JPH06342276A - メモリ制御装置 - Google Patents

メモリ制御装置

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JPH06342276A
JPH06342276A JP5131679A JP13167993A JPH06342276A JP H06342276 A JPH06342276 A JP H06342276A JP 5131679 A JP5131679 A JP 5131679A JP 13167993 A JP13167993 A JP 13167993A JP H06342276 A JPH06342276 A JP H06342276A
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JP
Japan
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data
storage means
memory
character
read
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Pending
Application number
JP5131679A
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English (en)
Inventor
Shinji Wakizaka
新路 脇坂
Hiroaki Shirane
弘晃 白根
Kazuko Hasegawa
和子 長谷川
Kazuhisa Nishimoto
和久 西本
Hiroshi Wada
弘士 和田
Hiroko Sato
裕子 佐藤
Yoshifumi Takahashi
芳文 高橋
Shigeo Hayashi
繁夫 林
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Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、メモリに記憶したデータを、
使用する機器が異なる毎に、同じ座標データを用いて複
数回の変換を行わせることがなく、一回の変換だけで対
応できる装置を提供することと、ユーザが90度回転、
左右反転等の変換方法を考えて指定するといった煩わし
さをなくす装置を提供することにある。 【構成】メモリに対するデータ読み出し方法を記憶する
読み出し方法記憶手段を設け、この読み出し方法記憶手
段に記憶したデータに従って、メモリに記憶された変換
処理後のデータを読み出すようにしたメモリ制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータグラフィ
ック分野の文字及び図形発生装置に係り、座標変換及び
ライン描画におけるメモリの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アウトラインフォントデータを構
成する座標データ等を、ビットマップデータに変換して
メモリに記憶する一連の処理を行う装置としては、特開
平3−242694号公報に記載されているように、前
記アウトラインフォントデータを構成する座標データ等
に対してアフィン変換等の座標変換を施し、該変換した
座標に対してライン発生、塗り潰し等の処理を行い、ビ
ットマップデータとなったアウトライン文字としてメモ
リに記憶する。前記メモリに記憶したデータは、アウト
ライン文字を使用する機器のデータ入力仕様に合うよう
に、予めアフィン変換等で90度回転等が行われたデー
タとなっており、前記メモリからアウトライン文字のデ
ータを読み出す手段は一通りであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
アウトライン文字等のデータをメモリから読み出す手段
が一通りしかないために、予めユーザはメモリに記憶し
たアウトライン文字を使用する表示装置、あるいは印刷
装置等に合った、データ出力順番及びデータビット並び
等を考慮して、アフィン変換等を使用した90度回転、
左右反転等の座標データの変換方法を指定をしなければ
ならなかった。さらに一度アフィン変換等を行った後の
アウトライン文字のデータは、予め指定した機器にしか
対応できず、同じデータを他の種類の機器に出力させる
ためには、新たに別の変換方法を指定し直して、再び座
標データを入力してから、メモリ上にアウトライン文字
を発生させる必要があった。
【0004】本発明の第1の目的は、メモリ上のアウト
ライン文字のデータを、使用する機器が異なるごとに、
同じ座標データを用いて何回も変換を行わせることがな
く、一回の変換だけで複数の機器に対応できる装置を提
供することである。
【0005】また本発明の第2の目的は、ユーザがメモ
リ上のアウトライン文字を使用する機器に応じて、90
度回転、左右反転等の変換方法を考えて指定するといっ
た煩わしさをなくす装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るためには、アウトラインフォントデータを構成する座
標データ等を、アウトライン文字のデータに変換してメ
モリに記憶する一連の処理において、メモリに記憶した
データに対する読み出し方法を指定する読み出し方法記
憶手段を設け、さらに該読み出し方法記憶手段に記憶し
ている設定値に従って、前記メモリに記憶した変換後の
アウトライン文字のデータを読み出すことができるよう
に、該メモリのアドレス生成手段、リード/ライト信号
生成手段を設け、さらにメモリから読み出したデータに
対してビットの並び等を変換するデータ切り替え手段を
設ける。
【0007】また上記第2の目的を達成するためには、
メモリに対するデータ読み出し方法を指定する読み出し
方法記憶手段に記憶させるデータを、アウトライン文字
のデータを使用する機器に応じた値を設定する。
【0008】
【作用】本発明によれば、アウトラインフォントデータ
を構成する座標データ等を変換する際に、アウトライン
文字のデータを使用する機器に固有の変換を行わせず、
変換が終了した後のメモリに記憶したアウトライン文字
のデータに対して、前記読み出し方法記憶手段の設定値
に応じて読み出すことができるので、アウトライン文字
のデータを使用する機器が複数あったとしても、同じア
ウトラインフォントデータを構成する座標データ等を使
用して変換処理を行う回数は1回だけであり、前記読み
出し方法記憶手段の設定値を書き換えることで、異なる
機器に対応したデータを何回でも読み出すことが可能と
なる。
【0009】またユーザがアウトライン文字のデータを
使用する機器によって、90度回転、左右反転等の変換
方法を考慮する必要がなくなり、使用する機器に対応し
た設定値を前記読み出し方法記憶手段に書き込むこと
で、機器に応じたアウトライン文字のデータを読み出す
ことが可能となる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を詳細に説明する。
【0011】図1にアウトラインフォントデータを構成
する座標データ等を変換して、メモリにライトする一連
の処理を行う装置を用いたシステム構成例を示す。図1
において1は中央演算処理装置(以下CPUと略す)、
10は前記CPU1に接続されているシステムバス、1
0aは該システムバス10中のデータバス、10bは該
システムバス10中のアドレスバス、10cは該システ
ムバス10中の制御信号バスである。2は前記アドレス
バス10bと制御信号バス10cの信号を受けて、レジ
スタ等のリード信号、ライト信号を生成するリード/ラ
イト信号生成手段、3は前記データバス10a通して送
られてくるアウトラインフォントデータを構成する座標
データを一時記憶する座標データ記憶手段、4は発生す
るアウトライン文字の大きさ、形状等を指定する文字発
生モード記憶手段、5は該座標データ記憶手段3に記憶
した座標データを前記文字発生モード記憶手段4の情報
を元にしてビットマップデータのアウトライン文字を生
成させるアウトライン文字生成手段、6は前記アウトラ
イン文字生成手段5で生成されたビットマップデータの
アウトライン文字を一文字分記憶する文字データ記憶手
段、7は前記アウトライン文字生成手段5の生成したデ
ータを該文字データ記憶手段6に記憶させるためのアド
レス、及び一文字分展開し終わった後にデータバス10
aから読み出すためのアドレスを生成するアドレス生成
手段、8は前記アドレス生成手段7の出力するアドレス
により、データバス10aを通して該文字データ記憶手
段6のデータを読み出すアドレスの出力順番等を指定す
る読み出し方法記憶手段である。9は前記読み出し方法
記憶手段8の情報に従い、該文字データ記憶手段6から
読み出した文字データを並び替えるデータ切り替え手段
である。
【0012】図1におけるアウトライン文字の発生方法
は、まずCPU1からデータバス10aを通して発生す
るアウトライン文字の大きさ等の情報を文字発生モード
記憶手段4にライトする。次にアウトラインフォントデ
ータを構成する座標データをデータバス10aを通して
順番に座標データ記憶手段3に書き込む、書き込まれた
座標データはアウトライン文字生成手段5に送られ、ア
ウトライン文字生成手段5では、文字発生モード記憶手
段4の情報に従ってアフィン変換等が行われ、アウトラ
イン文字のデータが順次生成され、アドレス生成手段7
の生成するアドレスに従って文字データ記憶手段6にラ
イトされる。一文字分のアウトラインフォントデータが
文字データ記憶手段6に展開された後に、CPU1から
データバス10aを通して使用する機器に対応する値を
読み出し方法記憶手段8に書き込み、アドレス生成手段
7が読み出し方法記憶手段8の設定値に従って、文字デ
ータ記憶手段6のアドレスを生成し、文字データ記憶手
段6の文字データを順番に読み出す。前記読み出された
文字データは、データ切り替え手段9を通して読み出し
方法記憶手段8の設定値に従い文字データを切り替えて
データバス10aに出力される。
【0013】引き続きアフィン変換等を行い文字データ
記憶手段6に記憶されたアウトライン文字データを、別
の機器で使用すべく再び読み出す場合には、読み出し方
法記憶手段8に対して新たに使用する機器に合った値を
設定することで、再びアウトライン文字を展開させるこ
となく異なった機器に対する文字データを読み出すこと
ができる。
【0014】次に文字データ記憶手段6に記憶された文
字データを複数の機器に対応するように読み出すための
アドレス生成手段7の生成するアドレス、及びデータ切
り替え手段9の動作について説明する。図2に文字デー
タ記憶手段6の記憶している内容として、一文字展開し
終わったアウトライン文字データの一例を示す。図2で
示す文字は横が2バイトで、縦が16ラインの文字であ
る。また文字データ記憶手段6のアドレス配置として
は、図3で示すように左上が0番地で、0番地の右側が
1番地、そして2ライン目の左側が2番地となり、以下
順番にアドレスが1つずつ増え、右下が31番地になる
とする。一般的にCRT等の表示装置においては、表示
データを横1ライン毎に出力するために、アドレス生成
手段は、図3に示すアドレス配置の場合では、0番地か
ら順番に31番地まで出力することで文字データを表示
装置のデータとして使用することができる。この時デー
タ切り替え手段は、表示装置に対応しているデータの並
びが、左側がD7ビット(MOST SIGNIFIC
ANT BIT:以下MSBと略す)になっている場合
には、文字データ記憶手段6のデータをそのままデータ
バス10aに出力する。また逆に表示装置に対応してい
るデータの並びが、左側がD0ビット(LEAST S
IGNIFICANT BIT:以下LSBと略す)に
なっている場合には、読み出し方法記憶手段8の設定値
を書き換えて、文字データ記憶手段6から出力するアウ
トライン文字データを、データ切り替え手段9でビット
並びを反転させる。該ビット並びを反転をさせるデータ
切り替え手段9の内部構成例のブロック図を図4に示
す。図4において6、8、9、10aは図1と同じく各
々文字データ記憶手段、読み出し方法記憶手段、データ
切り替え手段、データバスである。そして9aは前記文
字データ記憶手段6から読み出したデータのビット並び
を反転させるビット並び反転手段、9bは該ビット並び
反転手段9aから出力したデータと、前記文字データ記
憶手段6から読み出されたデータとを切り替えて出力す
るデータセレクタである。図4において、表示装置に対
応しているデータのビット並びと、文字データ記憶手段
6に記憶されているデータのビット並びとが同じ場合に
は、読み出し方法記憶手段8にデータセレクタ9bの出
力を文字データ記憶手段6のデータとする信号を出力す
る設定値をライトする。また表示装置に対応しているデ
ータのビット並びと、文字データ記憶手段6に記憶され
ているデータのビット並びとが逆の場合には、読み出し
方法記憶手段8にデータセレクタ9bの出力を文字デー
タ記憶手段6のデータをビット並び反転手段9aを通し
たデータとする信号を出力する設定値をライトする。
【0015】以上のように本発明では、表示装置でビッ
ト並びの異なるものについて、読み出し方法記憶手段8
にライトする設定値を変えることで、再び座標データを
入力してから展開し直さずにLSBとMSBのビット並
びを反転したデータを読み出すことができる。
【0016】次に文字データ記憶手段6に記憶されたア
ウトライン文字データを、表示装置とは異なる形式で出
力する必要性がある熱転写プリンタ等の印刷装置につい
ての読み出し動作を説明する。ここで文字データ記憶手
段6に記憶されたアウトライン文字のデータ並び等は、
図2、図3に示す横2バイト、縦16ラインとする。前
記熱転写プリンタ等の印刷装置においては、印刷するデ
ータを縦1ライン毎に出力するためには、図3に示す文
字データ記憶手段6に記憶した横並びのデータを疑似的
に縦並びのように取扱い、図5に示すように文字データ
記憶手段6の偶数番地のD7ビットを0’番地、1’番
地として、以下右方向に向かって順番にアドレスが増え
ていくようにデータを出力すればよい。前記偶数番地の
D7ビットを0’番地、1’番地とするためには、文字
データ記憶手段6に記憶されたアウトライン文字データ
に対して、90度回転処理を行ってから出力できるよう
にすればよい。該90度回転が可能にできるハードウェ
ア構成について図6を用いて説明する。図6において
2、6、9は図1と同じく各々リード/ライト信号生成
手段、文字データ記憶手段、データ切り替え手段であ
る。61、62、63、…、68は前記文字データ記憶
手段6の中でデータのビット幅の数だけ独立してアクセ
スできるように分割した文字データ分割記憶手段A、
B、C、…、Hであり、91、92、93、…、98は
前記文字データ分割記憶手段A61、B62、C63、
…、H68からのデータを1ビットだけ選択するデータ
セレクタA、B、C、…、Hである。次に90度回転の
動作を図6を用いて説明する。まず文字データ記憶手段
6に対してアウトライン文字データをライトする場合、
最初に0番地のデータを文字データ分割記憶手段A61
のメモリアドレス0番地にライトし、1番地のデータを
メモリアドレス1番地にライトする。次に2番地のデー
タを文字データ分割記憶手段B62のメモリアドレス0
番地にライトし、3番地のデータをメモリアドレス1番
地にライトする。以上のように文字データ記憶手段6へ
のライトは、アウトライン文字データの横方向のバイト
数に相当する数だけずつ順番に文字データ分割記憶手段
A61、文字データ分割記憶手段B62、文字データ分
割記憶手段C63、文字データ分割記憶手段D64、文
字データ分割記憶手段E65、文字データ分割記憶手段
F66、文字データ分割記憶手段G67、文字データ分
割記憶手段H68に行う。文字データ分割記憶手段H6
8に横方向のバイト数分のデータをライトし終わった後
は、再び文字データ分割記憶手段A61から順番にデー
タをライトしていく。つまり文字データ分割記憶手段A
61では0番地、1番地のデータをライトした後に、1
6番地、17番地のデータがライトされる。
【0017】次に文字データ記憶手段6からのリード動
作について説明する。文字データのリードは文字データ
分割記憶手段A61、文字データ分割記憶手段B62、
…、文字データ分割記憶手段H68の同じメモリアドレ
スに対して、同時にリードを行い、データ切り替え手段
9で文字データの各1ビットずつをセレクトして出力す
る。例えば文字データ分割記憶手段A61、文字データ
分割記憶手段B62、…、文字データ分割記憶手段H6
8のメモリアドレス2番地に対してリードを行い、デー
タセレクタA91、データセレクタB92、…、データ
セレクタH98で各々のデータのD7ビットを選択する
ことにより90度回転した時の疑似的アドレス0’番地
のデータが出力できる。次にメモリアドレス0番地のデ
ータをリードして、データセレクタA91、データセレ
クタB92、…、データセレクタH98で同じく各々文
字データのD7ビットを選択することにより90度回転
した時の疑似的アドレス1’番地のデータが出力でき
る。次には、再び文字データ分割記憶手段A61、文字
データ分割記憶手段B62、…、文字データ分割記憶手
段H68のメモリアドレス2番地に対してリードを行
い、データセレクタA91、データセレクタB92、
…、データセレクタH98で各々文字データのD6ビッ
トを選択出力する。以下同様にメモリアドレス0番地の
D6ビット、メモリアドレス2番地のD5ビットを選択
出力していき、メモリアドレス0番地のD0ビットを出
力した後は、各文字データ分割記憶手段のメモリアドレ
ス3番地、1番地に対して同様な動作を行い、以下、メ
モリアドレス2番地ごとに同様な動作を続けていき1文
字分の文字データをリードする。以上の動作により図3
で示したようなフォントデータのアドレス配置、ビット
並びの文字データが、疑似的に図5で示すアドレス配
置、ビット並びの文字データとしてリードすることがで
きる。以上の動作によるアウトラインの文字データを視
覚的に示すと、文字データ記憶手段6にライトする時に
は図7(a)のように行われ、リード時には図7(b)
のように90度回転したデータとなる。
【0018】本実施例では、横方向のバイト数を2バイ
ト、縦ライン数を16ライン、データのビット幅を8ビ
ットとして説明してきたが、各々の数値は特別な数値で
なく、任意の数値を用いても本発明の効果は得られる。
また、本実施例によるメモリアドレスの割り付け方も一
例であり、文字データ記憶手段6にライトする時に、横
方向のバイト数だけメモリアドレスを飛ばして、リード
時にメモリアドレスを連続させる等としても本発明の効
果は得られる。さらに文字データ記憶手段6からデータ
をリードするときに、同じメモリアドレスに対して何回
もリード動作を行なう必要性はなく、同じメモリアドレ
スのデータを使用する間は、文字データ記憶手段6を出
力状態のまましたり、文字データ記憶手段6とデータ切
り替え手段9との間にラッチ等のデータ一時保持手段を
設けても良い。
【0019】次に文字データ記憶手段6に記憶された文
字データを、左右反転させて出力させる場合の実施例に
ついて説明する。文字データ記憶手段6に記憶する形式
として、図3に示すアドレス配置、及びビット並びとし
た場合、左右反転させて出力するには、まず読み出し方
法記憶手段8に左右反転を行わせるデータをライトし
て、アドレス生成手段7で生成するアドレスを1番地、
0番地、3番地、2番地と横方向のバイト数ごとに逆転
させ、1ライン目から16ラインまで順番にアドレスを
出力させる。さらに図4で示した手段と同様な動作で、
データ切り替え手段9を通してビット並びを反転させ
る。以上の動作の結果を視覚的に示すと、図8の通りと
なる。図8において(a)は図3と同じく文字データ記
憶手段6に記憶したデータの形式を表しており、(b)
は文字データ記憶手段6に対してアウトライン文字等の
データをライトする時のデータイメージを表しており、
(c)は文字データ記憶手段6のアウトライン文字デー
タをリードする時に前記した方法で左右反転処理をした
データイメージを表している。
【0020】次に文字データ記憶手段6に記憶された文
字データを、上下反転させて出力させる場合の実施例に
ついて説明する。文字データ記憶手段6に記憶する形式
として、図8(a)に示すアドレス配置、及びビット並
びとした場合、上下反転させて出力するには、まず読み
出し方法記憶手段8に上下反転を行わせるデータをライ
トして、アドレス生成手段7で生成するアドレスを30
番地、31番地、28番地、29番地と横方向のバイト
数に相当する2番地ごとに、16ラインから順番に1ラ
イン目に向かって出力する。以上の動作の結果出力され
るアウトライン文字のデータは、図8の(d)に示すよ
うにリード時のデータイメージを上下反転させることが
できる。
【0021】以上説明してきた実施例では、文字データ
記憶手段6に記憶しているデータをアウトライン文字と
して説明してきたが、座標データ等に関して変換を行い
メモリ等の記憶手段に前記変換したデータをライトする
ものであれば、データの種類が図形データ、文字データ
等にかかわらず、本発明の効果が得られる。
【0022】次に読み出し方法記憶手段8に記憶する設
定値の例について、図9を用いて説明する。図9におい
て文字データ記憶手段6に記憶したデータを使用する機
器として、中精細ディスプレイ、高精細ディスプレイ、
レーザビームプリンタ、熱転写プリンタの4種類とした
場合、設定値のビット数は2ビットで対応でき、前記各
々の機器に対応した設定値を00、01、10、11と
する。前記設定値を使用した場合、文字データ記憶手段
6に記憶させたアウトライン文字等のデータを熱転写プ
リンタで使用する場合には、前記読み出し方法記憶手段
8にデータ11をライトしてから、文字データ記憶手段
6のアウトライン文字等のデータを読み出すことで、前
述のように熱転写プリンタのデータ並びに合ったデータ
が出力されることとなる。さらに熱転写プリンタで使用
した文字データ記憶手段6のデータを、中精細ディスプ
レイに使用する場合には、読み出し方法記憶手段8に0
0をライトしてから、文字データ記憶手段6のアウトラ
イン文字等のデータを読み出すことで、中精細ディスプ
レイに合ったデータが出力されることとなる。
【0023】本実施例ではデータ使用機器として4種類
として設定値を仮定したが、この使用機器の種類の数及
び設定値が異なっていたとしても、本発明の効果になん
ら影響を与えるものではない。
【0024】次にユーザがアウトラインフォント等を構
成する座標データを文字データ記憶手段6にアウトライ
ン文字等として展開する場合に、アウトライン文字等を
使用する機器に応じて、アフィン変換等で90度回転、
左右反転等の変換方法を考えて指定するといった煩わし
さをなくす実施例を図10を用いて説明する。本実施例
では文字データ記憶手段6からの読み出し方法は、従来
技術と同じく一通りとして、文字データ記憶手段6にア
ウトライン文字等を展開してライトする時に読み出し方
法記憶手段8に設定した値によって、入力されたデータ
に対する変換処理を変更する。図10では文字データ記
憶手段6のデータを使用する機器を熱転写プリンタにし
た場合の例をフローチャートの一部として示す。図10
においては、まず使用するアウトライン文字の大きさ等
に合わせてアフィン変換を行い、次にアウトライン文字
等を使用する機器が熱転写プリンタか否かを、読み出し
方法記憶手段8の設定値により判断して、熱転写プリン
タの場合には、熱転写プリンタのデータ並びに合うよう
にアフィン変換等を行ったデータに対して、90度回転
処理を行う。また熱転写プリンタでない場合には、前記
90度回転処理を行わずに次の処理に進ませることで、
アウトライン文字等を使用する機器に応じてユーザが変
換方法を考えて指定するといった煩わしさをなくすこと
ができる。
【0025】本実施例ではデータ使用機器として熱転写
プリンタとし、該熱転写プリンタのデータ並びに合った
展開方法を90度回転処理としたが、データを使用する
機器及び変換方法は一例であり、読み出し方法記憶手段
8の設定値により、データを使用する機器が選択され、
出力するデータの形式に合った変換が行われれば、本実
施例の効果を得ることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明の効果は、下記の通りである。す
なわち、アウトラインフォントデータを構成する座標デ
ータ等を変換する際に、アウトライン文字のデータを使
用する機器に固有の変換を行わせず、変換が終了した後
のメモリに記憶したデータに対して、読み出し方法記憶
手段の設定値に応じて、メモリに記憶したアウトライン
文字のデータを読み出すことができるので、アウトライ
ン文字のデータを使用する機器が複数あったとしても、
同じアウトラインフォントデータを構成する座標データ
等を使用して変換処理を行う回数は1回だけであり、前
記読み出し方法記憶手段の設定値を書き換えることで、
複数の種類の機器に対してメモリに記憶したデータを利
用可能となる。
【0027】またユーザがアウトライン文字のデータを
使用する機器によって、90度回転、左右反転等の変換
方法を考慮する必要がなくなり、使用する機器に対する
設定値を前記読み出し方法記憶手段に書き込むことで、
必要なアウトライン文字のデータを読み出すことも可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】文字データ記憶手段の記憶データ例を示す図で
ある。
【図3】文字データ記憶手段のアドレス配置、ビット並
び例を示す図である。
【図4】データ切り替え手段の構成図である。
【図5】90度回転処理後のビット並び例を示す図であ
る。
【図6】データ90度回転手段の構成図である。
【図7】本発明によるデータ出力イメージの例を示す図
である。
【図8】本発明によるデータ出力イメージの例を示す図
である。
【図9】読み出し方法記憶手段の設定値の例を示す図で
ある。
【図10】読み出し方法記憶手段の設定値による処理流
れ図である。
【符号の説明】
1…CPU、 2…リード/ライト信号生成手段、 3…座標データ記憶手段、 4…座標データ記憶手段、 5…アウトライン文字生成手段、 6…文字データ記憶手段、 61…文字データ分割記憶手段A、 62…文字データ分割記憶手段B、 63…文字データ分割記憶手段C、 64…文字データ分割記憶手段D、 65…文字データ分割記憶手段E、 66…文字データ分割記憶手段F、 67…文字データ分割記憶手段G、 68…文字データ分割記憶手段H、 7…アドレス生成手段、 8…読み出し方法記憶手段、 9…データ切り替え手段、 9a…ビット並び反転手段、 9b…データセレクタ、 91…データセレクタA、 92…データセレクタB、 93…データセレクタC、 94…データセレクタD、 95…データセレクタE、 96…データセレクタF、 97…データセレクタG、 98…データセレクタH、 10…システムバス、 10a…データバス、 10b…アドレスバス、 10c…制御信号バス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白根 弘晃 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立画像情報システム内 (72)発明者 長谷川 和子 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マイクロエレクトロニクス 機器開発研究所内 (72)発明者 西本 和久 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立画像情報システム内 (72)発明者 和田 弘士 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マイクロエレクトロニクス 機器開発研究所内 (72)発明者 佐藤 裕子 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マイクロエレクトロニクス 機器開発研究所内 (72)発明者 高橋 芳文 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立画像情報システム内 (72)発明者 林 繁夫 東京都小平市上水本町五丁目20番1号株式 会社日立製作所半導体事業部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字及び図形等の座標データを、拡大、回
    転等の変換処理を行いメモリに記憶し、前記メモリから
    該変換処理後のデータを読み出し、表示装置、印刷装置
    等に出力することができる装置において、前記メモリに
    対するデータ読み出し方法を記憶する読み出し方法記憶
    手段を設け、該読み出し方法記憶手段に記憶したデータ
    に従って、前記メモリに記憶された変換処理後のデータ
    を読み出すようにしたことを特徴とするメモリ制御装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のメモリ制御装置におい
    て、読み出し方法記憶手段に記憶したデータに従い、メ
    モリに記憶された変換処理後のデータを読み出す時のア
    ドレスを切り替えることができるアドレス生成手段を設
    けたことを特徴とするメモリ制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のメモリ制御装置におい
    て、読み出し方法記憶手段に記憶したデータに従い、メ
    モリに記憶された変換処理後のデータを読み出した後
    に、データのビット並び等を切り替えることができるデ
    ータ切り替え手段を設けたことを特徴とするメモリ制御
    装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のメモリ制御装置におい
    て、読み出し方法記憶手段に記憶したデータに従い、メ
    モリに記憶された変換処理後のデータを読み出す時のア
    ドレスを切り替えることができるアドレス生成手段と、
    メモリに記憶された変換処理後のデータを読み出した後
    に、データのビット並び等を切り替えることができるデ
    ータ切り替え手段とを設けたことを特徴とするメモリ制
    御装置。
  5. 【請求項5】請求項1に記載のメモリ制御装置におい
    て、拡大、回転等の変換処理を行う座標データとして、
    アウトラインフォントデータを構成する座標データを使
    用することを特徴とするメモリ制御装置。
  6. 【請求項6】請求項1に記載のメモリ制御装置におい
    て、読み出し方法記憶手段に記憶させるデータとして、
    メモリから読み出した変換処理後のデータを使用する表
    示装置、あるいは印刷装置等の機器に対応した数値等で
    指定することを特徴としたメモリ制御装置。
  7. 【請求項7】文字及び図形等の座標データを、拡大、回
    転等の変換処理を行いメモリに記憶し、前記メモリから
    該変換処理後のデータを読み出し、表示装置、印刷装置
    等に出力することができる装置において、前記メモリに
    対するデータ読み出し方法を記憶する読み出し方法記憶
    手段を設けて、該読み出し方法記憶手段に記憶したデー
    タに従って、前記文字及び図形等の座標データに対する
    変換処理を切り替えることを特徴とするメモリ制御装
    置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載のメモリ制御装置におい
    て、読み出し方法記憶手段に記憶させるデータとして、
    メモリから読み出した変換処理後のデータを使用する表
    示装置、あるいは印刷装置等の機器に対応した数値等で
    指定することを特徴としたメモリ制御装置。
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