JPH0633118Y2 - 型枠用カバーシート - Google Patents

型枠用カバーシート

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JPH0633118Y2
JPH0633118Y2 JP1988011397U JP1139788U JPH0633118Y2 JP H0633118 Y2 JPH0633118 Y2 JP H0633118Y2 JP 1988011397 U JP1988011397 U JP 1988011397U JP 1139788 U JP1139788 U JP 1139788U JP H0633118 Y2 JPH0633118 Y2 JP H0633118Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
sheet
shaped
cover sheet
synthetic resin
foamed
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988011397U
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English (en)
Other versions
JPH01118045U (ja
Inventor
哲夫 松下
忠史 坂井
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Kaneka Corp
Original Assignee
Kaneka Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は型枠用カバーシートに関し、更に詳しくは、コ
ンクリート建築物等における、床、天井等の補強リブ付
スラブ形成用型枠等に被着され、離型を容易とするため
のカバーシートに関する。
〔従来の技術〕
コンクリート建築物等においては、床、天井等の厚みを
少なくすると共に、その強度や剛性等を向上せしめるた
め補強リブ付スラブが形成される。この補強リブ付スラ
ブを造るためには、第3図(A)、(B)に示す如く、
梁部材(図示せず)の上に合板(1)が水平に取り付け
られ、この合板(1)の上に型枠(2)が固定され、こ
の型枠(2)の表面には脱型用のカバーシート(3)が
被せられ、その上からコンクリート、モルタル等が打設
され、コンクリートが硬化後、型枠(2)及びカバーシ
ート(3)は取り除かれる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし乍ら、上記カバーシート(3)は通常ポリプロピ
レンシートを用いて型枠(2)の外形に合わせてプレス
成形されており、従って金型サイズ等の制約からカバー
シートのサイズも自ずから制約を受けざるを得ず(代表
的な一例を示せば、600mm×600mm×21.5mm)、
大型サイズのものを提供することは極めて困難である。
近年、大型サイズ用として、ポリプロピレンシート等か
ら作られた大き目の袋を用意し、これを現場にて型枠に
被せ、袋の余った部分を適当にたぐり寄せて粘着テープ
等で止めカバーシートとする方法が採用されているが、
該カバーシートの皺がそのままコンクリートスラブ等に
転写され、表面の外観が著しく損なわれる。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、従来技術の有する上記問題点を解消するため
に為されたものである。
即ち、本考案の第1は、矩形状合成樹脂シートの四角に
V形状又はL形状の切り欠き部を設け、該V形状又はL
形状切り欠き部の角部を該合成樹脂シートの辺に平行に
結ぶ直線上で折り曲げ、該切り欠き部の端部同士を接合
して箱状に形成してなる型枠用カバーシートを、 本考案の第2は、合成樹脂の非発泡シートと発泡シート
からなる矩形状積層シートの四角にV形状又はL形状の
切り欠き部を設け、該V形状又はL形状の切り欠き部の
角部を該積層シートの辺に平行に結ぶ直線上で前記発泡
シートが内側になるように折り曲げ、該切り欠き部の端
部同士を接合して箱状に形成してなる型枠用カバーシー
トを、それぞれ内容とするものである。
〔実施例〕
本考案の実施例を示す図面に基づいて説明する。
第1図(A)は本考案カバーシートの展開図、第1図
(B)は本考案カバーシートの斜視図である。
これらの図において、本考案のカバーシートは矩形状の
合成樹脂シート(11)の四角にV形状の切り欠き部
(12)を設け、該V形状切り欠き部(12)のそれぞ
れの角部を該合成樹脂シート(11)の辺に平行に結ぶ
直線上で折り曲げ、該V形状切り欠き部の端部同士を粘
着テープ(13)等により接合して、開口部を有する梯
形箱状に形成されている。
本考案に用いられる合成樹脂シートとしては、特に制限
はないが、コンクリートとの離型性に優れた合成樹脂が
好適で、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、エチレ
ン、プロピレン共重合体等のポリオレフィン系樹脂が示
される。また、これらをポリエチレン繊維、ポリプロピ
レン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維等で強化
したシートはより好適である。合成樹脂シートの厚さは
特に制限されないが、通常0.02〜5mm程度が好まし
い。また、折り曲げを容易とし、折り曲げた稜角部を鋭
角に仕上げるために、該合成樹脂シート(11)の内側
折り曲げ線上にV形状溝を刻設することは好ましい態様
である。特に厚目の合成樹脂シートを用いる場合には該
V形状溝を設けるのが望ましい。V形状切り欠き部の端
部同士の接合は上記粘着テープの他に、接着、溶着、そ
の他の公知の手段によっても良い。
第2図(A)〜(C)は、本考案カバーシートの他の実
施例を示し、第2図(A)は展開図、同(B)は第1図
(A)におけるA−A断面図、同(C)はカバーシート
の断面図である。
これらの図において、本考案カバーシートは合成樹脂の
非発泡シート(14)と発泡シート(15)とからなる
矩形状の積層シート(16)からなり、四角にL形状の
切り欠き部(17)が設けられている。上記積層シート
(16)の発泡シート(15)側には、上記L形状切り
欠き部(17)の角部を積層シート(16)の辺に平行
に結ぶ直線上にV形状溝(18)が設けられ、該溝(1
8)を内側に折り曲げて、該切り欠き部(17)の端部
同士を接合してカバーシートが形成されている。
上記非発泡シート及び発泡シートはいずれも前記した合
成樹脂製のもので良い。尚、発泡シートは、前記した以
外にポリスチレンに代表されるスチレン系樹脂を発泡さ
せたものも良好に使用可能である。発泡シートはコンク
リート硬化後の脱型作業を容易とし、また緩衝作用によ
り型枠を保護する役割を果たし、更にはカバーシートの
耐久性を高めるので、型枠及びカバーシートの再使用を
可能にする。発泡シートの厚さは余り薄過ぎると上記効
果が減じられるので、0.02〜5mm程度が好ましい。
〔作用・効果〕
叙上の通り、本考案によれば、安価且つ容易に大型サイ
ズの型枠用カバーシートを提供できる。また、本考案の
カバーシートは表面に従来法の如く皺が生じないからコ
ンクリート表面の仕上がりが綺麗である。更に、請求項
3の如き構成することにより、脱型作業が容易となり、
発泡シートの保護及び強化作用により、型枠及びカバー
シートの耐久性を高め、繰り返し使用回数を大巾に高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)、(B)は本考案の実施例を示し、第1図
(A)は展開図、第1図(B)は本考案カバーシートの
斜視図、第2図(A)、(B)、(C)は本考案の他の
実施例を示し、第2図(A)は展開図、第2図(B)は
第2図(A)におけるA−A断面図、第2図(C)は本
考案カバーシートの断面図、第3図(A)、(B)はカ
バーシートを用いた施工例を示し、第3図(A)は斜視
図、第3図(B)は第3図(A)におけるB−B断面図
である。 1……合板 2……型枠 3……カバーシート 11……合成樹脂シート 12……V形状切り欠き部 13……粘着テープ 14……非発泡シート 15……発泡シート 16……積層シート 17……L形状切り欠き部 18……V形状溝

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形状合成樹脂シートの四角にV形状又は
    L形状の切り欠き部を設け、該V形状又はL形状切り欠
    き部の角部を該合成樹脂シートの辺に平行に結ぶ直線上
    で折り曲げ、該切り欠き部の端部同士を接合して箱状に
    形成してなる型枠用カバーシート。
  2. 【請求項2】切り欠き部の角部を合成樹脂シートの辺に
    平行に結ぶ直線上に、V形状溝を設けた請求項1記載の
    カバーシート。
  3. 【請求項3】合成樹脂の非発泡シートと発泡シートから
    なる矩形状積層シートの四角にV形状又はL形状の切り
    欠き部を設け、該V形状又はL形状の切り欠き部の角部
    を該積層シートの辺に平行に結ぶ直線上で前記発泡シー
    トが内側になるように折り曲げ、該切り欠き部の端部同
    士を接合して箱状に形成してなる型枠用カバーシート。
  4. 【請求項4】発泡シートの切り欠き部の角部を積層シー
    トの辺に平行に結ぶ直線上に、V形状溝を設けた請求項
    3記載のカバーシート。
JP1988011397U 1988-01-30 1988-01-30 型枠用カバーシート Expired - Lifetime JPH0633118Y2 (ja)

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JPH01118045U JPH01118045U (ja) 1989-08-09
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS601842B2 (ja) * 1981-12-18 1985-01-17 株式会社藤沢製作所 デパンナにおける食型からの食パンの取り出し方法

Family Cites Families (2)

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JPS5272316U (ja) * 1975-11-26 1977-05-30
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JPH01118045U (ja) 1989-08-09

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