JP4057953B2 - 橋梁及びその架設方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、吊床版とアーチリブを接合した橋梁及びその架設方法に係るものであり、特に吊床版とアーチリブを適切な位置で接合した橋長の大きい橋梁及びその架設方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
橋梁の一形式として吊床版橋がある。吊床版は、鋼材の引張抵抗力を利用して橋台等に吊支持されるため、中間橋脚の設置が困難な場所において軽量で長支間の橋梁として採用されている。しかし、支間長が長い場合、サグが大きくなったり揺れが生じ易く、交通に支障を生じることがある。このような問題点を解消するためにアーチリブで吊床版を支持した橋梁が知られている。(非特許文献1)この橋梁は、アーチアバットからアーチリブを架け渡し、その上にアーチリブの支間長よりも長い吊床版を架設し、吊床版の一部をアーチリブクラウン部により支持させるものである。したがって、長い橋長においても吊床版の支間長を短くすることができ、吊床版に生じるサグの大きさ及び揺れを抑制することができる。また、吊床版とアーチを結合することにより鉛直荷重を分散させることができるため断面積が小さい部材で架設でき、軽量な橋梁とすることができる。
【0003】
一方、アーチリブを架設する方法としてロアリング工法が知られている。ロアリング工法は、アーチリブを支間中央部で2分割したものを各々のアーチアバット上で上方へ立ち上げるように製作し、これを前方に回転降下させた後、中央部分を閉合する工法である。この回転降下は、アーチアバットより上方に位置するアンカーブロックとアーチリブとを結ぶケーブルによってアーチリブを支持するとともに、このケーブルを徐々に送り出すことにより行なわれる。そして、ロアリング完了時にケーブルは撤去される。この工法によれば、支保工や大型架設機を必要としないばかりかコンクリート打設をアーチアバット上で行なうため、品質管理が容易である。また、施工期間が短くなるという長所もある。
【0004】
【非特許文献1】
著者 Jiri Strasky
論文名 Self-Anchored Stress-Ribbon Structure Stiffened by Arch.
fib SYMPOSIUM 1999 Vol.2,pp.781-782 Oct..,1999
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような吊床版とアーチリブを接合させた橋には解決が望まれる次のような課題がある。
吊床版をアーチクラウン部のみで支持すると、アーチリブに大きな曲げモーメントが生じ、アーチリブの断面積及び剛性を大きなものとする必要が生じる。
また、橋長及びアーチリブの支間長が大きくなると、アーチアバットの後方に設けた橋台とアーチリブとの間に架設された吊床版の支間も大きくなり、大きなサグが生じ、揺れ易くなる欠点がある。
さらに、アーチの支間が大きくなると、アーチの高さ(ライズ)を大きくする必要が生じ、従来から知られている橋梁のように吊床版を下方からアーチによって支える構造とすると、路面の高低差が大きくなる場合がある。
【0006】
本願に係る発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、吊床版とアーチリブを結合させることにより軽量で支間長の大きい橋梁であって、横揺れに対しても安定した橋梁を提供すること、及びこのような橋梁を経済的かつ効率よく構築する方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、 地盤上に構築された複数のアーチアバットと、 該アーチアバット間に架け渡されたアーチリブと、 該アーチリブ上に立設された支柱と、 前記アーチアバットより高い位置で地盤上に構築された橋台と、 該橋台に一端を定着し、前記支柱の上端部に結合するとともに該支柱の両側に連続し、他端を前記アーチリブに固定したケーブルを、コンクリートで被覆した薄い板状の吊床版とを有し、 該吊床版の上に路面が形成されていることを特徴とする橋梁を提供するものである。
【0008】
上記橋梁では、吊床版がアーチリブと橋台との間に架設され、橋長が大きくなっても吊床版の支間は小さく抑えることができ、サグを小さくするとともに活荷重作用時や風荷重作用時の揺れを低減することができる。また、アーチリブ上に立設した支柱によって吊床版の支間長が適切に設定され、サグ及び揺れが小さく抑制される。さらに、吊床版の自重及び吊床版上に作用する荷重が、吊床版とアーチリブとの接続部及び支柱からアーチリブに分散して伝達され、アーチリブに作用する曲げモーメントを小さく抑えることが可能となる。
【0009】
請求項2に係る発明は、 地盤上に構築された複数のアーチアバットと、
該アーチアバット間に架け渡されたアーチリブと、 前記アーチアバットより高い位置で地盤上に構築された橋台と、 該橋台に一端を定着し、他端を前記アーチリブに固定したケーブルを、コンクリートで被覆した薄い板状の吊床版と、ほぼ水平に張架され、両端が前記アーチリブの二ヶ所に定着されたタイケーブルとを有し、 前記吊床版の上から前記アーチリブの上面又はアーチリブに固定された床版上に連続して路面が形成されていることを特徴とする橋梁を提供するものである。
【0010】
上記橋梁では、吊床版がアーチリブと橋台との間に架設され、橋長が大きくなっても吊床版の支間は小さく抑えることができ、横方向への揺れ及びサグを小さく抑えることができる。
そして、吊床版の一端がアーチリブと接合されており、この接合位置を適切に設定することにより、アーチクラウン部付近の所定範囲はアーチリブ上又はアーチリブに直接支持された床版上に路面を設けることになる。したがって、橋長が大きくなっても吊床版の支間長を適切に設定することができる。
また、この橋梁では吊床版からアーチリブに大きな水平力が伝達されるが、タイケーブルでアーチリブの2点間を連結することにより、アーチリブに大きな断面力が発生するのを抑えることができる。
【0011】
請求項3に係る発明は、 地盤上に構築された複数のアーチアバットと、 該アーチアバット間に架け渡されたアーチリブと、 前記アーチアバットより高い位置で地盤上に構築された橋台と、 該橋台に一端を定着し、他端を前記アーチリブに固定したケーブルを、コンクリートで被覆した薄い板状の第1の吊床版と、 前記アーチリブのアーチクラウン部より下方の2ヶ所の間に張架されたケーブルをコンクリートで被覆した第2の吊床版とを有し、 前記第1の吊床版上から前記第2の吊床版上に連続して路面が形成されている橋梁を提供するものとする。
【0012】
上記橋梁では、路面は第1の吊床版から、アーチリブの2点間に張架された第2の吊床版に連続して設けられるので、アーチリブのライズが大きくなっても路面の高低差を小さくすることができる。また、アーチリブの支間長が大きいときにはアーチのライズを大きく設定することができ、アーチリブに作用する軸方向力及び曲げモーメントが過大となるのを抑止することができる。
そして、第1の吊床版はアーチリブに接合され、水平方向の引張力がアーチリブに伝達されるが、第2の吊床版によってアーチリブの2点間が連結されているので、アーチリブに過大な断面力が作用するのを回避することができる。
また、橋長が大きい橋梁であっても吊床版の支間長を適切に設定でき、サグを小さくするとともに、揺れにくい構造とすることができる。
【0013】
請求項4に係る発明は、 地盤上に構築された複数のアーチアバットと、該アーチアバット間に架け渡されたアーチリブと、 前記アーチアバットより高い位置で地盤上に構築された橋台と、 該橋台に一端を定着し、他端を前記アーチリブに固定したケーブルを、コンクリートで被覆した薄い板状の吊床版と、前記アーチリブのアーチクラウン部より下方の2ヶ所の間に形成され、該アーチリブから吊支持された桁とを有し、 前記吊床版上から前記桁上に連続して路面が形成されていることを特徴とする橋梁を提供するものである。
【0014】
上記橋梁では、路面は吊床版からアーチリブの2点間に架設された桁に連続して設けられるので、アーチリブのライズが大きくなっても路面の高低差を小さくすることができる。また、アーチリブの支間長が大きいときにはアーチのライズを大きく設定し、アーチリブの断面力が過大となるのを抑止することができる。そして、桁はアーチリブから吊支持されるので、アーチ支間の中央部で桁を平坦に架設することができ、この部分で路面を平坦に形成することが可能となる。また、桁はアーチリブから吊支持されるので、桁高及び断面積を小さくすることができるとともに、アーチ支間の中央部付近に作用する活荷重を分散してアーチリブに伝達することができる。これにより、アーチリブのクラウン部付近に発生する曲げモーメントを小さく抑えることができる。
さらに、吊床版に作用する引張力は桁に伝達される構造とすることができ、アーチリブに過大な断面力が作用するのを回避することができる。
【0015】
請求項5に係る発明は、 地盤上に構築された複数のアーチアバットと、該アーチアバット間に架け渡されたアーチリブと、 前記アーチアバットより高い位置で地盤上に構築された橋台と、 該橋台に一端を定着し、他端を前記アーチリブに固定したケーブルを、コンクリートで被覆した薄い板状の吊床版とを有し、 前記アーチリブは、二つのアーチ部材が該アーチリブの幅方向に併設されたものであり、アーチクラウン部を含む所定の範囲で、前記二つのアーチ部材間にコンクリートの版部材が支持されており、 前記吊床版上から前記版部材上に連続して路面が形成されていることを特徴とする橋梁を提供するものである。
【0016】
この橋梁のアーチリブは、幅方向に併設された二つのアーチ部材で構成されるので、これらを適切に連結することによってアーチリブの横方向の曲げ剛性を大きくすることができ、横方向の水平力(例えば地震時の慣性力)が作用したときにも大きな耐力を有するものとなる。そして、二つのアーチ部材間に支持された版部材上に路面を形成することにより吊床版からアーチリブのクラウン部付近へ連続した路面を容易に形成することができる。
【0017】
請求項6に係る発明は、 地盤上に所定の間隔で構築された3基以上のアーチアバットと、 前記アーチアバット間の2径間以上に隣接して架設されたアーチリブと、 第1の径間に架設された前記アーチリブと隣接する第2の径間に架設された前記アーチリブとの間に張架されたケーブルを、コンクリートで被覆した薄い板状の吊床版とを有し、 該吊床版上に路面が形成されていることを特徴とする橋梁を提供するものである。
【0018】
この発明では、多径間のアーチと吊床版とを組み合わせることによって、橋長及び支間長が大きくなっても、自重の小さい橋梁の架設を可能とする。また、吊床版と多径間のアーチを組み合わせるため、吊床版の支間長を適切な長さに設定でき、吊床版に大きなサグが生じるのを防止できる。さらに、路面の縦断勾配を小さく抑えることができ、自転車道路として適した5%以下の勾配とすることも可能となる。
【0019】
請求項7に係る発明は、 架橋地点の両側の対峙する位置に2つのアーチアバットを形成し、 前記アーチアバット上に設けられた回転支承上に、架設するアーチ全体のほぼ半分のアーチリブをそれぞれ上方に立ち上げるように構築し、該アーチ支間の後方に設けた橋台からアーチリブに張架したケーブルによって半分に分割されたアーチリブを支持しながら、該アーチリブをアーチ支間側に所定の角度まで回転し、 ほぼ半分に分割されたアーチリブを互いに連結してアーチを全体を形成し、 前記橋台からアーチリブに張架されたケーブルを、コンクリートで被覆して薄い板状の吊床版を形成し、 該吊床版上に路面を形成することを特徴とする橋梁の架設方法を提供するものである。
【0020】
上記のロアリング工法によってアーチリブを構築することにより、アーチリブの支保工等仮設材を低減し、工事費用を低減することができる。そして、アーチリブが所定位置に回転移動した後には不要となるロアリングケーブル、すなわち仮設材であるロアリングケーブルを吊床版を張架するケーブルに有効に利用することができ、工事費用を低減することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本願に係る発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、請求項1又は請求項5に係る発明の一実施形態である橋梁を示す概略側面図である。また、図2は、図1中のA−A線における矢視図である。
この橋梁は、架橋地点の両側の地盤上で対峙するように構築された2つの橋台1、2と、この橋台1、2より下方前方の地盤上に構築された2基のアーチアバット3、4と、これらのアーチアバット3、4間に架け渡されたアーチリブ10と、このアーチリブ10のクラウン部付近と上記橋台1、2との間に架設された吊床版13、14と、この吊床版13、14の中間部をアーチリブ10上で支持する支柱15、16とで主要部が構成されている。
【0022】
上記アーチリブ10は、コンクリートからなり、幅方向に二つのアーチ部材10a、10bを並設したものであり、アーチアバット3、4上に下端を固定して支持されている。二つのアーチ部材10a、10bは、鋼斜材23によって互いに連結され、トラス構造となっている。これによりアーチリブ10は、横方向の水平力に対しても大きな抵抗力を有する。
【0023】
上記吊床版13、14は、図3に示すように、張架されたケーブル17を埋め込むように薄いコンクリート床版を形成したものであり、コンクリートにはケーブル17の軸線方向のプレストレスが導入されている。上記ケーブル17は一端が橋台1、2に定着され、他端はアーチリブ10に定着されており、コンクリート床版はケーブル17で吊支持される。これにより、上面に荷重が作用したときには、コンクリート床版が柔軟に変形するが、床版厚が充分に薄くなっているので、ひび割れを生じることなく荷重を支持することができる。
【0024】
上記橋台1、2は、鉄筋コンクリートからなり、グランドアンカー5、6によって地盤に強固に固定されている。また、アーチアバット3、4との間に鉄筋コンクリートからなる連結斜材7、8が設けられている。これにより、吊床版13、14から伝達される大きな水平力は、グランドアンカー5、6を介して支持地盤に伝達されるとともに、連結斜材7、8を介してアーチアバット3、4にも伝達され、橋台1、2は転倒又は滑動に対して充分に抵抗が可能な構造となっている。また、アーチアバット3、4は、アーチリブ10からの水平力と連結斜材7、8から伝達される水平力とが逆方向に作用し、安定した状態でアーチリブ10を支持できるものとなっている。
【0025】
上記吊床版13、14の他端がアーチリブ10と接合される部分は、図4及び図5に示すように、二つのアーチ部材10a、10b間にコンクリートの横梁21が設けられ、この横梁21にケーブル17が定着される。そして、吊床版13のコンクリートは上記横梁21に連続するものとなっている。また、アーチリブ10の、横梁21が設けられた位置からクラウン部にかけては、図5及び図6(a)に示すように2つのアーチ部材10a、10b間にコンクリート床版25が支持されており、このコンクリート床版25の上面が吊床版13及び横梁21の上面となだらかに連続した曲面を形成している。そして、これらの上面に舗装22を施すとともに高欄20を設けて、吊床版13上からアーチリブ10に支持されたコンクリート床版25上に連続した路面が形成されている。
【0026】
また、横梁21からアーチクラウン部にかけて、コンクリート床版25内にケーブル18が配置されており、このケーブル18の緊張力によって吊床版13,14から作用する水平力とつり合いを維持するようになっている。
【0027】
上記アーチ部材10a、10b間のコンクリート床版25は、図6(a)に示すように、ブラケット24を設けてプレキャストコンクリートの床版を支持するものであってもよいし、図6(b)に示すようにアーチリブ10と一体に打設されたコンクリート床版25’であってもよい。
【0028】
吊床版13を中間部で支持する支柱15は、図7に示すようにアーチリブ10上に立設され、頭部15aで吊床版13を支持するものとなっている。この支柱15は、二つに分割された脚15b、15cを有し、それぞれがアーチ部材10a、10b上に固定支持されている。そして、上部では脚間が狭くなり、一つの支柱となって支柱頭部15aに連続している。支柱頭部15aは、吊床版13と連続し、吊床版13の断面剛性が急変しないように支柱15の中心軸線から両側に、床版厚が徐々に低減されるものとなっている。
この支柱15が設けられる位置は、吊床版13の支間長を適切に分割するとともに、アーチリブ10に生じる断面力が小さく押えられるように適切に設定される。
【0029】
このような橋梁では、長径間を大きな剛性で架け渡すアーチ構造と、軽量で柔軟な構造である吊床版とを適切に組み合わせ、橋長が大きい場合にも軽量で安定した橋梁とすることができる。また、吊床版13、14の支間長は支柱15、16の位置によって適切に設定することができ、サグが小さく揺れの少ない構造とすることができる。
【0030】
次に、上記橋梁の架設方法であって、請求項7に記載の発明の一実施形態を図8に基づいて説明する。
まず、架橋地点の両側に橋台1、2を設けるとともに、その下方前方にアーチリブ10を支持するアーチアバット3、4を構築する。橋台1、2は、グランドアンカー5、6により強固に地盤又は岩盤に固定する。次に橋台1、2とアーチアバット3、4を連結する連結斜材7、8であるコンクリートを打設し、水平方向の力が相互間で伝達される状態とする。
【0031】
アーチリブ10の構築は、支間の中央から両側に2分割された半分のアーチリブ(半アーチ101、102)をそれぞれ上方に立ち上げて形成し、下端で支持する回転支承(図示せず)を中心に下方へ回転させ、上端面が対峙する位置に支持してこれらを互いに連結する、いわゆるロアリング工法を用いる。
【0032】
この工法では、まずアーチアバット3、4上に、半アーチ101,102を支持する回転支承(図示せず)を据え付ける。この回転支承には支持板(図示せず)が設けられ、この支持板上にアーチリブを構成するコンクリートを打設する。そして、図8(a)に示すように順次上方にコンクリートを継ぎ足すように打設し、アーチリブ10を形成するための半アーチ101、102を構築していく。このとき、構築中の半アーチ101、102の高さが低い間は、固定用のジャッキ(図示せず)及び押出しジャッキ26,27で半アーチ101、102を支持し、後方にやや傾斜させて曲率を有するアーチリブ101、102の前方への転倒を防止する。
【0033】
一方、半アーチ101、102は、アーチリブ10が二つの部材を併設したものとするのに対応して、二つに分割された部材として形成され、所定高さまで立ち上げられる毎に、二つの部材間に鋼斜材23を取り付け、二つの部材を一体とする。なお、鋼斜材23に代えてプレキャストコンクリートを斜材として用いることもできる。
【0034】
半アーチ101、102を順次上方へ立ち上げ、所定の高さまで半アーチ101、102のコンクリートが打設されると、橋台1、2と立ち上げられた半アーチ101、102との間にケーブル17、19を張架し、半アーチ101、102が前方、つまり支間中央側に転倒しようとするモーメントを抑える。
【0035】
半アーチ101、102が完成すると、押し出しジャッキ26,27によってアーチリブ101、122を前方に押し出すとともにケーブル17、19をゆっくりと送り出し、図8(b)に示すように半アーチ101、102を前方に回転させる。半アーチ101、102の上端面が支間の中央部で対峙する位置で半アーチを仮固定し、図8(c)に示すように二つの端面間にコンクリートを打設して半アーチ101、102を閉合し、連続したアーチリブ10とする。そして、アーチクラウン部には必要に応じてプレストレスを導入してアーチリブ10を完成する。
【0036】
アーチリブ10の閉合前に半アーチ101、102を支持したケーブル17、19は、アーチリブ10の二つのアーチ部材間に設けられた横梁21に定着されており、アーチリブ10が閉合したときにこの横梁21と橋台1、2との間に張架されている、そして、このケーブル17、19は、吊床版13、14を支持するケーブル17、19として用いられる。
【0037】
吊床版13の構築は、次にように行われる。
アーチリブ10上の所定の位置に支柱15が立設され、頭部15aで上記ケーブル17が支持される。このケーブル17に吊床版13となるプレキャストコンクリートセグメントが吊支持され、ケーブル17に沿って複数が配列される。配列された複数のプレキャストコンクリートセグメントの間隙及びプレキャストコンクリートセグメントとアーチリブ10の横梁21との間、並びにセグメントと橋台1、2との間にコンクリートを打設し、これらを連続したものとする。また、これとともにケーブル17をコンクリート中に埋め込んでセグメントと一体にする。さらに、一部のケーブルは筒状のシース内に配置しておき、コンクリートが硬化した後に緊張して吊床版13にプレストレスを導入し、図8(d)に示すように吊床版を完成する。
【0038】
このような架設方法を採用することにより、アーチリブ10をロアリング架設したケーブル17、19を、吊床版13、14を吊支持するケーブル17、19として使うことができ、経済的である。また、架設の一工程が省略されるため施工の効率が向上することになる。
【0039】
図9は、請求項2及び請求項5に係る発明の一実施形態である橋梁を示す概略側面図である。
この橋梁は、架橋地点の両側の地盤上で対峙するように構築された2つの橋台31、32と、この橋台31、32より下方前方の地盤上に構築された2基のアーチアバット33、34と、これらのアーチアバット33、34間に架け渡されたアーチリブ40と、このアーチリブ40のクラウン部より下方と上記橋台31、32との間に架設された吊床版41、42と、ほぼ水平に張架され両端がアーチリブ40の2ヶ所に定着されたタイケーブル43とで主要部が構成されている。
【0040】
上記アーチリブ40は、図11に示すように二つのアーチ部材40a,40bを併設して構成されており、上記タイケーブル43がアーチリブ40と接合される部分は、図10に示すように、二つのアーチ部材間にコンクリートの横梁45が設けられている。そして、このコンクリートの横梁45にタイケーブル43の一端と吊床版41を吊支持しているケーブル46の一端が定着され、吊床版41のコンクリートは上記横梁51に連続するものとなっている。
【0041】
横梁45が設けられた位置からクラウン部にかけてのは、図1から図7で示した橋梁と同様に、二つのアーチ部材40a,40b間に、コンクリート床版44が設けられる。そして、この上面と吊床版43の上面とがなだらかに連続した曲面となっており、この上に連続した路面が形成される。ただし、図1から図7で示した橋梁とは異なり、アーチ部材間に設けられたコンクリート床版44内にケーブルは配置されておらず、吊床版41を吊支持しているケーブル46の引張力はタイケーブル43に伝達され、アーチリブ40には大きな水平力が作用しない構造となっている。つまり、吊床版41からアーチリブ40に伝えられる水平力とタイケーブル43から伝達される水平力とが横梁45に逆方向に作用し、アーチリブ40に過大な曲げモーメントが発生するのが抑制される。
上記タイケーブル43は、合成樹脂で被覆した鋼より線が使用されており、腐食に対して充分な耐性を有するものである。
【0042】
なお、アーチリブ40、吊床版41、42、橋台31、32及びアーチアバット33、34は、図1から図7に示す橋梁で用いられるものと同様の構成となっているが、この実施形態においては吊床版41、42がアーチリブ40のクラウン部より両側やや下方部に接合されており、吊床版41、42の支間長は短くなるのでアーチリブ40上に支柱が設けられていない。
【0043】
図12は、請求項3に係る発明の一実施形態である橋梁を示す概略構成図である。
この橋梁は、架橋地点の両側の地盤上で対峙するように構築された2つの橋台51、52と、この橋台51、52より下方前方の地盤上に構築された2基のアーチアバット53、54と、これらのアーチアバット53、54間に架け渡されたアーチリブ60と、このアーチリブのクラウン部より下方と上記橋台51、52との間に架設された第1の吊床版61、62と、アーチリブ60のクラウン部より下方の2ヶ所間に張架された第2の吊床版63とで主要部が構成されている。
【0044】
上記第2の吊床版63がアーチリブ60に接合される部分は、図13に示すように、二つのアーチ部材間にコンクリートの横梁65が設けられ、この横梁65に第2の吊床版63を張架するケーブル67の一端が定着され、このケーブル67を埋め込むように薄いコンクリート床版が形成されている。一方、上記横梁65には、第1の吊床版61を張架するケーブル66の一端も定着され、第1の吊床版61のコンクリートと第2の吊床版63のコンクリートは上記横梁65に連続するものとなっている。そして、第1の吊床版61の上面と第2の吊床版63の上面が連続したなだらかな曲面を形成し、この曲面上に路面が形成されている。
【0045】
また、アーチクラウン部は、図14に示すように鋼斜材68により二つのアーチ部材60a、60bが連結され、トラス構造となって二つのアーチ部材60a、60bが一体に挙動するものとなっている。ただし、横梁65が設けられた位置から所定の高さまでは、鋼斜材68は設けられておらず、第2の吊床版63上の通行に障害が生じないようになっている。
【0046】
また、第1の吊床版61,62及び第2の吊床版63をアーチリブ60に接続する位置により、吊床版61,62,63の支間長を適切に決めることができる他、アーチリブ60の支間長が大きいときにはアーチのライズを大きく設定することができ、アーチリブ60の断面力が過大となるのを抑止することができる。これにより、吊床版61,62,63のサグが小さく揺れの少ない構造とすることができるとともに、アーチリブ60のライズが大きくなっても路面の高低差を小さくすることができる。
【0047】
アーチリブ60、吊床版61,62,63、橋台51,52及びアーチアバット53,54の構成については、図1から図7に示した橋梁と同様であるが、本実施形態においてはアーチリブ60上に支柱が設けられていない点、横梁65からアーチリブ60のクラウン部にかけての範囲で二つのアーチ部材60a,60b間に床版が設けられていない点で相違する。
【0048】
図15は、請求項4に係る発明の一実施形態である橋梁を示す概略構成図である。
この橋梁は、図12から図14までに示される橋梁と同様の橋台71,72、アーチアバット73,74、アーチリブ80及び橋台71,72とアーチリブ80との間に架設された吊床版81,82を備えている。ただし、アーチリブ80のクラウン部より下方の2ヶ所間に架設された第2の吊床版63に代えて、コンクリートの桁83が架け渡されており、アーチリブ80から鉛直方向に配置された鋼吊材84によって上記桁83を吊支持するものとなっている。
【0049】
上記桁83がアーチリブ80と接合される部分は、図16に示すように、二つのアーチ部材80a,80b間にコンクリートの横梁85が設けられ、この横梁85に上記桁83の一端と橋台71,72から横梁85にかけて張架された吊床版81の一端が接合される。これにより、吊床版81の上面と桁83の上面が連続し、この面上に路面が形成される。
【0050】
上記桁83は、コンクリートの版状部材83aの橋軸方向及び幅方向に補剛のためのリブ83b,83cを設けたものであり、現場打ちのコンクリート又はプレキャストコンクリートセグメントを組み立てて形成することができる。また、この桁83を吊支持する鋼吊材84は、例えば鋼棒、鋼より線等を用いることができ、幅方向のリブ83cが設けられた位置で桁83を吊支持するものとなっている。
【0051】
上記橋梁では、路面は吊床版81,82からアーチリブ80の2点間に架設された桁83に連続して設けられるので、アーチリブ80のライズが大きくなっても路面の高低差を小さくすることができる。また、アーチリブ80の支間長が大きいときにはアーチのライズを大きく設定し、アーチリブ80の断面力が過大となるのを抑止することができる。そして、桁83はアーチリブ80から吊支持されるので、アーチ支間の中央部で桁83を平坦に仮設することができ、この部分で路面を平坦に形成することが可能となる。
【0052】
また、桁83はアーチリブ80から吊支持されるので、桁高及び断面積を小さくすることができるとともに、アーチ支間の中央部付近に作用する活荷重を分散してアーチリブ80に伝達することができる。これにより、アーチリブ80のクラウン部付近に発生する曲げモーメントを小さく抑えることができる。
さらに、吊床版81,82に作用する引張力を桁83に伝達される構造とすることができ、アーチリブ80に過大な断面力が作用するのを回避することができる。
なお、桁83には必要に応じてプレストレスを導入することもできる。
【0053】
図18は、請求項6に係る発明の一実施形態である橋梁を示す概略構成図である。
この橋梁は、架橋地点の両側の地盤上で対峙するように構築された2つの橋台91,92と、この橋台91,92より下方前方の地盤上に構築された3基のアーチアバット93,94,95と、これらのアーチアバット93,94,95間に架け渡された2径間のアーチリブ111,112と、橋台91,92からアーチリブ111,112のクラウン部付近に張架された吊床版113,114とを備えるとともに、2つのアーチリブ111,112の間にも吊床版115が張架され、これらの吊床版113,114,115の中間部をアーチリブ111,112から立ち上げた支柱121,122,123,124で支持するものとなっている。
【0054】
このような橋梁では、多径間のアーチと吊床版とを組み合わせることによって、支間長及び橋長が大きくなっても、自重の小さい橋梁とすることができる。また、吊床版と多径間のアーチを組み合わせて吊床版の支間長を適切な長さに設定でき、吊床版に大きなサグが生じるのを防止することができる。
【0055】
この橋梁のアーチリブ111,112、吊床版113,114,115、支柱121,122,123,124、橋台91,92及びアーチアバット93,94,95の構成については、図1から図7に示した実施形態と同様の構造とすることができる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本願発明に係る橋梁では、橋長の大きい橋梁であってもアーチリブと吊床版とを組み合わせることにより、吊床版の支間長を適切に設定することができ、サグが小さく揺れの少ない構造とすることができる。また、ロアリング工法によりアーチリブを架設し、ロアリングに使用したケーブルをそのまま吊床版を張架するケーブルとして使用できるため、施工が簡単であり経済的でもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1又は請求項5に記載の発明に係る橋梁の一実施形態を示す概略側面図である。
【図2】図1に示す橋梁のA−A矢視図である。
【図3】図1に示す橋梁で用いられる吊床版の断面図である。
【図4】図1に示す橋梁の吊床版とアーチリブとの接合部の構造を示す縦断面図である。
【図5】図1に示す橋梁のB−B矢視図である。
【図6】図1に示す橋梁のアーチクラウン部の断面図である。
【図7】図1に示す橋梁のアーチリブ上に支柱が立設された部分の断面図である。
【図8】図1に示す橋梁の架設方法を示す概略図である。
【図9】請求項2又は請求項5に記載の発明に係る橋梁の一実施形態を示す概略側面図である。
【図10】図9に示す橋梁における吊床版とタイケーブルとが接合される部分の構造を示す縦断面図である。
【図11】図9に示す橋梁のC−C矢視図である。
【図12】請求項3に記載の発明に係る橋梁の一実施形態を示す概略側面図である。
【図13】図12に示す橋梁における第1の吊床版及び第2の吊床版がアーチリブに接合される部分の構造を示す縦断面図である。
【図14】図12に示す橋梁のアーチクラウン部の断面図である。
【図15】請求項4に記載の発明に係る橋梁の一実施形態を示す概略側面図である。
【図16】図15に示す橋梁の吊床版及び桁がアーチリブに接合される部分の構造を示す縦断面図である。
【図17】図15に示す橋梁のアーチクラウン部の断面図である。
【図18】請求項6に記載の発明に係る橋梁の一実施形態を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1、2、31、32、51、52、71、72、91、92 橋台
3、4、33、34、53、54、73、74、93、94、95 アーチアバット
5、6、35、36、55、56 グランドアンカー
7、8 連結斜材
10、40、60、80、111、112 アーチリブ
13 14、41、42、61、62、63、81、82、113、114、115 吊床版
15、16、121、122、123、124 支柱
17、18、19、46、66、67、87 ケーブル
20、47 高欄
21、45、65、85 横梁
22 舗装
23、68、86 鋼斜材
24 ブラケット
25、44 コンクリートの床版
43 タイケーブル
83 桁
84 鋼吊材

Claims (7)

  1. 地盤上に構築された複数のアーチアバットと、
    該アーチアバット間に架け渡されたアーチリブと、
    該アーチリブ上に立設された支柱と、
    前記アーチアバットより高い位置で地盤上に構築された橋台と、
    該橋台に一端を定着し、前記支柱の上端部に結合するとともに該支柱の両側に連続し、他端を前記アーチリブに固定したケーブルを、コンクリートで被覆した薄い板状の吊床版とを有し、
    該吊床版の上に路面が形成されていることを特徴とする橋梁。
  2. 地盤上に構築された複数のアーチアバットと、
    該アーチアバット間に架け渡されたアーチリブと、
    前記アーチアバットより高い位置で地盤上に構築された橋台と、
    該橋台に一端を定着し、他端を前記アーチリブに固定したケーブルを、コンクリートで被覆した薄い板状の吊床版と、
    ほぼ水平に張架され、両端が前記アーチリブの二ヶ所に定着されたタイケーブルとを有し、
    前記吊床版の上から前記アーチリブの上面又はアーチリブに固定された床版上に連続して路面が形成されていることを特徴とする橋梁。
  3. 地盤上に構築された複数のアーチアバットと、
    該アーチアバット間に架け渡されたアーチリブと、
    前記アーチアバットより高い位置で地盤上に構築された橋台と、
    該橋台に一端を定着し、他端を前記アーチリブに固定したケーブルを、コンクリートで被覆した薄い板状の第1の吊床版と、
    前記アーチリブのアーチクラウン部より下方の2ヶ所の間に張架されたケーブルをコンクリートで被覆した第2の吊床版とを有し、
    前記第1の吊床版上から前記第2の吊床版上に連続して路面が形成されていることを特徴とする橋梁。
  4. 地盤上に構築された複数のアーチアバットと、
    該アーチアバット間に架け渡されたアーチリブと、
    前記アーチアバットより高い位置で地盤上に構築された橋台と、
    該橋台に一端を定着し、他端を前記アーチリブに固定したケーブルを、コンクリートで被覆した薄い板状の吊床版と、
    前記アーチリブのアーチクラウン部より下方の2ヶ所の間に形成され、該アーチリブから吊支持された桁とを有し、
    前記吊床版上から前記桁上に連続して路面が形成されていることを特徴とする橋梁。
  5. 地盤上に構築された複数のアーチアバットと、
    該アーチアバット間に架け渡されたアーチリブと、
    前記アーチアバットより高い位置で地盤上に構築された橋台と、
    該橋台に一端を定着し、他端を前記アーチリブに固定したケーブルを、コンクリートで被覆した薄い板状の吊床版とを有し、
    前記アーチリブは、二つのアーチ部材が該アーチリブの幅方向に併設されたものであり、
    アーチクラウン部を含む所定の範囲で、前記二つのアーチ部材間にコンクリートの版部材が支持されており、
    前記吊床版上から前記版部材上に連続して路面が形成されていることを特徴とする橋梁。
  6. 地盤上に所定の間隔で構築された3基以上のアーチアバットと、
    前記アーチアバット間の2径間以上に隣接して架設されたアーチリブと、
    第1の径間に架設された前記アーチリブと隣接する第2の径間に架設された前記アーチリブとの間に張架されたケーブルを、コンクリートで被覆した薄い板状の吊床版とを有し、
    該吊床版上に路面が形成されていることを特徴とする橋梁。
  7. 架橋地点の両側の対峙する位置に2つのアーチアバットを形成し、
    前記アーチアバット上に設けられた回転支承上に、架設するアーチ全体のほぼ半分のアーチリブをそれぞれ上方に立ち上げるように構築し、
    該アーチ支間の後方に設けた橋台からアーチリブに張架したケーブルによって半分に分割されたアーチリブを支持しながら、該アーチリブをアーチ支間側に所定の角度まで回転し、
    ほぼ半分に分割されたアーチリブを互いに連結してアーチ全体を形成し、
    前記橋台からアーチリブに張架されたケーブルを、コンクリートで被覆して薄い板状の吊床版を形成し、
    該吊床版上に路面を形成することを特徴とする橋梁の架設方法。
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