JPH076296Y2 - 屋外階段の構造 - Google Patents

屋外階段の構造

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JPH076296Y2
JPH076296Y2 JP1990120097U JP12009790U JPH076296Y2 JP H076296 Y2 JPH076296 Y2 JP H076296Y2 JP 1990120097 U JP1990120097 U JP 1990120097U JP 12009790 U JP12009790 U JP 12009790U JP H076296 Y2 JPH076296 Y2 JP H076296Y2
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JP1990120097U
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Inventor
謙作 大川
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ナショナル住宅産業株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、家屋本体の外壁面に、張出し床を受ける床下
地と、最上段のけこみ板下地上端との間に間隙を隔てて
階段下地枠を取付けることにより、前記張出し床を連ね
て屋外階段を形成でき、施工性の向上を図りうる屋外階
段の構造に関する。
〔従来の技術〕
例えば、複数階からなり集合住宅などを形成する建築物
において、階上、階下を結ぶ屋外階段が設けられること
が多々ある。
このような屋外階段は側桁間にけこみ板下地と段板下地
とを架設した階段下地枠を用いて形成され、又この階段
下地枠には、第8図に示すように、家屋本体の床面a1が
張出すことにより屋外階段の床面a2が形成される。
他方このような床面a2は、従来第8図に示すように、階
段下地枠bを家屋本体の梁材cに取付金具dを用いて固
定し、かつ最上段のけこみ板下地e上端から突出する下
地板e1上にモルタルfを、床下地gの上面と整一させて
塗着し、さらに該床下地g及びモルタルfにタイル等を
貼着することにより、床面a1と一体に形成していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら階段下地枠bは、予めけこみ板下地eを溶
着した階段ユニットとして製作され、かつ梁材cは屋外
階段とは独立して建込まれるため、取付誤差及び製作誤
差などが重なることにより、けこみ板下地eの上端が前
記床下地g上面をこえる場合があり、モルタルによる高
さ調節を困難とし、前記床面a1、a2の上面合せには手間
を要す。
又モルタルfは最終仕上げ直前に塗着されるため、階段
下地枠bを用いて造作材、工具などを搬入する際には下
地材e1と床下地gとの間で段差をなし、安全性に劣るな
ど解決すべき課題がある。
本考案は、階段下地枠を、張出し床を受ける床下地の下
面と、最上段のけこみ板下地の上端との間に間隙を隔て
て家屋本体外壁面に取付けることを基本として、屋外階
段の設置を能率化しうる屋外階段の構造の提供を目的と
している。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために本考案の屋外階段の構造は、
家屋本体の外壁面に、家屋本体の床面が前記外壁面をこ
えて張出すとともにこの張出し床が連なる屋外階段を形
成する屋外階段の構造であって、斜めの側桁間に、最上
段の段板下地と、この最上段の段板下地の外端から垂下
するけこみ板下地とを含む複数の段板下地、けこみ板下
地を架け渡ししかも前記最上段の段板下地の内端から立
上がる最上段のけこみ板下地を他のけこみ板下地に比し
て高さを小とした階段下地枠を、家屋本体の外壁面にか
つ前記張出し床を受ける床下地の下面と、前記最上段の
けこみ板下地の上端との間に、高さ調整用の断面矩形の
木質の下地材を挿入可能な間隙を隔てて取付けるととも
に、前記最上段のけこみ板下地は、最上段の段板下地の
前記内端をこえる延長部にボルト止めされる下のフラン
ジと、その外端から立上がるウエブと、その上端に設け
られる上のフランジとを具える断面コ字の溝形材の前記
ウエブによって形成され、かつ前記下地材は、前記上の
フランジにビス止めされる。
〔作用〕
家屋本体の外壁面に階段下地枠を、床下地の下面と最上
段のけこみ板下地の上端との間で下地材を挿入可能な間
隙を隔てて取付けるとともに、家屋本体の床面から張出
す張出し床を連ねて屋外階段を形成する。従って、下地
材により高さを容易に調整でき、施工性を向上し、かつ
安全性を高めうる。又前記最上段のけこみ板下地は、他
のけこみ板下地に比して高さを小としているため、下地
材の取付けにより最上段のけ上げ部の高さを他のけ上げ
部の高さと略等しく設定することができる。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例を本考案の屋外階段の構造が第5
〜7図に示すように、複数階建の建物A1と、該建物A1の
階上の出入口に通じる屋外テラスA2とからなる家屋本体
Aの前記屋外テラスA2の外壁面Bに、前記建物A1と平行
に屋外階段2を配設するのに使用された場合を例にと
り、図面に基づき説明する。
屋外階段2を形成する階段下地枠3は、取付板4を用い
て骨組構造体5に固定し、かつ屋外テラスA2を仕上げ部
材6を用いて仕上げた外壁面Bの外方に取付けることが
出来る。
なお本願における外壁面Bとは、第1図にしめすよう
に、例えばタイルTを骨組構造体5に、仕上げ部材6を
間に挟んで貼着することにより形成される壁面を意味す
る。
さらに屋外テラスA2の床面Cが前記外壁面Bをこえて階
段下地枠3上方に張出すことにより張出し床7が屋外階
段2に連なる。
骨組構造体5は、第1、2図に示すように前記屋外テラ
スA2のコーナ部D(第5図に示す)に立設する柱21…及
び前記建物A1の壁面に沿う梁材(図示せず)間に、溝形
鋼からなる上、下の水平材22A、22Aを具える梁材22を架
け渡している。
階段下地枠3は、前記屋外テラスA2に向く内面Iを垂直
とした斜めの側桁9、9間に水平な最上段の段板下地10
Aと、該段板下地10Aの外端で垂下するけこみ板下地11と
を含む複数の段板下地10…、けこみ板下地11…が交互に
組合されかつ側桁9、9に予め溶着してなる階段ユニッ
トUとして形成される。
前記最上段の段板下地10Aは、最上段のけこみ板下地11A
の立上がる内端11aをこえて延長部10Bを延設するととも
に、該延長部10Bの内端10aを前記内面Iに略揃えて配設
する。従って、延長部10Bの巾だけ段板下地10Aは、他の
段板下地10に比して段板の奥行巾Wを大とすることによ
り、最上段のけこみ板下地11Aの取付部位12を開放して
いる。
なお「開放」とは、前記最上段の段板下地10Aから立上
がる最上段のけこみ板下地11Aを、階段下地枠3には具
えていないことを意味する。
最上段のけこみ板下地11Aは、ウエブの上、下に水平な
フランジ23、24を設けた断面コ字の溝形材25の前記フエ
ブにより形成されるとともに、前記延長部10Bにボルト
止めすることにより、けこみ板下地11Aは、段板下地10A
の内端11aから垂直に立上がる。
さらに最上段のけこみ板下地11Aは、他のけこみ板下地1
1に比して高さHを小とするとともに、前記張出し床7
を受ける床下地13の下面と、前記けこみ板下地11Aの上
端との間に間隙Eを設けるとともに、該間隙Eには下地
材14が挿入される。
床下地13は、合板等からなる矩形板体であって、第1図
に示すように前記下地材14の略中央で途切れる。
又前記下地材14は、断面矩形の木質材であって、前記間
隙Eの高さと等しく調整されるとともに、前記溝形材25
の上のフランジ24にビス止めされる。
又階段下地枠3は、前記骨組構造体5が形成されると、
前記側桁9、9にボルト止めされた垂直部4Bから突出す
る矩形板状の固定部4Aを設けた取付板4を用いて、かつ
第3図に略示するように、骨組構造体5に、該骨組構造
体5と側桁9の内面Iとの間に仕上げ部材6の厚さtを
こえる間隙Gを有して固定される。なお固定部4Aは、本
実施例では第2図に示すように、前記柱21及び前記梁材
22の前記上、下の水平材22A、22A間を継ぐ垂直なラチス
26にボルト止めされる。又2枚のラチス26、26間には、
断面H字の鋼材27が溶着され、ラチス26を補強し、取付
強度を向上する。
さらに第4図に示すように骨組構造体5の外面に仕上げ
部材6を固着する。該仕上げ部材6は、前記梁材22外面
に添着する面材29、および上の枠材22A上面に沿ってビ
ス止めされる断面矩形の床支持材30と前記面材29との外
面に塗着されるモルタル32を含む。
骨組構造体5は、取付部位12の開放により便宜に仕上げ
られる。なお仕上げ部材6の前記厚さtは、本実施例で
は面材29とモルタル32との合計厚さを意味する。又前記
床支持材30上面に、前記床面Cの下地となる板材31が釘
着され、さらにモルタル33を塗着することにより、上面
が仕上げられる。
然る後第1図に示すように階段下地枠3に溝形材25が該
溝形材25の下のフランジ23と最上段の段板下地10Aとを
ボルト止めすることにより固定され、かつ前記下地材14
が添着されるとともに、前記床下地13が当着される。又
該床下地13上面、段板下地10…及びけこみ板下地11…に
タイルTが貼着され、第7図に示すように屋外テラスA2
の床面C、外壁面B及び階段下地枠3の床面Fなどが形
成される。
〔考案の効果〕
叙上のごとく本考案の屋外階段の構造は、家屋本体の外
壁面に、階段下地枠を、床下地の下面と最上段のけこみ
板下地の上端との間に高さ調整用の下地材を挿入可能な
間隙を隔てて取付けている。従って屋外階段を形成する
張出し床を家屋本体の床面から張出すことにより形成で
き施工を能率化するとともに、高さの調整加工が容易な
断面矩形の木質の下地材を用いるため、高さ調整を便宜
とし、作業能率を一層向上しうる。
又前記最上段のけこみ板下地は、最上段の段板下地に下
のフランジがボルト止めされる溝形材のウエブにより形
成されるため、この最上段のけこみ板下地を、能率よく
かつ強固、丈夫に形成でき、屋外階段上端部の施工品質
を高めうるとともに、前記下地材は、前記溝形材の上の
フランジにビス止めされるため、その取付強度を向上で
き、施工の安定化を図りうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図はその
分解斜視図、第3、4図は本考案の作用を略示する断面
図、第5図は本考案の屋外階段の構造の使用例を示す平
面図、第6図はその正面図、第7図は完成した屋外階段
を示す斜視図、第8図は従来技術を示す断面図である。 2…屋外階段、3…階段下地枠、7…張出し床、9…側
桁、10…段板下地、10A…最上段の段板下地、10B…延長
部、11…けこみ板下地、11A…最上段のけこみ板下地、1
3…床下地、14…下地材、23…下のフランジ、24…上の
フランジ、25…溝形材、A…家屋本体、B…外壁面、C
…床面、E…間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】家屋本体の外壁面に、家屋本体の床面が前
    記外壁面をこえて張出すとともにこの張出し床が連なる
    屋外階段を形成する屋外階段の構造であって、 斜めの側桁間に、最上段の段板下地と、この最上段の段
    板下地の外端から垂下するけこみ板下地とを含む複数の
    段板下地、けこみ板下地を架け渡ししかも前記最上段の
    段板下地の内端から立上がる最上段のけこみ板下地を他
    のけこみ板下地に比して高さを小とした階段下地枠を、
    家屋本体の外壁面にかつ前記張出し床を受ける床下地の
    下面と、前記最上段のけこみ板下地の上端との間に、高
    さ調整用の断面矩形の木質の下地材を挿入可能な間隙を
    隔てて取付けるとともに、 前記最上段のけこみ板下地は、最上段の段板下地の前記
    内端をこえる延長部にボルト止めされる下のフランジ
    と、その外端から立上がるウエブと、その上端に設けら
    れる上のフランジとを具える断面コ字の溝形材の前記ウ
    エブによって形成され、 かつ前記下地材は、前記上のフランジにビス止めされる
    ことを特徴とする屋外階段の構造。
JP1990120097U 1990-11-15 1990-11-15 屋外階段の構造 Expired - Lifetime JPH076296Y2 (ja)

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