JP3059582B2 - 電気掃除機の吸入口用回転ローラの製造方法 - Google Patents

電気掃除機の吸入口用回転ローラの製造方法

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JP3059582B2 JP4185611A JP18561192A JP3059582B2 JP 3059582 B2 JP3059582 B2 JP 3059582B2 JP 4185611 A JP4185611 A JP 4185611A JP 18561192 A JP18561192 A JP 18561192A JP 3059582 B2 JP3059582 B2 JP 3059582B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転ローラ、詳しくは
電気掃除機の吸入口に回転駆動可能に取り付けられ、じ
ゅうたんから糸くず、塵埃を掻き出すための回転ローラ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回転ローラとしては、樹
脂成形品からなるローラ本体の外周面に刷毛を螺旋状に
植付けたり、軟質樹脂からなるブレードを螺旋状に取り
付けたものが提供されている。しかし、従来の回転ロー
ラはローラ本体が中実で重量が大きく、3000rpm
以上の高速で回転すると揺れや騒音が大きくなり、駆動
系に加わる付加も大きい。特に、刷毛タイプの回転ロー
ラでは、刷毛に糸くず等が絡み付く問題点を有してい
る。また、ブレードタイプの回転ローラでは、押出し成
形時にダイを回転させるという特殊な方法によってロー
ラ本体の外周面に断面T字形状の螺旋溝を形成し、この
螺旋溝にブレードの根元部を押込んで組み立てている。
しかし、このようにブレードをローラ本体に後付けする
方法では、ブレードのローラ本体に対する嵌合が必ずし
も確実ではなく、両者の間に隙間が生じる。これでは掃
除中に床やじゅうたんとの摩擦でブレードが溝から離脱
してしまう問題点を有している。
【0003】
【発明の目的、構成、作用、効果】そこで、本発明の目
的は、従来のブレードタイプの回転ローラを改良し、軽
量でブレードが離脱するおそれがなく、かつ、じゅうた
んからの塵埃等の掻き出し効果が良好な電気掃除機の吸
入口用回転ローラの製造方法を提供することにある。
【0004】以上の目的を達成するため、本発明に係る
電気掃除機の吸入口用回転ローラの製造方法は、まず、
根元に係止部を有するブレードを軟質の樹脂材にて成形
する。そして、前記ブレードの頭部をブロー成形金型の
キャビティ内面に形成した螺旋状の溝部に嵌着し、キャ
ビティに軟化状態のパリソンを挿入して型締めの後、パ
リソン内に空気を注入してブロー成形する。即ち、本発
明では、ブレードを金型にインサートした状態でローラ
本体をブロー成形法で成形する。このとき、パリソン
(ローラ本体)の外周面がブレードの係止部を被覆し、
ローラ本体とブレードとが一体化される。冷却後、金型
を開いて成形品を取り出し、ローラ本体の両端の捨袋を
カットすることで、ローラ本体の外周面にブレードが螺
旋状に配置された中空の回転ローラを得ることができ
る。
【0005】以上の如く製造された回転ローラにおいて
は、ローラ本体が中空の筒体からなるため、重量が軽
く、高速で回転しても揺れや騒音が比較的少なく、駆動
系(モータ)に加わる負荷も小さい。しかも、ブレード
タイプであるため、糸くず等の絡みが殆どなく、ブレー
ドはローラ本体と一体的に設けられているため、即ち、
ブレードは根元の係止部がローラ本体の外周部にインサ
ートされた状態となっているため、ブレードが離脱する
おそれもない。また、ローラ本体はブロー成形を採用し
たため、従来の押出し成形のようにローラ本体を押し出
しながらダイを回転させるといった特殊な押出成形設備
が不要である。さらに、インサートブロー成形であるた
め、ブレードをローラ本体の溝部に嵌合させるという組
立て工程も不要となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係る回転ローラ製造方法の実
施例につき、添付図面を参照して説明する。図1、図2
において、本回転ローラは、ローラ本体1と、ブレード
5,5と軸部材11,15とで構成されている。ローラ
本体1は、ABS樹脂、硬質塩化ビニル樹脂等の硬質樹
脂材にてその横断面が円形の筒体に成形されたものであ
る。ブレード5は、ウレタン樹脂、軟質塩化ビニル、ポ
リエステル樹脂等の軟質樹脂材にて成形されたものであ
る。
【0007】以下、製造方法について詳述する。まず、
ブレード5を準備する。ブレード5は根元に両側に膨出
した係止部6を有し(図3参照)、押出成形ないしは射
出成形によって成形される。このとき、ブレード5は直
線形状とされている。次に、図4に示すブロー成形金型
20,20のキャビティ21の内面に形成した螺旋状の
溝部22に前記ブレード5の頭部を嵌着し(図5参
照)、押出ダイ25から筒状に押し出された軟化状態の
パリソン26をキャビティ21に挿入し、金型20,2
0を締める。この状態でパリソン26に空気を注入し、
ローラ本体1をブロー成形する。
【0008】ブレード5はキャビティ21の溝部22が
ガイドとなって螺旋形状に変形し、その状態でいわゆる
インサートブロー成形が行われる。ブレード5の膨出し
た係止部6は、パリソンによって被覆され(被覆部2、
図3参照)、ローラ本体1の外周部に埋め込まれた状態
となり、ブレード5は溝部22で規制された螺旋状にロ
ーラ本体1の外周面に固定される。
【0009】ローラ本体1は冷却後、金型20,20か
ら取り出され、両端の捨袋をカットする。これにて図1
に示す回転ローラが得られる。得られた回転ローラには
その両端開口部に軸部材11,15を固定する。図2に
示すように、左側の軸部材11は、中心にシャフト13
をインサートしたもので、図示しないタイミングベルト
を張り渡すためのプーリ部12を有し、このプーリ部1
2に掛け渡したタイミングベルトを介して回転駆動力を
伝達される。右側の軸部材15は中心にシャフト16を
インサートしたもので、ローラ本体1の右側開口部に嵌
合されている。
【0010】以上の構成からなる回転ローラは、電気掃
除機の吸入口にシャフト13,16を支点として回転自
在に装着され、軸部材11を介して回転駆動される。回
転時において、ブレード5,5の頭部がじゅうたんの表
面をたたき、塵埃、糸くず等をじゅうたんから掻き出
す。以上の如く製造された回転ローラは、ローラ本体1
が中空の筒体とされているため、重量が軽く、高速で回
転しても揺れや騒音が比較的小さく、駆動系(モータ)
に加わる負荷も小さい。しかも、ブレード5,5はロー
ラ本体1の外周部に一体的に埋め込まれており、ブレー
ド5,5が離脱するおそれは全くない。さらに、ブレー
ド5,5がぐらついたりすることがなく、塵埃等の掻き
出し効果が良好で、従来の刷毛タイプとは異なって糸く
ず等が絡み付くことは殆んどない。
【0011】図6、図7はブレード5の形状を変更した
回転ローラを示す。図6に示すブレード5は根元の係止
部6を凹凸状としたものである。図7に示すブレード5
は頭部の断面形状をいわば瓢箪型としたもので、さらに
係止部6はローラ本体1の被覆部2を抱え込む形状とし
た。なお、図6、図7において、図3と同一部材、部分
に関しては同じ符号を付した。
【0012】なお、本発明に係る回転ローラの製造方法
は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲
内で種々に変更できる。特に、ブレード5の形状や本
数、軸部材11,15の構造は任意である。また、ロー
ラ本体1の横断面形状は円形以外に正六角形等の多角形
であってもよい。さらに、ブレード5は予め所定の螺旋
形状に成形されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によって製造された回転ローラを示す斜
視図、ローラ本体とブレードが示されている。
【図2】図1に示したローラ本体に軸部材を装着した状
態の回転ローラを示す縦断面図。
【図3】図1に示したローラ本体の横断面図。
【図4】ブロー成形金型を示す斜視図。
【図5】図4に示した金型のキャビティにブレードを嵌
め込んだ状態を示す横断面図。
【図6】ブレードの変形例を示す横断面図。
【図7】ブレードのいまひとつの変形例を示す横断面
図。
【符号の説明】
1…ローラ本体 2…被覆部 5…ブレード 6…係止部 20…ブロー成形金型 21…キャビティ 22…溝部 26…パリソン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 9/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラ本体の外周面に複数本の可撓性ブ
    レードを螺旋状に設け、電気掃除機の吸入口に回転駆動
    可能に取り付けられる回転ローラの製造方法において、 根元に係止部を有するブレードを樹脂材にて成形する工
    程と、 前記ブレードの頭部をブロー成形金型のキャビティ内面
    に形成した溝部に嵌着し、キャビティに軟化状態のパリ
    ソンを挿入して型締めの後、パリソン内に空気を注入し
    てブロー成形し、パリソンでブレードの係止部を被覆す
    るようにローラ本体を成形する工程と、 を備えたことを特徴とする電気掃除機の吸入口用回転ロ
    ーラの製造方法。
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