JPH0450946Y2 - - Google Patents

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JPH0450946Y2
JPH0450946Y2 JP1987080220U JP8022087U JPH0450946Y2 JP H0450946 Y2 JPH0450946 Y2 JP H0450946Y2 JP 1987080220 U JP1987080220 U JP 1987080220U JP 8022087 U JP8022087 U JP 8022087U JP H0450946 Y2 JPH0450946 Y2 JP H0450946Y2
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rotary
rotary table
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space
heat medium
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は半導体ウエハー、プリント基板又は金
属板等の被処理物表面に現像液或いはホトレジス
ト液等を均一に拡散する場合等に用いる回転処理
装置に関する。
(従来の技術) 半導体ウエハー等の表面にホトレジスト液、現
像液を滴下し、これらの液体を被処理物表面に均
一に広げる装置として回転テーブルを備えた回転
処理装置が知られている。
この回転処理装置はモータによつて回転せしめ
られる回転テーブルの上面に真空装置につながる
吸引溝を形成し、回転テーブル上面に被処理物を
載置した状態で前記吸引溝を介して被処理物を回
転テーブル上面に吸着し、回転テーブルと一体的
に被処理物を回転せしめることで、被処理物表面
に滴下した液体を遠心力によつて均一に広げるよ
うにしたものである。
(考案が解決しようとする問題点) 上述した従来装置によつて現像液を被処理物表
面に噴射して現像処理を施す場合、現像液は揮発
性の溶媒を用いているため、気化熱によつて温度
低下を生ずる。そして温度が低下すると被処理物
表面の温度が低下し現像効率が低下したり、現像
処理が不均一となつたりする。また、ホトレジス
ト液等を被処理物表面に塗布する場合にも、気化
熱による温度低下によりホトレジスト液の粘度が
高くなるので、均一に広がりにくくなり一定厚の
ホトレジスト膜を形成することができないという
問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく本考案は、回転処理装
置の回転テーブルに空間部を形成し、この空間部
内に液状熱媒体を循環せしめるようにした。
(作用) 回転テーブルの空間部内に温水等の熱媒体を循
環せしめることで、被処理物の温度を一定に保つ
た状態で各種処理を施すことができる。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。
第1図は本考案に係る回転処理装置の断面図、
第2図は回転テーブルの平面図であり、回転処理
装置は支持板1上にケース2を設け、このケース
2内にテーブル受け3及び回転テーブル4を配置
し、この回転テーブル4を支持板1下面に固着し
たモータ5によつて回転せしめるようにしてい
る。
次に上記各部材の構造を詳細に説明する。
先ず、ケース2は下部の大径部21と、この大
径部21の上方から嵌り込む小径部22とからな
り、大径部21の内側には斜め壁23を取り付
け、この斜め壁23と大径部21内周面との間に
溶剤の流路24を形成し、斜め壁23に形成した
小孔23aから溶剤を滲出せしめるようにしてい
る。このような構成とすることで、ノズル6から
被処理物W表面に滴下されたホトレジスト液等が
被処理物Wの回転によつて飛散し、ケース2内面
に付着した場合でも、容易に洗い流すことができ
る。
また、テーブル受け3は下部材31、内側部材
32、中間部材33及び外側部材34からなり、
下部材31は支持板1に形成した突部11に上方
から嵌着し、下部材31のフランジ部31aには
温水或いは冷水等の液状熱媒体を供給するパイプ
7のジヨイント71及びドレンパイプ75を螺着
し、更に下部材31の中央には内側を円孔とした
筒状部31bを形成している。また内側部材32
は上端及び下端にフランジ部32a,32bを形
成した筒状をなし、前記筒状部31bの外側に隙
間をもつて配置されるとともに下端フランジ部3
2bをボルトによつて下部材31に固着してい
る。更に中間部材33及び外側部材34はともに
円錐台形状をなし、中間部材33については下部
材31及び内側部材32との間で空間部S2を形
成し、外側部材34については中間部材33との
間で空間部S3を形成するようにしている。
また、内側部材32の上端フランジ部32aに
はジヨイント72を螺着し、このジヨイント72
と前記ジヨイント72とを空間部S2内に配設し
たパイプ73にてつなぎ、更にジヨイント72の
上端部は液状熱媒体を噴出するノズル74として
いる。
一方、回転テーブル4は回転盤41、筒状軸4
2、スカート部43及び外側壁44からなり、回
転盤41は第2図に示すように中心部に真空引き
装置につながる吸引孔41aを形成し、回転盤4
1の上面には吸引孔41aを中心として同心状に
多数の吸引溝41b及びこれら吸引溝41bをつ
なぐ十字状の吸引溝41cを形成し、更に回転盤
41の外周端から一体的に外側壁44を垂設して
いる。
また、筒状軸42はモータ5の回転軸51と一
体的に回転するように外嵌され、その上端部はネ
ジによつて回転盤41の下面中央に固着され、そ
の外周面は前記筒状部31bの内側円孔との間に
隙間を形成している。ここで筒状軸42及びモー
タ5の回転軸51には真空引き装置につながる吸
引孔42a,51aが穿設されている。
更にスカート部43は下方に向かつて絞られた
形状をなし、その下端部は前記回転テーブル受け
3を構成する内側部材32と中間部材33との間
の隙間に上方から挿入され、その内側に前記ノズ
ル74が臨む空間部S1を形成している。尚、回
転テーブル受け3を構成する各部材31,32,
33,34と回転テーブル4を構成する各部材4
1,42,43,44とはいずれも接触しないよ
うにしている。
以上において、被処理体W表面にホトレジスト
液等を塗布するには、被処理体Wを回転テーブル
4上面に載置し、吸引することで回転盤41上面
に吸着するとともに、ノズル6から被処理物Wの
中央にホトレジスト液を滴下し、モータ5によつ
て回転テーブル4を高速回転させ、被処理物W表
面に滴下したホトレジスト液を遠心力にて均一に
広げる。そして、この間、液状熱媒体を噴出する
ノズル74から回転盤41に温水等の液状熱媒体
を噴出せしめ、回転盤41の表面温度を一定と
し、更には被処理物W及び滴下されたホトレジス
ト液の温度も一定に保つ。
一方、空間部S1内に供給された液状熱媒体は
回転テーブル4のスカート部43とテーブル受け
3のフランジ部32aとの間に形成される隙間か
ら空間部S2内に流下し、ドレンパイプ75を介
して外部に排出される。
尚、実施例にあつては、回転テーブル内のみに
液状熱媒体が循環する空間部を形成したが、ケー
スの一部例えば溶剤流路24内に設けたパイプ
(図示しない)中に液状熱媒体を循環させ、ケー
ス2内方の雰囲気をも恒温にするようにしてもよ
い。また、ノズル6に連なるホトレジスト液、現
像液等の処理液のタンクを恒温にするようにして
もよい。
次に、ケース2内方の雰囲気をも恒温にした実
験例と、従来装置による比較例とを具体的数値を
挙げて示す。
[実験例] 本考案に係る回転処理装置を用いて、半導体ウ
エハーに電子ビームレジストOEBR−100(東京応
化工業製)を30cPの状態で、スピンコータによ
り3000rpmで回転塗布し、80℃で10分間プレベー
クを行つた。この時の膜厚は0.57μmであつた。
そしてこのウエハーに電子ビームにてパターニン
グ(露光)を行いスプレー現像を行つた。この
時、回転テーブル周辺の雰囲気温度の測定を行つ
たところ、現像開始から現像終了までの約40秒間
の温度降下は1〜2℃程度、つまり初期温度13℃
が現像終了時には12℃乃至11℃程度までしか降下
せず、連続処理を行つても3〜5℃程度しか温度
が降下しなかつた。
[比較例] 恒温機能を持たない従来装置によつて上記と同
様の処理を行つたところ、現像開始時における雰
囲気温度は13℃であつたが、約40秒後の現像終了
時には8℃にまで降下し、更に連続処理を行つた
場合には初期温度(13℃)から10℃以上も温度が
降下し、現像不良が発生し薄膜残りが確認され
た。
(考案の効果) 第3図は本考案に係る装置と従来装置による現
像処理を行つた場合の温度低下と時間との関係を
示すグラフであり、本考案に係る装置は回転テー
ブル内の空間部に温水等の液状熱媒体を循環せし
めたので一定の温度条件下で処理を施すことがで
きる。
したがつて現像処理、ホトレジスト膜の形成等
を均一且つ精度よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る回転処理装置の断面図、
第2図は回転テーブルの平面図、第3図は現像時
間と雰囲気温度との関係を示すグラフである。 尚、図面中、2はケース、3はテーブル受け、
4は回転テーブル、5はモータ、7は液状熱媒体
供給用のパイプ、74はノズル、S1は空間部、
Wは被処理物である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被処理物Wを吸着する回転盤41を備えた回転
    テーブル4をモータ5によつて回転させつつ被処
    理物Wに所定の処理を施すようにした回転処理装
    置において、前記回転テーブル4内に空間部S1
    を形成し、空間部S1の上部を回転盤41とし、
    この回転盤41の裏面に向けて液状熱媒体を噴出
    するノズル74を形成したことを特徴とする回転
    処理装置。
JP1987080220U 1987-05-27 1987-05-27 Expired JPH0450946Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987080220U JPH0450946Y2 (ja) 1987-05-27 1987-05-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987080220U JPH0450946Y2 (ja) 1987-05-27 1987-05-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63189371U JPS63189371U (ja) 1988-12-06
JPH0450946Y2 true JPH0450946Y2 (ja) 1992-12-01

Family

ID=30930829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987080220U Expired JPH0450946Y2 (ja) 1987-05-27 1987-05-27

Country Status (1)

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JP (1) JPH0450946Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59190370U (ja) * 1983-06-01 1984-12-17 クラリオン株式会社 回転塗布装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63189371U (ja) 1988-12-06

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