JPH06316503A - 薬液吸液芯の目詰り防止剤 - Google Patents

薬液吸液芯の目詰り防止剤

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JPH06316503A
JPH06316503A JP6069372A JP6937294A JPH06316503A JP H06316503 A JPH06316503 A JP H06316503A JP 6069372 A JP6069372 A JP 6069372A JP 6937294 A JP6937294 A JP 6937294A JP H06316503 A JPH06316503 A JP H06316503A
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bis
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隆啓 長谷川
Takanobu Kashiwabara
孝信 柏原
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昭 西村
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシトルエンを始めとする特定の化合物からなる薬液
吸液芯の目詰り防止剤を提供する。 【効果】 本発明目詰り防止剤は、これを吸液芯用薬液
組成物に配合することによって、該組成物を吸上げ式加
熱蒸散装置に適用する際に、吸液芯の目詰りを回避し、
薬液の長期に亘る持的薬液蒸散効果を奏し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薬液吸液芯用目詰り防止
剤、詳しくは消臭、賦香、殺菌等の目的で薬液を吸液芯
にて吸上げ、これを発熱体にて加熱して該芯より薬液を
加熱蒸散させる加熱蒸散型装置に用いられる薬液吸液芯
の目詰り防止剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より消臭、賦香、殺菌等の目的で之
等の薬剤を加熱蒸散させる方法としては電気蚊取器具等
の装置を用いて繊維板等の多孔質基材(固型マット)に
吸着させた薬剤を加熱して蒸散させる方法が汎用されて
いる。しかしながら該方法では一枚の固型マットに含浸
させ得る薬剤量は自づと制限を受け、該マットの取替え
及び使用済マットの廃棄が必須である。しかもマットに
吸着させた薬剤の揮散率は経時的に低下していく重大な
欠点があるに加え、マットに吸着させた薬剤の有効揮散
率はたかだか約50%にすぎず、該マットの薬剤残存率
が10%程度にもおよび、長時間に亘る安定した薬剤揮
散効果を持続させ得ず、経済的にも尚かなりの不利を伴
う。
【0003】上記固型マット使用に見られるマット取替
えの問題及び短時間内に効果が消失する欠点を解消し、
長期に亘り薬剤の揮散効果を持続させ得る加熱蒸散方法
として、該薬剤を溶液形態で吸上芯(吸液芯)により吸
上げつつこれを加熱蒸散させる方法が考えられ、事実こ
のような吸液芯利用による薬剤蒸散装置が種々提案され
ている。これら装置は適当な容器に薬剤の溶剤溶液(薬
液)を入れ、これをフェルト等の吸液芯を利用して吸上
げつつ該吸液芯上部より加熱蒸散させるべくしたもので
ある。
【0004】しかしながらかかる吸上式加熱蒸散装置
は、実際にこれを用いた場合、いずれも吸液芯の加熱に
よって薬液を構成する溶剤が速やかに揮散し、該芯内部
で薬液が次第に濃縮され、樹脂化したり、芯材が燻焼、
炭化したりして、目詰りを起し引続く薬液の吸上げ及び
蒸散を不能とし、長期に亘る持続効果は発揮できず、し
かも薬剤揮散効果の経時的低下を避け得ず、該薬剤の有
効揮散率が低く残存率が高いものであった。このような
吸上芯利用による加熱蒸散方法に見られる各種の弊害の
生ずる原因としては、芯の種類及び溶剤の種類は勿論の
こと、薬剤の種類、濃度、加熱条件等の多数が考えら
れ、上記弊害を解消することは困難であると考えられ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記吸
上式加熱蒸散装置に用いられる薬液吸液芯に見られる目
詰りを回避(防止)し得、もって長期に亘る持続効果を
奏し得、しかも薬剤総揮散量及び有効揮散率の向上を計
り得る、新しい目詰り防止剤を提供することにある。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明によれば、3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシトルエン、3−t
−ブチル−4−ヒドロキシアニソール、3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシアニソール、メルカプトベン
ズイミダソール、ジラウリル−チオ−ジ−プロピオネー
ト、3−t−ブチル−4−メトキシフェノール、2,6
−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、ステアリル
−β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート、α−トコフェロール、アスコル
ビン酸、エリソルビン酸、2,2′−メチレン−ビス−
(6−t−ブチル−4−メチルフェノール)、2,2′
−メチレン−ビス−(6−t−ブチル−4−エチルフェ
ノール)、4,4′−メチレン−ビス−(2,6−ジ−
t−ブチルフェノール)、4,4′−ブチリデン−ビス
−(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、4,
4′−チオ−ビス−(6−t−ブチル−3−メチルフェ
ノール)、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)
シクロヘキサン、1,3,5−トリメチル−2,4,6
−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル)ベンゼン、トリス(2−メチル−4−ヒドロキ
シ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、テトラキス[メ
チレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒド
ロシンナメート)]メタン、フェニル−β−ナフチルア
ミン、N,N′−ジフェニル−p−フェニレンジアミ
ン、2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリ
ンポリマー及び6−エトキシ−2,2,4−トリメチル
−1,2−ジヒドロキノリンから選ばれる少なくとも1
種の化合物からなる薬液吸液芯の目詰り防止剤が提供さ
れる。
【0007】本発明の目詰り防止剤は、これを吸液芯用
薬液組成物に配合し、該組成物を吸上式加熱蒸散装置に
利用することによって、吸液芯の目詰りを惹起せず、該
芯の長寿命化を可能とすると共に、これに基づいて薬剤
の蒸散性(揮散量及び有効揮散率)を顕著に向上でき、
約200時間以上の長期間に亘る優れた薬液蒸散効果を
持続発揮させ得る。
【0008】本発明において薬剤としては、従来より消
臭、賦香、殺菌、忌避、防黴、植物生長調節、除草、殺
ダニ等に用いられている各種薬剤をいずれも使用でき
る。それらの具体例としては以下のものを例示できる。
【0009】・消臭剤 ラウリルメタクリレート、ゲラニルクロトネート、ミリ
スチル酸アセトフェノン、パラメチルアセトフェノンベ
ンズアルデヒド、酢酸ベンジル、プロピオン酸ベンジ
ル、アミルシンナミックアルデヒド、アニシックアルデ
ヒド、ジフェニルオキサイド、安息香酸メチル、安息香
酸エチル、フェニル酢酸メチル、フェニル酢酸エチル、
ネオリン、サフロール、セダウッド油、セダ菜油、シト
ロネラ油、ラバンテン油、ペティグレイン油、レモング
ラス油等。
【0010】・香料 天然香料としては、じゃ香、霊猫香、竜延香等の動物性
香料;アビエス油、アジョクン油、アルモンド油、アン
ゲリカルート油、ページル油、ベルガモット油、パーチ
油、ボアバローズ油、カヤブチ油、ガナンガ油、カプシ
カム、キャラウェー油、カルダモン油、カシア油、セロ
リー油、シンナモン油、シトロネラ油、コニャック油、
コリアンダー油、キュペプ油、クミン油、樟脳油、ジル
油、エストゴラン油、ユーカリ油、フェンネル油、ガー
リック油、ジンジャー油、グレープフルーツ油、ホップ
油、ジュニパーペリー油、ローレルリーフ油、レモン
油、レモングラス油、ロページ油、メース油、ナツメグ
油、マンダリン油、タンゼリン油、カラシ油、はっか
油、橙花油、玉ネギ油、こしょう油、オレンジ油、セイ
ジ油、スターアニス油、テレピン油、ウォームウッド
油、ワニラ豆エキストラクト等の植物性香料を含む。
【0011】人造香料は合成又は抽出香料であり、ピネ
ン、リモネン等の炭化水素類;リナロール、ゲラニオー
ル、ジトロネロール、メントール、ポルネオール、ベン
ジルアルコール、アニスアルコール、β−フェニルエチ
ルアルコール等のアルコール類;アネノール、オイゲノ
ール等のフェノール類;n−ブチルアルデヒド、イソブ
チルアルデヒド、ヘキシルアルデヒド、ヘプチルアルデ
ヒド、シトラール、シトロネラール、ベンズアルデヒ
ド、シンナミックアルデヒド、縁音炉瓶、ワニリン等の
アルデヒド類;メチルアミルケトン、メチルノニルケト
ン、ジアセチル、アセチルプロピオニル、アセチルブチ
リル、カルボン、メントン、樟脳、アセトフェノン、p
−メチルアセトフェノン、イオノン等のケトン類;アミ
ルブチルラクトン、メチルフェニルグリシド酸エチル、
γ−ノニルラクトン、クマリン、シネオール等のラクト
ン又はオキシド類;メチルフォーメート、イソプロピル
フォーメート、リナリヘルフォーメート、エチルアセテ
ート、オクチルアセテート、メンチルアセテート、ベン
ジルアセテート、シンナミルアセテート、プロピオン酸
ブチル、酢酸イソアミル、イソ酪酸イソプロピル、イソ
吉草酸グラニル、カプロン酸アリル、ヘプチル酸ブチ
ル、カブリル酸オクチル、ヘプチンカルボン酸メチル、
ペラルゴン酸エチル、オクチンカルボンんメチン、カプ
リン酸イソアミル、ラウリン酸メチル、ミリスチン酸エ
チル、安息香酸エチル、安息香酸ベンジル、フェニル酢
酸メチル、フェニル酢酸ブチル、桂皮酸メチル、桂皮酸
シンナミル、サルチル酸メチル、アニス酸エチル、アン
スラニル酸メチル、エチルピルベート、エチルαブチレ
ート等のエステル類等を含む。
【0012】香料は一種類のみでもよいし、二種類以上
を調合した調合香料でもよい。
【0013】香料と共に、パッチュリ油等の揮発保留
剤、オイゲノール等の変調剤、その他香料工菜に使用さ
れる種々の成分を添加して差支えない。
【0014】・工業用殺菌剤 2,4,4′−トリクロロ−2′−ハイドロキシジフェ
ニル エーテル(イルガサンDP300、チバガイギー
社製)、2,3,5,6−テトラクロロ−4(メチルス
ルフォニル)ピリジン(ダウシルS−13、ダウケミカ
ル社製)、アルキルベンジル ジメチルアンモニウム
クロライド(塩化ベンザルコニウム、日光ケミカルズ株
式会社製)、ベンジルジメチル{2−〔2−(p−1,
1,3,3−テトラメチル ブチルフェノキシ)エトキ
シ〕エチル}アンモニウム クロライド(塩化ベンゼト
ニウム、三共株式会社製)、4−イソプロピルトロポロ
ン(ヒノキチオール、高砂香料工業株式会社製)、N,
N−ジメチル−N−フェニル−N′−(フルオロジクロ
ロメチルチオ)スルフォンアミド(プリベンドール
4 、バイエル社製)、2−(4′−チアゾリル)ベン
ズイミダゾール(TBZ、北興科学株式会社製)、N−
(フルオロジクロロメチルチオ)−フタールイミド(プ
リベントールA3 、バイエル社製)、6−アセトキシ−
2,4−ジメチル−m−ジオキシン(ジオキシン、ジボ
ーダン社製)等。
【0015】・農業用殺菌剤 エチレンビス(ジチオカルバミド酸)亜鉛(ジネブ、ロ
ームアンドハース社製)、エチレンビス(ジチオカルバ
ミド酸)マンガン(マンネブ、ロームアンドハース社
製)、亜鉛、マンネブ錯混合物(マンゼブ、ロームアン
ドハース社製)、ビス(ジメチルジチオカルバミド酸)
エチレンビス(ジチオカルバミド酸)二亜鉛(ポリカー
バメート、東京有機化学社製)、ビス(ジメチルチオカ
ルバモイル)ジスルフィド(チラム、ロームアンドハー
ス社製)、クロトン酸 2,6−ジニトロ−4−オクチ
ルフェニル反応異性体混合物(DPC、ロームアンドハ
ース社製)、N−トリクロロメチルチオテトラヒドロフ
タルイミド(キャプタン、三共社製)、2,3−ジシア
ノ−1,4−ジチアアントラキノン(ジチアノン、メル
ク社製)、2,4−ジクロロ−6−(o−クロロアニリ
ノ)−S−トリアジン(トリアジン、富士化成社製)、
S−n−ブチル S′−p−ターシャリーブチルベンジ
ル N−3−ピリジルジチオカルボンイミデート(デン
マート、住友化学社製)、N−(3′,5′−ジクロロ
フェニル)−1,2−ジメチルクロロプロパンジカルボ
キシイミド(スミレックス)、ビス(クロロフェニル)
トリクロロエタノール(ケンセン)、6−メチルキノキ
サリン−2,3−ジチオカーボネート(モレスタン)、
テトラクロロイソフタロニトリル(ダニコール)、メチ
ル−1−(ブチルカルバモイル)−2−ベンゾイミダゾ
ールカーバメート、ブラストサイジンS−ベンジルアミ
ノベンゼンスルホネート、ストレプトマイシン塩酸宴、
カスガマイシン塩酸宴、シクロヘキシミド等。
【0016】・害虫忌避剤 ジメチルフタレート、2,3,4,5−ビス−(Δ2
ブチレン)テトラハイドロフラン、2,3,4,5−ビ
ス−(Δ2 −ブチレン)テトラヒドロフルフリルアルコ
ール、N,N−ジエチル−m−トルアミドDET)、カ
プリル酸ジエチルアミド、2,3,4,5−ビス−(Δ
2 −ブチレン)テトラヒドロフルフラール、ジ−m−プ
ロピル−イソシンコメロネート、第2級ブチルスチリル
ケトン、ノニルスチリルケトン、N−プロピルアセトア
ニリド、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、ジ−
n−ブチルサクシネート、2−ブトキシエチル−2−フ
ルフリデンアセテート、ジブチルフタレート、テトラヒ
ドロチオフェン、β−ナフトール、ジアリルジスルフィ
ド、ビス(ジメチルチオカルバモイル)ジスルフィド
等。
【0017】・げつ歯動物忌避剤 テトラメチルチウラムジサルファイド、グアニジン、ナ
フタレンクレゾール、シクロヘキシミド、ジンクジメチ
ルジチオカーバメイト、シクロヘクキシルアミン、N,
N−ジメチルスルフェニルジチオカルバメート等。
【0018】・犬ねこの忌避剤 2,6−ジメチル−オクタジエン−(2,6)−al
(8)シトラール)、O,O−ジエチル S−2−エチ
ルチオエチルジチオフォスフェート(ETP)、O,O
−ジエチル S−2−イソプロピルチオエチルジチオホ
スフェートMIP)等。
【0019】・鳥類の忌避剤 γ−クロラローゼ、4−(メチルチオ)−3,5−キシ
リル−N−メチルカーバメート、4−アミノビリジンア
ンスラキノン、テトラメチルチウラムジサルファイド、
ジアリルジスルフィド等。
【0020】・げつ歯動物駆除剤 アンツー、モノフルオール酢酸ソーダ、ワルファリン、
クマクロール、フマリン、クマテトラリルシリロシド、
ノルボマイド、N−3−ピリディルメチル−N′−ニト
ロフェニルウレア、エンドロサイド、アルファナフチル
チオ尿素、チオセミカルバジッド、ディフェナクム、ピ
バール、クロロファシノン、シラトレン、カルシフェロ
ール等。
【0021】・殺蟻剤 ペルメトリン、クロールデン等。
【0022】・防黴剤 α−ブロモ−シンナミックアルデヒド、N,N−ジメチ
ル−N−フェニル−N′−(フルオロジクロロメチルチ
オ)−スルファミド等。
【0023】・植物生長調節剤 4−クロロフェノキシ酢酸、ジベレリン、N−(ジメチ
ルアミノ)スクシンアミド、α−ナフチルアセトアミド
等。
【0024】・除草剤 2,4−Dソーダ塩、3,4−ジクロロプロピオンアニ
リド等。
【0025】・殺ダニ剤 安息香酸ベンジル、レスメトリン、ケルセン等。
【0026】上記薬剤は、溶液形態に調製される。該薬
剤溶液を調製するための溶剤としては、通常使用されて
いる各種の有機溶剤(水を含む)、代表的には炭化水素
系溶剤をいずれも使用できる。特に沸点範囲が150〜
350℃の脂肪族系炭化水素(パラフィン系炭化水素及
び不飽和脂肪族炭化水素)は好ましく、上記沸点範囲の
n−パラフィン中には炭素数10〜18のものが包含さ
れる〔Dictionary ofOrganic Compounds, 5th ed., 198
2参照〕。之等のうちで特にn−パラフィン、イソパラ
フィン等は実用上毒性がなく、臭がなくしかも火災の危
険も極めて少ない点において好適である。上記炭化水素
系以外の有機溶剤としては、例えばグリセリン、プロピ
レングリコール、ヘキシレングリコール等のグリコール
類、メタノール、イソプロパノール、1−オクタノー
ル、1−ドデカノール等のアルコール類、アセトン、ア
セトフェノン等のケトン類、ジヘキシルエーテル、ジエ
チレングリコールジエチルエーテル等のエーテル類、ア
ジピン酸ジオクチル、マロン酸ジエチル、フタル酸ジエ
チル等のエステル類、ベンゼン、キシレン、クロルセ
ン、ソルベントナフサ、ソルベン、ベンシコール、クロ
ロホルム、メチルナフタレン、芳香族ナフサ等を例示で
きる。
【0027】上記薬剤の溶剤溶液は、用いるべき薬剤の
種類に応じて適宜決定され特に限定されるものではない
が、通常薬剤濃度が約1〜20重量%、好ましくは2〜
10重量%となるように調製されるのがよい。
【0028】本発明に用いられる薬液(吸液芯用薬液組
成物)は、上記薬剤の有機溶媒溶液中に、以下の化合物
群から選ばれた少なくとも1種を添加配合することを必
須とする。
【0029】3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
トルエン(以下CAという) 3−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソール(以下CB
という) 3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソール
(以下CCという) メルカプトベンズイミダソール(以下CDという) ジラウリル−チオ−ジ−プロピオネート(以下CEとい
う) 2,2′−メチレン−ビス−(6−t−ブチル−4−メ
チルフェノール)(以下CFという) 2,2′−メチレン−ビス−(6−t−ブチル−4−エ
チルフェノール)(以下CGという) 4,4′−メチレン−ビス−(2,6−ジ−t−ブチル
フェノール)(以下CHという) 4,4′−ブチリデン−ビス−(6−t−ブチル−3−
メチルフェノール)(以下CIという) 4,4′−チオ−ビス−(6−t−ブチル−3−メチル
フェノール)(以下CJという) 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキ
サン(以下CKという) 1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン
(以下CLという) トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチル
フェニル)ブタン(以下CMという) テトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシヒドロシンナメート)]メタン(以下CNと
いう) フェニル−β−ナフチルアミン(以下CPという) N,N′−ジフェニル−p−フェニレンジアミン(以下
CQという) 2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリンポ
リマー(以下CRという) 6−エトキシ−2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒ
ドロキノリン(以下CSという) 3−t−ブチル−4−メトキシフェノール(以下CUと
いう) 2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール(以下
CVという) ステアリル−β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート(以下CWという) α−トコフェロール(以下CXという) アスコルビン酸(以下CYという)及び エリソルビン酸(以下CZという)。
【0030】上記化合物CA〜CZは、その1種を単独
で用いてもよく、また2種以上併用することもできる。
その使用量は、之等の配合によって本発明所期の吸液芯
の目詰り防止効果が得られる限り特に限定されるもので
はないが、通常得られる吸液芯用薬液組成物中に約0.
05〜2.0重量%、好ましくは約0.1〜1.0重量
%含有される量とするのがよく、これによって吸液芯の
長期に亘る目詰り防止効果が奏され、本発明所期の持続
的薬液蒸散効果が奏される。
【0031】本発明目詰り防止剤を配合された薬液は、
従来公知の各種吸液芯を利用した吸上式加熱蒸散装置に
適用され、かくして前記した所期の優れた効果を奏し得
る。上記装置としては、例えば特公昭52−12106
号公報、実開昭58−45670号公報等に記載のもの
を例示でき、その一具体例を添附図面に示す。
【0032】第1図は本発明目詰り防止剤を配合した薬
液を適用するに適した吸上式加熱蒸散装置の概略図であ
り、該装置は吸液芯(1)を支持するための芯支持体
(2)を有する薬液収容容器(3)と、上記容器内にそ
の上部を突出して挿入された吸液芯(1)と、その上側
面部を間接的に加熱するための中空円板状発熱体
(4)、該発熱体(4)を支持するための支持部(5)
及び支持脚(6)を有する発熱体支持台(7)とからな
っている。上記発熱体(4)は、これに通電して発熱さ
せるためのコード(図示せず)を有している。
【0033】上記装置に利用される吸液芯(1)として
は、通常用いられている各種素材、例えばフェルト、木
綿、パルプ、不織布、石綿、無機質成型物等のいずれで
もよく、フェルト芯、素焼芯、パルプ芯及び無機質成型
芯が好ましい。上記無機質成型芯の具体例としては磁器
多孔質、グラスファイバー、石綿等の無機繊維を石膏や
ベントナイト等の結合剤で固めたものや、カオリン、活
性白土、タルク、ケイソウ土、クレー、パーライト、ベ
ントナイト、石膏、アルミナ、シリカ、アルミナシリ
カ、チタニウム、ガラス質火山岩焼成粉末、ガラス質火
山灰焼成粉末等の鉱物質粉末を単独で又は木粉、炭粉、
活性炭等と共に糊剤例えばデキストリン、デンプン、ア
ラビアゴム、合成糊CMC等で固めたものを例示でき
る。特に好ましい吸液芯は、上記鉱物質粉末100重量
部と木粉又は該木粉に等重量までの炭粉及び/又は活性
炭を混合した混合物10〜300重量部とに糊剤を全吸
液芯重量の5〜25重量%となるまで配合し、更にこれ
らに水を加えて練合後、押出成型し乾燥することにより
製造される。該吸液芯は吸油速度(薬液到達時間)が1
〜40時間、好ましくは8〜21時間であるのが望まし
い。
【0034】この吸油速度とは、液温25℃のn−パラ
フィン液中に直径7mm×長さ70mmの吸液芯をその
下部より15mmまで浸漬し、芯頂にn−パラフィンが
達するまでの時間を測定することにより求められた値を
意味する。
【0035】また上記吸液芯中には、上記鉱物質粉末、
木粉及び糊剤の他更に必要に応じてマカライトグリーン
等の色素、ソルビン酸及びその塩類、デヒドロ酢酸等の
カビ止め剤等を配合することもできる。
【0036】上記装置に利用される発熱体としては、通
常通電により発熱する発熱体が汎用されているが、これ
に限定されることなく、例えば空気酸化発熱材、白金触
媒、ハニカム状金属触媒(アルコールとの接触により発
熱するもの)等を利用した発熱材等の公知のいかなる発
熱体であってもかまわない。
【0037】本発明目詰り防止剤を配合した薬液を利用
して上記装置にて薬液を蒸散させる方法は、従来のこの
種装置の利用と同様でよく、例えば薬液が吸液芯より蒸
散し得る適当な温度に吸液芯を加熱することにより実施
できる。該加熱温度は、薬剤の種類等に応じて適宜に決
定される。但しこの加熱温度は発熱体の表面温度が40
〜150℃、好ましくは85〜145℃の範囲であっ
て、且つ吸液芯の表面温度が30〜135℃、好ましく
は70〜130℃となる条件を満たす必要がある。
【0038】かくして、本発明によれば、吸液芯の目詰
りを確実に回避して、充分な効果を奏し得る薬剤濃度を
もって薬剤を長期間持続して揮散させ得る。
【0039】
【実施例】以下本発明を更に詳しく説明するため実施例
を挙げる。
【0040】
【実施例1〜66】下記第1表に示す薬剤、有機溶剤及
び化合物CA〜CZのそれぞれを所定の配合割合で添加
配合して、薬液組成物(実施例No.1〜65)を得
た。
【0041】
【比較例1〜7】化合物CA〜CZを添加配合しない以
外は、実施例1〜65と同様にして、比較薬液組成物
(比較例No.1〜7)を得た。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】
【表3】
【0045】
【表4】
【0046】尚、第1表中溶剤の項における記号は以下
のものを示す。
【0047】BA…沸点150〜180℃/760mmH
gの脂肪族炭化水素 BB…沸点180〜210℃/760mmHgの脂肪族炭
化水素 BC…沸点210〜240℃/760mmHgの脂肪族炭
化水素 BD…沸点240〜270℃/760mmHgの脂肪族炭
化水素 BE…沸点270〜300℃/760mmHgの脂肪族炭
化水素 BF…沸点300〜350℃/760mmHgの脂肪族炭
化水素 BG…プロコレングリコール+水(50/50)混液 上記実施例1〜64で調製した薬液組成物(本発明)及
び比較例1〜7で得た比較組成物のそれぞれ50ml
を、第1図に示す容器(3)に入れ、表面温度135℃
の発熱体(4)に通電して吸液芯(1)の上側面部を温
度135℃以下(120〜130℃)に加熱し、該加熱
による薬液試料中の薬剤の蒸散試験を行なった。
【0048】尚、吸液芯としては、パーライト60重量
部及び木粉20重量部に澱粉20重量部と水を加えて練
合後、押出成型乾燥したもの(直径7mm×長さ70m
m、吸油速度約14時間)を、また発熱体(4)として
は内径10mm及び厚さ10mmの中空円板状発熱体を
それぞれ用いた。
【0049】薬剤の揮散量は揮散蒸気を毎時間毎にシリ
カゲルカラムに吸引捕集し、このシリカゲルをクロロホ
ルムで抽出し、濃縮後、ガスクロマトグラフにて定量分
析した。
【0050】薬液試料の加熱開始より10時間後、10
0時間後、200時間後、300時間後及び400時間
後の1時間当りの薬剤揮散量(mg/hr)を求めた結
果を下記第2表に示す。
【0051】
【表5】
【0052】
【表6】
【0053】
【表7】
【0054】上記第2表より、本発明によれば、薬剤揮
散量を顕著に向上でき、しかもこの向上された揮散量
を、加熱開始より400時間後も殆んど低下させること
なく持続発現させ得ることが明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明目詰り防止剤を配合した吸液芯用薬液組
成物の適用に適した装置の一例の概略図である。
【符号の説明】
(1)…吸液芯、(2)…芯支持体、(3)…薬液収容
容器、(4)…発熱体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
    シトルエン、3−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソー
    ル、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソー
    ル、メルカプトベンズイミダソール、ジラウリル−チオ
    −ジ−プロピオネート、3−t−ブチル−4−メトキシ
    フェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェ
    ノール、ステアリル−β−(3,5−ジ−t−ブチル−
    4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、α−トコフ
    ェロール、アスコルビン酸、エリソルビン酸、2,2′
    −メチレン−ビス−(6−t−ブチル−4−メチルフェ
    ノール)、2,2′−メチレン−ビス−(6−t−ブチ
    ル−4−エチルフェノール)、4,4′−メチレン−ビ
    ス−(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)、4,4′
    −ブチリデン−ビス−(6−t−ブチル−3−メチルフ
    ェノール)、4,4′−チオ−ビス−(6−t−ブチル
    −3−メチルフェノール)、1,1−ビス−(4−ヒド
    ロキシフェニル)シクロヘキサン、1,3,5−トリメ
    チル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−
    4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、トリス(2−メチ
    ル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタ
    ン、テトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−
    4−ヒドロキシヒドロシンナメート)]メタン、フェニ
    ル−β−ナフチルアミン、N,N′−ジフェニル−p−
    フェニレンジアミン、2,2,4−トリメチル−1,2
    −ジヒドロキノリンポリマー及び6−エトキシ−2,
    2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリンから選
    ばれる少なくとも1種の化合物からなる薬液吸液芯の目
    詰り防止剤。
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