JPH1083031A - 感光材料処理方法及び感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理方法及び感光材料処理装置

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JPH1083031A
JPH1083031A JP8236831A JP23683196A JPH1083031A JP H1083031 A JPH1083031 A JP H1083031A JP 8236831 A JP8236831 A JP 8236831A JP 23683196 A JP23683196 A JP 23683196A JP H1083031 A JPH1083031 A JP H1083031A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理中の無駄な時間を最大限取り払って、処
理効率を向上し、迅速な処理を実現する。 【解決手段】 一時収容部34から露光ステージ78へ
の移動時に、次の印画紙16のローラ対28への送り出
しを実行し、露光ステージ78から現像処理部への印画
紙搬送と同時に一時収容部から露光ステージ78への印
画紙搬送を実行し、一方のマガジン12又は14の使用
中に空となった他方のマガジン14又は12の交換作業
を行う。また、必要に応じて異なる種類の印画紙16を
マガジン12(又は14)を選択して引き出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定サイズにカッ
トされたシート状感光材料を順次露光ステージに搬送
し、処理する感光材料処理方法及び所定サイズにカット
されたシート状感光材料を、複数枚並べて露光ステージ
に搬送し、処理する感光材料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感光材料を処理する場合に、迅速処理が
要求されている。これを実現させるためには、感光材料
の搬送速度のアップ、露光時間の短縮の両方が要求され
ることになり、感光材料の搬送速度のアップに関して
は、感光材料の搬送路を並設すればよい。また、露光時
間の短縮は、増設した各搬送路毎に露光ステージを設け
ればよい。
【0003】これを実現するために、出願人は、マガジ
ンを複数列の搬送路毎に設け、このマガジンから供給さ
れた複数列の感光材料を同時に処理すること、及び、こ
の複数列の搬送に跨がって、幅広の感光材料を処理する
ことが可能な感光材料処理装置を提案している(一例と
して、特願平7−118631号)これによれば、通常
は複数列で感光材料を処理することができ、かつ幅広の
感光材料も同じ露光ステージで処理することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数列
同時に処理していくと、複数のマガジンに収容された感
光材料が同時期に空となり、マガジン交換のために、処
理を中断しなければならない。複数のマガジン内の消耗
度合いはサイズによって常に一致することはないが、逆
にいつ空にになるかが不明確であり、オペレータが常に
待機し、監視しておかなくてはならない。
【0005】また、関連技術として、以下のような先行
技術が開示されている。 実公昭58−29464号 露光後に切断した感光材料を複数列に分配する技術であ
るが、露光収容までは従来どおり1列処理の域を出な
い。 実開昭57−78052号 単一の露光系によるプリントする装置において、マガジ
ンを装置本体に複数個設け、マガジンを随時交換可能と
した技術であるが、高速に振り分けが必要となる。 実開昭60−107841号 複数のマガジンから選択的に感光材料を引き出し切断し
て露光部に供給する技術であるが、感光材料が並列的に
搬送されないため、効率化にはならない。 特開平6−347905号・特開平6−34790
7号 複数列の搬送路にそれぞれ露光ステージが存在し、露光
後も個別に処理する技術であるが、全ての処理系におい
て搬送路数に応じた数が必要であり、装置が大型化す
る。 特開平6−347914号 マガジンを複数の搬送路に対応すべく移させて印画紙を
振り分ける技術であるが、マガジンの質量の関係で高速
移動のための動力源を大きくしなくてはならない。
【0006】このように、上記先行技術については、一
長一短があり、例えば、1列処理の域を出ない、高速で
の振り分けが必要、複数の露光系が必須、マガジン移動
の場合には、質量の関係で高速移動のための動力源が大
きくなる、といった問題が全て解消されず、無駄な時間
が多く存在する。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、処理中の無駄
な時間を最大限取り払って、処理効率を向上し、迅速な
処理を実現することができる感光材料処理方法及び感光
材料処理装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(請求項1及び請求項2)請求項1に記載の発明は、所
定サイズにカットされたシート状感光材料を露光ステー
ジに搬送し、処理する感光材料処理方法であって、前記
露光ステージが、前記シート状の感光材料を複数枚同時
に露光する機能を有し、前記感光材料を、前記露光ステ
ージ上流で同時露光可能な配列となるように振り分けて
搬送することを特徴としている。
【0009】請求項2に記載の発明は、前記振り分け
が、前記露光ステージ上流の搬送路上で、搬送方向に対
して直交する方向に前記感光材料を移動させることを特
徴としている。
【0010】請求項1及び請求項2に記載の発明によれ
ば、露光ステージが複数列ある場合、予めこの露光ステ
ージに沿った搬送路上に感光材料を準備せず、必要に応
じて選択的に一方向から送り込まれるシート状の感光材
料を振り分ける。
【0011】このように、感光材料の供給経路が搬送路
よりも少なくしても、見かけ上は、搬送路の数だけ同時
に露光、現像処理を行うことができ、極めて効率的に、
かつ迅速に処理を行うことができる。
【0012】また、この複数の搬送路を跨ぐような幅広
の感光材料を供給することも可能である。 (請求項3)請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の発明において、前記感光材料は、前記搬
送路に直交する方向に並設された複数のマガジンに長尺
状に収容された感光材料が選択的に引き出され、所定サ
イズにカットされた後に振り分けられたものであること
を特徴としている。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、複数設け
られたマガジンから感光材料を選択的に任意の搬送路に
供給することが可能であるので、処理する感光材料の
幅、種類を簡単に切り換えることができる。また、同一
の感光材料が収容されたガジンを用意しておけば処理を
中断することなく、空になったマガジンを新たなマガジ
ンに交換することができ、全体として処理効率を向上す
ることができる。
【0014】なお、並列数とマガジン装填数との数は一
致させる必要はない。 (請求項4)請求項4に記載の発明は、前記請求項3に
記載の発明において、前記搬送路上へのマガジンからの
供給開始と、感光材料の露光ステージへの搬送を並行し
て行うことを特徴としている。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、露光ステ
ージでの露光処理が終了すると、次の感光材料を露光ス
テージへ搬送する。このときに、感光材料の搬送路上へ
の振り分けを開始することにより、感光材料同志が干渉
することなく、最も早く感光材料の供給を行うことがで
きる。 (請求項5)請求項5に記載の発明によれば、前記請求
項1乃至請求項4のいずれか1項記載の発明において、
前記搬送路への感光材料の振り分け時間を、前記感光材
料の露光ステージでの露光処理時間よりも短くするか、
又は両者を同時間とすることを特徴としている。
【0016】請求項5に記載の発明によれば、供給され
た感光材料の各搬送路上への振り分け時間を、露光ステ
ージでの露光処理時間よりも早くする。あるいは両者を
一致させる。これにより、待機時間を短縮することがで
きる。一致させる場合、比較的調整か簡単な振り分け作
業を露光処理時間に合わせればよい。 (請求項6)請求項6に記載の発明は、前記請求項1乃
至請求項5のいずれか1項記載の発明において、前記感
光材料の搬送時に感光材料の後端を揃えて搬送すること
を特徴としている。
【0017】請求項6に記載の発明によれば、一般にソ
ーティングの段階で、搬送路毎に順番が決められていた
場合、後端が揃っていないと、最終的にソティングステ
ージの前工程(例えば、現像処理の乾燥工程)から排出
される時期が感光材料のサイズ(搬送方向長さ)によっ
て異なり、この結果、排出時期を常に監視しなくてはな
らなくなる。
【0018】これに対し、請求項4に記載の如く、後端
を揃えて搬送することにより、感光材料のサイズによら
ず、前記前工程から排出される時期が、各搬送路で一致
することになり、ソーティングが容易となる。
【0019】例えば、前工程から排出される位置にロー
ラ対があり、このローラ対によって挟持されながら排出
される感光材料を、この前工程の搬送方向と直交する方
向に搬送路を持つベルトコンベアに受け渡す場合、必ず
このベルトコンベア上には、前工程の搬送路順に載置さ
れるため、ソーティングが容易となる。 (請求項7)請求項7に記載の発明は、長尺感光材料を
収容するマガジンから引き出され、所定サイズにカット
されたシート状の感光材料を、複数枚並べて露光ステー
ジへ搬送して処理する感光材料処理装置であって、感光
材料を層状に巻き取って収容するマガジンと、マガジン
から感光材料を引き出し、かつ所定サイズにカットして
シート状の感光材料を作成し、搬送路初期位置へ送り出
す感光材料準備手段と、前記搬送路初期位置の感光材料
を搬送方向と直交する方向へ振り分ける振り分け手段
と、この複数の感光材料を同時に露光ステージへ送り出
す送り出し手段と、前記露光ステージでの露光処理時間
の間に、前記振り分け手段での感光材料の振り分けを終
了させると共に、前記送り出し手段による露光ステージ
への送り出しと同期して、前記感光材料準備手段を作動
させて、次の感光材料を前記初期位置へ送り出すように
感光材料の搬送タイミングを制御するタイミング制御手
段と、を有している。
【0020】請求項7に記載の発明によれば、マガジン
から引き出された感光材料は、所定のサイズにカットさ
れ、搬送路初期位置へ送り出される(感光材料準備手
段)。この搬送路初期位置の感光材料は、振り分け手段
によって各搬送路に振り分けられ、全ての搬送路に感光
材料が振り分けられた時点で、同時に露光ステージへ送
り出す(送り出し手段)。
【0021】露光ステージでは、それぞれの感光材料の
露光処理がなされるが、タイミング制御手段では、この
時間中に、次の感光材料の各搬送路への振り分けを終了
させておく。その後、露光ステージでの露光処理が終了
すると、露光ステージ上の感光材料は次工程へ送られる
が、このとき同時に振り分けられた次の感光材料を露光
ステージへ送り出す。さらに、タイミング制御手段で
は、この露光ステージへの送り出しと同時にマガジンか
らの引き出し、カット、搬送路初期位置への感光材料の
送り出しを開始する。
【0022】マガジンを複数個セットしておくことによ
り、1つのマガジン内の感光材料がなくなり終了を迎え
たとき、又は異なる感光材料を使用するとき、他の搬送
路にセットしたマガジンからの引き出しに切り換えるこ
とにより、処理を中断することがなく、円滑な処理を行
うことができる。また、一方のマガジンを使用中、他の
マガジンを新たなマガジンとして交換することができ、
マガジン交換による時間的ロスを解消することができ
る。 (請求項8)請求項8に記載の発明は、所定サイズにカ
ットされたシート状感光材料を、複数枚並べて露光ステ
ージへ搬送して処理する感光材料処理装置であって、長
尺感光材料を収容するマガジンと、前記マガジンから感
光材料を引き出し、かつ所定サイズにカットしてシート
状の感光材料を作成し、搬送路初期位置へ送り出す感光
材料準備手段と、前記搬送路初期位置の感光材料を、こ
の感光材料の後端を揃えると共に前記各搬送路のスター
ト位置へ振り分ける振り分け手段と、前記振り分けられ
た感光材料が、対応する搬送路のスタート位置に決めさ
れた時点で、この複数の感光材料を同時に各搬送路毎の
露光ステージへ送り出す送り出し手段と、前記露光ステ
ージでの露光処理時間の間に、前記振り分け手段での感
光材料の振り分けを終了させると共に、前記送り出し手
段による露光ステージへの送り出しと同期して、前記感
光材料準備手段を作動させて、次の感光材料を前記初期
位置へ送り出すように感光材料の搬送タイミングを制御
するタイミング制御手段と、を有している。
【0023】請求項8に記載の発明によれば、上記請求
項7に加え、振り分け手段において、各搬送路に感光材
料を振り分ける際に、感光材料の後端を揃えておくこと
により、前記請求項4で説明したように、ソーティング
が容易となる。 (請求項9)請求項9に記載の発明は、前記請求項8に
記載の発明において、前記振り分け手段が、前記マガジ
ンから引き出される感光材料を挟持して、搬送路とは干
渉しない位置で感光材料を保持する保持手段と、前記保
持手段を複数配列された搬送路のそれぞれに対応するよ
うにこの搬送路と直交する方向に移動させる移動手段
と、前記保持手段よりも上流側近傍に設けられ、カット
された感光材料後端を検出する後端検出センサと、各搬
送路に毎に設けられ、前記移動手段の停止位置に対応配
置された一時収容部と、前記後端検出センサで感光材料
の後端を検出し、かつ前記移動手段が所定の搬送路に対
応する位置に位置決めされた時点で、この後端を先頭に
前記一時収容部方向へ一定長さ分搬送する逆搬送手段
と、前記逆搬送手段で前記各搬送路毎の一時収容部に所
定の感光材料が収容された時点で、前記露光ステージへ
送り込む送り込み手段と、で構成されていることを特徴
としている。
【0024】請求項9に記載の発明によれば、まず、感
光材料準備手段から送られるくる感光材料を保持手段に
よって保持しながら搬送し、感光材料の後端を後端検出
センサで検出した時点で、この搬送を停止する。これに
より、感光材料の後端は常に同一の位置で停止すること
になる。
【0025】この停止後、保持手段を移動手段によって
各搬送路に沿う位置に移動し、所定の搬送路に対応させ
る。
【0026】次に、逆搬送手段によって保持手段を逆搬
送駆動させ、感光材料を一時収容部へ送り込む。この保
持手段の逆搬送時間は、最も長いサイズの感光材料が一
時収容部へ送り込まれる時間以上の一定時間である。全
ての一時収容部に感光材料が収容されると、送り込み手
段では、一斉に一時収容部から感光材料を露光ステージ
へ送り込む。
【0027】上記構成により、後端を揃えた状態で、感
光材料の複数の搬送路に振り分け、同時に露光ステージ
へ供給することが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)図1及び図2には、本実施の形態に
係る写真処理装置(プリンタプロセッサ)10が示され
ている。図2に示される如く、プリンタプロセッサ10
には、2台のマガジン12、14が並んで載置できるよ
うになっている。マガジン12、14内には、印画紙1
6が層状に巻き取られて収容されており、その最上層か
ら順にマガジン12、14に設けられた引出口12A、
14Aから引き出されるようになっている。
【0029】マガジン12、14の引出口12A、12
Bの下流側には、それぞれ2組のローラ対18、20が
設けられ、この引出口12A、14Aから引き出された
印画紙16を挟持し、略水平に搬送するようになってい
る。また、マガジン12、14の近傍に配置されたロー
ラ対18の下流側には、センサ22が設けられ、印画紙
16の有無を検出している。本実施の形態では、一方の
マガジン12から印画紙16を引き出して処理し、この
マガジン12の印画紙16を全て使い切った時点で、他
方のマガジン14の印画紙16を使用するようになって
おり、センサ22では、マガジン12又は14内の印画
紙16の終了を検出するようになっている。また、必要
に応じてマガジン12、14にそれぞれ異なる幅、種類
の印画紙16を収容しておき、適宜切り換えて使用する
ことも可能となっている。
【0030】下流側のローラ対のさらに下流側近傍に
は、カッタ部24が配設されている。カッタ部24に
は、センサ26が設けられており、カット位置に対応し
ている。このため、カッタ部24でカットされた印画紙
16の先端が搬送を開始してから所定時間経過した時点
で印画紙16をカットすることにより、この所定時間に
対応する長さのシートが得られることになる。
【0031】カッタ部24から搬送される印画紙は、ロ
ーラ対28に挟持されるようになっている。このローラ
対28の上側ローラ28Aは、その回転軸が長方形平板
形状のブラケット30の長手方向一方側にに軸支されて
いる。ブラケット30の他方側は、ローラ対28の下側
ローラ28Bの回転軸が軸支されている。
【0032】さらに、ローラ対28は、一対の脚板を有
する略コ字型のブラケット32における脚板間に掛け渡
されている。上側のローラ28Aの回転軸は、この脚板
に設けられた円弧状の長孔32Aに収容されている。こ
のため、上側のローラ28Aは、ブラケット30によっ
て下側のローラ28Bとの間隔を維持しつつ、円弧状の
長孔に沿って回転移動できる構造となっている。
【0033】ここで、上側のローラ28Aが下側のロー
ラ28Bの真上に来たときが第1の位置であり(図1の
実線位置参照)、カッタ部24から搬送されてくる印画
紙16を受け取る位置とされる。また、上側ローラ28
Aが円弧状の長孔32Aの右端に来たときが第2の位置
とされ(図1の鎖線位置参照)、カッタ部24から受け
取った印画紙16をローラ対28の逆転搬送により、印
画紙16の後端側から一時収容部34へと送り出す位置
とされる。
【0034】ブラケット32は、その基部の背面に移動
ブラケット36が取り付けられている。この移動ブラケ
ット36は略L字型とされ、水平とされた下部がボール
ねじ機構部38の移動ブロック40に固定されている。
このため、ボールネジ機構部38の軸(ねじ部)を回転
させることにより、ブラケット32に支持されているロ
ーラ対28を、複数列(本実施の形態では2列)の搬送
路のいずれか図2(A)又は(B)の位置参照)へ選択
的に対応させることができるようになっている(印画紙
16の振り分け)。
【0035】一時収容部34は、前記2組のローラ対1
8、20の上方に配設されている。カッタ部24から第
1の位置で印画紙16を受け取ったローラ対28は、第
2の位置へ移動し、印画紙16がガイド板44に案内さ
れて、一時収容部34の出入口34Aに搬送されるよう
になっている。
【0036】図1、図3及び図4に示される如く、一時
収容部34は、2対のベルト46、48によって構成さ
れており、下側のベルト48は、2本のローラ50、5
2に巻き掛けられている。また、上側のベルトコンベア
46は、3本のローラ54、56、58に巻き掛けられ
ている。
【0037】この上側のベルト46を図1の右側で支持
するローラ54は、その回転軸が長方形平板形状のブラ
ケット60の長手方向一方側にに軸支されている。ブラ
ケット60の他方側は、下側のベルト48を図1の右側
で支持するローラ50の回転軸が軸支されている。
【0038】さらに、ローラ54、50は、一対の脚板
を有する略コ字型のブラケット62における脚板間に掛
け渡されている。上側のローラ54の回転軸は、この脚
板に設けられた円弧状の長孔62Aに収容されている。
このため、上側のローラ54は、ブラケット60によっ
て下側のローラ50との間隔を維持しつつ、円弧状の長
孔62Aに沿って回転移動できる構造となっている。
【0039】ここで、上側のローラ54が円弧状の長孔
62Aの右端にに来たときが第1の位置であり(図1の
実線位置参照)、前記ローラ対28から搬送されてくる
印画紙16を受け取る位置とされる。このとき、ベルト
46、48が印画紙16を挟み込み、ベルト46、48
間に印画紙16を挟持することになる。ここで、ローラ
対28が逆転搬送を開始してから一時収容部34の出入
口34Aで印画紙16を挟持し、搬送する時間は一定と
される。
【0040】印画紙16が一方の列のベルト46、48
上に挟持されたことを認識すると、他方の列のベルト4
6、48にも印画紙16を挟持させるべく、印画紙16
を搬送する。従って、一方のマガジン12から印画紙1
6を搬送し、2列の搬送路(ここでは、ベルト46、4
8の間)へシート状の印画紙16をそれぞれ配置するよ
うになっている。
【0041】ここで、上側ローラ54が円弧状の長孔6
2Aの左端に来たときが第2の位置とされ(図1の鎖線
位置参照)、ローラ対28から受け取った印画紙16を
ベルト46、48の逆転搬送により、後述する露光ステ
ージ78へと送り出す位置とされる。この送り出し時
に、印画紙16の後端が常に同一位置になる。
【0042】露光ステージ78では、入口に配設された
ローラ対80Aによって、前記一時収容部34から搬送
される印画紙16を挟持する。なお、このローラ対80
Aとベルト46、48の搬送線速度は、同一であること
が好ましいが、ベルト46、48が巻き掛けられた各ロ
ーラにワンウェイクラッチを装備することにより、ロー
ラ対80Aによる搬送線速度をベルト46、48の搬送
線速度よりも早めてもよい。
【0043】露光ステージ78は、各搬送路に対応して
単一の露光ユニット82が配設されている。露光ユニッ
ト82の光源部82Aは、ランプ84、CMYの各フィ
ルタ86、光拡散筒88で構成され、ネガキャリア90
によって位置決めされたネガフィルム92に光を照射す
るようになっている。このネガフィルム92を透過した
光は、光学系82Bであるレンズ94を介して、シャッ
タ96の開放時にペーパキャリア98に至るようになっ
ている。このペーパキャリア98には、前記入口に配設
されたローラ対80によって挟持搬送される印画紙16
が位置決めされるようになっている。露光ユニッ82
は、2列の搬送路の中央に位置しており、レンズ94に
よって光軸を偏向させることにより、各搬送路上の印画
紙16に対応させることができる。
【0044】このペーパキャリア98上(図1では、下
面側)には、可変マスク99が設けられ、印画紙16の
サイズによって、印画紙16への露光領域を設定するよ
うになっている。なお、本実施の形態における露光ユニ
ット82は、各搬送路に対応するもの毎に、印画紙搬送
方向に移動可能となっている。これは、印画紙16が後
端揃えで搬送されてくるため、2列の搬送路間で異なる
長さの印画紙16が露光ステージ78に到達した場合、
それぞれの露光軸が図1の左右にずれる。このため、露
光ユニット82全体を移動することにより、同時露光が
実行可能となる。
【0045】焼付処理が終了した印画紙16は、2列の
搬送路同時に出口側のローラ対80Bの挟持搬送され、
排出されて次工程である現像処理工程(図示省略)へ送
り出されるようになっている。
【0046】ところで、本実施の形態では、以下のよう
な搬送タイミングの制御を実施している。この搬送タイ
ミングによって、無駄の待機時間や処理不能を極力なく
し、効率のよい処理を行っている。 露光ステージでの露光処理中に印画紙16の振り分
けを実行。 露光ステージ78から現像処理部への印画紙搬送と
同時に一時収容部34から露光ステージ78への印画紙
搬送の実行。 一方のマガジン12又は14の使用中に空となった
他方のマガジン14又は12の交換作業。 印画紙16の後端揃えによる(一時収容部34の装
備)、現像処理後のソーティングの簡素化 以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0047】図2に示される如く、2列の搬送路に対応
してそれぞれマガジン12、14を装填する。なお、本
実施の形態における作業仕様においては、必ずしも両方
を装填する必要はなく、少なくとも1個のマガジン12
(又は14)を装填しておけばよく、この装填されたマ
ガジン12(又は14)内の印画紙16が無くなるまで
の間に他方のマガジン14(又は12)を装填すればよ
い。また、マガジン12、14に収容する印画紙16の
幅、種類を一致させず、異なる種類としてもよい。但
し、以後の説明は、同一種の印画紙16が終了されてい
るときの処理の流れを示す。
【0048】マガジン12が装填された搬送路を基準と
して処理手順を説明すると、この搬送路側にカッタ部2
4の下流側に位置するローラ対28をボールねじ機構部
38を作動させて対応させる。また、ローラ対28の上
側のローラ28Aの回転軸は、円弧状の長孔の左端、す
なわち第1の位置に位置決めする。以下、図1並びに図
6乃至図9に従い、印画紙16の引出し手順を説明す
る。
【0049】上記初期設定が完了した状態でマガジン1
2から印画紙16(以下、第1の印画紙16Aといい、
引き出される順毎に第2、第3・・・の印画紙16B、
16C・・・という)を引出す。引き出された第1の印
画紙16は、2組のローラ対18、20によって水平搬
送され、カッタ部24を通過して、前記ローラ対28に
挟持され、自重によりローラ対28に支えられて垂れ下
がる(図1の状態参照)。
【0050】ここで、センサ26によって所定量引き出
されたことが認識されると、カッタ部24が作動して第
1の印画紙16をカットする。カット後は、ローラ28
Aの回転軸を円弧状の長孔32Aの右端、すなわち第2
の位置へ移動させる。これにより、第1の印画紙16の
後端の延長方向が、一時収容部34の方向に向けられる
(図1の想像線参照)。
【0051】ここで、ボールネジ機構部38が作動し
て、ローラ対28は、他方の搬送路(図2の上側搬送
路)に対応するように移動を開始する(図6(A)参
照)。他方の搬送路に対応した後は、ローラ対28の逆
転搬送により、印画紙16は、一時収容部に収容され、
受渡しを完了したローラ対28は、元の搬送路(図2の
下側)に戻る(図6(B)参照)。
【0052】元の搬送路に戻ると、次の第2の印画紙1
6Bを受取り(図6(C)参照)、受け取った位置で続
けて一時収容部34へ第2の印画紙16Bを送り出す
(図6(D)参照)。一時収容部34への受渡しが完了
すると、2列の搬送路に対応する一時収容部34には、
それぞれ第1及び第2の印画紙16A、16Bが待機し
たことになる(図7(A)参照)。
【0053】次に、全ての一時収容部34を同時に逆転
駆動し、それぞれ挟持している第1及び第2の印画紙1
6を露光ステージ78方向へ送り出す。これと同時に、
ローラ対28には、次の第3の印画紙16Cが送り込ま
れる(図7(B)参照)。露光ステージ78への送り出
し中に、ローラ対28で受け取った第3の印画紙16C
は、ボールネジ機構部38の作動によって、他方の搬送
路側へ横移動を開始する(図7(C)参照)。
【0054】露光ステージ78では、第1及び第2の印
画紙16A、16Bが到達すると、露光処理が行われる
が、第1の印画紙16Aと第2の印画紙16Bとは、後
端が揃っているため、サイズが異なると、光軸位置がず
れることになる。しかし、露光ステージ78は、各搬送
路に対応する露光ユニット82毎に印画紙搬送方向に沿
って移動可能となっており、露光ステージ78へ搬入さ
れてくる印画紙のサイズデータに基づいて予め光軸をセ
ットしておけば、並列した2枚の印画紙を同時期に露光
処理することができる。
【0055】この露光処理中に、横移動したローラ対2
8から一時収容部34へ第3の印画紙16Cが受け渡さ
れ(図7(D)参照)、ローラ対28が元の搬送路に戻
り(図8(A)参照)、次の第4の印画紙16Dを受け
取って(図8(B)参照)、この元の搬送路に対応する
一時収容部34に第4の印画紙16Dを送り出す(図8
(C)参照)。この送り出しが完了すると、一時収容部
34には、第3及び第4の印画紙16C、16Dが待機
し(図8(D)参照)、露光ステージ78での第1及び
第2の印画紙16A、16Bの露光処理の完了後の現像
処理部への搬送と同時に一時収容部から第3及び第4の
印画紙16C、16Dの露光ステージ78への送り出し
が行われる。また、これとさらに同時にローラ対28に
は、第5の印画紙16Eが受け渡され(図9(A)参
照)、次いでボールねじ機構部38の作動によって、ロ
ーラ対28は、第5の印画紙16Eを他方の搬送路に対
応するべく、移動を開始する(図9(B)参照)。その
後、すなわち第6の印画紙(図示省略)以降は、図7
(D)からの動作と同様な処理が繰り返されることにな
る。
【0056】このマガジン14での処理中に、空になっ
たマガジン12を新しいものと交換することにより、処
理を一旦停止することなくマガジンの交換を行うことが
でき、作業効率をさらに向上することができる。また、
交換可能時間が、何れか一方のマガジン内の印画紙16
が無くなるまでとなり、オペレータが常に監視する必要
もなく、比較的長いインタバルで定期的に監視すればよ
いため、メンテナンス作業性も向上する。
【0057】また、並列搬送する印画紙16の後端を揃
えたため、現像処理工程の後のソーティング時に容易に
順番を揃えることができる。すなわち、現像処理工程か
らの排出時期を並列搬送される印画紙16間で一致させ
ることができるので、例えば、現像処理工程の搬送と直
交する方向にベルトコンベアを配置すれば、このベルト
コンベア上の印画紙の前後が反対になることはなく、予
め定めた露光順に印画紙16を並べることができる。
【0058】また、ソーティングの際のフィルム1本分
毎の仕分けは、当然、予めメモリに、処理されるフィル
ム毎の撮影枚数を記憶しておけばよいが、停電等の場合
にメモリ内容が消去されると、全く仕分け位置が分から
なくなる。
【0059】そこで、本実施の形態では、最終印画紙1
6の位置を通常の位置とは異なる位置とすることによ
り、この位置の変化によって最終印画紙16であること
を判別し、フィルム1本分毎の仕分けを行うようにして
いる。 (仕分け判別手段1)図10に示される如く、通常は、
印画紙16が並列状態で搬送され、現像処理が終了し、
ソーティングされるが、印画紙16を振り分ける時点
で、最終印画紙16をその前の印画紙と同一の搬送路で
処理するようにする。この結果、フィルム1本分の印画
紙16が偶数の場合には、図10(A)の如く、最終段
とその前の段が1枚処理になり、本来最終印画紙16の
位置(図10(A)の想像線参照)が素抜け状態とな
る。これを装置側で検知することにより、容易にフィル
ム1本分の境目を認識することができる。
【0060】一方、フィルム1本分の印画紙16が奇数
の場合には、図10(B)の如く、最終段の印画紙16
の位置が異なり、本来最終印画紙16の位置(図10
(B)の想像線参照)に印画紙16が存在しなくなる。
これを装置側で検知することにより、容易にフィルム1
本分の境目を認識することができる。
【0061】なお、本実施の形態では、2個のマガジン
12、14を並設したが、両方の搬送路に跨がるような
幅広い印画紙が収容されたマガジンも装填可能であり、
この場合には、印画紙の横移動が不要である。また、露
光ステージ78では、何れかの露光ユニット82を印画
紙の幅方向に移動可能としておくか、光軸を傾けて露光
すればよい。
【0062】また、搬送路は2列に限らず3列以上であ
ってもよく、この場合のボールねじ機構部38による、
位置決め位置を搬送路の数と同数の段階とすればよい
し、アキュムレータ64による振り分け位置も搬送路の
数と同数の段階とすればよい。
【0063】ここで、搬送路が3列の場合のソーティン
グ(フィルム1本分毎の仕分け)について、図11及び
図12に従い説明する。
【0064】図11では、最終印画紙16を、その前の
印画紙16と同一の搬送路で処理している。すなわち、
図11(A)では、25枚目が最終印画紙16であり、
24枚目と同一搬送路で処理するため、本来の位置(図
11(A)の想像線参照)とは異なる位置で処理され、
これを装置側で認識している。なお、図11(B)乃至
(D)においても同様で、それぞれ本来処理される位置
(図11(B)乃至(D)の想像線参照)とは異なる位
置で処理されることによって、最終印画紙であることを
認識できる。
【0065】次に、図12では、最終印画紙16を、本
来載置すべき搬送路の1つ先の搬送路に載置して処理し
ている。すなわち、図12(A)では、25枚目が最終
印画紙であり、本来は図12(A)の想像線位置が、こ
の最終印画紙16が載置される搬送路であるが、ここを
飛ばした次の搬送路で処理され、これを装置側で認識し
ている。なお、図12(B)乃至(D)においても同様
で、それぞれ本来処理される位置(図12(B)乃至
(D)の想像線参照)とは異なる位置で処理されること
によって、最終印画紙であることを認識できる。
【0066】なお、本実施の形態では、1つのマガジン
に1種類の印画紙16を収容したが、1つのマガジン内
に2つ以上の印画紙(ロール)を収容するようにしても
よい。マガジン内を遮光隔壁によってそれぞれのロール
状印画紙を仕切っておけば、一方の印画紙が空になった
ときにマガジンを装填したまま、この一方の印画紙の交
換を行うことができる。
【0067】また、使用するマガジンを交換したとき
は、プリント条件を変更する必要がある。そこで、印画
紙先端にバーコード等で予め出荷前に製造ロット番号を
記録しておけばよい。これにより、選択したマガジンか
ら引き出された印画紙先端のバーコードを検索し、バー
コードがない場合には前回と同じ条件でプリントし、バ
ーコードを検索したときはバーコードに対応するプリン
ト条件を読み出し、読みだされた場合には、この読み出
されたプリント条件に変更する。バーコードに対応する
プリント条件が読みだされない場合には新規種であると
判断し、印画紙のプリント条件出し処理を実行し、登録
しておけばよい。 (第2の実施形態)上記第1の実施形態では、後端揃え
を行うため、一時収容を34を設け、この一時収容部3
4から露光ステージ78へ印画紙16を送り込むように
したが、以下の第2の実施の形態の如く、後端揃えを行
わず、マガジン12(又は14)から引出し、切断した
印画紙16を各搬送路に振り分けた後、直ちに露光ステ
ージへ送り出す構成であってもよい。
【0068】図13に示される如く、マガジン12、1
4に対応するように2列の搬送路が形成され、この搬送
路上には、それぞれ供給装置100、カッタ部102、
振り分け装置104、露光ステージ106、処理装置1
08が順に配設されている。
【0069】供給装置100は、ローラ対によって構成
されている。カッタ部102は、第1の実施形態と同様
の構成である。振り分け装置104は、第1の実施の形
態では、受け取ってから逆転搬送する構成となっている
が、第2の実施の形態では、受け取るときの搬送方向と
次の露光ステージ106への搬送方向が一致する構成と
なっている。例えば、搬送路と直交する方向に駆動する
ベルトを配し、このベルトに印画紙16が載置された時
点で横方向に移動させるような構造であればよい。ま
た、振り分け後の搬送は、ベルト上に周知の半月ローラ
を用いることにより、容易に露光ステージ106方向に
搬送することができる。
【0070】露光ステージ106は、第1の実施の形態
と同様にネガフィルムを透過した光によって面露光する
構成である。処理装置108は、現像、定着、水洗等の
処理液処理を行い、かつ乾燥工程を含む構成である。
【0071】以下に、印画紙16の搬送処理手順を示
す。図13(A)に示される如く、一方のマガジン12
から第1の印画紙16Aが引き出され、カッタ部102
でカットされて振り分け装置104へ至ると、振り分け
装置104が作動して、この第1の印画紙16Aを他方
の搬送路上へ横移動させる(図13(B)参照)。
【0072】他方の搬送路上に第1の印画紙16Aが横
移動されると(図13(C)参照)、一方のマガジン1
2から次の第2の印画紙16Bの引き出しが開始され
(図13(D)参照)、振り分け装置104へと至る。
これにより、振り分け装置104には、2枚の印画紙
(第1及び第2の印画紙16A、16B)が揃うことに
なる(図13(E)参照)。ここで、第1及び第2の印
画紙16A、16Bは同時に露光ステージ106へ搬送
され、これと同時に第3の印画紙16Cが一方のマガジ
ン12から引き出され(図13(F)参照、第1及び第
2の印画紙16A、16Bが露光ステージ106へ到達
した時点で、第3の印画紙16Cは、振り分け装置10
4上に到達する(図13(G)参照)。
【0073】露光ステージ106での露光処理中に、第
3の印画紙16Cは、振り分け装置104によって横移
動され(図13(H))、他方の搬送路へ至ると同時に
一方のマガジン12からの第4の印画紙16Dの引出し
が開始される(図13(I)参照)。
【0074】第4の印画紙16Dが振り分け装置104
上に到達すると(図13(J)参照)、露光ステージ1
06での露光処理が完了し、第1及び第2の印画紙16
A、16Bは、処理装置108への搬送が開始され、こ
れと同時に第3及び第4の印画紙16C、16Dの露光
ステージ106への搬送が開始される。さらに、これと
同時に一方のマガジン12からの第5の印画紙16Eの
引出しが開始される(図13(K)参照)。
【0075】上記露光処理には、第5の印画紙16Eの
振り分け装置104上への到達、横移動(図13(L)
参照)、第6の印画紙16Fの引出し開始(図13
(M)、振り分け装置104上への第5及び第6の印画
紙16E、16Fの到達の各処理が実行される。なお、
この間に、処理装置108での処理が完了していること
が望ましい。
【0076】次に、図13(N)に示される如く、第1
及び第2の印画紙16A、16Bの処理装置108から
の排出が開始されると、同時又はそれ以降に第3及び第
4の印画紙16C、16Dの露光ステージ106からの
排出、第5及び第6の印画紙16E、16Fの振り分け
装置104からの排出、及び一方のマガジン12からの
第7の印画紙(図示省略)の引出しが同時に行われる
(図13(K)以降の繰り返し)。
【0077】なお、この第2の実施形態では、露光ステ
ージ104をネガフィルムからの透過光を面露光する、
所謂アナログ露光としたが、図14に示される如く、露
光ステージ104Aを2組のローラ104B、104C
によって搬送路と直交する方向にスリット104Dを設
け、このスリット104Dに沿って走査するレーザ光を
用い、所謂デジタル露光を行ってもよい。この場合、印
画紙16の定速搬送が副走査となり、レーザ光のスリッ
ト104Dに沿った走査が主走査となる。
【0078】レーザ光による画像記録は、半導体レーザ
からの射出した光をポリゴミラー104Eによって主走
査方向へ偏向し、fθレンズ104Fによって収差等を
補正する一般的な露光系を用いることが可能である。
【0079】なお、図15(A)乃至図15(N)が、
図13(A)乃至図13(N)と対応する処理手順であ
るが、第2の実施の形態(図13)と処理手順が異なる
点は、露光ステージ104での印画紙16の停止がない
ことである。但し、必須ではないが、第2の実施形態で
は、振り分け処理、露光処理、現像処理の各処理時間と
の兼ね合いから、振り分け装置104と露光ステージ1
06との間にバッファ105を設けている。 (第3の実施形態)上記第1及び第2の実施形態では、
2個のマガジン12、14及び2列の搬送路を用いて説
明したが、前述したように、マガジンの数と搬送路の数
とはかならずしも一致させる必要がない。第3の実施形
態では、2個のマガジンと3列の搬送路の構成を例にと
り処理手順を説明する。なお、この第3の実施の形態で
は、露光ステージをデジタル露光とする。他の構成は、
前記第2の実施の形態と同様であるため、その構成の説
明は省略する。
【0080】図16(A)乃至(G)では、一方のマガ
ジン12から1枚毎に印画紙16(第1乃至第3の印画
紙16A、16B、16C)を引出し、振り分け装置1
04によって、横に並べる動作を行う。
【0081】3枚の印画紙(第1乃至第3の印画紙16
A、16B、16C)が揃った時点で、一斉にバッファ
105へと移動し、これと同時に一方のマガジン12か
ら第4の印画紙16Dの引出しが開始される(図16
(H)参照)。
【0082】バッファ105に揃って移動した第1乃至
第3の印画紙16A、16B、16Cは、露光ステージ
106への移動が開始され、走査露光がなされる。ま
た、この走査露光中に前記第4の印画紙16D、次いで
第5及び第6の印画紙16E、16Fの引出、振り分け
装置104による横移動がなされる(図16(I)乃至
(M)参照)。次に、露光ステージ106での走査露光
が完了した時点で、第4乃至第6の印画紙16D、16
E、16Fは一斉にバッファ105へと搬送され、同時
に第7の印画紙16Gがマガジン12から引き出され
る。
【0083】これを繰り返すことにより、3枚の印画紙
を同時に効率良く、かつ迅速に処理することができる。
【0084】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る感光材料
処理方法及び感光材料処理装置は、処理中の無駄な時間
を最大限取り払って、処理効率を向上し、迅速な処理を
実現することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る写真処理装置を側面から見
た概略図である。
【図2】図1のII−II線に沿った平面図であり、
(A)はローラ対28が一方(下側)の搬送路に位置し
ている場合、(B)はローラ対28が他方(上側)の搬
送路に位置している場合を示す。
【図3】本実施の形態に係る写真処理装置を上からみた
概略図である(一時収容部の印画紙受取状態)。
【図4】本実施の形態に係る写真処理装置を上からみた
概略図である(一時収容部からの印画紙排出状態)。
【図5】(A)乃至(H)は、一時収容部への印画紙収
容手順を示す概略図である。
【図6】(A)乃至(D)は、第1の実施形態に係る印
画紙の搬送手順を示す概略図である。
【図7】(A)乃至(D)は、図6(D)に続く印画紙
の搬送手順を示す概略図である。
【図8】(A)乃至(D)は、図7(D)に続く印画紙
の搬送手順を示す概略図である。
【図9】(A)及び(B)は、図8(D)に続く印画紙
の搬送手順を示す概略図である。
【図10】(A)及び(B)は、本実施の形態(2列搬
送)におけるソーティング時のフィルム1本分毎の仕分
け検出のための搬送形態を示す概略図である。
【図11】(A)乃至(D)は、3列搬送時におけるソ
ーティング時のフィルム1本分毎の仕分け検出のための
搬送形態を示す概略図(最終印画紙をその前の印画紙と
同一搬送路とする)である。
【図12】(A)乃至(D)は、3列搬送時におけるソ
ーティング時のフィルム1本分毎の仕分け検出のための
搬送形態を示す概略図(最終印画紙を本来の位置を1つ
飛ばした搬送路とする)である。
【図13】(A)乃至(N)は、第2の実施形態に係る
印画紙搬送手順を示す概略図である。
【図14】デジタル露光のための露光ステージの概略図
である。
【図15】(A)乃至(N)は、第2の実施形態の変形
例に係る印画紙搬送手順を示す概略図である。
【図16】(A)乃至(N)は、第3の実施形態に係る
印画紙搬送手順を示す概略図である。
【符号の説明】
10 プリンタプロセッサ(感光材料処理装置) 16 印画紙(感光材料) 12、14 マガジン 22、26 センサ 24 カッタ部 28 ローラ対(感光材料準備手段) 30 ブラケット(感光材料準備手段) 32A 長孔(感光材料準備手段) 34 一時収容部 78 露光ステージ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定サイズにカットされたシート状感光
    材料を露光ステージに搬送し、処理する感光材料処理方
    法であって、 前記露光ステージが、前記シート状の感光材料を複数枚
    同時に露光する機能を有し、前記感光材料を、前記露光
    ステージ上流で同時露光可能な配列となるように振り分
    けて搬送することを特徴とした感光材料処理方法。
  2. 【請求項2】 前記振り分けは、前記露光ステージ上流
    の搬送路上で、搬送方向に対して直交する方向に前記感
    光材料を移動させることを特徴とする請求項1記載の感
    光材料処理方法。
  3. 【請求項3】 前記感光材料は、前記搬送路に直交する
    方向に並設された複数のマガジンに長尺状に収容された
    感光材料が選択的に引き出され、所定サイズにカットさ
    れた後に振り分けられたものであることを特徴とした請
    求項1又は請求項2記載の感光材料処理方法。
  4. 【請求項4】 前記搬送路上へのマガジンからの供給開
    始と、感光材料の露光ステージへの搬送を並行して行う
    ことを特徴とする請求項3に記載の感光材料処理方法。
  5. 【請求項5】 前記搬送路への感光材料の振り分け時間
    を、前記感光材料の露光ステージでの露光処理時間より
    も短くするか、又は両者を同時間とすることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の感光材料
    処理方法。
  6. 【請求項6】 前記感光材料の搬送時に感光材料の後端
    を揃えて搬送することを特徴とする請求項1乃至請求項
    5のいずれか1項記載の感光材料処理方法。
  7. 【請求項7】 長尺感光材料を収容するマガジンから引
    き出され、所定サイズにカットされたシート状の感光材
    料を、複数枚並べて露光ステージへ搬送して処理する感
    光材料処理装置であって、 感光材料を層状に巻き取って収容するマガジンと、 マガジンから感光材料を引き出し、かつ所定サイズにカ
    ットしてシート状の感光材料を作成し、搬送路初期位置
    へ送り出す感光材料準備手段と、 前記搬送路初期位置の感光材料を搬送方向と直交する方
    向へ振り分ける振り分け手段と、 この複数の感光材料を同時に露光ステージへ送り出す送
    り出し手段と、 前記露光ステージでの露光処理時間の間に、前記振り分
    け手段での感光材料の振り分けを終了させると共に、前
    記送り出し手段による露光ステージへの送り出しと同期
    して、前記感光材料準備手段を作動させて、次の感光材
    料を前記初期位置へ送り出すように感光材料の搬送タイ
    ミングを制御するタイミング制御手段と、を有する感光
    材料処理装置。
  8. 【請求項8】 所定サイズにカットされたシート状感光
    材料を、複数枚並べて露光ステージへ搬送して処理する
    感光材料処理装置であって、 長尺感光材料を収容するマガジンと、 前記マガジンから感光材料を引き出し、かつ所定サイズ
    にカットしてシート状の感光材料を作成し、搬送路初期
    位置へ送り出す感光材料準備手段と、 前記搬送路初期位置の感光材料を、この感光材料の後端
    を揃えると共に前記各搬送路のスタート位置へ振り分け
    る振り分け手段と、 前記振り分けられた感光材料が、対応する搬送路のスタ
    ート位置に決めされた時点で、この複数の感光材料を同
    時に各搬送路毎の露光ステージへ送り出す送り出し手段
    と、 前記露光ステージでの露光処理時間の間に、前記振り分
    け手段での感光材料の振り分けを終了させると共に、前
    記送り出し手段による露光ステージへの送り出しと同期
    して、前記感光材料準備手段を作動させて、次の感光材
    料を前記初期位置へ送り出すように感光材料の搬送タイ
    ミングを制御するタイミング制御手段と、を有する感光
    材料処理装置。
  9. 【請求項9】 前記振り分け手段が、 前記マガジンから引き出される感光材料を挟持して、搬
    送路とは干渉しない位置で感光材料を保持する保持手段
    と、 前記保持手段を複数配列された搬送路のそれぞれに対応
    するようにこの搬送路と直交する方向に移動させる移動
    手段と、 前記保持手段よりも上流側近傍に設けられ、カットされ
    た感光材料後端を検出する後端検出センサと、 各搬送路に毎に設けられ、前記移動手段の停止位置に対
    応配置された一時収容部と、 前記後端検出センサで感光材料の後端を検出し、かつ前
    記移動手段が所定の搬送路に対応する位置に位置決めさ
    れた時点で、この後端を先頭に前記一時収容部方向へ一
    定長さ分搬送する逆搬送手段と、 前記逆搬送手段で前記各搬送路毎の一時収容部に所定の
    感光材料が収容された時点で、前記露光ステージへ送り
    込む送り込み手段と、で構成されていることを特徴とす
    る請求項8記載の感光材料処理装置。
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