JPS6127114B2 - - Google Patents

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JPS6127114B2
JPS6127114B2 JP53050396A JP5039678A JPS6127114B2 JP S6127114 B2 JPS6127114 B2 JP S6127114B2 JP 53050396 A JP53050396 A JP 53050396A JP 5039678 A JP5039678 A JP 5039678A JP S6127114 B2 JPS6127114 B2 JP S6127114B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
coating layer
edges
edge
support
Prior art date
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Expired
Application number
JP53050396A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54142248A (en
Inventor
Takeshi Watanabe
Masa Kawahara
Kenji Tanaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP5039678A priority Critical patent/JPS54142248A/ja
Publication of JPS54142248A publication Critical patent/JPS54142248A/ja
Publication of JPS6127114B2 publication Critical patent/JPS6127114B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は塗布層両縁部の厚塗り防止の可能な塗
布方法に関し、詳しくは、過剰に支持体上に塗布
された塗布層両縁部の厚塗り部分を連続的に処理
しうる塗布方法に関するものである。 プラスチツクフイルム、紙等の支持体に各種塗
布液を塗布し、これを乾燥して所望の製品を得る
ことは、写真フイルムおよび印画紙、感圧記録
紙、感熱記録紙の製造等種々の製造業において広
く行なわれている。 しかしながら、ビート塗布法、エクストルージ
ヨン塗布法、カーテン塗布法その他これらと類似
した塗布法を用いて、流動性を有する塗布液をプ
ラスチツクフイルム、紙等の支持体に塗布する場
合には、塗布層の両縁部に他の部分の塗布層より
かなり厚塗り部分の形成されることが認められ
る。この縁部の厚塗り部分は、このあとに続く乾
燥工程において、他の正常に塗布された個所に比
較して乾燥するために多大な時間を要する。 このため、過大の乾燥能力を乾燥工程に付与し
なければならないが、この両縁部の厚塗り部分は
せいぜい数mmの幅であり、このような部分のため
に多大の乾燥経費を費すこととなり極めて不経済
である。 又、乾燥工程がこの厚塗り部分を乾燥せしめる
のに充分な能力を有しない場合には、この厚塗り
部分は未乾のままで、未乾の塗布液がローラー等
に転写されて工程を汚したり、巻取り工程でロー
ルに巻取る時に両縁部が接着して、裁断工程にお
いて巻きほぐす時に支持体が切断する等の故障が
発生する。 とくに薄紙を支持体とする感圧記録紙、感熱記
録紙等の製造においては、この厚塗り部分を乾燥
せしめたとしてもロール状で巻取られる巻取り工
程において、両縁部の厚塗り部分が蓄積されて、
巻取られたロール面上で両縁部に、相当する部分
が凸状になり、この凸部から切断して、長尺巻取
りが困難になるなどの故障が発生しやすい。 したがつて、塗布層の両縁部の厚塗り防止処理
に関しては、従来よりいくつかの提案がなされて
いる。 その一つは、英国特許第1025612号に示されて
いるものである。この方法は、予め塗布する前に
塗布層両縁部に相当する支持体の表面部分に蒸気
を吹きつけ濡らしこれにより塗布液を拡げて塗布
を行う方法である。 しかしこの方法は、連続走行する支持体への蒸
気の付着効率が悪く、しかも塗布速度が増大すれ
ばする程大量の蒸気吹き付けを必要とすること、
又、蒸気を付着させるための複雑な装置を必要と
すること、更に支持体が水を吸収しにくい場合
は、支持体に付着せしめられた蒸気のためその面
をローラー等で接触支持出来ないこと、あるい
は、その蒸気が乾燥してしまえば効果がなくなつ
てしまうことなどから、塗布部付近の支持体経路
のレイアウトが制約されることなどの多くの欠点
を有している。 もう一つの代表的な方法は、特公昭52−38407
号公報に示されている塗布層縁部の厚塗り部分を
吸引パイプで吸い取る方法である。 しかしこの方法は、下記の如き欠点を有してい
る。すなわち吸引パイプを塗布層に接触すること
によつて処理することから、その効果が支持体の
バタツキの影響を受け易いこと、又、吸引してい
ることから、吸引した液が減圧装置に直接吸引さ
れないように液を分離するセパレーター等の複雑
な装置を必要とすることなどである。 本発明の目的は、塗布層両縁部に発生する厚塗
り部分を解消するための有効で簡便な方法を提供
することである。 本発明の他の目的は、乾燥負荷を軽減し、経済
的な乾燥工程の設計を可能にする方法を提供する
ことである。 本発明の更に他の目的は、工程汚染あるいは巻
取工程での切断あるいは裁断工程での巻きほぐし
時の接着による切断故障などの生じない方法を提
供することである。 本発明の上記目的は、連続する支持体に塗布液
が過剰に塗布された塗布層両縁部の厚塗り部分を
両縁に設けたエツヂエアーナイフによつて、上記
塗布層が流動性を失う以前に、連続的に吹き拡げ
均一化処理することによつて達成される。 以下、添付図面に従つて、本発明をより詳細に
説明する。 第1図は本発明の一実施態様を示す側面図で矢
印Aの方向に連続走行している支持体1に塗布さ
れた塗布層2の縁部に、バルブ5によつて圧力を
コントロールされた圧縮空気をエツヂエアーナイ
フ4から噴射させ、塗布層縁部厚塗り部分3を吹
き拡げる様子を示している。 第2図は第1図の平面図である。 第3図は、本発明の他の実施態様を示す平面図
で、第2図のエツヂエアーナイフを2段直列に並
べたものである。エツヂエアーナイフ4によつて
塗布層縁部の厚塗り部分3を吹き拡げ、更にエツ
ヂエアーナイフ4によつて均一化している。 第4図は、従来技術により形成された塗布層の
横断面図、すなわち、本発明の如き処理のなされ
ていない塗布層横断面図である。 第5図は、第1図および第2図に示した本発明
の方法により処理された塗布層横断面図である。
第4図に示した縁部に比較して、縁部の厚塗り量
は少くなつており、第4図に示す塗布層を乾燥す
る場合のように乾燥時間が著しく長くなることは
ない。 第6図は、第3図に示した本発明の方法により
処理された塗布層横断面図である。塗布層の縁部
は正常部分に比べてもう厚塗りになつていない。
この場合、乾燥に伴う問題は完全に解消される。
すなわち、1段目のエツヂエアーナイフで縁部の
塗布層過剰量を吹き拡げ、薄層化し2段目のエツ
ヂエアーナイフで縁部の塗布層を均一化するから
である。ここに、第1段目のエツヂエアーナイフ
と第2段目のエツヂエアーナイフとの距離は、塗
布速度、塗布液の種類、塗布量、支持体の表面性
等により適切な値を異にするので、一概には述べ
ることが出来ないが、概ね0.5〜100cm、より好ま
しくは1〜50cmの範囲で良好な結果が得られてい
る。この距離については上述の理由により実施す
る条件下において、実験により決定するのが最も
望ましいと思われる。 次に、本発明の効果を一層明確にするために、
実施例をあげる。 実施例 1 90m/分で走行しているポリエチレンテレフタ
レートより成る支持体に塗布された写真乳剤塗布
層の縁部に、エツヂエアーナイフより0.1Kg/m2
の圧縮空気を吹きつけた。吹きつけによつて拡が
つた幅は1.5mmであつた。 又、比較のため、エツヂエアーナイフを吹きつ
けた縁部と吹きつけを止めた部分とを乾燥後夫々
サンプリングし、正常部と縁部夫々の塗膜厚を測
定したところ、第1表に示す結果が得られ、塗布
層縁部の厚塗りは完全に解消されることが判明し
た。
【表】 実施例 2 500m/分で走行している坪量40g/m2の薄紙
に感圧記録紙用塗布液が塗布された塗布層縁部
に、エツヂエアーナイフを5cm間隔で2段用い
て、第1段、第2段夫々0.3Kg/cm2、0.2Kg/cm2
圧縮空気を吹きつけた。吹き付けによつて拡がつ
た幅は1.5mmであつた。又、比較のために、第1
段、第2段のエツヂエアーナイフを吹き付けた縁
部と吹き付けを止た部分とを乾燥後夫々サンプリ
ングし、正常部と縁部夫々同形状にスリツトし重
量測定を行つた。その値を第2表に示す。第2表
より塗布層縁部の厚塗りが解消されることがわか
つた。又、エツヂエアーナイフで処理した縁部
は、巻取りのロール面上でも縁部での凸部はな
く、24000m巻きも可能であつた。
【表】 本発明によれば、次のような新規の効果が得ら
れる。 (i) 塗布層両縁部に形成される厚塗りを解消する
ことができるので、従来この厚塗り部分の乾燥
のために必要であつた余分の乾燥工程を省略す
ることが可能となり、あるいは従来と同一の乾
燥装置のままで乾燥能力を大巾に向上させるこ
とが可能となる。 (ii) 塗布層縁部の厚塗りを解消することができる
ので、該厚塗り部の未乾のために生ずる工程汚
染の危険性を除去することができ、工程清浄化
のために生産を中断する必要がなくなり、生産
効率を大幅に向上させることが可能となる。 (iii) 塗布層縁部の厚塗りを解消することが出来る
ので、巻取り工程での切断故障や裁断工程での
巻きほぐし時の接着による切断故障がなくな
り、生産効率を著しく向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施態様を示す側面図、第
2図は同平面図、第3図は他の実施態様を示す平
面図、第4図乃至第6図は塗膜の横断面図であ
る。 1……支持体、2……塗布層、3……縁部の塗
膜、4……エツヂエアーナイフ、5……バルブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 走行せる支持体に塗布液を塗布して、支持体
    上に塗布層を形成させた後、該塗布層が流動性を
    失う以前に該塗布層縁部の、少くとも一ケ所以上
    に噴射気流を衝突せしめて連続的に塗布層を拡延
    させ、次いで前記塗布層を乾燥させることを特徴
    とする塗布方法。
JP5039678A 1978-04-27 1978-04-27 Coating method Granted JPS54142248A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5039678A JPS54142248A (en) 1978-04-27 1978-04-27 Coating method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5039678A JPS54142248A (en) 1978-04-27 1978-04-27 Coating method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54142248A JPS54142248A (en) 1979-11-06
JPS6127114B2 true JPS6127114B2 (ja) 1986-06-24

Family

ID=12857706

Family Applications (1)

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JP5039678A Granted JPS54142248A (en) 1978-04-27 1978-04-27 Coating method

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02148120U (ja) * 1989-05-16 1990-12-17

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JPS506535A (ja) * 1973-05-22 1975-01-23

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JPS54142248A (en) 1979-11-06

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