JPH06328766A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH06328766A JPH06328766A JP12257993A JP12257993A JPH06328766A JP H06328766 A JPH06328766 A JP H06328766A JP 12257993 A JP12257993 A JP 12257993A JP 12257993 A JP12257993 A JP 12257993A JP H06328766 A JPH06328766 A JP H06328766A
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- Japan
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- vibrating body
- toner
- aperture electrode
- vibration
- electrode
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 均一な濃度のトナー像を形成することが可能
な記録安定性の高い画像形成装置を提供すること。 【構成】 本画像形成装置の振動体42は図3(c)に
示すように、アパチャ電極の振動のビートが形成される
部分と相対する部分(斜線にて図示)に対して、レー
ザ、または高周波で焼き入れが施され、その部分の材質
が硬くなっている。これにより、斜線部分に発生する振
動を抑制することができるため、その部分と相対するア
パチャ電極部分に振動のビートが発生することがなくな
り、アパチャ電極全体を均一に振動させることができ
る。
な記録安定性の高い画像形成装置を提供すること。 【構成】 本画像形成装置の振動体42は図3(c)に
示すように、アパチャ電極の振動のビートが形成される
部分と相対する部分(斜線にて図示)に対して、レー
ザ、または高周波で焼き入れが施され、その部分の材質
が硬くなっている。これにより、斜線部分に発生する振
動を抑制することができるため、その部分と相対するア
パチャ電極部分に振動のビートが発生することがなくな
り、アパチャ電極全体を均一に振動させることができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、プ
ロッタ、ファクシミリなどに利用し得る画像形成装置に
関するものである。
ロッタ、ファクシミリなどに利用し得る画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置の1つとして、複数
の開口部(以下、アパチャと称する)が形成された電極
を用いて、その電極に対して画像データに基いて電圧を
印加し、トナー粒子が前記アパチャを通過し得るよう制
御して、通過したトナー粒子により支持体上に画像を形
成するものが、米国特許第3689935号の明細書に
おいて開示されている。
の開口部(以下、アパチャと称する)が形成された電極
を用いて、その電極に対して画像データに基いて電圧を
印加し、トナー粒子が前記アパチャを通過し得るよう制
御して、通過したトナー粒子により支持体上に画像を形
成するものが、米国特許第3689935号の明細書に
おいて開示されている。
【0003】この画像形成装置は、絶縁体よりなる平板
と、この平板の一方の面に形成される連続した基準電極
と、他方の面に形成される互いに絶縁された複数の制御
電極とからなり、前記各制御電極毎に前記3者を貫いて
少なくも1列のアパチャが形成されたトナー流制御手段
としてのアパチャ電極体と、前記基準電極と制御電極と
の間に選択的に電位を与える手段と、印加された電位に
よってアパチャを通過するトナー粒子の流れが変調され
るよう帯電したトナー粒子を供給するトナー供給手段
と、支持体とアパチャ電極体が相対的に移動し得るよう
支持体を粒子流路中に位置決めする手段とから構成され
ている。
と、この平板の一方の面に形成される連続した基準電極
と、他方の面に形成される互いに絶縁された複数の制御
電極とからなり、前記各制御電極毎に前記3者を貫いて
少なくも1列のアパチャが形成されたトナー流制御手段
としてのアパチャ電極体と、前記基準電極と制御電極と
の間に選択的に電位を与える手段と、印加された電位に
よってアパチャを通過するトナー粒子の流れが変調され
るよう帯電したトナー粒子を供給するトナー供給手段
と、支持体とアパチャ電極体が相対的に移動し得るよう
支持体を粒子流路中に位置決めする手段とから構成され
ている。
【0004】そして、上記の構成により、前記画像形成
装置は、トナー供給手段より供給され、飛翔しつつアパ
チャを通過するトナーを、画像情報に基いて基準電極と
制御電極との間に形成される電界によって制御すること
により、支持体上に画像を形成するものである。
装置は、トナー供給手段より供給され、飛翔しつつアパ
チャを通過するトナーを、画像情報に基いて基準電極と
制御電極との間に形成される電界によって制御すること
により、支持体上に画像を形成するものである。
【0005】しかしながら、この画像形成装置は、アパ
チャ電極体のアパチャがトナーによって穴づまりを起こ
すという致命的な問題点があった。そこで、本出願人
は、特開平4−80053号公報において、励振手段を
アパチャ電極に備え付けることによって、アパチャ電極
体を振動させて、開口部に詰まったトナーをふるい落と
して記録安定性を飛躍的に向上させたものを提案した。
また更に、本出願人は、特願平3−241506号の願
書に添付した明細書及び図面において、アパチャ電極体
の片面に対して、アパチャを露出することが可能なスリ
ットを備えた振動体を固定して、その振動体に進行波を
励振することにより、アパチャ電極体全体を振動させ得
るものを提案した。
チャ電極体のアパチャがトナーによって穴づまりを起こ
すという致命的な問題点があった。そこで、本出願人
は、特開平4−80053号公報において、励振手段を
アパチャ電極に備え付けることによって、アパチャ電極
体を振動させて、開口部に詰まったトナーをふるい落と
して記録安定性を飛躍的に向上させたものを提案した。
また更に、本出願人は、特願平3−241506号の願
書に添付した明細書及び図面において、アパチャ電極体
の片面に対して、アパチャを露出することが可能なスリ
ットを備えた振動体を固定して、その振動体に進行波を
励振することにより、アパチャ電極体全体を振動させ得
るものを提案した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の画像形成装置において、振動体により励
振されるアパチャ電極体の振動の振幅の分布は、振動波
が反射、或いは吸収されることにより場所によって異な
るため、アパチャ電極体全体が均一に振動しないことに
より、形成されるトナー像に濃度ムラ等が発生してい
た。本発明は、上述した問題点を解決するためになされ
たものであり、均一な濃度のトナー像を形成することが
可能な、記録安定性の高い画像形成装置を提供すること
を目的としている。
たような従来の画像形成装置において、振動体により励
振されるアパチャ電極体の振動の振幅の分布は、振動波
が反射、或いは吸収されることにより場所によって異な
るため、アパチャ電極体全体が均一に振動しないことに
より、形成されるトナー像に濃度ムラ等が発生してい
た。本発明は、上述した問題点を解決するためになされ
たものであり、均一な濃度のトナー像を形成することが
可能な、記録安定性の高い画像形成装置を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の画像形成装置は、開口部を有し、その開口部
を通過するトナーの流れを制御するトナー流制御手段
と、そのトナー流制御手段に対してトナーを供給するト
ナー供給手段と、前記トナー流制御手段に取り付けられ
る振動体と、その振動体を励振する励振体とを備えるも
のであり、更には、前記振動体の各部の剛性は、その振
動体全体が均一に振動し得るように調整されている。
に本発明の画像形成装置は、開口部を有し、その開口部
を通過するトナーの流れを制御するトナー流制御手段
と、そのトナー流制御手段に対してトナーを供給するト
ナー供給手段と、前記トナー流制御手段に取り付けられ
る振動体と、その振動体を励振する励振体とを備えるも
のであり、更には、前記振動体の各部の剛性は、その振
動体全体が均一に振動し得るように調整されている。
【0008】
【作用】上記の構成を有する本発明の画像形成装置は、
トナー流制御手段に取り付けられる振動体の各部の剛性
が、その振動体全体が均一に振動し得るように調整され
ていることにより、トナー流制御手段は、全体が均一に
振動する。
トナー流制御手段に取り付けられる振動体の各部の剛性
が、その振動体全体が均一に振動し得るように調整され
ていることにより、トナー流制御手段は、全体が均一に
振動する。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照しながら説明する。
参照しながら説明する。
【0010】図1は、本発明の画像形成装置の概要を示
す図であり、装置外装5の側部には、挿入口3と取り出
し口4とが設けられており、装置内部には、記録部1と
それに隣接して熱定着部2とが設けられている。そし
て、上記構成により、挿入口3から入った支持体Pには
記録部1で画像記録がなされ、その画像は熱定着部2に
おいて支持体P上に熱定着される。その後、支持体Pは
ガイド33を経由して取り出し口4から取り出される。
す図であり、装置外装5の側部には、挿入口3と取り出
し口4とが設けられており、装置内部には、記録部1と
それに隣接して熱定着部2とが設けられている。そし
て、上記構成により、挿入口3から入った支持体Pには
記録部1で画像記録がなされ、その画像は熱定着部2に
おいて支持体P上に熱定着される。その後、支持体Pは
ガイド33を経由して取り出し口4から取り出される。
【0011】記録部1の内部には、ブラシローラ11
と、アパチャ電極20と、対向電極25とが設けられて
いる。前記ブラシローラ11の周囲には、ブラシローラ
11の回転方向の上流に、ブラシローラ11を掻く掻き
部材15と、供給ローラ12とが前記ブラシローラ11
に接触して設けられている。また、供給ローラ12とブ
ラシローラ11は、トナーケース14によって囲まれた
領域にある。更には、トナーケース14の内部には、ト
ナーTが貯蔵されている。また、供給ローラ12に接触
して、ここに付着したトナーTを均一なトナーTの層に
するための層厚規制部材13が設けられている。ブラシ
ローラ11は、アースに接続されている。そして、ブラ
シローラ11の上方にはアパチャ電極20が配置されて
いる。
と、アパチャ電極20と、対向電極25とが設けられて
いる。前記ブラシローラ11の周囲には、ブラシローラ
11の回転方向の上流に、ブラシローラ11を掻く掻き
部材15と、供給ローラ12とが前記ブラシローラ11
に接触して設けられている。また、供給ローラ12とブ
ラシローラ11は、トナーケース14によって囲まれた
領域にある。更には、トナーケース14の内部には、ト
ナーTが貯蔵されている。また、供給ローラ12に接触
して、ここに付着したトナーTを均一なトナーTの層に
するための層厚規制部材13が設けられている。ブラシ
ローラ11は、アースに接続されている。そして、ブラ
シローラ11の上方にはアパチャ電極20が配置されて
いる。
【0012】次に、図2を用いて、アパチャ電極の構成
の詳細を説明する。アパチャ電極20は、絶縁層21を
基準電極層22と多数の制御電極層23とにより挟んで
形成されており、更には、列状に設けられた多数の開口
部24を有している。基準電極層22は、絶縁層21の
ブラシローラ11側の全面に設けられ、各制御電極層2
3は、絶縁層21の上面において開口部24の周りに配
置されている。絶縁層21は、厚さ25μmの高分子樹
脂フィルム、例えばポリイミドによって構成されてい
る。また、基準電極層22及び制御電極層24は、薄膜
形成法、例えばスパッタリング法で形成された厚さ1μ
m程度の金属膜、例えば銅によって構成されている。開
口部24は、穴径約80μmの貫通穴である。基準電極
層22はアースに、各制御電極層23は画像信号Sにそ
れぞれ接続されている。
の詳細を説明する。アパチャ電極20は、絶縁層21を
基準電極層22と多数の制御電極層23とにより挟んで
形成されており、更には、列状に設けられた多数の開口
部24を有している。基準電極層22は、絶縁層21の
ブラシローラ11側の全面に設けられ、各制御電極層2
3は、絶縁層21の上面において開口部24の周りに配
置されている。絶縁層21は、厚さ25μmの高分子樹
脂フィルム、例えばポリイミドによって構成されてい
る。また、基準電極層22及び制御電極層24は、薄膜
形成法、例えばスパッタリング法で形成された厚さ1μ
m程度の金属膜、例えば銅によって構成されている。開
口部24は、穴径約80μmの貫通穴である。基準電極
層22はアースに、各制御電極層23は画像信号Sにそ
れぞれ接続されている。
【0013】更に、図2に示されるように、前記アパチ
ャ電極20は、後述する一定の幅をもたないスリット4
1を備えた弾性体からなる振動体42に接着されてい
る。スリット41は、アパチャ電極20に1列に設けら
れた開口部24が露出し、トナーの供給が可能なような
位置に設けられている。振動体42の両端には、励振体
43及び振動吸収体44が設けられ、振動体42に進行
波が走るように構成されている。励振体43及び振動吸
収体44には、例えば、圧電素子を挟み込んだ構成のラ
ンジュバン振動子が用いられる。励振体43は、ランジ
ュバン振動子の圧電体に適当な振動電圧を印加すること
によって振動体42を励振できるように構成されてい
る。また、振動吸収体44のランジュバン振動子の圧電
素子には、抵抗48が接続され、振動の歪による起電力
を消費できるように構成されている。振動体42には、
アルミやステンレスなどの金属からなる弾性体が用いら
れている。
ャ電極20は、後述する一定の幅をもたないスリット4
1を備えた弾性体からなる振動体42に接着されてい
る。スリット41は、アパチャ電極20に1列に設けら
れた開口部24が露出し、トナーの供給が可能なような
位置に設けられている。振動体42の両端には、励振体
43及び振動吸収体44が設けられ、振動体42に進行
波が走るように構成されている。励振体43及び振動吸
収体44には、例えば、圧電素子を挟み込んだ構成のラ
ンジュバン振動子が用いられる。励振体43は、ランジ
ュバン振動子の圧電体に適当な振動電圧を印加すること
によって振動体42を励振できるように構成されてい
る。また、振動吸収体44のランジュバン振動子の圧電
素子には、抵抗48が接続され、振動の歪による起電力
を消費できるように構成されている。振動体42には、
アルミやステンレスなどの金属からなる弾性体が用いら
れている。
【0014】前記振動体42の振動は、アパチャ電極2
0に伝えられる。すなわち、振動体42のスリット41
以外の部分に接着されたアパチャ電極20は、そのまま
振動体42に追従して振動する。スリット42部分にお
けるアパチャ電極20は、スリット42の幅方向の両端
部を励振部として励振されるように構成されている。
0に伝えられる。すなわち、振動体42のスリット41
以外の部分に接着されたアパチャ電極20は、そのまま
振動体42に追従して振動する。スリット42部分にお
けるアパチャ電極20は、スリット42の幅方向の両端
部を励振部として励振されるように構成されている。
【0015】ここで次に、図3を用いて本発明の要部で
ある振動体42の構成の詳細を説明する。図3(a)に
示すような従来の振動体50により、アパチャ電極は励
振され、そのアパチャ電極の振幅の分布の状態は、図3
(b)に示すようになっている。これによれば、
(イ),(ロ),(ハ)の部分に振動のビートが形成さ
れていることがわかる。そして、この振動のビートの発
生により、記録濃度に対してムラが生じている。そこ
で、本発明は図3(c)に示すように、アパチャ電極の
振動のビートが形成される部分と相対する振動体の部分
(斜線にて図示)に対して、レーザ、または高周波で焼
き入れを施すことにより、その部分の材質を硬くした。
これにより、斜線部分に発生する振動を抑制することが
できるため、その部分と相対するアパチャ電極部分に振
動のビートが発生することがなくなる。また、焼き入れ
の具合いを調整すれば、アパチャ電極全体を均一に振動
させることができる。
ある振動体42の構成の詳細を説明する。図3(a)に
示すような従来の振動体50により、アパチャ電極は励
振され、そのアパチャ電極の振幅の分布の状態は、図3
(b)に示すようになっている。これによれば、
(イ),(ロ),(ハ)の部分に振動のビートが形成さ
れていることがわかる。そして、この振動のビートの発
生により、記録濃度に対してムラが生じている。そこ
で、本発明は図3(c)に示すように、アパチャ電極の
振動のビートが形成される部分と相対する振動体の部分
(斜線にて図示)に対して、レーザ、または高周波で焼
き入れを施すことにより、その部分の材質を硬くした。
これにより、斜線部分に発生する振動を抑制することが
できるため、その部分と相対するアパチャ電極部分に振
動のビートが発生することがなくなる。また、焼き入れ
の具合いを調整すれば、アパチャ電極全体を均一に振動
させることができる。
【0016】アパチャ電極20の上方には対向電極25
が配置されている。更に、この対向電極25とこのアパ
チャ電極20との間には、支持体Pが通過できるような
スペースが設けられている。この対向電極25は、例え
ばマイナス(−)の電源Eに接続されている。
が配置されている。更に、この対向電極25とこのアパ
チャ電極20との間には、支持体Pが通過できるような
スペースが設けられている。この対向電極25は、例え
ばマイナス(−)の電源Eに接続されている。
【0017】支持体Pはガイド33及び一対のガイドロ
ーラ34によって、挿入口3から対向電極25を経由し
て熱定着部2まで搬送される。熱定着部2の内部には、
内部に熱源を備えたヒートローラ31とプレスローラ3
2とが接触して設けられており、支持体Pがこのヒート
ローラ31とプレスローラ32との間を通過できるよう
に構成されている。
ーラ34によって、挿入口3から対向電極25を経由し
て熱定着部2まで搬送される。熱定着部2の内部には、
内部に熱源を備えたヒートローラ31とプレスローラ3
2とが接触して設けられており、支持体Pがこのヒート
ローラ31とプレスローラ32との間を通過できるよう
に構成されている。
【0018】次に、上記のように構成された記録装置に
ついて、その作用を説明する。
ついて、その作用を説明する。
【0019】記録部1内部において、供給ローラ12に
担持されたトナーTが、この供給ローラ12が回転する
ことによって一定のトナーTの層が形成され、そしてブ
ラシローラ11に供給される。このとき、トナーTは供
給ローラ12及びブラシローラ11と接触しつつ摩擦し
て、例えばプラス(+)に帯電する。プラス(+)に帯
電したトナーTは、ブラシローラ11に担持され、アパ
チャ電極20まで供給される。
担持されたトナーTが、この供給ローラ12が回転する
ことによって一定のトナーTの層が形成され、そしてブ
ラシローラ11に供給される。このとき、トナーTは供
給ローラ12及びブラシローラ11と接触しつつ摩擦し
て、例えばプラス(+)に帯電する。プラス(+)に帯
電したトナーTは、ブラシローラ11に担持され、アパ
チャ電極20まで供給される。
【0020】一方、挿入口3より装置内部に挿入された
支持体Pは、ガイド33とガイドローラ34とによって
対向電極25に搬送される。そして、この場所で画像信
号Sからアパチャ電極20の制御電極層23に画像信号
電圧が印加される。この画像信号電圧に基いてトナーT
の流れが変調制御される。すなわち、画像信号Sからマ
イナス(−)電圧が制御電極層23に印加されるとき、
開口部24の内部においてプラス(+)帯電したトナー
Tが基準電極層22から制御電極層23へと向かう電界
が発生し、トナーTは開口部24を通過する。また画像
信号Sから電圧が印加されないときは、開口部24内部
において電界は発生しないので、トナーTは開口部24
を通過しない。
支持体Pは、ガイド33とガイドローラ34とによって
対向電極25に搬送される。そして、この場所で画像信
号Sからアパチャ電極20の制御電極層23に画像信号
電圧が印加される。この画像信号電圧に基いてトナーT
の流れが変調制御される。すなわち、画像信号Sからマ
イナス(−)電圧が制御電極層23に印加されるとき、
開口部24の内部においてプラス(+)帯電したトナー
Tが基準電極層22から制御電極層23へと向かう電界
が発生し、トナーTは開口部24を通過する。また画像
信号Sから電圧が印加されないときは、開口部24内部
において電界は発生しないので、トナーTは開口部24
を通過しない。
【0021】さて、ここで、アパチャ電極20は、振動
体42が振動することによって、これに追従して振動す
る。そして、鏡像力及びファンデルワールス力でアパチ
ャ電極20に付着している、或いは付着しようとするほ
とんどのトナーTが、この励振によって振動加速度が与
えられて落下する。
体42が振動することによって、これに追従して振動す
る。そして、鏡像力及びファンデルワールス力でアパチ
ャ電極20に付着している、或いは付着しようとするほ
とんどのトナーTが、この励振によって振動加速度が与
えられて落下する。
【0022】ここでアパチャ電極20に発生する振動に
ついて詳細に述べる。励振体43の圧電素子に振動体4
2が共振できるような周波数、例えば40キロヘルツの
振動電圧が印加される。すると、振動体42には40キ
ロヘルツの進行波が発生する。この結果、アパチャ電極
のいくらかの開口部付近が、均一な振幅で振動され、全
ての開口部のトナーによる詰まりが抑えられ、しかも、
支持体上でのトナーの飛散も抑えられる。
ついて詳細に述べる。励振体43の圧電素子に振動体4
2が共振できるような周波数、例えば40キロヘルツの
振動電圧が印加される。すると、振動体42には40キ
ロヘルツの進行波が発生する。この結果、アパチャ電極
のいくらかの開口部付近が、均一な振幅で振動され、全
ての開口部のトナーによる詰まりが抑えられ、しかも、
支持体上でのトナーの飛散も抑えられる。
【0023】対向電極25には電源Eによってマイナス
(−)電圧が印加されている。この電圧によって対向電
極25とアパチャー電極20との間に電界が形成され、
この電界に沿って変調されたトナーTが対向電極25へ
吸引される。そして支持体PにトナーTが塗布される。
(−)電圧が印加されている。この電圧によって対向電
極25とアパチャー電極20との間に電界が形成され、
この電界に沿って変調されたトナーTが対向電極25へ
吸引される。そして支持体PにトナーTが塗布される。
【0024】その後、支持体Pは記録部1から熱定着部
2へと搬送され、支持体P上の画像は熱定着される。
2へと搬送され、支持体P上の画像は熱定着される。
【0025】熱定着部2を通過した支持体Pはガイド3
3を経由して取り出し口4へ搬送され、取り出される。
3を経由して取り出し口4へ搬送され、取り出される。
【0026】以上説明したように本実施例によれば、振
動体42のスリット41の幅を、振動体に励振される振
動の振幅のゆらぎに応じて、変化させることによって、
スリット上に設けられるアパチャ電極20の開口部24
付近の振動の振幅がほぼ均一となる。
動体42のスリット41の幅を、振動体に励振される振
動の振幅のゆらぎに応じて、変化させることによって、
スリット上に設けられるアパチャ電極20の開口部24
付近の振動の振幅がほぼ均一となる。
【0027】本発明は、以上詳述した実施例に限定され
るものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において変
更を加えることができる。
るものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において変
更を加えることができる。
【0028】例えば、上記実施例においては、アパチャ
電極の振動のビートが発生する部分と対応する振動体部
分に対して焼き入れを行い、材質を硬くしているが、そ
の部分の材料を変えたり、補強する部材を付加したりす
ることにより、同様の効果を達成することも可能であ
る。
電極の振動のビートが発生する部分と対応する振動体部
分に対して焼き入れを行い、材質を硬くしているが、そ
の部分の材料を変えたり、補強する部材を付加したりす
ることにより、同様の効果を達成することも可能であ
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の画像形成装置によれば、振動体の各部の剛性を、
その振動体全体が均一に振動し得るように調整したこと
により、均一な濃度のトナー像を形成することが可能と
なり、記録安定性が向上する。
発明の画像形成装置によれば、振動体の各部の剛性を、
その振動体全体が均一に振動し得るように調整したこと
により、均一な濃度のトナー像を形成することが可能と
なり、記録安定性が向上する。
【図1】本発明の画像形成装置の構成を具体化した一実
施例を示す概要図である。
施例を示す概要図である。
【図2】図1に示す画像形成装置に搭載されるアパチャ
電極周辺の構成を示す斜視図である。
電極周辺の構成を示す斜視図である。
【図3】本発明の要部の構成の説明に供する図である。
20 アパチャ電極 24 開口部 41 スリット 42 振動体
Claims (1)
- 【請求項1】 開口部を有し、その開口部を通過するト
ナーの流れを制御するトナー流制御手段と、 そのトナー流制御手段に対してトナーを供給するトナー
供給手段と、 前記トナー流制御手段に取り付けられる振動体と、 その振動体を励振する励振体とを備える画像形成装置に
おいて、 前記振動体の各部の剛性を、その振動体全体が均一に振
動し得るように調整したことを特徴とする画像形成装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12257993A JPH06328766A (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12257993A JPH06328766A (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06328766A true JPH06328766A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=14839410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12257993A Pending JPH06328766A (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06328766A (ja) |
-
1993
- 1993-05-25 JP JP12257993A patent/JPH06328766A/ja active Pending
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