40mm、長さ490mmの細長平板
であり、3はその両側に垂下した高さ15mmの側
壁、側壁3の下縁は約5mmの内方への突縁が形成
されている。
4は水平上板2の両端縁8に近接して、補強す
べき変形パネルの両端に設けられる支脚嵌入孔に
適合する位置に穿設した支脚挿通孔であり、5は
水平上板2の端縁8中央から切込みを設けてその
両側部を直角に折り上げた直角尖端を有する高さ
3〜5mmの三角形状の係止爪である。
この係止爪5は第4図に平面図としてa,b,
c、それぞれの正面図としてa′,b′,c′のような
種々の形成状態とすることができ、a,a′は水平
上板2の端縁8に直角に直線切込み15によつて
2個の係止爪5,5を設けた上記実施例の場合、
b,b′は端縁8の中央から60°、120°の角度で2本
の直線切込み15,15によつて、60°尖端の三
角形係止爪5を3個設けた場合、c,c′は端縁8
を切欠いて鋸歯状として、3個の係止爪5を直列
に立設した場合を示したが、同様の手段によつて
種々の形状の任意の数の係止爪を設けることがで
きる。
第2図は床ボーダー部用の短冊状の変形パネル
11の平面図であり、その短辺に沿つて、支脚嵌
入孔20、小径貫通孔21が穿設されている。
上記の変形パネル11は、第5図平面図に示す
ような対辺縁に予め複数の支脚嵌入孔並びに小径
貫通孔21を列設した一辺が通常50cmの方形をな
す変形パネル採取用の規定寸法パネル10′を一
点鎖線Xで切断することによつて得られる。一点
鎖線Yのように傾斜切断すれば台形の変形パネル
を得ることもできる。
第3図は第2図示の変形パネル11の一側に点
線で示すように溝形材1を係止した後、支脚30
をパネル11の四隅に嵌着立設して、壁面に近接
して床面に置敷した場合の正面図である。
支脚30はねじ脚柱31を螺入した雌ねじ筒
3,2、鍔33、パネル11の支脚嵌入孔20に
嵌着される上部雌ねじ筒34を有し、前記のねじ
脚柱31の上端のねじ回し溝に、支脚嵌入孔20
の上部の小径孔21からドライバーを挿入して、
回動することによつて支脚30の支持高さを調節
し得るようになされる。
本案の補強金具は変形パネル11の支脚嵌入孔
20,20にその支脚挿通孔4,4をそれぞれ一
致せしめて、両側の係止爪5,5をパネル11の
裏面に打込み圧入して固着され、その支脚挿通孔
4、支脚嵌入孔20に、支脚30をその上部雌ね
じ筒34の外面に接着剤を塗布して挿嵌して、鍔
33の上面を補強金具の水平上板2の裏面に当接
せしめることによつて、補強金具がパネル11の
裏面に安定して取付けられて、第3図の敷設状態
となる。
補強金具を2個以上取付けて、より耐曲性の床
パネルとすることもでき、またボーダー部用の変
形パネルのみならず床中央面の規定寸法パネルを
同様に補強すれば、特に重量の大なる設置物にも
耐える二重床面を形成できることは言うまでもな
い。
ハ 考案の効果 以上説明したように、本案の補強金具は構造簡
単で製造容易であり、置敷き式二重床パネルの支
脚植立時に安定に取付けることができるので、施
工現場における作業能率が向上できるとともに、
二重床面レベル調整を床上面から容易にできかつ
床下空間利用の障碍も生じない強化安定した二重
床を得ることができるなど、実用上の優れた効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は斜視
図、第2図は変形パネルの平面図、第3図は補強
金具を取付けた二重床パネルの置敷状態の正面
図、第4図は係止爪の種々の形成状態の平面図並
びに正面図、第5図は変形パネル採取用の規定寸
法パネルの平面図、第6図は部屋の二重床パネル
敷設配置状態を示す平面図である。 1……溝形材、2……水平上板、3……側壁、
4……支脚挿通孔、5……係止爪、8……端縁、
10,10′……規定寸法パネル、11……変形
パネル、15……切込み、20……支脚嵌入孔、
30……支脚。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 床パネルに適合した長さを有する金属板製の溝
    形材1の水平上板2の両端部に、それぞれ支脚挿
    通孔4,4、および端縁の一部を切開して屈曲起
    立した係止爪5,5を設けたことを特徴とする二
    重床パネル用補強金具。
JP3587987U 1987-03-13 1987-03-13 Expired - Lifetime JPH0512432Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3587987U JPH0512432Y2 (ja) 1987-03-13 1987-03-13

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3587987U JPH0512432Y2 (ja) 1987-03-13 1987-03-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63143635U JPS63143635U (ja) 1988-09-21
JPH0512432Y2 true JPH0512432Y2 (ja) 1993-03-30

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