JPH06315656A - スプレー方式の塗布装置 - Google Patents

スプレー方式の塗布装置

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JPH06315656A
JPH06315656A JP5104695A JP10469593A JPH06315656A JP H06315656 A JPH06315656 A JP H06315656A JP 5104695 A JP5104695 A JP 5104695A JP 10469593 A JP10469593 A JP 10469593A JP H06315656 A JPH06315656 A JP H06315656A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
sheet
small chamber
coating
chemical
Prior art date
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Pending
Application number
JP5104695A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Ikeda
雅晴 池田
Genichi Ishibashi
源一 石橋
Kuniaki Sato
邦昭 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋼帯等のシート状物体にスプレー方式の塗工
ブースにおいて薬剤を連続的に塗布する場合、ブース側
壁に付着した薬剤がシート状物体表面に滴下するのを防
止する。 【構成】 ブースを構成する側壁4下端に通孔乃至スリ
ットを有する小室5を設け、該小室内を負圧に保つこと
により、側壁よりの薬剤の滴下を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼帯等のシート状物体
表面への薬剤のスプレー方式による塗布装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に鋼帯およびシート状の物体で表面
形状の不規則なものへ薬剤を塗布する場合には非接触型
のスプレー方式が多く使用されている。スプレーコーテ
ィング方式としてはエアスプレー、エアレススプレーお
よび液体静電スプレー等が使用される(原崎勇次著「コ
ーティング方式」 '79-10-30、槇書店P137 )。
【0003】この時、薬剤が周囲環境へ飛散するのを防
止するため、スプレー装置周囲へ隔壁を設置し、塗工ブ
ースを構成する方式が一般的に採用されている。また更
にブース中の雰囲気ガスを吸引排気する方法もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スプレ
ー方式ではスプレーノズルから吐出した薬剤のすべてが
鋼帯表面等の塗布対象物に付着しうるわけではなく、必
ず未付着の薬剤が塗工ブース内に存在する。このため従
来の隔壁を設けただけの塗工ブースでは、これらのブー
ス内に浮遊している薬剤が隔壁に付着する。このため長
時間塗布を継続した場合には隔壁表面に付着した薬剤の
微粒子が凝縮し滴状となって鋼帯等の塗布対象物表面に
落下し、塗工された皮膜の均一性を破壊するという問題
があった。
【0005】本発明は、前記問題点を解決した鋼帯等の
シート状物体表面へのスプレー方式を用いた薬剤の塗布
装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、連続的に走行
するシート状物体の上表面にスプレー方式を用いて薬剤
を塗布する塗工室において、該塗工室を構成する側壁下
端に側壁に沿った通孔乃至スリットを有する小室を設
け、該小室内の圧力を負圧に保つことにより、該側壁よ
り該シート状物体の上表面に薬剤が滴下するのを防止し
たことを特徴とするスプレー方式の塗布装置であり、鋼
帯等への薬剤のスプレー方式塗布に効果的に用いられ
る。
【0007】
【作用】本発明装置によれば鋼帯等の表面に薬剤を塗布
する塗工室において、該塗工室を構成する側壁下端に、
側壁に沿った通孔乃至スリットを有する小室を設け、当
該小室内の圧力を負圧に保つため、スプレーノズルから
噴射された薬剤のうち鋼帯等のシート状物体表面に付着
しないで塗工室側壁に付着・凝縮し側壁下端に到達した
薬剤は通孔乃至スリットを介して小室内に吸引されるた
めに、側壁下端からシート状物体表面上に薬剤が滴下す
ることがなく、均一に塗工された表面を破壊することが
なくなり、安定した塗工を達成することが可能となる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の1実施例を示す斜視図であ
る。この図において1は鋼帯等のシート状物体であり、
スプレーヘッダ2から噴射される薬剤がシート状物体1
の上表面に塗布される。噴射された薬剤のうちの大部分
はシート状物体1の表面に付着し薬剤の被膜を形成する
が、一部は塗工室3を構成する側壁4に付着する。塗布
を連続的に実施した場合、側壁4に付着する薬剤の量は
経時的に増加し、やがて薬剤の微粒子が凝集し大きな液
滴となり側壁4の下端方向へ流れ落ちる。本発明装置に
おいては下端に達した液滴は負圧に保たれた小室5の表
面において吸引され、鋼帯等のシート状物体1の表面に
落下するのを防止することができる。
【0009】図2は図1の小室5の拡大断面図を示した
ものである。本実施例では、小室5は塗工室3の側壁4
および不織布を圧縮した多孔性ブロック8、9、10より
構成されている。小室内の側壁4内の一部には脱気/脱
薬剤用の孔が開けてあり空気および薬剤はタップ11およ
び配管12を通じて小室5の外部へ排出され、図1に示す
セパレーター6で薬剤は分離される。これによって側壁
4に付着、凝縮した薬剤が鋼帯1の表面に落下するのを
防止することが可能となる。
【0010】因みに表1は図2の本発明を使用して水を
スプレーヘッダ2を使用して噴射した場合の鋼板表面に
落下する水の量を示したものである。また比較のために
小室を有しない側壁のみから構成される従来の側壁を使
用した場合を示した。塗工室のサイズは長さ1m、幅
1.2m、高さ 0.5mであり、スプレーノズルは 500cc/m
in・個のものを8個使用してそれぞれの場合に鋼板表面
に落下する水の量を測定した。表1は噴射時間の間連続
的に薬剤を噴霧し側壁4および4’の下端から滴下する
水の量の積載値を示したものである。本表からわかるよ
うに従来の装置においては噴霧した水の約2〜3%が鋼
帯表面に滴下しているのに対して本発明の装置では、側
壁からの水の滴下は無いことがわかる。これより本発明
装置を使用した場合には長時間連続塗布を実施した場合
にも安定した被膜を得ることができた。
【0011】
【表1】
【0012】図2は噴射薬剤が水であり、固形物を含有
しないため小室5を形成する8、9、10のすべてを不織
布としたが、固形分を含有する場合には不織布が目詰ま
りする場合があるので8等に細かいスリットを設けるこ
とが有効である。図3にその概要を示す。図3において
13、14、15が小室5を構成し、13と側壁4の間に設けら
れたスリット16から薬剤および固形分を吸入する。尚こ
の際小室5外周からの液の落下を防止するため15はなる
べく短くかつ14はなるべく低くし、小室5の外表面積を
小さくすることが好ましい。
【0013】
【発明の効果】本発明はスプレーを用いて鋼帯等のシー
ト状物体表面に薬剤を塗布する塗工室において、塗工室
を構成する側壁下端に、側壁に沿った通孔乃至スリット
を有する小室を設け、当該小室内の圧力を負圧に保つよ
うにしたから。長時間にわたる連続塗工をシート状物体
表面への液滴の滴下を防止しながら行えるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の模様を示す斜視図である。
【図2】小室の詳細を示す拡大側断面図である。
【図3】小室の詳細を示す拡大側断面図である。
【符号の説明】
1 鋼帯 2 スプレーヘッダ 3 塗工室 4 側壁 5 小室 6 セパレータ 7 真空ポンプ 8 多孔性ブロック 9 多孔性ブロック 10 多孔性ブロック 11 タップ 12 配管 13 ブロック 14 ブロック 15 ブロック 16 スリット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に走行するシート状物体の上表面
    にスプレー方式を用いて薬剤を塗布する塗工室におい
    て、該塗工室を構成する側壁下端に側壁に沿った通孔乃
    至スリットを有する小室を設け、該小室内の圧力を負圧
    に保つことにより、該側壁より該シート状物体の上表面
    に薬剤が滴下するのを防止したことを特徴とするスプレ
    ー方式の塗布装置。
  2. 【請求項2】 シート状物体が鋼帯であることを特徴と
    する請求項1記載のスプレー方式の塗布装置。
JP5104695A 1993-04-30 1993-04-30 スプレー方式の塗布装置 Pending JPH06315656A (ja)

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JP5104695A JPH06315656A (ja) 1993-04-30 1993-04-30 スプレー方式の塗布装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11513303A (ja) * 1995-10-05 1999-11-16 ヴァルメット コーポレイション 移動する紙ウェブ又は厚紙ウェブにコーティングする方法及び装置
JP2006305470A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Oji Engineering Kk 塗布装置

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11513303A (ja) * 1995-10-05 1999-11-16 ヴァルメット コーポレイション 移動する紙ウェブ又は厚紙ウェブにコーティングする方法及び装置
JP2007169874A (ja) * 1995-10-05 2007-07-05 Metso Paper Inc 移動する紙ウェブ又は厚紙ウェブにコーティングする装置
JP2006305470A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Oji Engineering Kk 塗布装置

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