JPS6120167Y2 - - Google Patents

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JPS6120167Y2
JPS6120167Y2 JP1980000649U JP64980U JPS6120167Y2 JP S6120167 Y2 JPS6120167 Y2 JP S6120167Y2 JP 1980000649 U JP1980000649 U JP 1980000649U JP 64980 U JP64980 U JP 64980U JP S6120167 Y2 JPS6120167 Y2 JP S6120167Y2
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JP
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heat insulating
panel
insulating material
wall
groove
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JP1980000649U
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JPS56102310U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は優れた断熱性能を有する断熱壁構造に
関する。
家屋等における壁を断熱構造とするためにコン
クリート壁と断熱材とを一体化して壁を形成する
方法が従来から採用されている。この場合、コン
クリート打込みに当つて型枠材に断熱材を仮止め
するという施工法が当初採られていた。しかしな
がらこの施工法では、コンクリート壁形成後、型
枠材を取り外し、且つ新たに内装下地材を断熱材
に取り付けるという作業上の煩雑さがあつた。こ
の点を改善するため、近年においては、型枠材と
内装下地材との両機能を兼備した板材に断熱材を
接合一体化してなるパネルを用い、該パネルを複
数組合せてパネル組立体を作り、このパネル組立
体と型枠材との間にコンクリートを打込むという
施工法が採用されるようになつてきている。ここ
において、各パネルを組合せるための従来のパネ
ル連結構造は第1図に示す如き、一方のパネル1
の板材2に係止凹部3を穿設し、他方のパネル4
の板材5に係止突起6を突設し、係止凹部3と係
止突起6との係合によつてパネル1,4相互を連
結するといういわゆる本ザネ構造を備えたもので
あつた。しかしながらこのようなパネル連結構造
においては、係止凹部3と係止突起6の加工が面
倒であり、特に板材2,5に加工する関係上、所
望の肉厚を必要とし、板材2,5の薄肉化を図り
得ないこと、突起部分が欠け易いこと、従つてあ
まり凹凸係合を深くできず、その結果、連結固定
が不安定で、パネル組立体は一定の高さにおいて
撓みを生じ、自立が困難であり、別にこれを支え
る支持部材が必要となること、板材2,5をセツ
コウ、石綿等の無機建材にて形成した場合、係止
凹部3、係止突起6の加工ができないこと等の欠
点があつた。
また特に図示しないが、パネルの断熱材に切欠
部を設け、この切欠部に凹溝を有する挿入片を嵌
着し、パネル相互の相対向せる凹溝間に接合体を
嵌合してパネル相互を連結するといういわゆる雇
いザネ構造を備えたものも採用された。しかしな
がらこのものは構造が複雑であるため製作が面倒
で且つコスト高となる欠点があつた。
更にこの種のパネルとはその構造、用途、機能
において異なるが、第2図に示すような合成樹脂
発泡体からなる芯材7の中央部に凹溝8を設け、
パネル9,9相互の相対向せる凹溝8,8間に接
合体10を嵌合してパネル9,9相互を連結する
断熱パネル接合構造も知られている。しかしなが
ら、この構造においては、凹溝8の内壁は全て芯
材7からなるから接合体10を嵌合する際、溝部
が欠ける虞れがあると共に、凹溝8における支持
強度が弱いためパネル連結強度が充分でなく、不
安定な連結構造となるのを免れず且つ凹溝8の寸
法精度を充分に出し得ないという欠点がある。加
えて、パネル9は芯材7の両側部に表面材11,
11を備えているため構造が複雑で重量が大とな
るばかりか、このものを仮りにコンクリート型枠
材として用いた場合、コンクリートは表面材11
と接するから大なる接着力が得られず、従つてコ
ンクリート型枠材としての用途は実際上不可能で
あり、その実益もない。
本考案は叙上の点に鑑みなされたもので、構造
簡単にして製作容易であり、パネル相互の連結固
定が安定且つ確実であり、パネル組立体の自立を
可能にすると共に溝部の強度が大きく施工作業に
支障をもたらすことのないパネル連結構造を有す
る断熱壁構造を提供することを目的とするもので
ある。
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
本考案の実施例を示す第3図乃至第5図におい
て、パネル20は型枠材と内装下地材との両機能
を兼備した板材21に合成樹脂発泡体よりなる断
熱材22を接合一体化してなり、且つ断熱材22
の接合部周縁を切り欠いて凹溝23を形成してあ
る。板材21として、ベニヤ合板、セツコウボー
ド、石綿板、ラスボード、木毛セメント板、硅酸
カルシウム板等種々の材質のものを使用でき、一
方、断熱材22としてポリスチレン発泡体、ポリ
ウレタン発泡体、ABS樹脂発泡体、ポリエチレ
ン発泡体、ポリプロピレン発泡体、フエノール樹
脂発泡体等の合成樹脂発泡体が用いられている。
板材21と断熱材22とは例えば接着剤により接
合一体化される。
パネル20は所定寸法を有して方形状に形成さ
れ、このパネル20の複数を相互に組合わせてパ
ネル組立体24を構成する。この場合、パネル2
0,20の周縁部どうしを当接し、相対向せる凹
溝23,23間に連結部材25を嵌合し、この連
結部材25を介してパネル20,20相互を連結
し、このようにして次々とパネルを連結してい
き、それを上下方向及び横方向に広げていき、以
て所望の寸法を有する壁状のパネル組立体24を
構築する。連結部材25は凹溝23,23間に密
に嵌合され、パネル20,20相互間の結合力は
大きく容易に離脱する虞れはない。
パネル組立体24と所定間隔をおいた位置に相
対向して(より具体的にはパネル組立体24の断
熱材22と相対向して)型枠体26が配置され
る。型枠体26は複数の型枠構成部材27,2
7,……を上下方向及び横方向に連結していき所
望の寸法体として構成したものである。28は型
枠構成部材27のフランジに打ち付けた連結用の
釘、29はパネル組立体24と型枠体26との間
に配筋された鉄筋である。
パネル組立体24と型枠体26との間にコンク
リートを打込み、養生させてコンクリート壁30
を形成し、コンクリート壁形成後、型枠体26を
取り外す。断熱材22とコンクリート壁30とは
接合一体化され、コンクリート壁30との接合面
に空気層が生じなく、従つて内部結露を防止で
き、完全な断熱構造が得られる。
上記構成において、凹溝形成のための切り欠き
を板材21にではなく断熱材22に設けたから肉
厚に制約を受ける板材自体に切り欠きを設ける場
合と異なり加工が容易である上、板材21の薄肉
化を図ることができ且つ本ザネ構造と異なり突起
部分の欠損という問題もないことから凹溝23を
深く形成することができ、従つて、凹溝23と連
結部材25との凹凸嵌合を深くすることができ、
その結果、パネル20,20相互の連結固定を安
定且つ確実に行なうことができると共に、パネル
組立体24に撓みが発生せず自立が可能であり、
つつかえ棒の如き支持部材は不要である。また板
材21自体に切り欠き加工を行なわないから、板
材21をセツコウボード、石綿板等の無機建材に
て形成することも可能となる。
更に、断熱材22の接合部周縁を切り欠いて凹
溝23を形成しており、凹溝23の内壁は断熱材
22と板材21とで形成される。即ち、凹溝23
の一方の側壁23aは断熱材22にて形成され、
他方の側壁23bは板材21にて形成されるので
ある。このように凹溝23の側壁の一方23bは
剛性のある板材21にて形成されるから溝部の強
度が大きくなり、従つて、連結部材25を凹溝2
3に嵌合する際、溝部が欠ける虞れがなく、また
凹溝23の側壁の一方23aは合成樹脂発泡体よ
りなる断熱材22により構成されるので発泡体の
クツシヨン性により凹溝23における連結部材2
5の支持強度が強く、パネル連結強度も大きい。
更に断熱材22を〓字形に切り欠く必要はなく、
L字形に切り欠けばよいから寸法精度の高い凹溝
を形成できる利点がある。合成樹脂発泡体からな
る断熱材の場合、断熱材の表面は微細な凹凸を有
する粗面仕上げとなつているから、コンクリート
壁30との間で強力な接着力が得られ、コンクリ
ート面からのパネル20の剥離は起こらない。
コンクリート壁形成後、板材21にクロス布や
壁紙等を貼着するか、或いは塗装を施して内装仕
上げ処理を行なう。このように、パネル20の板
材21は、コンクリート打込み時には型枠材とし
て機能し、コンクリート打込み後には内装下地材
として機能する。
連結部材25はベニヤ合板等の木製素材にて形
成しても或いは硬質の塩化ビニル樹脂板、アクリ
ル樹脂板、合成ゴム板等の防水性素材にて形成し
てもよい。後者の防水性素材にて形成した場合、
連結部材25は防水パツキンとしても機能するこ
とになり、各パネル20の継ぎ目から屋内側への
水の浸入を防止することができる。ま連結部材2
5はコンクリート打設の際にノロの浸入を防止す
る作用も有する。
以上説明したように、本考案によれば、コンク
リート壁とパネルが一体化され、しかもパネルは
断熱材を備えているので、断熱性能及び結露防止
性能に優れている。また本考案におけるパネル連
結構造は、構造簡単にして製作容易であるととも
に、凹溝は側壁の一方が板材で構成され他方が合
成樹脂発泡体の断熱材で構成されるため、該凹溝
内に連結部材を嵌合してパネル相互を連結する際
に、パネル相互の連結固定が安定且つ確実であ
り、パネル組立体の自立を可能にすると共に溝部
の強度が大きく且つ溝部の寸法精度が高いという
利点を有しており、このような利点を有するパネ
ル連結構造を備えていることによつて、壁形成の
ための施工作業を著しく容易にする効果をもたら
すものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来のパネル連結構造を示す
要部縦断面図、第3図乃至第5図は本考案の実施
例を示すもので、第3図はパネルの部分斜視図、
第4図はコンクリート打込み前におけるパネル組
立体と型枠材とを示す要部縦断面図、第5図はコ
ンクリート壁が形成されパネルと接合一体化した
状態を示す要部縦断面図である。 20……パネル、21……板材、22……断熱
材、23……凹溝、24……パネル組立体、25
……連結部材、26……型枠材、30……コンク
リート壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 型枠材と内装下地材との両機能を兼備した板材
    に合成樹脂発泡体からなる断熱材を接合一体化し
    且つ断熱材の接合部周縁を切り欠いて側壁の一方
    が断熱材で構成され他方が前記板材で構成される
    凹溝を形成してなるパネルの複数を相対向せる凹
    溝間に嵌合される連結部材を介して連結して構成
    したパネル組立体と、コンクリート壁形成後取り
    外される型枠材と前記パネル組立体との間に打込
    まれて形成されるコンクリート壁とからなり、前
    記パネルの断熱材とコンクリート壁とが接合一体
    化されていることを特徴とする断熱壁構造。
JP1980000649U 1980-01-08 1980-01-08 Expired JPS6120167Y2 (ja)

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JP1980000649U JPS6120167Y2 (ja) 1980-01-08 1980-01-08

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JP1980000649U JPS6120167Y2 (ja) 1980-01-08 1980-01-08

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JPS56102310U JPS56102310U (ja) 1981-08-11
JPS6120167Y2 true JPS6120167Y2 (ja) 1986-06-18

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ID=29597499

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006002563A (ja) * 2005-08-08 2006-01-05 Fuji Kankyo System Kk 建築用断熱パネルおよびその製造方法

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JPS56102310U (ja) 1981-08-11

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