JPH0632652Y2 - コイルアッセンブリ - Google Patents

コイルアッセンブリ

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Publication number
JPH0632652Y2
JPH0632652Y2 JP1958589U JP1958589U JPH0632652Y2 JP H0632652 Y2 JPH0632652 Y2 JP H0632652Y2 JP 1958589 U JP1958589 U JP 1958589U JP 1958589 U JP1958589 U JP 1958589U JP H0632652 Y2 JPH0632652 Y2 JP H0632652Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead wire
coil
bobbin
bobbin terminal
projecting portion
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1958589U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02113310U (ja
Inventor
栄作 武藤
哲宏 山田
紘一 安藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP1958589U priority Critical patent/JPH0632652Y2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Insulating Of Coils (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、コイルアッセンブリの構造、特にワイヤドッ
ト印字ヘッドに使用されるコイルアッセンブリの構造に
関する。
(従来の技術) 従来、先端に印字ワイヤを有するアーマチュアを永久磁
石によってコアに吸引させておき、該永久磁石が発生す
る磁束と反対方向の磁束をコイルにより発生させてアー
マチュアを解放し、その時の印字ワイヤの駆動によって
印字するワイヤドット印字ヘッドが提供されている。
この種のワイヤドット印字ヘッドは、バネチャージ型と
称され、上記アーマチュアがバイアス用板バネに片持ち
梁式に支持された状態で弾性力に抗してコアに吸引させ
られるようになっている。そして、コイルに通電するこ
とによって上記永久磁石の磁束が打ち消されると、バイ
アス用板バネの弾性エネルギによって上記アーマチュア
が解放され、印字ワイヤはインクリボンを介して印字媒
体に打撃して印字を行う。
第3図に上記従来のワイヤドット印字ヘッドに用いられ
ているコイルアッセンブリを示す。
図において、1はコイル巻線が巻装されるコイル本体
部、2はコイルの形を保ち製造性を良好に保つために用
いられるコイルボビンであり、上下にコイルボビン上鍔
2a、コイルボビン下鍔2bを有していて、該コイルボ
ビン下鍔2bからボビン端子突出部2cが形成される。
該ボビン端子突出部2cは、その先に2本のボビン端子
3を備えており、該ボビン端子3を介してコイルがプリ
ント基板等に接続される。
コイルを製造する場合において、上記ボビン端子3はコ
イル巻線端部のリード線1bをからげて接続するリード
線からげ部1aとなる。
そして、リード線1bは巻き始め側のボビン端子3にか
らげられ、コイルボビン2のボビン端子突出部2c部の
リード線案内部を通ってコイル本体1に導かれる。該リ
ード線案内部には、リード線1bの案内を容易にするた
めにリード線通し溝2dを形成するとよい。コイル本体
1に導かれた巻線は、コイルボビン2の上下に形成され
たコイルボビン上鍔2a、コイルボビン下鍔2bの間で
所定回数巻かれ、巻き終わり側に形成されたリード線通
し溝2dに沿ってボビン端子3に導かれ、該ボビン端子
3にからげられる。
ここで、上記コイルの巻線及び巻線端部のリード線1b
は、いずれも表面が絶縁塗装されており、巻線間で短絡
しないようになっている。したがって、ボビン端子3に
からげた後にボビン端子3とリード線1bとを電気的に
導通させる必要がある。そこで、両者間を半田付けする
際に、その熱で上記絶縁塗装を除去するか、半田付けす
る前に機械的又は化学的手段によって絶縁塗装を剥離し
なければならなかった。
ところで、最近のワイヤドット印字ヘッドにおいては、
印字速度を高速化する必要があって、上記永久磁石が発
生する磁束に対向して発生させられる磁束の量が大き
く、また大量の印字を連続して行うことができるワイヤ
ドット印字ヘッドが提供されている。これらいずれのワ
イヤドット印字ヘッドにおいても、コイルから発生され
る熱量は多く、高温下で使用されることが多い。
そこで、ワイヤドット印字ヘッド用では耐熱性の高いコ
イルが使用されるため、上記絶縁塗装を半田付けにより
剥離することが困難となり、化学的に剥離することが多
くなってきている。
そして、その場合、コイルアッセンブリの製造性を向上
するために、第4図に示すように、リード線1bをから
げたままボビン端子3を剥離剤4に浸漬する処理がとら
れている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のコイルアッセンブリにおいて
は、ボビン端子3にリード線をからげたまま剥離剤4に
浸漬させると、ボビン端子突出部2cに形成されたリー
ド線通し溝2dとリード線との間を、剥離剤4が毛細現
象によってコイル本体1まで上っていき、コイル本体1
で巻線の絶縁塗装を剥離して絶縁を破壊したり、巻線を
断線したりすることがある。
本考案は、以上述べた毛細現象による剥離剤の上りを防
止し、製造性に優れたコイルアッセンブリを提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) そのために本考案は、コイルボビンの鍔の一部を突出さ
せて形成されたボビン端子突出部に、リード線からげ部
を形成するボビン端子が突出形成されている。
そして、ボビン端子突出部のリード線案内部に、ボビン
端子突出部の表面とリード線との間で生ずる毛細管現象
を阻止する凹部が形成される。
(作用) 本考案によれば、上記のように、ボビン端子突出部のリ
ード線案内部に凹部が形成されるため、リード線をから
げたままボビン端子を剥離剤に浸漬した場合でも、リー
ド線案内部においてボビン端子突出部の表面とリード線
間で生ずる毛細管現象は上記凹部により阻止されること
になる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。
第1図は本考案のコイルアッセンブリにおけるボビン端
子突出部の正面図、第2図は同側面図である。
図において、コイルボビン下鍔2bにボビン端子突出部
2cが突出形成されており、該ボビン端子突出部2cか
ら更に2本のボビン端子3が突出形成される。該ボビン
端子3にはコイル本体1の巻線に続くリード線1bがか
らげられてリード線からげ部1aを構成している。
上記ボビン端子突出部2cには、リード線からげ部1a
とコイル本体1とを結ぶ部分にリード線案内部、すなわ
ちリード線通し溝2dが形成されていて、リード線1b
は該リード線通し溝2d内を案内されてコイル本体1に
導かれている。
ところで、このリード線通し溝2dとリード線1bの間
には細い隙間が形成される。したがって、リード線1b
の絶縁塗装を剥離するために剥離剤中にボビン端子を浸
漬した場合、上記隙間で毛細管現象が生じ、剥離剤は上
昇してコイル本体1に至ろうとする。そこで、この毛細
管現象を阻止するために、上記リード線通し溝2dの途
中に凹部2eが形成される。該凹部2eは、第2図に示
すように、凹部2eの底部2fとリード線1bとの間で
毛細管現象を生じさせないだけの十分な距離を保つよう
に形成されている。
なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、
本考案の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これ
らを本考案の範囲から排除するものではない。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案によれば、絶縁塗装
されたリード線をボビン端子にからげたまま剥離剤に浸
漬しても、毛細管現象による該剥離剤に液上がりが阻止
されるため、剥離剤がコイル本体に至ることがなくな
る。
したがって、剥離剤上がりによるコイル本体における絶
縁の破壊や巻線の断線を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のコイルアッセンブリのボビン端子突出
部の正面図、第2図は本考案のボビン端子突出部の側面
図、第3図は従来のコイルアッセンブリの斜視図、第4
図は従来のコイルアッセンブリの製造時の状態を示す図
である。 1…コイル本体、1a…リード線からげ部、1b…リー
ド線、2a…コイルボビン上鍔、2b…コイルボビン下
鍔、2c…ボビン端子突出部、2d…リード線通し溝、
2e…凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)コイルボビンの鍔の一部を突出させて
    形成されたボビン端子突出部と、 (b)該ボビン端子突出部から更に突出され、リード線か
    らげ部を形成する2本のボビン端子とを有するととも
    に、 (c)上記ボビン端子突出部においてコイル本体とボビン
    端子とを結ぶリード線案内部に、ボビン端子突出部の表
    面とリード線との間で生ずる毛細管現象を阻止する凹部
    を形成したことを特徴とするコイルアッセンブリ。
JP1958589U 1989-02-23 1989-02-23 コイルアッセンブリ Expired - Lifetime JPH0632652Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1958589U JPH0632652Y2 (ja) 1989-02-23 1989-02-23 コイルアッセンブリ

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JP1958589U JPH0632652Y2 (ja) 1989-02-23 1989-02-23 コイルアッセンブリ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02113310U JPH02113310U (ja) 1990-09-11
JPH0632652Y2 true JPH0632652Y2 (ja) 1994-08-24

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JP1958589U Expired - Lifetime JPH0632652Y2 (ja) 1989-02-23 1989-02-23 コイルアッセンブリ

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