JP3032464B2 - 側径間閉合部支保工 - Google Patents
側径間閉合部支保工Info
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- JP3032464B2 JP3032464B2 JP8093547A JP9354796A JP3032464B2 JP 3032464 B2 JP3032464 B2 JP 3032464B2 JP 8093547 A JP8093547 A JP 8093547A JP 9354796 A JP9354796 A JP 9354796A JP 3032464 B2 JP3032464 B2 JP 3032464B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、張出工法で架設
する場所打ちコンクリート連続桁の先端部と橋台間の桁
を構築するための型枠を支持する側径間閉合部支保工に
関する。
する場所打ちコンクリート連続桁の先端部と橋台間の桁
を構築するための型枠を支持する側径間閉合部支保工に
関する。
【０００２】
【従来の技術】張出工法は移動式作業車によってコンク
リートを橋脚上部より左右に順次張出しながら架設して
いく工法で、渓谷や海、湖、河川、道路、鉄道上に橋梁
を架設する場合には高い支保工を必要とせず、経済的で
かつ安全に橋梁を架設することができる。場所打ち片持
ち張出施工の施工手順は、先ず橋脚施工後に橋脚上の柱
頭部を支保工を用いて施工し、完成した柱頭部に移動式
作業車（以下トラベラーと称する）を組み立てる。その
後、左右のバランスを考慮しながら交互にコンクリート
を打設して張出施工を進める。
リートを橋脚上部より左右に順次張出しながら架設して
いく工法で、渓谷や海、湖、河川、道路、鉄道上に橋梁
を架設する場合には高い支保工を必要とせず、経済的で
かつ安全に橋梁を架設することができる。場所打ち片持
ち張出施工の施工手順は、先ず橋脚施工後に橋脚上の柱
頭部を支保工を用いて施工し、完成した柱頭部に移動式
作業車（以下トラベラーと称する）を組み立てる。その
後、左右のバランスを考慮しながら交互にコンクリート
を打設して張出施工を進める。
【０００３】トラベラーによる張出施工部の施工が完了
した後、側径間では支保工部の施工となる。支保工は地
盤上に組み立てるのが一般的であるが、支保工が組みに
くい場合には、地盤より仮支柱を立設して張出施工部の
先端を支持し、この仮支柱に反力をとらせながら、更に
トラベラーによって張出施工を行ったり、仮支柱も立て
られない場合には、橋脚上にタワーを立て、このタワー
の上端より吊材によって側径間張出部の先端を吊りなが
らトラベラーによって更に張出施工を行っていた。
した後、側径間では支保工部の施工となる。支保工は地
盤上に組み立てるのが一般的であるが、支保工が組みに
くい場合には、地盤より仮支柱を立設して張出施工部の
先端を支持し、この仮支柱に反力をとらせながら、更に
トラベラーによって張出施工を行ったり、仮支柱も立て
られない場合には、橋脚上にタワーを立て、このタワー
の上端より吊材によって側径間張出部の先端を吊りなが
らトラベラーによって更に張出施工を行っていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、側径間が長い
場合にはタワーを高くしなければならず、吊材も長くな
るため、資材面で不利になるのに加え、荷重バランス等
の点で施工管理が煩雑になる欠点もあった。
場合にはタワーを高くしなければならず、吊材も長くな
るため、資材面で不利になるのに加え、荷重バランス等
の点で施工管理が煩雑になる欠点もあった。
【０００５】この発明は上記課題を解決し、側径間が長
い場合でも、少ない資材で吊支保工を架設することがで
き、しかも張出架設工法で構築する連続桁の荷重バラン
スに影響を与えない側径間閉合部支保工を提供すること
を目的としている。
い場合でも、少ない資材で吊支保工を架設することがで
き、しかも張出架設工法で構築する連続桁の荷重バラン
スに影響を与えない側径間閉合部支保工を提供すること
を目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明の側径間閉合部支保工は、橋台上に立設す
る中央鉛直材と、この中央鉛直材の中間部より橋軸と平
行に突出する水平材と、橋台の背面基盤に設置する仮設
アンカー体と、水平材に連結して仮設アンカー体上に載
置する引張支点部材と、この引張支点部材と仮設アンカ
ー体とを緊結するアンカー用ＰＣ鋼棒と、張出架設工法
で構築した場所打ちコンクリート連続桁の先端部とその
上部に位置する水平材とを連結する横振れ防止材と、こ
の横振れ防止材と中央鉛直材間の水平材より釣支する吊
支保工と、中央鉛直材と水平材とを連結する複数本の斜
材を備えることを特徴とするものである。
め、この発明の側径間閉合部支保工は、橋台上に立設す
る中央鉛直材と、この中央鉛直材の中間部より橋軸と平
行に突出する水平材と、橋台の背面基盤に設置する仮設
アンカー体と、水平材に連結して仮設アンカー体上に載
置する引張支点部材と、この引張支点部材と仮設アンカ
ー体とを緊結するアンカー用ＰＣ鋼棒と、張出架設工法
で構築した場所打ちコンクリート連続桁の先端部とその
上部に位置する水平材とを連結する横振れ防止材と、こ
の横振れ防止材と中央鉛直材間の水平材より釣支する吊
支保工と、中央鉛直材と水平材とを連結する複数本の斜
材を備えることを特徴とするものである。
【０００７】吊支保工は水平材に架け渡す横材から吊下
げる吊材と、吊材下端部に係止する横方向桁材及び大引
材を備え、これらの上面に閉合部主桁の型枠を組み立て
る。コンクリート打設時の閉合部の全荷重は大引材、横
方向桁材を介して水平材が支持する。張出架設工法によ
る連続桁先端部には、過大な鉛直力が作用しないよう斜
材により水平材を支持するので、反力は橋台に対する押
し込み力と、仮設アンカー体が支持する引き抜き力でと
られる。
げる吊材と、吊材下端部に係止する横方向桁材及び大引
材を備え、これらの上面に閉合部主桁の型枠を組み立て
る。コンクリート打設時の閉合部の全荷重は大引材、横
方向桁材を介して水平材が支持する。張出架設工法によ
る連続桁先端部には、過大な鉛直力が作用しないよう斜
材により水平材を支持するので、反力は橋台に対する押
し込み力と、仮設アンカー体が支持する引き抜き力でと
られる。
【０００８】
【発明の実施の形態】次にこの発明の実施の形態を添付
図面に基づき詳細に説明する。図１はこの発明の側径間
閉合部支保工の側面図である。側径間閉合部支保工１
は、トラス構造体２と、これより吊下げられる吊支保工
３から構成され、トラス構造体２は橋台４と仮設アンカ
ー体５上に設置する。仮設アンカー体５は橋台４の背面
基盤６内に構築するコンクリート構造物であって閉合部
の施工が完了した後に撤去する。
図面に基づき詳細に説明する。図１はこの発明の側径間
閉合部支保工の側面図である。側径間閉合部支保工１
は、トラス構造体２と、これより吊下げられる吊支保工
３から構成され、トラス構造体２は橋台４と仮設アンカ
ー体５上に設置する。仮設アンカー体５は橋台４の背面
基盤６内に構築するコンクリート構造物であって閉合部
の施工が完了した後に撤去する。
【０００９】トラス構造体２は構築する閉合部主桁７の
両側部に立設するもので、橋台４上に立ち上がる中央鉛
直材８と、この中央鉛直材８の中間部より橋軸と平行に
突出する水平材９と、中央鉛直材８と水平材９を連結す
る複数本の斜材１０と、水平材９の後端部より仮設アン
カー体５上に垂下する端部垂直材１１と、橋台４上の格
点１２と仮設アンカー体５上の格点１３とを連結する下
部水平材１４を備える。下部水平材１４は仮設アンカー
体５に埋設するアンカー用ＰＣ鋼棒１５の頭部を定着す
る部材でもある。
両側部に立設するもので、橋台４上に立ち上がる中央鉛
直材８と、この中央鉛直材８の中間部より橋軸と平行に
突出する水平材９と、中央鉛直材８と水平材９を連結す
る複数本の斜材１０と、水平材９の後端部より仮設アン
カー体５上に垂下する端部垂直材１１と、橋台４上の格
点１２と仮設アンカー体５上の格点１３とを連結する下
部水平材１４を備える。下部水平材１４は仮設アンカー
体５に埋設するアンカー用ＰＣ鋼棒１５の頭部を定着す
る部材でもある。
【００１０】トラス構造体２の横断方向には吊支保工用
横材１６と、アンカー用横材１７とを横架し、各々吊材
１８とアンカー用ＰＣ鋼棒１９を垂下する。吊材１８に
もＰＣ鋼棒を用い、その下端部には横方向桁材２０を係
止する。横方向桁材２０は閉合部主桁型枠の大引材２１
を支持する部材であるが、これを利用して作業足場も構
築することができる。又、アンカー用横材１７に連結す
るアンカー用ＰＣ鋼棒１９も仮設アンカー体５に定着す
る。
横材１６と、アンカー用横材１７とを横架し、各々吊材
１８とアンカー用ＰＣ鋼棒１９を垂下する。吊材１８に
もＰＣ鋼棒を用い、その下端部には横方向桁材２０を係
止する。横方向桁材２０は閉合部主桁型枠の大引材２１
を支持する部材であるが、これを利用して作業足場も構
築することができる。又、アンカー用横材１７に連結す
るアンカー用ＰＣ鋼棒１９も仮設アンカー体５に定着す
る。
【００１１】張出架設工法で構築した場所打ちコンクリ
ートの連続桁先端部２２にはその上部に位置する水平材
９の先端部より横振れ防止材２３を垂下する。コンクリ
ート打設時の閉合部主桁７の全荷重は大引材２１、横方
向桁材２０を介して水平材９が支持し、この水平材９は
斜材１０により支えられるので横振れ防止材２３は反力
支点として機能しない。
ートの連続桁先端部２２にはその上部に位置する水平材
９の先端部より横振れ防止材２３を垂下する。コンクリ
ート打設時の閉合部主桁７の全荷重は大引材２１、横方
向桁材２０を介して水平材９が支持し、この水平材９は
斜材１０により支えられるので横振れ防止材２３は反力
支点として機能しない。
【００１２】このため、連続桁先端部２２には、過大な
鉛直力が作用せず、反力は橋台４に対する押し込み力
と、仮設アンカー体５が支持する引き抜き力でとられる
ことになる。この側径間閉合部支保工１はその中央鉛直
材８を橋台４上に位置するので各部材長さが短くて済
み、橋脚上にタワーを建て連続桁先端部を吊りながらワ
ーゲンで張出施工を行う方法より少ない資材で構築する
ことができる。又、連続桁先端部には荷重がほとんど作
用しないので施工管理が容易になる。
鉛直力が作用せず、反力は橋台４に対する押し込み力
と、仮設アンカー体５が支持する引き抜き力でとられる
ことになる。この側径間閉合部支保工１はその中央鉛直
材８を橋台４上に位置するので各部材長さが短くて済
み、橋脚上にタワーを建て連続桁先端部を吊りながらワ
ーゲンで張出施工を行う方法より少ない資材で構築する
ことができる。又、連続桁先端部には荷重がほとんど作
用しないので施工管理が容易になる。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の側径間
閉合部支保工は、橋台上に中央鉛直材を立設して押し込
み力をとり、背面基盤内の仮設アンカー体で引き抜き力
をとる構成としたので連続桁先端部にコンクリート打設
荷重が作用しない。このため、連続桁を吊材等で補強す
る必要がなく施工管理も容易になる。又閉合部と中央鉛
直材とが隣接しているので水平材、斜材とも短い部材で
済む。
閉合部支保工は、橋台上に中央鉛直材を立設して押し込
み力をとり、背面基盤内の仮設アンカー体で引き抜き力
をとる構成としたので連続桁先端部にコンクリート打設
荷重が作用しない。このため、連続桁を吊材等で補強す
る必要がなく施工管理も容易になる。又閉合部と中央鉛
直材とが隣接しているので水平材、斜材とも短い部材で
済む。
【図１】側径間閉合部支保工の側面図である。
１ 側径間閉合部支保工 ２ トラス構造体 ３ 吊支保工 ４ 橋台 ５ 仮設アンカー体 ６ 背面基盤 ７ 閉合部主桁 ８ 中央鉛直材 ９ 水平材 １０ 斜材 １５ アンカー用ＰＣ鋼棒 １６ 吊支保工用横材 １８ 吊材 ２０ 横方向桁材 ２１ 大引材 ２２ 連続桁先端部 ２３ 横振れ防止材
Claims (1)
- 【請求項１】 橋台上に立設する中央鉛直材と、この中
央鉛直材の中間部より橋軸と平行に突出する水平材と、
橋台の背面基盤に設置する仮設アンカー体と、水平材に
連結して仮設アンカー体上に載置する引張支点部材と、
この引張支点部材と仮設アンカー体とを緊結するアンカ
ー用ＰＣ鋼棒と、張出架設工法で構築した場所打ちコン
クリート連続桁の先端部とその上部に位置する水平材と
を連結する横振れ防止材と、この横振れ防止材と中央鉛
直材間の水平材より釣支する吊支保工と、中央鉛直材と
水平材とを連結する複数本の斜材を備える側径間閉合部
支保工。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8093547A JP3032464B2 (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 側径間閉合部支保工 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8093547A JP3032464B2 (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 側径間閉合部支保工 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09256326A JPH09256326A (ja) | 1997-09-30 |
| JP3032464B2 true JP3032464B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=14085298
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8093547A Expired - Fee Related JP3032464B2 (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 側径間閉合部支保工 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3032464B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106567343A (zh) * | 2016-11-10 | 2017-04-19 | 上海市基础工程集团有限公司 | 大跨径刚构桥挂篮交错安装及施工方法 |
| CN110373989A (zh) * | 2019-07-22 | 2019-10-25 | 中铁大桥局集团有限公司 | 一种公铁两用大桥钢桁梁合龙段整节段制造方法 |
| CN110470287A (zh) * | 2019-07-30 | 2019-11-19 | 中铁大桥局集团第五工程有限公司 | 斜拉桥索导管定位方法 |
| CN111074795A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-04-28 | 中铁十九局集团第二工程有限公司 | 跨越既有铁路的悬臂浇筑连续梁施工方法 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104764618B (zh) * | 2015-03-19 | 2017-11-21 | 重庆交通建设(集团)有限责任公司 | 一种桥梁悬臂浇筑挂篮可控等效预压荷载试验方法 |
| CN106284080B (zh) * | 2016-08-11 | 2019-01-11 | 中铁十二局集团第二工程有限公司 | 连续刚构渡槽合拢段施工方法 |
| CN107761575A (zh) * | 2017-10-19 | 2018-03-06 | 中交路桥华南工程有限公司 | 超宽箱梁用挂篮及其底篮系统 |
| RU188707U1 (ru) * | 2019-01-10 | 2019-04-22 | Федеральное государственное казенное военное образовательное учреждение высшего образования "ВОЕННАЯ АКАДЕМИЯ МАТЕРИАЛЬНО-ТЕХНИЧЕСКОГО ОБЕСПЕЧЕНИЯ имени генерала армии А.В. Хрулева" | Временный анкер закрепления отводного блока при надвижке пролетных строений автодорожных разборных мостов |
-
1996
- 1996-03-22 JP JP8093547A patent/JP3032464B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106567343A (zh) * | 2016-11-10 | 2017-04-19 | 上海市基础工程集团有限公司 | 大跨径刚构桥挂篮交错安装及施工方法 |
| CN110373989A (zh) * | 2019-07-22 | 2019-10-25 | 中铁大桥局集团有限公司 | 一种公铁两用大桥钢桁梁合龙段整节段制造方法 |
| CN110470287A (zh) * | 2019-07-30 | 2019-11-19 | 中铁大桥局集团第五工程有限公司 | 斜拉桥索导管定位方法 |
| CN110470287B (zh) * | 2019-07-30 | 2021-08-10 | 中铁大桥局集团第五工程有限公司 | 斜拉桥索导管定位方法 |
| CN111074795A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-04-28 | 中铁十九局集团第二工程有限公司 | 跨越既有铁路的悬臂浇筑连续梁施工方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09256326A (ja) | 1997-09-30 |
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |