JPS6143863Y2 - - Google Patents

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JPS6143863Y2
JPS6143863Y2 JP12839582U JP12839582U JPS6143863Y2 JP S6143863 Y2 JPS6143863 Y2 JP S6143863Y2 JP 12839582 U JP12839582 U JP 12839582U JP 12839582 U JP12839582 U JP 12839582U JP S6143863 Y2 JPS6143863 Y2 JP S6143863Y2
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JP
Japan
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frame
concrete
embedding material
synthetic resin
resin foam
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JP12839582U
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JPS5932020U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、コンクリートスラブの施工に用い
る埋込材に関し、素材使用量を減少できると共
に、防音、防振効果に優れ、特にかさ上げ施工に
おける使用に好適なものを提供しようとしてい
る。
従来より、特に同一階において床高の調整をす
るかさ上げ施工においては、希望する床高に応じ
てコンクリートを打設したのでは、かさ上げ量が
大きい場合にそのコンクリートの厚みによりかさ
上げ部の重量が大きくなりすぎるので、かさ上げ
部に発泡ポリスチレン成型体、段ボール箱等の軽
量埋込材を埋込んで、コンクリート量を減らし、
かさ上げ部の全体的な重量を軽減することが試み
られているが、コンクリート床板上に施すかさ上
げ量に合つた埋込材を、確実に埋設することは面
倒で非能率的であるほか、埋込材を複数段積載す
ると全高が高くなり、全体的な安定性に欠け易く
なる等の欠点があつた。かかる理由から、かさ上
げ量に応じて簡単且つ確実に埋設できる埋込材が
要望されていた。
そこでこの考案においては、上記要望を充足で
きる埋込材を提供するもので、その構成として
は、合成樹脂の発泡体からなる重ね枠に、同じく
合成樹脂発泡体からなる蓋枠を嵌合自在に組合せ
た埋込材であつて、重ね枠には、内部に空洞が形
成されていると共に、同形状のものを積み重ねた
場合に互に嵌合できる凹凸状の嵌合部が形成され
てなることを特徴とするものである。
次いでこの考案の実施態様について図を参照し
ながら以下に例示する。
1は埋込材の全体を示し、発泡ポリスチレン等
の合成樹脂発泡体からなる重ね枠10と、同様の
合成樹脂発泡体からなる蓋枠20とを組合せたも
ので、図の場合重ね枠10を二段に積み重ねて用
いる場合を示している。
上記重ね枠10にはその内部に空洞Aが形成さ
れており、全体的な軽量化と防音防振効果の向上
が図られていると共に、同形状のものを積み重ね
た場合に互いに嵌合するように凸部11及び凹部
12からなる嵌合部が形成されており、積み重ね
時における互いのずれを防止できるようになつて
いる。第1図の場合、上記凸部11及び凹部12
として、重ね枠の外周コーナー及び空洞Aの内周
コーナーに沿つてそれぞれ形成したものを示して
いる。
また、蓋枠20には、その軽量化等のために裏
面側より凹陥部21が形成されていると共に、上
記重ね枠10の凸部11に対する嵌合用の凹部2
2が形成されている。従つて、重ね枠10と蓋枠
20の互いの積み重ねも位置ずれなく行なえ、埋
込材1全体としての一体性も良好に維持できるよ
うになつている。
なお、上記埋込材1としては、コンクリートス
ラブの厚みに応じて重ね枠10を適宜増減してそ
の全体の厚み調整を行なうものである。
また、重ね枠10の空洞Aを比較的小さく形成
すると共に、凸部11及び凹部12をその空洞A
の内周面全周に沿つて形成しても良く(第3図参
照)、この場合、蓋枠20の凹陥部21を重ね枠
10の凸部11へ直接嵌合することもできる(第
4図参照)。さらに凸部11及び凹部12の両方
を同一面に形成する等、嵌合部としては種々の凹
凸の組合せが考えられる。
上記した重ね枠10及び蓋枠20を形成する合
成樹脂の発泡体としては、発泡ポリスチレンのほ
か、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビ
ニル及びこれらを主体とするコポリマー等から製
造される発泡体をもつて形成する場合もある。
次に、上述したこの考案による埋込材1を用い
るコンクリートスラブのかさ上げ施工例につき説
明すると、まず第6図に詳細に示すように、下方
が略円錐状にて上部に軸30を延設し、軸30の
上端にネジ部30を形成した係止具3を、コンク
リート打込用型枠B上に配設して釘打ち等にて仮
止めしておき(第5図参照)、上記係止具3の上
部を露出させた状態にて、コンクリート下部層を
先打ちし、コンクリート床板4を形成する(第7
図参照)。
続いて、かさ上げに適した高さとなるような段
数にした重ね枠10と蓋枠20とを組合せてなる
この考案による埋込材1をコンクリート床板4上
に載置する。この際埋込材1は係止具3の列間に
位置するように載置する。そして埋込材1,1間
に平板状の押え部材5を架け渡し、押え部材5に
長いボルト状の連結部材6を挿通し、その先端
を、固定された係止具3のネジ部31にねじ込
み、埋込材1を押え込んでコンクリート床板4に
埋込材1を固定した後(第8図参照)、必要な配
筋(図示せず)を施し、床高調整用の上層コンク
リートCを打設すればかさ上げされたコンクリー
トスラブSを形成できることになる(第9図参
照)。
なおコンクリート床板4に予め固定しておく係
止具3としては種々のものが採用でき、例えば略
L字状にて先端にネジ部31′を有するもの(第
10図参照)、或は略Ω状にて先端に鉤状部を有
し、連結部材6′をその鉤状部に引掛けるもの
(第11図参照)、さらには頭部がリング状の鬼釘
にてその頭部に連結部材6′を引掛けるもの(第
12図参照)等であつても良く、後者の二つにつ
いては、コンクリート床板4の形成用の打設コン
クリートが完全に固化する前に、係止具3を挿入
し、コンクリートの固化にて固定するもので、埋
込材1の押え込みは、連結部材6′の上部にナツ
トNをねじ込めば良い。
一方、係止具3を、予め形成されたコンクリー
ト床板に対して事後的に固定する実施もあり、こ
の場合コンクリート床板4に穿孔41を施し、該
穿孔41部に係止具3を打込んで固定すれば良
く、固定方法としては、くさびにて打ち込み部を
拡開させて穿孔壁面に押し付け、摩擦力にて固定
する方法(第13図参照)或は穿孔部に接着剤を
流し込んで固定する方法(図示せず)が採用でき
る。
また押え部材5としても前述した短い平板状の
もののほか、バー、アングル等の長尺物にて複数
列の埋設材を一連に押え込むものでも良く、特に
第14図に示すごとき、スペーサー51を溶接し
たものを用いて押え部材5を埋込材1より浮かせ
て設ければ、押え部材5をそのままスペーサーと
して使用でき、補強用の配筋が容易に行なえる
(第15図参照)。
さらに、コンクリート床板4としては、現場打
ち込みによるほか、PC板を用いることもでき
る。
この考案は上記のごとく構成されており、コン
クリートスラブ用埋込材として合成樹脂の発泡体
にて形成された内部空洞Aを有する重ね枠10
と、同じく合成樹脂の発泡体にて形成された蓋枠
20とを組合せたものであるから重ね枠10の積
み重ね段数により、埋込材1の全体厚みを容易に
変え得て各種厚みのコンクリートスラブに対応で
きることになり、特にかき上げ施工等、種々の厚
みの埋込材1を要する場合にその寸法適合が容易
であつて非常に至便となるほか、発泡体にてその
製造も非常に容易で、大量生産にも適することに
なる。
また、蓋枠20との組合せにて下側となる重ね
枠10の内部を空洞にできるものであるから、素
材使用量も大巾に削減でき且つ防音防振効果に一
段と優れるものとなる。
さらに、重ね枠10に、同形状のものを積み重
ねた場合に互に嵌合できる凹凸状の嵌合部が形成
されているので、重ね枠10と蓋枠20との組合
せを非常に容易に行ない得ると共に、組合せ後の
一体性も良好で、施工時における埋込材1の固定
作業等を能率的に行なえるほか、特にコンクリー
ト打設時においては、重ね枠10同士或は蓋枠2
0に対する相互の位置ずれを起したりすることも
なく定着性良好にて確実な埋設施工が果たせるこ
とになる。
従つてコンクリートスラブの種々の厚みに容易
に適合でき、防音防振効果に優れ、製造容易にて
コストも安価である等多くの実用的効果に優れた
ものを提供できることになる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施態様を例示するものであ
り、第1図は斜視図、第2図は組合せ時の断面、
第3図は変更例を示す斜視図、第4図は前図のも
のの組合せ時を示す断面図、第5図は施工途中を
示す斜視図、第6図は係止具の断面図、第7図及
び第8図は施工途中を示す斜視図、第9図は施工
完了時の断面図、第10図〜第13図は施工の変
更例を示す断面図、第14図は同じく変更例を示
す斜視図、第15図は前図のものの使用時を示す
断面図である。 1……コンクリートスラブ用埋込材、10……
重ね枠、11……嵌合部である凸部、12……同
じく凹部、20……蓋枠、21……凹陥部、A…
…空洞。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 合成樹脂の発泡体からなる重ね枠に、同じく
    合成樹脂の発泡体からなる蓋枠を嵌合自在に組
    合せた埋込材であつて、重ね枠には、内部に空
    洞が形成されていると共に、同形状のものを積
    み重ねた場合に互に嵌合できる凹凸状の嵌合部
    が形成されてなることを特徴とするコンクリー
    トスラブ用埋込材。 2 蓋枠裏面には凹陥部が形成されてなる上記実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のコンクリー
    トスラブ用埋込材。
JP12839582U 1982-08-24 1982-08-24 コンクリ−トスラブ用埋込材 Granted JPS5932020U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12839582U JPS5932020U (ja) 1982-08-24 1982-08-24 コンクリ−トスラブ用埋込材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12839582U JPS5932020U (ja) 1982-08-24 1982-08-24 コンクリ−トスラブ用埋込材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5932020U JPS5932020U (ja) 1984-02-28
JPS6143863Y2 true JPS6143863Y2 (ja) 1986-12-11

Family

ID=30291284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12839582U Granted JPS5932020U (ja) 1982-08-24 1982-08-24 コンクリ−トスラブ用埋込材

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JPS5932020U (ja) 1984-02-28

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