JPH078425A - 掃除機用吸入ノズル - Google Patents

掃除機用吸入ノズル

Info

Publication number
JPH078425A
JPH078425A JP21081893A JP21081893A JPH078425A JP H078425 A JPH078425 A JP H078425A JP 21081893 A JP21081893 A JP 21081893A JP 21081893 A JP21081893 A JP 21081893A JP H078425 A JPH078425 A JP H078425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
brush
blade
groove
rotary rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP21081893A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3256791B2 (ja
Inventor
Hisao Takei
久夫 武井
Hideo Ohashi
秀雄 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kowa Co Ltd
Kouwa Co Ltd
Original Assignee
Kowa Co Ltd
Kouwa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kowa Co Ltd, Kouwa Co Ltd filed Critical Kowa Co Ltd
Priority to JP21081893A priority Critical patent/JP3256791B2/ja
Publication of JPH078425A publication Critical patent/JPH078425A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3256791B2 publication Critical patent/JP3256791B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 掃除機のアタッチメントとして床の上を移動
し、ともに内蔵する駆動装置と回転ロータとによって回
転ロータを回転して使用するノズルにおいて、床の上に
ある糸くずが回転ロータにからみつくのを防止し、掃除
性能がよく振動や騒音が発生しない回転ロータを提供す
る。 【構成】 回転ロータを構成するロータの外周にその長
手方向に螺旋状の溝を設け、これにそって一連のブラシ
を植毛し、別に製作しているブレードを溝に取付け、溝
からロータの外方へ突出しているフィンを折曲げた構造
にしていることによって、フィンの先端の開放端をブラ
シに接近させるようにする。回転ロータが回転すると
き、回転方向において、ブレードがブラシよりも先行す
る関係にあるブラシの方へ上記開放端を接近させるよう
に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、掃除機のアタッチメ
ントとして床の上を移動して床の上の塵を吸入する吸入
ノズル(以下、ノズルという)に関する。
【0002】
【従来の技術】この発明は、ノズルに内蔵して駆動装置
によって駆動回転する回転ロータにおいて、これを構成
するロータにその長手方向に螺旋状に溝を設けるととも
に、その溝にそって一連のブラシを植毛し、上記溝に別
に製作しているブレードを差通してとりつけて成るもの
であり、これに関連する従来の技術は、つぎのようなも
のがある。
【0003】ロータにブラシを植毛したものとして、特
公平2−12567号(以下、例1という)。ロータに
螺旋状に溝を設けたものとして特開昭61−15460
7号(以下、例2という)、ロータにブレードを取付け
たものとして特公昭63−35246号(以下、例3と
いう)また、上記溝の構成を示したものとして例2の外
特開平4−259429号(以下、例4という)の各公
報に示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転ロータは、
例1に示すものの外、例1に示す製造方法によって、例
2および例4に示すような棒状体のロータの外周にその
長手方向に螺旋状の溝を設け、この溝に例3に示すよう
に細長帯状のブレードを差通しているものであった。こ
のとき、溝にはまり合うブレードの一端を例2における
第5図(イ)のような台形形にして、これに植毛してい
るブラシに替えて例3に示すようなブレードを一体にし
て成るものを取付けていた。
【0005】回転ロータをノズルに取付けて回転させ、
ブラシあるいはブレードの先端または開放端で床の上を
擦って床の上にある塵を跳上げてノズルから掃除機本体
へ吸取って掃除をするものである。
【0006】例1のようにロータにブラシを植毛してい
る回転ロータは、床の上の塵を効率よく跳上げるので掃
除性能がよく、古くから賞用されてきたけれども、床の
上に長い糸くずや髪の毛(以下、糸くずと総称する)が
あると、ロータにからみついてブラシが塵を跳上げるの
を妨げたり、ロータの回転バランスを悪くするので、振
動や騒音を発生する問題が生じた。
【0007】この問題を解決するため、例3に示すよう
な回転ロータに替えることによって糸くずがからみつか
ないようにすることができたけれども、ブレードの開放
端によって床の上を擦ってもブラシの先端で擦る程塵を
跳上げる効果がなく、最も必要な用を十分に果さないも
のになってしまい、従来の例は、一長一短の利害相半ば
するものであった。
【0008】本発明は、ブラシとブレードとの長所を活
用して、回転ロータに本来の掃除性能を発揮させるよう
にする回転ロータを取付けて、掃除性能がよく、糸くず
がからみつかないので振動や騒音が発生しない使い心持
のよいノズルを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】回転ロータを構成するロ
ータを例1に示すような製造方法や射出成形によって製
作する。ロータは、外周に長手方向に螺旋状の溝を設け
る。
【0010】上記ロータに螺旋状の上記溝にそって一連
のブラシを植毛して設け、これに細長帯状のブレードを
別に製作し、これの長手方向の一側端に上記溝とはまり
合う基体を設けて、この基体を溝に差通して取付ける。
ブレードは、例3のようにロータの外方に突出させるた
め、溝の開口に細長帯状のフィンを差通している。
【0011】上記ブレードのフィンを「く」字状に折曲
げ、その開放端をブラシに接近させるようにする。ま
た、回転ロータが回転するとき、ブラシよりもブレード
が先行して進む関係において、折曲げたフィンの開放端
が後に続くブラシに接近するように配置するようにす
る。
【0012】回転ロータを正逆転させるときは、ブラシ
の両端にブレードを取付け、それらの折曲げたフィンの
開放端がブラシに接近するように配置する。
【0013】
【作用】上記のように構成された回転ロータをノズルに
取付け、駆動装置によって駆動回転し、ブラシの先端で
床の上を擦って床の上の塵を効果的に跳上げる。このブ
ラシに先行するブレードをロータの外方へ突出している
フィンを折曲げて、その開放端をブラシに接近させるこ
とによってブラシとフィンとの隔たりが小さくなり、糸
くずがブラシに食込んだりロータにからみつくのを妨げ
る。
【0014】回転ロータが回転し、ブレードがブラシに
先行する関係にあるものにおいて、折曲げているフィン
の開放端を後に続くブラシに接近させるように配置する
ことによって、フィンは、回転方向に対して遠心ファン
におけるバックベーンのようになり、回転ロータが回転
するとき、空気抵抗が少なくなるように働く。
【0015】回転ロータを正逆転して使用するものに
は、ブラシの両端にブレードを取付け両方の折曲げたフ
ィンの開放端をブラシへ接近させるようにすることによ
って、上記したブラシとブレードとの働きを回転ロータ
が正逆転する場合のどちらにも発揮できる。
【0016】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1および図2において、 (1) 回転ロータ1を構成するロータ2の外周3にそ
れが回転するときの回転軸線4−4を中心として、螺旋
状に相対向する二列の溝5、5を設ける。 (2) 上記溝にそって、合成繊維の単繊維や獣毛の束
をロータ2にあけた穴6に植毛して一連のブラシ7を設
ける。 (3) こうして成るロータ2に、別に製作しているブ
レード8の長手方向の一側端9に溝5、5とはまり合う
基体10を設け、これを溝5へ差通して取付ける。
【0017】ブラシ7は、ロータ2の外方へ放射状に溝
5、5にそってロータ2の外方へ放射状に植毛されてお
り、ブレード8は、溝5へ差通して取付ける基体10に
細長帯状のフィン11を直交するように取付け、このフ
ィン11を「く」字形に折曲げて構成し、その長手方向
の他側端を開放している開放端13にしている。ブレー
ド8を溝5へ取付けるとき、フィン11を溝5の開口1
2からロータ2の外方へ突出させる。
【0018】ブレード8の長手方向の他側端であるフィ
ン11の開放端13は、ブラシ7に接近して取付けられ
ており、ブラシ7の先端14に対し開放端13がロータ
2の回転円周において、半径を小さくしてロータ2より
も突出量を少なくしている。
【0019】また、回転ロータ1が矢15の方へ回転す
るとき、ブレード8がブラシ7より先行して回転するよ
うに配置しフィン11が後に続いて進むブラシ7の方に
向って折曲がっているようにしている。
【0020】図3においては、回転ロータ1が上記した
のと同様矢15の方へ回転したり、逆に矢16の方へ切
替えて正逆回転して使用する場合におけるブラシ7とブ
レード8との配置を示している。
【0021】ロータ2には螺旋形にした四列の溝5を設
け、この隣接する二つの溝5と5との間のロータ2の外
周3に溝5にそって一連のブラシ7を植毛し、これの両
側の溝5、5に上記したブレード8をそれぞれに差通し
て取付ける。このとき、いづれのブレード8もそれらの
フィン11の開放端13をブラシ7に向けて接近するよ
うに配置して取付ける。すなわち、二個のブレード8、
8は、互いに逆勝手にして差通すことになる。
【0022】以上のようにしてロータ2にブラシ7およ
びブレード8を取付けて成るものにロータ2の両端1
7、18に回転軸19、20を一体にしているブラケッ
ト21、22をそれぞれ取付けて回転ロータ1にする。
このとき、上記回転軸19および20は、ブラケット2
1、22の外方へ突出しており、別に製作している軸受
23、23とはまり合って組立てたものをノズル1に収
納する。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0024】回転ロータにおいて、一連のブラシに対し
ブレードのフィンを折曲げてその開放端をブラシに接近
させ、ブラシと開放端との隔たりを狭くすることによっ
てブラシやロータに糸くずがからみつくのを妨げる働き
をする。
【0025】また、ブラシを植毛する穴と溝とが干渉し
ないようにするには、所要の間隔をとる必要があるが、
これによってブレードとブラシとが離れて取付けられる
ことになり、ブレードのフィンが直立しているとブラシ
に糸くずがからみつくのを妨げるのが難しいけれども、
フィンを折曲げてその開放端をブラシに接近させるよう
にすることによって、糸くずがブラシやロータにからみ
つくのを妨げる用をするだけでなく植毛したブラシの引
抜耐力を十分にすることができる。
【0026】回転ロータを正逆転して使用するノズルで
は、一つのブラシの両側にブレードを取付けられるよう
にし、それらの開放端がブラシの両側に接近するように
フィンを折曲げているブレードを互いに逆勝手にしてブ
ラシの両側の溝に取付けて、いづれに回転してもブラシ
に糸くずがからみつかないようにすることができる。
【0027】以上のように構成しているブレードとブラ
シとは、回転ロータの回転方向に対して、ブレードが先
行し、ブラシがこれに続く関係に配置し、ブレードのフ
ィンを折曲げている部分をブラシの方へ向けて取付け、
その開放端をブラシに接近させることにより糸くずがブ
ラシにからみつくのを確実に遮断する。
【0028】また、上記の折曲げたフィンは、回転ロー
タの回転方向に対して遠心ファンにおけるバックベーン
と同じような構造になっているので、空気抵抗が少ない
し、フィンが空気を切って生じる騒音も減らすことがで
きるうえ、フィンが回転するときに発生する空気の渦も
少ないので振動も少なくなる。
【0029】ロータに設けた溝にそってブラシを植毛し
たのち、溝にブレートを差通して取付けるように構成し
ているので、ブラシの植毛がしやすくなり植毛の生産性
が良くなるとともにブラシの植毛を確実にすることがで
きる。
【0030】以上説明したように、本発明によるノズル
は、上記のようにして成る回転ロータを収納してこれを
回転することにより、ブラシが床の上を擦ってそこにあ
る塵を効果的に跳上げて効率よく吸取り清掃する。ま
た、ブレードのフィンがブラシに接近して取付けられて
いるので、ブラシやロータに糸くずがからみつくのを妨
げる。さらに、フィンがブラシの方へ向って折曲げられ
ているので空気抵抗が少なく、渦の発生も抑えられるの
で振動や騒音の発生が少なく、駆動装置の動力も少なく
て済むので、ノズルの形状を小さくすることができるた
め使いやすく経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 回転ロータを構成する各部品を配列している
斜視図、ロータにはブラシとブレードを取付けている。
また、図Aは、矢Aから見た正面図。
【図2】 ブレードの一部を破断したものの斜視図。
【図3】 回転ロータにおいて、別の例のロータにブラ
シとブレードとを取付けているものの正面図(図1にお
ける矢Aから見た場合に相当する)。
【符号の説明】
1 回転ロータ 2 ロータ 5 溝 7 ブラシ 8 ブレード 10 基体 11 フィン 12 開口 13 開放端 14 先端 15,16 矢(回転方向)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、掃除機のアタッチメ
ントとして床の上を移動して床の上の塵を吸入する吸入
ノズル(以下、ノズルという)に関する。
【0002】
【従来の技術】この発明は、ノズルに内蔵して駆動装置
によって駆動回転する回転ロータにおいて、これを構成
するロータにその長手方向に螺旋状に溝を設けるととも
に、その溝にそって一連のブラシを植毛し、上記溝に別
に製作しているブレードを差通してとりつけて成るもの
であり、これに関連する従来の技術は、つぎのようなも
のがある。
【0003】ロータにブラシを植毛したものとして、特
公平2−12567号(以下、例1という)。ロータに
螺旋状に溝を設けたものとして特開昭61−15460
7号(以下、例2という)、ロータにブレードを取付け
たものとして特公昭63−35246号(以下、例3と
いう)また、上記溝の構成を示したものとして例2の外
特開平4−259429号(以下、例4という)の各公
報に示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転ロータは、
例1に示すものの外、例1に示す製造方法によって、例
2および例4に示すような棒状体のロータの外周にその
長手方向に螺旋状の溝を設け、この溝に例3に示すよう
に細長帯状のブレードを差通しているものであった。こ
のとき、溝にはまり合うブレードの一端を例2における
第5図(イ)のような台形形にして、これに植毛してい
るブラシに替えて例3に示すようなブレードを一体にし
て成るものを取付けていた。
【0005】回転ロータをノズルに取付けて回転させ、
ブラシあるいはブレードの先端または開放端で床の上を
擦って床の上にある塵を跳上げてノズルから掃除機本体
へ吸取って掃除をするものである。
【0006】例1のようにロータにブラシを植毛してい
る回転ロータは、床の上の塵を効率よく跳上げるので掃
除性能がよく、古くから賞用されてきたけれども、床の
上に長い糸くずや髪の毛(以下、糸くずと総称する)が
あると、ロータにからみついてブラシが塵を跳上げるの
を妨げたり、ロータの回転バランスを悪くするので、振
動や騒音を発生する問題が生じた。
【0007】この問題を解決するため、例3に示すよう
な回転ロータに替えることによって糸くずがからみつか
ないようにすることができたけれども、ブレードの開放
端によって床の上を擦ってもブラシの先端で擦る程塵を
跳上げる効果がなく、最も必要な用を十分に果さないも
のになってしまい、従来の例は、一長一短の利害相半ば
するものであった。
【0008】本発明は、ブラシとブレードとの長所を活
用して、回転ロータに本来の掃除性能を発揮させるよう
にする回転ロータを取付けて、掃除性能がよく、糸くず
がからみつかないので振動や騒音が発生しない使い心持
のよいノズルを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】回転ロータを構成するロ
ータを例1に示すような製造方法や射出成形によって製
作する。ロータは、外周に長手方向に螺旋状の溝を設け
る。
【0010】上記ロータに螺旋状の上記溝にそって一連
のブラシを植毛して設け、これに細長帯状のブレードを
別に製作し、これの長手方向の一側端に上記溝とはまり
合う基体を設けて、この基体を溝に差通して取付ける。
ブレードは、例3のようにロータの外方に突出させるた
め、溝の開口に細長帯状のフィンを差通している。
【0011】上記ブレードのフィンを「く」字状に折曲
げ、その開放端をブラシに接近させるようにする。ま
た、回転ロータが回転するとき、ブラシよりもブレード
が先行して進む関係において、折曲げたフィンの開放端
が後に続くブラシに接近するように配置するようにす
る。
【0012】回転ロータを正逆転させるときは、ブラシ
の両端にブレードを取付け、それらの折曲げたフィンの
開放端がブラシに接近するように配置する。
【0013】
【作用】上記のように構成された回転ロータをノズルに
取付け、駆動装置によって駆動回転し、ブラシの先端で
床の上を擦って床の上の塵を効果的に跳上げる、このブ
ラシに先行するブレードをロータの外方へ突出している
フィンを折曲げて、その開放端をブラシに接近させるこ
とによってブラシとフィンとの隔たりが小さくなり、糸
くずがブラシに食込んだりロータにからみつくのを妨げ
る。
【0014】回転ロータが回転し、ブレードがブラシに
先行する関係にあるものにおいて、折曲げているフィン
の開放端を後に続くブラシに接近させるように配置する
ことによって、フィンは、回転方向に対して遠心ファン
におけるバックベーンのようになり、回転ロータが回転
するとき、空気抵抗が少なくなるように働く。
【0015】回転ロータを正逆転して使用するものに
は、ブラシの両端にブレードを取付け両方の折曲げたフ
ィンの開放端をブラシへ接近させるようにすることによ
って、上記したブラシとブレードとの働きを回転ロータ
が正逆転する場合のどちらにも発揮できる。
【0016】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1および図2において、 (1) 回転ロータ1を構成するロータ2の外周3にそ
れが回転するときの回転軸線4−4を中心として、螺旋
状に相対向する二列の溝5、5を設ける。 (2) 上記溝にそって、合成繊維の単繊維や獣毛の束
をロータ2にあけた穴6に植毛して一連のブラシ7を設
ける。 (3) こうして成るロータ2に、別に製作しているブ
レード8の長手方向の一側端9に溝5、5とはまり合う
基体10を設け、これを溝5へ差通して取付ける。
【0017】ブラシ7は、ロータ2の外方へ放射状に溝
5、5にそってロータ2の外方へ放射状に植毛されてお
り、ブレード8は、溝5へ差通して取付ける基体10に
細長帯状のフィン11を直交するように取付け、このフ
ィン11を「く」字形に折曲げて構成し、その長手方向
の他側端を開放している開放端13にしている。ブレー
ド8を溝5へ取付けるとき、フィン11を溝5の開口1
2からロータ2の外方へ突出させる,
【0018】ブレード8の長手方向の他側端であるフィ
ン11の開放端13は、ブラシ7に接近して取府けられ
ており、ブラシ7の先端14に対し開放端13がロータ
2の回転円周において、半径を小さくしてロータ2より
も突出量を少なくしている。
【0019】また、回転ロータ1が矢15の方へ回転す
るとき、ブレード8がブラシ7より先行して回転するよ
うに配置しフィン11が後に続いて進むブラシ7の方に
向って折曲がっているようにしている。
【0020】図3においては、回転ロータ1が上記した
のと同様矢15の方へ回転したり、逆に矢16の方へ切
替えて正逆回転して使用する場合におけるブラシ7とブ
レード8との配置を示している。
【0021】ロータ2には螺旋形にした四列の溝5を設
け、この隣接する二つの溝5と5との間のロータ2の外
周3に溝5にそって一連のブラシ7を植毛し、これの両
側の溝5、5に上記したブレード8をそれぞれに差通し
て取付ける。このとき、いづれのブレード8もそれらの
フィン11の開放端13をブラシ7に向けて接近するよ
うに配置して取付ける。すなわち、二個のブレード8、
8は、互いに逆勝手にして差通すことになる。
【0022】以上のようにしてロータ2にブラシ7およ
びブレード8を取付けて成るものにロータ2の両端1
7、18に回転軸19、20を一体にしているブラケッ
ト21、22をそれぞれ取付けて回転ロータ1にする。
このとき、上記回転軸19および20は、プラケット2
1、22の外方へ突出しており、別に製作している軸受
23、23とはまり合って組立てたものをノズル1に収
納する。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0024】回転ロータにおいて、一連のブラシに対し
ブレードのフィンを折曲げてその開放端をブラシに接近
させ、ブラシと開放端との隔たりを狭くすることによっ
てブラシやロータに糸くずがからみつくのを妨げる働き
をする。
【0025】また、ブラシを植毛する穴と溝とが干渉し
ないようにするには、所要の間隔をとる必要があるが、
これによってブレードとブラシとが離れて取付けられる
ことになり、ブレードのフィンが直立しているとブラシ
に糸くずがからみつくのを妨げるのが難しいけれども、
フィンを折曲げてその開放端をブラシに接近させるよう
にすることによって、糸くずがブラシやロータにからみ
つくのを妨げる用をするだけでなく植毛したブラシの引
抜耐力を十分にすることができる。
【0026】回転ロータを正逆転して使用するノズルで
は、一つのブラシの両側にブレードを取付けられるよう
にし、それらの開放端がブラシの両側に接近するように
フィンを折曲げているブレードを互いに逆勝手にしてブ
ラシの両側の溝に取付けて、いづれに回転してもブラシ
に糸くずがからみつかないようにすることができる。
【0027】以上のように構成しているブレードとブラ
シとは、回転ロータの回転方向に対して、ブレードが先
行し、ブラシがこれに続く関係に配置し、ブレードのフ
ィンを折曲げている部分をブラシの方へ向けて取付け、
その開放端をブラシに接近させることにより糸くずがブ
ラシにからみつくのを確実に遮断する。
【0028】また、上記の折曲げたフィンは、回転ロー
タの回転方向に対して遠心ファンにおけるバックベーン
と同じような構造になっているので、空気抵抗が少ない
し、フィンが空気を切って生じる騒音も減らすことがで
きるうえ、フィンが回転するときに発生する空気の渦も
少ないので振動も少なくなる。
【0029】ロータに設けた溝にそってブラシを植毛し
たのち、溝にブレードを差通して取付けるように構成し
ているので、ブラシの植毛がしやすくなり植毛の生産性
が良くなるとともにブラシの植毛を確実にすることがで
きる。
【0030】以上説明したように、本発明によるノズル
は、上記のようにして成る回転ロータを収納してこれを
回転することにより、ブラシが床の上を擦ってそこにあ
る塵を効果的に跳上げて効率よく吸取り清掃する、ま
た、ブレードのフィンがブラシに接近して取付けられて
いるので、ブラシやロータに糸くずがからみつくのを妨
げる。さらに、フィンがブラシの方へ向って折曲げられ
ているので空気抵抗が少なく、渦の発生も抑えられるの
で振動や騒音の発生が少なく、駆動装置の動力も少なく
て済むので、ノズルの形状を小さくすることができるた
め使いやすく経済的である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸入ノズルにともに内蔵している駆動装
    置とこれによって駆動回転される回転ロータにおいて、
    これを構成するロータを棒状体とし、これの外周に長手
    方向に螺旋状の溝を設け、この溝にそって一連のブラシ
    を植毛したものに上記溝にブレードの基体を差通しては
    め合せ、この基体からロータの外方に向って延びている
    帯状のフィンを溝の開口から突出させるとともに、その
    開放端をブラシに近接するように曲折して成る回転ロー
    タにしている掃除機用吸入ノズル。
  2. 【請求項2】 上記回転ロータに取付けるブラシとブレ
    ードとにおいて、回転ロータの回転方向に対し、ブレー
    ドがブラシに先行するように配置している請求項1記載
    の掃除機用吸入ノズル。
  3. 【請求項3】 上記回転ロータにおいて、ブラシに対
    し、これの両側にブレードを設けている請求項1および
    2記載の掃除機用吸入ノズル。
JP21081893A 1993-06-28 1993-06-28 掃除機用吸入ノズル Expired - Lifetime JP3256791B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21081893A JP3256791B2 (ja) 1993-06-28 1993-06-28 掃除機用吸入ノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21081893A JP3256791B2 (ja) 1993-06-28 1993-06-28 掃除機用吸入ノズル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH078425A true JPH078425A (ja) 1995-01-13
JP3256791B2 JP3256791B2 (ja) 2002-02-12

Family

ID=16595636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21081893A Expired - Lifetime JP3256791B2 (ja) 1993-06-28 1993-06-28 掃除機用吸入ノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3256791B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0803223A2 (en) * 1996-04-25 1997-10-29 Aktiebolaget Electrolux Brush roll for a vacuum cleaner
EP0815787A1 (en) * 1995-03-15 1998-01-07 Hitachi, Ltd. Vacuum cleaner and suction piece therefor
US6282749B1 (en) 1995-03-15 2001-09-04 Hitachi, Ltd. Vacuum cleaner and suction nozzle body thereof cross reference to related application
KR100383480B1 (ko) * 1996-11-04 2003-07-10 주식회사 엘지화학 입자크기가 조절된 티탄산바륨의 제조방법
KR100402157B1 (ko) * 1996-10-24 2004-02-05 주식회사 엘지화학 연속공정에 의한 결정성 페로브스카이트 화합물의 미립자 제조방법
JP2008043351A (ja) * 2006-07-18 2008-02-28 Sanyo Electric Co Ltd 電気掃除機用吸込具
CN100374063C (zh) * 2003-10-30 2008-03-12 乐金电子(天津)电器有限公司 真空吸尘器的旋转刷子
JP2011016011A (ja) * 2006-07-18 2011-01-27 Sanyo Electric Co Ltd 電気掃除機用吸込具
JP2011235131A (ja) * 2011-07-12 2011-11-24 Toshiba Corp 回転清掃体及びこれを備えた電気掃除機
KR101358773B1 (ko) * 2009-06-09 2014-02-06 다이슨 테크놀러지 리미티드 청소기 헤드
US8782851B2 (en) 2009-06-09 2014-07-22 Dyson Technology Limited Cleaner head
US8806710B2 (en) 2009-06-09 2014-08-19 Dyson Technology Limited Cleaner head
CN106691315A (zh) * 2015-11-16 2017-05-24 三星电子株式会社 用于吸尘器的滚筒以及具有该滚筒的吸尘器

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0815787A1 (en) * 1995-03-15 1998-01-07 Hitachi, Ltd. Vacuum cleaner and suction piece therefor
EP0815787A4 (en) * 1995-03-15 1998-06-03 Hitachi Ltd VACUUM AND SQUEEZER FOR THIS VACUUM
US6212732B1 (en) 1995-03-15 2001-04-10 Hitachi, Ltd. Vacuum cleaner and suction nozzle body therefor
US6282749B1 (en) 1995-03-15 2001-09-04 Hitachi, Ltd. Vacuum cleaner and suction nozzle body thereof cross reference to related application
EP0803223A3 (en) * 1996-04-25 1998-09-09 Aktiebolaget Electrolux Brush roll for a vacuum cleaner
EP0803223A2 (en) * 1996-04-25 1997-10-29 Aktiebolaget Electrolux Brush roll for a vacuum cleaner
KR100402157B1 (ko) * 1996-10-24 2004-02-05 주식회사 엘지화학 연속공정에 의한 결정성 페로브스카이트 화합물의 미립자 제조방법
KR100383480B1 (ko) * 1996-11-04 2003-07-10 주식회사 엘지화학 입자크기가 조절된 티탄산바륨의 제조방법
CN100374063C (zh) * 2003-10-30 2008-03-12 乐金电子(天津)电器有限公司 真空吸尘器的旋转刷子
JP2008043351A (ja) * 2006-07-18 2008-02-28 Sanyo Electric Co Ltd 電気掃除機用吸込具
JP2011016011A (ja) * 2006-07-18 2011-01-27 Sanyo Electric Co Ltd 電気掃除機用吸込具
KR101358773B1 (ko) * 2009-06-09 2014-02-06 다이슨 테크놀러지 리미티드 청소기 헤드
US8782851B2 (en) 2009-06-09 2014-07-22 Dyson Technology Limited Cleaner head
US8806710B2 (en) 2009-06-09 2014-08-19 Dyson Technology Limited Cleaner head
JP2011235131A (ja) * 2011-07-12 2011-11-24 Toshiba Corp 回転清掃体及びこれを備えた電気掃除機
CN106691315A (zh) * 2015-11-16 2017-05-24 三星电子株式会社 用于吸尘器的滚筒以及具有该滚筒的吸尘器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3256791B2 (ja) 2002-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH078425A (ja) 掃除機用吸入ノズル
US10130224B2 (en) Vacuum accessory tool
JP6028315B2 (ja) 真空掃除機用の回転可能な攪拌機
AU2019101214A6 (en) Vacuum cleaner
JPH07322A (ja) 掃除機用吸入ノズル
JP3990360B2 (ja) 真空清掃機の吸入ヘッド
JP2008043351A (ja) 電気掃除機用吸込具
JP5150704B2 (ja) 電気掃除機用吸込具
JPH08289862A (ja) 電気掃除機の吸込口体
JP2892780B2 (ja) 電気掃除機の吸口
JP2005253656A (ja) 電気掃除機の吸込口体およびそれを備えた電気掃除機
JPH06105771A (ja) 電気掃除機の吸口
JP4504163B2 (ja) 吸込み口体及び電気掃除機
JP2008119531A (ja) 床用吸込具及び電気掃除機
JP3127180B2 (ja) 掃除機用床ノズルの回転ロータ
EP1495707B1 (en) Suction head for vacuum cleaner
JPH07124085A (ja) 掃除機用吸入ノズルの回転ロータ
JPH0588467U (ja) 掃除機用吸入ノズルの回転ロータ
JPH0595866A (ja) 床ノズルの回転ブラシ
JPH0788062A (ja) 掃除機用吸入ノズルの回転ロータ
JP3163157B2 (ja) 電気掃除機の吸入口用回転ローラ
JPS6245635Y2 (ja)
KR20230108959A (ko) 진공 청소기
JPH04132529A (ja) 電気掃除機用吸込口体の回転ブラシ
JP2023545771A (ja) 表面処理装置ための撹拌器およびそれを有する表面処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071207

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131207

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term