JPH06323410A - 自動変速機用シフト装置の車体への組付け方法 - Google Patents

自動変速機用シフト装置の車体への組付け方法

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Publication number
JPH06323410A
JPH06323410A JP10931193A JP10931193A JPH06323410A JP H06323410 A JPH06323410 A JP H06323410A JP 10931193 A JP10931193 A JP 10931193A JP 10931193 A JP10931193 A JP 10931193A JP H06323410 A JPH06323410 A JP H06323410A
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JP
Japan
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shift
lever
substrate
floor
floor plate
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Application number
JP10931193A
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English (en)
Inventor
Akihiro Murakami
明広 村上
Sokichi Shimizu
崇吉 清水
Shinji Oka
慎治 岡
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Honda Motor Co Ltd
Atsumitec Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Atsumitec Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 床板の開口部から下方へ突出するレバー支持
部を有する同一の基板を複数の車種の床板に取付る際、
レバー支持部の床下への突出量を車種に対応して設定で
きるようにする。 【構成】 複数車種に対応して高さの異なる複数種のデ
ィスタンスカラー761〜763 と、長さの異なる複数
種の取付ボルト771 〜773 とを用意し、組立対象車
種に対応した高さ及び長さのディスタンスカラー及びボ
ルトを選択し、このディスタンスカラーを間に挟んで該
車種の床下Fに基板1を取付ボルトにより固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機のマニュア
ル弁に操作可能に接続されるシフトレバーを、基板の中
央部下方に膨出したレバー支持部に枢支してシフト装置
を構成し、車体の床板の開口部から前記レバー支持部を
突出させた状態で該床板上に前記基板を組付ける、自動
変速機用シフト装置の車体への組付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようなシフト装置は、例えば実公
平4−5801号公報に開示されているように公知であ
り、シフトレバーの支点を車体の床下に配置できること
から、比較的長いシフトレバーの使用が可能となって操
作性が良い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かゝるシフ
ト装置では、基板の下方へ膨出したレバー支持部が床下
に突出することになるが、車体の床板の地上高は小型、
中型、大型の車種によって異なるため、上記レバー支持
部の床下への突出量は車種に応じて設定しなければなら
ない。そこで従来では、車種毎にレバー支持部の膨出量
を異にした基板を用意していたので、シフト装置の量産
性が低く、コスト低減の障害となっている。
【0004】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、シフト装置の同一の基板を複数車種の床板に共通
に取付けることができ、その際、基板のレバー支持部の
床下からの突出量を車種に対応して設置し得るような前
記組付け方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数車種に共通または対応した取付孔を
穿設した同一の基板と、複数車種に対応して高さを異に
する複数種のディスタンスカラーと、複数車種に対応し
て長さを異にする複数種の取付ボルトとを用意し、組付
対象車種に対応した高さ及び長さのディスタンスカラー
及び取付ボルトを選択し、該ディスタンスカラーを前記
基板の所定の取付孔との同軸位置で該基板と該車種の床
板との間に挿入し、該取付孔及びディスタンスカラーに
挿通した該ボルトにより該基板を床板に固着することを
第1の特徴とする。
【0006】また本発明は、上記特徴に加えて、前記レ
バー支持部の床下への突出量に応じて伸縮可能の袋状の
ブーツにより、該レバー支持部を下方が覆うと共に、該
ブーツの周縁に形成されたフランジを床板上面に密着保
持することを第2の特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
【0008】先ず図1及び図2において、自動変速機用
シフト装置Sの基板1には、中心部から下方に膨出する
袋状のレバー支持部1aが形成されており、このレバー
支持部1aに横架されて車体の左右方向に延びる一本の
枢軸2により、シフトレバー3の下端が枢支され、シフ
トレバー3の車体前後方向への回動を可能にしている。
【0009】シフトレバー3は、前記枢軸2に支承され
るボス4aを下端に固着したパイプ状のレバー本体4
と、このレバー本体4の上部に嵌合してビス6で固着さ
れるノブ5とからなっている。このノブ5には、車体の
左右方向へ延びて一端を運転席側に開口する案内筒7が
設けられており、これに出没可能のプッシュボタン8
と、該ボタンを突出方向へ付勢するボタン戻しばね9と
が装着される。プッシュボタン8は、一側面を斜面10
aに形成した凹部10を有し、その斜面10aに上端を
係合させる制御ロッド11がレバー本体4内に昇降可能
に嵌装される。またこの制御ロッド11を上昇方向へ付
勢するロッド戻しばね12がレバー本体4内に収納され
る。
【0010】而して、プッシュボタン8を案内筒7内に
押し込むと、斜面10aの作用で制御ロッド11を下降
させることができる。
【0011】制御ロッド11には、車体の左右方向一側
に突出するロックピン13が植設される。このロックピ
ン13は、レバー本体4にその長手方向に長く穿設され
た長孔14を昇降自在に貫通して外側方へ長く突出す
る。
【0012】図7に示すように、シフトレバー3のレバ
ー本体4中間部に溶接されたブラケット16には、シフ
トレバー3の前方へ突出する複数の接続ボス171 ,1
2が設けられ、これら接続ボス171 ,172 の一つ
を選択して、自動変速機のマニュアル弁(図示せず)に
連なるコントロールワイヤ18の端子ロッド18aが連
結ピン19により接続される。
【0013】而して、コントロールワイヤ18を上部の
接続ボス171 に接続した場合と、下部の接続ボス17
2 に接続した場合とを対比するに、シフトレバー3の単
位角度の回動に伴うコントロールワイヤ18の作動量
は、シフトレバー3の枢軸2から各接続ボス171 ,1
2 までの距離の相違により、前者の場合が大きく、後
者の場合が小さい。したがって、コントロールワイヤ1
8に接続される自動変速機のマニュアル弁のストローク
が車種によって異なる場合でも、上、下の接続ボス17
1 ,172 の選択で対応でき、シフトレバー3の変更を
要しない。
【0014】またブラケット16の、ロックピン13の
突出方向と反対側に位置する垂直壁16aには前記ロッ
クピン13と反対方向へ突出するスイッチピン20が植
設される。さらにブラケット16は、シフトレバー3の
後方へ延出する腕部16bを有し、この腕部16bに
は、板ばねからなるディテントばね21がビス22によ
り固着される。このばね21は、前端をシフトレバー3
のロックピン13近傍まで延ばしており、その前端にロ
ーラ23を軸支している。
【0015】図1ないし図3において、基板1上には、
シフトレバー3のロックピン13側にシフト規制板24
が、またスイッチピン20側にスイッチハウジング25
がそれぞれ配設される。シフト規制板24は合成樹脂製
で、下面に前後一対の位置決め突起26,26を突出さ
せ、また前後両端にボルト孔27aを有する耳片27,
27を突出させており、位置決め突起26,26は基板
1に穿設された前後一対の位置決め孔28,28に嵌合
し、耳片27,27はボルト29,29により基板1に
固着される。
【0016】またスイッチハウジング25も合成樹脂製
で、ボルト孔30aを有する前後一対の耳片30,30
が形成されており、これら耳片30,30もボルト3
1,31により基板1に固着される。
【0017】図1及び図6に示すように、基板1の四隅
には、4本の支持脚32,32…が立設され、シフト規
制板24及びスイッチハウジング25を覆うエスカッシ
ョン33が上記支持脚32,32…にビス34で固着さ
れる。このエスカッション33には、これを貫通するシ
フトレバー3の回動を許容する長孔35が設けられ、こ
の長孔35は、シフトレバー3と共に移動するシャッタ
板36により閉じられる。
【0018】また図4に示すように、エスカッション3
3の上面には、シフトレバー3のシフト位置がシフトレ
バー3の回動方向前方から後方に向って、パーキング位
置P、リバース位置R、ニュートラル位置N、4速ドラ
イブ位置D4 、3速ドライブ位置D3 、2速ホールド位
置II、1速ホールド位置Iと表示されている。
【0019】エスカッション33の周辺部はコンソール
ボックスCB により覆われる。
【0020】図2及び図5に示すように、前記シフト規
制板24の内側面には、上面を規制面38とする凹部3
7が形成される。規制面38は前記ロックピン13と係
合してシフトレバー3のシフト位置を規制するものであ
って、前記NないしD3 位置に対応する部分で高く、
R、II位置の対応部分で低く、さらにI位置の対応部
分で低く形成される。またP位置の対応部分はR位置の
対応部分より高く形成されるが、その間に下向きの突起
が設けられる。これによりP位置の対応部分はパーキン
グ位置保持溝38pとされる。また凹部37の下面は前
記枢軸2を中心とした円弧面とされる。このような凹部
37とロックピン13とによりシフト規制機構39が構
成される。
【0021】而して、NないしD3 位置間ではロックピ
ン13を下降させずともシフトレバー3の回動は可能で
あるが、NからR位置、D3 からII位置、及びIIか
らI位置へのシフトレバー3の回動は、プッシュボタン
8を押してロックピン13を下降させなければできない
ようになっている。またR及びPの位置間でのシフトレ
バー3の回動は、その回動方向の如何を問わずロックピ
ン13を下降させなければできないようになっている。
【0022】またシフト規制板24の上面には、シフト
レバー3のPないしIのシフト位置に対応した7個のV
形ノッチ40,40…が設けられ、前記ディテントばね
21前端のローラ23がシフトレバー3の各シフト位置
に対応したノッチ40に該ばね21の弾発力で係合する
ようになっている。これらノッチ40,40…、及びロ
ーラ23付ディテントばね21によってディテント機構
41が構成される。
【0023】而して運転者はシフトレバー3のシフト位
置を変える度にディテント機構41により節度感を得る
ことができる。
【0024】図1、図5及び図10に示すように、さら
にシフト規制板24には、シフトレバー3がP位置を占
めるときは車両のブレーキを作動させない限りシフトレ
バー3の回動を拘束するシフトロック機構42が設けら
れる。該機構42は、シフト規制板24の外側面に該板
24と一体の軸43で支持されるロックレバー44と、
このロックレバー44を作動するアクチュエータ45と
からなっている。ロックレバー44は、前記軸43に回
転自在に嵌合するボス44aと、このボス44aの一端
に連設した操作腕44bと、ボス44aの他端に連設し
たロック腕44cとからベルクランク形に構成される。
そしてロック腕44cは、前記パーキング位置保持溝3
8pと連通するようシフト規制板24の外側面に形成さ
れた凹部46に収納されて、パーキング位置保持溝38
pの入口を閉じるロック位置Lと、該入口を開放するア
ンロック位置UL (図1の(A)参照)との間を回動す
るようになっている。
【0025】アクチュエータ45は、シフト規制板24
の外側面に一対のビス47,47で固着されるソレノイ
ド48と、このソレノイド48の励起時にその内方へ引
込まれる作動杆49と、この作動杆49を突出方向へ付
勢する戻しばね50とからなっており、ソレノイド48
は、ブレーキペダルの踏込みに押動して閉じるブレーキ
作動感知スイッチ(図示せず)を介してバッテリに接続
される。
【0026】作動杆49は、その先端の屈曲部49aを
前記操作腕44bの連結溝51に係合させており、この
作動杆49がソレノイド48内に引込まれるときは、ロ
ックレバー44をアンロック位置UL に回動し、ソレノ
イド48から突出するときはロックレバー44をロック
位置Lに回動するようになっている。
【0027】而して、シフトレバー3がP位置に在ると
き、即ちロックピン13がパーキング位置保持溝38p
に係合しているとき、ブレーキペダルが非操作状態にあ
れば、シフトレバー3を他のシフト位置へ移動すべくロ
ックピン13を下降させようとしても、ロック位置Lを
占めるロックレバー44のロック腕44cがロックピン
13のパーキング位置保持溝38pからの脱出を阻止す
るので、シフトレバー3のP位置からの移動は不能であ
る。そこで、ブレーキペダルを踏込むと、図10(A)
に示すようにソレノイド48の励起により作動杆49が
引込まれてロックレバー44をアンロック位置UL に回
動し、ロック腕44cがパーキング位置保持溝38pの
入口を開くので、該溝38pからのロックピン13の脱
出を実行してシフトレバー3の他のシフト位置への回動
が可能となる。
【0028】一方、シフトレバー3をRからP位置へ回
動する際は、ソレノイド48が消勢状態にあっても、ロ
ックピン13を下降させていれば、シフトレバー3の回
動に伴いロックピン13が戻しばね50の力に抗してロ
ックレバー44をアンロック位置UL へ押しやるので、
シフトレバー3のP位置への回動が達成される。そして
ロックピン13が上昇してパーキング位置保持溝38p
に完全に収容されると、ロックレバー44は戻しばね5
0の力でロック位置Lに復帰する。
【0029】図1に示すように、ロックレバー44の操
作腕44bには、作動杆49の内側面に当接する凸部5
2が形成され、上記当接によってロックレバー44の軸
43からの抜止めが図られる。したがって、それ専用の
抜止め部材を軸43に設ける必要がない。
【0030】上記のようなシフトロック機構42にはロ
ック強制解除機構55が連結される。この機構55は、
バッテリの過放電等により前記ソレノイド48が励起不
能になったとき、所定のキー56(例えばエンジンキ
ー)を利用して前記ロックレバー44を強制的にアンロ
ック位置UL へ回動させるもので、シフト規制板24の
外側面に軸57で枢支される解除レバー58と、前記ロ
ック腕44cの先端に連設されて前記凹部46外に突出
した、半円筒状の下面を有する被動腕59とを備える。
解除レバー58は、軸57に回転自在に嵌合するボス5
8aから上方へ延出する第1腕58bと、ボス58aの
下方から後方上向きに延出する第2腕58cとを有す
る。第1腕58bの上面は、前記エスカッション33の
キー孔60に差込まれた所定のキー56により押圧され
る受圧面61に形成され、また第2腕58cの上面は、
被動腕59の下面に対する掬い面62に形成される。こ
の解除レバー58は、第2腕58cの掬い面62を被動
腕59から僅かに離した非作動位置Aと、第2腕58c
の掬い面62により被動腕59を掬い上げてロックレバ
ー44をアンロック位置UL に移動させる作動位置B
(図10の(B)参照)との間を回動するものであっ
て、その非作動位置Aは、シフト規制板24の外側面に
突設されたストッパ63に第2腕58cの下面を当接さ
せることにより規制される。そして通常、この解除レバ
ー58を非作動位置Aに保持するための圧縮コイルばね
64が解除レバー58に設けられた凹部65と、シフト
規制板24に設けられた保持部66との間に介装され
る。
【0031】而して、図10(B)に示すように、エス
カッション33のキー孔10にキー56を差込んで第1
腕58bの受圧面61を押圧すれば、解除レバー58は
作動位置Bへ回動しながら被動腕59を掬い上げるの
で、ロックレバー44をアンロック位置UL に移動させ
ることができる。こうすることにより、ソレノイド48
の励起不能の状態でも、シフトレバー3をP位置から他
のシフト位置へ回動することが可能となる。また、この
ようなロック強制解除機構55の構造は、部品点数が極
めて少なくコンパクトであるから、シフトロック機構4
2と共に、同一のシフト規制板24の狭小な外側面に容
易に配設することができる。
【0032】図2及び図9において、前記スイッチハウ
ジング25は、シフトレバー3の回動方向に沿って前後
方向に延びる案内溝70を内側面に有し、この案内溝7
0に可動子71が摺動自在に嵌合される。この可動子7
1には、シフトレバー3との対向面に上下方向の連結溝
72が設けられており、これに前記スイッチピン20が
係合される。したがって、可動子71はシフトレバー3
の回動に伴いスイッチハウジング25内を摺動すること
ができる。この可動子71とスイッチハウジング25と
の間には、シフトレバー3のPないしIのシフト位置に
それぞれ対応した信号を発するスイッチ機構が構成され
る。このスイッチ機構は公知のもので、自動車のインス
トルメントパネルに装備されるシフト位置表示ランプに
作動信号を送ったり、シフトレバー3のP及びN以外の
シフト位置ではエンジンスタータの作動を禁止する信号
を発したりするものである。
【0033】ところで、シフト規制板24により規制さ
れるシフトレバー3のシフト位置と、そのシフト位置に
対応した信号を前記スイッチ機構が発する時期との間に
ずれがある場合、これを修正し得るように、スイッチハ
ウジング25の前記一対のボルト孔30a,30aがシ
フトレバー3の回動方向に沿って前後に長い長孔に形成
される。したがってボルト孔30a,30aに挿通した
ボルト31,31を緩めれば、スイッチハウジング25
の、シフトレバー3回動方向への微小移動が可能であ
り、この移動によって前記ずれを修正することができ
る。尚、シフト規制板24を移動させるようにしても同
様の効果が得られる。
【0034】さて、このようなシフト装置Sの基板1を
小型、中型、大型の3車種の各床板F上に共通に組付け
得る方法について、図6、図11ないし図13により説
明する。
【0035】先ず図6に示すように、基板1には、4つ
1組の第1取付孔751 ,751 …と、これらの外側に
位置する同じく4つ1組の第2取付孔752 ,752
とを穿設しておく。一方、図11ないし図13に示すよ
うに、基板1と床板Fとの間に介装される高さが小、
中、大と異なる3種類のディスタンスカラー761 ,7
2 ,763 と、これらカラーにそれぞれ挿通し得る長
さが小、中、大と異なる3種類の取付ボルト771 ,7
2 ,773 とを用意する。
【0036】而して、図11に示すように、大型車の床
板Fに基板1を組付けるには、先ず最小高さのディスタ
ンスカラー761 を各第1取付孔771 との同軸位置で
基板1と床板Fとの間に挿入しながら、基板1のレバー
支持部1aを床板Fの開口部78から下方へ突出させ
る。次いで第1取付孔771 及びディスタンスカラー7
1 に最小長さの取付ボルト771 を上方から挿通し、
これに下方からナット79を螺合、緊締する。
【0037】また図13に示すように、小型車の床板F
に基板1を組付けるには、最大高さのディスタンスカラ
ー763 と最大長さの取付ボルト773 を使用して上記
大型車の場合と同様の要領で行う。
【0038】さらに図12に示すように、中型車の床板
Fに基板1を組付けるには、中間高さのディスタンスカ
ラー762 を各第2取付孔752 との同軸位置に置い
て、これらに中間長さの取付ボルト772 を挿通し、こ
れにナット79を螺合、緊締する。
【0039】かくして、同一の基板1を3車種の床板F
に組付けるも、使用するディスタンスカラー761 ,7
2 ,763 の高さによって、基板1のレバー支持部1
aの床下への突出量を車種に対応した量に設置すること
ができる。
【0040】図11及び図13の場合のように、基板1
の第1取付孔751 を共通に使用する場合には、床板F
の開口部78をシールするブーツ80を次のようにすれ
ば、共通に使用することができる。
【0041】即ち、レバー支持部1aを下方から覆うよ
うに成形されたゴム製の袋状ブーツ80の周縁には、床
板Fの上面に密着し得るフランジ80aが形成され、ブ
ーツ80の中間部には軸方向の伸縮を可能にする蛇腹8
0bが形成される。またフランジ80aの上面には前後
一対の取付用突起81,81が形成される。尚、フラン
ジ80aは、最小高さの前記ディスタンスカラー761
の高さより僅かに大きい肉厚とされる。
【0042】而して、最小高さのディスタンスカラー7
1 を使用した図11の場合には、先ず突起81を基板
1の小孔82に嵌込んで基板1の下面にブーツ80を保
持させ、そして前述の要領で基板1を床板Fに組付ける
と、基板1によりフランジ80aを床板F上面に密着保
持することができる。一方、ブーツ80の蛇腹80b
は、開口部78から床下へ大きく突出したレバー支持部
1aによって伸長状態とされるので、ブーツ80が過度
の引張力を受けることもない。
【0043】また、最大高さのディスタンスカラー76
3 を使用した図13の場合には、先ず特別に用意した保
持板83の小孔84に突起81を嵌込んで保持板83の
下面にブーツ80を保持させ、次いで前述の要領で基板
1を床板Fに組付けるとき、保持板83をディスタンス
カラー763 と床板Fとの間で挟止すると、保持板83
によりフランジ80aを床板F上面に密着保持すること
ができる。一方、ブーツ80の蛇腹80bは、レバー支
持部1aの床下突出量の減少に伴い収縮するので、ブー
ツ80に弛みが生じることもない。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、同一の基板を異なる車種の床板に共通に組付けるこ
とができ、しかも使用するカラーの高さを変えることに
より、基板のレバー支持部の床下への突出量を車種に応
じて調節することができる。その結果、シフト装置の量
産性が向上し、そのコスト低減に大いに寄与し得る。
【0045】また、本発明の第2の特徴によれば、同一
のブーツを使用して各車種の床板の開口部をシールする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するシフト装置の縦断側面図。
【図2】図1の2−2線断面図。
【図3】図1の3−3線断面図。
【図4】図1の平面図。
【図5】図2の5−5線断面図。
【図6】基板の斜視図。
【図7】シフトレバーの斜視図。
【図8】シフト規制板の斜視図。
【図9】スイッチハウジングの斜視図。
【図10】(A)シフトロック機構の作用説明図。 (B)ロック強制解除機構の作用説明図。
【図11】大型車の床板への基板の組付け方法を示す半
縦断側面図。
【図12】中型車の床板への基板の組付け方法を示す半
縦断側面図。
【図13】小型車の床板への基板の組付け方法を示す半
縦断側面図。
【符号の説明】 1・・・・・基板 1a・・・・レバー支持部 3・・・・・シフトレバー 751 ,752 ・・・・・第1,第2取付孔 761 〜763 ・・・・・ディスタンスカラー 771 〜773 ・・・・・取付ボルト 78・・・・開口部 80・・・・ブーツ 80a・・・フランジ 80b・・・蛇腹 F・・・・・床板 S・・・・・シフト装置
フロントページの続き (72)発明者 岡 慎治 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機のマニュアル弁に操作可能に
    接続されるシフトレバー(3)を、基板(1)の中央部
    下方に膨出したレバー支持部(1a)に枢支してシフト
    装置(S)を構成し、車体の床板(F)の開口部(7
    8)から前記レバー支持部(1a)を突出させた状態で
    該床板(F)上に前記基板(1)を組付けるに当り、 複数車種に共通または対応した取付孔(751 ,7
    2 )を穿設した同一の基板(1)と、複数車種に対応
    して高さを異にする複数種のディスタンスカラー(76
    1 〜763 )と、複数車種に対応して長さを異にする複
    数種の取付ボルト(771 〜773 )とを用意し、組付
    対象車種に対応した高さ及び長さのディスタンスカラー
    及び取付ボルトを選択し、該ディスタンスカラーを前記
    基板(1)の所定の取付孔との同軸位置で該基板(1)
    と該車種の床板(F)との間に挿入し、該取付孔及びデ
    ィスタンスカラーに挿通した該ボルトにより該基板
    (1)を床板(F)に固着することを特徴とする、自動
    変速機用シフト装置の車体への組付け方法。
  2. 【請求項2】 前記レバー支持部(1a)の床下への突
    出量に応じて伸縮可能の袋状のブーツ(80)により、
    該レバー支持部(1a)を下方が覆うと共に、該ブーツ
    (80)の周縁に形成されたフランジ(80a)を床板
    (F)上面に密着保持することを特徴とする、請求項1
    記載の自動変速機用シフト装置の車体への組付け方法。
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