JP2003292200A - シート体搬送装置 - Google Patents

シート体搬送装置

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JP2003292200A JP2002132111A JP2002132111A JP2003292200A JP 2003292200 A JP2003292200 A JP 2003292200A JP 2002132111 A JP2002132111 A JP 2002132111A JP 2002132111 A JP2002132111 A JP 2002132111A JP 2003292200 A JP2003292200 A JP 2003292200A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構造が簡単であり、かつ装置を小型化すること
ができるとともに、感光材料などのシート体について、
シート体が曲がった状態でスキューの補正および振り分
けの少なくとも一方ができるシート体搬送装置を提供す
る。 【解決手段】画像記録装置10の搬送路に配置されるコ
ーナー搬送部18は、上流側から搬送ローラ対44、挟
持搬送ローラ対46および搬出ローラ対48が設けら
れ、各ローラ対44、46、48間に、例えば搬送ガイ
ド50、52が設けられている。コーナー搬送部18に
おける感光材料Pの搬送路は搬送ガイド50、52によ
り湾曲して形成されている。コーナー搬送部18におい
ては、挟持搬送ローラ対46が感光材料Pの挟持開放し
た状態で、挟持状態の排出ローラ対48のローラ間に感
光材料Pの先端辺を当接し、好ましくは感光材料Pのル
ープを形成することによりスキューを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真プリンタなど
に利用されるシート体搬送装置に関し、特に、搬送ガイ
ドなどの搬送路を形成する手段により規定された湾曲し
た搬送路を有し、この搬送路にある感光材料などのシー
ト体についてスキューの補正および振り分けの少なくと
も一方をするシート体搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ネガフィルムおよびリバーサルフ
ィルム等の写真フィルム(以下、フィルムという)に撮
影された画像の感光材料(印画紙)への焼き付けは、フ
ィルムの画像を感光材料に投影して露光する、いわゆる
直接露光が主流である。これに対し、近年ではフィルム
に撮影された画像を光電的に読み取って、得られた信号
をデジタル信号とした後、種々の画像処理を施して記録
用の画像データとし、この画像データに応じて変調した
記録光で感光材料を露光して写真プリントとして出力す
るフォトプリンタが実用化され、次第に普及しつつあ
る。
【0003】このようなフォトプリンタは、基本的に、
フィルムに読取光を入射して、その投影光を読み取るこ
とによって、フィルムに記録された画像を光電的に読み
取るスキャナ(画像読取装置)と、スキャナで読み取ら
れた画像データに所定の画像処理を施し、画像記録のた
めの画像データすなわち露光条件とする画像処理装置と
からなる入力機、および画像処理装置から出力された画
像データに応じて、例えば、光ビーム走査によって感光
材料(印画紙)を露光して潜像を記録するプリンタ(画
像記録装置)と、プリンタで露光された感光材料に現像
処理を施して、(仕上り)プリントとして出力するプロ
セサ(現像装置)とからなる出力機(プリンタ/プロセ
サ)を有する。
【0004】写真プリンタ(写真の焼付現像装置)にお
いては、一般的に、プリントとなる感光材料(印画紙)
は、ロール状に巻回されてプリンタに装填され、ロール
から引き出されて、露光およびバックプリントの記録が
行われ、次いで、湿式の現像処理が施され、乾燥後に切
断されて、一枚のプリントとされる。すなわち、写真プ
リンタでは、感光材料は、長尺なまま全ての処理を行わ
れ、最後に切断されて、一枚のプリントとされる。
【0005】ところが、このようなフォトプリンタで
は、プリント1枚毎(各コマ毎)の境目を示すためのコ
マ情報(パンチ)を形成する必要があり、コマ情報を形
成した部分の感光材料が無駄になってしまい、また、パ
ンチおよびセンサ等を有するコマ情報の形成手段が必要
となる。さらに、フォトプリンタでは、むら等のない高
画質な画像を記録するために、露光中に感光材料の走査
搬送を停止することができないので、露光位置の上下流
に感光材料のたわみ(ループ)を形成する必要があり、
感光材料の搬送経路および搬送制御が複雑になってい
る。そのため、近年のフォトプリンタでは、感光材料を
1枚のプリントに対応するシート状(いわゆる、カット
シート)に切断した後に、露光を行う装置が主流になり
つつある。
【0006】また、写真プリンタでは、露光よりも現像
処理の方に時間がかかるのが通常である。これに対し、
感光材料をカットシートにした後に露光を行うフォトプ
リンタでは、感光材料を複数列に振り分けてプロセサ
(現像装置)に供給することができ、これにより、単位
時間当たりの現像処理枚数を多くして、生産性の高いフ
ォトプリンタを実現できる。しかも、通常のフォトプリ
ンタは、感光材料を副走査方向に搬送しつつ、副走査方
向と直交する主走査方向に偏向した光ビーム等によっ
て、主走査線を画成することで感光材料を二次元的に露
光して、プロセサに露光済の感光材料を供給する。従っ
て、小型のプリントは主走査方向に複数列に並べて露光
することによって、より生産性を向上できる。
【0007】上述の如く、カットシートに露光を行うフ
ォトプリンタには、このような優れた特性を生かしなが
らも、感光材料搬送距離の短縮化および部品点数の減少
等による小型化、低コスト化およびメンテナンス性が優
れていること等が要求される。
【0008】フォトプリンタを小型化するため、特開平
11−352664号公報(以下、従来技術1という)
には、露光部と、この露光部の垂直方向に配置された現
像処理部との間に設けられる搬送機構が開示されてい
る。従来技術1において、搬送機構は、露光部と現像処
理部との間で垂直方向に移動可能な搬送体を有し、この
搬送体には水平方向に移動可能な挟持搬送ユニットが設
けられている。挟持搬送ユニットには、露光部で露光さ
れた感光材料を挟持する把持ローラ対と、この把持ロー
ラ対に感光材料を案内するためのガイド板とが設けられ
ている。この把持ローラ対はガイド板の向きが水平〜垂
直の範囲で回転可能に構成されている。搬送体が露光部
にあるとき、ガイド板は水平であり、搬送体が現像処理
部にあるとき、ガイド板は垂直である。従来技術1にお
いて、露光部にて感光材料は、水平状態で露光され、露
光された感光材料が水平状態にあるガイド板に案内され
て把持ローラに挟持され、そして搬送体が垂直方向に移
動するとともに、ガイド板が回転して、現像処理部に感
光材料を垂直に向けて搬送される。このように、従来技
術1の搬送機構は、感光材料の向きを変えて挟持搬送す
るので小型化することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術1は、上述の如く、装置を小型化することができるも
のの、搬送機構が非常に複雑であるという問題点があ
る。また、露光された感光材料を挟持した後、回転する
必要があるので、感光材料の搬送効率が低いという問題
点がある。さらに、従来技術1において、感光材料の振
り分けおよび感光材料の傾きを補正しようとした場合、
搬送機構が更に複雑になるという問題点もある。
【0010】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、構造が簡単であり、かつ装置を小型化する
ことができるとともに、感光材料などのシート体につい
て、シート体が曲がった状態でスキューの補正および振
り分けの少なくとも一方ができるシート体搬送装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、湾曲した搬送路を形成する手段と、前記
搬送路にシート体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段
の下流側に設けられ、前記搬送路において湾曲している
前記シート体を挟持搬送する挟持搬送手段と、前記挟持
搬送手段の下流側に設けられ、前記シート体を搬出する
搬出手段と、を有し、前記挟持搬送手段は、前記シート
体を挟持および開放可能であることを特徴とするシート
体搬送装置を提供するものである。
【0012】本発明においては、前記搬出手段は、レジ
ストレーション用搬送ローラ対であり、前記挟持搬送手
段による挟持が開放された状態で、前記搬送手段によっ
て搬送されて、前記搬送路において湾曲している前記シ
ート体の先端を前記レジストレーション用搬送ローラ対
に突き当てて、前記シート体の先端の位置合わせを行う
ことが好ましい。また、本発明においては、前記挟持搬
送手段による挟持が開放された状態で、前記搬出手段
は、搬送が停止され、かつ前記搬送路において湾曲して
いる前記シート体を挟持したまま、前記シート体の搬送
方向と直交する主走査方向に移動して、前記シート体を
前記主走査方向に複数列に振り分けることが好ましい。
【0013】さらに、本発明においては、さらに、前記
搬送手段による搬送方向に対する前記シート体の傾きを
検出する傾き検出手段を有し、前記搬出手段は、前記シ
ート体を挟持する挟持手段または前記シート体を吸着す
る吸着手段を備え、前記挟持手段および前記吸着手段
は、前記挟持搬送手段による挟持が開放された状態で、
搬送が停止され、かつ前記搬送路において湾曲している
前記シート体を挟持または吸着したまま、前記シート体
の搬送方向と直交する主走査方向に移動して、前記シー
ト体を前記主走査方向に複数列に振り分けるとともに、
前記傾き検出手段による検出結果に基づいて、前記シー
ト体を回転させて前記シート体の傾きを補正することが
好ましい。
【0014】さらにまた、本発明においては、前記搬送
手段および搬出手段は、例えば、搬送ローラ対であり、
前記挟持搬送手段は、駆動ローラおよびこれに接離可能
な従動ローラからなる挟持搬送ローラ対である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るシート体搬送
装置について、添付の図面に示される好適実施例を基に
詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例に係るシ
ート体搬送装置を利用した画像記録装置を示す模式的断
面図である。図2は本発明の第1の実施例に係るシート
体搬送装置のローラ対の配置を模式的に示す斜視図であ
る。なお、図2において、後述する搬送ガイド50、5
2は省略している。
【0016】画像記録装置10は、前述のフォトプリン
タの出力機(プリンタおよびプロセサ)を構成するもの
である。画像記録装置10は、基本的に、感光材料供給
部12と、カッタ14と、裏印字手段16と、コーナー
搬送部18と、このコーナー搬送部18における感光材
料の搬送路を形成する手段と、露光部20と、所定の搬
送経路で感光材料を搬送する搬送手段22とを有し、こ
れらがハウジング24内の所定位置に配置されている。
なお、コーナー搬送部18は、本発明に係るシート体搬
送装置に相当するものである。
【0017】ここに示した画像記録装置10は、感光材
料供給部12のマガジン30から引き出された長尺状感
光材料をカッタ14で所定のプリントサイズに切断した
後、カットシート状の感光材料Pを、点線で示した搬送
路に沿って搬送手段22で搬送するものであり、この搬
送路の途中で、感光材料Pに裏印字手段16によって裏
印字を行い、コーナー搬送部18で感光材料Pの搬送方
向を鉛直上方から水平に変えるとともに、例えば感光材
料Pのスキュー補正を行って、その先端位置合わせをし
た(レジストレーションを取った)後、感光材料Pに露
光部20で画像を露光して潜像を記録し、この潜像の記
録された感光材料Pを現像装置(プロセサ)26に供給
して現像、定着、水洗および乾燥することによって、写
真プリントとして出力するものである。なお、画像記録
装置10と現像装置26とは、隔壁24aで隔離された
共通のハウジング24内に配置されている。
【0018】感光材料供給部12には、長尺状感光材料
を乳剤面を外にして巻回することによって形成された長
尺状感光材料のロール34を収納するマガジン30がマ
ガジン室32の所定の位置に装填されている。この感光
材料のロール34を収納するマガジン30は、遮光性の
筐体であって、図示例においては、2個のマガジン30
が上下方向に重なるように配置されているが、本発明は
これに限定されず、1個のマガジン30を配置するもの
であっても良いし、3個以上のマガジン30を配置する
ものであっても良い。ここで、マガジン室32は、マガ
ジン30を装填する所定のスペースを示すものであっ
て、必ずしも独立した収納室である必要はない。
【0019】また、マガジン30には、図示左下側に感
光材料の送出口(図示せず)が設けられており、この送
出口の内側に送出口を閉塞して遮光するシャッタ(図示
せず)と送出ローラ対36とが配置されている。この送
出ローラ対36は、マガジン30内に巻回して収納され
た長尺状感光材料を搬送路に送り出すためのものであっ
て、例えば、一方のローラの回転軸の一端がマガジン3
0の外部に突出しており、マガジン30をマガジン室3
2の所定の位置に装填することによって、この一方のロ
ーラの回転軸の一端に設けられたプーリや歯車などの伝
導手段とマガジン室32内に設けられた駆動側のプーリ
や歯車などの伝導手段とがベルトを介してもしくは直接
係合して、制御手段(図示せず)からの指令によって回
転して長尺状感光材料の先端をマガジン30の外部にカ
ッタ14に向けて送り出す構成となっている。
【0020】搬送手段22は、マガジン30から送出ロ
ーラ対36によって送り出された感光材料をカッタ1
4、裏印字手段16、コーナー搬送部18を経由して露
光部20の露光位置zまで搬送し、その後、露光処理の
終了した露光済感光材料を露光位置zから現像装置26
まで搬送するものである。搬送手段22は、マガジン3
0から送出ローラ対36によって水平方向に送り出され
た感光材料の搬送方向を、制御手段(図示しない)から
の指令によって回転駆動されるフィードローラ38と、
このフィードローラ38に押圧される3個のニップロー
ラ40(図示40a、40b、40c)とによって、搬
送路に沿って上方に変え、感光材料を公知のローラ列や
搬送ガイドによって搬送路に沿って搬送する。なお、本
発明に用いられる搬送手段22は、搬送ローラ対や搬送
ガイド等で構成される、公知のシート状物の搬送手段を
用いることができ、画像記録装置10においては、搬送
ローラ対や搬送ガイド等は、図示されるものの他にも、
適宜、連続的に配置される。この時、隣接する搬送ロー
ラ対は、画像記録装置10で使用されるカットシート状
感光材料Pの搬送方向の長さが最も短いものより短い間
隔で配置される。
【0021】この実施例では、マガジン30内の送出ロ
ーラ対36が、長尺状感光材料をカッタ14によって所
定のサイズに切断するための感光材料の搬送の基準ロー
ラとなっており、制御手段(図示しない)からの指令に
従って、送出ローラ対36によって感光材料を挟持した
状態で送出ローラ対36を感光材料のプリントサイズに
応じた所定の角度だけ回転することによって、感光材料
をプリントサイズに応じた所定の長さだけ送り出し、カ
ッタ14で切断して所定のプリントサイズのカットシー
トとなるように構成されている。図示例では、カッタ1
4として、ギロチンタイプのカッタが設けられている
が、ロータリーカッタなどの公知の各種の切断手段が使
用できることはもちろんである。
【0022】なお、図示例では、カッタ14は、マガジ
ン30の感光材料の送出口のできるだけ近傍に設けるこ
とが好ましい。こうして、マガジン30から送り出され
た長尺状感光材料がカッタ14で切断されるまでの搬送
距離をできるだけ短くすることにより、マガジン30の
感光材料の送出口に設けられている送出ローラ対36に
よる感光材料の送り出し長さの精度を保ち、カッタ14
で切断されたカットシートサイズの精度を高精度に維持
することができるとともに、感光材料のマガジン30か
らの送り出し時間を少なくすることができる。なお、図
示例においては、フィードローラ38を感光材料を所定
のサイズに切断するための感光材料の搬送の基準ローラ
としても良い。この場合には、制御手段(図示せず)か
らの指令によって、ニップローラ40(図示40a、4
0b、40c)との間に感光材料を挟持した状態でフィ
ードローラ38を感光材料のプリントサイズに応じた所
定の角度だけ回転することによって、感光材料をプリン
トサイズに応じた所定の長さだけ送り出すように構成す
れば良い。
【0023】ここで、切断された感光材料のマガジン3
0側の先端は、制御手段(図示しない)からの指令に従
って送出ローラ対36によってマガジン30内に巻き戻
されるまで、カッタ14で切断したままの状態で停止し
ている。このようにすることによって、次の感光材料を
切断する際には、カッタ14で切断した位置を基準にし
て所定の長さだけ送り出すことになり、感光材料を一旦
マガジン30に巻き戻してから再度送り出す場合よりも
精度がよく、かつ、次の感光材料を切断する際に、マガ
ジン30から引き出す必要がないので応答が速くなり、
より効率的にカッタ14による切断と送出ローラ対36
による搬送(送り出し)が行われる。
【0024】裏印字手段16は、カッタ14によってカ
ットシートとなった感光材料を搬送手段22で搬送しな
がら、その裏面に裏印字(バックプリント)を印字する
ものであって、インクジェットプリンタやドットインパ
クトプリンタなどが使用される。しかし、裏印字手段1
6は、後続の現像処理(通常、湿式現像が行われる)に
よって印字が滲んだり流れたりしないことが必要であ
る。なお、本実施例では、コストおよび装置構成のコン
パクト化のために、上下に配置された2個のマガジン3
0に対して共通な1つの裏印字手段16が設けられてい
るが、本発明はこれに限定されず、上下に配置された2
個のマガジン30に対して、それぞれ、裏印字手段16
を設けても良い。
【0025】コーナー搬送部18は、感光材料Pの傾き
を補正して、感光材料Pの搬送方向における先端辺を後
述する主走査方向に一致させる(以下、トップレジスト
という)ものである。本実施例のコーナー搬送部18
は、搬送ローラ対44(搬送手段)と、挟持搬送ローラ
対46(挟持搬送手段)と、搬出ローラ対48(排出手
段)と、コーナー搬送部18における感光材料Pの搬送
路を形成する手段とを有する。上流側から搬送ローラ対
44、挟持搬送ローラ対46および搬出ローラ対48が
配置され、感光材料Pが搬送方向において湾曲して搬送
されるように搬送ローラ対44、挟持搬送ローラ対46
および搬出ローラ対48の間に、コーナー搬送部18に
おける感光材料Pの搬送路を形成する手段として、例え
ば搬送ガイド50、52が設けられている。コーナー搬
送部18の上流側および下流側にはそれぞれ搬送ローラ
対45、49が設けられている。
【0026】コーナー搬送部18においては、挟持搬送
ローラ対46を挟持開放した状態で、挟持状態の排出ロ
ーラ対48のローラ間に感光材料Pの先端辺を当接し、
好ましくは感光材料Pのループを形成することによりス
キューを補正する、いわゆるトップレジストによる方法
により感光材料Pのスキューの補正を行う。
【0027】搬送ローラ対44は、感光材料Pを挟持搬
送ローラ対46に搬送するものであり、コーナー搬送部
18において1番上流側に配置される。この搬送ローラ
対44は、駆動ローラ44bと従動ローラ44aとから
なる。駆動ローラ44bおよび従動ローラ44aは、回
転軸70にそれぞれ挿通されており、主走査方向に複数
に分割されている。従動ローラ44aは、駆動ローラ4
4bに対して、駆動手段(図示せず)により接触および
離間可能に設けられることが好ましい。
【0028】挟持搬送ローラ対46は、搬送ローラ対4
4から搬送された感光材料Pを排出ローラ対48に挟持
搬送するものであり、搬送路における感光材料Pが湾曲
する部分、例えばコーナ部に設けられる。この挟持搬送
ローラ対46は、駆動ローラ46bと従動ローラ46a
とからなり、従動ローラ46aは、駆動ローラ46bに
対して、駆動手段(図示せず)により接触および離間可
能に設けられている。駆動ローラ46bおよび従動ロー
ラ46aは、それぞれ両端部に回転軸70を有し、主走
査方向に複数に分割されている。
【0029】排出ローラ対48は、挟持搬送ローラ対4
6により搬送された感光材料Pを搬送ローラ対49に搬
送するものであり、駆動ローラ48bと従動ローラ48
aとからなる。駆動ローラ48bおよび従動ローラ48
aは、それぞれ両端部に回転軸70を有し、主走査方向
に複数に分割されている。本実施例においては、後述す
るように、搬出ローラ対48がレジストレーション用ロ
ーラ対である。
【0030】コーナー搬送部18における感光材料Pの
搬送路を形成する手段は、例えば搬送ガイド50、52
が挙げられる。この搬送ガイド50、52は、搬送ロー
ラ対44および挟持搬送ローラ対46により搬送された
感光材料Pを確実に下流のローラ対に案内するものであ
る。搬送ガイド50は、搬送ローラ対44により搬送さ
れた感光材料Pを挟持搬送ローラ対46に確実に搬送す
るように案内するものであり、内側ガイド板50bと外
側ガイド板50aとの1対のガイド板からなるものであ
る。また、搬送ガイド52も、挟持搬送ローラ対46に
より搬送された感光材料Pを搬出ローラ対48に確実に
搬送されるように案内するものであり、内側ガイド板5
2bと外側ガイド板52aとの1対のガイド板からなる
ものである。なお、外側ガイド板50a、52aは、後
述するように、感光材料Pでループを形成した場合、感
光材料Pに接触しない位置に退避するように構成されて
いる。例えば、外側ガイド板50a、52aは、感光材
料Pが曲がった場合、感光材料Pにより押し上げられる
ように構成される。
【0031】なお、本実施例において、搬送ガイド5
0、52は、感光材料Pを挟持搬送ローラ対46および
搬出ローラ対48に案内すればよいので、少なくとも外
側ガイド板50a、52aが設けられていればよく、必
ずしも内側ガイド板50b、52bを設けなくてもよ
い。また、本実施例において、搬送路を形成する手段
は、搬送ガイド50、52に限定されるものではなく、
例えば、ローラ対、ローラ、コロおよびベルトコンベア
などが挙げられる。
【0032】ローラ対は、搬送路を形成するように、例
えば、感光材料Pを搬送できる所定の間隔で配置する。
この場合、挟持搬送ローラ対46のように外側に設けら
れたローラが接離可能に設けられていることが好まし
い。ローラ、コロおよびベルトコンベアは、搬送ガイド
50、52と同様に、例えば、搬送路を形成するよう
に、搬送路の内側および外側に配置する。なお、ロー
ラ、コロおよびベルトコンベアについては、搬送ガイド
50、52と同様に少なくとも搬送路の外側(本実施例
においては、感光材料Pの露光面側)に設ければよい。
また、これらの搬送ガイド50、52、ローラ、コロお
よびベルトコンベアを適宜組み合わせて搬送路を形成し
てもよい。なお、コーナー搬送部18は、上述の構成に
限定されるものではなく、例えば感光材料Pを支持して
搬送するプラテンローラと、このプラテンローラに押圧
されるニップローラとからなるものとすることもでき
る。
【0033】次に、コーナー搬送部18の動作について
説明する。図3乃至図6は本実施例のシート体搬送装置
によるスキューの補正を工程順に示す模式的側面図であ
り、図7(a)乃至(c)は図3乃至図5に示す各工程
に対応する模式的上面図である。
【0034】先ず、所定の長さに切断された感光材料P
が搬送ローラ対45によって感光材料Pがコーナー搬送
部18に搬入されると、図3および図7(a)に示すよ
うに、搬送ローラ対44のみを回転させて、感光材料P
を挟持搬送ローラ対46に搬送する。図7(a)に示す
ように、感光材料Pの先端辺が挟持搬送ローラ対46の
回転軸方向に対して傾いている場合、この搬送により、
図7(b)に示すように、まず、感光材料Pの先端辺の
一方の角部が搬出ローラ対48のローラ間に当接し、さ
らなる搬送によって感光材料Pが押し込まれ、感光材料
Pのループ(図4参照)を形成すると共に、感光材料P
の可撓性およびコシによって、他方の角部も搬出ローラ
対48のローラ間に挿入される。搬送量が搬送ローラ対
44と搬出ローラ対48との間隔以上の所定長となった
時点で停止する。この時点では、外側ガイド板52a
は、例えば感光材料Pと接触しない位置に退避してお
り、搬出ローラ対48は挟持状態で停止している。
【0035】なお、搬送ローラ対44による搬送量(長
さ)は、感光材料等に応じて適宜決定すればよいが、一
般的に、搬送ローラ対44と搬出ローラ対48との間隔
プラス4mm〜10mm程度が好ましい。
【0036】次に、図5に示すように、従動ローラ46
aを駆動ローラ46bから離間させて、感光材料Pの挟
持を開放する。そして、搬送ローラ対44を回転させ
て、さらに感光材料Pを搬出ローラ対48のローラ間に
押し込むことにより、図7(c)に示すように、感光材
料Pの先端辺の全域が搬出ローラ対48のローラ間に当
接され、主走査方向と一致する適正な向きとなる。すな
わち、トップレジストが行われる。なお、感光材料Pの
先端辺の全域を確実にローラ間に当接させ、より正確に
スキューの補正を行うために、好ましくは、この状態で
搬出ローラ対48を若干(感光材料Pの送り量に換算し
て3mm程度)逆回転させる。
【0037】このようにしてトップレジストを行い、図
6に示すように、搬出ローラ対48による下流への感光
材料Pの搬送を開始する。前述のように、感光材料Pの
先端辺は、搬出ローラ対48のローラ間でトップレジス
トされているので、この搬送は、スキューが補正された
適正な感光材料Pの向きで行われる。この搬出ローラ対
48による搬送量が所定長になった時点で、搬送ローラ
対49(図1参照)の回転を開始する。これにより、感
光材料Pは面方向に回転したようになり、スキューが完
全に補正され、適正な姿勢で下流側に搬送される。な
お、搬送ローラ対49は、常時回転していてもよい。ま
た、搬出ローラ対48による搬送量が所定長になった時
点で、搬送ローラ対44における挟持を先に開放しても
よい。
【0038】このように、本実施例においては、挟持搬
送ローラ対46による感光材料Pの挟持を開放し、感光
材料Pの先端辺を搬出ローラ対48のローラ間に当接さ
せ、さらに感光材料Pを送り込むことにより、トップレ
ジによるスキューの補正を行うことができる。この場
合、コーナー搬送部18において、感光材料Pの湾曲が
最も大きい状態で、すなわち、感光材料Pの進路変更特
性が高い状態で感光材料Pの先端辺を搬出ローラ対48
のローラ間に突き当てることになるので、スキューの補
正を極めて容易にできる。
【0039】また、本実施例においては、例えば、フォ
トインタラプタのセンサを挟持搬送ローラ対46と搬出
ローラ対48との間に主走査方向に沿って2個、一列に
配置することにより、感光材料Pの先端辺の傾きを検出
することができる。これにより、スキューの補正をする
必要があるものを選別することができる。このため、感
光材料Pのスキューの補正の必要がない場合、搬出ロー
ラ対48の回転を停止する必要がないので、搬送時間を
短縮することができる。また、感光材料Pを挟持搬送ロ
ーラ対46よりも下流に所定長搬送した後、感光材料P
の先端が外れるまで搬出ローラ対48を逆回転させるこ
とにより、先端辺を搬出ローラ対48のローラ間に当接
した状態での感光材料Pのループ形成を行うようにして
もよい。
【0040】さらに、本実施例においては、搬出ローラ
対48に感光材料Pの先端辺を突き当ててスキューの補
正を行ったが、これに限定されるものではなく、挟持搬
送ローラ対46に感光材料Pの先端辺を突き当てて、ス
キューの補正を行ってもよい。
【0041】また、本実施例においては、露光部20に
おいて、多列露光するために、コーナー搬送部18の上
流側に、感光材料Pを主走査方向に複数列に振り分ける
振分装置を配置してもよい。この場合、コーナー搬送部
18において、搬送ローラ対44および挟持搬送ローラ
対46は、共に駆動ローラ(44bおよび46b)が1
本で、従動ローラ(44aおよび46a)を2列搬送
(多列搬送)の搬送ラインに対応して分割または独立す
ればよい。これ以外にも、駆動ローラも2列搬送に対応
して分割し、すなわち、各搬送ライン毎に、完全に独立
した搬送ローラ対としてもよい。このような構成にする
ことにより、多列に振り分けられた感光材料Pについて
も、スキューの補正を行うことができる。なお、感光材
料Pの先端辺の傾きを検出するセンサを各列ごとに設け
てもよい。
【0042】上述の感光材料Pの振分装置は、特に限定
されるものではなく、各種の装置が利用可能である。振
分装置としては、例えば、特開平9−329885号公
報に開示される、回転軸方向に移動可能なニップローラ
を用いて振り分けを行う振分装置、特開平10−268
437号公報に開示される、幅方向に回転するDローラ
(半月ローラ)を用いる振分装置、特開平11−385
88号公報に開示される、ベルトコンベアに載置された
感光材料Pを吸盤で持ち上げて幅方向に振り分ける振分
装置等が例示される。
【0043】コーナー搬送部18の下流側に配置される
露光部20は、基本的にセンサ54と、露光ユニット5
6と、副走査搬送手段58とから構成される。このよう
な露光部20は、感光材料Pを搬送方向x(副走査搬送
方向)に搬送しつつ、搬送方向と直交する主走査方向に
偏向した光ビームLによって走査露光し、これにより、
感光材料Pを二次元的に像様露光して、画像(潜像)を
記録するものである。
【0044】感光材料Pはコーナー搬送部18において
スキューを補正された際に、主走査方向に位置がずれて
いる場合がある。従って、適正な画像記録を行うために
は、感光材料Pの主走査方向の位置を補正(以下、オフ
セット補正という)する必要がある。
【0045】本実施例においては、センサ54により感
光材料Pの一方のサイドエッジの主走査方向の位置を検
出し、その検出結果に応じて、露光部20における光ビ
ームLによる主走査方向の画像記録の開始位置を調整す
ることにより、オフセット補正を行う。センサ54とし
ては、例えばフォトインタラプタなどの光学式のセンサ
を利用できる。このセンサ54による検出方法として
は、一時停止している感光材料P近傍をセンサ54が主
走査方向と平行に移動し、感光材料Pの片側のサイドエ
ッジの位置を検出するなどの公知の方法を用いることが
できる。
【0046】副走査搬送手段58は、記録位置zを搬送
方向に挟んで搬送ローラ対58aおよび58bが設けら
れており、搬送ローラ対58aおよび58bはそれぞれ
回転軸を主走査方向と一致して配置されている。副走査
搬送手段58は、感光材料Pを記録位置zに通過させつ
つ、所定の副走査速度で副走査搬送する。なお、副走査
搬送手段58としては、このような搬送ローラ対以外に
も、例えば、感光材料Pを支持して搬送するプラテンロ
ーラと、記録位置z(走査線)を挟んでプラテンローラ
に押圧されるニップローラとからなる副走査搬送手段等
の公知の搬送手段が各種利用可能である。
【0047】露光ユニット56は、記録する画像に応じ
て変調した光ビームLを主走査方向に偏向して、所定の
記録位置zに入射させる公知の光ビーム走査ユニットで
ある。前述のように、感光材料Pは副走査搬送手段58
によって主走査方向と直交する副走査方向に搬送されて
いるので、記録画像に応じて変調された光ビームLによ
って二次元的に露光され、潜像が記録される。ここで、
感光材料Pは、コーナー搬送部18でスキューの補正さ
れたものであり、かつ、露光ユニット56は、センサ5
4から供給された感光材料Pのサイドエッジ位置に応じ
て主走査方向の記録位置を調整してオフセット補正を行
うので、感光材料Pには、傾きが無く、適正な位置に画
像を記録できる。
【0048】なお、本実施例に係るシート体搬送装置を
利用する画像記録装置10において、感光材料Pの露光
手段は上述の光ビーム走査露光に限定されるものではな
い。これ以外にも、露光手段には、光源と空間変調素子
とを組み合わせた露光手段、または点光源を一次元方向
に配列してなるアレー状光源を用いる露光手段等の各種
の露光手段が利用可能である。露光手段としては、例え
ばPDP(プラズマディスプレイ)アレイ、ELD(エ
レクトロルミネセントディスプレイ)アレイ、LED
(発光ダイオード)アレイ、LCD(液晶ディスプレ
イ)アレイ、DMA(デジタルマイクロミラーアレ
イ)、またはレーザアレイ等が挙げられる。
【0049】露光部20で潜像を記録された感光材料P
は、搬送ローラ対60等を含む搬送手段によって搬送さ
れ、エントリローラ対28から開口部24bを経て現像
装置26の搬入ローラ対62に供給される。潜像が形成
された感光材料Pは現像装置26により現像される。そ
して、感光材料Pは乾燥工程などの所定の工程を経てプ
リントとして出力される。
【0050】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図8は、本発明の第2の実施例に係るシート体搬
送装置のローラ対の配置を示す模式的斜視図である。な
お、図8においては、図面を簡略にし、本実施例の動作
を明瞭に示すため、センサ42、43、搬送ローラ対4
4、挟持搬送ローラ対46および排出ローラ対48だけ
を示し、その他のものは省略する。また、本実施例にお
いては、図1乃至図7に示す第1の実施例と同一構成物
には同一符号を付しその詳細な説明は省略する。
【0051】本実施例は、センサ42、43により感光
材料Pのスキューを測定した後、スキューの角度を算出
し、挟持搬送ローラ対46により、感光材料Pのスキュ
ーの補正または振り分けおよびスキューの補正を行うも
のである。本実施例は、図8に示すように、第1の実施
例と比較して挟持搬送ローラ対46が主走査方向と一致
する方向M、Mに移動可能であり、挟持搬送ローラ
対46の回転軸(図示せず)が感光材料Pのスキューに
応じて水平面内で回転方向rに回転可能であるととも
に、搬送ローラ対44の上流側にセンサ42、43が設
けられている点が異なり、それ以外の構成は第1の実施
例と同様である。
【0052】センサ42、43は、感光材料Pの搬送方
向における先端辺(以下、先端辺という)を検出するも
のであり、搬送ローラ対44の上流側で主走査方向に沿
って一列に配置されている。このセンサ42、43は発
光素子42a、43aおよび受光素子42b、43b
が、感光材料Pの搬送路を記録面と直交方向で挟んで配
置されるものであり、発光素子42a、43aが感光材
料Pの裏面側に配置されている。感光材料Pが発光素子
42a、43aおよび受光素子42b、43bの間を通
過すると、発光素子42a、43aからの光が遮られ、
受光素子42b、43bは受光できなくなる。このタイ
ミングによって感光材料Pの先端辺を検出することがで
きる。このため、感光材料Pが発光素子42a、43a
の上を通過する時間差により、感光材料Pの傾きが測定
され、さらに角度を算出できる。なお、センサ42、4
3の主走査方向における間隔は、感光材料Pの最小サイ
ズのものにおいて、先端辺の異なる2点を検出できる間
隔にすればよい。発光素子42a、43aは、感光材料
Pが感光しない波長域の光を射出するものであり、例え
ば赤外域の光を射出するものである。これらのセンサ4
2、43により感光材料Pの傾き検出手段を構成する。
【0053】また、本実施例は、動作も第1の実施例と
比較して、コーナー搬送部18の動作が異なるだけで、
それ以外の動作は第1の実施例と同様である。このた
め、本実施例ではコーナー搬送部18の動作についての
み説明し、それ以外の動作についての説明は省略する。
【0054】先ず、図8に示すように、所定の長さに切
断された感光材料Pがコーナー搬送部18に搬送された
とき、センサ42、43により感光材料Pの傾きの角度
が測定され搬送ローラ対44だけを回転して感光材料P
を搬送し、挟持搬送ローラ対46で感光材料Pを挟持す
る。このとき、搬送ローラ対44の挟持を開放する。こ
の状態で、感光材料Pのスキュー角度に応じて挟持搬送
ローラ対46の回転軸の角度を回転方向rで変更してス
キューを補正する。次に、駆動ローラ46bを回転させ
て、スキューが補正された感光材料Pを搬出ローラ対4
8に搬送し、搬送量が所定長さになった時点で、搬出ロ
ーラ対48の回転を開始する。さらに、感光材料Pが搬
出ローラ対48に挟持された時点で、挟持搬送ローラ対
46の従動ローラ46aを駆動ローラ46bから離間さ
せて、感光材料Pの挟持を開放する。これにより、感光
材料Pはスキューが補正された適正な状態で排出ローラ
対48により搬送ローラ対49(図1参照)に搬送され
る。
【0055】また、本実施例においては、露光部20が
多列露光可能なものである場合、スキューを補正すると
ともに、必要に応じて挟持搬送ローラ対46を方向
、Mに移動させて、感光材料Pを振り分けること
もできる。さらに、本実施例においては、コーナー搬送
部18の下流側に感光材料Pのスキューを補正する補正
部が配置されている場合には、コーナー搬送部18は振
分装置として機能すればよい。この場合、コーナー搬送
部18は、感光材料Pの振り分けだけを行えばよい。さ
らにまた、本実施例において、コーナー搬送部18の上
流側に感光材料Pを振り分ける振分装置が配置されてい
る場合には、感光材料Pのスキューの補正だけを行えば
よい。この振分装置としては、上述の第1の実施例で例
示したものを使用することができる。
【0056】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。図9(a)は、本発明の第3の実施例に係るシー
ト体搬送装置の各ローラ対の配置を示す模式的斜視図で
あり、(b)は、その模式的側面図である。なお、図9
(a)および(b)においては、図面を簡略にし、本実
施例の動作を明瞭に示すため、センサ42、43、搬送
ローラ対44、挟持搬送ローラ対46および排出ローラ
対48だけを示し、その他のものは省略する。また、本
実施例においては、図1乃至図7に示す第1の実施例と
同一構成物には同一符号を付しその詳細な説明は省略す
る。
【0057】本実施例は、第1の実施例における搬出ロ
ーラ対48を挟持手段として振り分けおよびスキューの
補正の少なくとも一方を行うものである。本実施例は、
図9(a)に示すように、第1の実施例と比較して、排
出ローラ対48は、従動ローラ48aが駆動ローラ48
bに対して接触および離間可能であり、すなわち、感光
材料Pを挟持および開放可能であり、かつ主走査方向と
一致する方向M、Mに移動可能であり、排出ローラ
対48の回転軸(図示せず)の角度が感光材料Pのスキ
ューの角度に応じて水平面内で回転方向Rに回転可能で
あるとともに、センサ42、43が主走査方向に一列に
挟持搬送ローラ46および搬出ローラ対48の間に設け
られている点が異なり、それ以外の構成は第1の実施例
と同様である。
【0058】なお、本実施例における排出ローラ対48
は、挟持搬送ローラ対46の下流側、かつコーナー搬送
部18の搬送路において曲がった状態の感光材料Pを挟
持することができる位置に配置されていればよく、その
位置は特に限定されるものではない。さらに、第1の実
施例の構成に、本実施例の挟持手段とセンサ42、43
とを設けてもよい。この場合、センサ42、43は挟持
手段の上流側に設けられていればよく、さらに挟持手段
は、曲がった状態の感光材料Pを挟持できる位置に配置
されていればよい。
【0059】また、本実施例は、動作も第1の実施例と
比較して、コーナー搬送部18の動作が異なるだけで、
それ以外の動作は第1の実施例と同様である。このた
め、本実施例ではコーナー搬送部18の動作についての
み説明し、それ以外の動作についての説明は省略する。
以下、本実施例の動作について説明する。
【0060】先ず、所定の長さに切断された感光材料P
がコーナー搬送部18に搬送されると、感光材料Pを搬
送ローラ対44および挟持搬送ローラ対46により搬送
する。そして、感光材料Pが、搬出ローラ対48に挟持
されたとき、図9(b)に示すように、挟持搬送ローラ
対46の従動ローラ46aを駆動ローラ46bから離間
させて、感光材料Pの挟持を開放する。挟持開放状態
で、感光材料Pのスキューの角度に応じて搬出ローラ対
48の回転軸の角度を回転方向Rで変更してスキューを
補正する。そして、搬出ローラ対48を回転させて、ス
キューを補正した感光材料Pを搬送ローラ対49(図1
参照)に搬送する。
【0061】また、本実施例においては、露光部20が
多列露光可能なものである場合、挟持搬送ローラ対46
が挟持開放状態で、搬出ローラ対48によりスキューを
補正するとともに、必要に応じて搬出ローラ対48を方
向M、Mに移動させて感光材料Pを振り分けること
もできる。さらに、本実施例において、コーナー搬送部
18の下流側に感光材料Pのスキューを補正する補正部
が配置されている場合には、コーナー搬送部18は、振
分装置として機能すればよく、上述の感光材料Pの振り
分けだけを行えばよい。さらにまた、本実施例におい
て、コーナー搬送部18の上流側に感光材料Pを振り分
ける振分装置が配置されている場合には、上述の如く、
感光材料Pのスキューの補正だけを行えばよい。この振
分装置としては、上述の第1の実施例で例示したものを
使用することができる。
【0062】次に、本発明の第4の実施例について説明
する。図10(a)は、本発明の第4の実施例に係るシ
ート体搬送装置を示す模式的斜視図、(b)は、その模
式的側面図である。なお、図10(a)および(b)に
おいては、図面を簡略にし、本実施例の動作を明瞭に示
すため、センサ42、43、搬送ローラ対44、挟持搬
送ローラ対46および吸着手段72だけを示し、その他
のものは省略する。また、本実施例においては、図9
(a)および(b)に示す第3の実施例と同一構成物に
は同一符号を付しその詳細な説明は省略する。
【0063】本実施例においては、第3の実施例と比較
して、曲がった状態の感光材料Pの挟持手段である搬出
ローラ対48を吸着手段72に変更した点が異なり、そ
れ以外の構成は第3の実施例と同様である。この吸着手
段72は、基体72aに吸盤72bが、例えば2個設け
られたものである。この吸着手段72は、例えばベルト
コンベアなどの移動手段(図示せず)を有し、搬出ロー
ラ対48と同様に、方向M、Mに移動可能であり、
かつ回転方向Rに回転可能である。さらに吸着手段72
は、移動手段により搬送方向x(図1参照)に一致する
方向Dに移動可能であり、搬送ローラ対49に感光材料
Pを搬送することができる。基体72aは、吸引ポンプ
などの吸引手段が接続されている。これにより、吸着手
段72は、感光材料Pを吸着した状態で方向M、M
に移動、および回転方向Rに回転させることができ、さ
らに方向Dに移動させることができる。なお、本実施例
においても、吸着手段72の配置される位置は、特に限
定されるものではなく、挟持搬送ローラ対46よりも下
流側、かつ感光材料Pが湾曲している状態で挟持するこ
とができる位置にあればよい。また、第1の実施例の構
成に、本実施例の吸着手段72とセンサ42、43とを
設けてもよい。この場合、センサ42、43は吸着手段
72の上流側に設けられていればよく、さらに吸着手段
72は、曲がった状態の感光材料Pを吸着できる位置に
配置されていればよい。
【0064】また、本実施例は、動作も第3の実施例と
比較して、吸着手段72の動作が異なるだけで、それ以
外の動作は第3の実施例と同様である。このため、本実
施例においてもコーナー搬送部18の動作について説明
し、それ以外の動作についての説明は省略する。以下、
本実施例の動作について説明する。
【0065】本実施例においては、先ず、所定の長さに
切断された感光材料Pがコーナー搬送部18に搬送され
たとき、感光材料Pを搬送ローラ対44および挟持搬送
ローラ対46により感光材料Pを吸着手段72まで搬送
する。そして、吸引ポンプを動作させて吸盤72bで感
光材料Pを吸着する。このとき、図10(b)に示すよ
うに、挟持搬送ローラ対46の従動ローラ46aを駆動
ローラ46bから離間させて、感光材料Pの挟持を開放
する。挟持開放状態で、感光材料Pの先端辺のスキュー
角度に応じて吸盤72bを面方向Rで回転させてスキュ
ーを補正する。そして、吸盤72bを方向Dに移動さ
せ、スキューを補正した感光材料Pを搬送ローラ対49
(図1参照)に搬送する。
【0066】また、本実施例においても、露光部20が
多列露光可能なものである場合、挟持搬送ローラ対46
が挟持開放状態で、スキューを補正するとともに、必要
に応じて、移動手段により吸盤72bを方向M、M
に移動させて、感光材料Pを振り分けることもできる。
さらに、本実施例において、コーナー搬送部18の下流
側に感光材料Pのスキューを補正する補正部が配置され
ている場合には、コーナー搬送部18は振分装置として
機能すればよく、挟持搬送ローラ対46が挟持開放状態
で感光材料Pを吸盤72bで吸引して方向M、M
交互に移動させて、感光材料Pを振り分ければよい。さ
らにまた、本実施例において、コーナー搬送部18の上
流側に感光材料Pを振り分ける振分装置が配置されてい
る場合には、感光材料Pのスキューの補正だけを行えば
よい。この振分装置としては、上述の第1の実施例で例
示したものを使用することができる。
【0067】次に、本発明の第5の実施例について説明
する。図11(a)は本発明の第5の実施例に係るシー
ト体搬送装置を示す模式的断面図、(b)はその模式的
側面図である。なお、図11(a)および(b)におい
ては、図面を簡略にし、本実施例の動作を明瞭に示すた
め、搬送ローラ対44、挟持搬送ローラ対46および排
出ローラ対48だけを示し、その他のものは省略する。
また、本実施例においては、図1乃至図7に示す第1の
実施例と同一構成物には同一符号を付しその詳細な説明
は省略する。
【0068】本実施例は、搬送ローラ対44および排出
ローラ対48で挟持できる長さの感光材料Pに適用され
るものである。本実施例は、第1の実施例と比較して、
搬出ローラ対48の従動ローラ48aが駆動ローラ48
bに対して接触および離間可能であり、搬送ローラ対4
4および搬出ローラ48が同期して主走査方向と一致す
る方向M、Mに移動可能である点が異なり、それ以
外の構成は第1の実施例と同様である。以下、本実施例
の動作について説明する。なお、本実施例においては、
動作も第1の実施例と比較して、コーナー搬送部18の
動作が異なるだけで、それ以外の動作は第1の実施例と
同様である。このため、本実施例ではコーナー搬送部1
8の動作についてのみ説明し、それ以外の動作について
の説明は省略する。
【0069】先ず、所定の長さに切断された感光材料P
がコーナー搬送部18に搬送されたとき、感光材料Pを
搬送ローラ対44、および挟持搬送ローラ対46により
搬送する。そして、上述の第1の実施例と同様にして、
図11(b)に示すように、挟持搬送ローラ対46によ
る感光材料Pの挟持を開放した状態で、搬出ローラ対4
8のローラ間に感光材料Pの先端辺を突き当て、さらに
搬送ローラ対44を回転させて、感光材料Pをさらに押
し込んで搬送ローラ対44と搬出ローラ対48との間に
ループを形成し、スキューの補正をする。このとき、外
側ガイド板50a、52aも感光材料Pに接触しない位
置に退避している。そして、搬出ローラ対48を回転さ
せて、スキューを補正した感光材料Pを搬送ローラ対4
9(図1参照)に搬送する。
【0070】また、本実施例においては、露光部20が
多列露光可能なものである場合、ループを形成した状態
でスキューの補正をし、搬送ローラ対44および搬出ロ
ーラ対48で感光材料Pを挟持して搬送ローラ対44お
よび搬出ローラ対48を同期して方向M、Mに移動
させて、感光材料Pを振り分けることもできる。さら
に、本実施例においては、コーナー搬送部18の下流側
に感光材料Pのスキューを補正する補正部が配置されて
いる場合には、振分装置として機能すればよい。この場
合、搬送ローラ対44および搬出ローラ対48を同期し
て方向M、Mに移動させて感光材料Pを振り分け
る。さらにまた、本実施例において、コーナー搬送部1
8の上流側に感光材料Pを振り分ける振分装置が配置さ
れている場合には、コーナー搬送部18は感光材料Pの
スキューの補正だけを行えばよい。この振分装置として
は、上述の第1の実施例で例示したものを使用すること
ができる。
【0071】なお、本実施例においては、感光材料Pの
先端辺のスキュー角度に応じて、第3の実施例の如く、
搬出ローラ対48を回転軸の角度を面方向で回転させて
スキューを補正してもよい。
【0072】上述のいずれの実施例においても、画像記
録装置10のコーナ部にコーナー搬送部18を設けるこ
とにより、ハウジング24の内部で有効に利用できなか
った空間を利用して、感光材料Pのスキューの補正およ
び振り分けの少なくとも一方を行うことができるので、
画像記録装置10を小型化することができる。また、感
光材料Pが曲がった状態では、その先端辺を曲げやす
い、すなわち、感光材料Pの搬送方向の変更適正が高
く、スキューの補正および振り分けを容易にすることが
できる。さらに感光材料Pが曲がった状態でループを形
成し、スキューの補正を行う場合、先端部が曲げやすい
ので、ループを形成しやすくスキューの補正も極めて容
易にできる。
【0073】さらに、上述のいずれの実施例に示すよう
に、本発明においては、感光材料Pを挟持開放可能な挟
持搬送ローラ対46(挟持搬送手段)を設け、例えばそ
の下流側にスキューを補正するためのローラ対または吸
着手段72を設けることにより、感光材料Pのスキュー
を補正できるコンパクトな補正装置を構成することがで
きる。また、挟持搬送ローラ対46の上流側または下流
側に振分部を設けることにより、コンパクトな振分装置
を構成することができる。また、これらを組み合わせ、
スキューの補正および振り分けをできるコンパクトな装
置を得ることもできる。さらに、いずれの場合において
も、スキューの補正および振り分けをしないときには、
挟持搬送ローラ対46で挟持したままで搬送できるの
で、搬送速度を維持することができる。
【0074】また、上述の第2乃至第5の実施例におい
て、振り分けを行う場合、搬送方向に沿って一列に、例
えばフォトインタラプタなどのセンサを2個設け、感光
材料Pを振り分ける際に、感光材料Pの側辺を傾きを検
出し、その検出結果に基づいて振り分けおよびスキュー
の補正をするようにしてもよい。さらに、上述の実施例
において、コーナー搬送部18が振り分けしか行わない
場合には、センサ42、43を設ける必要はない。さら
にまた、上述の実施例において、感光材料Pの先端辺の
傾きを検出するセンサを設けた場合、スキューの補正を
するものを選別することができるので、スキューを補正
しない場合、スキューをとるローラ対の回転を停止する
必要がないので、その分、搬送時間を短縮できる。
【0075】以上、本発明のシート体搬送装置について
詳細に説明したが、本発明は上述の実施例に限定はされ
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改
良および変更を行ってもよいのは、もちろんである。
【0076】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、湾曲している状態の感光材料を挟持搬送する挟持搬
送手段を設けることにより、例えば挟持搬送手段の下流
側にレジストレーション用ローラ対を設け、挟持搬送手
段の挟持を開放した状態でシート体をレジストレーショ
ン用ローラ対に突き当てることにより、シート体のスキ
ュー補正ができる装置を構成することができる。また、
例えば挟持搬送手段の下流側に、シート体を挟持した状
態でシート体の搬送方向と直交する主走査方向に移動可
能な搬出手段を設け、挟持搬送手段の挟持を開放した状
態で主走査方向に振り分けることにより、シート体を振
り分けることができる装置を構成することができる。こ
のようにして、本発明においては、スキューの補正およ
び振り分けの少なくとも一方ができる装置を簡単な構成
でを提供することができる。さらに、シート体の搬送路
を湾曲させることにより、装置を小型化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係るシート体搬送装
置を利用した画像記録装置を示す模式的断面図である。
【図2】 本発明の第1の実施例に係るシート体搬送装
置のローラ対の配置を模式的に示す斜視図である。
【図3】 本実施例のシート体搬送装置によるスキュー
の補正を工程順に示す模式的側面図である。
【図4】 図3の次工程を示す模式的側面図である。
【図5】 図4の次工程を示す模式的側面図である。
【図6】 図5の次工程を示す模式的側面図である。
【図7】 (a)乃至(c)は図3乃至図5に示す各工
程に対応する模式的上面図である。
【図8】 本発明の第2の実施例に係るシート体搬送装
置のローラ対の配置を示す模式的斜視図である。
【図9】 (a)は、本発明の第3の実施例に係るシー
ト体搬送装置の各ローラ対の配置を示す模式的斜視図で
あり、(b)は、その模式的側面図である。
【図10】 (a)は、本発明の第4の実施例に係るシ
ート体搬送装置を示す模式的斜視図、(b)は、その模
式的側面図である。
【図11】 (a)は本発明の第5の実施例に係るシー
ト体搬送装置を示す模式的断面図、(b)は、その模式
的側面図である。
【符号の説明】
10 画像記録装置 12 感光材料供給部 14 カッタ 16 裏印字手段 18 コーナー搬送部 20 露光部 22 電装部 24 ハウジング 24a 隔壁 24b 開口部 26 現像装置(プロセサ) 28 エントリローラ対 30 マガジン 32 マガジン室 34 ロール 36 送出ローラ対 38 フィードローラ 40、40a、40c、40b ニップローラ 42、43 センサ 42a、43a 発光素子 42b、43b 受光素子 44 搬送ローラ対 46 挟持搬送ローラ対 48 搬出ローラ対 50、52 搬送ガイド 54 センサ 56 露光ユニット 58 副走査搬送手段 58a、58b 搬送ローラ対 60 搬送ローラ対 62 搬入ローラ対 P 感光材料 L 光ビーム x 搬送方向(副走査搬送方向) z 記録位置
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 27/46 G03B 27/46 A Fターム(参考) 2H106 AB20 AB33 AB45 BA11 3F049 DA12 DB04 DB05 DB06 EA28 FC14 LA01 LA07 LB03 3F053 CA02 CA06 LA01 LA07 LB03 3F101 CE18 LA01 LA07 LB03 3F102 AA12 AB01 BA02 BA03 BA08 BB02 BB07 CA04 CB06 DA08 DA11 EA03 EA16 FA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】湾曲した搬送路を形成する手段と、 前記搬送路にシート体を搬送する搬送手段と、 前記搬送手段の下流側に設けられ、前記搬送路において
    湾曲している前記シート体を挟持搬送する挟持搬送手段
    と、 前記挟持搬送手段の下流側に設けられ、前記シート体を
    搬出する搬出手段と、を有し、 前記挟持搬送手段は、前記シート体を挟持および開放可
    能であることを特徴とするシート体搬送装置。
  2. 【請求項2】前記搬出手段は、レジストレーション用搬
    送ローラ対であり、 前記挟持搬送手段による挟持が開放された状態で、前記
    搬送手段によって搬送されて、前記搬送路において湾曲
    している前記シート体の先端を前記レジストレーション
    用搬送ローラ対に突き当てて、前記シート体の先端の位
    置合わせを行う請求項1に記載のシート体搬送装置。
  3. 【請求項3】前記挟持搬送手段による挟持が開放された
    状態で、前記搬出手段は、搬送が停止され、かつ前記搬
    送路において湾曲している前記シート体を挟持したま
    ま、前記シート体の搬送方向と直交する主走査方向に移
    動して、前記シート体を前記主走査方向に複数列に振り
    分ける請求項1または2に記載のシート体搬送装置。
  4. 【請求項4】さらに、前記搬送手段による搬送方向に対
    する前記シート体の傾きを検出する傾き検出手段を有
    し、 前記搬出手段は、前記シート体を挟持する挟持手段また
    は前記シート体を吸着する吸着手段を備え、 前記挟持手段および前記吸着手段は、前記挟持搬送手段
    による挟持が開放された状態で、搬送が停止され、かつ
    前記搬送路において湾曲している前記シート体を挟持ま
    たは吸着したまま、前記シート体の搬送方向と直交する
    主走査方向に移動して、前記シート体を前記主走査方向
    に複数列に振り分けるとともに、前記傾き検出手段によ
    る検出結果に基づいて、前記シート体を回転させて前記
    シート体の傾きを補正する請求項1に記載のシート体搬
    送装置。
  5. 【請求項5】前記搬送手段および搬出手段は、搬送ロー
    ラ対であり、 前記挟持搬送手段は、駆動ローラおよびこれに接離可能
    な従動ローラからなる挟持搬送ローラ対である請求項1
    〜4のいずれか1項に記載のシート体搬送装置。
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