JP2000057692A - ビットスリップのキャンセル装置及び方法 - Google Patents

ビットスリップのキャンセル装置及び方法

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JP2000057692A
JP2000057692A JP10229816A JP22981698A JP2000057692A JP 2000057692 A JP2000057692 A JP 2000057692A JP 10229816 A JP10229816 A JP 10229816A JP 22981698 A JP22981698 A JP 22981698A JP 2000057692 A JP2000057692 A JP 2000057692A
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data
circuit
parallel data
serial
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Kiyoshi Ikeda
潔 池田
Tatsumi Noguchi
辰巳 野口
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模の大型化を招くことなく、ビデオテ
ープ上の1トラックあたり多数回ビットスリップをキャ
ンセルする。 【解決手段】 デジタル記録媒体から読み出されたシリ
アルデータをパラレルデータに変換する直並列変換回路
1と、シンク検出回路6によりこのシリアルデータから
検出されたシンクパターンの先頭ビットと直並列変換回
路1により1つのパラレルデータに変換されるシリアル
データの先頭ビットとのずれを検出する回路2,3,4
と、このずれの大きさに基づき、直並列変換回路1によ
り前後して変換された2つのパラレルデータから、シン
クパターンと先頭ビットの揃ったパラレルデータを取り
出す回路5とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル記録媒体
から読み出したデータから検出されるシンクパターン間
の間隔の正規の間隔からのずれをキャンセルする装置及
び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルデータを記録したビデオテープ
の再生時には、ビデオテープから磁気ヘッドで読み出し
たRF信号をコンパレータで2値化した信号のエッジを
PLLで検出することによりクロック再生を行ない、シ
ンク検出回路でこのクロックを基準クロックとしてこの
2値信号からデータブロックの先頭のシンクパターンを
検出することにより、データブロックの境界を判別して
正確にデータブロック単位でデータを復調できるように
している。
【0003】ところで、ビデオテープに比較的長いドロ
ップアウト(信号の欠如)が存在している場合には、P
LLがこのドロップアウトによるノイズのエッジに反応
したりあるいはエッジのない状態が長く続いてフリーラ
ンずれを起こしたりすることにより、再生されるクロッ
ク数に狂いが生じることがある。
【0004】再生クロック数にこうした狂いがあると、
シンクシンク検出回路で検出されるシンクパターン間の
ビット間隔(1つのブロックのシンクパターンが検出さ
れてから次のブロックのシンクパターンが検出されるま
でのビット間隔)が、信号フォーマットに規定されてい
る正規のビット間隔からずれてしまう。この現象は、
「ビットスリップ」と呼ばれている。
【0005】このビットスリップが大きい場合には、同
期が外れたとみなして、再び正規のビット間隔でシンク
パターンが検出されるのを待たなければならない。しか
し、ビットスリップがあまり大きくない場合には、従
来、以下に図7乃至9を用いて説明するような方式でこ
のビットスリップをキャンセルして、そのままデータの
復調を継続していた。
【0006】図7に示すように、シンク検出回路7がシ
ンクパターンを検出した際に出力する1ビットのシンク
パルスを、5段のシフトレジスタ8に入力させて、図示
しないPLLによる再生クロック(以下単にクロックと
呼ぶ)をシフトパルスとしてシフトさせる。このシフト
レジスタ8の各段の出力(すなわち1クロックずつタイ
ミングのずれたシンクパルス)を、セレクタ9に被選択
入力として供給する。そして初期状態(ビットスリップ
が発生する前の状態)では、図8Aに示すように、セレ
クタ9に、真ん中の段の出力を選択させる。
【0007】シンク検出回路7では、シンクパターンが
正規のビット間隔で検出されるとした場合のその後のシ
ンクパルスの出力タイミングを中心として、図9Aに示
すように±2クロックの期間のウィンドウを開くことに
より、±2ビットの範囲でビットスリップを検出する。
【0008】そして、シンクパルスがこのウィンドウ内
で中心からずれたタイミングで出力されると(すなわち
ビットスリップが検出されると)、そのずれの向き及び
大きさに応じて、セレクタ9に真ん中の段以外の段の出
力を選択させることにより、ビットスリップの発生の前
後にわたってセレクタ9からのシンクパルスの出力タイ
ミングが一定になるように(すなわちシンクパターン間
のビット間隔が一定になるように)する。
【0009】一例として、図9Bは、その後のシンクパ
ルスがウィンドウ内で中心から1クロック遅れたタイミ
ングで出力された(すなわち+1ビットのビットスリッ
プが検出された)例を示している。このときには、図8
Bに示すように、セレクタ9に真ん中の段よりも1つ入
力側寄りの段の出力(すなわちビットスリップの発生前
よりも1クロック速いタイミングのシンクパルス)を選
択させており、これにより、セレクタ9からのシンクパ
ルスの出力タイミングが一定になっている。このように
して、±2ビットの範囲でビットスリップがキャンセル
される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この従来のビットスリ
ップキャンセル方式では、ビットスリップが検出されて
シフトレジスタ8の真ん中の段以外の段の出力が選択さ
れることによりそのビットスリップがキャンセルされる
と、シフトレジスタ8のうちその選択された段よりも入
力側寄りかその反対側寄りかのいずれか一方には1段以
下しか存在しない(例えば図8Bでは入力側寄りには1
段しか存在しない)ので、その後はもはや±2ビットの
範囲でビットスリップをキャンセルすることはできなく
なる。そのため、この方式では、ビデオテープ上の1ト
ラックあたり1回しかビットスリップをキャンセルする
ことができなかった。
【0011】他方、例えばシフトレジスタ8の段数を9
段にすれば、ビットスリップをキャンセルした後にも、
シフトレジスタ8のうち選択された段よりも入力側寄り
とその反対側寄りとの両方に2段以上存在するので、そ
の後もう1回±2ビットの範囲でビットスリップをキャ
ンセルすることができ、したがって1トラックあたり2
回ビットスリップをキャンセルできるようになる。同様
にして、シフトレジスタ8の段数を13段,17段…と
増やして行けば、1トラックあたりのビットスリップの
キャンセル可能な回数を3回,4回…と増やしていくこ
とができる。
【0012】しかし、1トラックあたりのビットスリッ
プのキャンセル可能な回数に制限をなくすために、この
ようにシフトレジスタの段数を増やしていくと、非常に
段数の多いシフトレジスタを設けなければならないこと
になり、回路規模の大型化を招いてしまう。
【0013】したがって、本発明の課題は、こうした回
路規模の大型化を招くことなく、ビデオテープ上の1ト
ラックあたり多数回ビットスリップをキャンセルできる
ようにすることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本出願人は、デジタル記録媒体から読み出されたシ
リアルデータをパラレルデータに変換する直並列変換回
路と、シンク検出回路によりこのシリアルデータから検
出されたシンクパターンの先頭ビットとこの直並列変換
回路により1つのパラレルデータに変換されるシリアル
データの先頭ビットとのずれを検出する回路と、このず
れの大きさに基づき、この直並列変換回路により前後し
て変換された2つのパラレルデータから、シンクパター
ンと先頭ビットの揃ったパラレルデータを取り出す回路
とを備えたビットスリップキャンセル装置を提案する。
【0015】この装置では、デジタル記録媒体から読み
出されたシリアルデータがパラレルデータに変換され、
1つのパラレルデータに変換されるシリアルデータの先
頭ビットとシンク検出回路からのシンクパターンの先頭
ビットとのずれが検出される。そして、このずれの大き
さに基づき、前後して変換された2つのパラレルデータ
から、シンクパターンと先頭ビットの揃ったパラレルデ
ータが取り出される。
【0016】ビットスリップの発生の前後では、1つの
パラレルデータに変換されるシリアルデータの先頭ビッ
トとシンク検出回路からのシンクパターンの先頭ビット
とのずれの大きさが変化するが、この装置によれば、こ
のずれの大きさに基づき、ビットスリップの発生の前後
にわたって常にシンクパターンと先頭ビットの揃ったパ
ラレルデータが取り出されるので、ビットスリップがキ
ャンセルされている。
【0017】そして、このずれが大きさが多数回変化し
ても、その都度シンクパターンと先頭ビットの揃ったパ
ラレルデータが取り出されるので、それらのビットスリ
ップが全てキャンセルされる。したがって、例えばビデ
オテープの再生時に1トラックあたり多数回ビットスリ
ップが発生しても、それらのビットスリップを全てキャ
ンセルすることができる。
【0018】また、このずれを検出する回路は、例えば
請求項2に記載のようにパラレルデータのビット数に応
じた桁数のカウンタ等で構成することができ、シンクパ
ターンと先頭ビットの揃ったパラレルデータを取り出す
回路も、例えば請求項3に記載のように第1の入力端子
に直並列変換回路からのパラレルデータが入力されると
共に第2の入力端子に自らの直前の出力信号が帰還され
るバレルシフタ等で構成することができる。したがっ
て、従来のビットスリップキャンセル方式におけるよう
に1トラックあたりのビットスリップのキャンセル可能
な回数に制限をなくすためにシフトレジスタの段数を増
やさなければならない場合と比較して、回路規模が小型
化される。
【0019】次に、本出願人は、デジタル記録媒体から
再生されたシリアルデータからシンクパターンを検出す
るステップと、このシリアルデータをパラレルデータに
変換するステップと、このシンクパターンの先頭ビット
と1つのパラレルデータに変換されるシリアルデータの
先頭ビットとのずれを検出するステップと、このずれの
大きさに基づき、前後して変換された2つのパラレルデ
ータから、このシンクパターンと先頭ビットの揃ったパ
ラレルデータを取り出すステップとを有するビットスリ
ップキャンセル方法をも提案する。
【0020】この方法によれば、前述のビットスリップ
キャンセル装置について説明したのと全く同様にして、
回路規模の大型化を招くことなく、ビデオテープ上の1
トラックあたり多数回ビットスリップがキャンセルされ
るようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明によるビットスリ
ップキャンセル装置の構成の一例を示すブロック図であ
る。この装置は、デジタルVTRに採用されるものであ
り、ビデオテープから磁気ヘッドで読み出したRF信号
をコンパレータで2値化した信号(シリアルデータ)
が、シンク検出回路6に送られると共に、直並列変換回
路(以下S/P回路と呼ぶ)1に送られる。
【0022】シンク検出回路6は、このシリアルデータ
からシンクパターン(一例として16ビットのデータと
する)を検出する回路である。図2は、このシンク検出
回路6の構成例を示す。このシリアルデータは、16段
のシフトレジスタ61に入力して、図示しないPLLに
よる再生クロック(以下単にクロックと呼ぶ)をシフト
パルスとしてシフトされる。シフトレジスタ61の各段
の出力(すなわちこのシリアルデータから1ビットずつ
シフトさせつつ抜き出した16ビットのパターン)は、
比較器62に送られる。比較器62は、この16ビット
のパターンを、信号フォーマットに則ったシンクパター
ンと比較し、両者が一致したタイミングで1ビットのシ
ンクパルスを出力する。
【0023】S/P回路1は、このシリアルデータを8
ビットのパラレルデータに変換する回路である。図3
は、このS/P回路1の構成例を示す。このシリアルデ
ータは、直列に配置された8段の遅延回路11〜18に
よりそれぞれ1クロック周期ずつ遅延される。各遅延回
路11〜18の出力は、遅延回路11,18の出力をそ
れぞれ最下位,最上位ビットとして、FF部19に送ら
れる。FF部19は、遅延回路11〜18に1対1に対
応して並列に配置された8個のD−FF(フリップ・フ
ロップ)から成っており、それらのD−FFが8クロッ
ク周期毎に同じタイミングで入力を保持する(このタイ
ミングを決定する回路については後述する)ことによ
り、8ビットのパラレルデータがFF部19から出力さ
れる。
【0024】図1に戻り、このビットスリップキャンセ
ル装置では、S/P回路1で得られるパラレルデータの
ビット数8に応じた桁数である3桁の2進カウンタ2
が、クロックをカウントしてカウント値1,2、…7,
0を繰り返し出力する。この出力は、デコーダ3及びF
F部4に送られる。
【0025】デコーダ3は、このカウント値が0になる
毎に(すなわち8クロック周期毎に)、S/P回路1中
のFF部19(図3)の各D−FFにイネーブル信号を
送り、このイネーブル信号のタイミングでそれらのD−
FFが入力を保持する。
【0026】FF部4は、カウンタ2の各桁の出力に1
対1に対応して並列に配置された3個のD−FFから成
っている。それらのD−FFが、シンク検出回路6から
のシンクパルスをイネーブル信号として入力を保持する
ことにより、1つのシンクパターンの検出時から次のシ
ンクパターンの検出時まで、一定のカウント値がFF部
4から出力される。
【0027】ここで、S/P回路1により1つのパラレ
ルデータに変換されるシリアルデータの先頭ビットと、
シンク検出回路6で検出されたシンクパターンの先頭ビ
ットとが揃っている場合には、カウンタ2のカウント値
が0のときにFF部4にイネーブル信号が与えられるの
で、FF部4の出力値は0となる。
【0028】これに対し、このシリアルデータの先頭ビ
ットよりもシンクパターンの先頭ビットが1ビットだけ
遅れている場合には、カウンタ2のカウント値が0から
1に変わったときにFF部4にイネーブル信号が与えら
れるので、FF部4の出力値は1となる。同様にして、
このシリアルデータの先頭ビットよりもシンクパターン
の先頭ビットが2,3,…7ビットだけ遅れている場合
には、カウンタ2のカウント値がそれぞれ2,3,…7
になったときにFF部4にイネーブル信号が与えられる
ので、FF部4の出力値はそれぞれ2,3,…7とな
る。
【0029】このようにして、S/P回路1により1つ
のパラレルデータに変換されるシリアルデータの先頭ビ
ットとシンク検出回路6で検出されたシンクパターンの
先頭ビットとのずれが、FF部4の出力値(すなわちS
/P回路1からパラレルデータが出力されるタイミング
でのカウンタ2のカウント値0とシンク検出回路6によ
りシンクパターンが検出されたタイミングでのカウンタ
2のカウント値との差)として検出される。
【0030】S/P回路1から出力されたパラレルデー
タはバレルシフタ回路(以下BS回路と呼ぶ)5に送ら
れ、FF部4の出力もBS回路5に送られる。図4は、
このBS回路5の構成例を示す。バレルシフタ51は、
第1のデータ入力端子in1,第2のデータ入力端子i
n0,制御入力端子及び出力端子を有しており、S/P
回路1からのパラレルデータ,FF部4の出力はそれぞ
れデータ入力端子in1,制御入力端子に入力する。デ
ータ入力端子in0には、後述するように、出力端子か
ら直前に出力された16ビットのパラレルデータのうち
の下位8ビットが帰還される。
【0031】周知のようにバレルシフタは桁移動を一度
に複数ビット行なう回路であるが、ここではバレルシフ
タ51は、データ入力端子in0への入力を、FF部4
の出力値(すなわち前述のシリアルデータの先頭ビット
とシンクパターンの先頭ビットとのずれの大きさ)に応
じたビット数だけシフトさせてデータ入力端子in1へ
の入力と共に出力する。
【0032】図5は、このずれの大きさとバレルシフタ
51の出力との関係を示す。ずれの大きさが1のときに
は、バレルシフタ51は、データ入力端子in0への入
力のうちの上位7ビットを上位ビットとし、データ入力
端子in1への入力をそれに続く下位ビットとし、それ
よりも下位の1ビット(最下位ビット)に‘0’を付加
して出力する。ずれの大きさが2のときには、データ入
力端子in0への入力のうちの上位6ビットを上位ビッ
トとし、データ入力端子in1への入力をそれに続く下
位ビットとし、それよりも下位の2ビットに‘0’を付
加して出力する。
【0033】同様に、ずれの大きさが3,4、…7のと
きには、データ入力端子in0への入力のうちの上位
5,4、…1ビットを上位ビットとし、データ入力端子
in1への入力をそれに続く下位ビットとし、それより
も下位の3,4、…7ビットに‘0’を付加して出力す
る。そしてずれの大きさが1のときには、データ入力端
子in1への入力を上位ビットとし、それよりも下位の
8ビットに‘0’を付加して出力する。
【0034】バレルシフタ51の出力は、FF部52に
送られる。FF部52は、バレルシフタ51の各ビット
の出力に1対1に対応して並列に配置された16個のD
−FFから成っており、それらのD−FFが、バレルシ
フタ51のデータ入力端子in1にパラレルデータが入
力されるタイミング毎に(すなわち8クロック周期毎
に)入力を保持する。
【0035】FF部52のうちバレルシフタ51の下位
8ビットの出力に対応したD−FFの出力は、バレルシ
フタ51のデータ入力端子in0に送られる。これによ
り、データ入力端子in0は、バレルシフタ51から直
前に出力された16ビットのパラレルデータのうちの下
位8ビットが帰還される。
【0036】他方、FF部52のうちバレルシフタ51
の上位8ビットの出力に対応したD−FFの出力は、B
S回路5から外部に出力されてデジタルVTR内の図示
しない後段の信号処理回路に送られる。
【0037】次に、このビットスリップキャンセル装置
によるビットスリップのキャンセル動作の一例を、図6
のタイミングチャートを参照して説明する。図6Aに示
すように、S/P回路1からバレルシフタ51のデータ
入力端子in1に、上位4ビットのデータa及び下位4
ビットのデータbから成るパラレルデータが入力し、続
いて上位4ビットのデータc及び下位4ビットのデータ
dから成るパラレルデータが入力し、続いて上位4ビッ
トのデータe及び下位4ビットのデータfから成るパラ
レルデータが入力し、続いて上位4ビットのデータg及
び下位4ビットのデータhから成るパラレルデータが入
力し、続いて上位4ビットのデータi及び下位4ビット
のデータjから成るパラレルデータが入力し、このうち
の16ビットのデータd〜gがシンクパターンであると
する。
【0038】この場合、図6Aにも表れているように、
S/P回路1により1つのパラレルデータに変換される
シリアルデータの先頭ビットよりもシンクパターンの先
頭ビットが4ビットだけ遅れている(すなわち、図6B
に示すように、このシリアルデータの先頭ビットとシン
クパターンの先頭ビットとのずれの大きさが4である)
ので、FF部4の出力値も4となる。
【0039】したがってこの場合、図5に示したこのず
れの大きさとバレルシフタ51の出力との関係に基づ
き、バレルシフタ51は、データ入力端子in0への入
力のうちの上位4ビットを上位ビットとし、データ入力
端子in1への入力をそれに続く下位ビットとし、それ
よりも下位の4ビットに‘0’を付加して出力する。
【0040】この場合バレルシフタ51からは、図6C
に示すように、データ入力端子in1にデータe及びf
から成るパラレルデータが入力したタイミングでは、デ
ータdを上位ビットとし、データe,fをそれに続く下
位ビットとし、それよりも下位の4ビットに‘0’を付
加したデータ(すなわちシンクパターンと先頭ビットの
揃ったパラレルデータ)が出力され、そのうちの上位8
ビットのデータd及びeがBS回路5から出力される。
【0041】続いてデータ入力端子in1にデータg及
びhから成るパラレルデータが入力したタイミングで
は、バレルシフタ51から、直前にBS回路5から出力
されたデータeに続くデータfを上位ビットとし、デー
タg,hをそれに続く下位ビットとし、それよりも下位
の4ビットに‘0’を付加したデータが出力され、その
うちの上位8ビットのデータf及びgがBS回路5から
出力される。以下、同様にして、データの連続性を維持
しながら、BS回路5からデータが出力される。
【0042】その後、図6Aに示すように、バレルシフ
タ51のデータ入力端子in1に、上位4ビットのデー
タk及び下位4ビットのデータlから成るパラレルデー
タが入力し、続いて上位4ビットのデータmとビットス
リップによる空白の2ビットと下位2ビットのデータn
から成るパラレルデータが入力し、続いて上位6ビット
のデータo及び下位2ビットのデータpから成るパラレ
ルデータが入力し、続いて上位6ビットのデータq及び
下位2ビットのデータrから成るパラレルデータが入力
し、続いて上位6ビットのデータs及び下位2ビットの
データtから成るパラレルデータが入力し、このうちの
16ビットのデータn〜qがシンクパターンであるとす
る。
【0043】この場合、図6Aにも表れているように、
ビットスリップの発生により、S/P回路1により1つ
のパラレルデータに変換されるシリアルデータの先頭ビ
ットに対するシンクパターンの先頭ビットの遅れが6ビ
ットに拡大している(すなわち、図6Bに示すように、
このシリアルデータの先頭ビットとシンクパターンの先
頭ビットとのずれの大きさが6になっている)ので、F
F部4の出力値も6となる。
【0044】したがってこの場合、図5に示したこのず
れの大きさとバレルシフタ51の出力との関係に基づ
き、バレルシフタ51は、データ入力端子in0への入
力のうちの上位2ビットを上位ビットとし、データ入力
端子in1への入力をそれに続く下位ビットとし、それ
よりも下位の6ビットに‘0’を付加して出力する。
【0045】この場合バレルシフタ51からは、図6C
に示すように、データ入力端子in1にデータo及びp
から成るパラレルデータが入力したタイミングでは、ビ
ットスリップによる空白の2ビットを上位ビットとし、
データo,pをそれに続く下位ビットとし、それよりも
下位の6ビットに‘0’を付加したデータ(すなわちシ
ンクパターンと先頭ビットが揃っているがシンクパター
ンのうちの上位2ビットのデータnは欠落したパラレル
データ)が出力され、そのうちの上位8ビットのビット
スリップによる空白の2ビット及びデータoがBS回路
5から出力される。尚、このときシンクパターンは一部
が欠落してBS回路5から出力されることになるが、シ
ンクパターンに続くデータには欠落は生じないので、デ
ータの復調には全く支障はない。
【0046】続いてデータ入力端子in1にデータq及
びrから成るパラレルデータが入力したタイミングで
は、直前にBS回路5から出力されたデータoに続くデ
ータpを上位ビットとし、データq,rをそれに続く下
位ビットとし、それよりも下位の6ビットに‘0’を付
加したデータが出力され、そのうちの上位8ビットのデ
ータp及びqがBS回路5から出力される。以下、同様
にして、データの連続性を維持しながら、BS回路5か
らデータが出力される。
【0047】以上の動作例から明らかなように、ビット
スリップの発生の前後では1つのパラレルデータに変換
されるシリアルデータの先頭ビットとシンク検出回路か
らのシンクパターンの先頭ビットとのずれの大きさが変
化するにもかかわらず、このビットスリップキャンセル
装置によれば、ビットスリップの発生の前後にわたって
常にシンクパターンと先頭ビットの揃ったパラレルデー
タがBS回路5から出力されるので、ビットスリップが
キャンセルされている。
【0048】そして、ビデオテープの再生時に1トラッ
クあたり多数回ビットスリップが発生することによりこ
のずれが大きさが多数回変化しても、その都度シンクパ
ターンと先頭ビットの揃ったパラレルデータがBS回路
5から出力されるので、それらのビットスリップが全て
キャンセルされることになる。
【0049】しかも、このずれを検出する回路をカウン
タ,デコーダ及びFFで構成し、シンクパターンと先頭
ビットの揃ったパラレルデータを取り出す回路もバレル
シフタ及びFF部で構成しているので、従来のビットス
リップキャンセル方式におけるように1トラックあたり
のビットスリップのキャンセル可能な回数に制限をなく
すためにシフトレジスタの段数を増やさなければならな
い場合と比較して、回路規模が小型化される。
【0050】なお、以上の例では、このずれを検出する
回路をカウンタ,デコーダ及びFFで構成し、シンクパ
ターンと先頭ビットの揃ったパラレルデータを取り出す
回路をバレルシフタ及びFFで構成しているが、これら
の回路を、その他の適宜のデジタル回路で実現したり、
あるいはマイクロコンピュータによりソフトウェア的に
実現したりしてもよい。
【0051】また、以上の例ではデジタルVTRに本発
明を採用しているが、ビデオテープ以外のデジタル記録
媒体(例えば光ディスク)の再生装置にも本発明を採用
してもよい。また、本発明は、以上の実施例に限らず、
本発明の要旨を逸脱することなく、その他様々の構成を
とりうることはもちろんである。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、例えば
ビデオテープの再生時に1トラックあたり多数回ビット
スリップが発生しても、それらのビットスリップを全て
キャンセルすることができる。しかも、従来のビットス
リップキャンセル方式と比較して、回路規模を小型化す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるビットスリップキャンセル装置の
構成の一例を示すブロック図である。
【図2】図1のシンク検出回路6の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図3】図1のS/P回路1の構成例を示すブロック図
である。
【図4】図1のBS回路5の構成例を示すブロック図で
ある。
【図5】図1のFF部4の出力値と図4のバレルシフタ
51の出力との関係を示す図である。
【図6】図1のビットスリップキャンセル装置の動作例
の説明に供するタイミングチャートである。
【図7】従来のビットスリップキャンセル方式で用いら
れる回路の一例を示すブロック図である。
【図8】図7の回路の動作例を示す図である。
【図9】従来のビットスリップキャンセル方式でのシン
ク検出回路の処理の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…直並列変換回路(S/P回路)、 2…カウンタ、
3…デコーダ、 4,19,52…FF部、 5…バ
レルシフタ回路(BS回路)、 6…シンク検出回路、
11〜18…遅延回路、 51…バレルシフタ、 6
1…シフトレジスタ、 62…比較器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル記録媒体から読み出されたシリ
    アルデータをパラレルデータに変換する直並列変換回路
    と、 シンク検出回路により前記シリアルデータから検出され
    たシンクパターンの先頭ビットと前記直並列変換回路に
    より1つのパラレルデータに変換されるシリアルデータ
    の先頭ビットとのずれを検出する回路と、 前記ずれの大きさに基づき、前記直並列変換回路により
    前後して変換された2つのパラレルデータから、前記シ
    ンクパターンと先頭ビットの揃ったパラレルデータを取
    り出す回路とを備えたことを特徴とするビットスリップ
    キャンセル装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のビットスリップキャン
    セル装置において、 前記ずれを検出する回路は、前記パラレルデータのビッ
    ト数に応じた桁数のカウンタを含み、前記直並列変換回
    路からパラレルデータが出力されるタイミングでの前記
    カウンタのカウント値と前記シンク検出回路によりシン
    クパターンが検出されたタイミングでの前記カウンタの
    カウント値との差として前記ずれを検出することを特徴
    とするビットスリップキャンセル装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のビットスリッ
    プキャンセル装置において、 前記先頭ビットの揃ったパラレルデータを取り出す回路
    は、第1の入力端子に前記直並列変換回路からのパラレ
    ルデータが入力されると共に第2の入力端子に自らの直
    前の出力が帰還され、前記第2の入力端子への入力を前
    記ずれの大きさに応じたビット数だけシフトさせて前記
    第1の入力端子への入力と共に出力するバレルシフタを
    含むことを特徴とするビットスリップキャンセル装置。
  4. 【請求項4】 デジタル記録媒体から再生されたシリア
    ルデータからシンクパターンを検出するステップと、 前記シリアルデータをパラレルデータに変換するステッ
    プと、 前記シンクパターンの先頭ビットと1つの前記パラレル
    データに変換されるシリアルデータの先頭ビットとのず
    れを検出するステップと、 前記ずれの大きさに基づき、前後して変換された2つの
    前記パラレルデータから、前記シンクパターンと先頭ビ
    ットの揃ったパラレルデータを取り出すステップとを有
    することを特徴とするビットスリップキャンセル方法。
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