JPH06326328A - 半導体不揮発性記憶装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体不揮発性記憶装置およびその製造方法Info
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- JPH06326328A JPH06326328A JP2972094A JP2972094A JPH06326328A JP H06326328 A JPH06326328 A JP H06326328A JP 2972094 A JP2972094 A JP 2972094A JP 2972094 A JP2972094 A JP 2972094A JP H06326328 A JPH06326328 A JP H06326328A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 半導体基板11に設けるトンネル酸化膜13
と窒化シリコン膜15とトップ酸化膜17とからなるメ
モリゲート絶縁膜19と、メモリゲート絶縁膜に隣接し
て設けるMOSゲート絶縁膜21と、メモリゲート絶縁
膜とMOSゲート絶縁膜との間の半導体基板に設ける不
純物拡散領域31と、メモリゲート絶縁膜とMOSゲー
ト絶縁膜との上に設けるゲート電極25と、ゲート電極
の整合した領域に設ける高濃度領域29とを備える半導
体不揮発性記憶装置およびその製造方法。 【効果】 MOSトランジスタとメモリトランジスタと
の間に不純物拡散領域を設けている。このために、不純
物拡散領域により、書き込み阻止動作のとき、書き込み
阻止が不可能となることは発生しない。
と窒化シリコン膜15とトップ酸化膜17とからなるメ
モリゲート絶縁膜19と、メモリゲート絶縁膜に隣接し
て設けるMOSゲート絶縁膜21と、メモリゲート絶縁
膜とMOSゲート絶縁膜との間の半導体基板に設ける不
純物拡散領域31と、メモリゲート絶縁膜とMOSゲー
ト絶縁膜との上に設けるゲート電極25と、ゲート電極
の整合した領域に設ける高濃度領域29とを備える半導
体不揮発性記憶装置およびその製造方法。 【効果】 MOSトランジスタとメモリトランジスタと
の間に不純物拡散領域を設けている。このために、不純
物拡散領域により、書き込み阻止動作のとき、書き込み
阻止が不可能となることは発生しない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体不揮発性記憶装置
の構造とその製造方法とに関し、とくにゲート電極−酸
化シリコン膜からなるトップ酸化膜−窒化シリコン膜−
酸化シリコン膜からなるトンネル酸化膜−半導体基板構
造からなる、いわゆるMONOS構造を有する半導体不
揮発性記憶装置の構造とその製造方法とに関する。
の構造とその製造方法とに関し、とくにゲート電極−酸
化シリコン膜からなるトップ酸化膜−窒化シリコン膜−
酸化シリコン膜からなるトンネル酸化膜−半導体基板構
造からなる、いわゆるMONOS構造を有する半導体不
揮発性記憶装置の構造とその製造方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】MONOS構造を有するメモリトランジ
スタにおいては、窒化シリコン膜とトップ酸化膜との界
面に電荷を蓄積させたときのしきい値電圧と、電荷を蓄
積していないときのしきい値電圧との差を利用して、情
報を記憶させている。
スタにおいては、窒化シリコン膜とトップ酸化膜との界
面に電荷を蓄積させたときのしきい値電圧と、電荷を蓄
積していないときのしきい値電圧との差を利用して、情
報を記憶させている。
【0003】このMONOS構造のメモリトランジスタ
は、電荷を蓄積していないときは、しきい値電圧が負で
あることから、ゲート電極下のチャネル領域にチャネル
が形成されてしまう。
は、電荷を蓄積していないときは、しきい値電圧が負で
あることから、ゲート電極下のチャネル領域にチャネル
が形成されてしまう。
【0004】このとき、ソース領域からドレイン領域に
流れるドレイン電流が流れないように、メモリトランジ
スタが選択されたときのみ、ドレイン電流が流れるよう
にするためMOSトランジスタを必要とする。
流れるドレイン電流が流れないように、メモリトランジ
スタが選択されたときのみ、ドレイン電流が流れるよう
にするためMOSトランジスタを必要とする。
【0005】このメモリトランジスタとMOSトランジ
スタとを有する半導体不揮発性記憶装置として、たとえ
ば特開平4−337672号公報に記載のものがある。
この公報に記載のメモリトランジスタとMOSトランジ
スタとの構造を、図22の断面図を用いて説明する。
スタとを有する半導体不揮発性記憶装置として、たとえ
ば特開平4−337672号公報に記載のものがある。
この公報に記載のメモリトランジスタとMOSトランジ
スタとの構造を、図22の断面図を用いて説明する。
【0006】図22に示すように、トップ酸化膜17と
窒化シリコン膜15とトンネル酸化膜13とからなるメ
モリゲート絶縁膜19と、酸化シリコン膜からなるMO
Sゲート絶縁膜21とは、お互いに接触するように、半
導体基板11上に設ける。
窒化シリコン膜15とトンネル酸化膜13とからなるメ
モリゲート絶縁膜19と、酸化シリコン膜からなるMO
Sゲート絶縁膜21とは、お互いに接触するように、半
導体基板11上に設ける。
【0007】そしてこのメモリゲート絶縁膜19とMO
Sゲート絶縁膜21との上にゲート電極25を設ける。
Sゲート絶縁膜21との上にゲート電極25を設ける。
【0008】さらにこのゲート電極25の整合した領域
の半導体基板11にソース領域とドレイン領域となる高
濃度領域29を設ける。すなわちメモリトランジスタ3
5とMOSトランジスタ37とを隣接して設けている。
の半導体基板11にソース領域とドレイン領域となる高
濃度領域29を設ける。すなわちメモリトランジスタ3
5とMOSトランジスタ37とを隣接して設けている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この図22を用いて説
明した半導体不揮発性記憶装置においては、メモリトラ
ンジスタ35とMOSトランジスタ37とを接触するよ
うに設けているので、半導体不揮発性記憶装置の小型化
を図ることができるという利点を有する。
明した半導体不揮発性記憶装置においては、メモリトラ
ンジスタ35とMOSトランジスタ37とを接触するよ
うに設けているので、半導体不揮発性記憶装置の小型化
を図ることができるという利点を有する。
【0010】しかしながら図22に示す半導体不揮発性
記憶装置においては、メモリトランジスタ35の書き込
み阻止動作のとき、書き込み阻止が不可能となる問題点
が発生する。この問題点を図23のMOSトランジスタ
とメモリトランジスタとを示す等価回路図を用いて説明
する。
記憶装置においては、メモリトランジスタ35の書き込
み阻止動作のとき、書き込み阻止が不可能となる問題点
が発生する。この問題点を図23のMOSトランジスタ
とメモリトランジスタとを示す等価回路図を用いて説明
する。
【0011】メモリトランジスタの35の書き込み阻止
においては、図23に示すように、ソース39をオープ
ンにし、基板45には零Vの電圧を印加する。
においては、図23に示すように、ソース39をオープ
ンにし、基板45には零Vの電圧を印加する。
【0012】そしてドレイン41とゲート43とに、た
とえば9Vの高電圧を印加する。
とえば9Vの高電圧を印加する。
【0013】この図23に示すようなバイアス電圧を印
加すると、メモリゲート絶縁膜19とMOSゲート絶縁
膜21との接合部では、加工上膜厚が厚くなるため、こ
の接合部、すなわちメモリトランジスタのソース側の電
位が基板45の電位、すなわち零Vに近くなるため、書
き込み状態となってしまい、書き込み阻止が不可能とと
いう現象が発生する。
加すると、メモリゲート絶縁膜19とMOSゲート絶縁
膜21との接合部では、加工上膜厚が厚くなるため、こ
の接合部、すなわちメモリトランジスタのソース側の電
位が基板45の電位、すなわち零Vに近くなるため、書
き込み状態となってしまい、書き込み阻止が不可能とと
いう現象が発生する。
【0014】本発明の目的は、上記課題を解決して、書
き込み動作を確実に行うことが可能な半導体不揮発性記
憶装置の構造と、この構造を得るための製造方法とを提
供することである。
き込み動作を確実に行うことが可能な半導体不揮発性記
憶装置の構造と、この構造を得るための製造方法とを提
供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体不揮発性記憶装置の構造とその製造
方法とは、下記記載の手段を採用する。
に、本発明の半導体不揮発性記憶装置の構造とその製造
方法とは、下記記載の手段を採用する。
【0016】本発明の半導体不揮発性記憶装置は、半導
体基板に設けるトンネル酸化膜と窒化シリコン膜とトッ
プ酸化膜からなるメモリゲート絶縁膜と、メモリゲート
絶縁膜に隣接して設けるMOSゲート絶縁膜と、メモリ
ゲート絶縁膜とMOSゲート絶縁膜との間の半導体基板
に設ける不純物拡散領域と、メモリゲート絶縁膜とMO
Sゲート絶縁膜との上に設けるゲート電極と、ゲート電
極の整合した領域に設ける高濃度領域と、コンタクトホ
ールを有する層間絶縁膜と、コンタクトホールを介して
高濃度領域と接続する配線とを備えることを特徴とす
る。
体基板に設けるトンネル酸化膜と窒化シリコン膜とトッ
プ酸化膜からなるメモリゲート絶縁膜と、メモリゲート
絶縁膜に隣接して設けるMOSゲート絶縁膜と、メモリ
ゲート絶縁膜とMOSゲート絶縁膜との間の半導体基板
に設ける不純物拡散領域と、メモリゲート絶縁膜とMO
Sゲート絶縁膜との上に設けるゲート電極と、ゲート電
極の整合した領域に設ける高濃度領域と、コンタクトホ
ールを有する層間絶縁膜と、コンタクトホールを介して
高濃度領域と接続する配線とを備えることを特徴とす
る。
【0017】本発明の半導体不揮発性記憶装置の製造方
法は、半導体基板上にパッド酸化膜と耐酸化膜を形成
し、素子分離領域の耐酸化膜をエッチングし、耐酸化膜
を酸化防止膜として用いる選択酸化法により素子分離絶
縁膜を素子分離領域に形成し、耐酸化膜を除去し、パッ
ド酸化膜上に感光性樹脂を形成し、感光性樹脂をイオン
注入の阻止膜として用いて半導体基板に不純物を導入し
て不純物拡散領域を形成する工程と、MOSゲート絶縁
膜を形成し、MOSゲート絶縁膜上に感光性樹脂を形成
する工程と、感光性樹脂をエッチングマスクに用いてM
OSゲート絶縁膜をパターニングし、さらにトンネル酸
化膜と窒化シリコン膜とトップ酸化膜とからなるメモリ
ゲート絶縁膜を形成し、トップ酸化膜上に感光性樹脂を
形成する工程と、感光性樹脂をエッチングマスクに用い
てトップ酸化膜と窒化シリコン膜とをパターニングし、
ゲート電極材料を全面に形成し、ゲート電極材料上に感
光性樹脂を形成する工程と、感光性樹脂をエッチングマ
スクに用いてゲート電極材料をパターニングしてゲート
電極を形成し、ゲート電極に整合した領域の半導体基板
に不純物を導入して高濃度領域を形成する工程と、さら
に層間絶縁膜を全面に形成し、層間絶縁膜にコンタクト
ホールを形成し、配線を形成する工程とを有することを
特徴とする。
法は、半導体基板上にパッド酸化膜と耐酸化膜を形成
し、素子分離領域の耐酸化膜をエッチングし、耐酸化膜
を酸化防止膜として用いる選択酸化法により素子分離絶
縁膜を素子分離領域に形成し、耐酸化膜を除去し、パッ
ド酸化膜上に感光性樹脂を形成し、感光性樹脂をイオン
注入の阻止膜として用いて半導体基板に不純物を導入し
て不純物拡散領域を形成する工程と、MOSゲート絶縁
膜を形成し、MOSゲート絶縁膜上に感光性樹脂を形成
する工程と、感光性樹脂をエッチングマスクに用いてM
OSゲート絶縁膜をパターニングし、さらにトンネル酸
化膜と窒化シリコン膜とトップ酸化膜とからなるメモリ
ゲート絶縁膜を形成し、トップ酸化膜上に感光性樹脂を
形成する工程と、感光性樹脂をエッチングマスクに用い
てトップ酸化膜と窒化シリコン膜とをパターニングし、
ゲート電極材料を全面に形成し、ゲート電極材料上に感
光性樹脂を形成する工程と、感光性樹脂をエッチングマ
スクに用いてゲート電極材料をパターニングしてゲート
電極を形成し、ゲート電極に整合した領域の半導体基板
に不純物を導入して高濃度領域を形成する工程と、さら
に層間絶縁膜を全面に形成し、層間絶縁膜にコンタクト
ホールを形成し、配線を形成する工程とを有することを
特徴とする。
【0018】本発明の半導体不揮発性記憶装置の製造方
法は、半導体基板上にパッド酸化膜と耐酸化膜を形成
し、素子分離領域の耐酸化膜をエッチングし、耐酸化膜
を酸化防止膜として用いる選択酸化法により素子分離絶
縁膜を素子分離領域に形成し、耐酸化膜とパッド酸化膜
とを除去し、MOSゲート絶縁膜を形成し、MOSゲー
ト絶縁膜上に感光性樹脂を形成し、感光性樹脂をイオン
注入の阻止膜として用いて半導体基板に不純物を導入し
て不純物拡散領域を形成し、MOSゲート絶縁膜上に感
光性樹脂を形成し、感光性樹脂をエッチングマスクに用
いてMOSゲート絶縁膜をパターニングし、さらにトン
ネル酸化膜と窒化シリコン膜とトップ酸化膜とからなる
メモリゲート絶縁膜を形成し、トップ酸化膜上に感光性
樹脂を形成する工程と、感光性樹脂をエッチングマスク
に用いてトップ酸化膜と窒化シリコン膜とをパターニン
グし、ゲート電極材料を全面に形成し、ゲート電極材料
上に感光性樹脂を形成する工程と、感光性樹脂をエッチ
ングマスクに用いてゲート電極材料をパターニングして
ゲート電極を形成し、ゲート電極に整合した領域の半導
体基板に不純物を導入して高濃度領域を形成する工程
と、層間絶縁膜を全面に形成し、層間絶縁膜にコンタク
トホールを形成し、配線を形成する工程とを有すること
を特徴とする。
法は、半導体基板上にパッド酸化膜と耐酸化膜を形成
し、素子分離領域の耐酸化膜をエッチングし、耐酸化膜
を酸化防止膜として用いる選択酸化法により素子分離絶
縁膜を素子分離領域に形成し、耐酸化膜とパッド酸化膜
とを除去し、MOSゲート絶縁膜を形成し、MOSゲー
ト絶縁膜上に感光性樹脂を形成し、感光性樹脂をイオン
注入の阻止膜として用いて半導体基板に不純物を導入し
て不純物拡散領域を形成し、MOSゲート絶縁膜上に感
光性樹脂を形成し、感光性樹脂をエッチングマスクに用
いてMOSゲート絶縁膜をパターニングし、さらにトン
ネル酸化膜と窒化シリコン膜とトップ酸化膜とからなる
メモリゲート絶縁膜を形成し、トップ酸化膜上に感光性
樹脂を形成する工程と、感光性樹脂をエッチングマスク
に用いてトップ酸化膜と窒化シリコン膜とをパターニン
グし、ゲート電極材料を全面に形成し、ゲート電極材料
上に感光性樹脂を形成する工程と、感光性樹脂をエッチ
ングマスクに用いてゲート電極材料をパターニングして
ゲート電極を形成し、ゲート電極に整合した領域の半導
体基板に不純物を導入して高濃度領域を形成する工程
と、層間絶縁膜を全面に形成し、層間絶縁膜にコンタク
トホールを形成し、配線を形成する工程とを有すること
を特徴とする。
【0019】
【作用】本発明の半導体不揮発性記憶装置は、MOSト
ランジスタとメモリトランジスタとの間の半導体基板に
不純物拡散領域を設けている。
ランジスタとメモリトランジスタとの間の半導体基板に
不純物拡散領域を設けている。
【0020】このため図23に示すように、ソース39
をオープンにし、基板45に零Vの電圧を印加し、ドレ
イン41とゲート43とに、たとえば9Vの高電圧を印
加する書き込み阻止動作のとき、不純物拡散領域により
書き込み阻止が不可能となることは発生しない。
をオープンにし、基板45に零Vの電圧を印加し、ドレ
イン41とゲート43とに、たとえば9Vの高電圧を印
加する書き込み阻止動作のとき、不純物拡散領域により
書き込み阻止が不可能となることは発生しない。
【0021】これは不純物拡散領域を設けると、図23
に示すようなバイアス電圧を印加した状態では、メモリ
トランジスタ35の下部の半導体基板11にはチャネル
が形成され、不純物拡散領域31はドレイン41の書き
込み阻止電圧の9Vと同電位となって、書き込み阻止動
作が可能となるためである。
に示すようなバイアス電圧を印加した状態では、メモリ
トランジスタ35の下部の半導体基板11にはチャネル
が形成され、不純物拡散領域31はドレイン41の書き
込み阻止電圧の9Vと同電位となって、書き込み阻止動
作が可能となるためである。
【0022】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。まずはじめに、図9の断面図を用いて本発明の半導
体不揮発性記憶装置の構造を説明する。なお本発明の半
導体記憶装置の製造方法を示す図1から図3においては
素子分離絶縁膜は図示しているが、本発明の半導体記憶
装置の構造と製造方法を示す図10から図21において
は、素子分離絶縁膜の図示を省略してある。
る。まずはじめに、図9の断面図を用いて本発明の半導
体不揮発性記憶装置の構造を説明する。なお本発明の半
導体記憶装置の製造方法を示す図1から図3においては
素子分離絶縁膜は図示しているが、本発明の半導体記憶
装置の構造と製造方法を示す図10から図21において
は、素子分離絶縁膜の図示を省略してある。
【0023】図9に示すように、本発明の半導体不揮発
性記憶装置は、半導体基板11上に設けるトンネル酸化
膜13と窒化シリコン膜15とトップ酸化膜17とから
なるメモリゲート絶縁膜19を有する。
性記憶装置は、半導体基板11上に設けるトンネル酸化
膜13と窒化シリコン膜15とトップ酸化膜17とから
なるメモリゲート絶縁膜19を有する。
【0024】さらにこのメモリゲート絶縁膜19に隣接
する半導体基板11にMOSゲート絶縁膜21を設け
る。
する半導体基板11にMOSゲート絶縁膜21を設け
る。
【0025】そしてこのメモリゲート絶縁膜19とMO
Sゲート絶縁膜21との上にゲート電極25を設ける。
Sゲート絶縁膜21との上にゲート電極25を設ける。
【0026】さらにメモリゲート絶縁膜19とMOSゲ
ート絶縁膜21との間に、半導体基板11と逆導電型の
不純物拡散領域31を設ける。この不純物拡散領域31
の不純物濃度は1018から1020cm-3程度とする。
ート絶縁膜21との間に、半導体基板11と逆導電型の
不純物拡散領域31を設ける。この不純物拡散領域31
の不純物濃度は1018から1020cm-3程度とする。
【0027】そしてゲート電極25に整合した領域に、
半導体基板11と逆導電型のソース領域とドレイン領域
となる高濃度領域29を設ける。
半導体基板11と逆導電型のソース領域とドレイン領域
となる高濃度領域29を設ける。
【0028】さらに層間絶縁膜53に形成したコンタク
トホールを介して、高濃度領域29と接続する配線55
を設ける。
トホールを介して、高濃度領域29と接続する配線55
を設ける。
【0029】本発明の半導体不揮発性記憶装置は、図9
に示すように、MOSトランジスタ37とメモリトラン
ジスタ35との間に、半導体基板11と逆導電型の不純
物濃度の高い不純物拡散領域31を設けている。
に示すように、MOSトランジスタ37とメモリトラン
ジスタ35との間に、半導体基板11と逆導電型の不純
物濃度の高い不純物拡散領域31を設けている。
【0030】このため図23に示すように、ソース39
をオープンにし、基板45に零Vの電圧を印加し、ドレ
イン41とゲート43とに、たとえば9Vの高電圧を印
加する書き込み阻止動作のとき、不純物拡散領域31に
より書き込み阻止が不可能となることは発生しない。
をオープンにし、基板45に零Vの電圧を印加し、ドレ
イン41とゲート43とに、たとえば9Vの高電圧を印
加する書き込み阻止動作のとき、不純物拡散領域31に
より書き込み阻止が不可能となることは発生しない。
【0031】これは不純物拡散領域31を設けると、図
23に示すようなバイアス電圧を印加した状態では、メ
モリトランジスタ35の下部の半導体基板11にはチャ
ネルが形成され、不純物拡散領域31はドレイン41の
書き込み阻止電圧の9Vと同電位となって、書き込み阻
止動作が可能となる。
23に示すようなバイアス電圧を印加した状態では、メ
モリトランジスタ35の下部の半導体基板11にはチャ
ネルが形成され、不純物拡散領域31はドレイン41の
書き込み阻止電圧の9Vと同電位となって、書き込み阻
止動作が可能となる。
【0032】つぎにこの図9に示す半導体不揮発性記憶
装置を形成するための製造方法を、図1から図9の断面
図を用いて説明する。
装置を形成するための製造方法を、図1から図9の断面
図を用いて説明する。
【0033】まず図1に示すように、導電型がP型の半
導体基板11を酸化処理して、酸化シリコン膜からなる
パッド酸化膜47を20nmの膜厚で形成する。
導体基板11を酸化処理して、酸化シリコン膜からなる
パッド酸化膜47を20nmの膜厚で形成する。
【0034】その後、ジクロルシラン(SiH2 Cl
2 )とアンモニア(NH3 )とを反応ガスとして用いる
化学気相成長法により、膜厚が100nmの窒化シリコ
ン膜からなる耐酸化膜49を形成する。
2 )とアンモニア(NH3 )とを反応ガスとして用いる
化学気相成長法により、膜厚が100nmの窒化シリコ
ン膜からなる耐酸化膜49を形成する。
【0035】その後、この耐酸化膜49上の全面に感光
性樹脂27を回転塗布法により形成し、所定のフォトマ
スクを用いて露光、現像処理を行い、素子領域上に感光
性樹脂27を形成するように、この感光性樹脂27をパ
ターニングする。
性樹脂27を回転塗布法により形成し、所定のフォトマ
スクを用いて露光、現像処理を行い、素子領域上に感光
性樹脂27を形成するように、この感光性樹脂27をパ
ターニングする。
【0036】その後、感光性樹脂27をエッチングマス
クに用いて、窒化シリコン膜からなる耐酸化膜49をパ
ターニングする。すなわち、素子分離領域の耐酸化膜を
エッチング除去する。
クに用いて、窒化シリコン膜からなる耐酸化膜49をパ
ターニングする。すなわち、素子分離領域の耐酸化膜を
エッチング除去する。
【0037】この耐酸化膜49のエッチングは、反応性
イオンエッチング装置を用いて、エッチングガスとして
六フッ化イオウ(SF6 )とヘリウム(He)と三フッ
化メタン(CHF3 )との混合ガスを用いて行う。その
後、エッチングマスクとして用いた感光性樹脂27を除
去する。
イオンエッチング装置を用いて、エッチングガスとして
六フッ化イオウ(SF6 )とヘリウム(He)と三フッ
化メタン(CHF3 )との混合ガスを用いて行う。その
後、エッチングマスクとして用いた感光性樹脂27を除
去する。
【0038】つぎに図2に示すように、この耐酸化膜4
9を酸化防止膜に用いる選択酸化処理を行うことによっ
て、素子領域の周囲の素子分離領域に素子分離絶縁膜5
1を700nmの膜厚で形成する。
9を酸化防止膜に用いる選択酸化処理を行うことによっ
て、素子領域の周囲の素子分離領域に素子分離絶縁膜5
1を700nmの膜厚で形成する。
【0039】この素子分離絶縁膜51を形成する選択酸
化処理条件は、水蒸気酸化雰囲気中で、温度1000
℃、時間160分の条件で行う。
化処理条件は、水蒸気酸化雰囲気中で、温度1000
℃、時間160分の条件で行う。
【0040】つぎに図3に示すように、選択酸化処理の
酸化防止膜として使用した耐酸化膜49を加熱したリン
酸を用いて除去する。このとき、加熱したリン酸は、酸
化シリコン膜からなるパッド酸化膜47は、ほとんどエ
ッチングしないのでパッド酸化膜47は半導体基板11
の素子領域に残存する。
酸化防止膜として使用した耐酸化膜49を加熱したリン
酸を用いて除去する。このとき、加熱したリン酸は、酸
化シリコン膜からなるパッド酸化膜47は、ほとんどエ
ッチングしないのでパッド酸化膜47は半導体基板11
の素子領域に残存する。
【0041】つぎに図4に示すように、回転塗布法によ
り全面に感光性樹脂27を形成し、所定のフォトマスク
を用いて露光、現像処理を行い、不純物拡散領域31の
形成領域に開口部を有する感光性樹脂27を形成するよ
うに、この感光性樹脂27をパターニングする。
り全面に感光性樹脂27を形成し、所定のフォトマスク
を用いて露光、現像処理を行い、不純物拡散領域31の
形成領域に開口部を有する感光性樹脂27を形成するよ
うに、この感光性樹脂27をパターニングする。
【0042】その後、感光性樹脂27をイオン注入の阻
止膜として使用し、半導体基板11の導電型と逆導電型
の不純物である砒素を、前述の不純物濃度である1018
から1020cm-3程度となるように、半導体基板11に
導入し、不純物拡散領域31を形成する。
止膜として使用し、半導体基板11の導電型と逆導電型
の不純物である砒素を、前述の不純物濃度である1018
から1020cm-3程度となるように、半導体基板11に
導入し、不純物拡散領域31を形成する。
【0043】その後、イオン注入の阻止膜として用いた
感光性樹脂27を除去し、さらにパッド酸化膜47も除
去する。
感光性樹脂27を除去し、さらにパッド酸化膜47も除
去する。
【0044】つぎに図5に示すように、半導体基板11
上にMOSゲート絶縁膜21を膜厚30nm程度形成す
る。
上にMOSゲート絶縁膜21を膜厚30nm程度形成す
る。
【0045】このMOSゲート絶縁膜21の形成条件
は、酸素と窒素との混合ガス雰囲気中で、温度1000
℃、時間60分の条件で行う。
は、酸素と窒素との混合ガス雰囲気中で、温度1000
℃、時間60分の条件で行う。
【0046】その後、回転塗布法により全面に感光性樹
脂27を形成し、所定のフォトマスクを用いて露光処理
と、現像処理とを行い、MOSトランジスタの形成領域
を含む領域で、かつ不純物拡散領域31に対応するよう
に感光性樹脂27をパターニングする。
脂27を形成し、所定のフォトマスクを用いて露光処理
と、現像処理とを行い、MOSトランジスタの形成領域
を含む領域で、かつ不純物拡散領域31に対応するよう
に感光性樹脂27をパターニングする。
【0047】つぎに図6に示すように、感光性樹脂27
をエッチングマスクに用いてMOSゲート絶縁膜21を
エッチングする。
をエッチングマスクに用いてMOSゲート絶縁膜21を
エッチングする。
【0048】このMOSゲート絶縁膜21のエッチング
は、反応性イオンエッチング装置を用いて、そしてエッ
チングガスとして三フッ化メタン(CHF3 )と四フッ
化炭素(CF4 )との混合ガスを用いて行う。
は、反応性イオンエッチング装置を用いて、そしてエッ
チングガスとして三フッ化メタン(CHF3 )と四フッ
化炭素(CF4 )との混合ガスを用いて行う。
【0049】その後、MOSゲート絶縁膜21のパター
ニングのためのエッチングマスクとして用いた感光性樹
脂27を除去する。
ニングのためのエッチングマスクとして用いた感光性樹
脂27を除去する。
【0050】その後、半導体基板11を酸化処理して、
酸化シリコン膜からなるトンネル酸化膜13を2nmの
膜厚で、半導体基板11上に形成する。
酸化シリコン膜からなるトンネル酸化膜13を2nmの
膜厚で、半導体基板11上に形成する。
【0051】このトンネル酸化膜13の形成は、酸素と
窒素との混合ガス雰囲気中で、温度900℃で、時間3
0分の酸化処理を行うことにより形成する。
窒素との混合ガス雰囲気中で、温度900℃で、時間3
0分の酸化処理を行うことにより形成する。
【0052】トンネル酸化膜13を形成するための酸化
処理工程において、酸化剤がMOSゲート絶縁膜21中
を拡散して半導体基板11に到達することによって、半
導体基板11も酸化されるが、MOSゲート絶縁膜21
の膜厚の増加は0.5nm以下とごくわずかである。
処理工程において、酸化剤がMOSゲート絶縁膜21中
を拡散して半導体基板11に到達することによって、半
導体基板11も酸化されるが、MOSゲート絶縁膜21
の膜厚の増加は0.5nm以下とごくわずかである。
【0053】その後、ジクロルシラン(SiH2 Cl
2 )とアンモニア(NH3 )とを反応ガスとして用いる
化学気相成長法により、膜厚が11nmの窒化シリコン
膜15を全面に形成する。
2 )とアンモニア(NH3 )とを反応ガスとして用いる
化学気相成長法により、膜厚が11nmの窒化シリコン
膜15を全面に形成する。
【0054】その後、酸化処理を行って窒化シリコン膜
15上に酸化シリコン膜からなるトップ酸化膜17を膜
厚5nm形成する。このトップ酸化膜17を窒化シリコ
ン膜15上に形成することにより、窒化シリコン膜15
の膜厚は減少し、当初の膜厚11nmから8nmにな
る。このトップ酸化膜17は、水蒸気酸化雰囲気中で、
温度900℃、時間60分の酸化条件で形成する。
15上に酸化シリコン膜からなるトップ酸化膜17を膜
厚5nm形成する。このトップ酸化膜17を窒化シリコ
ン膜15上に形成することにより、窒化シリコン膜15
の膜厚は減少し、当初の膜厚11nmから8nmにな
る。このトップ酸化膜17は、水蒸気酸化雰囲気中で、
温度900℃、時間60分の酸化条件で形成する。
【0055】その後、回転塗布法により全面に感光性樹
脂27を形成し、所定のフォトマスクを用いて露光、現
像処理を行い、メモリトランジスタの形成領域を含む領
域に感光性樹脂27を形成するように、パターニングす
る。
脂27を形成し、所定のフォトマスクを用いて露光、現
像処理を行い、メモリトランジスタの形成領域を含む領
域に感光性樹脂27を形成するように、パターニングす
る。
【0056】このとき、トップ酸化膜17と窒化シリコ
ン膜15とをパターニングするための感光性樹脂27
は、MOSゲート絶縁膜21にオーバーラップようにパ
ターニングする。
ン膜15とをパターニングするための感光性樹脂27
は、MOSゲート絶縁膜21にオーバーラップようにパ
ターニングする。
【0057】このMOSゲート絶縁膜21上に形成する
感光性樹脂27のオーバーラップ量は、アライメント工
程におけるフォトマスク合わせズレ量や、パターニング
工程におけるトップ酸化膜17と窒化シリコン膜15と
のエッチングバラツキ量を考慮して、このオーバーラッ
プ寸法を設定すればよい。
感光性樹脂27のオーバーラップ量は、アライメント工
程におけるフォトマスク合わせズレ量や、パターニング
工程におけるトップ酸化膜17と窒化シリコン膜15と
のエッチングバラツキ量を考慮して、このオーバーラッ
プ寸法を設定すればよい。
【0058】つぎに図7に示すように、感光性樹脂27
をエッチングマスクに用いて、トップ酸化膜17と窒化
シリコン膜15とをパターニングする。
をエッチングマスクに用いて、トップ酸化膜17と窒化
シリコン膜15とをパターニングする。
【0059】酸化シリコン膜からなるトップ酸化膜17
のエッチングは、フッ酸系のエッチング液を用いるウエ
ットエッチングにより行う。
のエッチングは、フッ酸系のエッチング液を用いるウエ
ットエッチングにより行う。
【0060】そして窒化シリコン膜15のエッチング
は、反応性イオンエッチング装置を用いて、エッチング
ガスとして六フッ化イオウ(SF6 )とヘリウム(H
e)と三フッ化メタン(CHF3 )との混合ガスを用い
て行う。
は、反応性イオンエッチング装置を用いて、エッチング
ガスとして六フッ化イオウ(SF6 )とヘリウム(H
e)と三フッ化メタン(CHF3 )との混合ガスを用い
て行う。
【0061】この結果、メモリトランジスタの形成領域
にトンネル酸化膜13と窒化シリコン膜15とトップ酸
化膜17とからなるメモリゲート絶縁膜19を形成し、
さらにMOSトランジスタの形成領域にMOSゲート絶
縁膜21を形成することができる。
にトンネル酸化膜13と窒化シリコン膜15とトップ酸
化膜17とからなるメモリゲート絶縁膜19を形成し、
さらにMOSトランジスタの形成領域にMOSゲート絶
縁膜21を形成することができる。
【0062】その後、反応ガスとしてモノシラン(Si
H4 )を用いる化学気相成長法によって、膜厚が400
nmの多結晶シリコン膜からなるゲート電極材料23を
全面に形成する。
H4 )を用いる化学気相成長法によって、膜厚が400
nmの多結晶シリコン膜からなるゲート電極材料23を
全面に形成する。
【0063】その後、全面に感光性樹脂27を回転塗布
法により形成し、所定のフォトマスクを用いて露光、お
よび現像処理を行い、感光性樹脂27をメモリトランジ
スタとMOSトランジスタとの形成領域に形成するよ
う、すなわちゲート電極の形状に、感光性樹脂27をパ
ターニングする。
法により形成し、所定のフォトマスクを用いて露光、お
よび現像処理を行い、感光性樹脂27をメモリトランジ
スタとMOSトランジスタとの形成領域に形成するよ
う、すなわちゲート電極の形状に、感光性樹脂27をパ
ターニングする。
【0064】つぎに図8に示すように、感光性樹脂27
をエッチングマスクに用いて、ゲート電極材料23をパ
ターニングしてゲート電極25を形成する。
をエッチングマスクに用いて、ゲート電極材料23をパ
ターニングしてゲート電極25を形成する。
【0065】このゲート電極25のエッチングは、反応
性イオンエッチング装置を用いて、エッチングガスとし
て六フッ化イオウ(SF6 )と酸素(02 )との混合ガ
スを用いて行う。
性イオンエッチング装置を用いて、エッチングガスとし
て六フッ化イオウ(SF6 )と酸素(02 )との混合ガ
スを用いて行う。
【0066】その後さらに、感光性樹脂27をエッチン
グマスクに用いて、ゲート電極25に覆われていない領
域のMOSゲート絶縁膜21と、トップ酸化膜17と窒
化シリコン膜15とトンネル酸化膜13とからなるメモ
リゲート絶縁膜19とを、ゲート電極25に整合するよ
うにパターニングする。
グマスクに用いて、ゲート電極25に覆われていない領
域のMOSゲート絶縁膜21と、トップ酸化膜17と窒
化シリコン膜15とトンネル酸化膜13とからなるメモ
リゲート絶縁膜19とを、ゲート電極25に整合するよ
うにパターニングする。
【0067】その後、ゲート電極25の整合した領域の
半導体基板11に、この半導体基板11と逆導電型の不
純物である砒素を導入して、ソース領域とドレイン領域
となる高濃度領域29を形成する。この高濃度領域29
を形成するための砒素のイオン注入量は、3×1015c
m-2程度の条件で行う。
半導体基板11に、この半導体基板11と逆導電型の不
純物である砒素を導入して、ソース領域とドレイン領域
となる高濃度領域29を形成する。この高濃度領域29
を形成するための砒素のイオン注入量は、3×1015c
m-2程度の条件で行う。
【0068】つぎに図9に示すように、リンとボロンと
を含む酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜53を400
nm程度の膜厚で、化学気相成長法により全面に形成す
る。
を含む酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜53を400
nm程度の膜厚で、化学気相成長法により全面に形成す
る。
【0069】その後、層間絶縁膜53上に感光性樹脂
(図示せず)を回転塗布法により形成し、所定のフォト
マスクを用いて露光処理、および現像処理を行い、コン
タクトホールに対応する開口を有する感光性樹脂をパタ
ーニングする。
(図示せず)を回転塗布法により形成し、所定のフォト
マスクを用いて露光処理、および現像処理を行い、コン
タクトホールに対応する開口を有する感光性樹脂をパタ
ーニングする。
【0070】その後、このパターニングした感光性樹脂
をエッチングマスクに用いて層間絶縁膜53をエッチン
グしてコンタクトホールを形成する。
をエッチングマスクに用いて層間絶縁膜53をエッチン
グしてコンタクトホールを形成する。
【0071】このコンタクトホールのエッチングは、反
応性イオンエッチング装置を用い、三フッ化メタン(C
HF3 )と二フッ化メタン(CH2 F2 )との混合ガス
をエッチングガスとして用いて行う。
応性イオンエッチング装置を用い、三フッ化メタン(C
HF3 )と二フッ化メタン(CH2 F2 )との混合ガス
をエッチングガスとして用いて行う。
【0072】その後、スパッタリング装置を用いて、シ
リコンと銅とを含むアルミニウムからなる配線材料を、
800nm程度の膜厚で全面に形成する。
リコンと銅とを含むアルミニウムからなる配線材料を、
800nm程度の膜厚で全面に形成する。
【0073】その後、配線材料上に感光性樹脂(図示せ
ず)を回転塗布法により形成し、所定のフォトマスクを
用いて露光処理、および現像処理を行い、配線55に対
応するパターンを有する感光性樹脂をパターニングす
る。
ず)を回転塗布法により形成し、所定のフォトマスクを
用いて露光処理、および現像処理を行い、配線55に対
応するパターンを有する感光性樹脂をパターニングす
る。
【0074】その後、このパターニングした感光性樹脂
をエッチングマスクに用いて配線材料をエッチングして
配線55を形成する。
をエッチングマスクに用いて配線材料をエッチングして
配線55を形成する。
【0075】この配線55のエッチングは、反応性イオ
ンエッチング装置を用い、エッチングガスとして塩素
(Cl2 )と三塩化ホウ素(BCl3 )との混合ガスを
用いて行う。
ンエッチング装置を用い、エッチングガスとして塩素
(Cl2 )と三塩化ホウ素(BCl3 )との混合ガスを
用いて行う。
【0076】この結果、メモリトランジスタ35に隣接
してMOSトランジスタ37を有する半導体不揮発性記
憶装置を形成することができる。
してMOSトランジスタ37を有する半導体不揮発性記
憶装置を形成することができる。
【0077】つぎに本発明の半導体不揮発性記憶装置の
製造方法における他の実施例を、図10から図11の断
面図を用いて説明する。
製造方法における他の実施例を、図10から図11の断
面図を用いて説明する。
【0078】図1から図3を用いて説明した製造方法と
同じ処理工程によって、半導体基板11にパッド酸化膜
と耐酸化膜とを形成し、この耐酸化膜を酸化防止膜と使
用して、選択酸化処理により素子分離絶縁膜を形成す
る。その後、耐酸化膜とパッド酸化膜とを除去する。
同じ処理工程によって、半導体基板11にパッド酸化膜
と耐酸化膜とを形成し、この耐酸化膜を酸化防止膜と使
用して、選択酸化処理により素子分離絶縁膜を形成す
る。その後、耐酸化膜とパッド酸化膜とを除去する。
【0079】つぎに図10に示すように、半導体基板1
1の酸化処理を行いMOSゲート絶縁膜21を膜厚30
nm程度形成する。このMOSゲート絶縁膜21の形成
条件は、酸素と窒素との混合ガス雰囲気中で、温度10
00℃、時間60分の条件で行う。
1の酸化処理を行いMOSゲート絶縁膜21を膜厚30
nm程度形成する。このMOSゲート絶縁膜21の形成
条件は、酸素と窒素との混合ガス雰囲気中で、温度10
00℃、時間60分の条件で行う。
【0080】その後、MOSゲート絶縁膜21上に回転
塗布法により感光性樹脂27を形成して、所定のフォト
マスクを用いて露光、現像処理を行い、不純物拡散領域
31の形成領域に開口部を有する感光性樹脂27を形成
するように、パターニングする。
塗布法により感光性樹脂27を形成して、所定のフォト
マスクを用いて露光、現像処理を行い、不純物拡散領域
31の形成領域に開口部を有する感光性樹脂27を形成
するように、パターニングする。
【0081】その後、感光性樹脂27をイオン注入の阻
止膜として使用し、半導体基板11の導電型と逆導電型
の不純物である砒素を、前述の不純物濃度である1018
から1020cm-3程度となるように、半導体基板11に
導入し、不純物拡散領域31を形成する。
止膜として使用し、半導体基板11の導電型と逆導電型
の不純物である砒素を、前述の不純物濃度である1018
から1020cm-3程度となるように、半導体基板11に
導入し、不純物拡散領域31を形成する。
【0082】その後、不純物拡散領域31形成のための
イオン注入の阻止膜として用いた感光性樹脂27を除去
する。
イオン注入の阻止膜として用いた感光性樹脂27を除去
する。
【0083】つぎに図11に示すように、回転塗布法に
より全面に感光性樹脂27を形成して、所定のフォトマ
スクを用いて露光処理と、現像処理とを行い、MOSト
ランジスタの形成領域を含む領域で、かつ不純物拡散領
域31に対応するように、感光性樹脂27をパターニン
グする。
より全面に感光性樹脂27を形成して、所定のフォトマ
スクを用いて露光処理と、現像処理とを行い、MOSト
ランジスタの形成領域を含む領域で、かつ不純物拡散領
域31に対応するように、感光性樹脂27をパターニン
グする。
【0084】その後、感光性樹脂27をエッチングマス
クに用いてMOSゲート絶縁膜21をエッチングする。
クに用いてMOSゲート絶縁膜21をエッチングする。
【0085】このMOSゲート絶縁膜21のエッチング
は、反応性イオンエッチング装置を用いて、そしてエッ
チングガスとして三フッ化メタン(CHF3 )と四フッ
化炭素(CF4 )との混合ガスを用いて行う。
は、反応性イオンエッチング装置を用いて、そしてエッ
チングガスとして三フッ化メタン(CHF3 )と四フッ
化炭素(CF4 )との混合ガスを用いて行う。
【0086】その後は図6から図9を用いて説明した処
理工程と同じ製造方法である、トンネル酸化膜13と窒
化シリコン膜15とトップ酸化膜17とからなるメモリ
ゲート絶縁膜19を形成し、ゲート電極25を形成し、
さらに高濃度領域29を形成し、さらに層間絶縁膜53
を形成し、配線55を形成することにより、メモリトラ
ンジスタ35とMOSトランジスタ37とを有する、図
9に示すような半導体不揮発性記憶装置を形成すること
ができる。
理工程と同じ製造方法である、トンネル酸化膜13と窒
化シリコン膜15とトップ酸化膜17とからなるメモリ
ゲート絶縁膜19を形成し、ゲート電極25を形成し、
さらに高濃度領域29を形成し、さらに層間絶縁膜53
を形成し、配線55を形成することにより、メモリトラ
ンジスタ35とMOSトランジスタ37とを有する、図
9に示すような半導体不揮発性記憶装置を形成すること
ができる。
【0087】さらに図12を用いて他の実施例における
半導体不揮発性記憶装置の構成を説明する。
半導体不揮発性記憶装置の構成を説明する。
【0088】図1から図11を用いて説明した実施例と
の構成上の相違点は、MOSゲート絶縁膜21の端面部
と、窒化シリコン膜15とトップ酸化膜17との端面部
との位置関係である。
の構成上の相違点は、MOSゲート絶縁膜21の端面部
と、窒化シリコン膜15とトップ酸化膜17との端面部
との位置関係である。
【0089】すなわち図12に示すように、MOSゲー
ト絶縁膜21の高濃度領域29と反対側の端面部と、窒
化シリコン膜15とトップ酸化膜17との高濃度領域2
9と反対側の端面部とは、ほぼ同じ位置になるようにし
ている。
ト絶縁膜21の高濃度領域29と反対側の端面部と、窒
化シリコン膜15とトップ酸化膜17との高濃度領域2
9と反対側の端面部とは、ほぼ同じ位置になるようにし
ている。
【0090】なおこの図12に示す半導体不揮発性記憶
装置を得るための製造方法は、図1から図9を用いて説
明した製造方法、あるいは図10から図11を用いて説
明した製造方法によって形成することができる。
装置を得るための製造方法は、図1から図9を用いて説
明した製造方法、あるいは図10から図11を用いて説
明した製造方法によって形成することができる。
【0091】図12おいては、MOSゲート絶縁膜21
の端面部と、窒化シリコン膜15の端面部とが接するよ
うに構成しているが、MOSゲート絶縁膜21の端面部
と、窒化シリコン膜15の端面部のトップ酸化膜17と
が接触するように構成してもよい。
の端面部と、窒化シリコン膜15の端面部とが接するよ
うに構成しているが、MOSゲート絶縁膜21の端面部
と、窒化シリコン膜15の端面部のトップ酸化膜17と
が接触するように構成してもよい。
【0092】すなわち、MOSゲート絶縁膜21と、窒
化シリコン膜15あるいはトップ酸化膜17との間に間
隙が発生しないように構成すればよい。
化シリコン膜15あるいはトップ酸化膜17との間に間
隙が発生しないように構成すればよい。
【0093】つぎに図13から図15を用いて本発明の
他の実施例における半導体不揮発性記憶装置の製造方法
を説明する。
他の実施例における半導体不揮発性記憶装置の製造方法
を説明する。
【0094】図13示すように、図1から図9を用いて
説明した実施例と同じような処理工程、あるいは図10
から図11を用いて説明した実施例と同じような処理工
程を行い、半導体基板11上に、不純物拡散層31と、
30nm程度の膜厚のMOSゲート絶縁膜21とを形成
する。すなわちパッド酸化膜上に形成した感光性樹脂を
不純物イオン注入の阻止膜として不純物拡散層31を形
成し、その後、MOSゲート絶縁膜21を形成するか、
あるいはMOSゲート絶縁膜21上に形成した感光性樹
脂を不純物イオン注入の阻止膜として不純物拡散層31
を形成する。
説明した実施例と同じような処理工程、あるいは図10
から図11を用いて説明した実施例と同じような処理工
程を行い、半導体基板11上に、不純物拡散層31と、
30nm程度の膜厚のMOSゲート絶縁膜21とを形成
する。すなわちパッド酸化膜上に形成した感光性樹脂を
不純物イオン注入の阻止膜として不純物拡散層31を形
成し、その後、MOSゲート絶縁膜21を形成するか、
あるいはMOSゲート絶縁膜21上に形成した感光性樹
脂を不純物イオン注入の阻止膜として不純物拡散層31
を形成する。
【0095】その後、さらにこのMOSゲート絶縁膜2
1をパターニングし、その後、酸化処理を行いトンネル
酸化膜13を2nmの膜厚で半導体基板11に形成す
る。
1をパターニングし、その後、酸化処理を行いトンネル
酸化膜13を2nmの膜厚で半導体基板11に形成す
る。
【0096】その後、ジクロルシランとアンモニアとを
反応ガスとして用いる化学気相成長法により、膜厚が1
1nmの窒化シリコン膜15を全面に形成する。
反応ガスとして用いる化学気相成長法により、膜厚が1
1nmの窒化シリコン膜15を全面に形成する。
【0097】その後、回転塗布法によって、窒化シリコ
ン膜13上の全面に感光性樹脂27を形成し、所定のフ
ォトマスクを用いて露光処理と現像処理とを行い、メモ
リトランジスタの形成領域を含む領域に感光性樹脂27
を形成するように、この感光性樹脂27をパターニング
する。
ン膜13上の全面に感光性樹脂27を形成し、所定のフ
ォトマスクを用いて露光処理と現像処理とを行い、メモ
リトランジスタの形成領域を含む領域に感光性樹脂27
を形成するように、この感光性樹脂27をパターニング
する。
【0098】このとき窒化シリコン膜15をパターニン
グするためのエッチングマスクとして用いる感光性樹脂
27は、MOSゲート絶縁膜21にオーバーラップする
ようにパターニングする。この感光性樹脂27のMOS
ゲート絶縁膜21へのオーバーラップ量は、アライメン
ト工程におけるフォトマスク合わせズレ量や、パターニ
ング工程における窒化シリコン膜15のエッチングバラ
ツキ量を考慮して設定する。
グするためのエッチングマスクとして用いる感光性樹脂
27は、MOSゲート絶縁膜21にオーバーラップする
ようにパターニングする。この感光性樹脂27のMOS
ゲート絶縁膜21へのオーバーラップ量は、アライメン
ト工程におけるフォトマスク合わせズレ量や、パターニ
ング工程における窒化シリコン膜15のエッチングバラ
ツキ量を考慮して設定する。
【0099】つぎに図14に示すように、感光性樹脂2
7をエッチングマスクに用いて、窒化シリコン膜15を
パターニングする。
7をエッチングマスクに用いて、窒化シリコン膜15を
パターニングする。
【0100】この窒化シリコン膜15のエッチングは、
反応性イオンエッチング装置を用いて、エッチングガス
として六フッ化イオウ(SF6 )とヘリウム(He)と
三フッ化メタン(CHF3 )との混合ガスを用いて行
う。
反応性イオンエッチング装置を用いて、エッチングガス
として六フッ化イオウ(SF6 )とヘリウム(He)と
三フッ化メタン(CHF3 )との混合ガスを用いて行
う。
【0101】その後、酸化処理を行って窒化シリコン膜
15上に酸化シリコン膜からなるトップ酸化膜17を、
膜厚5nmで形成する。このトップ酸化膜17は、水蒸
気酸化雰囲気中で、温度900℃、時間60分の酸化条
件で形成する。
15上に酸化シリコン膜からなるトップ酸化膜17を、
膜厚5nmで形成する。このトップ酸化膜17は、水蒸
気酸化雰囲気中で、温度900℃、時間60分の酸化条
件で形成する。
【0102】このトップ酸化膜17を窒化シリコン膜1
5上に形成することにより、窒化シリコン膜15の膜厚
は減少し、当初の膜厚11nmから8nmになる。
5上に形成することにより、窒化シリコン膜15の膜厚
は減少し、当初の膜厚11nmから8nmになる。
【0103】この結果、メモリトランジスタの形成領域
にトンネル酸化膜13と窒化シリコン膜15とトップ酸
化膜17とからなるメモリゲート絶縁膜19を形成し、
さらにMOSトランジスタの形成領域にMOSゲート絶
縁膜21を形成することができる。
にトンネル酸化膜13と窒化シリコン膜15とトップ酸
化膜17とからなるメモリゲート絶縁膜19を形成し、
さらにMOSトランジスタの形成領域にMOSゲート絶
縁膜21を形成することができる。
【0104】トップ酸化膜17を形成するための酸化処
理工程において、酸化剤がMOSゲート絶縁膜21中を
拡散して半導体基板11に到達することによって、半導
体基板11も酸化されるが、MOSゲート絶縁膜21の
膜厚の増加は、トンネル酸化膜13形成時の酸化処理の
膜厚の増加とあわせても、0.5nm以下とごくわずか
である。
理工程において、酸化剤がMOSゲート絶縁膜21中を
拡散して半導体基板11に到達することによって、半導
体基板11も酸化されるが、MOSゲート絶縁膜21の
膜厚の増加は、トンネル酸化膜13形成時の酸化処理の
膜厚の増加とあわせても、0.5nm以下とごくわずか
である。
【0105】その後は、図1から図9を用いて説明した
実施例と同じように、感光性樹脂をエッチングマスクに
用いて、ゲート電極材料をエッチングしてゲート電極2
5を形成する。
実施例と同じように、感光性樹脂をエッチングマスクに
用いて、ゲート電極材料をエッチングしてゲート電極2
5を形成する。
【0106】その後、ゲート電極25の整合した領域の
半導体基板11に、この半導体基板11と逆導電型の不
純物である砒素を導入して、ソース領域とドレイン領域
となる高濃度領域29を形成する。
半導体基板11に、この半導体基板11と逆導電型の不
純物である砒素を導入して、ソース領域とドレイン領域
となる高濃度領域29を形成する。
【0107】その後、層間絶縁膜53を形成し、感光性
樹脂をエッチングマスクに用いて層間絶縁膜53をエッ
チングしてコンタクトホールを形成する。
樹脂をエッチングマスクに用いて層間絶縁膜53をエッ
チングしてコンタクトホールを形成する。
【0108】その後、配線材料を形成し、感光性樹脂を
エッチングマスクに用いて配線材料をエッチングして配
線55を形成する。
エッチングマスクに用いて配線材料をエッチングして配
線55を形成する。
【0109】この結果、メモリトランジスタ35に隣接
してMOSトランジスタ37を有する半導体不揮発性記
憶装置を形成することができる。
してMOSトランジスタ37を有する半導体不揮発性記
憶装置を形成することができる。
【0110】つぎに図16から図18を用いて本発明の
他の実施例における半導体不揮発性記憶装置の製造方法
を説明する。
他の実施例における半導体不揮発性記憶装置の製造方法
を説明する。
【0111】図1から図3を用いて説明した方法と同じ
処理工程により、半導体基板11にパッド酸化膜と耐酸
化膜とを形成し、この耐酸化膜を酸化防止膜と使用して
選択酸化を行い素子分離絶縁膜を形成する。その後、耐
酸化膜とパッド酸化膜とを除去する。
処理工程により、半導体基板11にパッド酸化膜と耐酸
化膜とを形成し、この耐酸化膜を酸化防止膜と使用して
選択酸化を行い素子分離絶縁膜を形成する。その後、耐
酸化膜とパッド酸化膜とを除去する。
【0112】つぎに図16に示すように、半導体基板1
1を酸化処理して、酸化シリコン膜からなるトンネル酸
化膜13を2nmの膜厚で形成する。
1を酸化処理して、酸化シリコン膜からなるトンネル酸
化膜13を2nmの膜厚で形成する。
【0113】このトンネル酸化膜13の形成は、酸素と
窒素との混合ガス雰囲気中で、温度900℃で、時間3
0分の酸化処理を行うことで形成する。
窒素との混合ガス雰囲気中で、温度900℃で、時間3
0分の酸化処理を行うことで形成する。
【0114】その後、回転塗布法によって全面に感光性
樹脂27を形成し、所定のフォトマスクを用いて露光処
理と、現像処理とを行い、不純物拡散領域31の形成領
域に開口部を有する感光性樹脂27を形成するように、
この感光性樹脂27をパターニングする。
樹脂27を形成し、所定のフォトマスクを用いて露光処
理と、現像処理とを行い、不純物拡散領域31の形成領
域に開口部を有する感光性樹脂27を形成するように、
この感光性樹脂27をパターニングする。
【0115】その後、感光性樹脂27をイオン注入の阻
止膜として使用し、半導体基板11の導電型と逆導電型
の不純物である砒素を、1018から1020cm-3程度の
不純物濃度となるように、半導体基板11に導入して、
不純物拡散領域31を形成する。その後、イオン注入の
阻止膜として用いた感光性樹脂27を除去する。
止膜として使用し、半導体基板11の導電型と逆導電型
の不純物である砒素を、1018から1020cm-3程度の
不純物濃度となるように、半導体基板11に導入して、
不純物拡散領域31を形成する。その後、イオン注入の
阻止膜として用いた感光性樹脂27を除去する。
【0116】その後、ジクロルシラン(SiH2 Cl
2 )とアンモニア(NH3 )とを反応ガスとして用いる
化学気相成長法により、膜厚が11nmの窒化シリコン
膜15を全面に形成する。
2 )とアンモニア(NH3 )とを反応ガスとして用いる
化学気相成長法により、膜厚が11nmの窒化シリコン
膜15を全面に形成する。
【0117】その後、回転塗布法によって、窒化シリコ
ン膜15上に感光性樹脂27を形成し、所定のフォトマ
スクを用いて露光処理と、現像処理とを行い、メモリト
ランジスタの形成領域を含む領域で、かつ不樹物拡散領
域31に対応するように、感光性樹脂27を形成するよ
う、この感光性樹脂27をパターニングする。
ン膜15上に感光性樹脂27を形成し、所定のフォトマ
スクを用いて露光処理と、現像処理とを行い、メモリト
ランジスタの形成領域を含む領域で、かつ不樹物拡散領
域31に対応するように、感光性樹脂27を形成するよ
う、この感光性樹脂27をパターニングする。
【0118】つぎに図18に示すように、感光性樹脂2
7をエッチングマスクに用いて、窒化シリコン膜15と
トンネル酸化膜13とをパターニングする。
7をエッチングマスクに用いて、窒化シリコン膜15と
トンネル酸化膜13とをパターニングする。
【0119】この窒化シリコン膜15のエッチングは、
反応性イオンエッチング装置を用いて、エッチングガス
として六フッ化イオウ(SF6 )とヘリウム(He)と
三フッ化メタン(CHF3 )との混合ガスを用いて行
う。
反応性イオンエッチング装置を用いて、エッチングガス
として六フッ化イオウ(SF6 )とヘリウム(He)と
三フッ化メタン(CHF3 )との混合ガスを用いて行
う。
【0120】酸化シリコン膜からなるトンネル酸化膜1
3のエッチングは、フッ酸系のエッチング液を用いるウ
エットエッチングにより行う。
3のエッチングは、フッ酸系のエッチング液を用いるウ
エットエッチングにより行う。
【0121】その後、酸化処理を行って窒化シリコン膜
15上に酸化シリコン膜からなるトップ酸化膜17を膜
厚5nm形成し、さらに、このトップ酸化膜17の形成
と同時に、半導体基板11上に酸化シリコン膜からなる
MOSゲート絶縁膜21を形成する。
15上に酸化シリコン膜からなるトップ酸化膜17を膜
厚5nm形成し、さらに、このトップ酸化膜17の形成
と同時に、半導体基板11上に酸化シリコン膜からなる
MOSゲート絶縁膜21を形成する。
【0122】このトップ酸化膜17を窒化シリコン膜1
5上に形成することにより、窒化シリコン膜15の膜厚
は減少し、当初の膜厚11nmから8nmになる。
5上に形成することにより、窒化シリコン膜15の膜厚
は減少し、当初の膜厚11nmから8nmになる。
【0123】このトップ酸化膜17とMOSゲート絶縁
膜21との形成は、水蒸気酸化雰囲気中で、温度900
℃、時間60分の酸化条件で行う。
膜21との形成は、水蒸気酸化雰囲気中で、温度900
℃、時間60分の酸化条件で行う。
【0124】その後は、図1から図9を用いて説明した
実施例と同じように、感光性樹脂をエッチングマスクに
用いて、ゲート電極材料をエッチングしてゲート電極2
5を形成する。
実施例と同じように、感光性樹脂をエッチングマスクに
用いて、ゲート電極材料をエッチングしてゲート電極2
5を形成する。
【0125】その後、ゲート電極25の整合した領域の
半導体基板11に、この半導体基板11と逆導電型の不
純物である砒素を導入して、ソース領域とドレイン領域
となる高濃度領域29を形成する。
半導体基板11に、この半導体基板11と逆導電型の不
純物である砒素を導入して、ソース領域とドレイン領域
となる高濃度領域29を形成する。
【0126】その後、層間絶縁膜53を形成し、感光性
樹脂をエッチングマスクに用いて層間絶縁膜53をエッ
チングしてコンタクトホールを形成する。
樹脂をエッチングマスクに用いて層間絶縁膜53をエッ
チングしてコンタクトホールを形成する。
【0127】その後、配線材料を形成し、感光性樹脂を
エッチングマスクに用いて配線材料をエッチングして配
線55を形成する。
エッチングマスクに用いて配線材料をエッチングして配
線55を形成する。
【0128】この結果、図19に示すように、メモリト
ランジスタ35に隣接してMOSトランジスタ37を有
する半導体不揮発性記憶装置を形成することができる。
ランジスタ35に隣接してMOSトランジスタ37を有
する半導体不揮発性記憶装置を形成することができる。
【0129】つぎに図20から図22を用いて本発明の
他の実施例における半導体不揮発性記憶装置の製造方法
を説明する。
他の実施例における半導体不揮発性記憶装置の製造方法
を説明する。
【0130】図1から図3を用いて説明した方法と同じ
処理工程により、半導体基板11にパッド酸化膜と耐酸
化膜とを形成し、この耐酸化膜を酸化防止膜と使用して
選択酸化処理により素子分離絶縁膜を形成する。その
後、耐酸化膜とパッド酸化膜とを除去する。
処理工程により、半導体基板11にパッド酸化膜と耐酸
化膜とを形成し、この耐酸化膜を酸化防止膜と使用して
選択酸化処理により素子分離絶縁膜を形成する。その
後、耐酸化膜とパッド酸化膜とを除去する。
【0131】つぎに図20に示すように、半導体基板1
1を酸化処理して、酸化シリコン膜からなるトンネル酸
化膜13を2nmの膜厚で形成する。
1を酸化処理して、酸化シリコン膜からなるトンネル酸
化膜13を2nmの膜厚で形成する。
【0132】このトンネル酸化膜13の形成は、酸素と
窒素との混合ガス雰囲気中で、温度900℃で、時間3
0分の酸化処理を行うことで形成する。
窒素との混合ガス雰囲気中で、温度900℃で、時間3
0分の酸化処理を行うことで形成する。
【0133】その後、ジクロルシラン(SiH2 Cl
2 )とアンモニア(NH3 )とを反応ガスとして用いる
化学気相成長法により、膜厚が11nmの窒化シリコン
膜15をトンネル酸化膜13上に形成する。
2 )とアンモニア(NH3 )とを反応ガスとして用いる
化学気相成長法により、膜厚が11nmの窒化シリコン
膜15をトンネル酸化膜13上に形成する。
【0134】その後、回転塗布法により全面に感光性樹
脂27を形成する。そして、所定のフォトマスクを用い
て露光処理と、現像処理とを行い、不純物拡散領域31
の形成領域に開口部を有する感光性樹脂27を形成する
ように、この感光性樹脂27をパターニングする。
脂27を形成する。そして、所定のフォトマスクを用い
て露光処理と、現像処理とを行い、不純物拡散領域31
の形成領域に開口部を有する感光性樹脂27を形成する
ように、この感光性樹脂27をパターニングする。
【0135】その後、感光性樹脂27を不純物イオン注
入の阻止膜として使用し、半導体基板11の導電型と逆
導電型の不純物である砒素を、1018から1020cm-3
程度の不純物濃度となるように、半導体基板11に導入
して、不純物拡散領域31を形成する。
入の阻止膜として使用し、半導体基板11の導電型と逆
導電型の不純物である砒素を、1018から1020cm-3
程度の不純物濃度となるように、半導体基板11に導入
して、不純物拡散領域31を形成する。
【0136】このとき不純物である砒素は、窒化シリコ
ン膜15とトンネル酸化膜13とを貫通して、半導体基
板11に導入されるような、イオン注入条件を採用す
る。その後、イオン注入の阻止膜として用いた感光性樹
脂27を除去する。
ン膜15とトンネル酸化膜13とを貫通して、半導体基
板11に導入されるような、イオン注入条件を採用す
る。その後、イオン注入の阻止膜として用いた感光性樹
脂27を除去する。
【0137】つぎに図21に示すように、回転塗布法に
よって、窒化シリコン膜15上に感光性樹脂27を形成
し、所定のフォトマスクを用いて露光、現像処理を行
い、メモリトランジスタの形成領域を含む領域で、かつ
不純物拡散領域31に対応するように感光性樹脂27を
パターニングする。
よって、窒化シリコン膜15上に感光性樹脂27を形成
し、所定のフォトマスクを用いて露光、現像処理を行
い、メモリトランジスタの形成領域を含む領域で、かつ
不純物拡散領域31に対応するように感光性樹脂27を
パターニングする。
【0138】その後は図16から図19を用いて説明し
た製造方法と同じ処理工程により、感光性樹脂27をエ
ッチングマスクに用いて、窒化シリコン膜15とトンネ
ル酸化膜13とをパターニングする。
た製造方法と同じ処理工程により、感光性樹脂27をエ
ッチングマスクに用いて、窒化シリコン膜15とトンネ
ル酸化膜13とをパターニングする。
【0139】その後、酸化処理を行って窒化シリコン膜
15上に酸化シリコン膜からなるトップ酸化膜17を膜
厚5nm形成し、さらに、このトップ酸化膜17の形成
と同時に、半導体基板11上に酸化シリコン膜からなる
MOSゲート絶縁膜21を形成する。
15上に酸化シリコン膜からなるトップ酸化膜17を膜
厚5nm形成し、さらに、このトップ酸化膜17の形成
と同時に、半導体基板11上に酸化シリコン膜からなる
MOSゲート絶縁膜21を形成する。
【0140】さらに、感光性樹脂をエッチングマスクに
用いて、ゲート電極材料をエッチングしてゲート電極2
5を形成する。
用いて、ゲート電極材料をエッチングしてゲート電極2
5を形成する。
【0141】その後、ゲート電極25の整合した領域の
半導体基板11に、この半導体基板11と逆導電型の不
純物である砒素を導入して、ソース領域とドレイン領域
となる高濃度領域29を形成する。
半導体基板11に、この半導体基板11と逆導電型の不
純物である砒素を導入して、ソース領域とドレイン領域
となる高濃度領域29を形成する。
【0142】その後、層間絶縁膜53を形成し、感光性
樹脂をエッチングマスクに用いて層間絶縁膜53をエッ
チングしてコンタクトホールを形成する。
樹脂をエッチングマスクに用いて層間絶縁膜53をエッ
チングしてコンタクトホールを形成する。
【0143】その後、配線材料を形成し、感光性樹脂を
エッチングマスクに用いて配線材料をエッチングして配
線55を形成する。
エッチングマスクに用いて配線材料をエッチングして配
線55を形成する。
【0144】この結果、図19に示すように、メモリト
ランジスタ35に隣接してMOSトランジスタ37を有
する半導体不揮発性記憶装置を形成することができる。
ランジスタ35に隣接してMOSトランジスタ37を有
する半導体不揮発性記憶装置を形成することができる。
【0145】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
半導体不揮発性記憶装置の構造と製造方法とにおいて
は、MOSトランジスタとメモリトランジスタとの間に
不純物拡散領域を設けている。このために、不純物拡散
領域によって、書き込み阻止状態のとき、書き込み阻止
が不可能となることは発生しない。
半導体不揮発性記憶装置の構造と製造方法とにおいて
は、MOSトランジスタとメモリトランジスタとの間に
不純物拡散領域を設けている。このために、不純物拡散
領域によって、書き込み阻止状態のとき、書き込み阻止
が不可能となることは発生しない。
【図1】本発明の実施例における半導体不揮発性記憶装
置の製造方法を示す断面図である。
置の製造方法を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例における半導体不揮発性記憶装
置の製造方法を示す断面図である。
置の製造方法を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例における半導体不揮発性記憶装
置の製造方法を示す断面図である。
置の製造方法を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例における半導体不揮発性記憶装
置の製造方法を示す断面図である。
置の製造方法を示す断面図である。
【図5】本発明の実施例における半導体不揮発性記憶装
置の製造方法を示す断面図である。
置の製造方法を示す断面図である。
【図6】本発明の実施例における半導体不揮発性記憶装
置の製造方法を示す断面図である。
置の製造方法を示す断面図である。
【図7】本発明の実施例における半導体不揮発性記憶装
置の製造方法を示す断面図である。
置の製造方法を示す断面図である。
【図8】本発明の実施例における半導体不揮発性記憶装
置の製造方法を示す断面図である。
置の製造方法を示す断面図である。
【図9】本発明の実施例における半導体不揮発性記憶装
置の構造と製造方法とを示す断面図である。
置の構造と製造方法とを示す断面図である。
【図10】本発明の実施例における半導体不揮発性記憶
装置の製造方法を示す断面図である。
装置の製造方法を示す断面図である。
【図11】本発明の実施例における半導体不揮発性記憶
装置の製造方法を示す断面図である。
装置の製造方法を示す断面図である。
【図12】本発明の実施例における半導体不揮発性記憶
装置の構造と製造方法とを示す断面図である。
装置の構造と製造方法とを示す断面図である。
【図13】本発明の実施例における半導体不揮発性記憶
装置の製造方法を示す断面図である。
装置の製造方法を示す断面図である。
【図14】本発明の実施例における半導体不揮発性記憶
装置の製造方法を示す断面図である。
装置の製造方法を示す断面図である。
【図15】本発明の実施例における半導体不揮発性記憶
装置の構造と製造方法とを示す断面図である。
装置の構造と製造方法とを示す断面図である。
【図16】本発明の実施例における半導体不揮発性記憶
装置の製造方法を示す断面図である。
装置の製造方法を示す断面図である。
【図17】本発明の実施例における半導体不揮発性記憶
装置の製造方法を示す断面図である。
装置の製造方法を示す断面図である。
【図18】本発明の実施例における半導体不揮発性記憶
装置の製造方法を示す断面図である。
装置の製造方法を示す断面図である。
【図19】本発明の実施例における半導体不揮発性記憶
装置の構造と製造方法とを示す断面図である。
装置の構造と製造方法とを示す断面図である。
【図20】本発明の実施例における半導体不揮発性記憶
装置の製造方法を示す断面図である。
装置の製造方法を示す断面図である。
【図21】本発明の実施例における半導体不揮発性記憶
装置の製造方法を示す断面図である。
装置の製造方法を示す断面図である。
【図22】従来例における半導体不揮発性記憶装置の構
造を示す断面図である。
造を示す断面図である。
【図23】メモリトランジスタの書き込み阻止動作のと
きのバイアス電圧の印加状態を示す半導体不揮発性記憶
装置の等価回路を示す回路図である。
きのバイアス電圧の印加状態を示す半導体不揮発性記憶
装置の等価回路を示す回路図である。
13 トンネル酸化膜 15 窒化シリコン膜 17 トップ酸化膜 19 メモリゲート絶縁膜 21 MOSゲート絶縁膜 25 ゲート電極 29 高濃度領域 31 不純物拡散領域 35 メモリトランジスタ 37 MOSトランジスタ
Claims (11)
- 【請求項1】 半導体基板に設けるトンネル酸化膜と窒
化シリコン膜とトップ酸化膜からなるメモリゲート絶縁
膜と、メモリゲート絶縁膜に隣接して設けるMOSゲー
ト絶縁膜と、メモリゲート絶縁膜とMOSゲート絶縁膜
との間の半導体基板に設ける不純物拡散領域と、メモリ
ゲート絶縁膜とMOSゲート絶縁膜との上に設けるゲー
ト電極と、ゲート電極の整合した領域に設ける高濃度領
域と、コンタクトホールを有する層間絶縁膜と、コンタ
クトホールを介して高濃度領域と接続する配線とを備え
ることを特徴とする半導体不揮発性記憶装置。 - 【請求項2】 半導体基板に設けるMOSゲート絶縁膜
と、MOSゲート絶縁膜上に一部が重なるように設ける
トップ酸化膜と窒化シリコン膜と、半導体基板上に設け
るトンネル酸化膜と、トンネル酸化膜と窒化シリコン膜
とトップ酸化膜とからなるメモリゲート絶縁膜とMOS
ゲート絶縁膜との間の半導体基板に設ける不純物拡散領
域と、メモリゲート絶縁膜とMOSゲート絶縁膜との上
に設けるゲート電極と、ゲート電極の整合した領域に設
ける高濃度領域と、コンタクトホールを有する層間絶縁
膜と、コンタクトホールを介して高濃度領域と接続する
配線とを備えることを特徴とする半導体不揮発性記憶装
置。 - 【請求項3】 半導体基板に設けるMOSゲート絶縁膜
と、MOSゲート絶縁膜の端面とほぼ同じ位置に設るト
ップ酸化膜と窒化シリコン膜と、トンネル酸化膜膜と窒
化シリコン膜とトップ酸化膜とからなるメモリゲート絶
縁膜とMOSゲート絶縁膜との間の半導体基板に設ける
不純物拡散領域と、メモリゲート絶縁膜とMOSゲート
絶縁膜との上に設けるゲート電極と、ゲート電極の整合
した領域に設ける高濃度領域と、コンタクトホールを有
する層間絶縁膜と、コンタクトホールを介して高濃度領
域と接続する配線とを備えることを特徴とする半導体不
揮発性記憶装置。 - 【請求項4】 半導体基板に設けるMOSゲート絶縁膜
と、このMOSゲート絶縁膜の端面とトップ酸化膜と窒
化シリコン膜との端面とをほぼ同じ位置に設けてMOS
ゲート絶縁膜と窒化シリコン膜とを接するようにし、ト
ンネル酸化膜膜と窒化シリコン膜とトップ酸化膜とから
なるメモリゲート絶縁膜とMOSゲート絶縁膜との間の
半導体基板に設ける不純物拡散領域と、メモリゲート絶
縁膜とMOSゲート絶縁膜との上に設けるゲート電極
と、ゲート電極の整合した領域に設ける高濃度領域と、
コンタクトホールを有する層間絶縁膜と、コンタクトホ
ールを介して高濃度領域と接続する配線とを備えること
を特徴とする半導体不揮発性記憶装置。 - 【請求項5】 半導体基板に設けるMOSゲート絶縁膜
と、MOSゲート絶縁膜の端面とトップ酸化膜と窒化シ
リコン膜との端面とをほぼ同じ位置に設けてMOSゲー
ト絶縁膜とトップ酸化膜とを接するようにし、トンネル
酸化膜と窒化シリコン膜とトップ酸化膜とからなるメモ
リゲート絶縁膜とMOSゲート絶縁膜との間の半導体基
板に設ける不純物拡散領域と、メモリゲート絶縁膜とM
OSゲート絶縁膜との上に設けるゲート電極と、ゲート
電極の整合した領域に設ける高濃度領域と、コンタクト
ホールを有する層間絶縁膜と、コンタクトホールを介し
て高濃度領域と接続する配線とをを備えることを特徴と
する半導体不揮発性記憶装置。 - 【請求項6】 半導体基板上にパッド酸化膜と耐酸化膜
とを形成し、素子分離領域の耐酸化膜をエッチングし、
耐酸化膜を酸化防止膜として用いる選択酸化法により素
子分離絶縁膜を素子分離領域に形成し、耐酸化膜を除去
し、パッド酸化膜上に感光性樹脂を形成し、感光性樹脂
をイオン注入の阻止膜として用いて半導体基板に不純物
を導入して不純物拡散領域を形成する工程と、MOSゲ
ート絶縁膜を形成し、MOSゲート絶縁膜上に感光性樹
脂を形成する工程と、感光性樹脂をエッチングマスクに
用いてMOSゲート絶縁膜をパターニングし、さらにト
ンネル酸化膜と窒化シリコン膜とトップ酸化膜とからな
るメモリゲート絶縁膜を形成し、トップ酸化膜上に感光
性樹脂を形成する工程と、感光性樹脂をエッチングマス
クに用いてトップ酸化膜と窒化シリコン膜とをパターニ
ングし、ゲート電極材料を全面に形成し、ゲート電極材
料上に感光性樹脂を形成する工程と、感光性樹脂をエッ
チングマスクに用いてゲート電極材料をパターニングし
てゲート電極を形成し、ゲート電極に整合した領域の半
導体基板に不純物を導入して高濃度領域を形成する工程
と、層間絶縁膜を全面に形成し、層間絶縁膜にコンタク
トホールを形成し、配線を形成する工程とを有すること
を特徴とする半導体不揮発性記憶装置の製造方法。 - 【請求項7】 半導体基板上にパッド酸化膜と耐酸化膜
を形成し、素子分離領域の耐酸化膜をエッチングし、耐
酸化膜を酸化防止膜として用いる選択酸化法により素子
分離絶縁膜を素子分離領域に形成し、耐酸化膜とパッド
酸化膜とを除去し、MOSゲート絶縁膜を形成し、MO
Sゲート絶縁膜上に感光性樹脂を形成し、感光性樹脂を
イオン注入の阻止膜として用いて半導体基板に不純物を
導入して不純物拡散領域を形成し、MOSゲート絶縁膜
上に感光性樹脂を形成し、感光性樹脂をエッチングマス
クに用いてMOSゲート絶縁膜をパターニングし、さら
にトンネル酸化膜と窒化シリコン膜とトップ酸化膜とか
らなるメモリゲート絶縁膜を形成し、トップ酸化膜上に
感光性樹脂を形成する工程と、感光性樹脂をエッチング
マスクに用いてトップ酸化膜と窒化シリコン膜とをパタ
ーニングし、ゲート電極材料を全面に形成し、ゲート電
極材料上に感光性樹脂を形成する工程と、感光性樹脂を
エッチングマスクに用いてゲート電極材料をパターニン
グしてゲート電極を形成し、ゲート電極に整合した領域
の半導体基板に不純物を導入して高濃度領域を形成する
工程と、層間絶縁膜を全面に形成し、層間絶縁膜にコン
タクトホールを形成し、配線を形成する工程とを有する
ことを特徴とする半導体不揮発性記憶装置の製造方法。 - 【請求項8】 半導体基板上にパッド酸化膜と耐酸化膜
とを形成し、素子分離領域の耐酸化膜をエッチングし、
耐酸化膜を酸化防止膜として用いる選択酸化法によって
素子分離絶縁膜を素子分離領域に形成し、耐酸化膜を除
去し、パッド酸化膜上に感光性樹脂を形成し、感光性樹
脂をイオン注入の阻止膜として用いて半導体基板に不純
物を導入して不純物拡散領域を形成する工程と、MOS
ゲート絶縁膜を形成し、MOSゲート絶縁膜上に感光性
樹脂を形成する工程と、感光性樹脂をエッチングマスク
に用いてMOSゲート絶縁膜をパターニングし、さらに
トンネル酸化膜と窒化シリコン膜とを形成し、窒化シリ
コン膜上に感光性樹脂を形成し、感光性樹脂をエッチン
グマスクに用いて窒化シリコン膜をパターニングし、酸
化処理を行い窒化シリコン膜上にトップ酸化膜を形成
し、ゲート電極材料を全面に形成し、このゲート電極材
料上に感光性樹脂を形成する工程と、感光性樹脂をエッ
チングマスクに用いてゲート電極材料をパターニングし
てゲート電極を形成し、ゲート電極に整合した領域の半
導体基板に不純物を導入して高濃度領域を形成する工程
と、層間絶縁膜を全面に形成し、層間絶縁膜にコンタク
トホールを形成し、配線を形成する工程とを有すること
を特徴とする半導体不揮発性記憶装置の製造方法。 - 【請求項9】 半導体基板上にパッド酸化膜と耐酸化膜
とを形成し、素子分離領域の耐酸化膜をエッチングし、
耐酸化膜を酸化防止膜として用いる選択酸化法によって
素子分離絶縁膜を素子分離領域に形成し、耐酸化膜とパ
ッド酸化膜とを除去し、MOSゲート絶縁膜を形成し、
MOSゲート絶縁膜上に感光性樹脂を形成し、感光性樹
脂をイオン注入の阻止膜として用いて半導体基板に不純
物を導入して不純物拡散領域を形成し、MOSゲート絶
縁膜上に感光性樹脂を形成し、感光性樹脂をエッチング
マスクに用いてMOSゲート絶縁膜をパターニングし、
さらにトンネル酸化膜と窒化シリコン膜とを形成し、窒
化シリコン膜上に感光性樹脂を形成し、感光性樹脂をエ
ッチングマスクに用いて窒化シリコン膜をパターニング
し、酸化処理を行い窒化シリコン膜上にトップ酸化膜を
形成し、ゲート電極材料を全面に形成し、ゲート電極材
料上に感光性樹脂を形成する工程と、感光性樹脂をエッ
チングマスクに用いてゲート電極材料をパターニングし
てゲート電極を形成し、ゲート電極に整合した領域の半
導体基板に不純物を導入して高濃度領域を形成する工程
と、層間絶縁膜を全面に形成し、層間絶縁膜にコンタク
トホールを形成し、配線を形成する工程とを有すること
を特徴とする半導体不揮発性記憶装置の製造方法。 - 【請求項10】 半導体基板上にパッド酸化膜と耐酸化
膜とを形成し、素子分離領域の耐酸化膜をエッチング
し、耐酸化膜を酸化防止膜として用いる選択酸化により
素子分離絶縁膜を素子分離領域に形成し、耐酸化膜とパ
ッド酸化膜とを除去し、トンネル酸化膜を形成し、トン
ネル酸化膜上に感光性樹脂を形成し、感光性樹脂をイオ
ン注入の阻止膜として用いて半導体基板に不純物を導入
して不純物拡散領域を形成し、窒化シリコン膜を形成
し、窒化シリコン膜上に感光性樹脂を形成し、感光性樹
脂をエッチングマスクに用いて窒化シリコン膜とトンネ
ル酸化膜とをパターニングし、酸化処理を行い、窒化シ
リコン膜上にトップ酸化膜と半導体基板上にMOSゲー
ト絶縁膜とを同時に形成し、ゲート電極材料を全面に形
成し、ゲート電極材料上に感光性樹脂を形成する工程
と、感光性樹脂をエッチングマスクに用いてゲート電極
材料をパターニングしてゲート電極を形成し、ゲート電
極に整合した領域の半導体基板に不純物を導入して高濃
度領域を形成する工程と、層間絶縁膜を全面に形成し、
層間絶縁膜にコンタクトホールを形成し、配線を形成す
る工程とを有することを特徴とする半導体不揮発性記憶
装置の製造方法。 - 【請求項11】 半導体基板上にパッド酸化膜と耐酸化
膜とを形成し、素子分離領域の耐酸化膜をエッチング
し、耐酸化膜を酸化防止膜として用いる選択酸化により
素子分離絶縁膜を素子分離領域に形成し、耐酸化膜とパ
ッド酸化膜とを除去し、さらにトンネル酸化膜と窒化シ
リコン膜とを形成し、窒化シリコン膜上に感光性樹脂を
形成し、感光性樹脂をイオン注入の阻止膜として用いて
半導体基板に不純物を導入して不純物拡散領域を形成
し、窒化シリコン膜上に感光性樹脂を形成し、感光性樹
脂をエッチングマスクに用いて窒化シリコン膜とトンネ
ル酸化膜とをパターニングし、酸化処理を行い、窒化シ
リコン膜上にトップ酸化膜と半導体基板上にMOSゲー
ト絶縁膜とを同時に形成し、ゲート電極材料を全面に形
成し、ゲート電極材料上に感光性樹脂を形成する工程
と、感光性樹脂をエッチングマスクに用いてゲート電極
材料をパターニングしてゲート電極を形成し、ゲート電
極に整合した領域の半導体基板に不純物を導入して高濃
度領域を形成する工程と、層間絶縁膜を全面に形成し、
層間絶縁膜にコンタクトホールを形成し、配線を形成す
る工程とを有することを特徴とする半導体不揮発性記憶
装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2972094A JPH06326328A (ja) | 1993-03-16 | 1994-02-28 | 半導体不揮発性記憶装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-80249 | 1993-03-16 | ||
JP8024993 | 1993-03-16 | ||
JP2972094A JPH06326328A (ja) | 1993-03-16 | 1994-02-28 | 半導体不揮発性記憶装置およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06326328A true JPH06326328A (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=26367954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2972094A Pending JPH06326328A (ja) | 1993-03-16 | 1994-02-28 | 半導体不揮発性記憶装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06326328A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100308132B1 (ko) * | 1999-10-07 | 2001-11-02 | 김영환 | 비휘발성 메모리소자와 그의 셀어레이 및 그의 데이타 센싱방법 |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP2972094A patent/JPH06326328A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100308132B1 (ko) * | 1999-10-07 | 2001-11-02 | 김영환 | 비휘발성 메모리소자와 그의 셀어레이 및 그의 데이타 센싱방법 |
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