JP3081939B2 - 液体又は溶融体の液膜状塗布方法 - Google Patents

液体又は溶融体の液膜状塗布方法

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JP3081939B2 JP01166379A JP16637989A JP3081939B2 JP 3081939 B2 JP3081939 B2 JP 3081939B2 JP 01166379 A JP01166379 A JP 01166379A JP 16637989 A JP16637989 A JP 16637989A JP 3081939 B2 JP3081939 B2 JP 3081939B2
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正文 松永
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液体又は溶融体の液膜状塗布方法に係る。
〔従来の技術〕
従来、ノズルによる液膜状態における塗布、例えばエ
アレススプレイノズルによるフイルムコーティングなど
においては、第8図に見られるように、エアレススプレ
イノズル(61)に相対峙(じ)してパン(P)を置き、
連続して供給されてくる被塗物(O6,O6a,…)間(S2
及び/又はそれらの両側をオーバーして流れてくる液膜
又はそれらの霧化したミスト(Fm6)を受けて貯留し、
それを回収して再使用していた。
〔解決しようとする課題〕
上述の従来の方法においては、次のような問題点があ
った。即ち各被塗物(O6,O6a,…)間(S2)及び/又は
それらの両側をオーバーして流れてくる液膜又はそれら
の霧化したミスト(Fm6)が、パン(P)内の液面に打
ち当る時、同液面部が撹乱され、空気を巻き込むため、
同液体内には気泡(B)が混ざり、即ち上記パン(P)
内には気泡混入された液体が存在するのが常であった。
よって、これらの液体を回収して再使用するには、消泡
工程が必要となり、それができない材料の場合は、廃棄
せざるを得なかったのである。また、上記パン(P)の
周囲は、各被塗物間及び/又はそれらの両側をオーバー
して流れてくる液膜又はそれらの霧化したミスト(F
m6)により汚染されるという問題もあった。
本発明の動機は、上述の如き回収するときに、塗布材
料に異物を混入せしめることなく、正常な状態で効率よ
く回収し、かつ余剰ミストの発生を抑えることであっ
た。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の要旨は、液体又は溶融体のノズルによる液膜
状塗布方法において、該ノズルよりの液膜の流れ方向に
置かれる被塗物の裏側に、上記被塗物より広い面を有
し、かつ循環移動する物体を設け、該物体面上に、上記
連続して供給されてくる各単品の被塗物間及び/又はそ
れらの両側をオーバーして流れてくる液膜又はそれらの
霧化したミストを付着させ、それを除去具などにより回
収しつつ液膜状に塗布する方法である。
本発明の方法を説明する前に、液膜による塗布につい
て説明する。これには、エアレススプレイノズルにより
液膜状に塗布されるフィルムコーティング、その他カー
テン状に塗布されるスリットノズル又はスロットノズル
などによるものがある。
先ず、エアレススプレイノズルによるフィルムコーテ
ィングについて説明する。第7図を参照されたい。エア
レススプレイノズルには、フラットパターン用ノズル
(51)を用い、低吐出圧力(0.3kg/cm2ないし4kg/cm2
にて得られる液膜(F5)の塗布方法である。この方法は
本出願人の特開昭62−129181号に詳述してあるが、その
要旨は、エアレススプレイ塗布において、そのスプレイ
パターンが第6図に示すように、同ノズル(51)の噴出
孔(53)から近い部分のある距離(l)の間は霧化せ
ず、即ち微粒子の全く存在しないダブティル型の液膜
(F5)となっており、この液膜部を被塗物に対し塗布す
る方法である。
なお、上記ダブティル型の液膜部(F5)の長さ(l)
は、液圧を低く(4kg/cm2→0.3kg/cm2)する程長く(12
mm→27mm:50cps)なり、即ちよりミスト化する部分が少
なくなって液膜状態における塗布が可能となるのであ
る。
次に、本発明の方法を図面によって説明する。第1図
及び第2図(上図の“A"−“A"矢視図)を参照された
い。同図にては、上述のフィルムコーティング用エアレ
ススプレイノズル(1)を示している。液体などが上記
エアレススプレイノズル(1)より比較的低圧(0.3kg/
cm2〜4kg/cm2)の下にスプレイされ、それによって吐出
される液膜部(F1)を被塗物(O1,O1a,…)面上に条状
に付着塗布する。しかし、被塗物の両側端部及び/又は
連続して送られてくる被塗物の間をオーバーした液膜又
はそれらの霧化したミスト(Fm1)は、被塗物の下方を
走行するコンベアベルト(7)の面に達して付着するの
である。その付着量は、エアレススプレイの吐出圧力に
よって異なるが、はね返りの少ない低圧力であれば、ほ
ぼ全量が塗着する。
このようにして、コンベアベルト(7)の面上に付着
した液膜又はそれらの霧化したミスト(Fm1)は、密集
して気泡のない液層(Pl)となり、従来の如く液体内に
気泡が発生することはない。このような正常な液体を載
せて、コンベアベルトはUターンし、その循環道程のあ
る箇所においてスクレーパ(8)などにより掻き落され
(Pl1)、その下方の集液槽(9)内に溜められ(P
L)、回収されてタンク(図面にては不示)に戻されて
再利用されるのである。
なお、上記被塗物(O1,O1a,…)の下面と、コンベア
ベルト(7)の上面との間隙(C)は、でき得る限り小
であることが望ましい。具体的には、10mm以下に保つこ
とが望ましい。理由は、塗布された液膜又はそれらの霧
化したミストの廻り込みを防ぐためである。上記間隙を
狭くする方法としては、第3図にその一例を示すよう
に、液膜キャッチ用コンベアベルト(17)の前後に、同
様タイプの被塗物移送用のコンベアベルト(27,28)を
設け、単品型の被塗物を連続的に上記液膜キャッチ用コ
ンベアベルト(17)上に供給排出し、その間隙(C0)を
0に近付けることができる。(なお、被塗物とコンベア
ベルト(17)との間にのみ間隙(Co)を設ければよく、
被塗物と被塗物移送用のコンベアベルト(27,28)との
間は接触状態であってもよい。) 上記単品型ではなく長尺状の被塗物の場合はより簡単
に、第4図に示す如くその間隙(C01)を0に近付ける
ことができる。
上述の説明には、ノズルをフラットパターン用エアレ
ススプレイノズルとしたが、他のスリットノズル又はス
ロットノズルを使用した場合にも適用することができ
る。即ちそれらのノズルより吐出垂下してくるカーテン
状の液膜を被塗物上に塗布し、そして該各被塗物間及び
/又はそれらの両側をオーバーしてくる余剰の液膜をコ
ンベアベルト又はロール面上に受けて、それらを回収す
るのである。
〔実 施 例〕
上述の説明においては、各被塗物間及び/又はそれら
の両側をオーバーして流れてくる液膜又はそれらの霧化
したミストをコンベアベルトにてキャッチする方法を述
べたが、本実施例はそれをロール(47)でキャッチする
方法のものである(第5図参照)。
〔効果〕
本発明の方法によれば、液体又は溶融体などのノズル
による液膜状塗布、例えばエアレススプレイノズル、ス
リットノズル、スロットノズルなどによる塗布におい
て、被塗物をオーバーした液膜又はそれらの霧化したミ
ストの大半をキャッチして余剰ミストの周辺への飛散を
防ぎ、即ち環境汚染を防ぐと共に、これらキャッチした
液膜又はミストの回収に当っては、従来の如き気泡の存
在したものではなく、正常の状態で回収され、直ちに塗
布装置のタンクに戻して再使用することができるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法の説明図 第2図は上図“A"−
“A"側面図 第3図は単品型被塗物とコンベアベルトと
の間隙を0に近付けた場合の説明図 第4図は長尺状被
塗物とコンベアベルトとの間隙を0に近付けた場合の説
明図 第5図は実施例の説明側面図 第6図はフィルム
パターン用エアレススプレイノズルによるフィルムコー
ティング法における液膜の吐出状態の説明図 第7図は
上記フィルムコーティング法における塗布状態の説明図
第8図は従来のフィルムコーティング法による塗布方
法の状態の説明図 主要な符号の説明 1,11,31,41,51……エアレススプレイノズル、7,17,37…
…コンベアベルト、47……ロール、8,18,48……スクレ
ーパ、F1,F2,F3,F4,F5……液膜部、Fm1,Fm4,Fm5……オ
ーバーした液膜部又はそれらの霧化したミスト、O1,O
1a,O2,O2a,O3,O4,O4a……被塗物、C,C0,C01……被塗物
と循環移動体との間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−104659(JP,A) 特開 昭58−88061(JP,A) 特開 昭64−75057(JP,A) 特開 平1−130755(JP,A) 特開 昭60−44076(JP,A) 実開 昭63−126066(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体又は溶融体のノズルよりの液膜状塗布
    方法において、該ノズル(1)よりの液膜の流れ(F1
    に対向して置かれた被塗物(O1,O1a,…)の裏側に間隙
    (C0又はC01)が10mm以下でかつ非接触状態となるよう
    に近接してかつ上記ノズル(1)と向かい合っていて、
    更に被塗物(O1,O1a,…)の走行方向と同方向又は逆方
    向に移動する循環移動体(7)を設け、該循環移動体
    (7)の被塗物に対向する面上に、上記各被塗物(O1,O
    1a,…)をオーバーして流れてくる液膜又はそれらの霧
    化前の粗大ミスト(Fm1)をキャッチしながら液膜状塗
    布を行うことを特徴とする、液体又は溶融体の液膜状塗
    布方法。
JP01166379A 1989-06-28 1989-06-28 液体又は溶融体の液膜状塗布方法 Expired - Lifetime JP3081939B2 (ja)

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