JPH0634223U - トランス - Google Patents
トランスInfo
- Publication number
- JPH0634223U JPH0634223U JP7724592U JP7724592U JPH0634223U JP H0634223 U JPH0634223 U JP H0634223U JP 7724592 U JP7724592 U JP 7724592U JP 7724592 U JP7724592 U JP 7724592U JP H0634223 U JPH0634223 U JP H0634223U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- substrate
- terminal
- conductive terminal
- flexible substrate
- Prior art date
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- Withdrawn
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製作が容易で組み立て工数を短縮できるトラ
ンスを得ること。 【構成】 コア1の一部分が挿入される窓部3を備えた
可撓性の基板2と,その窓部を周回するように基板2に
形成されたコイル4と,コイル4の端部と結合され,か
つ基板2の端部にコイル4の幅より幅広に形成された1
つ以上の導電端子部とを備え,上記導電端子部を基板2
と一緒に折り曲げてなるトランス。
ンスを得ること。 【構成】 コア1の一部分が挿入される窓部3を備えた
可撓性の基板2と,その窓部を周回するように基板2に
形成されたコイル4と,コイル4の端部と結合され,か
つ基板2の端部にコイル4の幅より幅広に形成された1
つ以上の導電端子部とを備え,上記導電端子部を基板2
と一緒に折り曲げてなるトランス。
Description
本考案は,基板上に形成されたコイルとコアとを組み合わせてなるフラット型 のトランス,特にその端子構造に関する。
従来,プリントコイルとコアとを組み合わせたフラット型のトランスとして, 実願昭57ー199363号(実開昭59ー101415号)明細書に開示され たようなものがある。このトランスの外部接続端子は,図4に示すように,トラ ンス用コア1から延びる基板2の端子部分に端子ピンTをハンダSでハンダ付け することによって形成される。このように基板2の端子部に端子ピンTをハンダ 付けすることは,工数がかかることと,部品が増えることから量産には適してお らず,また端子ピンTの高さを一様にすることが難しいため,表面実装には向い ていないという問題があった。さらに,回路基板にこのフラット型のトランスを 取りつけるには,通常,リフローハンダを行うので,その際にハンダが溶融しな いよう,端子ピンTのハンダ付けに用いるハンダとして高温ハンダを用いねばな らず,このことが更に一層作業を大変なものにしていた。 なお,ここで図示していないが,基板2にはコイルがプリントされており,ト ランスを構成するようコア1が組み合わされている。
したがって,本考案は,このような従来のフラット型のトランスの欠点に解決 し,表面実装に適し,かつ製作の容易な端子構造をもつプリントコイル型のトラ ンスを提案することを課題としている。 さらにハンダ付け強度の大きな端子構造を与えることをも課題としている。
このトランスは,前記課題を解決するため,コアの一部分が挿入される窓部を 備えた可撓性の基板と,その窓部を周回するように上記基板に形成されたコイル と,そのコイルの端部と結合され,かつ上記基板の端部に前記コイルの幅より幅 広に形成された1つ以上の導電端子部とを備え,上記導電端子部が上記基板と一 緒に折り曲げられている。
図1に従って本考案に係るトランスの一実施例について説明を行う。 図1において,コア1は通常のものであり,可撓性基板2はガラスーエポキシ 樹脂,あるいはポリエステル樹脂,またはポリイミド樹脂などの電気絶縁材料か らなるフレキシブルな基板である。可撓性基板2は折り曲げる都合上,0.3ミ リ以下の厚み,好ましくは0.1〜0.2ミリ程度の厚みが好ましい。可撓性基 板2の中央部には,コア1の中央磁脚(図示せず)が嵌挿される窓部3が設けら れ,その周りを螺回する,つまり周回するよう金属材料をプリントすることによ りコイル4が可撓性基板2の表面に形成される。コイル4の内側端部には2つの バイアホール5が形成されており,コイル4はバイアホール5を通して,図示し ていないが,基板1の裏面にコイル4の位置と一致するよう形成された別のコイ ルに接続される。そのコイルの外側端部はバイアホール5’を通してコイル端子 6’に,またコイル4の外側端子部はコイル端子6に結合される。これらコイル 端子6と6’は,コイル4の導体幅より広い幅を持つよう,これらコイルの形成 時に同一パターン工程で形成される。可撓性基板2の他方の端部に形成されたハ ンダ端子7は,コイル4および裏側のコイルとは結合されておらず,電気的に絶 縁されている。このハンダ端子7もコイル端子6と6’と一緒にコイルの形成時 に同一パターン工程で形成され,コイル4の導体幅より広い幅を持つ。 このように形成された可撓性基板2は,切断線Aに沿って切断される。しかし この切断工程は,コイル端子6,6’およびハンダ端子7を適切に形成すること により不要となる。 次に可撓性基板2は,図1(B)に示すように折り曲げラインBに沿ってほぼ 90度折り曲げられる。ここで大切なことは,双方の折り曲げラインBが必ずコ イル端子6,6’およびハンダ端子7上にあらねばならないということである。 基板2自身は,その厚みが0.3ミリ以下であり,かつ可撓性材料からなるので 折り曲げやすいが,直ぐに元に戻ってしまうという問題がある。これを防ぐのが コイル端子6,6’およびハンダ端子7である。したがって,コイル端子6,6 およびハンダ端子7は,可撓性基板2がガラスーエポキシ樹脂からなる場合,そ の厚みの50%程度以上の厚みが必要であり,支障なく折り曲げるには可撓性基 板2の厚みと同等程度以下がよい。本考案では,コイル4の導体幅より広い幅を 持つよう,コイル端子6,6’およびハンダ端子7をできるだけ幅広にしている ので,これら端子を薄くできる。そして表面実装部品とする場合には,その折り 曲げる長さLは,同図(C)に示すように,可撓性基板2にコア1を装着したと き,コア1の下面1Aと可撓性基板2の折り曲げ部2Aの端面2Bとが同一水平 面にあるよう設定される。 このような構造のトランスを回路基板8に取り付けるには,同図(D)に示す ように,コイル端子6,6’およびハンダ端子7を回路基板8の配線パターン9 の所定位置に載置し,ハンダリフロー工程などによってコイル端子6,6’およ びハンダ端子7を回路基板8の配線パターン9にハンダ付けすればよい。この際 ,コイル端子6,6’およびハンダ端子7は幅広であるので,比較的高いハンダ 付け強度を得ることができる。 次に図2は,コイル端子6,6’およびハンダ端子7のハンダ付け面積を広く した例である。この実施例では,コイル端子6,6’およびハンダ端子7におけ る切断線Aの位置する箇所に,それぞれ透孔6A,6’A,7Aが予め形成され ており,可撓性基板2を切断線Aに沿って切断することにより,その切断面が凹 凸形状になるので,ハンダ付け面積が広くなり,ハンダ付け強度をさらに向上さ せることができる。 また図3も,コイル端子6,6’およびハンダ端子7のハンダ付け面積を広く する別の実施例である。この実施例では,プレス機の歯(図示せず)に凹凸を持 たせ,切断時に可撓性基板2の切断面に凹凸形状を形成するものである。図2の ものと同様な効果を奏する。 なお,可撓性基板として表面がすべて電気絶縁材料で被覆された金属板を用い ることができる。この場合には切断工程が不要なように,金属板を被覆している 電気絶縁被膜の終端,または端面からコイル端子およびハンダ端子を形成する必 要がある。この実施例の場合には,可撓性基板は折り曲げた状態を保持するので ,コイル端子およびハンダ端子となる金属膜の厚みは上記実施例よりも薄くでき る。
【考案の効果】 以上述べたように本考案によれば,可撓性基板の端部にコイルの幅より幅広に 形成された1つ以上の導電端子部とを備え,その導電端子部が可撓性基板と一緒 に折り曲げられているので,次のような効果が得られる。 (1)従来必要であった端子ピンのような部品が不要である。 きる。 (2)端子ピンを端子部にハンダ付けするハンダ工程が不要である。 (3)端子の長さの揃った表面実装型トランスを容易に得ることができる。 (4)組み立て工数を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を説明するための図である。
【図2】本考案の他の実施例を説明するための図であ
る。
る。
【図3】本考案の他の実施例を説明するための図であ
る。
る。
【図4】従来例を説明するための図である。
1・・・・・・・・・・トランスのコア 2・・・・・・・・・・可撓性基板 2A・・・・・・・・・可撓性基板の折り曲げ部 2B・・・・・・・・・可撓性基板の折り曲げ部の端面 3・・・・・・・・・・窓部 4・・・・・・・・・・コイル 5・・・・・・・・・・スルーホール 6,6’・・・・・・・コイル端子 7・・・・・・・・・・ハンダ端子 8・・・・・・・・・・回路基板 9・・・・・・・・・・配線パターン
Claims (4)
- 【請求項1】 コアの一部分が挿入される窓部を備えた
可撓性の基板と,その窓部を周回するように上記基板に
形成されたコイルと,該コイルの端部と結合され,かつ
上記基板の端部に前記コイルの幅より幅広に形成された
1つ以上の導電端子部とを備え,上記導電端子部が上記
基板と一緒に折り曲げられていることを特徴とするトラ
ンス。 - 【請求項2】 上記導電端子部が凹凸形状の端面を形有
することを特徴とする請求項1に記載のトランス。 - 【請求項3】 上記導電端子部が1つ以上の透孔を備
え,該透孔をを含む部分を切断することにより,上記導
電端子部の端面に凹凸を形成することを特徴とする請求
項2に記載のトランス。 - 【請求項4】 上記導電端子部を切断するときに上記端
部に凹凸を形成することを特徴とする請求項2に記載の
トランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7724592U JPH0634223U (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | トランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7724592U JPH0634223U (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | トランス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0634223U true JPH0634223U (ja) | 1994-05-06 |
Family
ID=13628481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7724592U Withdrawn JPH0634223U (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0634223U (ja) |
-
1992
- 1992-10-12 JP JP7724592U patent/JPH0634223U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19970306 |