JP3127182B2 - 掃除機用吸入ノズルの回転ロータ - Google Patents

掃除機用吸入ノズルの回転ロータ

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JP3127182B2
JP3127182B2 JP05224940A JP22494093A JP3127182B2 JP 3127182 B2 JP3127182 B2 JP 3127182B2 JP 05224940 A JP05224940 A JP 05224940A JP 22494093 A JP22494093 A JP 22494093A JP 3127182 B2 JP3127182 B2 JP 3127182B2
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rotor
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suction nozzle
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久夫 武井
秀雄 大橋
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Kowa Co Ltd
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Kowa Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、掃除機のアタッチメン
トとして、床の上を移動してそこにある塵を空気ととも
に掃除機へ吸入する用をする吸入ノズル(以下、ノズル
という)において、ノズルに内蔵して駆動装置によって
駆動回転され、床の上を擦ってそこにある塵を跳ね上げ
る用をする掃除機用吸入ノズルの回転ロータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転ロータは、つぎの各公報に示
されているようなものであった。 (1) 特公平2−12567号(以下、例1とい
う)。 (2) 特開平4−259429号(以下、例2とい
う)。 (3) 特開昭61−154607号(以下、例3とい
う)。 (4) 特公昭63−35246号(以下、例4とい
う)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例1には、プラスチッ
クスを押出成形して棒状体のロータの外周に螺旋状の多
条の突起部を設け、この突起部にそってブラシを植毛し
ている回転ロータを示している。この回転ロータは、ノ
ズルの内で回転してそれのブラシで床の上を擦って床の
上にある塵を跳ね上げる用をするけれども、床の上に糸
くずや髪の毛(以下、糸くずと総称する)があると、ブ
ラシやロータにからみつきブラシの作用を妨げたり、回
転ロータの回転バランスを悪くする問題があった。
【0004】上記の問題に対する方法として、例1に示
すような製造方法でロータを製作しこれに例2および例
3に示すような外周に螺旋状の溝を設け、この溝に例4
のようにブレードを取付けている回転ロータにしてい
た。この例は、例1におけるブラシに替えてブレードに
よって床の上を擦るものである。しかし、これにも問題
があるけれども、とくに、プラスチックスを押出成形し
て製作したロータは、強度が弱く、例2において指摘さ
れているように回転軸の取付けにおける問題もあった。
【0005】上記の問題を解決するものとして例2が提
案されている。例2に示されているロータは、強度の問
題や回転軸の取付け上の問題等については、解消できる
ものであるけれども、溝を螺旋状にしながら成形するた
めに生じる製作上の問題があり、本発明は、これを解消
して製作しやすく、高い寸法精度を維持してロータを製
作し、このロータにブレードおよび回転に必要な各部品
を取付けて成る回転ロータを提供することを目的とする
ものである。
【0006】例1に示すような製造方法によって例3に
示すように外周に螺旋状の溝を設けるようにしたロータ
も、例2に示すようにして製作したロータも、溝を全長
にわたって均一で高い寸法精度を維持することは、極め
て難しく、そのために必要とした加工工程における複雑
な金型や加工を簡単にしたり省略したりして、しかも高
い寸法精度を維持してロータを製作するようにし、この
ロータを使って回転ロータを組立てて経済的で回転バラ
ンスの良いものを製作する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
の、本発明による掃除機用吸込ノズルの回転ロータは、
金属製のロータの外周面に、ブレードを、螺旋状に取付
けた構成を備えるものであって、前記ロータは、ブレー
ド取付用の溝を、その長手方向に真っ直ぐに設けた状態
で押出成形した後、その軸心周りに捻り加工を施すこと
によって、溝が螺旋状に曲げられていることを特徴とす
る。
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】金属製のロータの外周に開口する一条ないし複
数条の溝をロータの長手方向に真っ直ぐに設けて成るも
のは、高い寸法精度を維持ししかも製作しやすい。ま
た、こうして成るロータは、アルミニウムあるいはそれ
の合金で製作しておけば、それの長手方向の中心軸線を
中心として全長にわたって捩りを加えることは、極めて
容易であるし、溝をリードを有する螺旋状にして、均一
の寸法のものにすることができる。従って、回転ロータ
を構成する主要部品であるロータを寸法精度よく、経済
的に製作できるので、回転ロータも回転バランスが良
く、経済的に製作できる。
【0011】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1において、細長棒状体で外周18に開口17してい
る四本の溝16を長手方向に真っ直ぐにして設ける金属
製のロータ15をダイス等によって押出成形(図示して
いない)等で製作する。
【0012】このロータ15を溝16が外周18におけ
る開口17とともに所要のリードをもって螺旋状になる
ように捩りを加えて、図2に示すロータ27にする。
【0013】ロータ27における螺旋状の溝28に、図
3に示す可撓性のあるゴムやプラスチックスで製作した
細長帯状のブレード21の長手方向の一側端を固定端2
2とし、これを差通して図4のように取付ける。このと
き、ブレード21は、固定端22から延びて設けている
薄板状の突片部23を溝28の開口29から突出させて
いる。
【0014】ロータ27に対してブレード21の長さを
短かくし、ロータ27の両端部30と31とにブレード
21を取付けていないようにし、ここに回転軸13.1
4を一体にしているブラケット25.26を取付けて回
転ロータ12にする。さらに上記回転軸13と14とに
はまり合って回転ロータ12が回転するとき支持する軸
受11.11をそれぞれはめ合せ、図5に示すように組
立てて成る回転ロータ12とし、これを吸入ノズル1
(以下、ノズル1という)に取付ける。
【0015】図6において、ノズル1を構成する下ケー
ス2に内蔵する駆動装置であるモータ3の回転軸に取付
けているピニオン4と上記ブラケット25に設けている
ホイール20とに懸けているベルト5を介して、モータ
3の回転を伝動して回転ロータ12を回転する。
【0016】下ケース2の底部6のうち、回転ロータ1
2を収納している部分を開口7し、ここに上記ブレード
21の突片部23の長手方向の先端である開放端24を
臨ませ、この開放端24が床の上に接するようにしてい
る。回転ロータ12が回転すると、開放端24が床の上
を擦ってそこにある塵を跳ね上げるようにしている。
【0017】開口7は、ケース2の中央に設けている吸
入路8と連通し、この吸入路8にその開口9を臨ませて
取付けている中空パイプ状の吸入パイプ10の内を通っ
て跳ね上げた塵を空気とともに掃除機(図示していな
い)へ吸入して掃除をする。
【0018】上記ブレード21の外各種の構造のものを
使用するヒともできるが、その一例を図7に示し、これ
らも含めてブレードと総称する。図7におけるブレード
32は、基布33に単繊維を密に毛羽状にしている毛羽
34を設けたものを、基布33を所要の巾にした細長帯
状として、この基布33をブレード21における固定端
22と同様の作用をするものとし溝28に差通し毛羽3
4を突片部23と同様に開口29からロータ27の外方
へ突出させる。ブレード32は、ブレード21のような
細長帯状の構造のものと並用することもできる(図示し
ていない)。
【0019】
【発明の効果】直棒状体の金属、とくに、アルミニウム
やその合金によって製作したロータにおいて、その外周
の長手方向に一条ないし複数条の真っ直ぐの溝を成形し
て製作することは、各部の寸法精度を維持しながら高い
生産性をもって製作することができる。
【0020】上記によって製作したロータに捩りを加え
て所要のリードをもった螺旋状の溝を有するロータにす
ることは、金属とくに、アルミニウムあるいはそれの合
金で製作したものは、加工が容易で寸法精度を維持でき
る。
【0021】以上によって製作したロータは、寸法精度
が維持され経済的にも有利に製作できるので、ブレード
や回転のための各部品を取付けて成る回転ロータをノズ
ルに収納して回転したとき、回転バランスが良く、振動
や騒音が発生しにくい。
【0022】ロータに捩りを加える加工は、上記成形時
における長尺のものにおいて行なってから、所要の長さ
に切断することも、逆に所要寸法(捩りによって変化す
る寸法を考慮する)に切断したものを捩り加工すること
も可能であり、いずれを採ることもできるので生産上都
合の良い方を選んで生産すればよく、生産性を高くする
ことができる。
【0023】ロータの捩り加工をロータの成形と別加工
によって製作することは、捩り加工前のロータを素材と
考え、溝のリードを多様に変化したい要望に応じられる
とともに、素材である捩り加工を行なう以前のロータ
は、すべてに共通して使用できるので生産ロットを多量
に設定して製作することができるので、とくに熱エネル
ギーを多く使用する実施例においては、非常に経済的で
ある。溝を螺旋状にするときリードを変えるのは、ロー
タの長さを変える場合が最も多い例であるが、実施例で
は、直ちに対応できる製作方法である。また、ロータを
別工程で捩り加工することは、リードを変えるたびに押
出し成形用の金型を新たに製作する必要が無く、捩り加
工の設備の調整だけで対応できるので、非常に経済的で
ある。
【0024】ロータを捩って溝を螺旋状にすると溝が変
形する。リードを大きくするときには、変化も大きく、
中でも開口の変化が大きい。開口は、ブレードが抜出な
いように幅を狭くしているので、この部分を成形する金
型のコアーが細くなり、金型の製作と強度において問題
があるが、ロータに捩り加工をする前の開口の幅を広く
しておき、捩り加工をすることによって、開口にリード
をつけることと、変形することによってブレードの抜出
しを妨げるとともに金型の問題も解消する。
【0025】金属製のロータにすることにより、従来の
例におけるプラスチックスを成形して製作したロータに
比べて、強度が格段に強くなる。それだけ太さを細くす
ることができるので、従来の例に比べても重量が格段に
重くなることはない。
【0026】また、ロータの太さを細くすることによっ
て、溝に取付けるプレードの開放端とロータの外周との
間の距離が大きくなり、ロータの開口から突出するブレ
ードの突片部の文が高くなり、可撓性が増加するため、
ノズル内で回転ロータが回転して開放端が床の上を擦る
ときの衝撃を吸収し振動や騒音を減らすことができるの
で、ノズルを使用するときの使い心持が良く、各部の損
耗も少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例におけるロータの捩り加工前のものの斜
視図、そのA−A線にそう縦断面A−A。
【図2】実施例におけるロータの捩り加工後のものの斜
視図、そのB−B線にそう縦断面B−B。
【図3】ブレードの斜視図。
【図4】ロータにブレードを取付けたものの斜視図、C
−C線における断面図C−C。
【図5】回転ロータとこれに軸受を取付けて成るものの
一部を断面にして示している側面図。
【図6】実施例の回転ロータを収納しているノズルにお
いて、各部品を取付けているものの斜視図。
【図7】ブレードの他の実施例の斜視図。
【符号の説明】
1 吸入ノズル(ノズル) 3 モータ 13、14 回転軸 15、27 ロータ 16、28 溝 17、29 開口 18 外周 19 回転軸線 21、32 ブレード 22 固定端 23 突片部 24 開放端 25、26 ブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−259429(JP,A) 特開 昭61−154607(JP,A) 実開 平4−44850(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 9/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製のロータの外周面に、ブレード
    を、螺旋状に取付けた構成を備えるものであって、 前記ロータは、ブレード取付用の溝を、その長手方向に
    真っ直ぐに設けた状態で押出成形した後、その軸心周り
    に捻り加工を施すことによって、溝が螺旋状に曲げられ
    ていることを特徴とする掃除機用吸込ノズルの回転ロー
    タ。
JP05224940A 1993-07-21 1993-07-21 掃除機用吸入ノズルの回転ロータ Expired - Lifetime JP3127182B2 (ja)

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JP3063507B2 (ja) * 1994-01-12 2000-07-12 株式会社日立製作所 電気掃除機の吸口
CN100453021C (zh) * 2005-03-17 2009-01-21 杨景国 旋转刷杆及其制作方法
JP2017074258A (ja) * 2015-10-15 2017-04-20 日立アプライアンス株式会社 吸口及びそれを用いた自律走行型掃除機

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