JPH05185639A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH05185639A
JPH05185639A JP306192A JP306192A JPH05185639A JP H05185639 A JPH05185639 A JP H05185639A JP 306192 A JP306192 A JP 306192A JP 306192 A JP306192 A JP 306192A JP H05185639 A JPH05185639 A JP H05185639A
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JP
Japan
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vibration
electrode
toner
aperture electrode
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP306192A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Kitamura
哲弥 北村
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1度アパチャー電極を伝わった振動エネルギ
ーを再利用できるようにし、低消費電力の記録装置を提
供することを目的とする。 【構成】 アパチャー電極20は、弾性体からなる振動
体42に接着されている。振動体42の両端には、励振
体43及び、振動吸収体44が設けられ、振動体42に
進行波が走るように構成される。振動吸収体44のラン
ジュバン振動子の圧電素子46には、伝わってきた振動
の変位が伝わり、起電力が発生し、その起電力が消費さ
れるように構成される。すなわち、励振体43の圧電素
子45は、スイッチング手段47に接続され、適当な振
動電圧を印加することのできる発振器48に接続された
り、あるいは振動吸収体44の圧電素子46に発生した
電圧が印加されるように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開口部を備え、この開
口部を通過する帯電トナーの流れを変調制御する手段を
有する記録装置であって、複写機、プリンター等に適用
される記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の記録装置は、トナー供給
源と、開口部を有するアパチャー電極と、対向電極とか
ら構成される。アパチャー電極は、絶縁層を介して、基
準電極と、多数の制御電極とから構成され、基準電極
と、制御電極とが重なる部分に開口部が設けられる。ト
ナー供給源から帯電したトナーがアパチャー電極の基準
電極側に供給され、このアパチャー電極によって、トナ
ー流の前記開口部の通過が変調される。そして、変調さ
れたトナーは、対向電極の方向へ引き寄せられて、この
対向電極に搬送される支持体に付着し、そして、画像が
形成される。この記録装置は、例えば、米国特許第36
89935号明細書及び図面に開示されている。
【0003】さて、この記録装置は、アパチャー電極の
開口部がトナーによって穴ずまりを起こすという致命的
な問題点があった。そこで、本出願人は、特願平2−1
96781号の願書に添付した明細書及び図面におい
て、励振手段をアパチャー電極に備え付けることによっ
て、アパチャー電極を振動させて、開口部に詰まったト
ナーをふるい落として記録安定性を飛躍的に向上させた
ものを提案した。更に、本出願人は、特願平2−291
116号の願書に添付した明細書及び図面に於て、進行
波をアパチャー電極に励振し、アパチャー電極がスピー
カーのように振る舞うことを防ぎ、均一に振動させる記
録装置を提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うような従来の記録装置において、アパチャー電極に進
行波を励振しているために、1度アパチャー電極を伝わ
った振動のエネルギーは、熱エネルギー等に変換するこ
とによって消費していた。この結果、従来の記録装置
は、消費電力が大きく、しかも、余分な熱を発生してい
た。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、1度アパチャー電極を伝わった
振動エネルギーを再利用できるようにし、低消費電力の
記録装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の記録装置は、少なくとも2つの電極膜のパタ
ーンが絶縁層を介して設けられ、その2つの電極膜の重
なった部分に、開口部を備え、この開口部を通過するト
ナーの流れを変調制御するアパチャー電極と、前記アパ
チャー電極に進行波を発生させる励振手段と、前記アパ
チャー電極の前記開口部に帯電したトナーを供給するト
ナー供給手段と、前記アパチャー電極に対向して、前記
トナー供給手段の反対側に配置された対向電極とから構
成されるものであって、前記励振手段によって、アパチ
ャー電極に発生せしめられた進行波の振動エネルギーが
再利用できるような振動エネルギー再利用手段を有する
ことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記の構成を有する本発明の記録装置によれ
ば、従来熱エネルギーとして破棄されていた振動エネル
ギーを再利用することができるために、励振手段に与え
られるエネルギーを低く抑えることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0009】図1は本発明を適用した記録装置の概略構
成図である。
【0010】装置外装5の側部には、挿入口3と取り出
し口4とが設けられており、装置内部には、記録部1と
それに隣接して熱定着部2とが設けられている。挿入口
3から入った支持体Pは記録部1で画像記録された後、
この支持体P上の画像は熱定着部2において支持体P上
に熱定着される。そして、支持体Pはガイド33を経由
して取り出し口4から取り出される。
【0011】記録部1の内部にはブラシローラ11と、
アパチャー電極20と対向電極25とが設けられてい
る。前記ブラシローラ11の周囲には、ブラシローラ1
1の回転方向の上流に、ブラシローラ11を掻く掻き部
材15と、供給ローラ12とが前記ブラシローラ11に
接触して設けられる。この供給ローラ12とブラシロー
ラ11などは、トナーケース14によって囲まれた領域
にある。更にトナーケース14の内部には、トナーTが
貯蔵される。更に供給ローラ12に接触して、ここに付
着したトナーTを均一なトナーTの層にするための層厚
規制部材13が設けられている。ブラシローラ11は、
アースに接続されている。
【0012】ブラシローラ11の上方にはアパチャー電
極20が配置される。
【0013】図2に示すように、アパチャー電極20
は、絶縁層21を基準電極層22と多数の制御電極層2
3とにより挟んで形成され、更に、列状に設けられた多
数の開口部24を有する。基準電極層22は、絶縁層2
1のブラシローラ11側の全面に設けられ、各制御電極
層23は、絶縁層21の上面において開口部24の周り
に配置される。例えば、絶縁層21は、厚さ25μmの
ポリイミドフィルムによって構成されている。また、基
準電極層22及び制御電極層24は、薄膜形成法、例え
ばスパッタリング法で形成された厚さ1μm程度の金属
膜、例えば、銅によって構成されている。開口部24
は、穴径約80μmの貫通穴である。基準電極層22は
アースに、各制御電極層23は画像信号Sにそれぞれ接
続されている。
【0014】図1に示すように、前記アパチャー電極2
0は、露出穴41を備えた弾性体からなる振動体42に
接着されている。露出穴41は、アパチャー電極20の
開口部24を露出し、開口部24にトナーの供給がされ
るような位置に設けられる。
【0015】更に、図3に示すように、振動体42の両
端には、励振体43及び、振動吸収体44が設けられ、
振動体42に進行波が走るように構成される。励振体4
3及び、振動吸収体44は、例えば、圧電素子45、4
6を挟み込んだ構成のランジュバン型の振動子が用いら
れる。励振体43は、ランジュバン振動子の圧電素子4
5に適当な振動電圧が印加されることによって、振動体
42を励振できるように構成される。また、振動吸収体
44のランジュバン振動子の圧電素子46には、伝わっ
てきた振動の変位が伝わり、起電力が発生し、その起電
力が消費されるように構成される。すなわち、励振体4
3の圧電素子45は、スイッチング手段47に接続さ
れ、適当な振動電圧を印加することのできる発振器48
に接続されたり、あるいは振動吸収体44の圧電素子4
6に発生した電圧が印加されるように構成される。ここ
で、振動吸収体44、及びスイッチング手段47が、振
動エネルギー再利用手段として働く。
【0016】アパチャー電極20の上方には対向電極2
5が配置されている。更に、この対向電極25とこのア
パチャー電極20との間に支持体Pが通過できるような
スペースが設けられている。この対向電極25は、例え
ばマイナス(−)の電源Eに接続されている。
【0017】支持体Pはガイド33及び一対のガイドロ
ーラ34によって、挿入口3から対向電極25を経由し
て熱定着部2まで搬送される。
【0018】熱定着部2の内部には、内部に熱源を備え
たヒートローラ31とプレスローラ32とが接触して設
けられており、支持体Pがこのヒートローラ31とプレ
スローラ32との間を通過できるように構成されてい
る。
【0019】次に、上記のように構成された記録装置に
ついて、その作用を説明する。
【0020】記録部1内部において、供給ローラ12に
担持されたトナーTが、この供給ローラ12が回転する
ことによって一定のトナーTの層が形成され、そしてブ
ラシローラ11に供給される。このとき、トナーTは、
供給ローラ12及びブラシローラ11と接触しつつ摩擦
して、例えばプラス(+)に帯電する。プラス(+)に
帯電したトナーTは、ブラシローラ11に担持され、ア
パチャー電極20付近まで供給される。そして、その場
所で、ブラシローラ11が、掻き部材15によって掻か
れ、ブラシがその弾性によってもとに戻るとき、トナー
Tがはじき飛ばされて、トナーTが、クラウド状になっ
て、アパチャー電極20に供給される。
【0021】一方、挿入口3より装置内部に挿入された
支持体Pは、ガイド33とガイドローラ34とによって
対向電極25に搬送される。
【0022】そして、この場所で画像信号Sからアパチ
ャー電極20の制御電極層23に画像信号電圧が印加さ
れる。この画像信号電圧に基づいてトナーTの流れが変
調制御される。すなわち、画像信号Sからマイナス
(−)電圧が制御電極層23に印加されるとき、開口部
24の内部においてプラス(+)帯電したトナーTが基
準電極層22から制御電極層23へと向かう電界が発生
し、トナーTは開口部24を通過する。また画像信号S
から電圧が印加されないときは、開口部24内部におい
て電界は発生しないので、トナーTは開口部24を通過
しない。
【0023】さてここで、アパチャー電極20は、振動
体42が振動することによって、これに追従して振動す
る。そして、鏡像力及びファンデルワールス力でアパチ
ャー電極20に付着している、または、付着しようとす
るほとんどのトナーTが、この励振によって振動加速度
が与えられて、落下する。
【0024】ここでアパチャー電極20に発生する振動
について詳細に述べる。初めに、励振体43の圧電素子
45には、発振器48によって振動電圧が印加される。
圧電素子45は、印加される振動電圧にしたがって歪
み、機械的振動に変換される。そして、その振動の振幅
がランジュバン型の励振体43によって増幅されて、振
動体42に、振動が加わる。振動体42に加わった振動
は、振動体42の長手方向に伝わり、振動吸収体44に
まで至る。振動吸収体44に於いて、伝わってきた振動
が、圧電素子46を歪ませる。この結果、圧電素子46
には、伝わってきた機械的振動に従った振動起電力が発
生する。この振動起電力は、スイッチング手段47の切
り替えによって、発振器48の振動電圧に代わって、励
振体43の圧電素子45に印加される。
【0025】以上述べたプロセスによって、振動エネル
ギーの再利用ができるようになる。ここで、アパチャー
電極20は、振動体42に追従して振動し、そこに付着
するトナーを振るい落とす。振動エネルギーは、トナー
をふるい落としたりすることによって損失する。そして
その度合によって、スイッチング手段47によって、一
定のタイミングで、新たな振動電圧を発振器48から印
加する。
【0026】対向電極25には電源Eによってマイナス
(−)電圧が印加されている。この電圧によって対向電
極25とアパチャー電極20との間に電界が形成され、
この電界に沿って変調されたトナーTが対向電極25へ
吸引される。そして支持体PにトナーTが塗布される。
【0027】その後、支持体Pは記録部1から熱定着部
2へと搬送され、支持体P上の画像は熱定着される。
【0028】熱定着部2を通過した支持体Pはガイド3
3を経由して取り出し口4へ搬送され、取り出される。
【0029】以上説明したように本実施例によれば、振
動吸収体44によって、振動体42を伝わってきた機械
的振動が、圧電素子46で振動起電力に変換せしめら
れ、スイッチング手段47を通じて励振体43の圧電素
子45に印加され、再利用される。
【0030】本発明は、以上詳述した実施例に限定され
るものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において変
更を加えることができることは容易である。
【0031】例えば、振動体42、あるいはアパチャー
電極20の振動状態、例えば振幅を検出する手段を設け
ることによって、トナーをふるい落とすための最低の振
幅になったときに、スイッチング手段47によって新た
に振動電圧を発振器48によって印加できるようにする
ことも可能である。
【0032】また、本実施例では、一定のタイミングで
振動電圧を新たに印加できるようにしてあるが、振動吸
収体44によって発生した振動起電力に、振動電圧を一
定のタイミングで増加させるようにすることも可能であ
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の記録装置によれば、1度アパチャー電極を伝わっ
た振動エネルギーを再利用できるために、振動に消費さ
れる電力が節約され、低消費電力の記録装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した記録装置の構成断面図であ
る。
【図2】本発明の記録装置に搭載されるアパチャー電極
の斜視図である。
【図3】本発明の記録装置に搭載されるアパチャー電極
およびその周辺を示す図である。
【符号の説明】
20 アパチャー電極 24 開口部 42 振動体 43 励振体 44 振動吸収体 45、46 圧電素子 47 スイッチング手段 48 発振器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの電極膜のパターンが絶
    縁層を介して設けられ、その2つの電極膜の重なった部
    分に、開口部を備え、この開口部を通過するトナーの流
    れを変調制御するアパチャー電極と、 前記アパチャー電極に進行波を発生させる励振手段と、 前記アパチャー電極の前記開口部に帯電したトナーを供
    給するトナー供給手段と、 前記アパチャー電極に対向して、前記トナー供給手段の
    反対側に配置された対向電極とから構成される記録装置
    に於いて、 前記励振手段によって、アパチャー電極に発生せしめら
    れた進行波の振動エネルギーが再利用できるような振動
    エネルギー再利用手段を有することを特徴とする記録装
    置。
JP306192A 1992-01-10 1992-01-10 記録装置 Pending JPH05185639A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP306192A JPH05185639A (ja) 1992-01-10 1992-01-10 記録装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP306192A JPH05185639A (ja) 1992-01-10 1992-01-10 記録装置

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JPH05185639A true JPH05185639A (ja) 1993-07-27

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ID=11546816

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JP306192A Pending JPH05185639A (ja) 1992-01-10 1992-01-10 記録装置

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