JPH0632418Y2 - 自動車用サイドドアのコーナピース - Google Patents
自動車用サイドドアのコーナピースInfo
- Publication number
- JPH0632418Y2 JPH0632418Y2 JP14519487U JP14519487U JPH0632418Y2 JP H0632418 Y2 JPH0632418 Y2 JP H0632418Y2 JP 14519487 U JP14519487 U JP 14519487U JP 14519487 U JP14519487 U JP 14519487U JP H0632418 Y2 JPH0632418 Y2 JP H0632418Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- corner
- corner piece
- seal
- belt line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Seal Device For Vehicle (AREA)
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、主としてサツシユレスタイプの自動車サイド
ドアの上端縁部コーナ部に設ける略三角形状のコーナピ
ースに関する。
ドアの上端縁部コーナ部に設ける略三角形状のコーナピ
ースに関する。
<従来の技術> 上記タイプのコーナピースは、特開昭60−1273
5,60−234046,60−234047号公報等
により公知である。
5,60−234046,60−234047号公報等
により公知である。
ここでは、フロントドアに装着するコーナピース、即ち
ミラーブラケツトを例に採り説明するが、バツクドアの
後端部に装着されるコーナピースについても前後関係が
逆になるだけで同様である。
ミラーブラケツトを例に採り説明するが、バツクドアの
後端部に装着されるコーナピースについても前後関係が
逆になるだけで同様である。
第5〜6図に示す如く、ドアベルトラインBLとその上
方に位置するフロントピラー(傾斜ピラー)FPとの間
の挟角部を塞ぐ外形を有する略三角形状のコーナピース
本体部1と、コーナピース本体部1から延設されドア体
21への固着手段(図例ではボルト12)を備えた取付
け脚部11とからなる。なお、第5図において、3はミ
ラー取付け孔、5はワイヤー通し孔である。また、コー
ナピース本体部1の成形は、第3図に示す如く、採り付
け脚部11から延設された板金製のU字形インサート2
に、PVC、PVC/NBRポリブレンド、EPDM等
の高分子弾性材料Mを、トランスフアー、射出等により
被覆して行なう。なお、第3図において、14はドアト
リム、15はモールである。
方に位置するフロントピラー(傾斜ピラー)FPとの間
の挟角部を塞ぐ外形を有する略三角形状のコーナピース
本体部1と、コーナピース本体部1から延設されドア体
21への固着手段(図例ではボルト12)を備えた取付
け脚部11とからなる。なお、第5図において、3はミ
ラー取付け孔、5はワイヤー通し孔である。また、コー
ナピース本体部1の成形は、第3図に示す如く、採り付
け脚部11から延設された板金製のU字形インサート2
に、PVC、PVC/NBRポリブレンド、EPDM等
の高分子弾性材料Mを、トランスフアー、射出等により
被覆して行なう。なお、第3図において、14はドアト
リム、15はモールである。
そして、車両走行中における風切り音の発生及び風切り
音の車内側への侵入をそれぞれ低減させる見地から、例
えば、コーナピース本体部1の車内側、車外側にドアベ
ルトラインBLに沿って、それぞれドアインナパネル2
3、ドアアウタパネル24との隙間を先端が横当りして
シールするインナシール凸条7、アウタシール凸状8が
形成されていた。
音の車内側への侵入をそれぞれ低減させる見地から、例
えば、コーナピース本体部1の車内側、車外側にドアベ
ルトラインBLに沿って、それぞれドアインナパネル2
3、ドアアウタパネル24との隙間を先端が横当りして
シールするインナシール凸条7、アウタシール凸状8が
形成されていた。
<考案が解決しようとする問題点> 上記において、各シール凸条7、8の前後端は、それぞ
れ、ドアウエザストリツプ26の上端頭部26a、及び
インナ又はアウタ(図例はインナ)のガラスウエザスト
リツプ28の端部28aと零当りとして、風切り音の発
生を防止していたが、各ウエザストリツプ26、28及
びコーナピースの組み付け・製作寸法バラツキにより、
常に零当りすることは困難で、各シール凸条7、8の前
後端にドアパネル内・外を直接的に導通させる隙間S
1,S2が発生し、風切り音の発生及び風切り音の車内
側への侵入を低減させる作用が余り大きくなかつた。
れ、ドアウエザストリツプ26の上端頭部26a、及び
インナ又はアウタ(図例はインナ)のガラスウエザスト
リツプ28の端部28aと零当りとして、風切り音の発
生を防止していたが、各ウエザストリツプ26、28及
びコーナピースの組み付け・製作寸法バラツキにより、
常に零当りすることは困難で、各シール凸条7、8の前
後端にドアパネル内・外を直接的に導通させる隙間S
1,S2が発生し、風切り音の発生及び風切り音の車内
側への侵入を低減させる作用が余り大きくなかつた。
<問題点を解決するための手段> 本考案者は、上記問題点を解決するために、鋭意開発に
努力をした結果、下記構成の自動車サイドドア用コーナ
ピースに想到した。
努力をした結果、下記構成の自動車サイドドア用コーナ
ピースに想到した。
ドアベルトラインとその上方に位置する傾斜ピラーとの
間の挟角部を塞ぐ外形を有する略三角形状のコーナピー
ス本体部と、コーナピース本体部から延設されドア体へ
の固着手段を備えた取付け脚部とからなり、コーナピー
ス本体部の車内側、車外側にドアベルトラインに沿っ
て、それぞれドアインナパネル、ドアアウタパネルとの
隙間を先端が横当りしてシールするインナシール凸条、
アウタシール凸状が形成されているコーナピースにおい
て、インナシール凸条、アウタシール凸条がそれぞれ車
両前後方向に下方への屈曲部を介して延設され、ドアウ
エザストリツプの上端頭部、及びドアガラスウエザスト
リツプの端部の各直下に回り込む第一・第二重なり部が
それぞれ形成されていることを特徴とする。
間の挟角部を塞ぐ外形を有する略三角形状のコーナピー
ス本体部と、コーナピース本体部から延設されドア体へ
の固着手段を備えた取付け脚部とからなり、コーナピー
ス本体部の車内側、車外側にドアベルトラインに沿っ
て、それぞれドアインナパネル、ドアアウタパネルとの
隙間を先端が横当りしてシールするインナシール凸条、
アウタシール凸状が形成されているコーナピースにおい
て、インナシール凸条、アウタシール凸条がそれぞれ車
両前後方向に下方への屈曲部を介して延設され、ドアウ
エザストリツプの上端頭部、及びドアガラスウエザスト
リツプの端部の各直下に回り込む第一・第二重なり部が
それぞれ形成されていることを特徴とする。
<実施例> 以下、本考案の実施例について、図例に基づいて説明を
する。従来例と同一部分については、同一図符号を付し
て、その説明の一部を省略する。
する。従来例と同一部分については、同一図符号を付し
て、その説明の一部を省略する。
従来と同様、コーナピース本体部1の車内側、車外側に
ドアベルトラインBLに沿つて、それぞれドアインナパ
ネル23、ドアアウタパネル24との隙間を先端が横当
りしてシールするインナシール凸条7、アウタシール凸
状8が形成されている。そして、インナシール凸条7の
それぞれ車両前後方向に下方への屈曲部7a、7bを介
して延設され、ドアウエザストリツプ26の上端頭部2
6a、及びドアガラスウエザストリツプ28の前端部2
8aの各直下に回り込む第一・二重なり部7c、7dが
それぞれ形成されている。アウタシール凸条8において
も同様に、それぞれ車両前後方向に下方への屈曲部8
a、8bを介して第一第二重なり部が形成されている。
ドアベルトラインBLに沿つて、それぞれドアインナパ
ネル23、ドアアウタパネル24との隙間を先端が横当
りしてシールするインナシール凸条7、アウタシール凸
状8が形成されている。そして、インナシール凸条7の
それぞれ車両前後方向に下方への屈曲部7a、7bを介
して延設され、ドアウエザストリツプ26の上端頭部2
6a、及びドアガラスウエザストリツプ28の前端部2
8aの各直下に回り込む第一・二重なり部7c、7dが
それぞれ形成されている。アウタシール凸条8において
も同様に、それぞれ車両前後方向に下方への屈曲部8
a、8bを介して第一第二重なり部が形成されている。
ここで、第一重なり部7c、8c及び第二重なり部7
d、8dそれぞれの各ウエザストリツプ26、28との
車両前後方向の重なり量は、通常3〜7mmとする。
d、8dそれぞれの各ウエザストリツプ26、28との
車両前後方向の重なり量は、通常3〜7mmとする。
また、各シール凸条7、8の先端部は、第4図に示す如
く、下側が切り欠かれて先細りにしておくことが、望ま
しい。即ち、各シール凸条7(8)の突出量l1から、
コーナピース本体部側面と各インナ・アウタパネル23
(24)との隙間距離l2を差し引いた距離△lを長目
に採ることができ、各パネル23(24)及びコーナピ
ースの建て付けバラツキを吸収でき、良好なシール性を
常に確保できる。ここで、図例中、a=2〜4mm、b=
0.8〜1.5mm、c=2〜4mmとする。
く、下側が切り欠かれて先細りにしておくことが、望ま
しい。即ち、各シール凸条7(8)の突出量l1から、
コーナピース本体部側面と各インナ・アウタパネル23
(24)との隙間距離l2を差し引いた距離△lを長目
に採ることができ、各パネル23(24)及びコーナピ
ースの建て付けバラツキを吸収でき、良好なシール性を
常に確保できる。ここで、図例中、a=2〜4mm、b=
0.8〜1.5mm、c=2〜4mmとする。
<考案の作用・効果> 本考案の自動車サイドドア用コーナピースは、上記の如
く、コーナピース本体部の車内側、車外側にそれぞれ形
成されているインナシール凸条、アウタシール凸条がそ
れぞれ車両前後方向に下方への屈曲部を介して延設さ
れ、ドアウエザストリツプの上端頭部、及びインナ・ア
ウタドアガラスウエザストリツプの直下に回り込む第一
・第二重なり部がそれぞれ形成されていることにより、
下記のような作用・効果を奏する。
く、コーナピース本体部の車内側、車外側にそれぞれ形
成されているインナシール凸条、アウタシール凸条がそ
れぞれ車両前後方向に下方への屈曲部を介して延設さ
れ、ドアウエザストリツプの上端頭部、及びインナ・ア
ウタドアガラスウエザストリツプの直下に回り込む第一
・第二重なり部がそれぞれ形成されていることにより、
下記のような作用・効果を奏する。
第一・第二重なり部の存在により、各ウエザストリツプ
及びコーナピースの組み付け・製作寸法バラツキがあつ
ても、発生する隙間の態様は、ドアパネル内外を屈曲流
路を介して連通させる態様となる。従つて、従来の、隙
間がドアパネル内外を直結させる態様に比して、車両走
行中における風切り音の発生及び風切り音の車内側への
侵入を大幅に低減できる。
及びコーナピースの組み付け・製作寸法バラツキがあつ
ても、発生する隙間の態様は、ドアパネル内外を屈曲流
路を介して連通させる態様となる。従つて、従来の、隙
間がドアパネル内外を直結させる態様に比して、車両走
行中における風切り音の発生及び風切り音の車内側への
侵入を大幅に低減できる。
第1図は本考案の一実施例であるコーナピースを車内側
から見た立面図、第2図は第1図のII−II線概略断面
図、第3図は第1図のIII−III線概略断面図、第4図は
第3図におけるシール凸条の別態様を示す拡大部分図
(ハツチ省略)、第5図は従来例のコーナピースを車内
側から見た立面図、第6図はコーナピースの装着部位を
示す自動車の側面図である。 1……コーナピース本体部、 7……インナシール凸条、 7a,7b……屈曲部、 7c……第一重なり部、 7d……第二重なり部、 8……アウタシール凸条、 8a,8b……屈曲部、 8c……第一重なり部、 8d……第二重なり部、 11……取付け脚部、 23……ドアインナパネル、 24……ドアアウタパネル、 26……ドアウエザストリツプ、 26a……上端頭部、 28……ガラスウエザストリツプ、 28a……端部、 BL……ベルトライン、 FP……フロントピラー。
から見た立面図、第2図は第1図のII−II線概略断面
図、第3図は第1図のIII−III線概略断面図、第4図は
第3図におけるシール凸条の別態様を示す拡大部分図
(ハツチ省略)、第5図は従来例のコーナピースを車内
側から見た立面図、第6図はコーナピースの装着部位を
示す自動車の側面図である。 1……コーナピース本体部、 7……インナシール凸条、 7a,7b……屈曲部、 7c……第一重なり部、 7d……第二重なり部、 8……アウタシール凸条、 8a,8b……屈曲部、 8c……第一重なり部、 8d……第二重なり部、 11……取付け脚部、 23……ドアインナパネル、 24……ドアアウタパネル、 26……ドアウエザストリツプ、 26a……上端頭部、 28……ガラスウエザストリツプ、 28a……端部、 BL……ベルトライン、 FP……フロントピラー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−32519(JP,A) 特開 昭61−188226(JP,A) 特開 昭61−220918(JP,A) 実開 昭61−3116(JP,U) 実開 昭61−148715(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】自動車のサイドドアに装着されるものであ
つて、 ドアベルトラインとその上方に位置する傾斜ピラーとの
間の挟角部を塞ぐ外形を有する略三角形状のコーナピー
ス本体部と、該コーナピース本体部から延設されドア体
への固着手段を備えた取付け脚部とからなり、 前記コーナピース本体部の車内側、車外側にドアベルト
ラインに沿って、それぞれドアインナパネル、ドアアウ
タパネルとの隙間を先端が横当りしてシールするインナ
シール凸条、アウタシール凸状が形成されている コーナピースにおいて、 前記インナシール凸条、アウタシール凸条がそれぞれ車
両前後方向に下方への屈曲部を介して延設され、ドアウ
エザストリツプの上端頭部、及びインナ・アウタドアガ
ラスウエザストリツプの端部直下に回り込む第一・第二
重なり部がそれぞれ形成されている ことを特徴とする自動車用サイドドアのコーナピース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14519487U JPH0632418Y2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 | 自動車用サイドドアのコーナピース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14519487U JPH0632418Y2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 | 自動車用サイドドアのコーナピース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6449420U JPS6449420U (ja) | 1989-03-27 |
JPH0632418Y2 true JPH0632418Y2 (ja) | 1994-08-24 |
Family
ID=31413571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14519487U Expired - Lifetime JPH0632418Y2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 | 自動車用サイドドアのコーナピース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0632418Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4964563B2 (ja) * | 2006-11-07 | 2012-07-04 | 豊田合成株式会社 | 自動車ドアのシール構造 |
-
1987
- 1987-09-22 JP JP14519487U patent/JPH0632418Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6449420U (ja) | 1989-03-27 |
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