JPH06337472A - 画像プリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像プリンタの装置稼働時間中における露光
手段あるいは現像手段の利用効率を向上する。 【構成】 シート状の印画紙２を露光箇所に搬入し、且
つ、露光が終了するに伴って前記露光箇所から搬出する
印画紙搬送手段Ｔと、前記露光箇所の印画紙２にフィル
ム３の画像情報を露光する露光手段Ｐと、露光の終了し
た印画紙２を搬送に伴って現像する現像手段Ｄとが備え
られた画像プリンタにおいて、前記印画紙搬送手段Ｔか
ら排出された印画紙２を蓄積自在で、且つ、蓄積した印
画紙２を先に蓄積したもの順に前記現像手段Ｄに排出す
る印画紙保持手段Ｓが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、シート状の印画紙を露
光箇所に搬入し、且つ、露光が終了するに伴って前記露
光箇所から搬出する印画紙搬送手段と、前記露光箇所の
印画紙にフィルムの画像情報を露光する露光手段と、露
光の終了した印画紙を搬送に伴って現像する現像手段と
が備えられた画像プリンタに関する。

【０００２】

【従来の技術】かかる画像プリンタは、露光箇所に搬入
されたシート状の印画紙に対して露光手段にてフィルム
の画像情報を露光し、露光の終了した印画紙を印画紙搬
送手段にて搬出し、搬出された印画紙を現像手段にて現
像処理するという処理工程で、フィルムの画像情報の印
画紙への焼付処理を行っている。通常、露光処理を行お
うとするフィルムは複数駒が一連となったものであり、
上記の処理は、フィルムの各駒の画像情報に対して順次
繰り返される。ここで、露光手段による印画紙への露光
に要する時間はフィルムの種類や画像情報等の変化によ
りばらつくのであるが、平均的には、現像手段が印画紙
を受け入れ始めてから次の印画紙を受け入れ可能な状態
になるまでの時間よりも短いものとなっている。従来の
画像プリンタは、露光手段と現像手段とを、印画紙搬送
手段を介して直結した構成としており、現像手段が新た
な印画紙を受け入れ可能な状態となるまで、印画紙搬送
手段は新たな印画紙を現像手段に送り込むことができな
かった。従って、露光手段も、現像手段が新たな印画紙
を受入れ可能な状態となるまで待機していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このため、画像プリン
タの稼働時間中における露光手段の利用効率が低くなっ
ている。一方、単に露光手段の処理能力を低下させたの
では、露光時間の長い駒の露光をする際に、逆に、現像
手段が待機する必要が生じ、何れにしても装置稼働時間
中における露光手段あるいは現像手段の利用効率を低下
させることになる。本発明は、上記実情に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、装置稼働時間中における
露光手段あるいは現像手段の利用効率を向上することに
ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明の画像プリンタ
は、シート状の印画紙を露光箇所に搬入し、且つ、露光
が終了するに伴って前記露光箇所から搬出する印画紙搬
送手段と、前記露光箇所の印画紙にフィルムの画像情報
を露光する露光手段と、露光の終了した印画紙を搬送に
伴って現像する現像手段とが備えられたものであって、
その第１特徴構成は、前記印画紙搬送手段から排出され
た印画紙を蓄積自在で、且つ、蓄積した印画紙を先に蓄
積したもの順に前記現像手段に排出する印画紙保持手段
が設けられている点にある。

【０００５】本発明の第２特徴構成は、上記第１特徴構
成において、前記印画紙保持手段が、前記印画紙搬送手
段から排出された印画紙を積み重ね状態に蓄積するよう
に構成されている点にある。本発明の第３特徴構成は、
上記第２特徴構成において、前記印画紙保持手段が、前
記印画紙搬送手段から排出された印画紙を設定枚数蓄積
するに伴って、蓄積した印画紙を前記現像手段に排出す
るように構成されている点にある。

【０００６】本発明の第４特徴構成は、上記第２特徴構
成において、前記印画紙保持手段が、前記現像手段への
印画紙の供給が不能な場合にのみ前記印画紙を蓄積する
ように構成されている点にある。本発明の第５特徴構成
は、上記第３特徴構成において、前記印画紙保持手段
が、前記印画紙搬送手段の終端よりも下方に位置する前
記現像手段の印画紙受入部の近くを中心に上下に揺動す
る印画紙受け台を備え、印画紙蓄積状態においては前記
受け台を下方に揺動させ、且つ、印画紙排出状態におい
ては前記受け台を上方に揺動させるように構成されてい
る点にある。

【０００７】

【作用】本発明の第１特徴構成によれば、露光箇所に搬
入されたシート状の印画紙に対して露光手段にてフィル
ムの一駒分の画像情報を露光し、露光の終了した印画紙
は印画紙搬送手段にて搬出される。印画紙搬送手段から
排出された印画紙は、印画紙保持手段を経由して現像手
段に排出される。印画紙保持手段は、例えば、後述のよ
うに、設定枚数蓄積するか、或いは、現像手段への印画
紙の供給が不能な場合にのみ蓄積する等の予め定められ
た手順に従い、必要に応じて印画紙を蓄積する。現像手
段は受入れた印画紙を順次現像処理して、フィルムの画
像情報の印画紙への焼付処理を終了する。従って、印画
紙搬送手段は、フィルムの一駒分の露光を終了すると、
現像手段における現像処理の状況がどういう状態にある
かにかかわらず、露光の終了した印画紙を印画紙保持手
段に向けて搬出し、露光手段は、すぐに次の駒の画像情
報の露光を開始する。一方、現像手段では、必要に応じ
て印画紙を蓄積する印画紙保持手段から、先に蓄積した
もの順に排出される印画紙を順次現像処理して行く。

【０００８】本発明の第２特徴構成によれば、露光箇所
での露光を終了し、印画紙搬送手段にて搬出された印画
紙が、印画紙搬送手段から印画紙保持手段に排出される
と、印画紙保持手段では、その印画紙を積み重ね状態で
蓄積する。本発明の第３特徴構成によれば、露光済みの
印画紙が、印画紙搬送手段から印画紙保持手段に順次排
出され、印画紙保持手段にて積み重ね状態で蓄積される
印画紙の枚数が設定枚数に達すると、印画紙保持手段か
ら現像手段に向けて先に蓄積したもの順に排出される。
上記設定枚数としては、この種の画像プリンタがフィル
ム一本分を１回分の露光処理量として扱うことが多いこ
とから、フィルム一本分の駒数とすることが適当である
が、フィルムを複数本スプライス接続したものの駒数や
フィルム一本分未満の駒数とする等、適宜設定変更可能
である。

【０００９】本発明の第４特徴構成によれば、露光済み
の印画紙が印画紙搬送手段から印画紙保持手段に順次排
出されると、印画紙保持手段では、現像手段が新たな印
画紙を受入れ可能な状態で、現像手段への印画紙の供給
が可能なときはそのまま現像手段に向けて印画紙を排出
し、現像手段が新たな印画紙を受入れ可能な状態にな
く、現像手段への印画紙の供給が不能なときは、その印
画紙を積み重ね状態で蓄積し、現像手段への印画紙の供
給が可能になるに応じて、現像手段に向けて先に蓄積し
たもの順に排出する。

【００１０】本発明の第５特徴構成によれば、印画紙保
持手段が印画紙蓄積状態にあるときつまり印画紙受け台
が現像手段の印画紙受入部の近くを中心にして下方に揺
動して印画紙搬送手段の終端よりも下方に位置する状態
にあるときに、露光済みの印画紙が印画紙搬送手段から
印画紙保持手段に順次排出されると、印画紙受け台に積
み重ね状態で順次蓄積される。印画紙受け台に蓄積され
た印画紙の枚数が設定枚数に達すると、印画紙受け台
は、現像手段の印画紙受入部の近くを中心にして上方に
揺動して印画紙排出状態になり、現像手段に向けて先に
蓄積したもの順に印画紙を排出する。

【００１１】

【発明の効果】上記第１特徴構成によれば、露光手段
は、露光の終了した印画紙を印画紙保持手段に向けて搬
出し、すぐに次の駒の画像情報の露光作業を開始でき、
一方、現像手段は、印画紙保持手段から排出される印画
紙を順次現像処理するため、露光手段と現像手段とが、
互いに作動タインミングを合わせるための待機時間が不
要になって、装置稼働時間中における露光手段あるいは
現像手段の利用効率を向上できる。上記第２特徴構成に
よれば、上記第１特徴構成による効果に加え、印画紙保
持手段において、印画紙を積み重ね状態で蓄積するた
め、印画紙を小さなスペースで蓄積することができる。
上記第３特徴構成によれば、上記第２特徴構成による効
果に加え、例えば、印画紙保持手段に蓄積される印画紙
の設定枚数を、１回分の露光処理量として扱われる場合
の多いフィルム一本分の駒数に設定しておくと、露光手
段は、印画紙保持手段に蓄積される印画紙の枚数が設定
枚数に達した後は露光を行う必要がなく、露光手段を例
えば通電を停止する等して休止状態に置くこと等も可能
となり、設備の稼働コストを低減できる。

【００１２】上記第４特徴構成によれば、上記第２特徴
構成による効果に加え、現像手段が新たな印画紙を受入
れ可能な状態になく、現像手段への印画紙の供給が不能
な場合のみ、印画紙保持手段にて印画紙を蓄積する構成
であるため、例えば露光手段の処理能力を低下させた場
合でも、露光時間が短くて済み露光手段の処理能力が現
像手段の処理能力を上回るときは、現像手段の処理能力
を超える分だけ印画紙保持手段に印画紙を蓄積し、露光
時間の長いフィルムが多くなって露光手段の処理能力が
現像手段の処理能力を下回るときは、既に印画紙保持手
段に蓄積されている印画紙を取り崩しながら現像処理で
きるので、画像プリンタ全体として処理能力を低下させ
ることなく設備コストを低減できる。上記第５特徴構成
によれば、印画紙保持手段に備えられた印画紙受け台
は、印画紙蓄積状態においては下方に揺動された姿勢と
なり、印画紙排出状態においては上方に揺動された姿勢
となるので、印画紙保持手段が占めるスペースの増加を
抑制しながら、例えば、上方に揺動された姿勢で固定さ
れた状態で、印画紙の蓄積と排出とを行うような構成に
比べて、印画紙蓄積状態で一度に蓄積できる設定枚数を
増加させることができる。

【００１３】

【実施例】以下、本発明の画像プリンタの実施例につい
て図面に基づいて説明する。図１に示すように、画像プ
リンタ１には、印画紙２をロール状に収納している印画
紙マガジン４から引き出された印画紙２をフィルム３の
一駒分の画像情報を露光させる大きさのシート状に切断
するカッタ５、フィルム３の画像情報を印画紙２に露光
する露光手段としての投影露光部Ｐ、露光の終了した印
画紙２を蓄積する印画紙ストック部Ｓ、露光の終了した
印画紙２を現像処理する現像手段としての現像処理部Ｄ
及び投影露光部Ｐの露光作動や印画紙２の搬送系の作動
等の画像プリンタ全体の作動を制御する制御装置Ｃが備
えられている。

【００１４】以下、各構成部分毎に説明する。カッタ５
は、装置本体側に固定された下刃５ａと図示しないソレ
ノイド等により上下にスライド駆動される上刃５ｂとか
らなり、上刃５ｂと下刃５ａとの間に位置する印画紙２
を所定の大きさに切断する。カッタ５の印画紙２搬送経
路上流側には、印画紙マガジン４からカッタ５までの印
画紙２の搬送ために、ローラ１０とローラ１０を回転駆
動するモータＭ１が設けられており、モータＭ１の回転
駆動により、ローラ１０が印画紙マガジン４から印画紙
２を引き出して行く。

【００１５】投影露光部Ｐには、光源２０、光源２０の
出射光の色バランスをフィルム３の色濃度情報に応じて
補正する調光フィルタ２１、調光フィルタ２１を通過し
た光を均一に混色するミラートンネル２２、フィルム３
を保持するネガマスク２３、フィルム３の画像情報を印
画紙２上に結像する焼付レンズ２４、シャッタ２５及び
フィルム３の画像情報の露光時に印画紙２が位置する露
光箇所となる露光台２６が同一光軸上に備えられてい
る。露光台２６は、ローラ２６ａ，２６ｂ，２６ｃ，２
６ｄにベルト２６ｅが掛けられた構成となっており、ロ
ーラ２６ａに接続されたモータＭ２の駆動によってベル
ト２６ｅ上の印画紙２を搬送する。尚、図示を省略する
が、ベルト２６ｅには適当な間隔で孔が設けられてお
り、印画紙２は、その孔を通して、図示しないファンに
吸引されてベルト２６ｅに吸着される。

【００１６】印画紙ストック部Ｓには、露光台２６にお
いて露光が終了して排出された印画紙２を受ける印画紙
受け台３０、露光台２６から排出された印画紙２を確実
に印画紙受け台３０に落とし込むための落とし込みガイ
ド３５及び落とし込みローラ３６、印画紙受け台３０に
圧着される圧着ローラ３４並びに印画紙受け台３０と協
同して印画紙２を現像処理部Ｄに案内する上側ガイド３
３が備えられている。

【００１７】印画紙受け台３０は、図１に示すように、
印画紙２搬送経路の上流側から下流側に向かって前下が
りに傾斜した姿勢で固定されている。図１及び図２に示
すように、印画紙受け台３０の印画紙２を載置する載置
面３０ｂ側には、送り出し用ガイド３０ａが取り付けら
れ、印画紙受け台３０の下面側には、ローラ３１，３２
が取り付けられている。印画紙受け台３０の載置面３０
ｂと送り出し用ガイド３０ａとの間には、印画紙２一枚
分だけ通過可能な隙間３０ｃが設けられている。ローラ
３１，３２は、共に、その上端部が載置面３０ｂ側にわ
ずかに突出するようにしてあり、ローラ３１は、図１に
示すように、モータＭ３に接続されている。圧着ローラ
３４は、その回動軸３４ｃの両端を一対の揺動アーム３
４ａの一端部に回動自在に支持され、揺動アーム３４ａ
の他端部は、本体フレーム側に固定された支持軸３４ｂ
に回動自在に支持されている。揺動アーム３４ａは、図
示しないバネにより支持軸３４ｂを中心にして図１及び
図２における時計回り方向に付勢されており、その付勢
力で圧着ローラ３４が印画紙受け台３０の載置面３０ｂ
に圧着されている。

【００１８】現像処理部Ｄには、５槽の処理タンク４
０、印画紙２を処理タンク４０の夫々にわたって搬送す
るローラ４１及び印画紙２の両側部を支持案内する図示
しないガイドが備えられており、印画紙ストック部Ｓか
ら排出されて現像処理部Ｄの印画紙受入部４２に受け入
れられた印画紙２はローラ４１に搬送されて、５槽の処
理タンク４０を順次通過し、現像処理が行われる。

【００１９】以下、上記構成の画像プリンタの作動を概
略的に説明する。尚、各部の作動の制御は上記の如く制
御装置Ｃにて行われる。印画紙マガジン４に収納されて
いる印画紙２は、モータＭ１の回転駆動でローラ１０に
より引き出され、印画紙２の先端がカッタ５の印画紙２
搬送経路下流側に、フィルム３の画像情報を一駒分露光
する大きさに相当する距離だけ送られた時点で印画紙２
の搬送を停止して、カッタ５が作動して印画紙２をシー
ト状に切断する。切断されたシート状の印画紙２は、モ
ータＭ２の作動により駆動されるベルト２６ｅによって
露光位置まで搬送され、フィルム３の濃度情報等に基づ
いて調光フィルタ２１及びシャッタ２５の作動が制御さ
れた状態で露光される。

【００２０】露光の終了した印画紙２は、ベルト２６ｅ
によって搬送され、ローラ２６ｃの位置に相当する露光
台２６の終端から排出される。排出された印画紙２は、
落とし込みガイド３５及び落とし込みローラ３６に案内
されて印画紙受け台３０上に落ちる。この時、印画紙受
け台３０の載置面３０ｂと送り出し用ガイド３０ａとの
隙間３０ｃが、先に搬送された印画紙２で塞がれてお
り、後から印画紙受け台３０に落とし込まれた印画紙２
を現像処理部Ｄへ供給するのが不能であれば、後から印
画紙受け台３０に落ちた印画紙２はそのまま蓄積され、
更に後続の露光された印画紙２が露光台２６から排出さ
れると、既に蓄積されている印画紙２の上に積み重なる
状態で蓄積される。

【００２１】先に搬送された印画紙２が隙間３０ｃの通
過を完了すると、積み重ね状態で蓄積されている印画紙
２の最も下に位置する印画紙２が隙間３０ｃに突入し、
初期においては圧着ローラ３４とローラ３１とに押圧さ
れた状態で、更に搬送されるにつれて圧着ローラ３４と
ローラ３１，３２とに押圧された状態で、モータＭ３に
駆動されるローラ３１によって搬送され、印画紙受入部
４２から現像処理部Ｄに進入し現像処理される。つま
り、先に蓄積したもの順に現像処理部Ｄに送られるので
ある。ここで、ローラ３１による印画紙２搬送速度は現
像処理部Ｄにおける印画紙２の搬送速度と一致してい
る。

【００２２】従って、ローラ１０、モータＭ１並びに露
光台２６を構成するローラ２６ａ，２６ｂ，２６ｃ，２
６ｄ、ベルト２６ｅ及びモータＭ２は、露光箇所への印
画紙２の搬入及び露光箇所からの印画紙２の搬出を行う
印画紙搬送手段Ｔとして機能し、印画紙ストック部Ｓ
は、印画紙搬送手段Ｔから排出された印画紙２を蓄積自
在で、且つ、蓄積した印画紙２を先に蓄積したもの順に
現像処理部Ｄに排出する印画紙保持手段として機能す
る。

【００２３】〔別実施例〕以下、別実施例を列記する。 上記実施例では、印画紙保持手段Ｓを、現像処理部
Ｄへの印画紙２の供給が不能な場合にのみ印画紙２を蓄
積するように構成しているが、図３に示すように、印画
紙受け台３０をローラ３２の回動軸３２ａ周りに揺動自
在に構成し、ソレノイド１００により印画紙受け台３０
を上下に揺動駆動する構成として、印画紙保持手段Ｓに
露光台２６から排出された印画紙２を設定枚数蓄積する
に伴って、蓄積した印画紙２を現像処理部Ｄに排出する
ようにしても良い。

【００２４】この場合の制御装置Ｃの制御による印画紙
保持手段Ｓの作動は、先ず、図３（ａ）に示す、印画紙
受け台３０が下方に揺動した姿勢で、露光が終了して露
光台２６から排出される印画紙２を設定枚数蓄積する。
この設定枚数は、フィルム３の一本分の駒数が適当であ
るが設定変更可能である。印画紙受け台３０に設定枚数
の印画紙２が蓄積されると、ソレノイド１００の作動に
より、印画紙受け台３０の姿勢が、図３（ｂ）に示すよ
うに、上方に揺動した状態となり、載置面３０ｂ上の印
画紙２は、最も下にある印画紙２から順につまり先に蓄
積したもの順に現像処理部Ｄに搬送され現像処理され
る。このとき、圧着ローラ３４を支持する揺動アーム３
４ａは、本体フレーム側に固定されたストッパピン３４
ｄによって過剰な揺動を阻止されている。

【００２５】尚、印画紙受け台３０を上下に揺動する際
の揺動中心は、ローラ３２の回動軸３２ａに限定され
ず、ローラ２６ｃの位置に相当する、露光台２６におけ
る印画紙２搬送経路の終端よりも下方に位置する現像処
理部Ｄの印画紙受入部４２の近くであれば良く、例え
ば、印画紙受け台３０の印画紙２搬送経路下流側端部を
中心にして揺動するようにしても良い。

【００２６】 上記実施例では、印画紙保持手段Ｓに
おいて、印画紙２を積み重ね状態に蓄積しているが、印
画紙２を立姿勢で並べて蓄積するようにしても良い。

【００２７】 上記実施例では、投影露光部Ｐにおい
て、印画紙２をベルト２６ｅによって搬送しているが、
いわゆるローラコンベアの如くローラを複数本接近した
状態で配置して、印画紙２を搬送するようにしても良
い。

【００２８】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の画像プリンタの実施例にかかる概略構
成図

【図２】本発明の実施例にかかる要部拡大図

【図３】本発明の別実施例の作動を示す要部構成図

【符号の説明】

２ 印画紙 ３ フィルム ３０ 印画紙受け台 ４２ 印画紙受入部 Ｄ 現像手段 Ｐ 露光手段 Ｓ 印画紙保持手段 Ｔ 印画紙搬送手段

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 シート状の印画紙（２）を露光箇所に搬
   入し、且つ、露光が終了するに伴って前記露光箇所から
   搬出する印画紙搬送手段（Ｔ）と、 前記露光箇所の印画紙（２）にフィルム（３）の画像情
   報を露光する露光手段（Ｐ）と、 露光の終了した印画紙（２）を搬送に伴って現像する現
   像手段（Ｄ）とが備えられた画像プリンタであって、 前記印画紙搬送手段（Ｔ）から排出された印画紙（２）
   を蓄積自在で、且つ、蓄積した印画紙（２）を先に蓄積
   したもの順に前記現像手段（Ｄ）に排出する印画紙保持
   手段（Ｓ）が設けられている画像プリンタ。
2. 【請求項２】 前記印画紙保持手段（Ｓ）が、前記印画
   紙搬送手段（Ｔ）から排出された印画紙（２）を積み重
   ね状態に蓄積するように構成されている請求項１記載の
   画像プリンタ。
3. 【請求項３】 前記印画紙保持手段（Ｓ）が、前記印画
   紙搬送手段（Ｔ）から排出された印画紙（２）を設定枚
   数蓄積するに伴って、蓄積した印画紙（２）を前記現像
   手段（Ｄ）に排出するように構成されている請求項２記
   載の画像プリンタ。
4. 【請求項４】 前記印画紙保持手段（Ｓ）が、前記現像
   手段（Ｄ）への印画紙（２）の供給が不能な場合にのみ
   前記印画紙（２）を蓄積するように構成されている請求
   項２記載の画像プリンタ。
5. 【請求項５】 前記印画紙保持手段（Ｓ）が、前記印画
   紙搬送手段（Ｔ）の終端よりも下方に位置する前記現像
   手段（Ｄ）の印画紙受入部（４２）の近くを中心に上下
   に揺動する印画紙受け台（３０）を備え、印画紙蓄積状
   態においては前記受け台（３０）を下方に揺動させ、且
   つ、印画紙排出状態においては前記受け台（３０）を上
   方に揺動させるように構成されている請求項３記載の画
   像プリンタ。