JPH06341110A - 骨格構造形式の橋及びその架設工法 - Google Patents

骨格構造形式の橋及びその架設工法

Info

Publication number
JPH06341110A
JPH06341110A JP5168296A JP16829693A JPH06341110A JP H06341110 A JPH06341110 A JP H06341110A JP 5168296 A JP5168296 A JP 5168296A JP 16829693 A JP16829693 A JP 16829693A JP H06341110 A JPH06341110 A JP H06341110A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bridge
cable
structure type
skeletal
stiffening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5168296A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Mizukami
裕之 水上
Mikiyuki Mizukami
幹之 水上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP5168296A priority Critical patent/JPH06341110A/ja
Priority to US08/249,154 priority patent/US5513408A/en
Publication of JPH06341110A publication Critical patent/JPH06341110A/ja
Priority to US08/455,010 priority patent/US5493746A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01DCONSTRUCTION OF BRIDGES, ELEVATED ROADWAYS OR VIADUCTS; ASSEMBLY OF BRIDGES
    • E01D11/00Suspension or cable-stayed bridges
    • E01D11/04Cable-stayed bridges
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01DCONSTRUCTION OF BRIDGES, ELEVATED ROADWAYS OR VIADUCTS; ASSEMBLY OF BRIDGES
    • E01D11/00Suspension or cable-stayed bridges
    • E01D11/02Suspension bridges

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Bridges Or Land Bridges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 長大橋において、材料の特質をより活かし、
さらに長いスパンを有することができる橋の形式とその
工法を得る。 【構成】 アンカーレイジや塔に設けられたアンカーに
て高張力を入れられた水平方向ケーブル2と、塔から吊
られたり張られたりするメインケーブル4や斜張ケーブ
ルと、橋の全体構造の中で、橋軸方向で節を形成する骨
格補剛構造材3によって、橋の全体的な骨格が高張力状
態で先ず形成され、その後、道路用などの橋床1は、こ
の骨格補剛構造材に支えられ、形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交通用の橋であって、
骨格構造形式の橋とその架設工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】産業革命以来、鉄が橋に用いられるよう
になって、橋の中央支間長は飛躍的に伸びてきた。我が
国においても、吊橋や斜長橋などの長大橋が施工され、
そのスパンは近年、年を追うごとに長くなっている。し
かるに、新しい国土軸の形成の必要性が高まり、また世
界的にも海峡を横断するプロジェクトが計画されている
こともあり、今までの限界長さをはるかにこえて対岸ど
うしを連結する必要性が高まっている。
【0003】従来、長いスパンの橋は、吊橋や斜張橋の
形式によって施工されていたが、これらの基本的な設計
思想は、桁を上から吊るという思想であった。従って、
特に長大橋においては、外力としては横方向の風荷重が
支配的であるにもかかわらず、吊って架設をするという
作業上の制約もあり、捕剛桁や充腹断面桁には、橋軸方
向の高張力をかけれないまま、架設していた。そのた
め、捕剛桁や充腹断面桁の主たる材料である鋼の、引っ
張り力につよいという特徴を十分生かせないままでい
た。即ち、予め張力を挿入できないでいた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来、
長いスパンに対応する橋の形式としては、斜張橋や吊橋
が考えられていた。その設計思想は、例えば吊橋におい
ては、メインケーブルは補剛桁または充腹断面桁を吊る
役目をはたしている。そして横方向の風荷重などにおい
ては主として補剛桁または充腹断面桁によって横方向の
荷重に対処するように設計されている。(勿論、ケーブ
ルも寄与はするが、横方向に止められていないので揺れ
てしまい、最大限の能力は生かされていない。)
【0005】また、長大橋になると、補剛桁や充腹断面
桁を橋軸方向に連続して組み、その上に道路用などの床
板を補剛桁上面に設置することによって自動車荷重に対
処するようにしている。
【0006】斜張橋では、前述の吊橋と同等に、主塔よ
り斜めに張られるケーブルは補剛桁または充腹断面桁を
持ち上げる役割をはたしている。横方向の風荷重などに
おいては主として補剛桁または充腹断面桁によって横方
向の荷重に対処するように設計されている。この場合、
予め高張力が入っていないため、横に桁が揺れだすと桁
の端では鋼の特質上不利な圧縮力が働くことになる。ま
た、補剛桁や充腹断面桁を橋軸方向に連続して組み、そ
の上に床板を補剛桁上面に設置することによって自動車
荷重に対処するようにしている。
【0007】さて、前記のような設計思想であると、風
荷重や自動車荷重に対処するため、吊橋や斜張橋で用い
られる補剛桁や充腹断面桁はかなりの重さになる。それ
らの桁の自重の重さによって、今度は吊橋のメインケー
ブルや斜張橋のケーブルが負担する張力の限界によって
スパンの限界長が規定されてしまう。
【0008】このような自体を生じさせるのは、長大橋
のスパンが長くなればなる程、横方向の風荷重が支配的
になるわけであるが、この横の風荷重に対処するため、
補剛桁や充腹断面桁を大きく取らなければならなくな
り、それによって、今度は桁の自重が重くなってしま
い、ケーブルが支えきれる限界荷重に近づいてしまうと
いう悪循環に陥っていることに主たる大きな原因があ
る。
【0009】即ち、横荷重に対処する補剛桁や充腹断面
桁の荷重設計において、鋼が有する引っ張りには強いと
いう特徴を生かしきれていないことに原因がある。即
ち、大雑把に纏めてしまうと、現代の長大橋の設計では
風荷重を主として、補剛桁や充腹断面桁の断面が決定さ
れ、その桁自重を支えるように主塔やケーブル長さが決
定され、そのケーブルの限界張力により、スパンが規定
されるという設計思想に基づいている。この方法だと風
が吹けば、補剛桁や充腹断面桁は上から吊られているだ
けなので、揺れやすくなってしまい、それに対処するた
め、断面積だけで剛性を高めようとするのでますます重
い補剛桁や充腹断面桁を用意してしまうことになる。
【0010】また、補剛桁や充腹断面桁には、横風が吹
くと、桁端には圧縮力がかかる場合があり、鋼材は圧縮
力に弱いことから、座屈耐荷力を持たせるのに大きな断
面を必要としてしまい、余計な桁の自重が増え、その分
余計な負担をメインケーブルや上方斜張ケーブルにかけ
てしまい、結果としてスパンの限界長さを短縮してしま
う。
【0011】以上のことを橋の形式の課題としてまとめ
ると、長い橋で外力としては支配的な荷重である横方向
の風荷重に対処するため、鋼が持つ引っ張り力に対して
は強い強度を持つという特色を十分に生かすことができ
れば、鋼の材料が少なくて済み、桁の自重を減らすこと
ができるので、ケーブルの負担も少なくなり、もってよ
り長いスパンの橋を造ることができるようになる。従っ
て、如何にして鋼が持つ特色を生かして横方向の風荷重
に対処する形式とするかが課題となる。
【0012】さらに、以上のことを橋の工法という観点
から見ると、上記のことは、現在の吊橋や斜長橋の建設
する工法にも問題があると言える。それは、ケーブルを
架設した後は、各ユニットごとの補剛桁や充腹断面桁を
順次所定の位置に吊り上げ、そして各ユニットを接合し
ていくという工法をとっているため、この工法である
と、補剛桁や充腹断面桁は、ケーブルにぶら下がってい
ることを基本とするので、各ユニットを結合しても、何
らそのユニットには、橋軸方向の高張力はかけられない
ことになる。
【0013】実際、特に充腹断面桁を用いる斜張橋で
は、充腹断面桁に座屈のおそれもある程の圧縮力が生じ
る場合もあり、長いスパンになればなるほど、このこと
が問題となってスパンが限定されてしまうケースが多
い。
【0014】即ち、ケーブルにぶら下げつつ、各ユニッ
トを結合していっても、出来上がった各ユニットには肝
心要である、橋軸方向に高張力がかかっていないので、
鋼の引っ張りに強いという性質を十分活かしきれない
で、全体が構築されることになるという工法上の問題点
がある。
【0015】そのため、所要の耐荷力を持たせるための
方策として、鋼の特質を活かすのではなく、各ユニット
の断面積を大きく取ることによって対処しようとするこ
とになり、その結果多くの材料を取ることになって自重
もより重くなり、ケーブルも耐えきれなくなってしま
い、スパンを長くとることができない。従って現在の工
法そのものを変え、鋼の材料特質を活かせるような工法
が必要である。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記のような
悪循環に陥らないため、設計思想そのものから変革した
ものである。即ち、長大橋で外力としては設計上支配的
になる風が生み出す横方向の力に対しては、従来のよう
に、何ら高張力が入れられていない、補剛桁や充腹断面
桁で受けるのではなく、基本的には水平方向に並んで左
右に設置される高張力ケーブルで主体的に受け持ち、そ
の効果が最大限に発揮できるように、メインケーブルや
斜張ケーブルと繋がって節々で橋の骨格を形成するため
の、骨格補剛材を橋軸方向に並べ、先ず橋の骨格構造を
高張力で作り上げるという、新しい設計思想の下で構成
される骨格構造形式の橋を提供することを目的とするも
のである。
【0017】即ち、鋼は引っ張りに強いという特性を最
大限生かすため、メインケーブル、水平方向ケーブル、
上方斜張ケーブル、ハンガー、クロスハンガー、下方斜
張ケーブルなど鋼で製造される各種ケーブル部材には全
て高張力が入れられ、これらのピンと張った部材によっ
て橋スパン上の空間上に骨格補剛構造材が、橋軸方向に
一定の間隔を保ちながら並んで配置され固定される。特
に水平方向ケーブルは高張力を入れるため、アンカーを
とり、塔の位置でそのアンカーを取ったり、アンカーレ
イジで取るようにする。塔の位置でアンカーを取る場合
には、骨格補剛構造材3が塔と一体化される場合があ
る。
【0018】即ち、橋を構成する骨格となる部材が大き
なスケールで先ず緊張状態で橋空間上に配置・固定され
る。骨格補剛材は水平方向ケーブルやメインケーブル、
アーチケーブルや斜張ケーブルの配置にもよるが、橋軸
直角方向に圧縮力が働く場合と引っ張り力が働く場合と
があり、それぞれの力に対して最適な材料と構造が提供
されるものである。また、主塔には当然ながら鉛直方向
の圧縮力が働くのであるが、それ以外のメイン部材は全
て高張力が入ってメイン部材で構成される骨格の剛性が
向上されて、風荷重などに対しても、これらの高張力が
入った部材が主として分担する。
【0019】そして、以上のような本発明の骨格構造形
式の橋の特徴を最大限生かすためには、骨格補剛材自体
のスパンを要求される道路や新交通システムの路幅より
もかなり大きく取ることが望ましい。このことによっ
て、横荷重に対してより強度を高めることが可能とな
る。
【0020】骨格補剛材自体のスパンを大きく取ること
によって、橋全体の横方向の断面2次モーメントが飛躍
的に大きくなるし、水平方向ケーブルやメインケーブ
ル、上方斜張ケーブル、下方斜張ケーブルなどの各ケー
ブルにおいても高張力が入るため、橋の骨格を形成する
部材が緊張状態となるため、橋の構造全体が高張力によ
って大きな剛性を有することになり、骨格補剛材もこれ
らのテンションのかかった部材に支えられて橋スパン空
間上に固定されることになる。
【0021】この骨格補剛材は橋軸方向に並んで配置さ
れるが、この橋スパンの空間上に高張力のケーブル部材
で固定された骨格補剛材を足掛かりとして、道路や新交
通システム、鉄道などの交通施設が架設される。
【0022】即ち、本発明の方法であると、長大橋とい
えども、道路や新交通システムの側からみれば、骨格補
剛材は丁度単純桁の橋脚みたいなものであり、単純桁の
橋脚が長大橋のスパン空間上に固定されているわけであ
るから、並んで配置される骨格補剛材を足掛かりとして
道路や新交通システムの床板などが配置されることにな
る。連続することにより長大橋が構成されているような
ものである。
【0023】従って、長いスパンをとばすという場合で
あっても、橋全体としての剛性は主に骨格構造で受持
ち、各骨格補剛材を支えにして、道路や新交通システム
の床板が設置されるので、短いスパンの橋が寄せ集まっ
て長いスパンの橋となるだけである。
【0024】
【作用】吊り橋タイプの本発明の骨格構造形式の橋の場
合、メインケーブルを張った後は、従来のように殆ど全
て出来上がっている補剛桁ユニットを直接メインケーブ
ルに取り付けていくのではなく、先ず、骨格を形成す
る、骨格補剛構造材のみを所定位置に引き上げる。それ
と平行してもしくは後で、骨格補剛構造材と結合を図り
ながら水平方向ケーブルをアンカーレイジ間に張り渡
す。この水平方向ケーブルは、アンカーにて張力をとる
ものであり、高張力で引っ張られるものである。かくし
て、大きな骨格のみが高張力で高剛性で構成される。背
骨のような骨格のみがスパン上に展開されることにな
る。
【0025】特に、この水平方向ケーブルはクリアラン
スの関係上、若干アーチ形をなすものであるが、このこ
とによって、水平方向ケーブルを高張力で橋を正面から
見て左右に引っ張ると下方向の力が働き、丁度ハンガー
とメインケーブルの上向きの力と釣り合って、高張力を
かけることが可能となる。
【0026】このように、高張力がかけられて橋スパン
の空間上に固定された骨格補剛構造材を土台にして、道
路や新交通システムの橋床が搭載されていく。クロスケ
ーブルなどは橋の骨格を補強していくものである。
【0027】斜張橋タイプの本発明の骨格構造形式の橋
の場合、まず、スパン中央の骨格補剛構造材を上斜張ケ
ーブルで吊る。そして水平方向ケーブルを上斜張ケーブ
ルで張られていく各骨格補剛構造材に通しながら、橋全
体の骨格を造っていく。
【0028】そして、水平方向ケーブルをアンカーレイ
ジ間や塔間に張り渡す。この水平方向ケーブルは、吊橋
タイプ同様、アンカーにて張力をとるものであり、高張
力で引っ張られるものである。
【0029】かくして、大きな骨格のみが高張力で構成
される。この骨格を土台にして、道路や新交通システム
の橋床が搭載されていく。クロスケーブルなどは吊橋タ
イプ同様、橋の骨格を補強していくものである。
【0030】
【実施例】実施例について、図面を参照にして説明する
と、図1においては、吊橋タイプの本発明の実施例であ
り、骨格構造部分(図面の制約上、一つのブロックしか
描いていない。)の鳥瞰図である。ここで対象としてい
るのは自動車6をパレット7に乗せて運ぶ新交通システ
ムの路線である。さて、メインケーブル4が塔により平
行して上部に張られる。このメインケーブル4に骨格補
剛構造材3が取り付けられる。この実施例では、メイン
ケーブル4どうしを連結する上部ものと、水平方向ケー
ブル2どうしを連結する中位のもの、そしてアーチケー
ブル8を連結する下位のものというように3つのレベル
のものがある。
【0031】さて、これらのメインケーブル4、水平方
向ケーブル2、アーチケーブル8はそれぞれアンカーに
てアンカーレイジにて高張力が入れられている。お互い
が骨格補剛構造材3とハンガー5、アーチケーブル用ハ
ンガー18を介して引っ張りあっているが、骨格補剛構
造材3はこのケーブル類の形状を保持する役目があり、
場所によって圧縮力が働くところと引っ張り力が働く所
がある。各骨格補剛構造材3は、橋の橋軸方向の節々と
なるわけであるが、その長さを変えることによって、各
ケーブル類にとって最も効率的な緊張状態を作りだすこ
とのできる部材である。例えば、塔の位置にある骨格補
剛構造材3を他の骨格補剛構造材3よりも大きくする
と、橋を上から見たとき、水平方向ケーブル2はアーチ
状の形状となり、より効率的な緊張状態をつくりだせる
ことになる。かくして、骨格補剛構造材3は、高張力で
高剛性で組まれたケーブルにより、空間に固定されこと
になる。
【0032】上記のメインケーブル4、水平方向ケーブ
ル2、アーチケーブル8、ハンガー5、アーチケーブル
用ハンガー18は、通常、金属で造られるものである
が、勿論、炭素繊維などの新素材でもかまわないもので
あり、引っ張り力に強い材質であればよい。
【0033】骨格補剛ケーブル16は、各骨格補剛構造
材3の間に設けられるもので、橋の鉛直荷重に対する強
度を特に高めるものである。骨格補剛ケーブル連結材1
7によりその交差箇所は固定され、トラス構造としての
働きも有するようになる。また、上方クロスハンガー9
は、上にある骨格補剛構造材3と中の骨格補剛構造材3
とを結び、そして、上方クロスハンガー連結材10によ
り、交差箇所で連結され、それぞれの上方クロスは一体
となって働き、橋全体の特に横荷重に対して効果を発揮
するものである。さらに、この上方クロスハンガー連結
材10どうしはケーブルによって結ばれ、橋床を吊るた
めの中央ハンガー14ケーブルに橋床1を吊るための橋
スパン空間上の固定点(勿論、風などで多少は揺れ
る。)を提供するものである。
【0034】自動車6は新交通システムの橋床1に載っ
ているが、この橋床1は、新交通システム用であり、幅
が狭い。それは、自動車6がパレット7に搭載されて移
動するため、自動運転となり、路幅を人間が運転する時
よりも格段に狭くすることができるからである。
【0035】上記の新交通システム23を、従来のよう
に、そのシステムを抱き合わせた補剛桁ユニットを作り
それをハンガー5にて吊って整合させようとすれば、非
常にスレンダーな橋となり、耐風上好ましくない。(耐
風上の問題をクリアしようとすると今度は補剛桁断面が
大きくなり、自重が増えることになる。)
【0036】しかるに本発明の方法であると、橋の大き
な骨格がまず橋スパンの空間上に展開され、その大きな
枠組みができ上がった後で新交通システム23は吊られ
ることになる。風や地震などの全体に対する外力に対し
ては、大きな骨格が受け持つことになるので、非常に揺
れにくくなる。また骨格自体も骨格補剛ケーブル16や
骨格補剛ケーブル連結材17、上方クロスハンガー9、
上方クロスハンガー連結材10、下方クロスハンガー1
1、下方クロスハンガー連結材12などで高い張力が様
々な方向から入れられて緊張状態であるので、剛性は非
常に高くなる。特に骨補剛ケーブル連結材17や上方ク
ロスハンガー連結材10、下方クロスハンガー連結材1
2などは、ずれて骨組みが変形するのを防ぐ働きがある
ので、その分、骨格の剛性が高くなるという効果があ
る。
【0037】橋床1は、中央ハンガー14で骨格補剛構
造材3間を吊られると同時に、橋床補剛ケーブル15で
橋軸方向に引っ張り力が働いているので、PC桁橋と同
様に緊張した状態で骨格補剛構造材3間を連結すること
になる。
【0038】以上のことで判るように、新交通システム
23のようなスレンダーな対象構造物ほど本発明の特徴
がもっとも活かせる。橋はどのみちフルコントロールの
区間であるから、本体がスレンダーに設計できる新交通
システム23を抱き合わせて、本発明の橋梁を設計すれ
ば、自重が楽になるので、より長い橋を造ることができ
る。
【0039】図2に示される実施例では、吊橋タイプの
骨格構造形式の橋である。塔19は橋脚20の上に建設
され、メインケーブル4を吊る。水平方向ケーブル2は
アンカー21により、アンカーレイジ22にて固定さ
れ、高張力が入れられる。橋床1は、骨格補剛構造材3
を支えにしながら架設される。骨格補剛構造材3は、橋
軸の方向で、丁度橋の節を形成するように配置される。
アーチケーブル8は高張力が入れられ、その緊張状態に
よって、高剛性の骨格を形成するものである。ハンガー
5およびアーチケーブル用ハンガー18はこれらのケー
ブル間を連結し、骨格補剛構造材3と相まって全体の橋
の骨格を形成するものである。新交通システム23は橋
床1と一体となって、橋軸方向に並んで配置される骨格
補剛構造材3を足掛かりとして、橋のスパンを渡るもの
である。
【0040】図3に示される実施例は、図2の実施例と
同じであるが、橋を上から見た場合の水平方向ケーブル
2の位置と、メインケーブル4の位置あるいはアーチケ
ーブル8の位置は同じであってもよいが、通常、違った
方が、各ケーブルにより緊張を与えることができること
になる。この例では、水平方向ケーブル2はその効果が
より発揮できるように、メインケーブル4とはアンカー
21の位置をずらしてある。そして、骨格補剛構造材3
においては塔19の箇所では、アンカー21と同様、水
平方向ケーブル2を開く役割を有するが、それ以外は以
外は水平方向ケーブル2を節々で締めつける役割を有す
る。従ってこの実施例の場合では、塔19の箇所以外の
骨格補剛構造材3は水平方向ケーブル2との接続はケー
ブルで行った方が望ましい。これらの骨組み構造によ
り、水平方向ケーブル2にも高張力がかかり、橋全体と
して高剛性のものとなる。
【0041】図4に示される実施例は、アーチケーブル
8がない場合の吊橋タイプの実施例を示したものであ
る。塔19近辺を鳥瞰したものであるが、メインケーブ
ル4とハンガー5によって骨格補剛構造材3は吊られ、
それと同時に水平方向ケーブル2によって骨格補剛構造
材3は橋スパンの空間上に固定される。その上に、この
場合は、新交通システム23が搭載される。塔19にお
いては、骨格補剛構造材3と一体となっているが、骨格
補剛構造材3によって、左右の水平方向ケーブル4の間
は塔の幅よりも大きく、その分だけ、横の断面2次モー
メントと張力が大きくとれるので、橋の骨格の剛性を高
くすることが可能となるので、好ましい。
【0042】図5に示される実施例は、吊橋タイプの実
施例で、中央スパンの中央付近の桁断面を取り出したも
のである。この実施例では、左右のメインケーブル4の
間を連結する骨格補剛構造材3と、左右の水平方向ケー
ブル2の間を連結する骨格補剛構造材3、そして左右の
アーチケーブル8の間を連結する骨格補剛構造材3が取
りつけられている。また、上方クロスハンガー9によ
り、メインケーブル4と中位置の骨格補剛構造材3は交
差して連結され、上クロスハンガー連結材10により、
荷重がかかった場合でも上方クロスハンガーのずれを防
ぎ、より高い剛性で対処できるようになるものである。
同様に、アーチケーブル8と骨格補剛構造3とを連結し
剛性を高める、下方クロスハンガー11と下方クロスハ
ンガー連結材12が取りつけられる。下方クロスハンガ
ー連結材12と連結するものとして中央支持材13があ
るが、これは、橋床1を下側から押し上げるものであ
る。橋床1は、道路用、鉄道用などが考えれるが、この
実施例では新交通システム用のものであり、この場合で
あると、パレット7に載って、自動車6が運転されるこ
とになる。橋床1は、上クロスハンガー連結材10から
伸びる、中央ハンガー14によって、吊られることにな
る。
【0043】図6に示される実施例は、斜長橋タイプの
実施例である。塔19は橋脚20の上に建設される。水
平方向ケーブル2はアンカー21により、アンカーレイ
ジ22にて固定され、高張力が入れられる。骨格補剛構
造材3は塔19より斜めに張られる上方斜張ケーブル2
4と、下方斜張ケーブル25によって塔19側に引っ張
られるが、水平方向ケーブル2によって反対側にも引っ
張られ釣り合いが取れるようになっている。橋床1は、
骨格補剛構造材3を支えにしながら架設される。骨格補
剛構造材3は、橋軸の方向で、丁度橋の節を形成するよ
うに配置される。水平方向ケーブル2と塔19により吊
られる、上方斜張ケーブル24と、下方斜張ケーブル2
5によって、この橋を構成する骨格は高張力が入れら
れ、その緊張状態によって、高剛性の骨格を形成するも
のである。新交通システム23は橋床1と一体となっ
て、橋軸方向に並んで配置される骨格補剛構造材3を足
掛かりとして、橋のスパンを渡るものである。なお、こ
の実施例では、上方斜張ケーブル24と、下方斜張ケー
ブル25の、塔19から張り出す位置については、塔1
9の幅をでていないが、塔19からカンチレバーを張り
出して、上方斜張ケーブル24と、下方斜張ケーブル2
5を張り出すことも考えられる。その方が、橋骨格の横
剛性を高める上では好ましい。
【0044】図7に示される実施例は、斜長橋タイプの
実施例である。塔19近辺を鳥瞰したものであるが、上
方斜張ケーブル24と、下方斜張ケーブル25、それと
同時に水平方向ケーブル2によって骨格補剛構造材3は
橋スパンの空間上に固定される。その上に、橋床1が骨
格補剛構造材3を土台に架設される。塔19において
は、骨格補剛構造材3と一体となっているが、骨格補剛
構造材3によって、左右の水平方向ケーブル4の間は塔
の幅よりも大きく、その分だけ、横の断面2次モーメン
トと張力が大きくとれるので、橋の骨格の剛性を高くす
ることが可能となるので、好ましい。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の骨格構造形
式の橋は、まず橋全体の骨格となる部材の剛性を高張力
によって格段に高めた上で、その骨格に載るように、対
象となる道路用または新交通システム用または鉄道用の
(いずれも併用があり得る)橋床を設けるものである。
【0046】従って、長いスパンになればなる程、外力
としては支配的になる風荷重などは、主に骨格構造が分
担することになるわけで、その骨格自体には高張力が入
っているのであるから、高い効率で荷重を分担すること
ができ、よって少ない鋼の材料で非常に長いスパンの橋
を得ることができる。
【0047】上記のように、自重を減らすことができる
ので、上部工の工費の節減となるばかりか、塔にかかる
荷重を減らすことができ、下部工事の費用も減らすこと
ができる。
【0048】また、本発明の骨格構造の有する高い剛性
により、従来の斜長橋や吊橋では得られない、超長大橋
を構成することができるわけで、橋のスパンを非常に長
くとることが可能である。
【0049】骨格構造で造られた骨組みは、風を通過さ
せ易いオープンな構造なので、風の外力を非常に逓減で
き、揺れも少なく、メンテナンス上有利である。
【0050】水平方向ケーブルとメインケーブル、上下
の斜張ケーブル、それと骨格補剛材で構成させる形状
は、ハニカム構造に展開することも可能で、しかも橋軸
方向に自由にデザインできる。要するにこの橋の形式で
あると、3次元的にデザインすることになるので、一気
にデザインのバリエーションが豊富となり、設計の許容
範囲が広いので、様々な地点の特徴を組みつつ、柔軟で
最適な設計ができるものである。また、近年橋は文化資
産としての価値も有するようになっているが、本発明の
橋の形式であると、今までにない、全く新しい橋の美観
を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吊橋タイプの骨格構造形式の橋の桁部分の実施
例を示す鳥瞰図である。
【図2】吊橋タイプの骨格構造形式の橋の実施例を示す
正面図である。
【図3】吊橋タイプの骨格構造形式の橋の実施例を示す
平面図である。
【図4】吊橋タイプの骨格構造形式の橋の実施例を示す
鳥瞰図である。
【図5】吊橋タイプの骨格構造形式の橋で橋軸方向から
見た実施例を示す図である。
【図6】斜張橋タイプの骨格構造形式の橋の実施例を示
す正面図である。
【図7】斜張橋タイプの骨格構造形式の橋の実施例を示
す正面図である。
【符号の説明】
1 橋床 2 水平方向ケーブル 3 骨格補剛構造材 4 メインケーブル 5 ハンガー 6 自動車 7 パレット 8 アーチケーブル 9 上方クロスハンガー 10 上方クロスハンガー連結材 11 下方クロスハンガー 12 下方クロスハンガー連結材 13 中央支持材 14 中央ハンガー 15 橋床補剛ケーブル 16 骨格補剛ケーブル 17 骨格補剛ケーブル連結材 18 アーチケーブル用ハンガー 19 塔 20 橋脚 21 アンカー 22 アンカーレイジ 23 新交通システム 24 上方斜張ケーブル 25 下方斜張ケーブル

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】橋の両端(両岸など)に設置されたアンカ
    ーレイジ間に架けられた交通用の橋床の下方に橋脚を設
    けた骨格構造形式の橋において、 アンカーにて設けた水平方向ケーブルと、前記橋脚にお
    いて、水平方向ケーブルより上方に立脚した塔と、橋軸
    直角方向の断面側からみて左右両端の水平方向ケーブル
    どうしを丁度橋軸方向で節を形成するように連結し橋軸
    方向に配置された骨格補剛構造材と、該塔頂と両端の前
    記アンカーレイジとを結ぶメインケーブルと、メインケ
    ーブルより該骨格補剛構造材を吊るハンガーと、水平方
    向ケーブルとハンガーによって橋のスパン空間上に固定
    され橋軸方向に配置された骨格補剛構造材を支えにして
    架設される交通用の橋床を設けることを特徴とする吊橋
    タイプの骨格構造形式の橋。
  2. 【請求項2】橋の両端(両岸など)に設置されたアンカ
    ーレイジ間に架けられた交通用の橋床の下方に橋脚を設
    けた骨格構造形式の橋において、 アンカーにて設けた水平方向ケーブルと、前記橋脚にお
    いて、水平方向ケーブルより上方に立脚した塔と、橋軸
    直角方向の断面側からみて左右両端の水平方向ケーブル
    どうしを丁度橋軸方向で節を形成するように連結し橋軸
    方向に配置された該骨格補剛構造材と塔の上方とを斜め
    に張る上方斜張ケーブルと、水平方向ケーブルと上方張
    ケーブルとによって橋のスパン空間上に固定され橋軸方
    向に配置される骨格補剛構造材を支えにして架設される
    交通用の橋床とを設けることを特徴とする斜張橋タイプ
    の骨格構造形式の橋。
  3. 【請求項3】請求項1記載の骨格構造形式の橋におい
    て、さらにアンカレージと橋脚間、各橋脚間とを水平方
    向にて結び請求項1で記載された該水平方向ケーブルを
    下方にあって、橋を正面から見た場合、アーチ状を形成
    するアーチケーブルと、アーチケーブルと前記水平方向
    ケーブルや請求項1で記載された該骨格補剛構造材とを
    連結するアーチケーブル用ハンガーを設けることを特徴
    とする骨格構造形式の橋。
  4. 【請求項4】請求項1記載の骨格構造形式の橋におい
    て、請求項1で記載された前記塔下部と前記水平方向ケ
    ーブルまたは前記骨格補剛構造材との間において、橋を
    正面から見て塔下部より左右に傾めに張る下方斜張ケー
    ブルを設けることを特徴とする骨格構造形式の橋。
  5. 【請求項5】請求項1、3又は4記載の骨格構造形式の
    橋において、メインケーブルより吊られ、橋軸直角方向
    の断面から見て反対側の水平方向ケーブルまたは該骨格
    補剛構造材の反対側の端を斜めに交差して結ぶ上方クロ
    スハンガーをさらに設けることを特徴とする骨格構造形
    式の橋。
  6. 【請求項6】請求項5記載の骨格構造形式の橋におい
    て、上方クロスハンガーどうしが交差する箇所におい
    て、お互いの上方クロスハンガーを連結する上方クロス
    ハンガー連結材をさらに設けることを特徴とする骨格構
    造形式の橋。
  7. 【請求項7】請求項6記載の骨格構造形式の橋におい
    て、橋軸直角方向の断面から見て中央の位置にある上方
    クロスハンガー連結材から垂直に吊られ、該骨格補剛構
    造材の中央箇所や交通用の橋床中央の箇所を吊るための
    中央ハンガーをさらに設けることを特徴とする骨格構造
    形式の橋。
  8. 【請求項8】請求項3、又は5〜7記載の橋においてア
    ーチケーブルを設けることを特徴とする骨格構造形式の
    橋において、アーチケーブルのある箇所と橋軸直角方向
    の断面から見て反対側の水平方向ケーブルまたは該骨格
    補剛構造材の反対側の端とを斜めに交差して結ぶ下方ク
    ロスハンガーをさらに設けることを特徴とする骨格構造
    形式の橋。
  9. 【請求項9】請求項8記載の骨格構造形式の橋におい
    て、さらに下方クロスハンガーどうしが交差する箇所に
    おいて、お互いの下方クロスハンガーを連結する下方ク
    ロスハンガー連結材を設けることを特徴とする骨格構造
    形式の橋。
  10. 【請求項10】請求項9記載の骨格構造形式の橋におい
    で、さらに橋軸直角方向の断面から見て中央の位置にあ
    る下方クロスハンガー連結材を介して、請求項1記載の
    該骨格補剛構造材の中央箇所や交通用の橋床中央の箇所
    を連結する中央支持材を備えることを特徴とする骨格構
    造形式の橋。
  11. 【請求項11】請求項4、又は5〜7記載の橋であって
    下方斜張ケーブルを備える骨格構造形式の橋において、
    下方斜張ケーブルのある箇所と橋軸直角方向の断面から
    見て反対側の水平方向ケーブルまたは該骨格補剛構造材
    の反対側の端とを斜めに交差して結ぶ下方クロスハンガ
    ーをさらに設けることを特徴とする、骨格構造形式の
    橋。
  12. 【請求項12】請求項11記載の骨格構造形式の橋にお
    いて、下方クロスハンガーどうしが交差する箇所におい
    て、お互いの下方クロスハンガーを連結する下方クロス
    ハンガー連結材をさらに設けることを特徴とする骨格構
    造形式の橋。
  13. 【請求項13】請求項12記載の骨格構造形式の橋にお
    いて、橋軸直角方向の断面から見て中央の位置にある下
    方クロスハンガー連結材と、該骨格補剛構造材の中央箇
    所や交通用の橋床中央の箇所を連結する中央支持材をさ
    らに備えることを特徴とする骨格構造形式の橋。
  14. 【請求項14】請求項2記載の骨格構造形式の橋におい
    て、水平方向には張られるがアンカレージと橋脚間、各
    橋脚間とを結び請求項1で記載された該水平方向ケーブ
    ルより下方に設置され、橋を正面から見た場合アーチを
    形成するアーチケーブルと、アーチケーブルと該水平方
    向ケーブルや該骨格補剛構造材とを連結するアーチケー
    ブル用ハンガーをさらに設けることを特徴とする骨格構
    造形式の橋。
  15. 【請求項15】請求項2記載の骨格構造形式の橋におい
    て、前記塔下部と前記水平方向ケーブルとの間におい
    て、橋を正面から見て塔下部より左右に傾めに張る下方
    斜張ケーブルを設けることを特徴とする骨格構造形式の
    橋。
  16. 【請求項16】請求項2、14、又は15記載の骨格構
    造形式の橋において、さらに上斜張ケーブルのある箇所
    と橋軸直角方向の断面から見て反対側の水平方向ケーブ
    ルまたは該骨格補剛構造材の反対側の端へと斜めに交差
    して結ぶ上方クロスハンガーを設けることを特徴とする
    骨格構造形式の橋。
  17. 【請求項17】請求項16記載の骨格構造形式の橋にお
    いて、上方クロスハンガーどうしが交差する箇所におい
    て、お互いのクロスハンガーを連結するクロスハンガー
    連結材をさらに設けることを特徴とする骨格構造形式の
    橋。
  18. 【請求項18】請求項17記載の骨格構造形式の橋にお
    いて、橋軸直角方向の断面から見て中央の位置にある上
    方クロスハンガー連結材から垂直に吊られ、該骨格補剛
    構造材の中央箇所や交通用の橋床中央の箇所を吊るため
    の中央ハンガーをさらに設けることを特徴とする骨格構
    造形式の橋。
  19. 【請求項19】請求項14、又は16〜18記載の橋に
    おいてアーチケーブルを備える骨格構造形式の橋におい
    て、アーチケーブルのある箇所と橋軸直角方向の断面か
    ら見て反対側の水平方向ケーブルまたは該骨格補剛構造
    材の反対側の端とを斜めに結ぶ下方クロスハンガーをさ
    らに設置することを特徴とする、骨格構造形式の橋。
  20. 【請求項20】請求項19記載の骨格構造形式の橋にお
    いて、下方クロスハンガーどうしが交差する箇所におい
    て、お互いの下方クロスハンガーを連結する下方クロス
    ハンガー連結材をさらに設けることを特徴とする骨格構
    造形式の橋。
  21. 【請求項21】請求項20記載の骨格構造形式の橋にお
    いて、橋軸直角方向の断面から見て中央の位置にある下
    方クロスハンガー連結材と、請求項2記載の該骨格補剛
    構造材の中央箇所や交通用の橋床中央箇所を連結する中
    央支持材をさらに備えることを特徴とする骨格構造形式
    の橋。
  22. 【請求項22】請求項15、又は16〜18記載の橋で
    あって下方斜張ケーブルを備える骨格構造形式の橋にお
    いて、下方斜張ケーブルのある箇所と橋軸直角方向の断
    面から見て反対側の水平方向ケーブルまたは該骨格補剛
    構造材の反対側の端とを斜めに結ぶ下方クロスハンガー
    をさらに設けることを特徴とする骨格構造形式の橋。
  23. 【請求項23】講求項22記載の骨格構造形式の橋にお
    いて、下方クロスハンガーどうしが交差する箇所におい
    て、お互いの下方クロスハンガーを連結する下方クロス
    ハンガー連結材をさらに設けることを特徴とする骨格構
    造形式の橋。
  24. 【請求項24】請求項23記載の骨格構造形式の橋にお
    いて、橋軸直角方向の断面から見て中央の位置にある下
    方クロスハンガー連結材と、請求項1記載の該骨格補剛
    構造材の中央箇所や交通用の橋床中央の箇所を連結する
    中央支持材をさらに設けることを特徴とする骨格構造形
    式の橋。
  25. 【請求項25】請求項1〜24記載の骨格構造形式の橋
    において、橋軸直角方向の断面から見て左右の水平方向
    ケーブルを連結する橋軸直角方向補剛ケーブルをさらに
    備えることを特徴とする骨格構造形式の橋。
  26. 【請求項26】請求項1〜25記載の骨格構造形式の橋
    において、交通用の橋床を設置する箇所においても、各
    該骨格補剛構造材の間に橋軸方向補剛ケーブルをさらに
    備えることを特徴とする骨格構造形式の橋。
  27. 【請求項27】請求項1〜26記載の骨格構造形式の橋
    において、各該骨格補剛構造材の間に橋軸方向の補剛ケ
    ーブルをさらに備えることを特徴とする骨格構造形式の
    橋。
  28. 【請求項28】請求項1〜27記載の骨格構造形式の橋
    において、各該骨格補剛構造材の間に骨格補剛構造材ど
    うしが構成する面に対して交差する補剛ケーブルをさら
    に備えることを特徴とする骨格構造形式の橋。
  29. 【請求項29】請求項1〜28記載の骨格構造形式の橋
    において、各該骨格補剛構造材の間に骨格補剛構造材ど
    うしが構成する面に対して交差する補剛ケーブルの交差
    点において、連結材を備えることを特徴する骨格構造形
    式の橋。
  30. 【請求項30】請求項1〜29記載の骨格構造形式の橋
    において、各該骨格補剛構造材の間に骨格補剛構造材ど
    うしが構成する面に対して、トラス構造をさらに備える
    ことを特徴とする骨格構造形式の橋。
  31. 【請求項31】請求項1〜30記載の骨格構造形式の橋
    において、塔が、骨格補剛構造材と一体となって張出し
    部分を有した、塔を有することを特徴とする骨格構造形
    式の橋。
  32. 【請求項32】請求項1〜31記載の骨格構造形式の橋
    において、水平方向ケーブルが塔の位置においてアンカ
    ーを取る構造を有することを特徴とする骨格構造形式の
    橋。
  33. 【請求項33】請求項1〜32記載の骨格構造形式の橋
    において、水平方向ケーブルを先ず渡し、アンカーに差
    し込んでテンションを掛けながら、次にメインケーブル
    や上方斜張ケーブルで上につり上げて、骨格補剛構造材
    を橋のスパン空間上の所要の位置にセッティングする作
    業を行いながら、橋全体の骨格形を高緊張状態で一旦作
    り上げた後、交通用の橋床を、橋のスパン空間上に橋軸
    方向に並ぶ骨格補剛構造材を支えにして架設していく骨
    格構造形式の橋の架設工法。
JP5168296A 1993-06-02 1993-06-02 骨格構造形式の橋及びその架設工法 Pending JPH06341110A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5168296A JPH06341110A (ja) 1993-06-02 1993-06-02 骨格構造形式の橋及びその架設工法
US08/249,154 US5513408A (en) 1993-06-02 1994-05-25 Frame structured bridge
US08/455,010 US5493746A (en) 1993-06-02 1995-05-31 Frame structured bridge

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5168296A JPH06341110A (ja) 1993-06-02 1993-06-02 骨格構造形式の橋及びその架設工法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06341110A true JPH06341110A (ja) 1994-12-13

Family

ID=15865388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5168296A Pending JPH06341110A (ja) 1993-06-02 1993-06-02 骨格構造形式の橋及びその架設工法

Country Status (2)

Country Link
US (2) US5513408A (ja)
JP (1) JPH06341110A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100904880B1 (ko) * 2007-07-20 2009-06-29 코스피 주식회사 아치와 언더텐션을 합성한 장스팬 구조물 및 이의 시공방법
CN110878516A (zh) * 2019-12-17 2020-03-13 林同棪国际工程咨询(中国)有限公司 增加主梁横向刚度的下承式系杆拱桥
US20220205197A1 (en) * 2020-12-28 2022-06-30 Allen J. Dusault Systems and methods for spanning structures

Families Citing this family (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9726717D0 (en) * 1997-12-18 1998-02-18 Steel Construction Inst The Improvements in and relating to suspension bridges
AT409252B (de) * 1999-03-15 2002-07-25 High Technology Invest Bv Transporteinrichtung für seilgezogene fahrzeuge
KR20010048238A (ko) * 1999-11-25 2001-06-15 염병대 아치형 교각
KR100373784B1 (ko) * 2000-07-06 2003-02-26 삼성물산 주식회사 3차원 현수교에서의 와이어정렬장치 및 이를 이용한와이어정렬방법
WO2002095134A1 (fr) * 2001-05-23 2002-11-28 Abdeghafour Ben Kiran Ponts de grande envergure
FR2830548B1 (fr) * 2001-10-04 2004-06-18 Andre Marc Reimbert Renforcement des ponts suspendus
FR2830549B1 (fr) * 2001-10-04 2004-04-09 Andre Marc Reimbert Renforcement des ponts a haubans
AU2002366795A1 (en) * 2001-12-20 2003-07-09 Hill-Rom Services, Inc. Bed siderails
US6785925B1 (en) 2002-04-15 2004-09-07 Curtis L. Donaldson Bridge system
CN100379619C (zh) * 2003-07-24 2008-04-09 于晓波 悬索交通系统
US7415746B2 (en) * 2005-12-01 2008-08-26 Sc Solutions Method for constructing a self anchored suspension bridge
US20090078148A1 (en) * 2007-09-26 2009-03-26 Cylvick Eric S Suspended coaster rail apparatus and method
CN101942797B (zh) * 2010-09-21 2012-01-18 招商局重庆交通科研设计院有限公司 一种缆索约束桥墩抗震结构
CN102234961A (zh) * 2011-01-30 2011-11-09 陈文� 非机动车和行人过江的机械式自动通道装置
CN102146658B (zh) * 2011-03-04 2012-06-20 清华大学 局部不组合的悬索桥钢-混凝土组合桥面系及其施工方法
CN102121234B (zh) * 2011-04-23 2012-04-04 中铁三局集团有限公司 一种双塔五跨钢桁梁斜拉桥的快速施工方法
WO2013188341A2 (en) * 2012-06-11 2013-12-19 Parsons Corporation Redundancy truss for cable-stayed and other bridge types
AT513454B1 (de) * 2012-09-10 2014-07-15 Ahmed Adel Parabolrinnenkollektor mit verstellbaren Parametern
CN103343510B (zh) * 2013-07-09 2015-06-10 江西省交通设计研究院有限责任公司 一种防止斜拉桥在地震作用下发生碰撞的方法
US9669319B2 (en) 2014-08-05 2017-06-06 Zipholdings, Llc Terminal-recoil-attenuation system and method
US10010798B2 (en) 2014-08-05 2018-07-03 Zip Holdings, Llc Unattended, self-guided, zip-line, tour system and method
CN105178167B (zh) * 2015-06-12 2017-03-29 中国电建集团贵阳勘测设计研究院有限公司 一种双层钢索桥及其架设方法
US10213700B2 (en) 2015-10-27 2019-02-26 Zipholdings, Llc Emergency-egress, zip-line system and method
US10150487B2 (en) 2015-10-27 2018-12-11 Zipholdings, Llc Marine-environment, emergency-egress system and method
KR101664990B1 (ko) * 2016-05-30 2016-10-11 (주)신흥이앤지 모듈로 조립되는 복합 터널 방식 교량
US10835834B2 (en) 2016-11-10 2020-11-17 High Velocity Designs, Llc Coaster and trolley system and method
US10189484B2 (en) * 2017-01-24 2019-01-29 The Boeing Company Support systems and methods for a transportation system
CN107227692B (zh) * 2017-07-18 2023-01-24 广西路桥工程集团有限公司 一种斜拉扣挂安装系统
IT201800005024A1 (it) * 2018-05-04 2019-11-04 Marco Covi Ponte stabilizzato
CN110130202B (zh) * 2019-04-30 2024-02-09 饶诗维 采用拱肋平抑竖向挠曲的柔性体系铁路桥梁及其施工方法
CN113565023B (zh) * 2020-08-27 2022-11-08 孙德明 抗风型悬索吊桥
CN114737465B (zh) * 2022-04-26 2024-03-29 中国华西工程设计建设有限公司 一种大跨度桥梁结构及其施工方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3979787A (en) * 1971-10-08 1976-09-14 Ahlgren Nils H Method of supporting bridge structures and like heavy-weight rigid structures upon displacement thereof
DE2553746C3 (de) * 1974-12-10 1980-01-17 Gerhard Dietlikon Mueller (Schweiz) Tragsystem für eine Hängebahn
CH611958A5 (ja) * 1977-05-17 1979-06-29 Rudolf Baltensperger
FR2396127A1 (fr) * 1977-06-29 1979-01-26 Bretagne Atel Chantiers Procede de mise en place d'une structure support de torchere pour plate-forme petroliere
CA1169208A (en) * 1981-01-08 1984-06-19 Nmi Limited Long-span bridges
DE3114532C1 (de) * 1981-04-10 1982-11-04 Willy Habegger AG, 3600 Thun Haengebruecke
DE3132398C2 (de) * 1981-08-17 1985-05-09 Dyckerhoff & Widmann AG, 8000 München Versteifungsträger für eine Schrägseilbrücke
US4535498A (en) * 1983-04-14 1985-08-20 Webster David R Suspension bridge
DE3403140C1 (de) * 1984-01-31 1985-07-11 Dyckerhoff & Widmann AG, 8000 München Tragwerk,insbesondere Brueckentragwerk
JP2598521B2 (ja) * 1989-08-24 1997-04-09 日本板硝子株式会社 着色鏡の製造方法
JP2592005B2 (ja) * 1990-05-18 1997-03-19 株式会社小糸製作所 車輌用前照灯

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100904880B1 (ko) * 2007-07-20 2009-06-29 코스피 주식회사 아치와 언더텐션을 합성한 장스팬 구조물 및 이의 시공방법
CN110878516A (zh) * 2019-12-17 2020-03-13 林同棪国际工程咨询(中国)有限公司 增加主梁横向刚度的下承式系杆拱桥
US20220205197A1 (en) * 2020-12-28 2022-06-30 Allen J. Dusault Systems and methods for spanning structures
US11767646B2 (en) * 2020-12-28 2023-09-26 Allen J. Dusault Systems and methods for spanning structures

Also Published As

Publication number Publication date
US5493746A (en) 1996-02-27
US5513408A (en) 1996-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06341110A (ja) 骨格構造形式の橋及びその架設工法
CN110747746B (zh) 路桥预制小箱梁式隐盖梁临时支承体系及其施工方法
US4987629A (en) Deck for wide-span bridge
JPH0733644B2 (ja) 甲板及び該甲板を支持する要素とから成る橋、特に長スパンの斜張橋、並びにその構築方法
EP0195861A1 (en) Suspension bridge
JP4057953B2 (ja) 橋梁及びその架設方法
US5121518A (en) Cable-stayed bridge and construction process
JP2011214221A (ja) 吊橋の補剛桁および吊橋の補剛桁の施工方法
CN106545115B (zh) 装配式钢-混凝土组合楼盖的施工方法
JP4220295B2 (ja) 波形鋼板ウエブpc橋閉合部の施工方法
KR20060123140A (ko) 탑, 교량빔, 주/현수 케이블, 현수 바, 및 대각선 케이블스테이로 이루어진 교량 구조
JPH01299943A (ja) トラス構造
US5727272A (en) Composite structure, especially bridge
JP3032464B2 (ja) 側径間閉合部支保工
CN215593647U (zh) 一种采用钢桁-砼预制结合梁段的梁拱组合结构
KR102244346B1 (ko) 현장조립형 보행전망교 및 보행전망교 시공방법
JP3600006B2 (ja) 小規模吊橋
KR100277608B1 (ko) 입체 트러스 바닥 구조체 및 그 축조 방법
JP3908816B2 (ja) 吊床版橋の構築方法
JPH0693603A (ja) 逆アーチ状弧部材及び斜張構造を用いた梁構築装置及び該梁構築装置に用いる逆アーチ状弧部材
Arenas et al. Barqueta Bridge, Sevilla, Spain
JP2883812B2 (ja) 小規模吊橋
JP2635757B2 (ja) 二重コンクリート床版を有する吊橋の補剛桁
CN216663757U (zh) 一种人行桥梁桥跨结构
CN217232352U (zh) 一种大跨度装配式组合拱形重屋盖结构

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees