JPH06318936A - 同期データ検出装置及び方法 - Google Patents

同期データ検出装置及び方法

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JPH06318936A
JPH06318936A JP5134909A JP13490993A JPH06318936A JP H06318936 A JPH06318936 A JP H06318936A JP 5134909 A JP5134909 A JP 5134909A JP 13490993 A JP13490993 A JP 13490993A JP H06318936 A JPH06318936 A JP H06318936A
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    • H04N5/91Television signal processing therefor
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 DVTRの再生時に、直列ビットのデジタル
ビデオ信号から同期データを検出する。 【構成】 同期データを形成するmビットの一連のワー
ドブロックから成る直列ビットのデジタル入力信号から
の同期データ検出装置で1p<mの時デジタル入力信号
を並列ビットのpビットワード(bw)に変換する並列
変換器1と、各p・bwの内p−1ビットを(1p−
1)・bw遅延させる回路2と、上記p・bwの隣合う
p−1ビットから成る2p−1ビットの連続するグルー
プを入力し、上記2p−1ビットのグループのビット列
を、同期データの初期部分を検出し、初期部分を検出し
て対応する2p−1ビット内の上記初期部分の位置に応
じて、1つ以上の2p−1ビットの連続するグループ中
のビットを所定のmビットの連続するビットと比較し、
同期データの全mビットを検出後、対応2p−1ビット
の位置に応じて、上記ワードのビット配列を制御する論
理回路3とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直列ビットのデジタル
信号内の同期データの検出に関し、中でも、デジタルビ
デオテープレコーダ(DVTR)の再生時に、直列ビッ
トのデジタルビデオ信号中の同期データを検出する同期
データ検出装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルビデオ信号は、DVTRによ
り、ビデオデータ、エラー防止情報、スペアデータ(例
えば、日付け、時間及びタイトル等の項目を記録するた
めに使用するもの)及び同期データからなる直列ビット
のデータストリームとして記録される。同期データは、
信号再生時にビデオデータを取り出すために重要なもの
である。記録された直列ビットのデータストリームは、
一般に、再生時に並列に変換されるワードブロックの形
状になっている。同期データにより、並列変換するため
に、各ワードの最初のビットの識別ができ、且つビデオ
データワードの各ブロック中の最初のワードを識別でき
ることが要求される。
【0003】同期ワードを検出し、即ちデコードする普
通の方法は、直列形式で検出するものである。これは、
オフテープ時(テープから離れた)の直列データレート
が遅ければ、実施が容易である。
【0004】英国特許第2089178号に、同期デー
タの他の検出方法が示されている。この特許では、再生
された直列のデータストリームが、多段シフトレジスタ
を介して直列データレートで取り込まれる。このシフト
レジスタの各段の出力信号は、NANDゲートに供給さ
れ、このNANDゲートは、レジスタが検出すべき同期
(SYNC)ワードを保持する場合、パルスを出力す
る。シフトレジスタの出力信号は、このシフトレジスタ
を介して取り込まれたデータを任意の位相を持つ並列ワ
ード形式に変換するラッチ回路に供給される。即ち、こ
れは、各ビデオデータワードの最初のビットが、1つの
並列ワード中のビットのどれかにある筈であるからであ
る。NANDゲートからのパルスは、他のシフトレジス
タを介して取り込まれ、その出力信号は任意のワードレ
ートでラッチされる。ラッチ出力信号は、ラッチ回路に
より出力された並列ワードに対応する同期データの位相
を示す2進符号に変換される。これらの2進符号は、並
列ワードのビットを正しく配列させる制御を行うために
用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
方法は、高速のデータでは、エミッタ結合論理回路(E
CL)を使用することが要求されるので、多数の回路素
子により装置が高価となる欠点がある。
【0006】また、後者の方法は、装置が比較的に複雑
となり、しかもより長い同期符号に対しては適合させる
ことが困難である。更に、かかる装置では、シャトル再
生時に70MHzにも達することがある、オフテープ時
の高い直列データレートを処理することは容易でない欠
点がある。
【0007】従って、本発明の課題は、これらの欠点を
克服することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、例えば
図2に示す如く、各々が同期データを形成する所定の一
連のmビットのグループを有する一連のワードブロック
から成る直列ビットのデジタル入力信号から、上記同期
データを検出する装置が提供される。この装置は、p<
mとした場合、デジタル入力信号を並列ビットのpビッ
トワードに変換する並列変換器と、各pビットワードの
内少なくともp−1ビットを1pビットワード期間遅延
させる遅延回路と、各々が上記pビットワード及び直前
又は直後のワードの隣合うp−1ビットから成る連続す
る2p−1ビットのグループを入力し、上記2p−1ビ
ットのグループのビット列を、上記所定のmビットのグ
ループの先頭部分のビット列と比較することにより、上
記同期データの先頭部分を検出し、該同期データの上記
先頭部分を検出すると、対応する2p−1ビット内の上
記先頭部分の位置に応じて、1つ以上の連続する2p−
1ビットのグループ中のビットを上記所定のmビットの
連続するビットと比較し、上記同期データの全てのmビ
ットを検出すると、対応する2p−1ビットの該同期デ
ータの上記先頭部分の位置に応じて、デジタル入力信号
中のワードのビット配列を並列に制御する制御信号を出
力する論理回路とを有する。
【0009】また、例えば遅延回路は、各pビットワー
ド中の最上位のp−1ビットを、各pビットワードに対
して1pビットワード期間遅延させるように構成し、論
理回路は、各々が上記pビットワード及び直前のワード
より遅延されたp−1ビットから成る、連続する2p−
1ビットのグループを入力するように構成することがで
きる。
【0010】また、論理回路は、少なくともpビットの
長さを持つビット列を、上記所定のmビットの先頭部分
におけるビット列と比較することにより、同期データの
上記初期部分を検出するように構成することができる。
【0011】また、論理回路は、2p−1ビットのグル
ープ中の2p−1ビットに対し最上位のpビットを、上
記所定のmビットの先頭部分におけるビット列と比較す
ることにより、同期データの上記先頭部分を検出するよ
うに構成することができる。
【0012】また、論理回路は、対応する2p−1ビッ
ト内の同期データ中の上記先頭部分の位置に応じて、上
記連続する2p−1ビットのグループ中のpビット列
を、所定のmビットの連続するビットと比較するように
構成できる。
【0013】また、論理回路は、いずれかの極性をもつ
同期データの上記先頭部分を検出し、上記先頭部分の極
性に応じて、所定のmビットの連続するビットとの比較
を行うように構成することができる。
【0014】更に、論理回路は、上記連続する2p−1
ビットのグループのただ1つに1ビットの不一致があっ
ても、同期データ中の連続するビットが検出できるよう
に構成できる。
【0015】更に、また、p=4とすることにより、有
利な構成を得ることができる。
【0016】本発明は、また、各々が同期データを形成
する所定の一連のmビットのグループを有する、一連の
ワードブロックから成る直列ビットのデジタル入力信号
から上記同期データを検出する方法を提供する。この方
法は、p<mとした場合、デジタル入力信号を並列ビッ
トのpビットワードに変換するステップと、各pビット
ワードの内少なくともp−1ビットを1pビットワード
期間遅延させるステップと、各々が上記pビットワード
と直前又は直後の隣合うワードのp−1ビットから成る
連続する2p−1ビットのグループを処理するために、
上記2p−1ビットのグループ中のビット列を、上記所
定のmビットのグループの先頭部分のビット列と比較す
ることにより、上記同期データの先頭部分を検出し、こ
の先頭部分を検出すると、対応する2p−1ビットの上
記先頭部分の位置に応じて、1つ以上の連続する2p−
1ビットのグループを、上記所定のmビットの連続する
ビットと比較し、同期データの全てのmビットを検出す
ると、対応する2p−1ビット中の同期データの上記先
頭部分の位置に応じて、デジタル入力信号のワードのビ
ット配列を並列に制御する制御信号を出力するステップ
とを有する。
【0017】
【作用】論理回路は、最初に全ての2P−1ビットが、
予定される同期符号の先頭部分の2P−1ビットに一致
するか否かチェックする。一致しない場合、論理回路
は、入力されるグループの最下位ビットを無視し、予定
される同期符号の先頭部分の2P−2ビットに対応する
最上位2P−2ビットをチェックする。入力される2P
−1ビット内の異なる位置にある同期符号の先頭部分に
対するこのチェック動作は、入力されるグループの最上
位のpビットが同期符号の最初のpビットに対してチェ
ックされるまで継続される。どれかの時点で一致する
と、一致したことが示され、論理回路は次の2p−1ビ
ットのグループの入力を待ち、検出処理を継続する。も
し、同期符号の先頭部分が、入力するグループの最上位
のpビット内にあれば、これは、入力される次の2p−
1ビットのグループで検出される。
【0018】
【実施例】以下図1〜図4を参照して、本発明の同期デ
ータ検出装置及び方法の一実施例について詳細に説明す
る。図1は、DVTRの磁気テープ上の符号化された複
合ビデオ信号を表すデータの記録時のフォーマットの例
を示す。このデータは、連続する64個の16ビット・
ワードから構成される。これらの各ワードに1〜64の
番号を付けると、ワード1及び2は同期データに対応
し、ワード3〜64は、アドレスデータ、ビデオデータ
及び再生処理中の再生データ内のエラーの訂正を可能に
するエラー訂正データに対応する。
【0019】図2は、同期データを検出する本発明の実
施例を示す。この装置は、4ウェイ並列変換器1、3ビ
ット・レジスタ2及びデコーダ3から成る。このデコー
ダ3は、例えばPROM及びレジスタから成るステート
マシン(statemachine)型の構成をとり、
その出力信号は入力端子にフィードバックされるように
なっている。4ビットのバス4が並列変換器1及びデコ
ーダ3を結び、3ビット・レジスタ2が、バス4とデコ
ーダ3の間の3ビット・バス5の中に接続される。デコ
ーダ3は、図中、6〜12の参照符号で示される7つの
1ビット出力信号を有する。出力信号7〜12は、6ビ
ット・バス3を介してデコーダ3の入力にフィードバッ
クされる。
【0020】上述した構成の動作において、DVTRに
より再生される直列ビットのデータストリームが、直列
のビットレートで直列クロック信号(SCK)により並
列変換器1に入力される。並列変換器1は、直列の入力
データを並列ビットの4ビットワードに変換し、これら
の並列ビットの4ビットワードは、バス4を介して直列
ビットの入力信号のレートの4分の1のレートで、任意
の位相の並列クロック信号(PCK)によりデコーダ3
に入力される。バス4上の4ビットデータの内最上位
(MS)3ビットが、3ビット・バス5を介して3ビッ
ト・レジスタ2へ出力され、この3ビット・レジスタ2
から、最上位3ビットが次の並列クロック信号の入力時
にデコーダ3に出力される。このように、2番目及びこ
れに続くクロック信号入力時に、7つの連続するビット
が、デコーダ3の入力に供給される。
【0021】上述したように、本例における4ビットワ
ードの内3つの「最上位」ビットとは、並列変換器1に
入力された4ビットワードの内の最後の3ビットを意味
するもので、4ビットワード内のデータの重要度を意味
するものではない。
【0022】検出すべき同期符号の32ビットがデコー
ダ3のPROMに記憶される。並列クロック信号入力時
に、デコーダ3に供給される7つの並列ビットの各グル
ープに対し、デコーダ3は、7つの入力ビット内のビッ
ト列を、PROM内に記憶され予定された同期符号の先
頭部分と比較する。これを図3のaによって説明する。
【0023】デコーダ3に供給される7ビットの2つの
連続するグループを、図3のaに概略的に示す。図3a
は、2つのグループ内のビット1〜11間の関係を示す
ものである。最初のグループがデコーダ3に入力される
場合、先ずデコーダ3は、全ての7ビットを同図の括弧
Aで示す予定される同期符号の最初の7ビットと比較す
る。同期符号のいずれの極性に対しても一致しない場合
(デコーダは、同期符号のいずれかの極性において入力
データ中に同期符号の先頭部分を検出する。)、デコー
ダ3は、最下位ビット即ちビット1を無視し、グループ
中の最上位6ビットを括弧Bで示す予定される同期符号
の最初の6ビットと比較する。これでも一致しない場
合、デコーダ3は括弧Cで示す比較をするが、それでも
一致しない場合、最上位4ビットを、括弧Dで示す同期
符号の最初の4ビットと比較する。このようにして、デ
コーダ3は、入力グループ内の4つの位置の1つ、即ち
ビット1、2、3、4で始まる、いずれかの極性におけ
る同期符号に対してチェックをする。同期符号の先頭部
分が、これらのいずれの位置においても検出できない場
合には、デコーダ3は、次の入力グループを待つ。図か
ら明らかなように、最初のグループ中の最上位4ビット
内で始まる、即ち5、6、7で始まる同期符号は、次の
グループの入力時に同様の処理により検出される。
【0024】この処理は、デコーダ3により、入力する
データ中に同期符号の先頭部分がうまく検出されるま
で、入力信号として供給される連続する7ビットのグル
ープ毎に繰り返される。
【0025】装置が動作できるためには、同期パターン
の選択について、或る制限があることが判るだろう。特
に、同期符号の最初の4ビットは、それらが、両極性を
持つ同一の同期符号における他の全ての4ビット列から
区別できるようになっていなければならない。しかしな
がら、これが、実際に、同期ワードの選択に対し何らか
の障害になることは判っていない。
【0026】入力するデータ中に、同期符号の7ビット
に対し最初の4ビットをうまく検出した時点において、
デコーダ3は、同期符号の検出部分の極性を示す出力信
号9を発生する。デコーダ3の2つの1ビット出力信号
7と8は、対応する7つの入力ビット内で同期符号の検
出部分の位置を示すように0と3の間に設定される。デ
コーダ3の3つの1ビット出力信号10、11及び12
は、32ビットの同期符号の内8つの4ビット部分のど
れかが、デコーダ3への次の7ビットの入力の中に予定
されるかを示す、0から7間のカウントを表す。このよ
うに、同期カウントは最初は0で、同期符号の先頭部分
をうまく検出した時にカウントは1となる。
【0027】出力信号7〜12は、6ビット・バス13
によりデコーダ3の入力端子にフィードバックされる。
今、カウント値が1である場合、デコーダ3は、次の7
ビット入力信号に、出力信号9の状態により決まる極性
の同期符号の2番目の4ビット部分が、出力信号7及び
8の状態によって決まる同期符号の最初の部分の検出さ
れた位置により決まる位置に含まれることを予期するこ
とになる。図3のb及び図3のcは、連続する4つの7
ビット入力信号のグループの検出処理を示すものであ
る。図3bは、最初の7ビットグループのLSB(最下
位ビット)で開始する入力信号における全ての7ビット
が括弧A1で示す予定される同期符号の最初の7ビット
に一致することが検出された場合を示している。同期符
号の2番目の4ビット部分は、次の7ビットの入力信号
のLSB位置で始まることが予定され、デコーダ3は、
括弧A2で示す次のグループの最下位4ビットを同期符
号の2番目の4ビット部分と比較する。同様に、比較の
結果が良好である場合、デコーダ3は、続く7ビットの
入力時に、括弧A3及びA4で示す位置に同期符号の3
番目と4番目の4ビット部分を予定する。同期符号の新
たな4ビット部分が検出される毎に、デコーダ3の出力
信号10〜12上のカウント値は1つインクリメントさ
れ、同期極性を示す出力信号9が維持されると共に、対
応する入力ビットにおいて次に予定される4ビットの位
置が、同期符号の最初の部分の位置と同じであるので、
同期位置出力信号7、8も維持される。
【0028】図3のcは、同期符号の先頭部分が、括弧
B1により示される位置で検出され、それにより、同期
符号の次の4ビット部分が、続く7ビットの入力時にお
いて括弧B2、B3、B4で示される位置に予定される
場合を示している。
【0029】上述した処理は、同期符号の全32ビット
が、デコーダ3によりうまく検出されるまで続き、同期
カウントは、同期符号の新たな4ビット部分が検出され
る毎に1つインクリメントされる。同期符号の全32ビ
ットがうまく検出された時点で、8個の並列クロックサ
イクル後、検出に成功したことを示すためにデコーダ3
の同期検出信号6(sync found output) が発生され
る。この同期検出ビットは、出力信号7と8の同期位置
ビットと共に制御信号を形成し、この制御信号は、次の
処理のために再生データを並列ワードに正しく配列する
ように用いられる。
【0030】検出処理中如何なる時点においても、入力
ビットが同期符号の予定された4ビットの部分に対応し
ない場合、デコーダ3の出力信号はリセットされ、デコ
ーダ3は、次に入力される7ビット内に同期符号の先頭
部分が検出されることを待機して再び処理を開始する。
このように、並列の検出処理は、データ中に含まれる一
定数の入力信号により開始されるが、デコーダ3に入力
される連続する7ビットのグループが、正しい位置及び
正しい極性の同期符号の予定される4ビット部分を保有
する場合にのみ、検出が継続される。
【0031】図2の装置は、もっと長い同期符号の検出
にも容易に応用できることが判るだろう。それは、同期
符号の長さを2倍にしても、デコーダ3の同期カウント
出力は、1ビット増すだけで済むからである。
【0032】入力される直列ビット・データ中のエラー
レートが大きい場合でも、エラー検出を行うことができ
る。例えばデコーダ3の別の1ビット出力(図示せず)
が、エラーフラッグとして使用され、この出力信号を、
バス13(7ビット)によりデコーダ3の入力にフィー
ドバックすることができる。デコーダ3に入力される7
ビットの同期符号の先頭部分は、誤りのない検出を行う
ために正確でなければならない。しかしながら、連続す
る7ビット入力のいずれかの4ビット部分が、1ビット
エラーを除いて同期符号の予定部分と一致する場合、こ
れは、同期符号の部分として検出されるが、エラーフラ
ッグが設定されて入力信号中にエラーが含まれることを
示す。従って、同期符号出力信号は、入力信号が同期符
号の予定された部分に見かけ上正確に一致したものとし
て1つインクリメントされ、デコーダ3は次の7ビット
入力信号中の同期符号の次の4ビットを予定する。しか
し、エラーフラッグは、バス13を介してデコーダ3の
入力にフィードバックされ、全ての連続する7ビット入
力信号内のいずれかの4ビット部分を、誤りなく検出を
行うために同期符号の予定された部分と正確に一致させ
るのに用いることができる。このようにして、入力デー
タ中の同期符号は、予定される同期符号と1ビットの不
一致があった場合でも検出することができる。
【0033】図4は、図2の実施例を含む、直列入力デ
ータを並列ワード形式に変換する装置のブロック図であ
る。図4において、図2の並列変換器1と3ビット・レ
ジスタ2は、簡略化した1つのブロックとして示されて
いる。同様に、図2の4ビット・バス4及び3ビット・
バス5は、図4では1本の7ビット・バスとして示され
ている。図4のデコーダ3の出力信号は、図2の1ビッ
ト出力信号6、7及び8から成る3ビット・バス14と
して示されている。3ビット・バス14は、デコーダ3
と遅延回路15を接続し、この遅延回路15は、3ビッ
トデータを1ワードブロック(図1)に対応する時間、
即ち、入力データ内の隣合う同期符号の間隔時間遅延さ
せる。遅延回路15の出力信号はコンパレータ16に出
力され、コンパレータ16は、遅延回路15をバイパス
する3ビット・バス17を介して直接デコーダ3の出力
信号を入力する。
【0034】バス4、5の並列の7ビットデータは、別
の遅延回路18に供給され、この遅延回路18は、遅延
回路15と同様に、入力データを1ワードブロック時間
遅延させる。遅延されたデータは7:4のバレルシフタ
ー(barrel shifter)19に出力され、バレルシフター
19は、コンパレータ16の出力信号を入力して4ビッ
トの出力信号を発生する。
【0035】動作について説明すると、同期符号がデコ
ーダ3により誤りなく検出された場合、制御信号がバス
14に出力される。この制御信号は、前述した図2の同
期検出ビット及び出力信号6、7、8の同期位置ビット
から成る。遅延回路15により遅延後、3ビットの制御
信号がコンパレータ16に出力される。この時点におい
て、連続する同期符号がデコーダ3によって検出され、
他の制御信号がバス17を介してコンパレータ16に直
接出力される。2つの連続する同期符号がデコーダ3に
より正しく検出された場合、コンパレータ16に出力さ
れる2つの制御信号は同一であることが必要、即ち、同
期位置ビットが夫々の場合ついて同一であることが必要
である。コンパレータ16に対する入力信号が同一であ
れば、3ビットの制御信号がバレルシフター19に出力
される。この制御信号は、遅延回路18により所定時間
遅延されるバレルシフター19に対し、7ビット入力信
号内の同期信号の開始位置を示すものである。また、バ
レルシフター19は、制御信号により7ビットの入力信
号から選択される同期符号の最初の4ビットを出力す
る。次にバレルシフター19は、各7ビットの入力信号
から対応する4つのビットを引き続き選択する。このよ
うに、各16ビットのビデオデータワードの先頭部分
が、バレルシフター19の4ビット出力信号の最初のビ
ットに対応する。バレルシフター19の出力信号は、タ
イムベースコレクタ(図示せず)に出力され、そこで正
しく整列されたデータが一時的に記憶される。
【0036】ある時点で、デコーダ3が予定される同期
符号を検出できない場合、或いはコンパレータ16に入
力される制御信号が一致しない場合、バレルシフター1
9は、最後に入力された制御信号に基づき、新たな制御
信号がコンパレータ16により出力されるまで各7ビッ
ト入力信号から4つのビットを選択し続ける。
【0037】なお、本発明は、添付図面を参照して詳細
に説明したが、これらの例にとらわれることなく、請求
範囲に明示した本発明の範囲及び精神を逸脱することな
く、種々の構成例が取り得ることは勿論である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
同期データは、並列ワードで検出され、そのデータレー
トをCMOS素子の容量範囲内に収めることができる。
また、長い同期符号データであっても、各符号が1ワー
ド毎の処理を基にしているので、簡単に検出できる。し
かも検出すべき同期符号の長さの増加は、完全な符号が
検出されるまでの比較数が多くなるだけで済む。更に、
デコーディング処理中にエラー検出を行うことができる
ので、大きなエラーレートが予測される場合、同期符号
内に1ビットのエラーが生じても許容される利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気テープに記録されるデータのフォーマット
の例を示す略図である。
【図2】本発明の同期データ検出装置の一実施例を示す
ブロック図である。
【図3】実施例の動作を示す概略図である。
【図4】実施例に組み込まれる、再生デジタルビデオ信
号を並列ワードに変換する装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 並列変換器 2 遅延回路(3ビット・レジスタ) 3 論理回路(デコーダ)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が同期データを形成する所定の一連
    のmビットのグループを有する、一連のワードブロック
    から成る直列ビットのデジタル入力信号から、上記同期
    データを検出する装置であって、 p<mとした場合、デジタル入力信号を並列ビットのp
    ビットワードに変換する並列変換器と、 各pビットワードの内少なくともp−1ビットを1pビ
    ットワード期間遅延させる遅延回路と、 各々が上記pビットワード及び直前又は直後のワードの
    隣合うp−1ビットから成る連続する2p−1ビットの
    グループを入力し、上記2p−1ビットのグループのビ
    ット列を、上記所定のmビットのグループの先頭部分の
    ビット列と比較することにより、上記同期データの先頭
    部分を検出し、該同期データの上記先頭部分を検出する
    と、対応する2p−1ビット内の上記先頭部分の位置に
    応じて、1つ以上の連続する2p−1ビットのグループ
    中のビットを上記所定のmビットの連続するビットと比
    較し、上記同期データの全てのmビットを検出すると、
    対応する2p−1ビットの上記同期データの上記先頭部
    分の位置に応じて、上記デジタル入力信号中のワードの
    ビット配列を並列に制御する制御信号を出力する論理回
    路とを有する同期データ検出装置。
  2. 【請求項2】 上記遅延回路は、各pビットワード中の
    最上位のp−1ビットを、各pビットワードに対して1
    pビットワード期間遅延させるように構成され、上記論
    理回路は、各々が上記pビットワード及び直前のワード
    より遅延されたp−1ビットから成る、連続する2p−
    1ビットのグループを入力するように構成された請求項
    1記載の装置。
  3. 【請求項3】 上記論理回路は、少なくともpビットの
    長さを持つビット列を、上記所定のmビットの先頭部分
    のビット列と比較することにより、上記同期データの上
    記先頭部分を検出するように構成された請求項1記載の
    装置。
  4. 【請求項4】 上記論理回路は、2p−1ビットのグル
    ープ中の2p−1ビットに対し最上位のpビットを、上
    記所定のmビットの先頭部分のビット列と比較すること
    により、上記同期データの上記先頭部分を検出するよう
    に構成された請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 上記論理回路は、対応する2p−1ビッ
    ト内の上記同期データ中の上記先頭部分の位置に応じ
    て、各上記連続する2p−1ビットのグループ中のpビ
    ット列を、所定のmビットの連続するビットと比較する
    ように構成された請求項1記載の装置。
  6. 【請求項6】 上記論理回路は、いずれかの極性をもつ
    上記同期データの上記先頭部分を検出し、上記先頭部分
    の極性に応じて所定のmビットの連続するビットと比較
    するように構成された請求項1記載の装置。
  7. 【請求項7】 上記論理回路は、上記連続する2p−1
    ビットのグループのただ1つに1ビットの不一致があっ
    ても、同期データ中の連続するビットを検出するように
    構成された請求項1記載の装置。
  8. 【請求項8】 p=4とした請求項1記載の装置。
  9. 【請求項9】 各々が同期データを形成する所定の一連
    のmビットのグループを有する、一連のワードブロック
    から成る直列ビットのデジタル入力信号から上記同期デ
    ータを検出する方法であって、 p<mとした場合、デジタル入力信号を並列ビットのp
    ビットワードに変換するステップと、 各pビットワードの内少なくともp−1ビットを1pビ
    ットワード期間遅延させるステップと、 各々が上記pビットワード及び直前又は直後の隣合うワ
    ードのp−1ビットから成る連続する2p−1ビットの
    グループを処理するために、上記2p−1ビットのグル
    ープ中のビット列を上記所定のmビットのグループの先
    頭部分のビット列と比較することにより、上記同期デー
    タの先頭部分を検出し、この先頭部分を検出すると、対
    応する2p−1ビット内の上記先頭部分の位置に応じ
    て、1つ以上の連続する2p−1ビットのグループのビ
    ットを、上記所定のmビットの連続するビットと比較す
    るステップと、 同期データの全てのmビットを検出すると、対応する2
    p−1ビット中の上記同期データの上記先頭部分の位置
    に応じて、上記デジタル入力信号のワードのビット配列
    を並列に制御する制御信号を出力するステップとを有す
    る同期データの検出方法。
  10. 【請求項10】 各pビットワードの最上位のp−1ビ
    ットを、各pビットワード対して1pビットワード期間
    遅延させるステップと、各々が上記pビットワードと直
    前のワードが遅延されたp−1ビットから成る、連続す
    る2p−1ビットのグループを処理するステップとを有
    する請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 少なくともpビットの長さを持つビッ
    ト列を、上記所定のmビットの先頭部分のビット列と比
    較することにより、上記同期データの上記先頭部分を検
    出するステップを有する請求項9記載の方法。
  12. 【請求項12】 2p−1ビットのグループの2p−1
    ビットに対し最上位のpビットを、上記所定のmビット
    の上記先頭部分のビット列と比較することにより、上記
    同期データの上記先頭部分を検出するステップを有する
    請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 対応する2p−1ビットの同期データ
    の上記先頭部分の位置に応じて、各上記連続する2p−
    1ビットのグループ中のpビット列を、上記所定のmビ
    ットの連続するビットと比較するステップを有する請求
    項9記載の方法。
  14. 【請求項14】 いずれかの極性を持つ上記同期データ
    の上記先頭部分を検出するステップと、上記先頭部分の
    極性に応じて上記所定のmビットの連続するビットと比
    較するステップとを有する請求項9記載の方法。
  15. 【請求項15】 上記連続する2p−1ビットのグルー
    プ中のただ1つに1ビットの不一致があっても、上記同
    期データの連続するビットを検出するステップを有する
    請求項9記載の方法。
  16. 【請求項16】 p=4とした請求項9記載の方法。
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