JPH06327593A - 掃除機用床ノズルの回転ロータ - Google Patents
掃除機用床ノズルの回転ロータInfo
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- JPH06327593A JPH06327593A JP15099693A JP15099693A JPH06327593A JP H06327593 A JPH06327593 A JP H06327593A JP 15099693 A JP15099693 A JP 15099693A JP 15099693 A JP15099693 A JP 15099693A JP H06327593 A JPH06327593 A JP H06327593A
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- blade
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 掃除機のアタッチメントとして床の上を移動
して、床の上の塵を空気とともに吸入する用をする床ノ
ズルにおいて、それに内蔵させ回転して床の上を擦って
塵を跳上げる回転ロータを使いやすく、生産しやすくす
る。 【構成】 回転ロータを構成するロータを金属の直条体
とし、これの外周部に開口する一条ないし複数条の溝を
ロータの長手方向に真直にして設け、この溝にブレード
の一側端を固定端としてはめ合せ、固定端から突出して
いる突片部を上記開口から放射状にロータの外方に突出
させて組付けたのち、ロータ全体をその長手方向の中心
軸線の周りに捻りを加えてブレードを螺旋状にするとと
もに、ブレードの固定端及び首部を溝とその開口によっ
てかかえこむようにする。
して、床の上の塵を空気とともに吸入する用をする床ノ
ズルにおいて、それに内蔵させ回転して床の上を擦って
塵を跳上げる回転ロータを使いやすく、生産しやすくす
る。 【構成】 回転ロータを構成するロータを金属の直条体
とし、これの外周部に開口する一条ないし複数条の溝を
ロータの長手方向に真直にして設け、この溝にブレード
の一側端を固定端としてはめ合せ、固定端から突出して
いる突片部を上記開口から放射状にロータの外方に突出
させて組付けたのち、ロータ全体をその長手方向の中心
軸線の周りに捻りを加えてブレードを螺旋状にするとと
もに、ブレードの固定端及び首部を溝とその開口によっ
てかかえこむようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、掃除機のアタッチメン
トとして床の上を移動して、床の上の塵を空気とともに
吸入する用をする床ノズルにおいて、床ノズルに内蔵し
た駆動装置によって回転して床の上をこすってそこにあ
る塵を跳上げる回転ロータに関する。
トとして床の上を移動して、床の上の塵を空気とともに
吸入する用をする床ノズルにおいて、床ノズルに内蔵し
た駆動装置によって回転して床の上をこすってそこにあ
る塵を跳上げる回転ロータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転ロータはつぎのようなもので
あった。 (1)ロータは、特公平2−12567号(以下、例1
という)にあるようにプラスチックス製で、外面に螺旋
状の多条の突起部を有する回転ロータの基体(本発明に
おけるロータに相当)とそれの製造方法が示されたもの
がある。 (2)さらに、ロータの製造では、特開平4−2594
29号(以下、例2という)にあるように外周部に一条
ないし複数条の螺旋状のブレード取付用用嵌合部(本発
明における溝に相当)を一体に有するシャフト(本発明
におけるロータに相当)をアルミニウム製の捩り押出成
形材により形成するものがある。 (3)ブレードは、特公昭63−35246号(以下、
例3という)にあるように回転軸(本発明におけるロー
タに相当)の外周上に略軸方向に延長して配設された弾
性を有したブレードとを有し、このブレードを回転軸の
外周上に螺旋状に配設されたものを示している。 (4)また、別のものとして、特開昭61−15460
7号(以下、例4という)には、ローラ(本発明におけ
るロータに相当)の軸長方向に沿って形成せしめた螺旋
状の凹溝(本発明における溝に相当)内に、刷毛を一連
に植毛して成る可撓性の基板を前記凹溝の螺旋状に沿う
曲線状に曲折した状態にて嵌入せしめて止着してなる掃
除機用回転ブラシを示している。 (5)さらに、上記例4に代わって図7に示すように、
基布33の上に単繊維を密生して植えつけている毛羽3
4を有するボア織物を細幅の紐状に裁断して刷毛のよう
にするものも使われている。
あった。 (1)ロータは、特公平2−12567号(以下、例1
という)にあるようにプラスチックス製で、外面に螺旋
状の多条の突起部を有する回転ロータの基体(本発明に
おけるロータに相当)とそれの製造方法が示されたもの
がある。 (2)さらに、ロータの製造では、特開平4−2594
29号(以下、例2という)にあるように外周部に一条
ないし複数条の螺旋状のブレード取付用用嵌合部(本発
明における溝に相当)を一体に有するシャフト(本発明
におけるロータに相当)をアルミニウム製の捩り押出成
形材により形成するものがある。 (3)ブレードは、特公昭63−35246号(以下、
例3という)にあるように回転軸(本発明におけるロー
タに相当)の外周上に略軸方向に延長して配設された弾
性を有したブレードとを有し、このブレードを回転軸の
外周上に螺旋状に配設されたものを示している。 (4)また、別のものとして、特開昭61−15460
7号(以下、例4という)には、ローラ(本発明におけ
るロータに相当)の軸長方向に沿って形成せしめた螺旋
状の凹溝(本発明における溝に相当)内に、刷毛を一連
に植毛して成る可撓性の基板を前記凹溝の螺旋状に沿う
曲線状に曲折した状態にて嵌入せしめて止着してなる掃
除機用回転ブラシを示している。 (5)さらに、上記例4に代わって図7に示すように、
基布33の上に単繊維を密生して植えつけている毛羽3
4を有するボア織物を細幅の紐状に裁断して刷毛のよう
にするものも使われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の例1に示すロー
ラの基体(以下、上記従来の各例における本発明のロー
タに相当するものについては、ロータとして示す)は、
プラスチックス製で押出成形によって外面に螺旋状の多
条の突起部を設け、これら突起部の間に螺旋状に刷毛を
植毛するものである。
ラの基体(以下、上記従来の各例における本発明のロー
タに相当するものについては、ロータとして示す)は、
プラスチックス製で押出成形によって外面に螺旋状の多
条の突起部を設け、これら突起部の間に螺旋状に刷毛を
植毛するものである。
【0004】上記従来の例1におけるロータは、螺旋状
の多条の突起部を成形によって製作する点、生産性がす
ぐれており、螺旋状に刷毛を植毛したものは、回転ブラ
シとして掃除効果が大であるし、回転して刷毛が床の上
を擦るときの回転が円滑であり、振動が少なく使い勝手
がよい。
の多条の突起部を成形によって製作する点、生産性がす
ぐれており、螺旋状に刷毛を植毛したものは、回転ブラ
シとして掃除効果が大であるし、回転して刷毛が床の上
を擦るときの回転が円滑であり、振動が少なく使い勝手
がよい。
【0005】しかし、刷毛に糸くずや綿ぼこり等がから
みつきやすく、その対策として従来の例3に示すように
刷毛に代えてブレードにしたものになってきた。このた
めに、ロータにブレードを取付ける手段として、従来の
例1に示す製造方法によって、たとえば、従来の例4に
示すようなロータをつくり、例4に示すような基板と例
3に示すようなブレードとを組合せた構造の回転ロータ
を使うようになった。
みつきやすく、その対策として従来の例3に示すように
刷毛に代えてブレードにしたものになってきた。このた
めに、ロータにブレードを取付ける手段として、従来の
例1に示す製造方法によって、たとえば、従来の例4に
示すようなロータをつくり、例4に示すような基板と例
3に示すようなブレードとを組合せた構造の回転ロータ
を使うようになった。
【0006】上記したように螺旋状の溝をロータに設け
て、ここにブレードを取付けて成る回転ロータは、糸く
ずや綿ごみのからみつきを無くすることはできたけれど
も、ロータの製作が難しく、とくにブレードを溝にはめ
こんでいるものは、ブレードが抜出しやすいため、ロー
タの外周部に設ける開口の幅を狭くしなくてはならない
し、溝の構造を複雑にする必要があるのに寸法精度をよ
くする必要がある。このことは、プラスチックス成形で
つくっても、例2に示すようにアルミニウム押出成形で
つくっても製造上の問題が多くなることは同様である。
て、ここにブレードを取付けて成る回転ロータは、糸く
ずや綿ごみのからみつきを無くすることはできたけれど
も、ロータの製作が難しく、とくにブレードを溝にはめ
こんでいるものは、ブレードが抜出しやすいため、ロー
タの外周部に設ける開口の幅を狭くしなくてはならない
し、溝の構造を複雑にする必要があるのに寸法精度をよ
くする必要がある。このことは、プラスチックス成形で
つくっても、例2に示すようにアルミニウム押出成形で
つくっても製造上の問題が多くなることは同様である。
【0007】また、例3のようなブレードを使用する回
転ロータでは、刷毛にくらべてブレードは、弾力性に欠
ける傾向がある。そのため、軟質のゴムやプラスチック
スにすると、摩耗しやすいという問題が派生する。その
対策としては、ブレードがロータから突出する高さを高
くしたり、薄くしたりする。
転ロータでは、刷毛にくらべてブレードは、弾力性に欠
ける傾向がある。そのため、軟質のゴムやプラスチック
スにすると、摩耗しやすいという問題が派生する。その
対策としては、ブレードがロータから突出する高さを高
くしたり、薄くしたりする。
【0008】例2は、上記ブレードがロータから突出し
ている高さを高くするのに都合がよい例である。ロータ
の径を細くしても強度は、太いプラスチックス製に匹敵
する。しかし、アルミニウムを素材として溝を螺旋状に
捩り押出成形することは、上記したように製造上の問題
がある。
ている高さを高くするのに都合がよい例である。ロータ
の径を細くしても強度は、太いプラスチックス製に匹敵
する。しかし、アルミニウムを素材として溝を螺旋状に
捩り押出成形することは、上記したように製造上の問題
がある。
【0009】結周、現在使われているものは、例1に示
すような製造方法で例4に示すようなブレード取付用の
螺旋状の溝を設けるロータを製造し、この溝に例3に示
すようなブレードと例4に示す基板とを合体して成る図
6に示すようなブレードをはめ合せて成る回転ロータに
なっている。これには、上記したように、ロータには、
製作上の問題、ブレードには、使用上の問題が多く存在
している。本発明は、これらの問題を解決するものであ
る。
すような製造方法で例4に示すようなブレード取付用の
螺旋状の溝を設けるロータを製造し、この溝に例3に示
すようなブレードと例4に示す基板とを合体して成る図
6に示すようなブレードをはめ合せて成る回転ロータに
なっている。これには、上記したように、ロータには、
製作上の問題、ブレードには、使用上の問題が多く存在
している。本発明は、これらの問題を解決するものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
め、本発明は、外周部に開口し、長手方向の中心軸線に
そって一条ないし複数条のブレード取付用の真直な溝を
設けている金属製の直条体のロータをつくる。
め、本発明は、外周部に開口し、長手方向の中心軸線に
そって一条ないし複数条のブレード取付用の真直な溝を
設けている金属製の直条体のロータをつくる。
【0011】ブレードは、上記例3に示すような可撓性
の細長帯状のゴム、プラスチック等のブレードの長手方
向の一側端に上記例4における基板に相当し、上記溝に
はまり合う構造にした固定端を設ける図6に示すような
ブレード,あるいは、図7に示すような基布に単繊維を
密植して成る毛皮様のボア織物を細巾の紐状に裁断した
もの、そのほか、例4に示すような基板に刷毛を植毛し
て成るもの等のすべてをブレードと総称し、本発明によ
るロータは、上記ブレードのすべてに対応して使用でき
るものである。
の細長帯状のゴム、プラスチック等のブレードの長手方
向の一側端に上記例4における基板に相当し、上記溝に
はまり合う構造にした固定端を設ける図6に示すような
ブレード,あるいは、図7に示すような基布に単繊維を
密植して成る毛皮様のボア織物を細巾の紐状に裁断した
もの、そのほか、例4に示すような基板に刷毛を植毛し
て成るもの等のすべてをブレードと総称し、本発明によ
るロータは、上記ブレードのすべてに対応して使用でき
るものである。
【0012】上記ロータの溝にブレードの固定端(図7
においては基布、例4においては基板)をはめ合せ、ブ
レードの開放端を外方に放射状にして組立てたものを、
ロータを長手方向の中心軸線の周りに捻ることによって
ブレードをはめている溝が変形し、とくに溝の開口の幅
を狭めてブレードの固定端の首部をはさみこむようにし
てロータからブレードが抜出ないように保持する。
においては基布、例4においては基板)をはめ合せ、ブ
レードの開放端を外方に放射状にして組立てたものを、
ロータを長手方向の中心軸線の周りに捻ることによって
ブレードをはめている溝が変形し、とくに溝の開口の幅
を狭めてブレードの固定端の首部をはさみこむようにし
てロータからブレードが抜出ないように保持する。
【0013】
【作用】金属製のロータの外周部に開口する一条ないし
複数条の溝のそれぞれに、弾力性のあるブレードの固定
端をはめ合せ、開放端を外方に放射状にして組立てたも
のを、ロータ全体に所要の角度の捻りを加え、それによ
って溝を変形させるようにし、とくに溝の開口の幅を狭
くすることによってブレードの固定端の首部をはさみこ
むようにして、ブレードを保持し抜出さないようにする
ものである。
複数条の溝のそれぞれに、弾力性のあるブレードの固定
端をはめ合せ、開放端を外方に放射状にして組立てたも
のを、ロータ全体に所要の角度の捻りを加え、それによ
って溝を変形させるようにし、とくに溝の開口の幅を狭
くすることによってブレードの固定端の首部をはさみこ
むようにして、ブレードを保持し抜出さないようにする
ものである。
【0014】
【実施例】本発明による掃除機用床ノズルを図面を参照
して説明する。図6に示す掃除機aは、掃除機本体bに
対し、これに接続するフレキシブルホースc、さらにこ
れに接続する接続パイプd、その先に床ノズルeを取付
けて成るもので、これら構成部分は、内蔵する電気配線
と接続端子(いづれも図示していない)とによって電気
的にも接続されている。フレキシブルホースcの先端に
設ける接続パイプdと接続する握りfを持って床ノズル
eを床の上を移動して床の上の塵を空気とともに吸入し
て掃除をする。床ノズルcにモータによって駆動回転す
る回転オータを内蔵し、このモータを上記握りfに設け
ているスイッチgによって運転操作する。
して説明する。図6に示す掃除機aは、掃除機本体bに
対し、これに接続するフレキシブルホースc、さらにこ
れに接続する接続パイプd、その先に床ノズルeを取付
けて成るもので、これら構成部分は、内蔵する電気配線
と接続端子(いづれも図示していない)とによって電気
的にも接続されている。フレキシブルホースcの先端に
設ける接続パイプdと接続する握りfを持って床ノズル
eを床の上を移動して床の上の塵を空気とともに吸入し
て掃除をする。床ノズルcにモータによって駆動回転す
る回転オータを内蔵し、このモータを上記握りfに設け
ているスイッチgによって運転操作する。
【0015】図5において、床ノズル1は、下ケース2
にかぶせている上ケース3及び前ケース4(いづれも図
示していない)をはずし、内部に収納している各構成部
品を配置組立てている状態を示している
にかぶせている上ケース3及び前ケース4(いづれも図
示していない)をはずし、内部に収納している各構成部
品を配置組立てている状態を示している
【0016】下ケース2は、中央に設ける横長の仕切り
5によって前半部6と後半部7とに分離し、前半部6
は、外壁8と仕切り5とによって成り、底9は、開口1
0している。ここに両側に軸受11、11を支承しこれ
に回転ロータ12の両端の回転軸13、13をはめ合せ
て回転自在にして収納している。
5によって前半部6と後半部7とに分離し、前半部6
は、外壁8と仕切り5とによって成り、底9は、開口1
0している。ここに両側に軸受11、11を支承しこれ
に回転ロータ12の両端の回転軸13、13をはめ合せ
て回転自在にして収納している。
【0017】後半部7も後部の外壁8と仕切り5とによ
って成り、中央部に仕切り5に連続して後方へ伸びてい
る両側の側壁14、14によってはさまれ、その間にま
たがって設けている底15とによって成る吸入路16に
している。
って成り、中央部に仕切り5に連続して後方へ伸びてい
る両側の側壁14、14によってはさまれ、その間にま
たがって設けている底15とによって成る吸入路16に
している。
【0018】吸入路16の両側の後半部7の空間17、
17には、一方には、モータ18を収納し、他方には、
安全装置19を設置している。モータ18の回転軸の軸
端にピニオン20を取り付け、これにベルト21をか
け、前半部6に収納している回転ロータ12の一端に設
けているホイール22にかけてモータ18の回転を回転
ロータ12に伝動回転する。
17には、一方には、モータ18を収納し、他方には、
安全装置19を設置している。モータ18の回転軸の軸
端にピニオン20を取り付け、これにベルト21をか
け、前半部6に収納している回転ロータ12の一端に設
けているホイール22にかけてモータ18の回転を回転
ロータ12に伝動回転する。
【0019】回転ロータ12は、図1に示すような真直
な直条体で、外周部に開口23している溝24を一条な
いし複数条(図1は、4条)設けているロータ25をア
ルミニウム等の金属で製作している。溝24は、図A−
Aにおいてロータ25の断面を拡大して示す構造であ
り、これをロータ25の長手方向にそって真直に設けて
おり、これに下記するブレード26の固定端27とはま
り合うようにしている。
な直条体で、外周部に開口23している溝24を一条な
いし複数条(図1は、4条)設けているロータ25をア
ルミニウム等の金属で製作している。溝24は、図A−
Aにおいてロータ25の断面を拡大して示す構造であ
り、これをロータ25の長手方向にそって真直に設けて
おり、これに下記するブレード26の固定端27とはま
り合うようにしている。
【0020】ブレード26は、上記した従来の例、例3
あるいは例4に示すようなもの、これらを合体して成る
図2に示すようなもの、あるいは、図7に示すようなも
のも含み、これらを選択して使用する。以下、ブレード
26は、上記従来の例として示したものを含めるもので
あるけれども、これからの説明は、図2に示すものによ
って行う。
あるいは例4に示すようなもの、これらを合体して成る
図2に示すようなもの、あるいは、図7に示すようなも
のも含み、これらを選択して使用する。以下、ブレード
26は、上記従来の例として示したものを含めるもので
あるけれども、これからの説明は、図2に示すものによ
って行う。
【0021】図2に示すブレード26は、弾力性のある
ゴムやプラスチックス等でつくっている細長帯状のもの
で、その長手方向の一側端は、ロータ25に設けた溝2
4にはまり合う形状にしている固定端27とし、この固
定端27から反対側の他側端へは、平板状の薄い突片部
30を突出し、その先端を開放端28にしている。開放
端28は、床面を擦るため丸みをもってとがった形状に
している。また、開放端28及びその付近には、上記例
3にあるような突起や突条(逆にくぼみや溝を設けるも
のもある)等を設けることもある。固定端28を突片部
27との接続部を首部29とする。
ゴムやプラスチックス等でつくっている細長帯状のもの
で、その長手方向の一側端は、ロータ25に設けた溝2
4にはまり合う形状にしている固定端27とし、この固
定端27から反対側の他側端へは、平板状の薄い突片部
30を突出し、その先端を開放端28にしている。開放
端28は、床面を擦るため丸みをもってとがった形状に
している。また、開放端28及びその付近には、上記例
3にあるような突起や突条(逆にくぼみや溝を設けるも
のもある)等を設けることもある。固定端28を突片部
27との接続部を首部29とする。
【0022】上記ロータ25の溝25とブレード26の
固定端27とをはめ合せるとともに突片部30を溝24
に開口23から外方へ放射状に突出して取付ける。こう
して組立てたものをロータ25の長手方向の中心軸線の
周りに捻ってロータ25に所要の角度の捻りをつける。
このとき、ブレード26も一緒に捻られてロータ25の
外周に螺旋状に取付けられ、図3に示すようになる。図
3は、図B−Bにおいて、ロータ25とブレード26と
を組立てたときのロータ25の長手方向の中心軸線に直
交するB−B線にそう縦断面図を拡大して示す。本図
は、溝24及び固定端27の断面形状を円形にしている
ものを示しているが、とくに、これに特定するものでは
ない。
固定端27とをはめ合せるとともに突片部30を溝24
に開口23から外方へ放射状に突出して取付ける。こう
して組立てたものをロータ25の長手方向の中心軸線の
周りに捻ってロータ25に所要の角度の捻りをつける。
このとき、ブレード26も一緒に捻られてロータ25の
外周に螺旋状に取付けられ、図3に示すようになる。図
3は、図B−Bにおいて、ロータ25とブレード26と
を組立てたときのロータ25の長手方向の中心軸線に直
交するB−B線にそう縦断面図を拡大して示す。本図
は、溝24及び固定端27の断面形状を円形にしている
ものを示しているが、とくに、これに特定するものでは
ない。
【0023】こうして成るロータ25とブレード26と
を組立てたものは、図4に示すように、両端の軸受1
1、11とはまり合う回転軸13、13とをロータ25
の両端に取付けるため、ホイール22を設け、中心に回
転軸13を一体にしているブラケット31と、もう一つ
の回転軸13を中心に一体にしているブラケット32と
をそれぞれ組み立てて回転ロータ12とする。。回転軸
13と軸受11とは、あらかじめそれぞれはめ合せて組
立てておいてこれを上記したように下ケース2へ収納す
る。
を組立てたものは、図4に示すように、両端の軸受1
1、11とはまり合う回転軸13、13とをロータ25
の両端に取付けるため、ホイール22を設け、中心に回
転軸13を一体にしているブラケット31と、もう一つ
の回転軸13を中心に一体にしているブラケット32と
をそれぞれ組み立てて回転ロータ12とする。。回転軸
13と軸受11とは、あらかじめそれぞれはめ合せて組
立てておいてこれを上記したように下ケース2へ収納す
る。
【0024】
【発明の効果】従来の例では、ロータは、あらかじめ螺
旋状に捻って製作し、それによって溝も螺旋状につくら
れている。そこへブレードの固定端をさしこんで取付け
なくてはならないので、取付けにくかったが、本発明で
は、真直な溝へブレードの固定端をさしこめばよいので
取付けやすい。また、溝とブレードの固定端とのはめ合
いは、緩くしておくことができるので一層はめやすい。
旋状に捻って製作し、それによって溝も螺旋状につくら
れている。そこへブレードの固定端をさしこんで取付け
なくてはならないので、取付けにくかったが、本発明で
は、真直な溝へブレードの固定端をさしこめばよいので
取付けやすい。また、溝とブレードの固定端とのはめ合
いは、緩くしておくことができるので一層はめやすい。
【0025】従来の例では、ロータの溝は、さしこんだ
ブレードの固定端が溝から抜出さないようにするため、
ブレードの固定端をさしこむ溝の大きさにくらべて、ロ
ータの外周部に設ける開口の幅を小さくしておく必要が
あり、そのため、ロータの製作が難しく生産性がよくな
かった。本発明は、ロータへブレードを取付けたのち、
ロータに捻りを加えることによって溝を変形してブレー
ドをかかえて抜出さないようにするもので、とくに、溝
の開口は、変形量が大きいので捻る前の真直なロータで
は溝の開口の幅は、従来の例よりも広くしておいてもロ
ータを捻ることによってブレードが抜出さないようにな
る幅に変化するため、ロータの製作が一層容易である。
ロータを捻ることは、ロータを金属製とすることで可能
なものである。
ブレードの固定端が溝から抜出さないようにするため、
ブレードの固定端をさしこむ溝の大きさにくらべて、ロ
ータの外周部に設ける開口の幅を小さくしておく必要が
あり、そのため、ロータの製作が難しく生産性がよくな
かった。本発明は、ロータへブレードを取付けたのち、
ロータに捻りを加えることによって溝を変形してブレー
ドをかかえて抜出さないようにするもので、とくに、溝
の開口は、変形量が大きいので捻る前の真直なロータで
は溝の開口の幅は、従来の例よりも広くしておいてもロ
ータを捻ることによってブレードが抜出さないようにな
る幅に変化するため、ロータの製作が一層容易である。
ロータを捻ることは、ロータを金属製とすることで可能
なものである。
【0026】従来の例では、ロータは、製作するとき捻
って溝を螺旋状になるようにし、ここへブレードの固定
端をはめ合せ、しかも、ブレードが抜出ないようにする
ために溝の寸法を相当厳しくしなくてはならないので、
捻りながら溝の寸法精度を維持して安定した生産をする
ことは極めて難しい。しかし、本発明では、溝は、真直
にして製作すればよいので、従来のものとは比較になら
ない程容易である。
って溝を螺旋状になるようにし、ここへブレードの固定
端をはめ合せ、しかも、ブレードが抜出ないようにする
ために溝の寸法を相当厳しくしなくてはならないので、
捻りながら溝の寸法精度を維持して安定した生産をする
ことは極めて難しい。しかし、本発明では、溝は、真直
にして製作すればよいので、従来のものとは比較になら
ない程容易である。
【0027】本発明によるロータは、金属製であるため
強度が大きいので細くしてもプラスチックス製のものと
十分匹敵するので、比重の差による重量の増加を抑えら
れるうえ、小径にすることによって、取付けるブレード
の高さを高くすることができるため、持たせにくかった
ブレードの弾力性を十分に持たせることができる。この
ため、床の上をブレードの開放端で擦るとき、塵を跳上
げやすく、騒音や振動が少なくなり、使い勝手のよい床
ノズルが得られる。
強度が大きいので細くしてもプラスチックス製のものと
十分匹敵するので、比重の差による重量の増加を抑えら
れるうえ、小径にすることによって、取付けるブレード
の高さを高くすることができるため、持たせにくかった
ブレードの弾力性を十分に持たせることができる。この
ため、床の上をブレードの開放端で擦るとき、塵を跳上
げやすく、騒音や振動が少なくなり、使い勝手のよい床
ノズルが得られる。
【図1】本発明によるロータの斜視図とその断面図
【図2】ブレードの斜視図
【図3】図1に示すロータに、その溝にはめ合せられる
固定端にした図2に示すようなブレードを組合せ、ロー
タに捻りを加えて成るものの斜視図とその断面図
固定端にした図2に示すようなブレードを組合せ、ロー
タに捻りを加えて成るものの斜視図とその断面図
【図4】回転ロータの一部を断面にして示す側面図
【図5】床ブラシの構成部品を配置し、取付けている斜
視図
視図
【図6】掃除機の構成部品を配置し、接続している斜視
図
図
【図7】ブレードの他の一つの斜視図
1 床ノズル 12 回転ロータ 23 開口 24 溝 25 ロータ 26 ブレード 27 固定端 28 開放端 29 首部 30 突片部
Claims (1)
- 【請求項1】床ノズルに内蔵する駆動装置と、これによ
って駆動回転される回転ロータとにおいて、 回転ロータを構成するロータにその外周部に開口する一
条ないし複数条のブレード取付用の溝を長手方向の中心
軸線にそって真直にして設けている金属製ロータの上記
溝に対し、ブレードの一端をはめ合せて取付けるととも
に、上記開口からブレードの突片部を外方へ放射状に突
出させてブレードを組付けたものを、ロータをその長手
方向の中心軸線の周りに捻りを加えてロータとともにブ
レードを−緒に螺旋状にして成る掃除機用床ノズルの回
転ロータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05150996A JP3127180B2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 掃除機用床ノズルの回転ロータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05150996A JP3127180B2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 掃除機用床ノズルの回転ロータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06327593A true JPH06327593A (ja) | 1994-11-29 |
JP3127180B2 JP3127180B2 (ja) | 2001-01-22 |
Family
ID=15509009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05150996A Expired - Lifetime JP3127180B2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 掃除機用床ノズルの回転ロータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3127180B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07204135A (ja) * | 1994-01-12 | 1995-08-08 | Hitachi Ltd | 電気掃除機の吸口 |
WO2004047605A1 (ja) | 2002-11-22 | 2004-06-10 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | 回転清掃体、電気掃除機の吸込口体および回転清掃体の製造方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0563236U (ja) * | 1992-02-03 | 1993-08-24 | 静岡製機株式会社 | 玄米貯蔵庫 |
JPH0640U (ja) * | 1992-06-15 | 1994-01-11 | 守男 堀 | 茶生葉保存庫 |
-
1993
- 1993-05-17 JP JP05150996A patent/JP3127180B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07204135A (ja) * | 1994-01-12 | 1995-08-08 | Hitachi Ltd | 電気掃除機の吸口 |
WO2004047605A1 (ja) | 2002-11-22 | 2004-06-10 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | 回転清掃体、電気掃除機の吸込口体および回転清掃体の製造方法 |
US7159276B2 (en) | 2002-11-22 | 2007-01-09 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Rotary cleaning body, suction port body of vacuum cleaner, and production method of rotary cleaning body |
CN100340202C (zh) * | 2002-11-22 | 2007-10-03 | 东芝泰格有限公司 | 旋转清洁体、电动吸尘器的吸入口部分和旋转清洁体的制造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3127180B2 (ja) | 2001-01-22 |
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