JPS6332446B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、床、壁、じゆうたん、カーテン、
家具等の清掃装置と一緒に使用される清掃ヘツド
に関し、さらに詳細には、じゆうたん等が無泡洗
浄剤のような適当な洗浄剤を含む溶液で充分に濡
らされ、それから吸引力により、その溶液の吸上
げによつて乾燥されるような水分抽出清掃工程に
使用される清掃ヘツドに関するものである。

この発明により提供される清掃ヘツドは、吸引
源に接続され開放口を持つ吸引室と、この吸引室
の実質的に中央に配置され、吸引室の開放口平面
に開放口を区画する側壁を持つ内室とを含み、こ
の内室は清掃液配給ダクトに関連し、このダクト
には密接に隔置された多数の微細出口が形成さ
れ、それにより清掃液が実質的に滴状となつて内
室の開口から隔置された内室の位置に流入し、清
掃ヘツドが清掃すべき表面に適用される場合、清
掃液がこの表面の１部分に塗布され、その１部分
は吸引室内の真空状態から生ずる空気流から遮断
されるが、清掃ヘツドが少なくとも２つの反対方
向のいずれかに動くと、清掃液がその場合濡らし
た区域は直ちに吸引乾燥を受けるような装置にな
つている。

内室の側壁の端縁部は、局部的突起または凹部
を持たず、均一に清掃すべき表面と係合するのが
好ましい。同様に、吸引室の開口もまた局部的な
突起または凹部を持たないのが好ましく、吸引室
を区画する側壁の端縁部は、横断面で円滑に丸め
られた形状を持つものでよい。

この清掃ヘツドは、細長い形状のもので、内室
は吸引室の長さに沿つてその中央に延びるか、ま
たはその代り清掃ヘツドは丸形のもので、内室は
その場合円形または環状形のものでよい。

この発明の前記その他の特徴は、この発明によ
る清掃ヘツドの好適実施例を示す添付図面につい
て例示で詳細に説明する。

好適形式の清掃ヘツド１００は、吸引ホース
（図示省略）に取り付けるための管状スピゴツト
１０１と横ハウジング１０２とを含み、横ハウジ
ング１０２は内部の横リブ１０３と中央の中空ボ
ス１０４とを有し、中空ボス１０４は液体を通し
て供給するパイプ７７の端部のノズル１０５を収
容する。孔１０６はその中空ボス１０４の下端部
に形成されており、横リブ１０３の下側に沿つて
延びる溝１０７と連通する。一対の成形品１０８
が横ハウジング１０２の内部に配置され、その端
部を横ハウジング１０２の端部に形成した溝穴１
０９に係合させている。さらに、２つの成形品１
０８は組み合わされて一対の垂直出張り１１０を
提供する形状となり、垂直出張り１１０は、横ハ
ウジング１０２の端部に隣接する頂壁に形成した
孔１１１内に嵌合する。組合わさつた２つの成形
品１０８は、さらに溝１１２を区画し、この溝１
１２は溝１０７とともに横に延びるダクト１１３
を区画し、それにより孔１０６を通してノズル１
０５から受け入れられる液体は、横ハウジング１
０２の全長に沿つて配給される。

口径を測定されている孔１１４がヘツドの長さ
に沿つて間隔を置いて設けられて液体流を調整
し、それを均等、かつ継続的に適当な速度で配給
する。代表的な孔１１４は、0.4mmの直径を有し、
４mmの中心間隔で配置されている。したがつて、
液体はこれらの孔１１４を通つて滴下し、成形品
１０８上に形成した横に延びる一対の壁１１６間
に区画される内室１１５に入る。内室１１５は、
横ハウジング１０２が区画する外室１１７の中央
に配置され、壁１１６の端面１１８は、丸められ
たビード１１９が区画する横ハウジング１０２の
開口と同平面にあるように配置されている。この
ビード１１９は連続し、遮断されていないので、
パイル織物の上を通過する場合に、パイルが分
離、すなわち櫛目付けられることはない。このよ
うにして外室１１７は外の大気から有効に密封さ
れるので、強い吸引力が清掃されている織物に加
えられる。外室１１７の開口と同平面にある壁１
１６の端面１１８の配置により、内室１１５は同
様に処理されている織物に対し有効に密封され、
清掃ヘツド１００内につくられる空気流によつて
内室１１５から直接外室１１７に液体が引き入ら
れる可能性は実質的にはないようになる。その代
り液体は抑制されて、清掃されている織物上に滴
下する。このようにして織物は吹付けによらずに
充分に濡らされる。これは、この清掃ヘツド１０
０が液体に作用する低圧勾配だけで作動し、清掃
液体を清掃ヘツド１００に配給するためにポンプ
を一切必要としないようにする。

遮断弁（図示省略）をパイプ７７内に結合し、
清掃ヘツド１００に流れる清掃液体を遮断できる
ようにすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、清掃ヘツドの半断面正立面図。第２
図は、第１図のＹ−Ｙ線の断面図。第３図は、第
１図のＸ−Ｘ線の断面図。第４図は、対応する下
側の平面図である。 （図面の主要な部分を表わす符号の説明）、１
００……清掃ヘツド、１０２……横ハウジング、
１０３……横リブ、１０４……中空ボス、１０５
……ノズル、１０６……孔、１０７……溝、１０
８……成形品、１０９……溝穴、１１２……溝、
１１３……ダクト、１１４……孔、１１５……内
室、１１６……壁、１１７……外室、１１８……
端面。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 吸引源に接続され、周囲壁で形成された開放
   口を備える吸引室と、前記吸引室のほぼ中央に配
   置され、側壁によつて前記吸引室の開放口から区
   画される内室とを含む清掃ヘツドにおいて、前記
   内室には清掃液配合ダクトが接続され、内室へ清
   掃液を滴下するように前記ダクトには多数の近接
   して隔置された微細出口が形成され、清掃時に前
   記清掃ヘツドを清掃対象表面に置くと、前記吸引
   室の前記周囲壁の下端が清掃対象表面にほぼ密着
   され、同時に前記内室の前記側壁の下端が清掃対
   象表面にほぼ密着され、このため前記吸引室と前
   記内室間の直接の連絡が実質的に遮断され、前記
   微細出口から前記内室内に滴下された清掃液が清
   掃対象表面の内室下面相当部分に浸潤し、該浸潤
   部分は、前記側壁によつて、前記吸引室内の真空
   状態が生ずる空気流から遮断されるが、清掃対象
   表面上において前記清掃ヘツドを少なくとも一方
   向に移動させると、前記浸潤部分は直ちに吸引乾
   燥される清掃ヘツド。 ２ 特許請求の範囲１に記載の清掃ヘツドにし
   て、前記内室の前記側壁の端縁部に局部的な突起
   または凹部がないことを特徴とする・清掃ヘツ
   ド。 ３ 特許請求の範囲１あるいは２に記載の清掃ヘ
   ツドにして、前記吸引室の開口に局部的な突起ま
   たは凹部がないことを特徴とする・清掃ヘツド。 ４ 特許請求の範囲３に記載の清掃ヘツドにし
   て、前記吸引室を形成する周囲壁の端縁部が、横
   断面内で円滑に丸められた形状となつていること
   を特徴とする・清掃ヘツド。 ５ 特許請求の範囲第１〜４項のいずれかに記載
   の清掃ヘツドにして、前記吸引室が細長い形式
   で、前記内室がその長さに沿つて中間に延びてい
   ることを特徴とする・清掃ヘツド。 ６ 特許請求の範囲第１〜５項のいずれかに記載
   の清掃ヘツドにして、中間に延びる横リブを内部
   に備えた横ハウジングにより前記吸引室が形成さ
   れ、前記内室が前記横リブと組立てられる一対の
   成形部材により形成され、かつ前記横リブと成型
   部材が組み合わされて前記ダクトを区画し、これ
   により清掃液が前記微細出口に配給されることを
   特徴とする・清掃ヘツド。