JP2006327672A - パッキング装置 - Google Patents

パッキング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006327672A
JP2006327672A JP2005157464A JP2005157464A JP2006327672A JP 2006327672 A JP2006327672 A JP 2006327672A JP 2005157464 A JP2005157464 A JP 2005157464A JP 2005157464 A JP2005157464 A JP 2005157464A JP 2006327672 A JP2006327672 A JP 2006327672A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print
unit
door
laminate
conveyor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005157464A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Tsuji
淳一 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fujifilm Holdings Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Holdings Corp filed Critical Fujifilm Holdings Corp
Priority to JP2005157464A priority Critical patent/JP2006327672A/ja
Priority to EP06010382A priority patent/EP1724638A1/en
Priority to EP07009815A priority patent/EP1818720A3/en
Priority to EP07009814A priority patent/EP1816516A3/en
Priority to US11/436,666 priority patent/US20060260960A1/en
Publication of JP2006327672A publication Critical patent/JP2006327672A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
  • Packaging Of Special Articles (AREA)

Abstract

【課題】件毎に仕分けしたプリントを包装するプリントパックの生産において、投入によって確実に包材にプリントの積層体を投入できるパッキング装置を提供する。
【解決手段】プリント積層体を斜め下方に搬送して包材に投入する搬送手段と、この搬送手段の下端部に配置される、開放時にプリント積層体を下方から支持する底部と側方から支持する側壁とを有する、観音開きする2枚の扉を有し、開放した際に扉の先端が包材に挿入されるシャッタとを有することにより、前記課題を解決する。
【選択図】図3

Description

本発明は、写真プリント等のプリントを件毎にまとめて包装する、パッキング装置に関する。
パーソナルコンピュータ(PC)やPDA(Personal Digital Assistance)等の普及に伴い、デジタルカメラの普及率が拡大している。さらに、撮影機能を有する携帯電話も普及している。
デジタルカメラや携帯電話等で撮影された画像は、PC等に取り込まれて処理され、ホームページや年賀状等の各種の用途に使用されるのが通常である。しかしながら、これらで撮影した画像を高品位な(写真)プリントとして残したいという要望も多い。これに対応して、近年では、ラボ店等の専門の業者によって、デジタルカメラや携帯電話等で撮影された画像からのプリント作成が行われている。
デジタルカメラ等で撮影した画像のプリント作成をプリント業者に注文する場合には、例えば、ラボ店等の店頭や各種商業施設内等に設置されるプリント注文受付機(以下、受付機とする)を用いて行われる。
受付機は、通常、撮影した画像(画像データ)を記憶するメモリーカード、ICカード、CD−Rなどの記録媒体を装填し、あるいは、直接もしくは接続手段を用いてデジタルカメラや携帯電話を接続すると、画像を読み取って、注文画面と共にディスプレイに表示する。
顧客は、タッチパネルとなっているディスプレイや所定の入力方法を用いて、プリント作成する画像、プリントサイズ、画像毎のプリント枚数などの注文情報を入力する。注文が確定して、出力指示が出されると、画像と注文情報とが対応付けされて、例えばラボ店などのサーバや画像処理装置に送られ、此処からデジタルのフォトプリンタに画像が供給されて、注文情報に応じたプリントが作成、出力される。
また、近年では、インターネットなどの通信手段を利用して、写真注文ソフトウエアのインストールやラボ店のホームページの閲覧等によって、自宅のパーソナルコンピュータを受付機として作用させ、通信手段によって画像および注文情報をラボ店等に送って、プリント作成を注文する、いわゆるネット注文も行われている。
従来の写真フィルムからのプリント作成では、ラボ店等の店頭でプリント作成注文を受け付けると、DP袋と呼ばれる専用の袋に顧客(プリント注文者)の氏名や連絡先(住所、電話番号等)などを記録して写真フィルム(パトローネやカートリッジ等)を収容し、プリント作成を行う際に、DP袋から写真フィルムを取り出して現像処理を行い、現像済のフィルムを用いて(仕上がり写真)プリントを作成して、プリントと現像済のフィルムとを対応するDP袋に入れて、顧客に返却している。
これに対し、デジタルカメラ等で撮影した画像からのプリント作成では、写真フィルムが存在しない。そのため、出荷時の作業が簡単になり、プリントの作成から包装までの工程を自動化して、プリントを袋状の包材に収容して封止してなる、プリントパックとして顧客に提供することが可能となる。
例えば、特許文献1には、注文情報が記憶される注文情報記憶部と、(写真)プリントを作成するための画像データ記憶部と、画像データに基づいて感光材料を露光する画像露光部と、注文情報を画像データに変換して画像露光部に送って注文情報プリントを感光材料に露光させる注文情報制御部とを有し、かつ、プリント収納袋にプリントおよび注文情報プリントを収納するプリント受け入れ手段を有し、あるいはさらに、注文情報プリントおよび所定数のプリントを収容したプリント収納袋を閉塞する機構を有するデジタルのフォトプリンタ(写真処理機)が開示されている。
特開2003−35938号公報
このようなプリントパックを作製する際において、プリントを包材に収容する方法としては、プリントをシート状の包材で包み込んだ後に袋体を形成する方法や、ガイド部材や搬送部材等を用いて袋状の包材にプリントを押し込む方法等、各種の方法が考えられる。中でも、構造を単純化して、低コストな装置を実現できる方法の1つとして、プリントを集積し、このプリントの積層体を上方から投入することにより、プリントを包材に収容する方法が考えられる。
ここで、商品価値を考えると、プリントが回転してしまう、一部のプリントが横を向いて向きが変わってしまう等、プリントパック内でプリントが乱れるのは好ましくない。また、コスト等を考慮すれば、包材の材料使用量も少ない方が好ましい。従って、プリントパックとなる袋体のサイズは、収容するプリントのサイズや最大枚数等に応じて、可能な範囲で小さくするのが好ましい。
このような点を考慮すると、袋状の包材に投入によって確実にプリントを収容するためには、乱れることなく整然と積層した状態でプリントを包材に投入する必要がある。しかしながら、積層したプリントを、乱れることなく整然と、かつ確実に袋状の包材に投入できる装置は、知られていない。
本発明の目的は、写真プリント等のプリントを件毎にまとめて袋体に収容して封止してなるプリントパックを作製するパッキング装置であって、プリントの積層体を、乱すことなく整然と包材に投入することができ、小型の袋体でも、確実にプリントを包材に収容することができるパッキング装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のパッキング装置は、プリントを件毎に袋詰めするパッキング装置であって、プリントを積層してなるプリント積層体を斜め下方に搬送して包材に投入する搬送手段と、プリント積層体を下方から支持する底部、および、開放時には搬送方向と直交する方向の前記プリント積層体の位置を規制し、閉塞時には前記プリント積層体の搬送路を閉塞する側壁を有する扉を2枚有する、前記搬送手段の下端部に配置されるシャッタと、プリント積層体を収容した前記包材を封止する封止手段とを有し、かつ、前記シャッタは、観音開きで前記扉を開放/閉塞し、かつ、前記扉の側壁は、開放時した際の少なくとも先端部が、搬送方向の下流に向かって、漸次、低くなる形状を有し、さらに、前記シャッタを開放した際に、前記扉の先端部が前記包材の中に挿入されることを特徴とするパッキング装置を提供する。
このような本発明のパッキング装置において、前記扉の側壁は、先端部がテーパ状になっており、そのテーパ角が30°以上であるのが好ましく、また、前記扉のテーパ状になっている領域の上端辺が、シャッタを開放した際に鉛直に対して±15°となるのが好ましく、さらに、前記搬送手段は、45〜90°の角度で前記プリント積層体を斜め下方に搬送して包材に投入するのが好ましい。
このような本発明によれば、写真プリント等のプリントを件毎に仕分けして、袋体等の包材に収容/封止してなるプリントパックを作製する際に、簡易な構成で包材にプリントせの積層体を収容できる投入を利用し、かつ、プリントの積層体を、乱れることなく整然と積層した状態で、かつ、確実に包材内に投入することができるので、プリントサイズや最大収容枚数などに応じた小型の包材(袋体)であっても、確実に、かつ整然と積層した状態で、包材にプリントを収容することができる。
以下、本発明のパッキング装置について、添付の図面に示される好適実施例を基に詳細に説明する。
図1に、本発明のパッキング装置を利用するプリンタの概略図を示す。
図1に示すプリンタ10は、デジタルカメラや携帯電話等で撮影された画像(画像データ)に所定の処理を施したプリント用画像や、写真フィルムに撮影された画像を光電的に読み取って、この画像に所定の処理を施したプリント用画像を取得して、このプリント用画像に応じて変調した光ビームによって感光材料A(印画紙)を像様に露光して潜像を形成し、露光済の感光材料Aに所定の現像処理を施して(仕上がり写真)プリントPとし、さらに、1件毎にパッキング(袋詰め包装)してプリントパック12とするものである。
図示例において、プリンタ10は、露光部16と、プロセサ18と、本発明のプリントパッキング装置の一例であるパッカー20とを有して構成される。
なお、特に説明はしないが、感光材料Aは、搬送ローラ対やガイド等の公知の搬送手段によって、各部位に搬送される。
露光部16は、感光材料Aを作成するプリントに応じたサイズに切断して、切断済の感光材料Aにバックプリントを記録して、前述のプリント用画像(データ)に応じて変調した光ビームLによって感光材料Aを像様に露光して潜像を記録し、露光済の感光材料Aをプロセサ38に供給するものである。
露光部16には、感光材料Aを巻回してなる感光材料ロール24を収容するマガジン26が所定位置に装填され、さらに、バックプリンタ28と、露光ユニット30と、2つの副走査搬送ローラ対32とを有して構成される。
図示例のプリンタ10は、マガジン26を2個装填可能となっている。感光材料Aは、マガジン26から引き出されて、カッタ34によってプリントサイズに応じて切断された後、バックプリンタ28によってバックプリントを記録され、副走査搬送ローラ対32に供給される。
他方、前述のプリント用画像は、露光ユニット30に供給される。
露光ユニット30は、プリント用画像に応じて変調した光ビームL(記録光)を主走査方向(図1においては、紙面に垂直方向)に偏向して、所定の露光位置に入射する。一方、感光材料Aは、搬送方向に露光位置を挟んで配置される副走査搬送ローラ対32によって、前記露光位置に位置されつつ、主走査方向と直交する副走査方向に走査搬送される。従って、感光材料Aは、画像に応じて変調された光ビームLによって二次元的に走査露光され、全面に潜像を記録される。
潜像を記録された感光材料Aは、次いで、プロセサ18に供給される。
プロセサ18は、現像部38および乾燥部40を有して構成される。
露光部16で潜像を形成され、プロセサ18に供給された感光材料Aは、まず、現像部38において、現像槽42で現像されて潜像が顕像となり、漂白/定着槽44で漂白および定着が行われ、4つの水洗槽46で水洗されて、乾燥部40に搬送される。
現像済の感光材料Aは、次いで、乾燥部40においてヒータや温風等によって乾燥され、排出部48の出口ローラ対50から、(仕上がり写真)プリントPとしてパッカー20に排出される。
ここで、図示例のプリンタ10においては、例えばハガキサイズよりも大きなプリントなど、所定サイズよりも大型のプリントPは、パッカー20には搬送せず、排出部48から上方の大サイズプリント排出部52に排出する。また、図示例のプリンタ10においては、プリントPの作成に使用できない、感光材料ロール24の先端部(ロール先端部)やスプライス部(中間接合部)など、いわゆる損紙も大サイズプリント排出部52に排出する。なお、本発明、これに限定はされず、大サイズプリント排出部52を有さない構成の場合には、これらの損紙もパッカー20に排出してもよい。この点に関しては、後に詳述する。
また、パッカー20や大サイズプリント排出部52への搬送路の切り替えは、例えば切り替えガイドを用いる方法等の公知の方法で行えばよい。
前述のように、プリントPは、排出部48の出口ローラ対50からパッカー20に排出される。
パッカー20は、プリントPを1件毎に集積して包材にパッキングする、本発明のパッキング装置であり、集積部56と、搬送部58と、投入部60と、包材である包装用シートSを供給するシート供給部62と、開口手段64と、シール/カット部66と、製品収容部68とを有して構成される。
図2に、集積部56、搬送部58、および、投入部60の概略図を示す。
なお、図2において、(A)は正面図(図1と同方向から見た図)であり、(B)は平面図である。
集積部56は、出口ローラ対50から排出されたプリントPを集積すると共に、搬送方向と直交する方向(以下、幅方向とする)にプリントPを揃えて、下流の搬送部58に搬送するものである。
図示例において、集積部56は、コンベア72と、幅寄せガイド74(図2(A)では点線で示す)とを有する。
コンベア72は、1対のローラ76と、このローラ76に張架されるエンドレスベルト78とからなる、公知のベルトコンベアで、プリントPを集積して下流の搬送部58に搬送する。ローラ76は、支持板76aに軸支されている(図2(A)では、構成を明瞭にするために省略。他の支持板も同様)。
コンベア72は、出口ローラ対50から排出されたプリントPがエンドレスベルト78上に排出され、集積されるように、天地方向には出口ローラ対50の下方で、かつ、プリントPの搬送方向には、上流側のローラ76が出口ローラ対50とほぼ同位置の若干下流となる位置に配置される。また、幅寄せガイド74による幅寄せを確実に行えるように、エンドレスベルト78の幅は、対応するプリントPの幅方向の最小サイズよりも狭くなっている。
集積部56のコンベア72は、出口ローラ対50から排出されたプリントPが、所定位置よりも下流側に行ってしまうことを防止するために、エンドレスベルト78の表面に、プリントPの排出時に排出位置(集積位置)よりも下流に位置する、突起や壁部などの規制部材78aを設けるのが好ましい。
また、コンベア72によるプリントPの搬送をより確実するために、エンドレスベルト78の表面に、プリントPの排出時に出口ローラ対50によるプリントPの排出位置(プリントPの集積位置)よりも上流側に位置する、突起や壁部などの押圧部材78bを有するのも好ましい。
幅寄せガイド74は、コンベア72を幅方向に挟むようにして両側に1枚ずつ、計2枚配置される板状のガイド部材である。
2枚の幅寄せガイド74は、モータ等を用いる公知の手段で、図2(B)に矢印aで示す方向に同期して往復動する。この往復動により、図2(B)中に点線で示すように、幅方向の両側から挟む様に、コンベア72上に排出/集積されたプリントPの幅方向の端部に当接して、出口ローラ対50から排出されたプリントPの幅方向の位置を規制(幅方向に移動)して、集積されたプリントPを幅方向に揃える(幅寄せする)。
集積部56において、幅寄せガイド74の駆動タイミング(すなわちプリントPを揃えるタイミング)には特に限定はなく、積層されたプリントPを移動できる枚数に応じて、適宜設定した所定枚数のプリントPが排出、集積された後、次のプリントPが排出される前に、幅寄せガイド74を駆動して、プリントPを揃えればよい。
ここで、プリントPにかかる負担を考えると、幅寄せガイド74による挟持力は、小さい方が好ましい。特に、図示例のような写真プリントは、比較的、表面の摩擦係数が大きいので、あまり枚数を重ねると、幅寄せに大きな力が必要になる。また、少ない枚数毎に幅寄せを行う方が、確実かつ整然とプリントを揃えることができる。
以上の点を考慮すると、集積部56では、5枚以下の適宜設定された枚数のプリントPが排出される毎に、幅寄せガイド74を駆動してプリントPを揃えるのが好ましく、特に2枚毎、中でも特に1枚のプリントが排出される毎に、幅寄せガイド74を駆動してプリントPを揃えるのが好ましい。
搬送部58は、集積部56が集積し、幅方向に揃えたプリントPの積層体(以下、プリント積層体とする)を受け取り、下流の投入部60に搬送する部位であり、コンベア80と、カール潰しローラ82と、図示しないコンベア80の揺動手段とを有する。
コンベア80は、エンドレスベルト84と、このエンドレスベルト84を幅方向の端部で張架する1対のローラ86とからなる、公知のベルトコンベアである。ローラ86は、支持板86aに軸支される。図示例において、搬送部58は、集積部56のコンベア72の下流側のローラ76の回転軸と、コンベア80の上流側のローラ86の回転軸とが幅方向に延在する直線状になるように、コンベア72を幅方向に挟んで2つのコンベア80を有する。これにより、集積部56と搬送部58とで搬送領域を重ねて、集積部56から搬送部58へのプリント積層体の搬送を確実にしている。なお、2つのコンベア80の支持板86aは、一体的な部材となっている。
また、集積部56から搬送部58にプリント積層体を搬送する際に、その搬送経路が直線状になるように、集積部56のコンベア72と、このコンベア80とが配置される。
後述するが、コンベア80は、投入部60にプリント積層体を搬送する際には、上流側を持ち上げて、搬送方向を斜め下方にするように傾斜する(図2(A)点線)。
この際にプリント積層体が搬送方向に崩れるのを防止するために、コンベア80のエンドレスベルト84の表面には、プリントパック12におけるプリントPの最大収容枚数等に応じた高さを有する、壁部88が立設される。コンベア80は、この壁部88が、集積部56からプリント積層体を受け取る際にプリント積層体よりも下流側に位置し、かつ、搬入終了時にコンベア80の上面に位置するように、駆動を制御される。
また、集積部56のコンベア72と同様に、プリント積層体の搬送をより確実するために、エンドレスベルト84の表面に、プリント積層体が完全にコンベア80に載った時点で、プリント積層体よりも上流に位置する、突起や壁部などの押動部材84aを有するのが好ましい。
乾燥直後のプリントPは、通常、画像面を凹にカールしている(樋状になっている)。また、写真プリンタでは、排紙は、通常、画像面を上に行われ、図示例のプリンタ10も、画像面を上に排出部48から集積部56にプリントPを排出する。
カール潰しローラ82は、好ましい態様として設けられるものであり、プリント積層体を上方から押圧することにより、プリントPのカールを潰して矯正する。
図示例において、カール潰しローラ82は、棒状のアーム90の一端に軸支されている。また、アーム90は、カール潰しローラ82の逆端で軸92に揺動可能に軸支されており、図示しない駆動源によってアーム90を揺動することにより、図中に矢印bに示すように、カール潰しローラ82を回動して上下動する。
集積部56からプリント積層体が搬入される前は、カール潰しローラ82は、上方に移動している。集積部56から搬送部58にプリント積層体が搬送されたら、カール潰しローラ82を下方に移動して、上方からプリント積層体を押圧して、カールを矯正する。
なお、カール潰しローラ82は、従動ローラであっても、後述する投入部60へのプリント積層体の搬送に同期して回転する駆動ローラであってもよい。
搬送部58のコンベア80は、下流側のローラ86の回転軸を中心に揺動可能となっており、図示しない駆動源によって例えば上流側のローラ86を持ち上げることにより、図2(A)に点線で示すように、下流側を下方にして斜めになり、後述する投入部60のコンベア96と同角度(略同角度)となる。なお、このコンベア80の揺動に同期してカール潰しローラ82も移動し、カール潰しローラ82は、コンベア80が斜めになった状態でもプリント積層体を押圧している。また、後述するが、コンベア80と投入部60のコンベア96とは、ローラの回転軸が直線状となるように配置されるので、両者が同角度となった状態で、搬送経路が直線状になる。
搬送部58においては、コンベア80を水平にした状態で集積部56からプリント積層体を受け取り、その後、上流側を持ち上げて投入部60のコンベア96と同角度とし、この状態で投入部60にプリント積層体を搬送する。これにより、搬送部58は、投入部60と(略)同角度の斜め下方への搬送で、直線状の搬送経路でプリント積層体を投入部60に搬送する。
このようにして、両者の搬送方向を直線状にすることにより、プリント積層体を搬送部58から投入部60に搬送する際に、プリント積層体が崩れる事を防止できる。
投入部60は、搬送部58から受け取ったプリント積層体を斜め下方に搬送することにより、包装用シートSに投入するものである。
図示例において、投入部60は、コンベア96と、シャッタ98と、ガイド板100と、ガイド板100に軸支される2つのカール潰しローラ102とを有する。
コンベア96は、1対のローラ104と、このローラ104に張架されるエンドレスベルト106と、エンドレスベルト106の上に立設される押動部材106aおよび壁部106bからなるベルトコンベアで、搬送方向を下方に向けて斜めに配置されている。
ローラ104は、先と同様の支持板104aに軸支されている。また、前述の集積部56および搬送部58と同様に、投入部60のコンベア96の上流側のローラ104の回転軸と、搬送部58のコンベア80の下流側のローラ86の回転軸とが、幅方向に延在する直線状となるように、2つのコンベア80に挟まれてコンベア96が配置される。これにより、搬送部58と投入部60(両者のコンベア)で搬送領域を重ね、確実な搬送を可能にしていると共に、搬送部58と投入部60におけるプリント積層体の搬送経路をより好適に直線状にすることを可能にしている。
図示例のプリンタ10においては、この斜め下方への搬送と重力落下とによって、後述するシャッタ98(扉130)によってガイドしつつ、プリント積層体を包装用シートSに投入する。
図示例においては、コンベア96のエンドレスベルト106の表面には、好ましい態様として、直方体状(壁状)の押動部材106aが立設される。この押動部材106aは、コンベア96でプリント積層体を搬送して包装用シートSに投入する際に、搬送方向の上流側からプリント積層体を押動するものである。
このような押動部材106a(押動手段)を有することにより、投入部60におけるプリント積層体の搬送、および、包装用シートSへの投入を、より整然と、かつ、確実に行うことが可能になる。
押動部材106aの高さには、特に限定はない。しかしながら、プリント積層体の全プリントPを確実に押動するためには、プリントパック12におけるプリントPの最大収容枚数等に応じて、プリント積層体の最大厚さよりも大きな高さを有するのが好ましい。なお、図示例の投入部60のように、プリントPのカールを押さえてプリント積層体の高さを規制するガイド板100のような、プリント積層体の高さ規制部材を有する場合には、押動部材106aの高さは、この規制部材よりも高くすればよい。
また、押動部材106aの形状にも、特に限定はなく、図示例のような直方体(壁状)以外にも、棒状(柱状)等の各種の形状が利用可能である。
また、投入部60のコンベア96には、搬送されたプリント積層体が崩れるのを防止し、かつ、不要に落下するのを防止するために、コンベア96のエンドレスベルト106の表面に、壁部106bが立設される。なお、この壁部106bの高さは、前記押動部材106aと同様に決定すればよい。
投入部60のコンベア96においては、搬送部58からプリント積層体を受け取る際に、押動部材106aが搬入の邪魔にならず、かつ、壁部106bがプリント積層体よりも下流側に位置し(好ましくはプリント積層体の先端面に当接し)、さらに、プリント積層体の搬入が終了した時点で、押動部材106aがプリント積層体の上流側に位置し、かつ、押動部材106aおよび壁部106bが共にコンベア96の上面に位置するように、押動部材106a等の位置を決定し、また、駆動を制御する。
好ましくは、搬送部58のコンベア80の押動部材84aがコンベア80の上面から下面に移動するのと交代に(あるいは若干遅れて)、押動部材106aがコンベア96の下面から上面に現れるように、押動部材106a等の位置を決定し、コンベア80およびコンベア96の駆動等を制御する。
本発明において、包装用シートSにプリント積層体を投入する際のコンベア96(投入部60)による搬送速度には、特に限定は無いが、コンベア96上におけるプリント積層体の自由落下速度以上とするのが好ましい。
これにより、包装用シートSへの投入時にプリント積層体が自由落下によって下方に崩れるのを、より確実に防止でき、整然と積層した状態で、より確実にプリント積層体を包装用シートSに投入することが可能になる。また、プリント積層体の上方のプリントがコンベア96の搬送速度についていけず、上流側に崩れるような状態となっても、前述の押動部材106aによって押動され、確実に搬送されるので、やはり、整然と積層した状態で、より確実にプリント積層体を包装用シートSに投入することができる。
コンベア96の搬送速度の上限には、特に、限定は無い。
しかしながら、プリント積層体の搬送速度すなわち包装用シートS(包材)への投入速度が早すぎると、包装用シートSに強い勢いでプリント積層体が投入され、包装用シートSを損傷してしまう可能性や、包装用シートSの底等で跳ね返されて、一部のプリントが飛び出してしまう可能性も有る。
以上の点を考慮すると、コンベア96の搬送速度は、1〜2000mm/sec程度とするのが好ましい。
また、コンベア96の角度(水平方向に対する角度)すなわち投入時におけるプリント積層体の包装用シートSへの入射角度(仰角)にも、特に限定はなく、斜め下方に向かってプリント積層体を投入するものであればよい。
しかしながら、コンベア96の角度が小さすぎると、包装用シートS面にプリント積層体が衝突して包装用シートSの姿勢の乱れが生じて投入が安定しない可能性が有る。
以上の点を考慮すると、プリント積層体を包装用シートSに投入するコンベア96の角度は、45〜90°が好ましく、特に50〜90°が好ましい。
ガイド板100は、プリント積層体の最大枚数およびカールに応じた最大高さ分だけエンドレスベルトと離間して配置される、板状の部材である。
図示例においては、ガイド板100は、上流側(搬入部分)は搬送方向に向かって漸次下方に傾斜し、次いで、コンベア96の搬送面と平行となる形状を有する。なお、ガイド板100の幅方向の中央部には、押圧部材106aおよび壁部106bが通過するためにスリット状の開口が形成される。
このガイド板100は、投入部60に搬送されたプリント積層体の上端に当接して高さを規制すると共に、カール潰しローラ102を軸支し、かつ、搬送部58から搬送されるプリント積層体を上流側のカール潰しローラ102の下方に案内する。なお、前述のように、プリントPは凹状にカールしているので、ガイド板100には、プリントPの幅方向の端部が当接する。従って、このガイド板100がプリントPの画像面等を損傷して、製品としての品質を低下させることは無い。
また、カール潰しローラ102は、先のカール潰しローラ82と同様に、プリント積層体を上方から押圧することにより、プリントのカールを矯正する。なお、カール潰しローラ102は、好ましい態様として設けられるものであり、プリントPの紙質等によってカールの少ない場合には、省略してもよい。
シャッタ98は、主に、包装用シートSへのプリント積層体の投入時に、幅方向および落下方向にプリント積層体を案内する、ガイド部材として作用するものである。
図3に、シャッタ98を開放した際の概略斜視図を示す。なお、図3において、点線はシャッタ98の閉塞時を模式的に示している。図示例において、シャッタ98は、幅方向の端部を軸支されて、図2(B)や図3に矢印cで示すように中央から両側に向けて開く2枚の扉130で構成される、いわゆる観音開きによって開閉するシャッタである。
扉130は、包装用シートSに投入されるプリント積層体を下方から支持(ガイド)する底部130aと、この底部130aに対して垂直に立設する側壁130bとからなる、開放状態で搬送方向から見た際に略L字状の断面を有する板状部材である。
扉130の基端(閉塞時の幅方向外端/開放時の搬送方向上流端)には、円柱状の支柱132が固定され、この支柱132が中心で回転軸132aに軸支される。なお、支柱132は、プリント積層体の搬送経路に対して幅方向の外側に配置される。
シャッタ98は、通常の状態では、図2に実線、図3に点線で示すように、各扉130の側壁130bでプリント積層体の搬送路を閉塞した状態となっている。他方、包装用シートSへプリント積層体を投入する際には、図2に点線、図3に実線で示すように、回転軸132aを中心に両扉130を内側から外側に揺動して、観音開きでシャッタ98を開放する。また、開放時には、側壁130bは、コンベア106によるプリント積層体の搬送方向と(略)並行となる。
これにより、包装用シートSへプリント積層体を投入する際には、底部130aはプリント積層体を下方から支持する(すなわち、プリント積層体の不要な落下を防止して、投入方向にガイドする)ガイド部材として、側壁130bはプリント積層体の幅方向のガイド部材として、それぞれ作用する。
また、図示例においては、好ましい態様として、扉130の先端(前記基端と逆端)側は、側壁130bの高さが先端に向かって漸次低減するテーパ状になっている。この点に関しては、後に詳述する。
パッカー20においては、包装用シートSの後述する切込みi(プリント積層体の投入口)を開口した状態でシャッタ98を開放すると、扉130の先端部が、この切込みiに挿入されるように、投入部60およびシート供給部62が構成される(シャッタの開放によって、扉130の先端部が包材に挿入されるように構成される)。
これにより、シャッタ98のガイドとしての機能を、より好適なものにしている。
図示例において、包装用シートSは、図4に示すような、2枚の長尺なシートを重ね合わせて幅方向の端部で接着してなる、筒状の透明な長尺シートであって、一面には、1つのプリントパック12に対応する間隔tで、長手方向と直交する方向に延在して切込みiが形成されている。
シート供給部62において、包装用シートSはロール状に巻回されたシートロール110として、切込みiを有する面を投入部60に向けて装填され、ガイドローラ対112や搬送ローラ対114等によって、所定の経路を搬送される。
包装用シートSの搬送は、例えば、切込みiが投入部60のコンベア96の下端よりも、若干、下方に来た位置等、切込みiが投入部60からのプリント積層体の投入に対応する所定位置に来た時点で、停止する。
開口手段64は、プリント積層体を包装用シートS(プリントパック20)に投入するために、包装用シートSの切込みiを開放させるものである。
図示例において、開放手段64は、一例として、前記投入に対応する所定位置に切込みiが位置している状態において、切込みiの直下で、かつ、包装用シートSの幅方向の両端部近傍(例えば、図4に示す位置v)で、包装用シートSを構成する2枚の長尺シートを摘む様に挟持し、次いで、内側に移動することにより、切込みiを開放させる。
なお、本発明において、切込みiの開放手段は、これに限定はされず、吸盤で切込みiの下を吸着して引っ張ることにより開放する手段、治具を用いて切込みiを開放する手段等、公知の方法が各種利用可能である。
このようにして包装用シートSの切込みiを開放したら、好ましくは、ファン等による風を上方から切込みiに吹きつけ、切込みiの開き方を大きくし、かつ、包装用シートSを膨らませる。
この際においては、若干、包装用シートSに向かう向きで、ファン等による風を上方から切込みiに吹きつけることで、より好適に、切込みiの開き方を大きくし、かつ、包装用シートSを膨らませることができる。
このように包装用シートSの切込みiを開放した状態で、図3に示すように、観音開きでシャッタ98を開く。また、シャッタ98を開くと、扉130の先端部分は、図5に模式的に示すように、開放されたから包装用シートSに挿入される。
従って、コンベア106によって搬送されて包装用シートSに投入されるプリント積層体の下方を底部130aでガイドし、かつ、幅方向を側壁130bでガイドして、確実にの切込みiから包装用シートSに投入することができる。また、観音開きでシャッタ98を開くことにより、切込みiへの扉130の挿入も、円滑かつ確実にできる。
本発明において、扉130の側壁は、少なくとも先端部分は、下流に向かって漸次高さが低くなる形状を有する。図示例においては、好ましい態様として、前述のように、先端部分がテーパ状となっている。
幅方向のガイド性能を考えると、側壁130bは、全域にわたって、プリント積層体の最大高さに応じた高さを有するのが好ましい。しかしながら、このような形状にすると、図5よりも明らかなように、側壁130bの上端部が包装用シートSに接触/押動してしまい、包装用シートSへの扉130自身の挿入の妨害、逆にプリント積層体の投入が不安定になる等の不都合が生じ、また、包装用シートSを損傷する可能性も有る。
これに対し、本発明のように、側壁130bの先端部を下流に向かって漸次低くする形状とし、好ましくは図示例のように先端部分をテーパ状とすることにより、側壁130bと包装用シートSとの接触を防止して、包装用シートSの切込みiに、確実に扉130の先端部を挿入し、切込みiの開口を確実に保持することができ、プリント積層体の投入を安定することができる。
側壁130bの先端部分をテーパ状にする際において、このテーパ角(図5のテーパ角θ)には、特に限定は無い。ここで、前述のように、幅方向のガイドという意味では、側壁130bは、できるだけ投入が終了するまで、プリント積層体をガイドするのが好ましい。また、テーパ状の領域では、プリント積層体の上部と下部とで、側壁130bとの間の摩擦力が異なってしまい、これに起因して、積層体が崩れやすくなる。すなわち、扉130において、側壁130bがテーパ状の領域は、短い方が好ましい。
以上の点を考慮すると、この側壁130bのテーパ領域のテーパ角θは、30°以上であるのが好ましく、特に、45〜60°とするのが好ましい。
また、本発明者の検討によれば、より確実かつ整然とプリント積層体を包装用シートS投入するためには、シャッタ98を開放した状態で、側壁130bのテーパ領域(その上端辺)が、図5に一点鎖線で示す鉛直方向に近い状態で延在するのが好ましく、特に、テーパ領域が鉛直方向に対して±15°の角度で延在するのが好ましい。
本発明において、包装用シートS(包材)への扉130の挿入量には、特に限定は無く、少なくとも先端部が挿入されていればよい。
しかしながら、この挿入量が少なすぎると、扉130が包装用シートSから外れてしまい、包装用シートSヘのプリント積層体の投入が不安定になる可能性がある。逆に、挿入量が大き過ぎると、投入する際におけるプリント積層体の投入/落下の自由度を扉130が低減してしまい、すなわち、扉130が、プリント積層体の整然かつ安定した投入の障害になってしまう可能性も有る。
以上の点を考慮すると、包装用シートSへの扉130の挿入量は、水平方向(図5のx方向)は3〜15mm、鉛直方向(同y方向)は3〜15mmとするのが好ましく、特に、水平方向および鉛直方向共に、10mm±5mm程度とするのが好ましい。
前述のように、シート供給部62において、包装用シートSは、シートロール110から送り出され、ガイドローラ対112や搬送ローラ対114等によって、所定の経路を搬送される。この包装用シートSの搬送は、切込みiが投入部60のコンベア96の下端よりも、若干、下方に来た位置等、切込みiが投入部60からのプリント積層体の投入に対応する所定位置に来た時点で、停止する。
包装用シートSの搬送が停止すると、開口手段64が前述のように包装用シートSの切込みiを開口し、次いで、好ましくは、ファンによって送風して、切込みiをより大きく開口し、包装用シートSを膨らませる。
図示例において、包装用シートSは、後述するように下端部をシールされた状態で、下部を搬送ローラ対114によって案内され、かつ、このように開口手段64によって切込iを開放された状態で、ガイドローラ対112から垂下した状態で待機している。
一方、前述のように、プリントPは、排出部48を搬送されて出口ローラ対50によって集積部56(コンベア72上)に排出、集積される。また、集積部56では、1枚毎等の所定のタイミングで幅寄せガイド74で集積されたプリントPを挟持して、プリントPを幅方向に揃える。
パッカー34では、例えば、ソート情報等によって、1件(あるいは、プリントパック12に収容可能な最大枚数)のプリントPが集積部56に集積されたことを知見すると、集積部56のコンベア72と搬送部58のコンベア80とを同期して駆動して、集積部56から搬送部58にプリント積層体を搬送する。
搬送部58にプリント積層体が搬送されたら、カール潰しローラ82を下方に移動してプリント積層体を上方から押圧してカールを矯正し、次いで、上流側のローラ86を持ち上げることにより、図2(A)に点線で示すように、コンベア80を斜めにする。
搬送部58のコンベア80が、投入部60のコンベア96と同角度になったら、観音開きによってシャッタ98を開放する。これにより、前述のように、扉130の先端が開口されている包装用シートSの切込みiに挿入される。また、観音開きすることにより、確実かつ円滑に扉130の先端を包装用シートSに挿入できるのは、前述のとおりである。
次いで、コンベア80とコンベア96とを同期して駆動し、プリント積層体を搬送部58から投入部60に搬送し、さらに投入部60でプリント積層体を斜め下方に搬送して、開放された切込みiから包装用シートSにプリント積層体を投入する。この際において、扉130は、先端が包装用シートSに挿入されており、かつ、扉130の底部130aは下方からプリント積層体をガイドし、側壁130bは幅方向にプリント積層体をガイドするので、プリント積層体を、確実かつ整然と包装用シートSに投入できる。
プリント積層体(1件のプリントP)を包装用シートSに収容すると、開口手段64が包装用シートSを解放し(あるいはさらにファンを停止して)、次いで、シートロール110が回転して、切込みiがシール/カット部66に至る位置まで、包装用シートSを送り出す。
シール/カット部66は、例えば、ヒータによる加熱で包装用シートSを融着かつ切断するものである。このヒータは、ヒータの中心(包装用シートSの搬送方向の中心)に、幅方向に延在する微小な凸部を有する。
前記包装用シートSの送り出しは、前記ヒータ中心の凸部が切込みiと一致する位置で停止する。次いで、シール/カット部66の前記ヒータを包装用シートSに押圧して、切込みiの上部および下部で包装用シートSをシール(閉塞)し、かつ、ヒータ中央の凸部によって切込みiで包装用シートSを切断(溶断)する。
これにより、次にプリントPを収容する包装用シートSの下端(シートロール110に繋がる包装用シートSの下端)を閉塞し、かつ、1件のプリントPを収容する包装用シートSの上端を閉塞かつ切断して、1個のプリントパック12を完成する。
プリントPを収容するプリントパック12は、搬送ローラ対114および116によって下方に搬送され、ガイド118に案内されて、製品収容部68に収容される。
前述のように、図示例のプリンタ10は、大サイズプリント排出部52を有し、感光材料ロール24の先端部、感光材料ロール24の中間接合部(スプライス部)、条件維持プリント(キャリブレーション用プリント)等の、いわゆる損紙も大サイズプリント排出部52に排出している。
しかしながら、大サイズプリントに対応しないパッカー20付きの装置では、大サイズプリント排出部52を有さないので、このような損紙もパッカー20に排出する必要がある。以下に、その作用について説明する。
一例として、感光材料ロール24の幅が89mmで、作成するプリントに対応する送り長が127mmであるとする(プリントサイズ89×127mm)。まず、感光材料ロール24の先端部の場合には、露光部16において、マガジン26から感光材料を送り出して、ロールの先端部を検出し、カッタ34によって、この先端部を前記送り長以下のサイズで、最小搬送長以上のサイズに切断し、副走査搬送ローラ対32に送る。
次いで、通常の画像記録と同様、感光材料を副走査搬送ローラ対32で副走査搬送しつつ、露光ユニット30から変調した光ビームLを出射して、例えば「これはロール先端部です 製品ではありません」のように、このプリント(感光材料A)がロール先端部であることを示す記録をする(潜像を形成する)。なお、感光材料A(印画紙)の場合には、先端破りの可能性もあり、現像しても、この記載が読めない可能性も有るので、前記記録は、間隔を空けて、複数回にわたって行なうのが好ましい。
次いで、画像を記録された感光材料Aのロール先端部をプロセサ18に搬送し、通常のプリントPと同様に、現像部38で現像処理を施し、乾燥部40で乾燥して、パッカー20に搬送する。パッカー20では、この先端部のプリントPを1件として取り扱い、前述のように、集積部56、搬送部58、および投入部60と順次搬送して、包装用シートSに投入し、先端部のプリントPを収容する包装用シートSをシール/切断して、プリントパック12として製品収容部68に排出する。
このプリントパック12は、例えばラボ店等のオペレータによって、損紙のプリントパックとして処理される。
次いで、感光材料ロール24のスプライス部の場合であるが、同様に、感光材料ロール24の幅が89mmで、送り長が127mmであるとして、まず、露光部16において、感光材料ロール24のスプライス部を検出する。スプライス部の検出は、例えば、感光材料A(印画紙)であれば、スプライス部を検出するためにJISで定められた長穴が形成されているので、これを利用すればよい。
ここで、プリンタ10のカッタ34は、通常、感光材料Aの1枚の厚みに対応して設計されているので、スプライス部(2枚重ね部)に対応して、上記サイズ(127mm)に合わせた切断はできない。そのため、カッタ34によって、スプライス部を搬送方向に挟んで含む、所定サイズで感光材料Aを切断する。なお、この所定サイズは、通常、上記サイズよりも大きい。
次いで、同様に、切断したスプライス部を副走査搬送ローラ対32に送り、副走査搬送しつつ、露光ユニット30から変調した光ビームLを出射して、例えば「これはスプライス部です 製品ではありません」のように、このプリントがスプライス部であることを示す記録をする。なお、この記録は、上記長穴部を避けて行なうのが好ましい。
これ以降は、上記先端部と同様に、現像部38で現像処理を施し、乾燥部40で乾燥して、パッカー20では、このスプライス部のプリントPを1件として取り扱い、前述のように、包装用シートSに投入し、プリントパック12として製品収容部68に排出する。このプリントパック12は、同様に、損紙のプリントパックとして処理される。
さらに、条件維持プリント(キャリブレーション用のプリント)のプリントの場合であるが、同様に、感光材料ロール24の幅が89mmで、送り長が127mmであるとして、まず、露光部16において、カッタ34によって感光材料Aを上記サイズに切断して、条件維持プリント用として、副走査搬送ローラ対32に送る。次いで、副走査搬送ローラ対32で副走査搬送しつつ、露光ユニット30から変調した光ビームLを出射して、条件維持プリント用の画像を記録すると共に、感光材料Aのこれ以外の領域に、例えば「これは条件維持プリントです 製品ではありません」のように、このプリントPが条件維持プリントであることを示す記録をする。
これ以降は、上記例と同様に、現像部38で現像処理を施し、乾燥部40で乾燥して、パッカー20では、このスプライス部のプリントPを1件としたプリントパック12として製品収容部68に排出し、同様に、損紙のプリントパックとして処理される。
以上、本発明のパッキング装置について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変更を行ってもよいのは、もちろんである。
例えば、図示例では、パッカー20は、集積部56、搬送部58、および投入部60を有するものであるが、本発明は、これに限定はされず、例えば、搬送部58を有さずに、集積部56と投入部60のみから構成されるものであってもよい。この際においては、投入部60は、最初から搬送方向に向かって下方に傾斜して配置されてもよく、水平状態でプリント積層体を受け取り、その後、搬送方向に向かって下方に傾斜して、プリント積層体を包装用シートSに投入する構成であってもよい。
あるいは、投入部60のみを有する構成とし、投入部60が出口ローラ対50から排出されるプリントPを水平状態で集積し、1件分のプリントPを集積した後、搬送方向に向かって下方に傾斜して、プリント積層体を包装用シートSに投入する構成も利用可能である。なお、この際においては、投入部60に、図示例の集積部56の幅寄せガイド74のような、集積したプリントPを幅方向に揃える手段を有するのが好ましい。
また、以上の例では、本発明のパッキング装置において、写真プリントをパッキングしてプリントパックとしているが、本発明は、これに限定はされず、インクジェットによるプリント、電子写真によるプリント等、各種のプリントをパッキングしてプリントパックにすることができる。
本発明のパッキング装置の一例を利用するプリンタの概念図である。 図1に示すプリンタのパッカーの部分拡大図であって、(A)は正面図、(B)は平面図である。 図1に示すプリンタのパッカーのシャッタの概略斜視図である。 プリントをパッキングする包装用シートの一例の概略斜視図である。 図1に示すプリンタのパッカーを説明するための概念図である。
符号の説明
10 プリンタ
12 プリントパック
16 露光部
18 プロセサ
20 パッカー
24 感光材料ロール
26 マガジン
28 バックプリンタ
30 露光ユニット
32 副走査搬送ローラ対
34 カッタ
38 現像部
40 乾燥部
42 現像槽
44 漂白/定着槽
46 水洗槽
48 排出部
50 出口ローラ対
52 大サイズプリント排出部
56 集積部
58 搬送部
60 投入部
62 包装用シート供給部
64 開口手段
66 シール/カット部
68 製品収容部
72,80,96 コンベア
74 幅寄せガイド
76,86,104 ローラ
78,84,106 エンドレスベルト
82,102 カール潰しローラ
88 壁部
90 アーム
92 軸
98 シャッタ
100 ガイド板
106a 押動部材
110 シートロール
112 ガイドローラ対
114,116 搬送ローラ対
118 ガイド部材
130 扉
130a 底部
130b 側壁
132 支柱

Claims (4)

  1. プリントを件毎に袋詰めするパッキング装置であって、
    プリントを積層してなるプリント積層体を斜め下方に搬送して包材に投入する搬送手段と、プリント積層体を下方から支持する底部、および、開放時には搬送方向と直交する方向の前記プリント積層体の位置を規制し、閉塞時には前記プリント積層体の搬送路を閉塞する側壁を有する扉を2枚有する、前記搬送手段の下端部に配置されるシャッタと、プリント積層体を収容した前記包材を封止する封止手段とを有し、
    かつ、前記シャッタは、観音開きで前記扉を開放/閉塞し、かつ、前記扉の側壁は、開放時した際の少なくとも先端部が、搬送方向の下流に向かって、漸次、低くなる形状を有し、さらに、前記シャッタを開放した際に、前記扉の先端部が前記包材の中に挿入されることを特徴とするパッキング装置。
  2. 前記扉の側壁は、先端部がテーパ状になっており、そのテーパ角が30°以上である請求項1に記載のパッキング装置。
  3. 前記扉のテーパ状になっている領域の上端辺が、シャッタを開放した際に鉛直に対して±15°となる請求項1または2に記載のパッキング装置。
  4. 前記搬送手段は、45〜90°の角度で前記プリント積層体を斜め下方に搬送して包材に投入する請求項1〜3のいずれかに記載のパッキング装置。
JP2005157464A 2005-05-19 2005-05-30 パッキング装置 Withdrawn JP2006327672A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005157464A JP2006327672A (ja) 2005-05-30 2005-05-30 パッキング装置
EP06010382A EP1724638A1 (en) 2005-05-19 2006-05-19 Packing apparatus, print producing apparatus using the same, and packing method
EP07009815A EP1818720A3 (en) 2005-05-19 2006-05-19 Packing apparatus, print producing apparatus using the same , and packing method
EP07009814A EP1816516A3 (en) 2005-05-19 2006-05-19 Packing apparatus , print producing apparatus using the same , and packing method
US11/436,666 US20060260960A1 (en) 2005-05-19 2006-05-19 Packing apparatus, print producing apparatus using the same, and packing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005157464A JP2006327672A (ja) 2005-05-30 2005-05-30 パッキング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006327672A true JP2006327672A (ja) 2006-12-07

Family

ID=37549777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005157464A Withdrawn JP2006327672A (ja) 2005-05-19 2005-05-30 パッキング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006327672A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019182434A (ja) * 2018-04-02 2019-10-24 株式会社古川製作所 ロータリー包装機
JP2020019486A (ja) * 2018-07-30 2020-02-06 ゼネラルパッカー株式会社 給袋装置、給袋装置を備えた包装機および包装袋の姿勢補正方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019182434A (ja) * 2018-04-02 2019-10-24 株式会社古川製作所 ロータリー包装機
JP2020019486A (ja) * 2018-07-30 2020-02-06 ゼネラルパッカー株式会社 給袋装置、給袋装置を備えた包装機および包装袋の姿勢補正方法
JP7213524B2 (ja) 2018-07-30 2023-01-27 ゼネラルパッカー株式会社 給袋装置および給袋装置を備えた包装機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007076711A (ja) 包装体および積層包装材料
JP2006327672A (ja) パッキング装置
JP2006323205A (ja) パッキング装置
JP2006323200A (ja) パッキング装置
JP2007076710A (ja) 包装体および積層包装材料
JP2006323206A (ja) パッキング装置および方法
JP2007052170A (ja) プリント装置
JP2006323201A (ja) パッキング装置、それを用いたプリント作成装置およびパッキング方法
JP2007156004A (ja) 画像形成装置
US20060260960A1 (en) Packing apparatus, print producing apparatus using the same, and packing method
US7177588B2 (en) Sheet post-process apparatus and waiting tray
JP4389171B2 (ja) 画像形成装置
JP2003035938A (ja) 写真処理機
JPH08175689A (ja) シート材供給装置及び画像形成装置
JP4524516B2 (ja) シート状感光材料搬送機構
JP4808466B2 (ja) 記録媒体集積装置
JP2007052353A (ja) プリント装置
JP4318049B2 (ja) 画像形成装置
JPS62264161A (ja) カツトシ−ト収納用マガジン
JPH06138632A (ja) Dp袋の搬送装置
JP2000347381A (ja) シート状体搬送装置及び写真処理装置
JP4381368B2 (ja) 画像形成装置
JP2007163612A (ja) 画像形成装置
JP2007153505A (ja) 画像形成装置
JP2007156007A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061205

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080805