JPH0634167Y2 - 車両用開閉ルーフの開閉制御装置 - Google Patents

車両用開閉ルーフの開閉制御装置

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JPH0634167Y2
JPH0634167Y2 JP15881587U JP15881587U JPH0634167Y2 JP H0634167 Y2 JPH0634167 Y2 JP H0634167Y2 JP 15881587 U JP15881587 U JP 15881587U JP 15881587 U JP15881587 U JP 15881587U JP H0634167 Y2 JPH0634167 Y2 JP H0634167Y2
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roof
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carrier plate
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淳一 前川
政則 阿部
博史 家永
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Ohi Seisakusho Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Ohi Seisakusho Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案はルーフ部を開閉ルーフにした車両において開
閉ルーフの開閉制御装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、車体ルーフの一部分を開閉ルーフに形成し、車体
ルーフを解放してオープンカーとする際に、例えば、開
閉ルーフを取外す取外しタイプの外に、特開昭62-10152
8号公報に見られる如く開閉制御装置によってヒンジを
支点として開閉ルーフを回動することでオープンカーと
する回動タイプがある。
(考案が解決しようとする問題点) かかる回動タイプの開閉ルーフは、ヒンジを支点として
開動しトランクルーム内に格納される所から、取外しタ
イプに比べて開閉ルーフの開閉作動が楽な反面、開閉ル
ーフの回動領域には荷物が置けない等の制約を受けるよ
うになり、しかも、大きな格納スペースを必要とする。
また、取外しタイプは開閉ルーフを後方へスライドさせ
て車体ルーフの一部分を開口する機能はなくそれぞれ一
長一短があった。
そこで、この考案は、開閉ルーフのスライドを可能にす
ると共にルーフの取付け、取外しを容易に、しかも、シ
ール性の向上が図れるようにした車両用開閉ルーフの開
閉制御装置を提供することを目的としている。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するために、この考案は、車体のルーフ
部を開閉する開閉ルーフを備えた車両において、車体の
両側部に、前後方向に沿って配置され、ほぼ水平な一般
作動領域と一般作動領域より前方へ下降傾斜する初期作
動領域とを有するガイド部材を設け、ガイド部材に、牽
引手段により牽引され、前記ガイド部材の初期作動領域
から一般作動領域にかけて移動可能なプレート板を装着
支持し、プレート板に、前記開閉ルーフを取着したキャ
リアプレートを設け、そのキャリアプレートを、付勢手
段によってガイド部材の初期作動領域で前傾状態に、一
般作動領域で前記開閉ルーフと取着可能な起立した取付
姿勢にそれぞれ付勢支持してある。
(作用) かかる開閉制御装置において、開閉ルーフが取着された
キャリアプレートは、プレート板を介してガイド部材の
初期作動領域から一般作動領域にわたって前後動するた
め、開閉ルーフの全閉状態と全開状態とが得られる。全
閉時の開閉ルールは、初期動作領域において前傾状態と
なるキャリアプレートによりルーフ開口部に対して強制
的に弾接し合い確実なシールが確保されるようになる。
次に、開閉ルーフを、キャリアプレートの取付部より取
外すことでオープンカーとなる。この場合、開閉ルーフ
が取外されたキャリアプレートは、起立した取付状態が
確保される結果、再度、開閉ルーフを取付ける際に、キ
ャリアプレートの取付部に対する取付けが容易となる。
(実施例) 以下、第1図乃至第26図の図面を参照しながらこの考案
の一実施例を詳細に説明する。
図中1は2ドアタイプの自動車を示している。自動車1
のルーフ部は前方から後方へ延びると共に車巾方向に跨
がる補強部材によって前席と後席の上方が開放されたい
わゆるTバールーフ3となっており、上方には開閉可能
な開閉ルーフ5が設けられている。開閉ルーフ5はルー
フ本体5aとリヤウインドウパネル5bを含む形状となって
おり、周端縁にはルーフ開口縁と弾接し合うウエザース
トリップ等のシール部材7が装着されている。また、開
閉ルーフ5の内側で左右両側には取付孔9aを有する取付
ブラケット9・9が固着されている。
一方、前後に延びるTバールーフ3の上面と、両サイド
ボデー11・11の内部には前後方向のガイド部材13・15が
それぞれ設けられている。
各ガイド部材13・15には駆動手段17・19によって前後動
可能なキャリアプレート21・22が設けられ、サイドボデ
ー11側に設けられた左右のガイド部材13,13・キャリア
プレート21,21・駆動手段17,17は同一機能部品によって
それぞれ対称に構成されている。したがって、サイドボ
デー11側の機能部品については片側についてのみ説明
し、他方は同一符号を付して説明は省略する。
サイドボデー11側のガイド部材13は内側に断面略V字状
のガイド面23・23を有する上下一対のレール25・25とか
ら成り、レール25・25の前端側となるキャリアプレート
21の初期作動領域はほぼ水平な一般作動領域に対して前
方へ下降傾斜する形状となっている。上下一対のレール
25・25の前後両端部はワイヤガイド溝27aを有する案内
体27と一緒にベースプレート29及び押えプレート31とに
よって挟持され、各プレート29・31は固定ピン41・41に
よって固着されている。ベースプレート29はホイールハ
ウスインナパネル33に固着されると共に、また、上下一
対のレール25の初期作動領域から一般作動領域にかかる
部位も支持プレート35によって固定支持されている。
ガイド部材13の前後両端には後述する第1・第2係合フ
ック37・39と係脱自在に係合し合う係合ピンP1・P2が設
けられ、前方の係合ピンP1はベースプレート29と押えプ
レート31とを固定する固定ピン41を利用している。後方
の係合ピンP2は押えプレート31より前方へ延長した延長
部31aに設けられている。
キャリアプレート21はカバープレート43内に位置すると
共に貫通した取付孔21aを有している。この取付孔21aは
カバープレート43の上面に設けられた長孔43aを介して
キャリアプレート43内に延長された前記取付ブラケット
9の取付孔9aと対応する位置に設けられ、取付孔21aを
有する取付部領域はカバープレート43に設けられた目隠
蓋44を取外すことで露出するようになっている。目隠蓋
44は、後述する第3の検知のスイッチS3が設けられた取
付け、取外し位置に配置されている。
取付ブラケット9とキャリアプレート21とはそれぞれの
各取付孔9a・21aを貫通したボルト45及びナット46によ
り着脱自在に取着されている。
キャリアプレート21の基部は滑車47に支持されると共に
付勢ばね49によって常時反時計方向、即ち、前方へ傾斜
するよう付勢されている。
滑車47は上下一対のレール25・25の下位側のガイド面23
に乗って走行する第1ローラ51と第2ローラ52とを具備
し、第1・第2ローラ51・52は前方(第1図左側)にス
トッパー53aを有するプレート板53にローラ軸55・55を
介して回転自在に枢着されている。第1ローラ51のロー
ラ軸55はプレート板53を貫通して延長され、その延長軸
55aに前記キャリアプレート21の基部が枢着されてい
る。これにより、第1・第2ローラ51・52は断面V字状
のガイド面23によって上方への動きと、左右方向への動
きが規制された状態で前後動(第3図左右方向)が可能
となっている。なお、プレート板53より延長されたロー
ラ軸55の延長軸55aは、一端が前記キャリアプレート21
にビス59で固定されたサブプレート57に嵌挿され、前記
プレート板53とによって両端支持されている。
プレート板53に設けられたストッパー53aは、キャリア
プレート21の回動軌跡側に屈曲されることで形成され、
ストッパー53aには付勢ばね49によって付勢されたキャ
リアプレート21が当接している。これにより、キャリア
プレート21はほぼ垂直な取付姿勢(第3図実線)に保持
されている。なお、開閉ルーフ5の全閉領域は傾斜して
いるため、開閉ルーフ5の全閉時第3図に示す如くキャ
リアプレート21は取付姿勢の状態で残り、プレート板53
のみ前進する。したがって、開閉ルーフ5を取外した時
はプレート板53のストッパー53aに当る鎖線位置まで前
傾状態となる。
キャリアプレート21の基部が枢着されたローラ軸55の延
長軸55aには、前方の係合ピンP1と後方の係合ピンP2
にそれぞれ係脱自在に係合し合うフック部37a・39aを備
えた第1フック37及び第2フック39が並列に枢着されて
いる。第1フック37及び第2フック39の上部には係合凹
部61・63がそれぞれ設けられ、第1フックの係合凹部61
は後方への移動時(第3図右側から左側への移動時)に
キャリアプレート21のストッパーピンP3と当接し、スト
ッパーピンP3を介してキャリアプレート21を押圧する機
能を有している。また、第2フック39の係合凹部63は前
方への移動時、(第3図左側から右側への移動時)にキ
ャリアプレート21のストッパーピンP3と当接し、ストッ
パーピンP3を介してキャリアプレート21を押圧する機能
を有しており、各係合凹部61・63の係合面はストッパー
ピンP3を挟んで対向している。
第1フック37及び第2フック39の内、第2フック39のフ
ック部39aは、取付軸点となる延長軸55aより後方に位置
している。また、第1フック37のフック部37aは延長軸5
5aより前方に位置し、第1フック37は反時計方向に、第
2フック39は時計方向に付勢ばね65によってそれぞれ下
向きに付勢され、開閉ルーフ5の全閉時において、第1
フック37のフック部37aは前方の係合ピンP1と係合して
いる。これにより前後方向に動きが拘束されている。
なお、フック部37a・39aが係合ピンP1・P2と係合しない
非係合時の係合凹部61・63の係合面はストッパーピンP3
と当接し第1・第2フック37・39の回動を規制してい
る。
一方、駆動手段17となる駆動モータMは、正転・逆転可
能となっており、インナパネル33に固着されたベースプ
レート67に取付けられ、駆動モータMによって駆動され
るウオーム69はウオームホイール71と噛み合っている。
ウオームホイール71にはワイヤドラム73のドラムギヤ75
と噛み合う駆動ギヤ77が設けられ、ワイヤドラム73は駆
動ギヤ77からの回転動力によりドラム軸73aを中心とし
て正転・逆転が可能となる。
ワイヤドラム73にはワイヤケーブル79が掛回され、延長
されたワイヤケーブル79の一端は、一方の案内体27のワ
イヤガイド溝27aを介して第1フック37の取付ピンP
4に、他端は他方の案内体27のワイヤガイド溝27aを介し
て第2フック39の取付ピンP5にそれぞれ結合している。
第1・第2フック37・39の取付ピンP4・P5は回転中心と
なるローラ軸55より上方に位置する牽引点となってい
る。これにより、ワイヤケーブル79による牽引で、フッ
ク部37a・39aが上方へ回動して係合ピンP4・P5から外れ
ると同時に第1・第2フック37・39の係合凹部61・63が
キャリアプレート21に設けられたストッパーピンP3と当
接し合うようになる。
駆動モータMは図外の手元スイッチによってオンとなり
ガイド部材13に設けられた第1・第2・第3の検知スイ
ッチS1・S2・S3によってオフに制御される。
第1の検知スイッチS1はガイド部材13の前端側に設けら
れ開閉ルーフ5の全閉時、キャリアプレート21と一緒に
移動する支持プレート板53がスイッチ端子S1−1を叩く
ことでオフとなるもので支持プレート板53の作動軌跡線
上に配置されている。
第2の検知スイッチS2はガイド部材13の後端側に設けら
れ開閉ルーフ5の全開時、キャリアプレート21と一緒に
移動する支持プレート板53がスイッチ端子S2−2を叩く
ことでオフとなるもので支持プレート板53の作動軌跡線
上に配置されている。
第3の検知スイッチS3はガイド部材13の一般作動領域の
前端側に設けられ開閉ルーフ5の開口途上時、キャリア
プレート21と一緒に移動する支持プレート板53がスイッ
チ端子S3−3を叩くことでオフとなるもので支持プレー
ト板53の作動軌跡線上に配置されている。
第13図はTバールーフ3側の開閉制御装置を示してい
る。開閉制御装置のガイド部材15は前後に延びるTバー
ルーフ3の上面に設けられると共にガイド部材15には駆
動手段19によって前後に駆動されるキャリアプレート22
が設けられている。
ガイド部材15はアウタレール81とインナレール82から成
る断面ボックス状となっており、内部空間がガイド部80
となっている。そして、アウタレール81の上面中央部位
には長手方向の連続したガイド溝81aが設けられてい
る。
キャリアプレート22は横長に形成され、左右に設けられ
た取付孔22a・22aを介して螺合される取付ボルト83及び
ナット84により開閉ルーフ5の中央部位前端に着脱自在
に取付けられている。キャリアプレート22のプレート本
体はガイド溝81aに沿ってスライド可能なランナー85に
溶着されている。ランナー85はアウタレール81とインナ
レール82とによって形成されたガイド部80内に沿って走
行するローラ87・87のローラ軸89に装着され、ガイド溝
81aに沿って前後動が可能となっている。
一方、駆動手段19となる駆動モータMは正転・逆転可能
となっており、Tバールーフ3のルーフ部に固着された
ベースプレート91に取付けられている。
駆動モータMによって駆動されるウオーム92はウオーム
ホイール93と噛み合っている。ウオームホイール93には
ワイヤドラム94のドラムギヤ95と噛み合う駆動ギヤ96が
設けられ、ワイヤドラム94は駆動ギヤ96からの回転動力
によりドラム軸94aを中心に正転・逆転が可能となる。
ワイヤドラム94にはワイヤケーブル97が掛回され、延長
されたワイヤケーブル97の一端はキャアプレート22に、
他端はガイド部材15の一側に設けられた案内体98のワイ
ヤガイド溝98aを介してキャリアプレート22にそれぞれ
結合されている。
駆動モータMは図外の手元スイッチによってオンとなり
ガイド部材15に設けられた第1・第2・第3の検知スイ
ッチS1・S2・S3によってオフに制御される。
即ち、第1の検知スイッチS1はガイド部材15の前端側に
設けられ開閉ルーフ5の全閉時、キャリアプレート22と
一緒に転動するローラ87がスイッチ端子S1−1を叩くこ
とでオフとなるものでローラ87の作動軌跡線上に配置さ
れている。
第2の検知スイッチS2はガイド部材15の後端側に設けら
れ開閉ルーフ5の全開時、キャリアプレート22と一緒に
転動するローラ87がスイッチ端子S2−2を叩くことでオ
フとなるものでローラ87の移動軌跡線上に配置されてい
る。
第3の検知スイッチS3はガイド部材15の前端側に設けら
れ開閉ルーフ5の開口途上時、キャリアプレート21と一
緒に転動するローラ87がスイッチ端子S3−3を叩くこと
でオフとなるものでローラ87の移動軌跡線上に配置され
ている。
第3の検知スイッチS3は前記ガイド部材13側に設けられ
た左右第3の検知スイッチS3・S3と同位置に配置され、
開閉ルーフ5を取付け、取外しするための位置決め用と
なっている。
即ち、各キャリアプレート21・22は第3の検知スイッチ
S3の位置に到達することで各キャリアプレート21・22は
停止するようになる。したがって、駆動モータMあるい
は摺動抵抗の影響で各キャリアプレート21・22の移動速
度にずれがあっても同一位置に三者が揃うため、開閉ル
ーフ5の取付けブラケット9との迅速な位置合せが可能
となる。また、停止位置で開閉ルーフ5の取外しが行な
えるようになる。
このように構成された車両用開閉ルーフの開閉制御装置
において全開にするには、各駆動モータMを正転させ、
ワイヤケーブル79・97を牽引する。これにより、Tバー
ルーフ3側のキャリアプレート22は後方へ移動する。一
方、サイドボデー11側において、第1フック37のフック
部37aは係合ピンP1から外れると共に係合凹部61の係合
面はストッパーピンP3と当接する。と同時に、さらに続
くワイヤーケーブル25の牽引でストッパーピンP3、即
ち、キャリアプレート21を押圧する。この初期作動時、
開閉ルーフ5は上昇するためシール部材7の摺動抵抗は
起きず円滑に後方へ移動する。第23図、第24図の如く開
閉ルーフ5の全開時、第2フック39のフック部39aは係
合ピンP2と係合し拘束されると共に、開閉ルーフ5の中
央部位及び左右両側は各ガイド部材15・17によって三点
支持されるため走行に支障は起きない。
次に、駆動モータMを逆転させ、ワイヤーケーブル79・
97を牽引することで開閉ルーフ5は前方へ移動し、第19
図、第20図の如く全閉状態が得られる。この時、シール
部材7は下降傾斜しルーフ開口部と強制的に強く弾接し
合うようになり、確実なシール状態が確保される。ま
た、開閉ルーフ5はガイド部材15・17によって安定した
開閉が得られるようになる。
次に、開閉ルーフ5の開口途上位置(第3図鎖線I)で
開閉ルーフ5を外せば第25図、第26図の如くオープンカ
ーとなり、大きな解放感が得られる。この時、キャリア
プレート21・22を前方へ戻すことで取付姿勢のまま格納
され邪魔になることはなく乗員の乗降時に接触する虞れ
もない。次に、開閉ルーフ5を取付けるには、格納位置
にあるキャリアプレート21・22を後方へ移動させると、
第3の検知スイッチS3・S3・S3によって停止し、各キャリ
アプレート21・22は同一線上に揃うようになる。同一線
上のキャリアプレート21は付勢ばね49によってプレート
板53のストッパー53aに対して常時付勢され、取付姿勢
が確保されているので、キャリアプレート21と開閉ルー
フ5の取付ブラケット9との位置合せが容易となり迅速
な取付けが可能となる。
[考案の効果] 以上、説明したようにこの考案の開閉ルーフの開閉制御
装置によれば、開閉ルーフが取外されたオープンカー時
において、キャリアプレートは、ガイド部材の一般作動
領域で取付姿勢に保持することができるため、取外され
た開閉ルーフを再び装着セットする際に、開閉ルーフの
取付が容易に行えるようになり、作業性の向上が図れ
る。また、ガイド部材の初期作動領域において、キャリ
アプレートは、前傾状態となるため全閉時の開閉ルーフ
は、ルーフ開口部と強く弾接し合い確実なシール状態が
得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる要部の斜視図、第2図は開閉
ルーフの開閉制御装置を自動車に実施した全体の概要斜
視図、第3図は側方部の開閉制御装置の側面図、第4図
は同上の平面図、第5図はガイド部材の正面図、第6図
はワイヤドラム部分の切断面図、第7図は第3図のVII-
VII線断面図、第8図は第3図のVIII-VIII線断面図、第
9図は第3図のIX-IX線断面図、第10図は第3図のX-X線
断面図、第11図は第3図のXI-XI線断面図、第12図は第
3図のVII-VII線断面図、第13図はTバールーフ側の開
閉制御装置の平面図、第14図は同上の側面図、第15図は
第14図のXV-XV線断面図、第16図は第13図のXVI-XVI線断
面図、第17図は第13図のXVII-XVII線断面図、第18図は
側方側の開閉制御装置の取付状態を示した切断面図、第
19図はこの考案を実施した自動車の側面図、第20図は同
上の平面図、第21図は開閉ルーフの開口途上を示した自
動車の側面図、第22図は同上の平面図、第23図は全開状
態を示した自動車の側面図、第24図は同上の平面図、第
25図は開閉ルーフを取外した自動車の側面図、第26図は
同上の平面図である。 5……開閉ルーフ 13……ガイド部材 21……キャリアプレート 49……付勢ばね(付勢手段) 53……プレート板 79……ワイヤケーブル(牽引手段)
フロントページの続き (72)考案者 阿部 政則 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)考案者 家永 博史 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)考案者 橋本 重昭 神奈川県茅ケ崎市萩園824番地2 株式会 社オーテックジャパン内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体のルーフ部を開閉する開閉ルーフを備
    えた車両において、車体の両側部に、前後方向に沿って
    配置され、ほぼ水平な一般作動領域と一般作動領域より
    前方へ下降傾斜する初期作動領域とを有するガイド部材
    を設け、ガイド部材に、牽引手段により牽引され、前記
    ガイド部材の初期作動領域から一般作動領域にかけて移
    動可能なプレート板を装着支持し、プレート板に、前記
    開閉ルーフを取着したキャリアプレートを設け、そのキ
    ャリアプレートを、付勢手段によってガイド部材の初期
    作動領域で前傾状態に、一般作動領域で前記開閉ルーフ
    と取着可能な起立した取付姿勢にそれぞれ付勢支持する
    ことを特徴とする車両用開閉ルーフの開閉制御装置。
JP15881587U 1987-10-19 1987-10-19 車両用開閉ルーフの開閉制御装置 Expired - Lifetime JPH0634167Y2 (ja)

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JP15881587U JPH0634167Y2 (ja) 1987-10-19 1987-10-19 車両用開閉ルーフの開閉制御装置
EP19880117341 EP0312990A3 (en) 1987-10-19 1988-10-18 Openable roof control device of wheeled motor vehicle
US07/260,127 US4953910A (en) 1987-10-19 1988-10-18 Openable roof control device of wheeled motor vehicle

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JPH0162925U JPH0162925U (ja) 1989-04-21
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