JPH08117160A - 掃除機用床ノズルの回転ロータ - Google Patents

掃除機用床ノズルの回転ロータ

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JPH08117160A
JPH08117160A JP29551394A JP29551394A JPH08117160A JP H08117160 A JPH08117160 A JP H08117160A JP 29551394 A JP29551394 A JP 29551394A JP 29551394 A JP29551394 A JP 29551394A JP H08117160 A JPH08117160 A JP H08117160A
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JP
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rotor
grooves
shaft
aluminum
floor nozzle
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Nobumichi Hattori
信道 服部
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Kowa Co Ltd
Kouwa Co Ltd
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Kowa Co Ltd
Kouwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 掃除機のアタッチメントとして、床の上を移
動して塵を吸入する床ノズルにおいて、内蔵する駆動装
置によって回転される回転ロータを、回転中の振動や騒
音の発生の少ないものにすると共に、経済的に製造する
ためのものである。 【構成】 回転ロータを構成するロータの素材を、外周
に溝を軸の長手方向に直線状に開口した金属の押出し成
形で製作し、ロータ2個分の長さの両保を保持して捩り
加工をし、両端は捩りのない押出しのままの形で残し、
その内側を螺旋状にする。これを中央で切断して2個分
のロータとし、捩りのない端部に、回転ロータを駆動す
るためのブラケットを固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、掃除機のアタッチメン
トとして使用される床ノズルの、駆動装置によって回転
される回転ロータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のアルミニウム製ロータを有する回
転ロータは、特開平4−259429号のように、複数
のブレード取付用の溝を持った断面形状で、捩り押出し
の方法で製作され、その端部の穴に、軸を圧入するもの
が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
捩り押出しの製法では、反り、心振れ、断面形状等の、
要求される高い寸法精度を維持することが困難で、回転
ロータの回転バランスが悪く、振動や騒音の発生を余儀
無くされる恐れがあった。
【0004】また、ロータの穴に、軸を圧入するのみで
は、回転ロータを駆動するためのトルクを伝達するには
強度不足で、軸が抜けてしまうことが往往にして起ると
いう不具合があった。
【0005】本発明は、上記欠点を解消するためのもの
で、高い寸法精度の維持が容易で、しかも、駆動のため
の強度を向上させることができるものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】ロータの素材は、外周に
一条ないし複数条のブレード取付用の溝を、軸の長手方
向に直線状に設けた、金属の押出し成形で製作する。使
用する金属は、加工性、経済性、重量等を勘案して、ア
ルミニウム及びその合金(以下、アルミニウムという)
とすることが多いので、以下、アルミニウムで製作した
ものとして説明する。
【0007】上記ロータ用の素材を、ロータ2個分の長
さに切断し、両端に断面形状に合せた捩るための工具を
はめて捩り加工をすると、両端部は押出しのままの形状
が維持されて溝は直線状のままとなり、その内側は捩ら
れて溝を螺旋状にすることができる。これを中央で切断
し、遊び側の軸を取付けるための加工をして、2個分の
ロータにする。
【0008】このロータの螺旋状の溝に、弾性体で作ら
れたブレードの固定端を挿入して取付ける。溝が工具に
よって直線状に保たれた端部に、ロータの断面形状に合
せたはめ合い部を有し、回軸ロータを回転するための従
動プーリと軸とを持ったブラケットを、はめ合せて固着
する。また、ロータの他の端部には、偏心しないような
はまり合い部を有する遊び側軸を、圧入等の方法で固着
する。
【0009】
【作用】アルミニウム製のロータの素材は、直線状の押
出し成形によって製作されるため、要求される高い寸法
精度を出すことが容易で、しかも、駆動側の端部は、工
具によって押出したままの形状が維持されているため、
断面の寸法精度は保たれている。このため、駆動側の、
プーリを有するブラケットと、ロータとのはめ合いは、
互いに遊びのないようにすることができると共に、回転
ロータの駆動に必要なトルクを、十分に伝達することが
できる強度を持たせることができる。また、ロータの遊
び側の端部は、ロータを心振れのないように支持するの
みでよいため、加工が容易で、簡単な構造とすることが
できる。
【0010】以上のような回転ロータを有する掃除機用
の床ノズルは、振動や騒音が少なくて使いやすい、経済
的なものとすることができる。
【0011】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
において、1は底面に細長い横長の開口2を有する床ノ
ズルの下ケース、3は上ケース、4は開口2の中央で下
ケース1と上ケース3によって囲まれた吸気口、5は掃
除機の延長管(図示せず)に接続される吸気パイプ、6
はモータ7の回転を回転ロータ8に伝えるベルトで、モ
ータ7の駆動プーリ9と、回転ロータ8の従動プーリ1
0に、掛けられている。
【0012】回転ロータ8は、アルミニウムで作られた
ロータ11、弾性体で作られたブレード12、従動プー
リ10と軸13を有するブラケット14、フランジ15
を有する軸16より構成され、下ケース1の両端に設け
た軸受17、18取付用の凹部19、20にはめ込まれ
て、回転自在に保持されている。
【0013】ロータの素材21は、図4に示すように、
外周22に開口23した溝24を長手方向に4列設けた
アルミニウム製で、直線状の押出し成形で作られてい
る。
【0014】ロータの素材21を、ロータ11の2個分
の長さに切断し、これの両端部25、26に、開口2
3、溝24に遊びがないようにはめられる捩り用の工具
(図示せず)をはめて、捩り加工をする。
【0015】捩り用の工具をはずすと、図5に示すよう
に、両端部25、26は、工具によって押出し成形のま
まの形状が維持されて、開口23、溝24は軸心に平行
な直線状のままとなり、両端部25、26以外の内側
は、捩られて開口23、溝24が螺旋状になる。これを
中央部27で切断し、軸16を取付けるための段部28
を加工すると、図6に示すような、2個のロータ11が
できる。
【0016】ロータ11の螺旋状の溝24に、図7に示
すような、可撓性のあるゴムやプラスチックで作られ、
固定端29と開放端30を持った細長帯状のブレード1
2の、固定端29を挿入する。ブレード12の開放端3
0は、ロータ11の外周22より外側に突出した位置に
ある。
【0017】ロータ11の端部25、26に、ブラケッ
ト14を固着する。ブラケット14のロータ11とはま
り合う部分には、図8に示すように、ロータ11の外周
22に合った内径を有する凹部31と、その中に開口2
3と溝24に遊びがないようにはまり合うリブ32と突
片33が、設けられている。
【0018】ロータ11の段部28に、軸16を固着す
る。軸16のフランジ15には、図9に示すような、ロ
ータ11の段部28の外径に合った内径を有する凹部3
4が、設けられている。
【0019】このようにして作られた回転ロータ8を、
モータ7、駆動プーリ9、ベルト6、従動プーリ10に
よって回転すると、ブレード12の開放端30が床面と
接触して床面を擦り、そこにある塵を跳ね上げて、空気
とともに吸気口4、吸気パイプ5を通って、掃除機(図
示せず)に吸い取られ、床面の掃除が行なわれる。
【0020】
【発明の効果】アルミニウムで細長い直線状のロータの
素材21を、押出し成形で製作することは容易であり、
その断面が異形であったり、溝を設けたものであって
も、精度よく作ることができる。
【0021】ロータの素材21を、ロータ11の2個分
の長さに切断し、その両端部25、26に、遊びのない
ようにはめ合せた工具で捩り加工をした後に、中央部2
7で切断すれば、2個分のロータ11が、1度の捩り加
工ですんで、経済的に製作することができる。
【0022】回転ロータ8の駆動のためのトルクを伝達
するブラケット14のはまり合う端部25、26は、遊
びのないようにはめ合せた工具によって、捩りによる断
面の寸法変化がなく、押出し成形時の高い寸法精度が維
持されているので、ブラケット14の凹部31、リブ3
2、突片33と、ロータ11の外周22、開口23、溝
24とのはまり合いは、遊びのない強固な固着ができ、
精度上も、強度上も、格段に優れたものとすることがで
きる。
【0023】回転ロータ8の軸16は、トルク伝達の必
要がなく、必振れのみを注意した固着でよいために、軸
16のフランジ15に設けた凹部34と、ロータ11の
段部28の加工は容易で、精度よく行うことができる。
【0024】以上によって成る回転ロータ8は、高い精
度のロータ11を基本とし、これにブラケット14、軸
16の取付が確実で、精度がよいので、回転ロータ8の
心振れが少なく、回転中の振動や騒音を少なくすること
ができる利点を有する。また、ロータ11の捩り加工
は、2個分を1度の作業でできるので、経済的にも優れ
たものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転ロータを収納している床ノズル
の、上ケースを除いた斜視図。
【図2】床ノズルの縦断面図。
【図3】回転ロータの一部を断面にした正面図。
【図4】ロータの素材を示す斜視図。
【図5】捩り加工をした後のロータの素材を示す斜視
図。
【図6】ロータの斜視図。
【図7】ブレードの斜視図。
【図8】ブレードをはめたロータの駆動側と、そこに固
着されるブラケットの斜視図。
【図9】ブレードをはめたロータの遊び側と、そこに固
着される軸の斜視図。
【符合の説明】
1 下ケース 3 上ケース 7 モータ 8 回転ロータ 10 従動プーリ 11 ロータ 12 ブレード 13 軸 14 ブラケット 15 フランジ 16 軸 21 ロータの素材 22 外周 23 開口 24 溝 25 端部 26 端部 28 段部 31 凹部 32 リブ 33 突片 34 凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面に横長の開口を設け、内蔵する駆動
    装置によって回転される回転ロータを、開口下面より突
    設させた掃除機用床ノズルにおいて、 回転ロータを構成するロータを、外周に一条ないし複数
    条のブレード取付用の溝を軸の長手方向に直線状に設け
    た金属棒状体とし、駆動プーリのはめ込まれる端部を直
    線状のまま残し、その他の部分は軸心の周りに捩りを加
    えて、溝を螺旋状にした掃除機用床ノズルの回転ロー
    タ。
JP29551394A 1994-10-20 1994-10-20 掃除機の床ノズル用ロータの製法 Expired - Lifetime JP3308409B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014036857A (ja) * 2012-08-13 2014-02-27 Dyson Technology Ltd 掃除機ヘッド
CN111904345A (zh) * 2020-06-29 2020-11-10 江苏美的清洁电器股份有限公司 滚刷组件及具有其的清洁装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014036857A (ja) * 2012-08-13 2014-02-27 Dyson Technology Ltd 掃除機ヘッド
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