JPH06321B2 - 木製板状体における欠損部の補修方法 - Google Patents

木製板状体における欠損部の補修方法

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JPH06321B2
JPH06321B2 JP60089459A JP8945985A JPH06321B2 JP H06321 B2 JPH06321 B2 JP H06321B2 JP 60089459 A JP60089459 A JP 60089459A JP 8945985 A JP8945985 A JP 8945985A JP H06321 B2 JPH06321 B2 JP H06321B2
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    • B27LREMOVING BARK OR VESTIGES OF BRANCHES; SPLITTING WOOD; MANUFACTURE OF VENEER, WOODEN STICKS, WOOD SHAVINGS, WOOD FIBRES OR WOOD POWDER
    • B27L1/00Debarking or removing vestiges of branches from trees or logs; Machines therefor
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ベニヤ単板(以下単板と称す)や合板等木製
板状体の表面に存在する節穴、欠け等の欠損部の補修に
関するものである。
従来、これら欠損部に体する穴埋め補修は欠損部に対し
パテをヘラで擦り付けて行っていた。しかしこれら従来
の方法では次のような欠点がある。
(1) パテは、水等の溶剤を含んでいて粘着性が高いた
め、補修した木製板状体を順次堆積していくと、上層の
木製板状体の裏面に下層の木製板状体表面のパテが付着
してしまい、次工程で一枚ずつ取り出す際、前記パテが
上層の木製板状体裏面に付着した状態で分離され、欠損
部内のパテの量が不足し欠損部を充分に補修することが
できない。
(2) パテは、水等の溶剤を含んでいるため、大気中で
はこれら水等の溶剤が蒸発してしまい粘度が高くなって
しまう。従って作業性が変るため適宜溶剤を加えて粘度
調整を行う必要があり、保守管理が煩雑である。
(3) パテは、溶剤が蒸発して乾燥すると体積収縮を生
じるため、パテと欠損部との間に隙間を生じ、例えば合
板の中板に隙間が生じれば該隙間が透けて見える等美感
上好ましくない。
(4) パテは、流動性を有しているため、単板の節穴等
の表側から裏側に貫通した欠損部に対しては、たとえパ
テを充填しても重力によって流れ出てしまい完全な補修
ができない。
本発明は、これら問題を解決するために発明されたもの
で、厚み方向の剪断強度が厚み方向の圧縮強度より小さ
く且つ剪断強度及び圧縮強度が木製板状体の剪断強度及
び圧縮強度より共に小さい固形補修材を用い、該補修材
を厚み方向へ加圧し、剪断破壊を生じさせることによっ
て木製板状体の欠損部内へ前記補修材の一部を圧入さ
せ、欠損部の補修を行うことを基本としている。以下第
1番目の発明〜第3番目の発明について順次説明する。
先ず第1番目の発明は、木製板状体欠損部を固形補修材
で埋める方法であって、厚み方向の剪断強度が厚み方向
の圧縮強度より小さく且つ剪断強度及び圧縮強度が木製
板状体の剪断強度及び圧縮強度より共に小さく而もその
大きさが被補修個所である木製板状体の欠損部の大きさ
よりも大であるところの固形補修材を、木製板状体の欠
損部を塞ぐように当てがい、該固形補修材を厚み方向へ
加圧することによって該固形補修材に剪断破壊を生じさ
せ、木製板状体の欠損部内へ固形補修材の一部を圧入さ
せることを特徴としている。
ここに木製板状体とは単板、合板、挽板等をいい、固形
補修材とは、バルサ、コルク、きびがら、硬質ポリウレ
タンフォーム(W−100)等一方向に対する剪断強度
が比較的小さいものをいう。又厚み方向への加圧とは、
ロール、プレス、スチールバンド等に代表される加圧手
段による全ての加圧を指称し、又1回の加圧で以つて完
了する場合と、予備的加圧と本加圧との2段階で以つて
行う場合の双方を含む意である。
次に第1番目の発明の実施例を説明する。第1図は第1
番目の発明を実施する補修装置の一例を示すもので、搬
送コンベアAの下手側に駆動装置(図示省略)によって
矢印方向へ回転する一対のロール1、1′が配設されて
いる。該一対のロール1、1′は、その間隔が挿入され
る単板Pの厚さと同じか又は若干狭く設定されており、
それぞれのロールは鉄等金属製の剛体で形成されてい
る。一方、欠損部を埋める固形補修材2としては、厚み
方向の剪断強度が厚み方向の圧縮強度より小さくなるよ
うに木口面と平行に切断したバルサの切片を用意し、該
切片の木口面の大きさを被補修個所である欠損部の大き
さよりも大に、且つ該切片の厚みを被補修材である単板
Pの厚みとほぼ同等に予めカットしておく。一般に木材
は、繊維方向には比較的強いが、繊維と直交する方向に
対しては繊維の結合が弱いという性質を有している。殊
にバルサはこの性質が顕著であって、繊維方向の剪断強
度が単板における厚み方向の剪断強度より小さく、又繊
維方向の圧縮強度も、単板における厚み方向の圧縮強度
よりも小さい。従って、通常の合板用単板における通常
の大きさの欠損部に対する補修に関しては、剪断破壊が
生じてから圧縮破壊が生じることになり、固形補修材と
しては最適である。
扨て以上のような装置を用いて単板Pの欠損部の補修を
行うには、先ず補修すべき節穴等の欠損部3を有する単
板Pを繊維方向が搬送方向となるよう搬送コンベアA上
にのせると共に、該欠損部3の上に前記バルサ2をその
繊維方向が単板Pの板面と直角となるよう而も前記欠損
部を塞ぐように手作業で当てがう。するとバルサ2は単
板Pにのってロール1、1′の間に進入するため、厚み
方向へ加圧され、欠損部3に対応した部分のバルサは下
から支えるものがないため、単板Pで支えられている他
の部分のバルサとの間に剪断破壊を生じ、欠損部3の中
にずれ込む。そして第2図に示すように欠損部3が、ず
れ込んだバルサで充填されるのである。この充填された
状態のバルサは、前述の如く欠損部3の形状に対応した
部分のみがずれ込むため、該欠損部3の形状に合致して
おり、過度の力を加えない限り単板Pから脱落すること
はない。
一方、欠損部3に対応せぬ部分のバルサ2は単板Pの表
面で欠損部3の周囲に薄くつぶされた状態で残るが、そ
のまま接着剤を塗布した他の単板と重ね合わせて熱圧し
合板としても実用上問題はない。
以上のように第1番目の発明によれば、欠落部に充填す
る補修材はパテのように粘着性を有しないので、補修後
の単板を順次堆積しても他の単板に付着する等の問題は
生じないのである。又パテのように溶剤を用いる必要が
ないため、粘度調整を行う必要もなく、充填した補修材
が収縮することによる美感上の問題も生じず、固形補修
材が欠損部の形状にほぼ合致して充填されるのである。
尚前記補修材の厚みは、木製板状体の厚みとほぼ同等で
あることが望ましいが、これより大きくても小さくても
差し支えない。又被補修個所である欠損部の形状は、節
穴や割れのように貫通していても、例えば第3図に示す
ように、合板の表板のみに欠損部がある場合等欠損部が
管通していなくても実施でき、更には欠損部の内面若し
くは底面又は補修材の底面に接着剤を塗布して当てがつ
てもよい。
又前記補修装置における一対のロールの間隔も適宜設計
変更できるが、加圧による圧縮塑性変形が単板に起こら
ない程度の間隔が望ましいし、加圧手段自体もロール形
式に限らずスチールバンド等適宜選択することができ
る。
次にかかる加圧工程を、剛体による予備的加圧と弾性体
による本加圧との2段階で行う実施例を説明する。
この2段階加圧は、前記第1実施例における若干の欠点
を補うためのもので、補修材によって単板Pの欠損部3
の周囲部分に加えられる塑性変形をできるだけ少なくせ
んとするものである。即ち、第1の実施例では、ロール
1、1′が剛体であるため、欠損部3に対応していない
補修材の一部分は、ロール1、1′により圧縮変形させ
られてもいくらかの厚さは存在し、この厚さに対応した
量だけ欠損部3の周囲の単板P表面が塑性変形させら
れ、それが凹部となって残り、単板の新たな欠点となる
のである。
第4図は、この第2の実施例装置を示すもので、搬送コ
ンベアAの下手側に一対の剛体ロール4、4′が配設さ
れ、該ロール4、4′の下手側にはゴム5を円周面に有
する弾性ロール6と、剛体ロール7とが上下に配設され
ている。該一対のロール4、4′の間隔は、挿入される
単板Pの厚みより大で且つ充填する補修材の厚みと単板
Pの厚みとを合わせた厚みより小に設定し、又弾性ロー
ル6と剛体のロール7との間隔は、単板Pの厚みとほぼ
同等又は若干狭くなるように設定する。尚単板Pに充填
する固形補修材としては第1の実施例で示したものと同
一のものを用いる。
第2の実施例装置は以上のように備えるもので、次の様
にして単板の補修が行われる。
補修すべき欠損部3を有する単板Pを繊維方向が搬送方
向となるように搬送コンベアAにのせて搬送し、手作業
で欠損部3の上にバルサ2をのせる。
するとバルサ2は単板Pの上にのってロール4、4′の
間に進入し、該ロール4、4′によって加圧され、第1
の実施例と同様に欠損部3の形状に対応した部分のバル
サは他の部分との間に剪断破壊を生じ、欠損部3の中に
ずれ込むのである。この際、該ロール4、4′の間隔は
前記のように広く構成してあるため、バルサ2は第4図
に示すように厚み方向へ完全にはずれ込まず、一部のみ
が没入するかたちとなる。又欠損部3に対応しない即ち
欠損部からはみでた部分のバルサも、第1の実施例に比
べると大きな力では圧縮されず、その結果単板Pの板面
も塑性変形するまでには至らない。そして単板Pが進行
すると、バルサ2はロール6、7の間に進入して加圧さ
れる。すると今度は、バルサ2における欠損部3に対応
した部分は、すでにロール4、4′によって剪断破壊を
生じているので、ロール6のゴム5で押圧される小さな
力で以って円滑に欠損部3の中へ没入される。一方、欠
損部3に対応する以外の部分のバルサも、ゴム5によつ
て同様に押圧されるが、その力が小さく且つゴム5自体
が変形するため、過度に圧縮されることはない。その結
果、単板Pにおける欠損部の周囲が可塑変形しないので
ある。
以上のように第2の実施例によれば、第1の実施例の結
果に加えて、欠損部の周囲の単板板面が塑性変形しない
という特有の効果が発揮されるのである。
以上述べてきた加圧手段は、一対のロールで以って加圧
する場合であるが、これに代ってホットプレス又はコー
ルドプレス等のプレス機構を用いてもよい。即ち第5図
に示すように単板Pの欠損部3の上に固形補修材2を当
てがい、第6図に示すようにコールドプレスによつて加
圧するのである。このようにプレスにて行う場合は、単
板Pと補修材2とが静止状態にあるため補修材2がずれ
る虞れがなく、殊に同時に複数個所の補修をする場合に
は便利である。尚第6図における8、8′はコールドプ
レスのプレス部である。
次に第2番目の発明について説明する。
第2番目の発明は、前記第1番目の発明に、固形補修材
の分離工程を追加したものである。即ち欠損部内へ圧入
された補修材の一部と圧入されていない他の補修材と
は、その境界付近において両者の組織が互いに絡み合
い、完全な分離がなされていない。従つて後工程である
接合工程において、このはみだした補修材を一緒に貼り
合わせることになり、良質な合板の製造という観点から
すると若干問題がある。そこでこの第2番目の発明で
は、前記はみだした不要部分を除去せんとすることを目
的とする。
以下第2番目の発明における実施例を説明する。
第7図は、当該第2番目の発明を実施するための補修装
置の一例であって、単板Pを搬送する搬送コンベアAの
下手側に一対のロール1、1′を配置し、更にその下手
側に円周面にサンドペーパーを有したロール13と該ロ
ールに対応するロール14を備える。これらのロール1
3、14は、図示しない駆動機構によつて矢印方向へ回
転し、ロール13の周速は単板Pの搬送速度よりも大と
なっている。又前記一対のロール1、1′の構成におい
ては、前記第1図のものと同様であるため、その詳細は
省略する。
扨て、このような装置において、搬送コンベアAによっ
て搬送される単板Pの欠損部3の上に、バルサ2に代表
される固形補修材をのせる。すると該バルサ2は、ロー
ル1、1′によって加圧され、欠損部3に対応するバル
サのみが該欠損部の中に没入するが、バルサ2の厚みが
単板Pの厚みよりも大であったり、仮え単板厚と同等若
しくはそれ以下であっても、圧入された部分とはみだし
た部分とはロール1、1′を通過した後も、単板表面に
おいて細かい木材繊維により連結されている。しかし単
板Pが更に進行しロール13、14の間に挿入される
と、ロール13のサンドペーパーによつて前記単板の表
面から突出しているバルサは削り取られ、欠損部3の中
のバルサは、単板Pの厚みとほとんど等しくなるのであ
る。
以上のように当該第2番目の発明によれば、欠損部に圧
入された補修材とはみだした補修材との分離が可能とな
り、又圧入された補修材を欠損部内へ確実に押し込むこ
ともできる。更に充填する固形補修材の厚みを予め補修
される欠損部の深さと等しくしておく必要もない。
尚前記ロール13、14に代えて通常のサンダ或はバフ
マシンを用いても差し支えない。更に、前記第4図の実
施例装置における弾性ロール6に代え、同様の弾性ロー
ルの円周面にサンドペーパーを備えたロール、即ち加圧
兼研削用弾性ロールをその周速が単板の搬送速度よりも
大となるよう回転可能に備えれば、前記本加圧と本発明
における研削とが一挙に行われ極めて至便である。
又別の分離装置としては、第8図に示すような2本のロ
ール10、11を駆動機構(図示省略)により回転可能
に備えた装置も存在する。該ロール10は、円周面に弾
性体としてゴム9を被覆した比較的大径なロールで、小
径の剛体ロール11とは軽く接触する状態に備えられて
いる。そして両ロール10、11を回転駆動させ、その
間に単板Pを通過させることにより、バルサ2の欠損部
に充填された部分とその周囲にはみだした部分とを折っ
て分離させるのである。
次に第3番目の発明について説明する。
この発明は、バルサ等固定補修材を欠損部に没入させる
ために加圧力として、単板接合工程で用いるコールドプ
レス又はホットプレス等の加圧力を兼用するものであ
る。
その構成は、欠損部を有する木製板状体と該木製板状体
と重合する別の板状体とを接着剤によって接合する工程
において、厚み方向の剪断強度が厚み方向の圧縮強度よ
り小さく且つ剪断強度及び圧縮強度が欠損部を有する木
製板状体の剪断強度及び圧縮強度より共に小さく而もそ
の大きさが被補修個所である木製板状体の欠損部の大き
さよりも大であるところの固形補修材を、木製板状体の
欠損部を塞ぐように挟み込み、これら2枚の板状体を厚
み方向へ加圧することによって前記固形補修材に剪断破
壊を生じさせ、木製板状体の欠損部内へ固形補修材の一
部を圧入させつつ接合を行うことにある。
ここに木製板状体と重合する別の板状体とは、前記木製
板状体の外に塩化ビニールシート等のシート状物を含
み、又接合工程とは、すくなくともいずれか一方の板状
体に接着剤を塗布しこれらを重合、加圧する従来公知の
あらゆる接合工程を意味する。いずれにしても本発明の
特徴とするところは、単板の接合工程において固形補修
材を介在させ、接合工程における加圧力を利用せんとす
るところにある。
以下第3番目の発明の実施例を説明する。
第9図及び第10図における12、12′は、ホットプ
レスのプレス部を示すもので、原板用単板P2の上に、
欠損部3の上に固形補修材であるバルサ2をのせた単板
Pをのせ、更にその上に原板用単板P1を重ね合わせ
る。中板である単板Pの両面には、予め接着剤が塗布さ
れており、又該中板に対する補修材の当てがい方は、前
記第5図の場合と同様とする。そしてこれら3枚の単板
が重合された状態でプレスによる加圧を行うと、間に入
ったバルサ2は単板を介して加圧され、第1番目の発明
と同様に、欠損部3に対応した部分のバルサのみが第1
0図に示すように欠損部3の中に没入する。一方、その
他の部分のバルサは、単板P、P1の間で圧縮変形し、
そのままの状態で接合が行われる。
以上のように第3番目の発明によれば、第1番目の発明
の効果に加え、合板の製造工程で必要なプレス工程を利
用して欠損部を補修することが可能となり、補修工程が
簡素化される利点がある。
尚前記実施例ではホツトプレスで加圧する一例を示した
が、コールドプレスで加圧してもよい。又利用する接合
工程も2枚以上の板状体の接合工程であれば、3プラ
イ、5プライ等その枚数を問うものではない。
以上説明したように、前記第1番目の発明〜第3番目の
発明によつて補修される木製板状体としては、単板のみ
でなく、合板、挽板等も対象となり、又その欠損部も板
面に貫通していても、貫通していなくてもよい。又固形
補修材はバルサ、硬質ポリウレタンフォーム(W−10
0)に代表されるように、一方向の剪断強度と圧縮強度
が比較的弱く、木製板状体の欠損部に対応する個所に当
てがい圧縮した場合、先ず欠損部に対応する部分が剪断
破壊を生じ、更に加圧するとその他の部分が圧縮変形し
破壊してしまうもの、つまり木製板状体に対してかかる
強度的性質を有するものは全て含む意である。又該補修
材を欠損部の状態に合わせて着色すればなおよく、例え
ば節穴の場合には黒色に、欠けや割れの場合には薄い茶
色にそれぞれ着色すれば、当該補修部分が表面に晒され
たとしても本物同様に見え美感上も何ら問題はない。
(第11図参照)
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を実施例を説明するためのもので、第1
図、第3図、第4図及び第6図は第1番目の発明を実施
する装置を示した説明図、第2図及び第5図は単板Pに
固形補修材2を当てがった状態を示した説明図、第7図
及び第8図は第2番目の発明を実施する装置を示した説
明図、第9図及び第10図は第3番目の発明の実施状態
を示した説明図、第11図は補修完了後の単板の状態を
示した斜視図である。 A・・搬送コンベア、P、P1、P2・・単板、1、
1′・・ロール、2・・固形補修材、3・・欠損部、
5、9・・ゴム、8、8′、12、12′・・プレス部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木製板状体の欠損部を固形補修材で埋める
    方法であって、厚み方向の剪断強度が厚み方向の圧縮強
    度より小さく且つその剪断強度及び圧縮強度が木製板状
    体における厚み方向の剪断強度及び圧縮強度より共に小
    さく、而もその大きさが被補修個所である木製板状体の
    欠損部の大きさよりも大であるところの固形補修材を、
    木製板状体の欠損部を塞ぐように当てがい、該固形補修
    材を厚み方向へ加圧することによって該固形補修材に剪
    断破壊を生じさせ、木製板状体の欠損部内へ固形補修材
    の一部を圧入させることを特徴とする木製板状体におけ
    る欠損部の補修方法。
  2. 【請求項2】前記固形補修材の厚みが木製板状体の厚み
    とほぼ同等であるところの特許請求の範囲第1項記載の
    木製板状体における欠損部の補修方法。
  3. 【請求項3】前記厚み方法への加圧を、剛体による予備
    的加圧と弾性体による本加圧との2段階で行うところの
    特許請求の範囲第1項記載の木製板状体における欠損部
    の補修方法。
  4. 【請求項4】木製板状体の欠損部を固形補修材で埋める
    方法であって、厚み方向の剪断強度が厚み方向の圧縮強
    度より小さく且つその剪断強度及び圧縮強度が木製板状
    体における厚み方向の剪断強度及び圧縮強度より共に小
    さく、而もその大きさが被補修個所である木製板状体の
    欠損部の大きさよりも大であるところの固形補修材を、
    木製板状体の欠損部を塞ぐように当てがい、該固形補修
    材を厚み方向へ加圧することによって該固形補修材に剪
    断破壊を生じさせ、木製板状体の欠損部内へ固形補修材
    の一部を圧入させ、更に該木製板状体の欠損部内へ圧入
    させた固形補修材の一部を、圧入されていない他の固形
    補修材と分離させることを特徴とする木製板状体におけ
    る欠損部の補修方法。
  5. 【請求項5】前記固形補修材の厚みが木製板状体の厚み
    とほぼ同等であるところの特許請求の範囲第4項記載の
    木製板状体における欠損部の補修方法。
  6. 【請求項6】前記厚み方回への加圧を、剛体による予備
    的加圧と弾性体による本加圧との2段階で行うところの
    特許請求の範囲第4項記載の木製板状体における欠損部
    の補修方法。
  7. 【請求項7】欠損部を有する木製板状体と該木製板状体
    と重合する別の板状体とを接着剤によって接合する工程
    において、厚み方向の剪断強度が厚み方向の圧縮強度よ
    り小さく且つその剪断強度及び圧縮強度が木製板状体に
    おける厚み方向の剪断強度及び圧縮強度より共に小さ
    く、而もその大きさが被補修個所である木製板状体の欠
    損部の大きさよりも大であるところの固形補修材を、木
    製板状体の欠損部を塞ぐように挟み込み、これら2枚の
    板状体を厚み方向へ加圧することによって前記固形補修
    材に剪断破壊を生じさせ、木製板状体の欠損部内へ固形
    補修材の一部を圧入させつつ接合を行うことを特徴とす
    る木製板状体における欠損部の補修方法。
  8. 【請求項8】前記固形補修材の厚みが木製板状体の厚み
    とほぼ同等であるところの特許請求の範囲第7項記載の
    木製板状体における欠損部の補修方法。
JP60089459A 1985-04-25 1985-04-25 木製板状体における欠損部の補修方法 Expired - Lifetime JPH06321B2 (ja)

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