JPH06504597A - 建築構成部材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 建築構成部材 本発明は、細長（ｅｌｏｎｇａｔｅ）の建築構成部材であって、好ましくは突出 部（ｔｏｎｇｕｅ）および溝（ｇｒｏｏｖｅ）を有するものに関する。一般に、 建築構成部材は厚みの標準規格が厚く、このため、重すぎて一人では持ち運ぶこ とができない。こうした建築構成部材は、建築上、外壁や内壁および床を造るの に用いられる。また、溝と突出部は、建築構成部材をつなぎ合わせた際に協働し て表面がぴたりと合うように配設される。角に蟻継ぎ（ｄｏｖｅｔａｌ　ｌ）を 有する丸太材（ｌｏｇ）を使って壁を造ることも可能である。但し、こうした場 合には、各建築構成部材には、突出部と溝に加え、構成部材の厚みに対応した幅 と構成部材の厚みの半分程度の深さの横方向に延びる凹部を設けることになる。

積み上げた建築構成部材を一体に保持するために、突出部と溝の代わりに、柱（ ｐｏｓｔ）をもってこれらを貫いてもよい。

本発明の目的は、上記のような建築構成部材と同等の機能を有するが、−人でも 簡単に持ち運べてしかも重さを感じさせないという大きな利点を有する、厚みの ある建築構成部材を提供することにある。本発明によれば、ががる課題は、プラ スチック製の芯（ｃｏｒｅ）を用い、これに対向する２つの硬質被覆体（金属板 が適当）を接着して設けることにより達成される。この建築構成部材には突出部 と溝とを設けてもよく、この場合、前記被覆体は、その延長が突出部と溝の垂直 方向の壁面を覆うように形作られる。

本発明による建築構成部材の製造には、型を用い、その内側に上記被覆体を配置 することによるのが最適である。すなわち、このようにした後、２つの被覆体間 の空間に液状のプラスチックを満たし、これを固化させる。適当な液状プラスチ ックはポリウレタンである。これは被覆体の内面にも接着可能だからである。

本発明のその他の特徴は、添付の請求の範囲中に明らかにされている。

以下、添付の７枚の図面を参照して本発明をより詳細に説明する。これらの図面 の内容は以下のとおりである。

図１は、本発明による建築構成部材を示す。

図２は、図１と同様であるが２つの凹部を有するものを示す。

図３は、２つの建築構成部材より造られた壁を示す。

図４は、建築構成部材を用いてどのようにして角部分が形成されるかを示す。

図５は、本発明により開発された第一の特徴を有する建築構成部材よりなる面ユ ニットを示す。

図６と７は、開発された特徴を有する建築構成部材を異なる２つの方向からみた 斜視図示す。

図８は、建築構成部材をどのように結合するかを示す。

図９は、開発された第二の特徴を有する建築構成部材を示す。

図１０と１１は、図９に用いられる建築構成部材を異なる２方向から示す。

図１２は、図９による建＃１ｉｉｔｆ４成部材がどのように結合されるかを示す 。

図１３は、全表面ユニットにおいて使用される覆い用帯状部材（ストリップ）を 示す。

図１４は、開発された第三の特徴を有する建築構成部材を用いて構築する過捏で の面ユニットを示す。

図１５は、図１４に用いられる面構成部材を示す。

図１６は、図１５に示される２つの面構成部材がどのように結合されるかを示す 。

図１には、プラスチック芯１と対向する２つの、好ましくは金属板からなる被覆 体２と３を有する建築構成部材が示される。上記被覆体もまた、突出部４と満５ の垂直面を形成するように曲げられる。図１の建築構成部材は、２つの被覆体２ と３とを型の内側にそれぞれ置いて製造するのが適当である。次いで、型は、液 状ポリウレタンフォームによって満たされ、次いでその固化により図１に示す建 築構成部材が形成される。図３に示す建築構成部材はプラスチック芯を有してお り、このプラスチックのおかげで、軽量で一人でも持ち運び可能な非常に厚いユ ニットを製造することができる。また、建築構成部材には突出部と溝とを設けで あるので、多数の建築構成部材を上下に積み重ねることによって簡単に壁を造る ことができる。したがって、例えば住空間の仕切りなどとして頑丈な壁を造るの に素人でもそれ程の困難がない。

図３は、建築構成部材６と７とがどのようにして上下に積み重ねられるかを示す 。幅が建築構成部材の幅と等しく深さが建築構成部材の高さの半分以下である横 方向の四部１０を建築構成部材に設ければ、図４に示す２つの粱８と９を用いて 、丸太小屋における一継角と同様に壁の角部分を造ることができる。

図２は、図４において壁の角部分に用いられている建築構成部材９を示す。建築 構成部材９は、凹部を有する点を除けば図１に示す建築構成部材と同じである。

図５の面ユニットは、因６と７に示す建築構成部材によって構成されている。

建築構成部材はプラスチック芯１２と２つの硬質被覆体１３および１４を育する 。

この建築構成部材には、突出部１６と溝１５を設けである。図８は、２つの建築 構成部材がどのように結合されるかを示す。ここで、右側の構成部材は２つの外 側の被覆体１３と１４を有しており、これは左側の端で突出部２１を形成してお り、この突出部の外壁は被覆体１３で覆われている。延びた被覆体の左側の端は 折り曲げられて突出縁（リップ）２４となっている。このリップ、底部分および その対向部分は、湿気を霧散させるための通路を形成する。突出部２１は溝２０ 内に挿入される。溝の壁面は被覆体１８によって覆われ、また、溝は右から左に 行くにしたがって幅が広くなっている。溝の中央には右側の建築構成部材中の案 内溝２１Ａと協働する案内突出部２２が設けられている。結合された面構成部材 の接合部の外壁上には覆いユニットが配設されるが、このユニットは金属ストリ ップ２５の形部をとるものである。この金属ストリップからはフランジ状の部分 ２６が延びており、その自由端は２７の部分で折り曲げられている。屈曲部分２ ７が溝の外端の角を越えて嵌まり込むように、フランジは２つの建築構成部材１ １の間に十分深く挿入される。突出部２２と溝２１Ａの働きにより、２つの建築 構成部材は軸が正確に整合するように結合される。結合ユニット内においては各 接合部に湿気除去のための通路がある。この通路は、被覆体１３によって形成さ れる縁２４とこれに続く底部分および対向側によって形成される。

図１３は、２つの部分３０と３１とを備えた覆いストリップ１７を示す。上記部 分は、折り曲げられた縁３３と３２をそれぞれ有している。フランジ２６は覆い ストリップから延びてその自由端で折り曲げられている。折り曲げ部分はもちろ ん２７で示されている部分である。

図１０は、プラスチック芯と建築構成部材の外面を形成する２つの被覆体３５と ３６とを有する第二の態様の建築構成部材を示す。この建築構成部材は、溝１５ と突出部１６とを有しており、符号３４で示されている。図１０に明確に示すよ うに、外面３６は内側に湾曲しており、この結果、外面が右から左に走る通路を 形成する。

図９は図１０に示すような建築構成部材から組立てられた屋根を示す。但し、こ の建築構成部材の面は上向きに湾曲している。覆いストリップ１７は図１３に示 すタイプのものである。このように建築構成部材を配置することにより、雨水が 上から下に流れる自然な通路が得られる。

図１２は建築構成部材３４がどのように結合されるかを示す。この結合方法は、 特別な排水路３６が設けられ、さらにフランジ３２をこれに対して折り曲げるか その中に嵌め込むための突起部分３５が設けられている点を除けば、図８に関し て述べた方法と同等である。

図１５は建築構成部材３４を垂直に分割して得られる建築構成部材３７を示す。

この建築構成部材は屋根葺き用フェルトで覆われた屋根上に配置されるように設 計される。残りの溝と突出部部分は前に述べた通り協働する。また、湾曲面は上 を向いており、この結果、屋根葺き用フェルトで覆われた屋根は図９におけると 同様な外観を有する。すなわち、雨水が流下するための多数の平行な通路が形成 される。フェルトで覆われたこうした屋根の例が図１４に示されている。ここで 、屋根葺き用フェルトは符号３８で示しである。

図１６は、２つの建築構成部材がどのように結合されるかを示す。直ちに気付か れるように接合部は図８におけるそれと一致し、また、覆いストリップ１７は図 ８において用いられているものと同一である。屋根葺き用フェルト３８に釘（鋲 ）止めされたユニット３９は建築構成部材３８を屋根葺き用フェルトに固定する ために用いられる。このユニット３９は、フランジ２４と協働する鉤状の内端４ ０を有している。

補正書の写しく翻訳文）提出書（特許法第１８４条の８）平成５年７月２１日

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．建築構成部材を少なくとも１つの同機な建築構成部材に固定するための第一 の手段と、好ましくは建築構成部材を同様な建築構成部材に垂直に固定保持する ための第二の手段とを有する、丸太、梁、厚板のような細長建築構成部材であっ て、金属板のような硬質材料からなる２つの被覆体（２と３）の間にポリウレタ ンのようなプラスチック芯（１）を配設し、複数の建築構成部材（６と２）から 構成される壁の外面が前記被覆体（２と３）のみで形成されることを特徴とする 細長建築構成部材。
2. ２．前記被覆体（２と３）が前記第一の手段（４と５）にも含まれていることを 特徴とする請求項１に記載の細長建築構成部材。
3. ３．前記第一の手段（４と５）が突出部（４）と溝（５）を有するときこれらの 部分の側壁が前記被覆体（２と３）によって覆われることを特徴とする請求項２ に記載の細長建築構成部材。
4. ４．突出部（２１）の外方に向けられた面が全体的または部分的に構成部材（１ １）の外側に存する前記被覆体（１３）の一部によって覆われ、突出部面上に存 する彼覆体（１３）の最外端（２４）が外方に向けられて底部と２つの側壁とを 有する通路を形成し、内方を向いた構の面が全体的または部分的に前記被覆体（ １８）によって覆われており、かつ、溝の幅が好ましくは外側から内側に向かっ て増大して外端（２８）が直角よりも小さい角を有する外観を呈していることを 特徴とする請求項３に記載の細長建築構成部材。
5. ５．突出部（２０）と溝（２１）の間において、少なくとも１つの被覆体（３６ ）が、この両者に平行に走る通路が突出部（２０）と溝（２１）の間に得られる ような形状に形成されまたは凹状に投げられることを特徴とする請求項３に記載 の細長建築構成部材。
6. ６．２つの建築構成部材の接合部が好ましくは金属板製の細長ストリップ（１７ ）によって覆われ、前記ストリップ（１７）は、接合部内に突下がる好ましくは フランジ（２６）状部分、および前記溝（２０）の前記外縁（２８）と協働して 係止動作をする屈曲部分（２７）を備えていることを特徴とする２つの建築構成 部材が接合された請求項３または４に記載の細長建築構成部材。
7. ７．溝（２０）の底から突出部（２２）が突出し、好ましくは、これが外側の被 覆体を備えた突出部（２１）内に切り込まれた溝（２１Ａ）と協働することを特 徴とする請求項１に記載の細長建築構成部材。
8. ８．前記手段が少なくとも１つの、幅が建築構成部材（６）の厚みに対応した横 方向凹部（１０）を有していることを特徴とする請求項１に記載の細長建築構成 部材。
9. ９．２つの被覆体（２と３）のそれぞれを型内において対向するように配置し、 次いで２つの被覆体間の空間部にプラスチック（１）を満たしてこれを硬化させ ることを特徴とする先行する請求項の１つまたは複数に記載の細長建築構成部材 の製造方法。