JPH06341268A - 貸金庫設備 - Google Patents

貸金庫設備

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JPH06341268A
JPH06341268A JP34625593A JP34625593A JPH06341268A JP H06341268 A JPH06341268 A JP H06341268A JP 34625593 A JP34625593 A JP 34625593A JP 34625593 A JP34625593 A JP 34625593A JP H06341268 A JPH06341268 A JP H06341268A
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safe
safe case
case
key
shutter
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Atsuo Miyake
厚夫 三宅
Arata Yoshinaga
新 吉永
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Daifuku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クーポンブース内と金庫室内との間で金庫ケ
ース(26)を入出庫させるようにした貸金庫設備に於い
て、金庫ケース(26)にキー(32)が残っているまま金庫室
に再入庫してしまう恐れを無くすこと。 【構成】 金庫ケース再入庫防止手段(31)と、金庫ケー
ス取り出し防止手段(30,31) とを有し、金庫ケース再入
庫防止手段(13,31) は、金庫ケース(26)にキー(32)が残
っているときにはクーポンブース(2) から金庫室(1) へ
の金庫ケース(26)の再入庫を不能にし、金庫ケース取り
出し防止手段(13,30,31)は、クーポンブース(2) 内に出
庫された金庫ケース(26)に係合して当該金庫ケース(26)
の搬送手段(5) からの取り出しを不能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クーポンブース内と金
庫室内との間で金庫ケースを入出庫させるように構成し
た貸金庫設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の貸金庫設備では、例えば
特開昭50−106695号公報に開示されているよう
に、クーポンブース側の金庫ケース搬出位置が当該クー
ポンブースの壁の内側に形成されており、当該金庫ケー
ス搬出位置に呼び出した金庫ケースは、前記クーポンブ
ースの壁に設けられた開閉扉を開いてクーポンブース室
内に取り出さなければ、当該金庫ケースの開閉蓋を開い
て貴重品の出し入れを行うことが出来ないような構成と
なっていた。
【0003】この種の貸金庫設備では、クーポンブース
内の金庫ケース取り扱い位置に出庫した金庫ケースを用
済み後に元の金庫室内に再入庫するとき、金庫ケースの
蓋を開くために当該金庫ケースの鍵孔に差し込んだキー
を抜き取るのを忘れてしまうことがある。
【0004】而して、キーを抜き忘れたまま金庫ケース
を入庫させた場合、金庫室内への搬送途中や金庫ケース
収納棚内で金庫ケースからキーが抜け落ちてその回収に
多大の手間と時間を要する結果となったり、キーが邪魔
になって金庫ケースを棚の金庫ケース収納部内に収納す
ることが出来なくなる等の問題が生じる。また、キーを
付けたまま金庫ケースを再入庫した場合、仮に搬送途中
に蓋が不測に開いて収納物が落下するようなことがなか
っても、貸金庫設備ではあってはならない盗難事故など
の原因になる恐れは十分にある。
【0005】このような問題点を解決するためには、金
庫ケースをクーポンブースから金庫室へ再入庫するのに
先立って、金庫ケースにキーが残っているか否かを適当
な検出手段で検出し、キーが残っていれば金庫室への金
庫ケースの搬送を自動停止させれば良いのであるが、従
来のこの種の貸金庫設備では、例えば特開昭50−10
6695号公報に記載されているように、クーポンブー
スに隣接する金庫ケース搬出位置に搬送手段で出庫した
金庫ケースを、クーポンブースの壁に設けられている開
閉扉を開いて搬送手段上から取り出し、用済み後に再び
金庫ケースを搬送手段上の元の位置に戻して再入庫する
ように構成されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の貸金
庫設備では、金庫ケース搬出位置と作業テーブルとの間
の金庫ケースの持ち運び時に金庫ケースを落として破損
させる恐れがあるだけでなく、用済み後の金庫ケースを
元の搬送手段上に戻すときにケースの向きを誤ったり、
向きが正常でも金庫ケースの位置のばらつきが非常に大
きくなることは十分に予想される。このような事態が生
じた場合、金庫ケース搬出位置に抜き忘れキー検出手段
を配設しておいても、抜き忘れキーを正確確実に検出す
ることが出来なくなり、金庫ケースにキーが残っている
にも拘らず再入庫してしまって、大きな事故につながる
恐れが多分にあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を括弧付きで付して
示すと、クーポンブース(2) 内と金庫室(1) 内との間で
金庫ケース(26)を入出庫させる搬送手段(5) と、金庫ケ
ース(26)と、金庫ケース再入庫防止手段(31)と、金庫ケ
ース取り出し防止手段(30,31) とを有し、金庫ケース(2
6)には、キー差し込み部(29)に対して抜き差し自在の開
閉蓋施錠用キー(32)が設けられ、金庫ケース再入庫防止
手段(13,31) は、金庫ケース(26)にキー(32)が残ってい
るときにはクーポンブース(2) から金庫室(1) への金庫
ケース(26)の再入庫を不能にし、金庫ケース取り出し防
止手段(13,30,31)は、クーポンブース(2) 内に出庫され
た金庫ケース(26)に係合して当該金庫ケース(26)の搬送
手段(5) からの取り出しを不能にする点に特徴を有す
る。
【0008】本発明の好ましい実施例に於いては、搬送
手段(5) は、金庫ケース(26)を水平にクーポンブース
(2) 内から搬出するものであり、開閉蓋施錠用キー(32)
の差し込み部(29)は、金庫ケース(26)の上面に設けら
れ、そして金庫ケース再入庫防止手段(13,31) は、クー
ポンブース(2) 内に対する金庫ケース(26)の出入り口(1
2)を開閉する昇降自在なシャッター(13)と、当該シャッ
ター(13)の下端に設けられたストッパー(31)とから成
り、シャッター(13)が金庫ケース(26)の水平通過移動を
許す上昇限高さ(H3)にあるとき、金庫ケース(26)に残っ
ているキー(32)とストッパー(31)とが当接して金庫ケー
ス(26)の再入庫を阻止する。
【0009】また、金庫ケース(26)はその前後両端に突
出部(27a,27b) を備えたものとし、金庫ケース取り出し
防止手段(13,30,31)は、クーポンブース(2) 内に出庫さ
れた金庫ケース(26)の前後両端突出部(27a,27b) に被さ
って金庫ケース(26)の上方への取り出しを阻止する前後
一対のストッパー(30,31) から構成することが出来る。
この場合、前後一対のストッパー(30,31) の内、出入り
口(12)から遠い側のストッパー(30)は位置固定し、他方
のストッパー(31)は、シャッター(13)の下端に設けられ
たストッパー(31)として、シャッター(13)を、クーポン
ブース(2) 内に出庫された金庫ケース(26)の後側突出部
(27b) にストッパー(31)が被さる中間高さ(H2)で停止可
能に構成することが出来る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、図1及び図2は貸金庫設備全体を示
しており、1は金庫室、2はクーポンブースである。金
庫室1内には、金庫ケース収納棚3a,3bが立設され
ると共に、両棚3a,3b間の通路に自動入出庫クレー
ン4が配置されている。5は金庫室1とクーポンブース
2との間の金庫ケース搬送手段であって、金庫室1内の
金庫ケース受渡し位置5aとクーポンブース内の金庫ケ
ース取り扱い位置5bとの間に設けられたベルトコンベ
ヤで構成されている。
【0011】クレーン4は棚3a,3bと平行に走行し
得るものであって、その支柱6には昇降可能なキャレッ
ジ7が支持され、このキャレッジ7上に、棚3a,3b
の各金庫ケース収納部8との間、及び搬送手段5の金庫
ケース受渡し位置5aとの間で、金庫ケースを受渡しす
るための金庫ケース押し引き移載装置が設けられてい
る。ベルトコンベヤを使用した搬送手段5に代えて、図
1に仮想線で示すように、金庫ケース受渡し位置9aと
クーポンブース内の金庫ケース取り扱い位置9bとの間
にわたって架設されたガイドレール9上を走行する金庫
ケース搬送台車10を搬送手段として使用することも出
来る。この場合、キャレッジ7上の金庫ケース押し引き
移載装置は、金庫ケース受渡し位置9aにある搬送台車
10上との間で金庫ケースの受渡しを行うことが出来
る。
【0012】図3〜図5に示すように、クーポンブース
2の囲壁11に設けられた金庫ケース出入り口12に
は、昇降自在なシャッター13が配設されている。この
シャッター13は、左右両側に軸支された上下一対のガ
イドローラ14を介して左右一対のガイドレール15に
係合し、昇降駆動手段16によって昇降移動せしめられ
る。この昇降駆動手段16は、シャッター13に下端部
を固着された垂直なロッド17と、このロッド17の側
部に形成されたラックギヤ18と、このラックギヤ18
に咬合するピニオンギヤ19、及び当該ピニオンギヤ1
9を駆動するモータ20から構成され、シャッター13
の高さ(下端高さ)を、図4に示すように下降限高さH
1、中間高さH2、及び上昇限高さH3に切り替えるこ
とが出来る。図3の検出スイッチ21a〜21dは、ロ
ッド17の上端に付設されたカム22を介してシャッタ
ー13の高さを検出し、モータ20を停止制御する。
【0013】搬送手段5は、図外の駆動モータによって
正逆任意の方向に駆動される左右一対のコンベヤベルト
23a,23bを有し、このコンベヤベルト23a,2
3bの搬送作用経路側は固定の偏平支持板24上を滑動
する。25は金庫ケース搬送経路の両側を規制するサイ
ドガイドである。
【0014】金庫ケース26は、前後両端面に、クレー
ン4の昇降キャレッジ7上に設けられた押し引き移載装
置の引き込み具が係合する逆L形の突出部27a,27
bを備え、上側に上方へ開動する片開き開閉蓋28を有
する。当該開閉蓋28には閉じ位置で施錠する錠前が設
けられ、当該錠前のキー差し込み部29が開閉蓋28の
上面に設けられている。而して開閉蓋28は、キー差し
込み部29に差し込まれたキー32により施錠し、或い
は開錠して開くことが出来るのであるが、開錠するため
にキー差し込み部29に差し込んだキー32は、開閉蓋
28を施錠しない限りキー差し込み部29から抜き取る
ことが出来ないものである。
【0015】この金庫ケース26がクーポンブース2内
の金庫ケース取り扱い位置5bまで搬送手段5により搬
入されたとき、その前側に位置する突出部27aに被さ
る金庫ケースストッパー30が設けられている。また、
この状態でシャッター13を中間高さH2まで下降させ
たとき、該金庫ケース26の後側に位置する突出部27
bに被さる水平板状のストッパー31がシャッター13
の下端から前方に突設されている。
【0016】シャッター13を上昇限高さH3まで上昇
させると、該シャッター13の下端ストッパー31は、
図4に実線で示すように金庫ケース26の上側面、即ち
開閉蓋28の上面より若干高い位置にあって、金庫ケー
ス26が出入り口12を水平に通過移動するのを許す
が、若し金庫ケース開閉蓋28の上面にあるキー差し込
み部29にキー32が差し込まれたままであるときは、
そのキー32がストッパー31に衡突することにより金
庫ケース26の搬出を阻止する。
【0017】図4及び図5に示す前後一対の光電検出器
33a,33b及び34a,34bは、金庫ケース出入
り口12を金庫ケース26が搬出方向に通過したか否か
を検出するものである。
【0018】自動入出庫クレーン4によって搬送手段5
の金庫ケース受渡し位置5aに出庫された金庫ケース2
6は、搬送手段5によってクーポンブース2内の金庫ケ
ース取り扱い位置5bまで搬送される。この後、モータ
20によりピニオンギヤ19を回転させ、ラックギヤ1
8を介してロッド17を下降させることにより、シャッ
ター13を中間高さH2まで下降させる。この結果、金
庫ケース26の後側突出部27b上にシャッター13の
下端ストッパー31が被さり、前側の突出部27a上に
は金庫ケースストッパー30が被さっているため、金庫
ケース26を搬送手段5上から(金庫ケース取り扱い位
置5bから)上方に取り出すことは出来ない。この状態
で顧客はキー32により開閉蓋28の錠前を開錠し、開
閉蓋28を開いて所要の作業を行うことが出来る。
【0019】作業完了後は金庫ケース26の蓋28を閉
じ、キー32によって施錠した後、当該キー32をキー
差し込み部29から抜き取る(施錠しなければ抜き取る
ことが出来ない)。この後、クーポンブース2に備え付
けの作業完了釦を押すが、以後の制御(コンピュータに
よるプログラム制御、またはシーケンス回路による制御
等)を図6のフローチャートに従って説明する。
【0020】作業完了釦が押されることによってシャッ
ター昇降駆動手段16が自動的に作動し、シャッター1
3が第4図に実線で示す上昇限高さH3まで上昇開動す
る。次に搬送手段5が自動的に駆動され、金庫ケース取
り扱い位置5bの金庫ケース26が金庫ケース受渡し位
置5aに向けて搬出され始める。このとき、金庫ケース
26が正常に移動して出入り口12を通過し終るまでの
必要十分な時間が予め設定されており、この設定時間内
に金庫ケース26が出入り口12を搬出方向に通過し、
前後一対の光電検出器33a,33b及び34a,34
bが金庫ケースの通過を検出したならば、シャッター昇
降駆動手段16が自動的に作動し、シャッター13が下
降限高さH1まで下降せしめられて出入り口12が閉じ
られる。そして、金庫ケース26が搬送手段5の金庫ケ
ース受渡し位置5aに到着したことが検出されると、搬
送手段5が自動的に停止する。
【0021】しかし、若し金庫ケース26の開閉蓋28
を閉じ忘れた状態で、或いは閉じられたとしても錠前施
錠後のキー32の抜き取りが忘れられた状態で、もしく
は開閉蓋28は閉じたがキー32により施錠するのを忘
れて、金庫ケース26にキー32が残ったままの状態
で、作業完了釦が押された場合には、シャッター13が
上昇限高さH3まで開動した後に搬送手段5が駆動され
るので、金庫ケース26の搬出が開始されるが、金庫ケ
ース26の閉じ忘れた開閉蓋28または抜き忘れたキー
32がシャッター13の下端ストッパー31に衡突し、
金庫ケース26の搬出移動が阻止されることになる。
【0022】従って、前後一対の光電検出器33a〜3
4bの両方または光電検出器33a,33bが、搬送手
段5上で停止したままの状態にある金庫ケース26を検
出している状態が続き、このような、出入り口12を金
庫ケース26が搬出方向に通過していない検出状態が設
定時間経過後も続いていると、コンベヤ非常停止指令が
出され、搬送手段5が自動的に非常停止される。そし
て、顧客に当該異常事態をブザーやランプで知らせた
り、メッセージを適当な表示手段で表示する等の必要な
処置が自動的に講じられる。
【0023】顧客または銀行側担当者によって、キー3
2の抜き取り、其の他異常回避処置が講じられ、再起動
釦操作が行われると、コンベヤ非常停止が解除されて再
び搬送手段5が駆動され、出入り口12付近で停止して
いた金庫ケース26が搬送手段5によって金庫ケース受
渡し位置5aまで搬送されることになる。搬送手段5の
金庫ケース受渡し位置5aまで搬送された金庫ケース2
6は、自動入出庫クレーン4によって金庫ケース収納棚
3aまたは3b内の所定位置にある金庫ケース収納部8
内へ自動的に再入庫され、一連の作業が完了する。
【0024】なお、ベルトコンベヤから成る搬送手段5
の代わりに搬送台車10が搬送手段として使用されてい
るときも、上記と同様にシャッター13及び搬送台車1
0を自動制御し得る。また、取り扱う金庫ケース26に
高さの異なるものがある場合、金庫ケース種別信号に応
じてシャッター13の上昇限高さH3を自動的に変更す
れば良い。図3に示す検出スイッチ21cは、図4に示
す金庫ケース26よりも高さの低い金庫ケースに対応す
るシャッター上昇限高さH3でシャッター13を自動停
止させるためのものである。勿論、金庫ケース26は、
高さが異なる場合でも突出部27a,27bの高さは一
定である。
【0025】また、シャッターは昇降式のものに限定さ
れず、横動式のシャッター、其の他のものでも良い。更
に、一定時間経過後も金庫ケース26が出入り口12を
通過していない状態を検出する方法として、一定時間内
に金庫ケース26が出入り口12より金庫ケース受渡し
位置5a側の搬送経路途中の特定位置を通過したか否
か、または一定時間内に金庫ケース受渡し位置5aに金
庫ケース26が到達したか否かを検出する手段を利用す
ることも出来る。
【0026】
【発明の作用及び効果】以上のように本発明の貸金庫設
備によれば、開閉蓋施錠用キー(32)が金庫ケース上側面
に残ったままの金庫ケース(26)をクーポンブースから金
庫室へ搬出しようとしても、金庫ケース再入庫防止手段
(13,31) が当該金庫ケース(26)の再入庫を防止するの
で、キー(32)を抜き忘れたままの金庫ケース(26)を金庫
室(1) へ再入庫してしまう恐れは皆無となる。従って、
キー(32)を抜き忘れたままの金庫ケース(26)を再入庫し
てしまうことに起因する種々の問題点が解消する。
【0027】しかも本発明の構成によれば、クーポンブ
ース(2) 内に出庫された金庫ケース(26)に係合して当該
金庫ケース(26)の搬送手段(5) からの取り出しを不能に
する金庫ケース取り出し防止手段(13,30,31)を併設した
ので、搬送手段(5) でクーポンブース(2) 内に出庫した
金庫ケース(26)の位置が変動することはなく、仮に開閉
蓋(28)の開閉などにより変動してもその位置変動量は、
金庫ケース(26)を取り出した後再び搬送手段(5) 上に戻
す場合と比較して極僅かであり、金庫ケース(26)の向き
が前後逆になるような恐れは皆無である。
【0028】従って、金庫ケース再入庫防止手段(13,3
1) に必須不可欠な抜き忘れキー検出手段が如何なる構
成のものであっても、当該抜き忘れキー検出手段による
抜き忘れキー検出を正確確実に行わせることが出来、キ
ー(32)が残っているにも拘らずこれを検出することが出
来なくて、キー付きのまま金庫ケース(26)を再入庫して
しまう恐れもなくなり、金庫ケース再入庫防止手段(13,
31) による所期の効果を確実に得ることが出来るのであ
る。
【0029】特に実施例にも示したように、金庫ケース
再入庫防止手段(13,31) の抜き忘れキー検出手段でもあ
るストッパー(31)と、金庫ケース取り出し防止手段(13,
30,31)に必要なストッパーの一つとを兼用させ、しかも
これを昇降自在なシャッター(13)に設けることにより、
部品点数を少なくし、コストダウンを図ることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 貸金庫設備全体の概略平面図である。
【図2】 同金庫室の立面図である。
【図3】 要部の縦断正面図である。
【図4】 同縦断側面図である。
【図5】 同横断平面図である。
【図6】 制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 金庫室 2 クーポンブース 3a 金庫ケース収納棚 3b 金庫ケース収納棚 4 自動入出庫クレーン 5 搬送手段 12 金庫ケース出入り口 13 シャッター 15 ガイドレール 16 シャッター昇降駆動手段 18 ラックギヤ 19 ピニオンギヤ 20 駆動用モータ 26 金庫ケース 27a 突出部(被係止具) 27b 突出部(被係止具) 28 開閉蓋 29 キー差し込み部 30 ストッパー(金庫ケース取り出し防止手段) 31 ストッパー(金庫ケースの取り出し防止手段及
び再入庫防止手段) 32 開閉蓋施錠開錠用キー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クーポンブース(2) 内と金庫室(1) 内との
    間で金庫ケース(26)を入出庫させる搬送手段(5) と、金
    庫ケース(26)と、金庫ケース再入庫防止手段(31)と、金
    庫ケース取り出し防止手段(30,31) とを有し、 金庫ケース(26)には、キー差し込み部(29)に対して抜き
    差し自在の開閉蓋施錠用キー(32)が設けられ、 金庫ケース再入庫防止手段(13,31) は、金庫ケース(26)
    にキー(32)が残っているときにはクーポンブース(2) か
    ら金庫室(1) への金庫ケース(26)の再入庫を不能にし、 金庫ケース取り出し防止手段(13,30,31)は、クーポンブ
    ース(2) 内に出庫された金庫ケース(26)に係合して当該
    金庫ケース(26)の搬送手段(5) からの取り出しを不能に
    する貸金庫設備。
  2. 【請求項2】搬送手段(5) は、金庫ケース(26)を水平に
    クーポンブース(2) 内から搬出するものであり、 開閉蓋施錠用キー(32)の差し込み部(29)は、金庫ケース
    (26)の上面に設けられ、 金庫ケース再入庫防止手段(13,31) は、クーポンブース
    (2) 内に対する金庫ケース(26)の出入り口(12)を開閉す
    る昇降自在なシャッター(13)と、当該シャッター(13)の
    下端に設けられたストッパー(31)とから成り、シャッタ
    ー(13)が金庫ケース(26)の水平通過移動を許す上昇限高
    さ(H3)にあるとき、金庫ケース(26)に残っているキー(3
    2)とストッパー(31)とが当接して金庫ケース(26)の再入
    庫を阻止する請求項1に記載の貸金庫設備。
  3. 【請求項3】金庫ケース(26)はその前後両端に突出部(2
    7a,27b) を備え、 金庫ケース取り出し防止手段(13,30,31)は、クーポンブ
    ース(2) 内に出庫された金庫ケース(26)の前後両端突出
    部(27a,27b) に被さって金庫ケース(26)の上方への取り
    出しを阻止する前後一対のストッパー(30,31) を有する
    請求項1または2に記載の貸金庫設備。
  4. 【請求項4】金庫ケース(26)はその前後両端に突出部(2
    7a,27b) を備え、 金庫ケース取り出し防止手段(13,30,31)は、クーポンブ
    ース(2) 内に出庫された金庫ケース(26)の前後両端突出
    部(27a,27b) に被さって金庫ケース(26)の上方への取り
    出しを阻止する前後一対のストッパー(30,31) を有し、 前後一対のストッパー(30,31) の内、出入り口(12)から
    遠い側のストッパー(30)は位置固定され、他方のストッ
    パー(31)は、シャッター(13)の下端に設けられたストッ
    パー(31)であって、シャッター(13)は、クーポンブース
    (2) 内に出庫された金庫ケース(26)の後側突出部(27b)
    にストッパー(31)が被さる中間高さ(H2)で停止可能であ
    る請求項2に記載の貸金庫設備。
JP5346255A 1993-12-22 1993-12-22 貸金庫設備 Expired - Lifetime JP2526521B2 (ja)

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JP2592083A Division JPS59149204A (ja) 1983-02-17 1983-02-17 貸金庫設備

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