JPH06320801A - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JPH06320801A
JPH06320801A JP5136719A JP13671993A JPH06320801A JP H06320801 A JPH06320801 A JP H06320801A JP 5136719 A JP5136719 A JP 5136719A JP 13671993 A JP13671993 A JP 13671993A JP H06320801 A JPH06320801 A JP H06320801A
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JP
Japan
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ruby
dictionary
kanji
print
editing
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JP5136719A
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Masahiro Takahashi
正弘 高橋
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ルビの印刷に関して上位装置における負担を
軽減し、また、上位装置・プリンタ装置間のデータ転送
量を少なくすること。 【構成】 上位装置1から受信部2を通じて印刷データ
を受信すると共に内部印刷コマンドに編集するデータ処
理編集部3と、内部印刷コマンドをフレームバッファ5
に描画すると共にこれに基づいて印刷部8を駆動制御す
る描画制御部4とを備え、データ処理編集部3に、予め
複数の漢字単語情報とそれに関連したルビ文字情報から
なるルビ辞書6Aを格納したルビ辞書格納手段6を併設
すると共に、印刷データとルビ辞書格納手段内の漢字単
語情報とを照合する漢字照合機能と,この漢字照合機能
の実行により該当する漢字単語が捕捉された場合に当該
漢字単語に対して前記ルビ辞書からのルビ文字情報を追
加出力するルビ情報追加編集機能とを備えていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ装置に係り、
とくに、上位装置から送り込まれる印刷データを受信し
印刷するプリンタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ装置は、例えば特公平3
−63100号公報にも開示されているように、上位装
置から送り込まれる印刷データを受信し印刷するのが一
般的であり、そのために必要な受信手段及び印刷手段等
が予め装備されたものとなっている。印刷される漢字に
ルビを付す場合も、とくに例外はない。即ち、従来例で
は、所定の漢字情報に対応して上位装置がルビの一文字
一文字に対してその文字情報や印刷位置情報等を順次プ
リンタ装置に送り込むようになっており、これを受けて
プリンタ装置では、送り込まれた印刷情報をそのまま印
刷出力するという手法が採られていた。
【0003】また、上位装置で漢字にルビを付すデータ
処理において、仮名漢字変換用の辞書にルビなど文字に
対する修飾指示情報をも記憶させ、入力された日本語仮
名文字を漢字に変換すると共にルビを追加する技術など
が提案されている。(特開昭62−179050号公
報)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のプリンタ装置においても、上位装置でのデータ処理に
よって、プリンタ装置におけるルビの印刷は可能となっ
ていた。しかしながら、かかる従来例にあっては、ルビ
文字コードやルビ文字サイズ或いはルビ文字に印刷位置
情報等を設定する処理が必要となっており、これがた
め、上位装置での負担が大きくなりルビ付き漢字の対象
範囲が限定されるという不都合が生じていた。また、印
刷データに上述したルビ印刷情報が追加されるため、デ
ータ量が増加し、これがため、上位装置・プリンタ装置
間のデータ転送に多くの時間を要するという不都合が生
じていた。
【0005】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、とくに、上位装置における負担を有効に軽減
し、同時に、上位装置・プリンタ装置間のデータ転送量
を少なくすると共にルビ付き漢字の対象範囲を有効に拡
大し得るプリンタ装置を提供することを、その目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上位装置か
らの印刷データを受信する受信部と、この受信部から出
力される印刷データを解釈し内部印刷コマンドに編集す
るデータ処理編集部と、このデータ処理編集部で編集し
た内部印刷コマンドをフレームバッファに描画すると共
にこれに基づいて印刷部を駆動制御する描画制御部とを
備えている。また、データ処理編集部には、予め複数の
漢字単語情報とそれに関連したルビ文字情報からなるル
ビ辞書を格納したルビ辞書格納手段が併設されている。
そして、信号処理編集部が、印刷データとルビ辞書格納
手段内の漢字単語情報とを照合する漢字照合機能と,こ
の漢字照合機能の実行によって該当する漢字単語が捕捉
された場合に当該漢字単語に対してルビ辞書からのルビ
文字情報を追加出力するルビ情報追加編集機能とを備え
ている、等の構成を採っている。これによって、前述し
た目的を達成しようとするものである。
【0007】
【作 用】上位装置は文章を編集するための装置であ
り、文字を入力し、仮名漢字変換を行い、また書式など
を設定する。編集された文章は印刷データとして上位装
置からケーブル等を通じてプリンタ装置へ送られる。プ
リンタ装置では受信部でこれを受ける。受信部では、受
信した印刷データをデータ処理編集部に引き渡すほか、
データ転送に通常に必要な処理を行なう。データ処理編
集部は印刷データを内部印刷コマンドに編集するプリン
タ装置に一般的な処理のほか、印刷データから漢字を抽
出し、ルビ辞書の漢字と照合し、一致する場合その漢字
のルビを印刷データに追加する。編集部では、実際に
は、付与されたルビからルビの印刷位置や文字サイズを
印刷データとともに内部印刷コマンドに編集する。ルビ
が付与された印刷データは編集部から描画制御部に送ら
れ、描画制御部では例えば文字発生手段から印刷するた
めの図形としての文字を呼び出し、フレームバッファに
描画していく。そして、フレームバッファに例えば1ペ
ージが蓄積されると、印刷部に送られ印刷媒体に印刷出
力される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3に基
づいて説明する。
【0009】この図1乃至図3に示す実施例は、上位装
置10からの印刷データを受信する受信部2と、この受
信部2から出力される印刷データを解釈し内部印刷コマ
ンドに編集するデータ処理編集部3と、このデータ処理
編集部3で編集した内部印刷コマンドをフレームバッフ
ァ5に描画すると共にこれに基づいて印刷部8を駆動制
御する描画制御部4とを備えている。また、データ処理
編集部3には、予め複数の漢字単語情報とそれに関連し
たルビ文字情報からなるルビ辞書6Aを格納したルビ辞
書格納手段6が併設されている。
【0010】そして、データ処理編集部3は、印刷デー
タから漢字単語情報等を抽出してルビ辞書格納手段6内
の漢字単語情報と照合する漢字照合機能と,この漢字照
合機能の実行によって該当する漢字単語が捕捉された場
合に当該漢字単語に対してルビ辞書6Aからのルビ文字
情報を追加出力するルビ情報追加編集機能とを備えてい
る。更に、データ処理編集部3が、ルビ文字情報の追加
出力に際しルビ印刷位置およびルビ文字サイズ等のルビ
印刷情報を内部印刷コマンドに編集するルビ用印刷情報
編集機能と、ルビ文字情報の追加出力に際しては前述し
た上位装置10からの指令に基づいて当該ルビ文字をひ
らがな又はカタカナのいずれかの表示モードを指定する
表示モード指定機能を備えている。
【0011】また、データ処理編集部3は、外部指令に
より作動し前述した上位装置10から必要に応じて送り
こまれるルビ辞書6Aを受信しルビ辞書格納手段6に格
納するルビ辞書格納制御機能を備えている。また、描画
制御部4には、文字発生手段7が併設されている。この
文字発生手段7は、描画制御部4の要請により指定され
た所定の文字等を出力し得るようになっている。
【0012】さらに詳細を説明すると、上位装置10
は、主制御を行なうCPUおよびこのCPUが直接に利
用するメモリと,画面表示や漢字仮名変換辞書などに利
用するメモリと,ファイルを格納するディスク装置およ
び周辺装置とのデータ伝送のためのコネクタから構成さ
れ、またディスプレイとキーボードが併設されてい
る。、これらによって、文章を入力し、仮名漢字変換
し、書式などを設定する。作成した文章は印刷データと
してプリンタ装置1の受信部2に伝送される。
【0013】受信部2は、上位装置10からの印刷デー
タを受信して、これをデータ処理編集部3に引き渡す。
さらに受信部2は、上位装置10とプリンタ装置1間の
データ転送処理の単位時間あたりの転送量を向上させる
ためファーストイン・ファーストアウト型のバッファ・
メモリを内蔵し、また、データ転送処理開始時に必要と
なるハンドシェイクや、エラーの通知処理を行う。
【0014】受信部2からデータ処理編集部3に送信さ
れる印刷データは、書式設定命令信号Cおよび文字コー
ドをその内容としている。書式設定命令信号Cには、ひ
らがな,カタカナ選択命令信号やデータ処理編集部3の
ルビ情報追加編集機能のオン・オフ命令信号などが含ま
れている。ひらがな,カタカナ選択命令信号はデータ処
理編集部3の表示モードの選択をひらがな又はカタカナ
にするための上位装置からプリンタ装置1に伝える信号
で、この信号によってデータ処理編集部3はルビをひら
がなで印刷するかまたはカタカナで印刷するかを選択す
る。ルビ付与のオン・オフ命令信号はデータ処理編集部
3のルビ追加機能をオン・オフすることで、印刷データ
にルビを追加するかしないかを選択するコマンドであ
る。
【0015】またデータ処理編集部3は、ページの管理
を行い、受信部2からのデータに従って印刷開始位置
(座標)の設定や文字の印刷位置決め、改行、改ページ
等の処理を行う。文字の印刷位置を決める手段として、
例えば、行位置および桁位置で決める行桁モードや、文
字およびイメージの印刷位置を座標で指定する面モード
などがあるが、ここでは行桁モードを例に説明する。行
桁モードは、一行を基本単位として文字の印刷位置を管
理するモードで、左右のマージン位置と、一行文字数
と、一ページ行数とにより印刷位置が決められる。この
ためデータ処理編集部3は、上位装置10からの印刷デ
ータを行の基準線の座標および文字コードとして内部印
刷コマンドに編集する。
【0016】描画制御部4は内部印刷コマンドを実行
し、文字発生手段7から印刷する図形としての文字の供
給を受け、フレームバッファ5に1ページ単位で蓄積し
ていく。フレームバッファに1ページ分蓄積された後、
印刷部8を駆動し印刷媒体である例えば紙に印刷する。
【0017】文字発生手段7は通常印刷用のビットマッ
プフォントと、文字サイズ指定時のアウトライン・フォ
ントを内蔵し、文字サイズが特に指定されているときは
プリンタ装置の解像度指定された文字サイズに文字コー
ドを展開する(図形化する)方法を採用している。その
ため、データ処理編集部3はルビの文字サイズを自由に
設定しうる。また別の手段として、ルビの文字サイズを
1/2などに限定し、ルビのためのビットマップフォン
トを文字発生手段7に含めることも印刷速度の面から有
効である。さらに他の手段として、文字発生手段として
キャラクターゼネレータを採用してもよく、この場合も
ルビ文字サイズを限定した上で、ルビ文字用にビットマ
ップフォントを作成しておくことで対応する。
【0018】図2にルビ辞書の構成の一部を示してい
る。ルビを振る漢字の選択は、ルビ辞書6Aの内容で制
御する。即ち、ルビが必要な難解な漢字のみをこの辞書
に登録しておくことで達成できる。ルビ辞書6Aは、ル
ビを振る必要のある難解な文字のみを収録すれば良いた
め、すべての漢字を収録しなければならない仮名漢字変
換用辞書と比較すると非常に小容量である。
【0019】本実施例では、常用漢字以外の漢字を使用
する熟語などの漢字単語と、その漢字単語のルビ文字情
報によって構成されており、漢字フィールドKに「挽
回」,「伴侶」,「補填」が、読みフィールドYに各々
対応して「バン・カイ」,「ハン・リョ」,「ホ・テ
ン」が入っている。また、どの漢字に対するルビなのか
を示すためにルビ文字情報である漢字の読みは各漢字に
分けられて読みフィールドYに格納されている。
【0020】ルビ辞書6Aは、ここでは説明のため漢字
とカタカナで表示してあるが、実際にはその漢字および
カタカナを表示する文字コードの集合で形成されるファ
イルであり、ルビ辞書格納手段6としてのROM(読み
出し専用メモリ)に記録されプリンタ装置1に装着され
ている。
【0021】ルビ辞書の内容としては上記以外に、地名
辞書や、教育分野用の学年別配当表に基づく辞書や、四
字熟語や、日本,韓国,中国など漢字圏の著名人名など
で構成しても各種の効果が生じる。
【0022】図3にデータ処理編集部3の印刷データに
ルビ情報が付与され内部印刷コマンドに編集されるまで
の各種機能を中心とするデータ処理ステップを示すフロ
ーチャートを示す。
【0023】データ処理編集部3が受信部2を通じて印
刷データを受信する。
【0024】書式設定をチェックする。(S1)
【0025】書式設定命令信号をチェックし、データ処
理編集部3でルビを追加する機能のオン・オフおよび表
示モードを設定する。ルビ辞書にはカタカナでルビが格
納されているので、ひらがなの場合はカタカナから変換
するようデータ処理編集部3を調整する。また、書式設
定から、少なくとも文字サイズの1/3の大きさの行間
を確保できるかチェックする。プリンタ装置1は印刷部
8の最大解像度によって印刷できる最小文字サイズが限
定されるため、この最小文字サイズと,行間と,被ルビ
文字の文字サイズによってルビの文字サイズを決めてい
る。ルビの文字サイズは通常被ルビ文字サイズの1/2
から行間などに応じて1/3までの大きさが適当であ
る。また、被ルビ文字の印刷位置の行の基準線からどの
程度ずらしてルビ印刷位置の行の基準線とするのか、や
はり行間に応じて決定する。
【0026】A.漢字照合機能。 文字コードを抽出する(S2)
【0027】印刷データ中の文字コードを1コード(1
文字)ずつ逐次取り出し、データ処理編集部3のメモリ
に格納する。
【0028】抽出した文字が漢字であるかどうかを判
断する。(S3)
【0029】JIS漢字コードでは第一水準漢字296
5字,第二水準3388文字が代表音訓の五十音順に配
列されている。そのため、その他のひらがな83文字,
カタカナ86文字,英数や特殊文字やギリシャ・ロシア
文字計378文字から区別するにはその文字コードのが
第一水準漢字または第二水準漢字に含まれるかの判断に
よって行なっている。ここでは、第一水準漢字および第
二水準漢字の始まりと終わりの文字コードがのS3の
判断用にデータ処理編集部3に記憶されていて、この文
字コードと、抽出した文字コードとを数値として大小比
較することで抽出した文字コードが漢字かどうか判断し
ている。
【0030】漢字である場合その文字コードでルビ辞
書6Aを呼び出し、ルビ辞書6Aの漢字フィールドKと
照合する。(S4)
【0031】この漢字照合機能の工程である印刷データ
とルビ辞書6Aの照合は、ルビ辞書のファイルの大きさ
などに応じて様々な実施形態があるが、ここでは例えば
次のようなインデックスが作成され、それによって照合
されている。
【0032】漢字フィールドKの漢字単語はJIS漢字
コードの順序で並べられていてルビ辞書格納手段6に格
納されている。このため、漢字単語はその格納場所のア
ドレス情報を持っている。ルビ辞書6A中のの漢字単語
の先頭の漢字について、例えば”挽回”であれば”挽”
についてそれぞれ漢字単語が格納されているアドレスの
一覧表をルビ辞書6Aに設けられており、照合はこのア
ドレスの一覧表に基づいて行われる。このため実際にす
べての漢字がルビ辞書本体と照合されるわけではない。
また、照合が毎回ルビ辞書6Aの先頭から最終まで参照
されるのを避けるため、ルビ辞書のファイルの大きさに
応じてインデックスが多重化され、この照合の工程を高
速化している。
【0033】印刷データの文字コードとルビ辞書の漢
字単語との照合の一致を判断する。(S5)
【0034】さらに、照合されたルビ辞書6A中の熟語
の先頭の漢字を、例えば”挽”を保持し、印刷データ中
の次の文字コードとルビ辞書の”挽”で始まる漢字単語
とを照合する。これはルビ辞書6A中に保持された漢字
で始まる漢字単語がなくなるまで続けられる。一致しな
い場合、保持していた文字コードを開放し、印刷データ
中の次の文字コードに進む。
【0035】B.ルビ情報追加編集機能。 印刷データにルビを追加する。(S6)
【0036】表示モードのひらがな・カタカナ設定に基
づき、被ルビ文字の直前にルビ開始コードを挿入し、被
ルビ文字の直後にルビ終了コードおよびルビ文字コード
を入れる。またルビ辞書6Aの読みフィールドYには”
バン・カイ”と漢字一文字毎に分けられてその読みが記
録されているため、漢字照合機能により照合された漢字
単語(熟語)の、漢字一文字毎にルビ文字コードを追加
することができる。
【0037】C.ルビ用印刷情報編集機能。 被ルビ文字とルビ文字数によって、ルビ文字印刷位置
を決め内部印刷コマンドとして印刷データに付与する。
(S7)
【0038】ルビ文字の印刷位置の編集は大きく2種類
あり、漢字の上部又は右側に小文字でルビを付ける方式
と,漢字の直後にこの漢字のルビを括弧書きで記入する
方式とである。ここでは、縦書きの場合にはその右側
に、横書きの場合にはその上部にルビを配置する前者の
印刷位置の編集例を採用しているが、後者の方式を採用
しても良い。ルビの印刷位置は、被ルビ文字の文字サイ
ズの幅と、文字間隔を利用している。また、被ルビ一文
字に対してそのルビが中心に配置されるようになってい
る。
【0039】次にルビ辞書格納手段6にRAM(読み書
き可能メモリ)を採用した他の実施例を説明する。通常
プリンタ装置は上位装置から印刷データ以外の命令信号
を受信できるようになっている。例えば定義されていな
い文字コードを利用する外字の印刷や、印刷データを内
部印刷コマンドに解釈するソフトウエアの受信などであ
る。このプリンタ装置の命令信号受信手段を利用し、ル
ビ辞書6Aを上位装置からダウンロード(上位装置から
受信してルビ辞書格納手段に格納)している。このた
め、人名の読みなど一般的に辞書として構成しえない漢
字のルビや、ルビ辞書に含まれない漢字のルビを付与し
たい場合に有効に用いられる。
【0040】具体的には、図2に示すルビ辞書の構成表
と同等の表を上位装置10のディスプレイに表示し、上
位装置の操作者が入力し、そのルビ辞書をプリンタ装置
1の受信部4を通じてルビ辞書格納手段にその文字コー
ドが格納される。データ処理編集部3では、ダウンロー
ドしたルビ辞書のアドレス一覧表を作成し、事前に含ま
れる一覧表と併置し、印刷データ受信の際にはこのダウ
ンロードしたルビ辞書のアドレス一覧表を先に照合して
いる。ルビ辞書をダウンロードすることでルビを振る漢
字の選別を細かく制御することができ、かつこの選別を
自動化することができる。
【0041】上述したルビ辞書格納手段6やデータ処理
編集部3などは図示しないプリンタ装置の制御用のCP
Uとそのメモリに連結され制御されている。
【0042】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
機能するので、これによると、ルビの付いていない印刷
データにプリンタ装置上でルビ文字情報を追加し印刷す
ることができるため、上位装置製造および使用の負担を
大幅に軽減でき、また、上位装置・プリンタ装置間のデ
ータ転送量を減らすことができるために転送時間の短縮
され、さらに、プリンタ装置上にルビ辞書を備えるた
め、上位装置でなんら特別の処理を行わずにルビを付け
る漢字の選別とその漢字に対するルビ付けを自動化する
ことができ、ルビ付の文章の作成及び印刷の利便性が大
幅に向上する、従来にない優れたプリンタ装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す構成図である。
【図2】ルビ辞書の構成の一例を示す説明図である。
【図3】データ処理編集部3におけるルビの付与の過程
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 プリンタ装置 2 受信部 3 データ処理編集部 4 描画制御部 5 フレームバッファ 6 ルビ辞書格納手段 6A ルビ辞書 7 文字発生手段 8 印刷部 10 上位装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置からの印刷データを受信する受
    信部と、この受信部から出力される印刷データを解釈し
    内部印刷コマンドに編集するデータ処理編集部と、この
    データ処理編集部で編集した内部印刷コマンドをフレー
    ムバッファに描画すると共にこれに基づいて印刷部を駆
    動制御する描画制御部とを備え、 前記データ処理編集部に、予め複数の漢字単語情報とそ
    れに関連したルビ文字情報からなるルビ辞書を格納した
    ルビ辞書格納手段を併設すると共に、 前記データ処理編集部が、前記印刷データと前記ルビ辞
    書格納手段内の漢字単語情報とを照合する漢字照合機能
    と,この漢字照合機能の実行により該当する漢字単語が
    捕捉された場合に当該漢字単語に対して前記ルビ辞書か
    らのルビ文字情報を追加出力するルビ情報追加編集機能
    とを備えていることを特徴としたプリンタ装置。
  2. 【請求項2】 前記データ処理編集部が、ルビ文字情報
    の追加出力に際してルビ印刷位置およびルビ文字サイズ
    等のルビ印刷情報を内部印刷コマンドに編集するルビ用
    印刷情報編集機能を備えていることを特徴とした請求項
    1記載のプリンタ装置。
  3. 【請求項3】 前記データ処理編集部が、ルビ文字情報
    の追加出力に際し前記上位装置からの指令に基づいて当
    該ルビ文字をひらがな又はカタカナのいずれかの表示モ
    ードを指定する表示モード指定機能を備えていることを
    特徴とした請求項2記載のプリンタ装置。
  4. 【請求項4】 前記データ処理編集部が、外部指令によ
    り作動し前記上位装置からの前記ルビ辞書を受信し前記
    ルビ辞書格納手段に格納するルビ辞書格納制御機能を備
    えていることを特徴とした請求項1,2又は3記載のプ
    リンタ装置。
JP5136719A 1993-05-14 1993-05-14 プリンタ装置 Pending JPH06320801A (ja)

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