JPH06340104A - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

Info

Publication number
JPH06340104A
JPH06340104A JP29012091A JP29012091A JPH06340104A JP H06340104 A JPH06340104 A JP H06340104A JP 29012091 A JP29012091 A JP 29012091A JP 29012091 A JP29012091 A JP 29012091A JP H06340104 A JPH06340104 A JP H06340104A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gold
wiring pattern
thermal head
common lead
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29012091A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0725178B2 (ja
Inventor
Hiroaki Hayashi
浩昭 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=17752065&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH06340104(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP29012091A priority Critical patent/JPH0725178B2/ja
Publication of JPH06340104A publication Critical patent/JPH06340104A/ja
Publication of JPH0725178B2 publication Critical patent/JPH0725178B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーマルヘッドにおけるコモンリードの電圧
降下を、材料コスト及び製造コストのアップを招来する
ことなく低減する。 【構成】 前記コモンリードを、下層の金による配線パ
ターン5a,5b,5dと、上層の金と同程度か或いは
それより小さいシート抵抗の金属による配線パターン7
a,7bとの二層構造にし、上層の配線パターン7a,
7bにおける幅方向の一部を、前記ヘッド基板2の上面
のうち下層の配線パターン5a,5b,5dが形成され
ていない領域に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、感熱記録装置などに
用いられるサーマルヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なサーマルヘッドの構造を
図4と図5に示す。図4はサーマルヘッドのパターン形
成面の平面図であり、2は絶縁性基板、4は個別リー
ド、5a,5b,5c,5dはコモンリードである。コ
モンリードのうち5b,5cは外部と接続するための接
続端子として用いられ、5dは個別リード4との間で櫛
歯状電極を構成し、5aによって共通に接続されてい
る。3は個別リード4とコモンリード5dとの対向部分
に形成された発熱抵抗体である。更に6は外部から供給
される制御信号に基づいて上記発熱抵抗体3を各印字ド
ット単位ごとに通電制御を行うものであって、個別リー
ド4と接続されている。図5は発熱抵抗体付近の構造を
表す縦断図面であり、図において8はグレーズ層であ
り、その上部に個別リード4とコモンリード5dが対向
配置され、両電極に跨がって発熱抵抗体3が形成されて
いる。(図5は個別リード4とコモンリード5dの両方
が現れる面を切断面とする縦断面図である。)ところ
が、このような従来のサーマルヘッドにおいて、特にコ
モンリードの配線距離が長くなる場合に、コモンリード
による電圧降下が問題となる。すなわち図4に示したよ
うにコモンリードの両端5b,5cを介して駆動電流を
供給した場合、発熱抵抗体に印加される実際の電圧は中
央部ほど低くなる。このため、中央部ほど発熱抵抗体の
発熱量が低下し、記録結果に濃度差が生じることとな
る。そこで、このような場合に従来は、コモンリード全
体の抵抗値を下げるために、コモンリードに更に導体層
を積層している。図6はそのようなサーマルヘッドの主
要部の平面を表している。図において7a,7bはコモ
ンリード5a,5bの上部に積層された導体層であり、
積層部分のシート抵抗を低下させることによって電圧降
下を低減している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
コモンリードを積層化して抵抗値を低下させる場合、次
に述べるような問題があった。すなわち下地となる配線
パターンは有機系の金ペーストの印刷・焼き付け及びエ
ッチングによって形成されるが、その表面に同材料の金
ペーストを用いて膜厚を厚くする場合、材料コストが増
大する。そこで上層の導体材料としてシート抵抗の小さ
い銅や銀を用いることが考えられるが、例えば金電極上
に銀電極を形成した場合のシート抵抗は、基板上に同一
厚みの銀単体の電極を形成した場合に比較してシート抵
抗が高くなる。これは、金電極と銀電極の境界面にて、
双方のペーストに含まれているガラス成分の反応などに
より絶縁性の領域が形成されるためであると考えられ
る。したがって、上層の銀電極の厚みを相当厚くしなけ
ればならない。そのために印刷回数が増えるという問題
があった。勿論コモンリード全体を金以外の電極材料に
より形成できればよいが、銀電極などの場合、サーマル
ヘッドの発熱部分の微細なパターンをエッチングにより
形成することは困難である。特に銀では、マイグレーシ
ョンが発生し、信頼性の面で実用にはならない。
【0004】この発明の目的は、材料コスト、製造コス
トを低減し、しかも電圧降下による問題を解消したサー
マルヘッドを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のサーマルヘッ
ドは、基板上でコモンリードと個別リードとの間に発熱
抵抗体を形成したサーマルヘッドにおいて、コモンリー
ドの一部を二層構造にし、下層を金による配線パター
ン、上層を金と同程度かあるいはそれより小さいシート
抵抗の金属による配線パターンで構成するとともに、上
層の配線パターンの一部を下層の配線パターンの形成さ
れていない領域に形成したことを特徴としている。
【0006】
【作 用】この発明のサーマルヘッドにおいては、コ
モンリードとして、下層に金による配線パターンが形成
され、上層に銀や銅等による配線パターンが形成される
とともに、上層の配線パターンの一部が下層の配線パタ
ーンの形成されていない領域に形成される。したがっ
て、コモンリードの一部に金以外の電極領域が形成され
る。上述のように上層電極層の膜厚が同一であっても、
例えば銀や銅単体の電極は金と銀の単純二層構造の電極
よりシート抵抗が低いために、コモンリード全体の抵抗
値が効率よく低下する。
【0007】
【実施例】この発明の実施例であるサーマルヘッドの構
造を図1〜図3に示す。各図はコモンリードの構造のみ
を表す部分平面図であり、三つの例を表している。図1
において2はアルミナなどのセラミクスであり、5a,
5b,5dは下層の金による配線パターンであり、5b
は外部と接続される端子電極、5dは個別リード(不図
示)と対向し、その上部に発熱抵抗体が形成される櫛歯
状電極、5aは各電極5dを共通接続する電極である。
7a,7bは上層の銀による配線パターンであり、電極
7aは電極5aの上部に幅Aだけ積層した状態で形成さ
れている。下層の配線パターンと上層の配線パターンの
接合面積が減少することによって層間の抵抗値が増大す
るが、それ以上に、下層の配線パターンと重なり合わな
い単層で、かつ金よりシート抵抗の小さい銀による配線
パターンが低抵抗体として寄与するため、全体としてコ
モンリードの抵抗値が低下する。
【0008】以上、示したサーマルヘッドは次のように
して製造することができる。まず、基板2の表面の発熱
抵抗体が形成される領域にグレーズ層を形成した後、前
面に有機系の金ベーストの塗布・焼き付けを所定回数繰
り返し、膜厚1μm程度の金電極を形成する。続いてフ
ォトレジストプロセスおよびエッチングプロセスによっ
て、コモンリードの下層の配線パターンの形成および個
別リードのパターン形成を行う。その後、コモンリード
の上層の配線パターンとして、図1に示した形状に銀ペ
ーストの印刷・焼き付けを一回または二回繰り返すこと
により膜厚1μmの銀電極を形成する。
【0009】上記サーマルヘッドは下層の金による配線
パターンと上層の銀による配線パターンをずらせて部分
的に積層させた例であったが、各層の配線位置を同一に
して抵抗値を低下させることもできる。図2はその例を
示すものであり、図において5eは下層の金による配線
パターンに形成されたスリットである。このスリット5
eを覆うように上層の銀による配線パターン7aが形成
されているため、スリット部分は銀電極単体となる。こ
のような構造であるため、コモンリード全体の抵抗値が
低下する。
【0010】図1と図2に示した実施例では接続端子部
分は従来通り金電極と銀電極の二層構造とした例であっ
たが、この接続端子部分を銀電極単体によって構成する
ことができる。図3はその例を示すものであり、図にお
いて7bは下層に金電極の形成されていない銀による配
線パターンであり、接続端子を構成している。なお、本
発明は上層構成体として銅を使用してもよい。
【0011】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、コモ
ンリードとして、上層の金と同程度かあるいはそれより
小さいシート抵抗の金属による配線パターンの一部を、
下層の金による配線パターンの形成されていない領域に
形成したことによって、金以外の低抵抗領域が形成さ
れ、コモンリード全体の抵抗値を低下させることができ
る。これにより上層の配線パターンの膜厚を薄くするこ
とができ、印刷・焼き付け回数の低減および材料コスト
の低減を図ることができる。更に、上層の配線パターン
は一部が基板表面に直接接触するため、ペーストに含ま
れるガラス成分と基板表面との結合が強固となり、密着
力が向上する。このため、用紙との接触による配線パタ
ーンの剥がれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施例によるサーマルヘ
ッドの主要部の構造を表す部分平面図である。
【図2】本発明における第2の実施例によるサーマルヘ
ッドの主要部の構造を表す部分平面図である。
【図3】本発明における第3の実施例によるサーマルヘ
ッドの主要部の構造を表す部分平面図である。
【図4】従来におけるサーマルヘッドの構造を表す平面
図である。
【図5】図4における縦断拡大正面図である。
【図6】従来における別のサーマルヘッドの構造を表す
部分平面図である。
【符号の説明】
2 基板 5a,5b,5d 金による配線パターン(コモンリ
ードの下層) 7a,7b 銀による配線パターン(コモンリ
ードの上層)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッド基板の上面に、発熱抵抗体と、該発
    熱抵抗体に対するコモンリードとを、略平行に延びるよ
    うに形成したサーマルヘッドにおいて、 前記コモンリードを、下層の金による配線パターンと、
    上層の金と同程度か或いはそれより小さいシート抵抗の
    金属による配線パターンとの二層構造にし、上層の配線
    パターンにおける幅方向の一部を、前記ヘッド基板の上
    面のうち下層の配線パターンが形成されていない領域に
    形成したことを特徴とするサーマルヘッド。
JP29012091A 1991-11-06 1991-11-06 サーマルヘッド Expired - Lifetime JPH0725178B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29012091A JPH0725178B2 (ja) 1991-11-06 1991-11-06 サーマルヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29012091A JPH0725178B2 (ja) 1991-11-06 1991-11-06 サーマルヘッド

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19346487A Division JPS6436467A (en) 1987-07-31 1987-07-31 Thermal head

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06340104A true JPH06340104A (ja) 1994-12-13
JPH0725178B2 JPH0725178B2 (ja) 1995-03-22

Family

ID=17752065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29012091A Expired - Lifetime JPH0725178B2 (ja) 1991-11-06 1991-11-06 サーマルヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0725178B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0725178B2 (ja) 1995-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7746212B2 (en) Temperature sensor and method for its production
JPH029642A (ja) サーマルプリントヘッド及びその製造方法
JP2554358B2 (ja) 配線基板及び配線基板の製造方法
JP2001232838A (ja) サーマルプリントヘッドおよびその製造方法
JPH08316002A (ja) 電子部品及び複合電子部品
JP3108021B2 (ja) サーマルヘッド
JPH06340104A (ja) サーマルヘッド
JP3117753B2 (ja) サーマルプリントヘッドの構造
JPH0417795B2 (ja)
US4881087A (en) Printhead structure and method of fabrication
JPH0751810Y2 (ja) サーマルヘッド用印刷配線基板
JP3080491B2 (ja) 配線パターン
JP2832977B2 (ja) サーマルヘッドおよびその製造方法
JP3107196B2 (ja) サーマルヘッド
JPH05229160A (ja) サーマルヘッド
US4875281A (en) Method of fabricating a printhead
JPS63268663A (ja) サーマルヘッド基板および製造方法
JPS6211660A (ja) エツヂ型サ−マルヘツド
JP2575554B2 (ja) 端面型サーマルヘッド
JPH079640Y2 (ja) サーマルヘッド
JPS61104871A (ja) サ−マルプリンテイングヘツド
JPH11150205A (ja) チップ型cr素子
JPS61112659A (ja) サ−マルヘツド
JPH01304961A (ja) サーマルヘッド
JPS61104870A (ja) サ−マルプリンテイングヘツド

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080322

Year of fee payment: 13