JPH06345730A - ビスマレイミドの製造方法 - Google Patents

ビスマレイミドの製造方法

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JPH06345730A
JPH06345730A JP14064293A JP14064293A JPH06345730A JP H06345730 A JPH06345730 A JP H06345730A JP 14064293 A JP14064293 A JP 14064293A JP 14064293 A JP14064293 A JP 14064293A JP H06345730 A JPH06345730 A JP H06345730A
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JP
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solvent
bismaleimide
reaction
bis
acid
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JP14064293A
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Masaji Suzuki
正司 鈴木
Hiromi Chiba
裕美 千葉
Kaoru Kanayama
薫 金山
Norikatsu Shimoyama
典克 下山
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)
フェニル〕プロパンと無水マレイン酸とを芳香族炭化水
素溶媒と非プロトン性極性溶媒の混合溶媒中で低温で付
加反応させてビスマレアミド酸を得た後、酸触媒の存在
下で脱水閉環反応させ副生する水を芳香族炭化水素溶媒
と共沸除去してビスマレイミドとし、得られた反応液を
水洗した後、反応液の温度を40℃以下に冷却してビス
マレイミドを析出させ、濾別して得られた該析出物中に
含有される溶媒を0.2g/hr/100g以上の速度
で溶媒含量が1重量%以下となるまで乾燥除去すること
を特徴とするビスマレイミドの製造方法。 【効果】 溶剤に対する溶解性が高く作業性に優れる、
高純度で低融点の非晶性2,2−ビス〔4−(4−マレ
イミドフェノキシ)フェニル〕プロパンを、工業的に有
利に、簡易に得る方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2,2−ビス〔4−
(4−マレイミドフェノキシ)フェニル〕プロパンの製
造方法に関する。本発明の方法で得られるビスマレイミ
ドは、積層材料、封止材料、電気絶縁材料、導電性ペー
スト、接着剤及び構造材料として有用なものである。
【0002】
【従来の技術】エーテルイミド系ビスマレイミドの製造
方法としては、対応する芳香族ジアミンと無水マレイン
酸とを芳香族炭化水素と非プロトン性極性溶媒との混合
溶媒中で低温で付加反応させてビスマレアミド酸を得た
後、酸触媒を用いて脱水閉環反応させてビスマレイミド
を得る方法(特開平1−211563号公報等)が知ら
れている。しかし、この方法では、閉環反応が十分進行
せず、得られたビスマレイミド中にビスマレアミド酸が
かなり残存する。
【0003】一方、エーテルイミド型ビスマレイミド
は、芳香族炭化水素溶媒中で結晶析出させると、結晶内
に溶媒が内包されるので、高純度品を得るには低沸点ハ
ロゲン化炭化水素溶媒で再結晶させることが必要となる
(特開平1−238568号公報参照)。また、乾燥し
て得られたビスマレイミドをテトラヒドロフランやアセ
トンに溶解して水で再沈させる方法(特開平3−145
462号公報)も知られている。
【0004】しかしながら、上記ように再結晶して得ら
れる高純度の2,2−ビス〔4−(4−マレイミドフェ
ノキシ)フェニル〕プロパンは、結晶性が高く、融点1
40℃以上のもので、溶媒に対する溶解性が低いため、
エポキシ樹脂等と併用する場合等の作業性に問題があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、2,2−ビ
ス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン
と無水マレイン酸から、高純度で低融点の2,2−ビス
〔4−(4−マレイミドフェノキシ)フェニル〕プロパ
ンを、工業的に有利に、簡易に得る方法を提供しようと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、2,2−
ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパ
ンと無水マレイン酸とを芳香族炭化水素溶媒と非プロト
ン性極性溶媒の混合溶媒中で低温で付加反応させてビス
マレアミド酸を得た後、酸触媒の存在下で脱水閉環反応
させ副生する水を芳香族炭化水素溶媒と共沸除去してビ
スマレイミドとし、得られた反応液を水洗した後、反応
液の温度を40℃以下に冷却してビスマレイミドを析出
させ、濾別して得られた該析出物中に含有される溶媒を
0.2g/hr/100g以上の速度で溶媒含量が1重
量%以下となるまで乾燥除去することを特徴とするビス
マレイミドの製造方法を提供するものである。
【0007】本発明に用いる原料の2,2−ビス〔4−
(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン及び無水
マレイン酸としては、工業的に入手できるものがそのま
ま使用可能である。上記ジアミンに対する無水マレイン
酸の割合は、アミノ基1当量に対し無水マレイン酸を
0.9〜2モル、好ましくは、1.0〜1.3モルを用
いる。
【0008】(反応溶媒)混合溶媒に用いられる芳香族
炭化水素としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、エ
チルベンゼン、ジエチルベンゼン、ブチルベンゼン、キ
ュメン、メシチレン等の炭素数6〜10の芳香族炭化水
素類が挙げられる。これらの中でもトルエンが適度な沸
点を有するので好ましい。
【0009】非プロトン性極性溶媒としては、付加反応
で生成するマレアミド酸を溶解しやすい溶媒、例えば、
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセ
トアミド、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメ
チル−2−イミダゾリジノン、テトラメチル尿素酸等の
アミド系溶媒、ジメチルスルホキシド等のイオウ系溶
媒、ヘキサメチルホスホロアミド等のリン系溶媒等が挙
げられる。非プロトン性極性溶媒は、沸点150℃以上
で、水と共沸しにくいものが好ましく、前記の中でも、
アミド系溶媒が好ましく用いられる。
【0010】混合溶媒中の非プロトン性極性溶媒の量は
ビスマレイミドの析出に際し少ないほうが好ましく、通
常、0.1〜30重量%、好ましくは1〜20重量%で
ある。混合溶媒は、使用するジアミン1重量部に対し、
1〜50重量部、好ましくは2〜20重量部の割合で使
用する。
【0011】(付加反応)ジアミンと無水マレイン酸と
の付加反応は、前記混合溶媒中、低温で、好ましくは0
〜70℃、より好ましくは60℃以下で行われ、ビスマ
レアミド酸を生成させる。あまり低温では反応が十分進
行しないので得られるビスマレイミドの純度が低下す
る。また、高温で反応させると、得られるビスマレイミ
ドの分離析出の際に溶媒を内包し易く、且つ、高融点の
ビスマレイミドとなるので好ましくない。付加反応は、
例えば、ジアミンの芳香族炭化水素溶液に無水マレイン
酸の混合溶媒溶液を、所定温度に保持しながら、0.5
〜5時間かけて滴下し、滴下終了後、同温度で0.1〜
5時間攪拌を継続して、付加反応させる。付加反応生成
液は、次いで、酸触媒を添加して脱水閉環反応に供され
る。
【0012】(酸触媒)脱水閉環反応に使用される酸触
媒としては、硫酸、無水硫酸、リン酸、ポリリン酸、メ
タリン酸、縮合リン酸等の無機酸、及び、p−トルエン
スルホン酸、トリクロル酢酸、トリフルオロ酢酸、トリ
フルオロメタンスルホン酸等の有機酸が挙げられる。こ
れらの中で有機酸が好ましく用いられる。酸触媒の使用
量は、使用した芳香族ポリアミンの全アミノ基1当量に
対し、0.0001〜1モル、好ましくは0.001〜
0.5モルの範囲である。
【0013】(脱水閉環反応)脱水閉環反応は、酸触媒
の添加後、昇温して80〜200℃、好ましくは80〜
150℃で、圧力760〜50mmHgで生成水を反応
溶媒と共沸留去しながら行われる。反応時間は、通常、
1〜20時間で、実質的に未閉環のビスマレアミド酸が
消失するまで行われ、ビスマレアミド酸の消失は、反応
系が不均一系から均一系に変化することで知ることがで
きる。生成水と共沸留去した溶媒は、冷却・相分離後、
反応系に戻される。反応温度が低いと脱水反応が進行し
にくく、200℃を越えると重合物が多くなる。
【0014】(後処理)上記のようにして得られた反応
液を水洗した後、反応液の温度を40℃以下に冷却して
ビスマレイミドを析出させる。水洗は、反応液中に含ま
れる生成マレイミド1重量部に対し、0.1〜20重量
部、好ましくは2〜20重量部の水を加えて、攪拌後、
静置し、油水分離する。攪拌は、一般に、回転数30〜
300rpmで、3〜30分間行う。洗浄温度は60〜
95℃で、1〜5回、好ましくは2回以上行う。
【0015】水洗後、反応液を40℃以下、好ましくは
35℃以下に冷却して、攪拌下にビスマレイミドの結晶
を析出させる。析出は、最初の結晶析出後30分以上、
好ましくは1時間以上攪拌を続けるのがよい。析出した
マレイミドは、そのまま濾別してもよいが、減圧下に溶
媒を留去させて反応液中の溶媒量を30〜70重量%と
し(初期仕込み溶媒量の40〜90重量%を留去)、メ
タノール等の低級アルコールを、残存溶媒と同量以上、
生成ビスマレイミド1重量部に対して0.1〜10重量
部加えてスラリー状として濾別した方が回収率が向上す
る。析出したマレイミドは、濾別後、必要に応じ、メタ
ノール等の低級アルコールまたは水でリンスし、1〜2
4時間程度風乾した後加熱乾燥する。風乾したビスマレ
イミドは、粉末状または粒状で、およそ15重量%程度
の溶媒を含有している。
【0016】加熱乾燥は、箱型乾燥機、流動式乾燥機、
コニカル乾燥機、SVミキサー(商品名、神鋼パンテッ
ク(株)製)等の一般的な乾燥機を用いることが出来る
が、析出物中に含有される溶媒含有量が1重量%以下と
なるまでは、析出物100g当たり0.2g/hr以上
の速度で溶媒を乾燥除去する必要がある。乾燥速度が遅
いと得られるビスマレイミドの結晶性が高く、溶解性が
低下する。上記の乾燥速度とするためには、例えば、箱
型乾燥機の場合、50〜80℃の熱風を,風乾ビスマレ
イミドg当たり0.001Nm3/Hr以上で供給すること
により、乾燥させる。
【0017】本発明の方法で得られる2,2−ビス〔4
−(4−マレイミドフェノキシ)フェニル〕プロパン
は、残存溶媒量1重量%以下、酸価5(mg-KOH/g) 以
下、純度95重量%以上の高純度のもので、且つ、ブロ
ードなX線回折ピークを示し、融点が80〜95℃で、
示差走査熱量計から求めた非晶化率(120℃未満での
ピークにおける融解熱量の全融解熱量に対する%)が5
0%以上の、溶剤に対する溶解性が高く作業性に優れる
ものである。
【0018】
【実施例】以下、実施例により、本発明をより具体的に
説明する。 実施例1 冷却器、温度計、攪拌機および水分離器を備えた500
mlの4口フラスコ内に、2,2−ビス〔4−(4−ア
ミノフェノキシ)フェニル〕プロパン50gおよびトル
エン200gを仕込み、内温を20℃に調整した。次
に、無水マレイン酸26.3gをトルエン80gおよび
N−メチル−2−ピロリドン10gに溶解した溶液を、
フラスコ内温を20℃に維持しながら30分間かけて滴
下し、滴下終了後、20℃で30分間攪拌して付加反応
させた。続いて、得られた反応液にp−トルエンスルホ
ン酸2.3g添加後、昇温し、トルエンの還流下(11
2℃)に4時間加熱して、マレアミド酸の閉環反応を行
った。この間、反応で生成した水はトルエンと共沸させ
て系外へ留去せしめた。
【0019】反応終了後、反応液に純水150gを加え
80〜85℃で攪拌して洗浄を行い、これを3回繰り返
した。水洗後、反応液を攪拌しながら、放冷して30℃
まで冷却し、マレイミドを析出させ、さらに2時間攪拌
を続け25℃とした後、析出物を濾別し、メタノール2
00gでリンスして一晩風乾した。ガスクロマトグラフ
(FID)の絶対検量線法で求めた残存溶媒含有量は1
4.8重量%であった。
【0020】この風乾ビスマレイミド65.7gを、加
熱容量2.7kwの箱型乾燥機を用い、熱風温度を70
℃として、風乾ビスマレイミド100g当たりの乾燥速
度0.6g/hrで、24時間乾燥して、残存溶媒含有
量0.9重量%の淡黄色のビスマレイミド粉末56.5
g(原料ジアミンに対する収率81.3%)を得た。
【0021】このビスマレイミドの液体クロマトグラフ
(示差屈折率検出器)の面積百分率で求めた純度は9
6.7%、N/10KOHエタノール溶液で滴定した酸
価は3.1(mg・KOH/g)であった。得られたビ
スマレイミドは、ブロードなX線回折ピークを示し、キ
ャピラリー法による融点は84〜88℃、示差走査熱量
計から求めた非晶化率は91.7%であり、テトラヒド
ロフランに対し30重量%溶解した。
【0022】実施例2 実施例1において、水洗後、25℃まで冷却してマレイ
ミドを析出させた反応液を、減圧下(100〜20mm
Hg)、30〜50℃でトルエン165gを留去した
(仕込みトルエンに対する留去率58.9%)後、残留
物にメタノール200gを添加し、1時間攪拌した後に
析出物を濾別した他は、実施例1と同様にしてビスマレ
イミドを得た。風乾ビスマレイミドの残存溶媒含有量は
14.7重量%であり、加熱乾燥して得たビスマレイミ
ド粉末(61.4g,収率88.3%)の残存溶媒含有
量は0.3重量%、純度は97.6%、酸価は、3.5
(mg・KOH/g)であり、融点は85〜90℃、非
晶化率は97.5%であった。
【0023】比較例1 実施例1において、熱風温度を45℃として、風乾ビス
マレイミド100g当たりの乾燥速度を0.15g/h
rとしした他は実施例1と同様にして、残存溶媒含有量
0.8重量%の淡黄色のビスマレイミド粉末56.3g
(収率81.0%)を得た。
【0024】このビスマレイミドの純度は97.8%、
酸価は2.7(mg・KOH/g)で、融点は140〜
145℃であり、X線回折測定結果はブロードなピーク
に重なったシャープなX線回折ピークを示し、また、示
差走査熱量計から求めた非晶化率は7.8%であり、テ
トラヒドロフランに対する溶解度は10重量%以下であ
った。
【0025】比較例2 実施例1において、付加反応温度を75℃とし、マレア
ミド酸の閉環反応に7時間を要した他は、実施例1と同
様にして、風乾ビスマレイミド68.8gを得た。この
ビスマレイミドの残存溶媒含有量は14.7重量%であ
り、実施例1と同様にして24時間加熱乾燥したが、得
られた淡黄色のビスマレイミド粉末67.5g中には、
トルエンが13.1重量%含まれていた。
【0026】比較例3 冷却器、温度計、攪拌機および水分離器を備えた500
mlの4口フラスコ内に、2,2−ビス〔4−(4−ア
ミノフェノキシ)フェニル〕プロパン50gおよび1,
2−ジクロルエタン200gを仕込み、内温を20℃に
調整した。次に、無水マレイン酸26.3gを1,2−
ジクロルエタン80gおよびN−メチル−2−ピロリド
ン10gに溶解した溶液を、フラスコ内温を20℃に維
持しながら30分間かけて滴下し、滴下終了後、20℃
で30分間攪拌して付加反応させた。続いて、得られた
反応液にp−トルエンスルホン酸2.3g添加後、昇温
し、1,2−ジクロルエタンの還流下(85℃)に28
時間加熱して、マレアミド酸の閉環反応を行った。この
間、反応で生成した水は1,2−ジクロルエタンと共沸
させて系外へ留去せしめた。
【0027】反応終了後、反応液に純水150gを加え
80〜85℃で攪拌して洗浄を行い、これを3回繰り返
した。水洗後、反応液を攪拌しながら、30℃まで冷却
し、マレイミドを析出させ、さらに25℃まで2時間攪
拌を続けたた。その後マレイミドの析出した該反応液
を、減圧下(100〜20mmHg)、30〜50℃で
1,2−ジクロルエタン175gを留去した(仕込み
1,2−ジクロルエタンに対する留去率62.5%)
後、残留物にメタノール200gを添加し、1時間攪拌
した後に析出物を濾別し、一晩風乾した後、実施例1で
用いた箱型乾燥機を用い、熱風温度を70℃として、風
乾ビスマレイミド100g当たりの乾燥速度0.9g/
hrで、24時間乾燥して残存溶媒含有量0.2重量%
の淡黄色のビスマレイミド粉末60.0g(収率86.
3%)を得た。
【0028】このビスマレイミドの純度は97.5%、
酸価は2.8(mg・KOH/g)で、融点は124〜
129℃であり、X線回折測定結果はシャープなX線回
折ピークを示し、また、示差走査熱量計から求めた非晶
化率は0%であり、テトラヒドロフランに対する溶解度
は10重量%以下であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下山 典克 茨城県稲敷郡阿見町中央8丁目3番1号 三菱油化株式会社筑波総合研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノ
    キシ)フェニル〕プロパンと無水マレイン酸とを芳香族
    炭化水素溶媒と非プロトン性極性溶媒の混合溶媒中で低
    温で付加反応させてビスマレアミド酸を得た後、酸触媒
    の存在下で脱水閉環反応させ副生する水を芳香族炭化水
    素溶媒と共沸除去してビスマレイミドとし、得られた反
    応液を水洗した後、反応液の温度を40℃以下に冷却し
    てビスマレイミドを析出させ、濾別して得られた該析出
    物中に含有される溶媒を0.2g/hr/100g以上
    の速度で溶媒含量が1重量%以下となるまで乾燥除去す
    ることを特徴とするビスマレイミドの製造方法。
  2. 【請求項2】 付加反応させる温度が0〜70℃である
    請求項1に記載の方法。
JP14064293A 1993-06-11 1993-06-11 ビスマレイミドの製造方法 Pending JPH06345730A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019189595A (ja) * 2018-04-24 2019-10-31 ユニチカ株式会社 ビスマレイミド溶液およびカルボジイミド変性ビスマレイミド
US10836719B2 (en) 2018-05-10 2020-11-17 Unitika Ltd. Production method of maleimide

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