JPH0441975Y2 - - Google Patents

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JPH0441975Y2
JPH0441975Y2 JP1985141612U JP14161285U JPH0441975Y2 JP H0441975 Y2 JPH0441975 Y2 JP H0441975Y2 JP 1985141612 U JP1985141612 U JP 1985141612U JP 14161285 U JP14161285 U JP 14161285U JP H0441975 Y2 JPH0441975 Y2 JP H0441975Y2
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spinner
workpiece
coating liquid
suction chamber
solvent
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は半導体ウエハー、金属板、セラミツク
ス、プリント基板或いはガラス板等の被処理物表
面に膜形成用塗布液を塗布する装置に関する。
(従来の技術) 半導体ウエハーなどの被処理物の表面にホトレ
ジスト或いは拡散剤を塗布する装置としてスピン
ナーを備えた装置が知られている。
この塗布装置は上方が開放された筒状ケース内
にスピンナーを配置し、このスピンナー上面に被
処理物を載置するとともにスピンナー上面に形成
した真空引き用の溝で被処理物を吸着し、スピン
ナーの回転によつて被処理物を一体的に回転せし
め、この回転に伴う遠心力で被処理物表面に上方
のノズルから滴下した塗布液を均一に広げるよう
にしたものである。
ここで、被処理物表面に滴下された塗布液の一
部は遠心力によつて被処理物表面から飛散し、そ
の一部は気化或いは霧化してケース内及び被処理
物上方に浮遊する。そして、被処理物から飛散し
た塗布液或いは気化又は霧化した塗布液がケース
内壁に付着し、塗布液の溶媒が蒸発すると、ケー
ス内壁に溶質が析出し、これが累積すると溶質片
が舞つて被処理物表面に落下し、ピンホール或い
は突起物を形成することになる。
そこで従来にあつては、ケース内壁に沿つて溶
剤を流下せしめるとともに、ケース内を真空装置
等につながる吸引室とし、気化又は霧化した塗布
液を外部に排出するようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) 上述したようにケース内を吸引室とすることで
ケース内に浮遊するミスト状の塗布液を排出する
ことができるのであるが、ケース内を吸引室とす
ると、被処理物の上方に浮遊する塗布液も吸引さ
れ、この吸引によつて被処理物の上方に浮遊する
塗布液が被処理物表面に落下し、ピンホールの原
因となつたり、形成される膜が不均一となつたり
する。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく本考案はスピンナー上
方にリング部材を取付け、このリング部材の下部
をケース内に形成される吸引室内に垂下するスカ
ート部とし、このスカート部の下端とスピンナー
ガイド上面との間の隙間を絞り、且つスカート部
下端を被処理物表面よりも高い位置に設けること
によつて被処理物上方に浮遊する塗布液を下方に
吸引することを阻止し、被処理物表面にミスト状
塗布液が落下しないようにした。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基いて説明
する。
第1図は本考案に係る塗布装置の縦断面図、第
2図は同塗布装置の平面図であり、塗布装置のケ
ース1は上板2、壁板3及び底板4から構成さ
れ、上板2及び底板4の中央には円孔5,6が形
成され、底板4の円孔6の周囲には突部7が形成
され、この突部7上にスピンナーガイド8が取付
けられ、このスピンナーガイド8によつて形成さ
れる空間に下方からスピンナー9が臨んでいる。
スピンナー9はモータ10によつて回転せしめら
れるとともに、その上部は大径部とされ、上面に
は第3図に示す如く同心円状の多数の真空引き用
の溝11及びこれら溝11をつなぐ十字状の真空
引き用の溝12が穿設されている。
また、上板2の下部には径方向外方に向つて下
方に下がる壁部13を形成し、この壁部13によ
つて真空ポンプとつながる排気通路14を画成
し、この排気通路14と壁板3及び壁部13間に
形成される吸引室15とを孔16によつて連通し
ている。
また、上板2の円孔5にはリング部材17を嵌
着している。このリング部材17の下部はスカー
ト部17aとされ、このスカート部17aは前記
吸引室15に垂下し、スピンナーガイド8上面と
スカート部17a下端との間の隙間を絞つてい
る。なお、スカート部17a下端は被処理物W表
面よりも高い位置に設けてある。
更に、壁板3の下部には径方向内方に向つて突
出するガイド部18を一体的に形成し、このガイ
ド部18上面を傾斜面とし、ガイド部18の内端
部と前記突部7外周部との間に溶剤の流入口19
を形成している。そして、ガイド部18の下面と
底板4の上面との間には溶剤の溜り部20を形成
し、この溜り部20内に流入した溶剤(塗布液を
含む)を排出口21及びパイプ22を介して回収
するようにしている。
一方、上板2には溶剤の供給源とつながる溶剤
の流路23及びN2ガス等の不活性ガス源につな
がるガス通路24が穿設され、溶剤の流路23は
壁部13に嵌め込んだノズル23aに接続され、
ノズル23aから壁部13表面に溶剤を供給する
ようにしている。またガス通路24はガス噴出孔
25につながつており、このガス噴出孔25は周
方向に等間隔で多数設けられ、且つガス噴出孔2
5の向きは塗布液の滴下ノズル26の上方に向い
ており、スピンナー9に吸着された被処理物W上
方の雰囲気をN2に富んだものとし、例えば塗布
液がアンチモンを含むものであるような場合に、
空気中の水分を少なくし、吸湿防止を図つてい
る。
また、底板4にも溶剤の供給源とつながる溶剤
の流路27が穿設され、この流路27はスピンナ
ーガイド8に穿設された溶剤の噴出流路28に連
通し、この噴出流路28から噴出した溶剤によつ
て被処理物Wの外周部下面に廻り込んだ塗布液を
除去し、戻り流路29を通つて溶剤の溜り部20
内に流入するようにしている。
以上の如き構成からなる塗布装置の作用を以下
に述べる。
先ず、スピンナー9の上面に被処理物Wを載置
し、真空引きして被処理物Wをスピンナー9上面
に吸着する。次いで滴下ノズル26から塗布液を
被処理物Wの中心に滴下する。このとき、被処理
物W上方の雰囲気は噴出孔25からのN2ガスに
よつて水分の少ない雰囲気となつているため、例
えば塗布液がアンチモンを含むような場合であつ
ても塗布液が吸湿することがない。
そして、被処理物W上に塗布液を滴下するとと
もに、モータ10によつてスピンナー9を回転せ
しめ、スピンナー9と一体的に被処理物Wを回転
せしめ、この回転に伴なう遠心力で塗布液を被処
理物W表面に均一に広げる。
ここで、被処理物W上に滴下された塗布液の一
部は遠心力によつて飛散し、吸引室15の内壁に
付着する。しかしながら吸引室15の内壁にはノ
ズル23aからの溶剤が流下しているため、この
溶剤中に塗布液は溶け込み、吸引室15の内壁及
びガイド部18の上面をつたつて溜り部20内に
流れ込み、この溜り部20から排出口21及びパ
イプ22を介して回収される。
また、滴下された塗布液の一部はミスト状とな
つて吸引室15内及び被処理物W上方に飛散す
る。ここで、前記リング部材17のスカート部1
7aは吸引室15内に垂下しているため、吸引室
15内に飛散したミスト状塗布液は被処理物W上
方に流れることはなく、また垂下するスカート部
17aは、スピンナーガイド8上面とスカート部
17a下端との間の隙間を絞つているため、被処
理物W上方に舞い上がつたミスト状塗布液は該隙
間を介して強制的に吸引室15内に吸引され、ミ
スト状塗布液はいずれも孔16を介して排気通路
14内に吸引されて外部に排出されるので被処理
物W表面にミスト状塗布液が落下することがな
い。なお、前記遠心力によつて飛散した塗布液
は、スカート部17a下端が被処理物W表面より
も高い位置にあるため、スカート部17aには付
着せず直接吸引室15内に飛込む。このため、ス
カート部17aで塗布液飛沫が跳ね返つて被処理
物W表面を汚す恐れがない。
更に、被処理物W表面に広がつた塗布液の一部
は被処理物Wの周縁から下面に廻り込むが、この
廻り込んだ塗布液は噴出流路28から噴出する溶
剤によつて除去される。
(考案の効果) 以上に説明したように、本考案によれば、遠心
力によつて飛散した塗布液飛沫や被処理物上方に
舞い上がつたミスト状塗布液が被処理物表面に落
下しにくく、したがつてピンホールの発生を防止
でき、均一な厚さの膜を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る塗布装置の縦断面図、第
2図は同塗布装置の平面図、第3図はスピンナー
の斜視図である。 尚、図面中1はケース、2は上板、3は壁板、
4は底板、9はスピンナー、15は吸引室、17
はリング部材、17aはスカート部、Wは被処理
部材である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケース1内に設けたスピンナーガイド8内に下
    方からスピンナー9を臨ませ、このスピンナー9
    上に被処理物Wを載置し、スピンナー9にて被処
    理物Wを回転せしめることで被処理物W表面にノ
    ズル26から滴下した塗布液を遠心力で被処理物
    W表面に均一に広げるようにした塗布装置におい
    て、前記ケース1内には吸引室15が形成され、
    また前記スピンナー9上方にはリング部材17が
    取付けられ、このリング部材17の下部にはスカ
    ート部17aが形成され、このスカート部17a
    は前記吸引室15内に垂下してスピンナーガイド
    8上面とスカート部17a下端との間の隙間を絞
    り、且つその下端は被処理物W表面よりも高い位
    置にあることを特徴とする塗布装置。
JP1985141612U 1985-09-17 1985-09-17 Expired JPH0441975Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985141612U JPH0441975Y2 (ja) 1985-09-17 1985-09-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985141612U JPH0441975Y2 (ja) 1985-09-17 1985-09-17

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Publication Number Publication Date
JPS6250768U JPS6250768U (ja) 1987-03-30
JPH0441975Y2 true JPH0441975Y2 (ja) 1992-10-02

Family

ID=31049559

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JP1985141612U Expired JPH0441975Y2 (ja) 1985-09-17 1985-09-17

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55155572U (ja) * 1979-04-20 1980-11-08

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JPS6250768U (ja) 1987-03-30

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