JPH06206802A - 殺虫液吸液芯の目づまり防止剤 - Google Patents

殺虫液吸液芯の目づまり防止剤

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JPH06206802A
JPH06206802A JP5351369A JP35136993A JPH06206802A JP H06206802 A JPH06206802 A JP H06206802A JP 5351369 A JP5351369 A JP 5351369A JP 35136993 A JP35136993 A JP 35136993A JP H06206802 A JPH06206802 A JP H06206802A
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JP
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insecticidal
agent
insecticide
clogging
wick
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JP5351369A
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Takahiro Hasegawa
隆啓 長谷川
Takanobu Kashiwabara
孝信 柏原
Akira Nishimura
昭 西村
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Earth Corp
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Earth Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】本発明は、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシトルエン及び3−t−ブチル−4−ヒドロキシア
ニソールから選ばれる少なくとも1種の化合物からなる
殺虫液吸液芯の目づまり防止剤を提供する。 【効果】本発明目づまり防止剤は、これを吸液芯用殺虫
液組成物に配合することによって、該組成物を吸上式加
熱蒸散型殺虫装置に適用する際に、吸液芯の目づまりを
回避し、長期に亘る持続的殺虫効果を奏し得、しかも殺
虫剤総揮散量及び有効揮散率の向上を計り得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は殺虫液吸液芯の目づまり
防止剤、詳しくは吸液芯利用による吸上式加熱蒸散型殺
虫装置に用いられる殺虫液に配合されて上記吸液芯の目
づまりを防止する新しい殺虫液吸液芯の目づまり防止剤
に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来より殺虫の目的で薬剤を
加熱蒸散させる方法としては電気蚊取器に代表されるよ
うな装置を用いて繊維板等の多孔質基材(固型マット)
に吸着させた殺虫剤を加熱して蒸散させる方法が汎用さ
れている。しかしながら該方法では一枚の固型マットに
含浸させ得る殺虫剤量は自づと制限を受け、該マットの
取替え及び使用済マットの廃棄が必須である。しかもマ
ットに吸着させた殺虫剤の揮散率は経時的に低下してい
く重大な欠点があるに加え、マットに吸着させた殺虫剤
の有効揮散率はたかだか約50%にすぎず、該マットの
殺虫剤残存率が10%程度にもおよび、長時間に亘る安
定した殺虫効果を持続させ得ず、経済的にも尚かなりの
不利を伴う。
【0003】上記固型マット使用に見られるマット取替
えの問題及び短時間内に殺虫効果が消失する欠点を解消
し、長期に亘り殺虫効果を持続させ得る加熱蒸散方法と
して、殺虫剤を溶液形態で吸上芯(吸液芯)により吸上
げつつこれを加熱蒸散させる方法が考えられ、事実この
ような吸液芯利用による殺虫剤蒸散装置が種々提案され
ている。これら装置は適当な容器に殺虫剤の溶剤溶液を
入れ、これをフェルト等の吸液芯を利用して吸上げつつ
該吸液芯上部より加熱蒸散させるべくしたものである。
【0004】しかしながらかかる吸上式加熱蒸散型殺虫
装置は、実際にこれを用いた場合、いずれも吸液芯の加
熱によって殺虫剤液を構成する溶剤が速やかに揮散し、
該芯内部で殺虫剤液が次第に濃縮され、樹脂化したり、
芯材が燻焼したりして、目づまりを起し引続く殺虫液の
吸上げ及び蒸散を不能とし、長期に亘る持続効果は発揮
できず、しかも殺虫効果の経時的低下を避け得ず、更に
有効揮散率が低く残存率が高いものであった。このよう
な吸上芯利用による加熱蒸散方法に見られる各種の弊害
の生ずる原因としては、芯の種類及び溶剤の種類は勿論
のこと、殺虫剤の種類、濃度、加熱条件等の多数が考え
られ、上記弊害を解消することは困難であると考えられ
た。
【0005】本発明は吸上式加熱蒸散型殺虫装置に適し
た殺虫液吸液芯にみられる目づまりを防止し得る新しい
目づまり防止剤を提供することを目的とする。殊に、本
発明は上記吸液芯の目づまりを長期に亘って確実に防止
し、もって持続的殺虫効果を奏し得、しかも殺虫剤総揮
散量及び有効揮散率の向上を計り得る上記目づまり防止
剤を提供することを目的とする。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明は3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシトルエン及び3−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシアニソールから選ばれる少なくとも
1種からなる殺虫吸液芯の目づまり防止剤に係わる。
【0007】本発明の目づまり防止剤は、これを吸液芯
用殺虫液組成物に配合し、該組成物を吸上式加熱蒸散型
殺虫装置に利用することによって、吸液芯の目づまりを
惹起せず、該芯の長寿命化を可能とすると共に、これに
基づいて殺虫剤の蒸散性(揮散量及び有効揮散率)を顕
著に向上でき、長期間に亘って優れた殺虫効果を持続発
揮させ得る。
【0008】本発明目づまり防止剤を配合できる吸液芯
用殺虫液組成物を構成する殺虫剤としては、従来より害
虫駆除に用いられる各種薬剤のいずれでもよい。該薬剤
には各種のピレスロイド系殺虫剤、カーバメイト系殺虫
剤、有機リン系殺虫剤等が包含される。それらの具体例
としては以下のものを例示できる。
【0009】・3−アリル−2−メチルシクロペンタ−
2−エン−4−オン−1−イル dl−シス/トランス
−クリサンテマート(一般名アレスリン:商品名ピナミ
ン:住友化学工業株式会社製、以下AAという) ・3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン−4
−オン−1−イル d−シス/トランス−クリサンテマ
ート(商品名ピナミンフオルテ:住友化学工業株式会社
製、以下ABという) ・d−3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン
−4−オン−1−イルd−トランス−クリサンテマート
(商品名エキスリン:住友化学工業株式会社製、以下A
Cという) ・3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン−4
−オン−1−イル d−トランス−クリサンテマート
(一般名バイオアレスリン、以下ADという) ・N−(3,4,5,6−テトラヒドロフタリミド)−
メチル dl−シス/トランス−クリサンテマート(一
般名フタルスリン:商品名ネオピナミン:住友化学工業
株式会社製、以下AEという) ・5−ベンジル−3−フリルメチル d−シス/トラン
ス−クリサンテマート(一般名レスメトリン:商品名ク
リスロンフオルテ:住友化学工業株式会社製、以下AF
という) ・5−(2−プロパルギル)−3−フリルメチル クリ
サンテマート(一般名フラメトリン、以下AGという) ・3−フエノキシベンジル 2,2−ジメチル−3−
(2′,2′−ジクロロ)ビニルシクロプロパン カル
ボキシレート(一般名ペルメトリン:商品名エクスミ
ン:住友化学工業株式会社製、以下AHという) ・3−フエノキシベンジル d−シス/トランス−クリ
サンテマート(一般名フエノトリン:商品名スミスリ
ン:住友化学工業株式会社製、以下AIという) ・α−シアノフエノキシベンジル イソプロピル−4−
クロロフエニルアセテート(一般名フエンバレレート:
商品名スミサイジン:住友化学工業株式会社製、以下A
Jという) ・d−3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン
−4−オン−1−イルd−トランス−クリサンテマート
(商品名エキスリン:住友化学工業株式会社製、以下A
Kという) ・(S)−α−シアノ−3−フエノキシベンジル(1
R,シス)−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2
−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(以下AL
という) ・(R,S)−α−シアノ−3−フエノキシベンジル
(1R,1S)−シス/トランス−3−(2,2−ジク
ロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボ
キシレート(以下AMという) ・α−シアノ−3−フエノキシベンジル d−シス/ト
ランス−クリサンテマート(以下ANという) ・1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル シス/
トランス−クリサンテマート(以下AOという) ・1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル 2,2
−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロペニル)シク
ロプロパン−1−カルボキシレート(以下APという) ・1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル 2,
2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレ
ート(以下AQという) ・1−エチニル−2−メチル,2−ペンテニル 2,2
−ジメチル−3−(2,2−ジクロロビニル)シクロプ
ロピン−1−カルボキシレート(以下ARという) ・O,O−ジメチル O−(2,2−ジクロロ)ビニル
ホスフェート(以下ASという) ・o−イソプロポキシフエニル メチルカーバメート
(以下ATという) ・0,0−ジメチル 0−(3−メチル−4−ニトロフ
エニル)チオノフオスフエート(以下 AUという) ・0,0−ジエチル 0−2−イソプロピル−4−メチ
ル−ピリミジル−(6)−チオフオスフエート ・0,0−ジメチル S−(1,2−ジカルボエトキシ
エチル)−ジオチフオスフエート
【0010】上記殺虫剤には、通常用いられている効力
増強剤、揮散率向上剤、消臭剤、香料等の各種添加剤を
任意に添加することができる。効力増強剤としては、ピ
ペロニルブトキサイド、N−プロピルイゾーム、MGK
−264、サイネピリン222、サイネピリン500、
リーセン384、IBTA、S−421等を、揮散率向
上剤としてはフエネチルイソチオシアネート、ハイミツ
クス酸ジメチル等を、消臭剤としてはラウリル酸メタク
リレート(LMA)等を、香料としてはシトラール、シ
トロネラール等を夫々例示できる。
【0011】上記殺虫剤は溶液形態に調製される。該殺
虫剤溶液を調製するための溶剤としては、各種の有機溶
剤、代表的には炭化水素系溶剤をいずれも使用できる。
特に沸点範囲が150〜350℃の脂肪族系炭化水素
(パラフィン系炭化水素及び不飽和脂肪族炭化水素)は
好ましく、このうちn−パラフィン、イソパラフィン等
は、実用上毒性がなく、臭いがなくしかも火災の危険も
極めて少ない点において好適である。上記炭化水素系以
外の有機溶剤としては、例えばグリセリン、プロピレン
グリコール、メタノール、アセトン、キシレン、クロル
セン、イソプロパノール、クロロホルム等を例示でき
る。
【0012】上記殺虫剤の溶剤溶液は、用いるべき殺虫
剤の種類に応じて適宜決定され特に限定されるものでは
ないが、通常殺虫剤濃度が約1〜10重量%、好ましく
は3〜8重量%となるように調製されるのがよい。
【0013】本発明の目づまり防止剤は、3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシトルエン(以下CAとい
う)及び3−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソール
(以下CBという)から選ばれる少なくとも1種からな
ることが必須である。
【0014】上記化合物CA及びCBは、その1種を単
独で用いてもよく、また2種を併用することもできる。
その使用量は、之等の配合によって本発明所期の吸液芯
の目づまり防止効果が得られる限り特に限定されるもの
ではないが、通常上記吸液芯用殺虫液組成物中に約1.
0重量%以下となる量、通常約0.2〜1.0重量%、
好ましくは0.3〜0.9重量%含有される量とするの
がよく、これによって吸液芯の長期に亘る目づまり防止
効果が奏され、本発明所期の持続的殺虫効果が奏され
る。
【0015】本発明目づまり防止剤を配合して得られる
吸液芯用殺虫液組成物は、従来公知の各種吸液芯を利用
した吸上式加熱蒸散型殺虫装置に適用して、いずれも前
記した所期の優れた効果を奏し得る。該組成物の適用で
きる上記装置は、例えば特公昭52−12106号公
報、実開昭58−45670号公報等に記載されてい
る。その一具体例を添附図面に示す。
【0016】第1図は吸液芯用殺虫液組成物を適用され
るに適した吸上式加熱蒸散型殺虫装置の概略図であり、
該装置は吸液芯(1)を支持するための芯支持体(2)
を有する殺虫剤液収容容器(3)と、上記容器内にその
上部を突出して挿入された吸液芯(1)と、その上側面
部を間接的に加熱するための中空円板状発熱体(4)、
該発熱体(4)を支持するための支持部(5)及び支持
脚(6)を有する発熱体支持台(7)とから成ってお
り、上記発熱体(4)は、これに通電して発熱させるた
めのコード(図示せず)を有している。
【0017】上記装置に利用される吸液芯(1)として
は、通常用いられている各種素材、例えばフェルト、木
綿、パルプ、不織布、石綿、無機質成型物等のいずれで
もよく、フェルト芯、素焼芯、パルプ芯及び無機質成型
芯が好ましい。上記無機質成型芯の具体例としては磁器
多孔質、グラスファイバー、石綿等の無機繊維を石膏や
ベントナイト等の結合剤で固めたものや、カオリン、活
性白土、タルク、ケイソウ土、クレー、パーライト、ベ
ントナイト、アルミナ、シリカ、アルミナシリカ、チタ
ニウム、ガラス質火山岩焼成粉末、ガラス質火山灰焼成
粉末等の鉱物質粉末を単独で又は木粉、炭粉、活性炭等
と共に糊剤例えばデキストリン、デンプン、アラビアゴ
ム、合成糊CMC等で固めたものを例示できる。特に好
ましい吸液芯は、上記鉱物質粉末100重量部と木粉又
は該木粉に等重量までの炭粉及び/又は活性炭を混合し
た混合物10〜300重量部とに糊剤を全吸液芯重量の
5〜25重量%となるまで配合し、更にこれらに水を加
えて練合後、押出成型し乾燥することにより製造され
る。該吸液芯は吸液速度が1〜40時間、好ましくは8
〜21時間であるのが望ましい。この吸液速度とは、液
温25℃のn−パラフィン液中に直径7mm×長さ70
mmの吸液芯をその下部より15mmまで浸漬し、芯頂
にn−パラフィンが達するまでの時間を測定することに
より求められた値を意味する。また上記吸液芯中には、
上記鉱物質粉末、木粉及び糊剤の他更に必要に応じてマ
カライトグリーン等の色素、ソルビン酸及びその塩類、
デヒドロ酢酸等のカビ止め剤等を配合することもでき
る。
【0018】また上記装置に利用される発熱体として
は、通常通電により発熱する発熱体が汎用されている
が、これに限定されることなく、例えば空気酸化発熱
材、白金触媒等を利用した発熱材等の公知のいかなる発
熱体であってもかまわない。
【0019】上記組成物を上記装置に適用して殺虫を行
なう方法は、従来のこの種装置の利用法と同様でよく、
上記組成物が吸液芯より蒸散し得る適当な温度に吸液芯
を加熱すればよい。該加熱温度は、殺虫剤の種類等に応
じて適宜に決定され、特に限定されないが、通常約70
〜150℃、好ましくは135〜145℃の範囲の発熱
体表面温度とされ、これは吸液芯表面温度約60〜13
5℃、好ましくは約120〜130℃に相当する。
【0020】かくして、本発明目づまり防止剤を配合し
た吸液芯用殺虫液組成物の利用によれば、吸液芯の目づ
まりを確実に回避して、充分な殺虫効果を奏し得る殺虫
剤濃度をもって殺虫剤を長期間持続して揮散させ得る。
【0021】
【実施例】以下本発明を更に詳しく説明するため実施例
を挙げる。
【0022】
【実施例1〜32】下記第1表に示す殺虫剤No.AA
〜AU、有機溶剤及び化合物CA及びCBの夫々を所定
の配合割合で添加混合して、吸液芯用殺虫液組成物(実
施例No.1〜32)を得た。
【0023】
【比較例1〜14】化合物CA及びCBのいずれも添加
混合しない以外は、実施例1〜32と同様にして、比較
殺虫液組成物(比較1〜14)を得た。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】尚、第1表中溶剤の項における記号は以下
のものを示す。 BA…沸点150〜180℃/760mmHgの脂肪族
炭化水素 BB…沸点180〜210℃/760mmHgの脂肪族
炭化水素 BC…沸点210〜240℃/760mmHgの脂肪族
炭化水素 BD…沸点240〜270℃/760mmHgの脂肪族
炭化水素 BE…沸点270〜300℃/760mmHgの脂肪族
炭化水素 BF…沸点300〜350℃/760mmHgの脂肪族
炭化水素
【0027】上記実施例1〜32で調製した組成物(本
発明)及び比較例1〜14で得た比較組成物の夫々50
mlを、第1図に示す容器(3)に入れ、発熱体(4)
に通電して吸液芯(1)の上側面部を温度135℃に加
熱し、該加熱による組成物試料中の殺虫剤の蒸散試験を
行なった。吸液芯(1)としてはパーライト60重量部
及び木粉20重量部に澱粉20重量部と水を加えて練合
後、押出成型乾燥したもの(直径7mm×長さ70m
m、吸油速度約14時間)を、また発熱体(4)は内径
10mm及び厚さ10mmの中空円板状発熱体を夫々用
いた。
【0028】殺虫剤の揮散量は揮散蒸気を毎時間毎にシ
リカゲルカラムに吸引捕集し、このシリカゲルをクロロ
ホルムで抽出し、濃縮後、ガスクロマトグラフにて定量
分析した。
【0029】組成物試料の加熱開始より10時間後、1
00時間後、200時間後、300時間後及び400時
間後の1時間当りの殺虫剤揮散量mg/hrを求めた結
果を下記第2表に示す。
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
【0032】上記第2表より、本発明目づまり防止剤を
配合した組成物を利用する時には、殺虫剤揮散量を顕著
に向上でき、しかもこの向上された揮散量を、加熱開始
より400時間後も殆んど低下させることなく持続発現
させ得ることが明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明目づまり防止剤を配合した吸液芯用殺虫
組成物を適用するに適した装置の一例の概略図である。
【符号の説明】
(1) 吸液芯 (3) 殺虫液組成物収容容器 (4) 発熱体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
    トルエン及び3−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソー
    ルから選ばれる少なくとも1種の化合物からなる殺虫液
    吸液芯の目づまり防止剤。
JP5351369A 1984-01-31 1993-12-17 殺虫液吸液芯の目づまり防止剤 Pending JPH06206802A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06316503A (ja) * 1994-04-07 1994-11-15 Earth Chem Corp Ltd 薬液吸液芯の目詰り防止剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06316503A (ja) * 1994-04-07 1994-11-15 Earth Chem Corp Ltd 薬液吸液芯の目詰り防止剤

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