JPH06315634A - 窒素酸化物接触還元用触媒構造体 - Google Patents

窒素酸化物接触還元用触媒構造体

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JPH06315634A
JPH06315634A JP4332759A JP33275992A JPH06315634A JP H06315634 A JPH06315634 A JP H06315634A JP 4332759 A JP4332759 A JP 4332759A JP 33275992 A JP33275992 A JP 33275992A JP H06315634 A JPH06315634 A JP H06315634A
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忠夫 仲辻
Hiromasu Shimizu
宏益 清水
Ritsu Yasukawa
律 安川
Mitsunori Tabata
光紀 田畑
Masaaki Kawatsuki
正明 川付
Hiroshi Tsuchida
裕志 土田
Yoshiaki Kindaichi
嘉昭 金田一
Motoi Sasaki
基 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】酸素及び水分の共存下においても、多量の還元
剤を用いることなく、排ガス中の窒素酸化物を還元でき
る触媒を提供する。 【構成】内部層が一般式(1) AxB1-xCO3 (1) (式中、AはLa、Y、Ce、Pr、Nd、Pm、S
m、Eu、Gd、BはNa、K、Bi、Th、Ba、S
r、Ca、Mg、Pb、Zn、Ag、CはMn、Co、
Fe、Ni、Cr、Cu、V、Mo、W、Ta、Li、
Ti、Zr、Nb、Pd、Rh、Ru、Pt、0≦X≦
1である。)で表わされる触媒成分と、表面層が酸化ア
ルミニウム、二酸化チタン、酸化ジルコニウム及びH型
ゼオライトから選ばれる少なくとも1種の担体に、周期
律表Ib、IIa、IIb、IIIa、IIIb、IVa、IVb、V
a、VIIa及びVIII族の酸化物等を含む触媒成分より構
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炭化水素を還元剤とし
て使用する窒素酸化物接触還元用触媒構造体に関し、詳
しくは、工場、自動車等から排出される排ガスの中に含
まれる有害な窒素酸化物を還元除去するのに好適である
高選択性と高活性とを有する窒素酸化物接触還元のため
の触媒構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、排ガス中に含まれる窒素酸化物
は、窒素酸化物を酸化した後、アルカリに吸収させる方
法や、アンモニア、水素、一酸化炭素、炭化水素等の還
元剤を用いて、窒素に変換する方法等によつて除去され
ている。しかしながら、前者の方法によれば、生成する
アルカリ廃液を処理して、公害の発生を防止する方策が
必要である。他方、後者の方法によれば、還元剤として
アンモニアを用いるときは、これが排ガス中のイオウ酸
化物と反応して塩類を生成し、その結果、触媒の還元活
性が低下する問題がある。また、水素、一酸化炭素、炭
化水素等を還元剤として用いる場合でも、これらが低濃
度に存在する窒素酸化物よりも高濃度に存在する酸素と
反応するため、窒素酸化物を低減するためには多量の還
元剤を必要とするという問題がある。
【0003】そこで、最近においては、還元剤の不存在
下に窒素酸化物を触媒にて直接分解する方法も提案され
ているが、しかし、従来、知られているそのような触媒
は、窒素酸化物分解活性が低いために、実用に供し難い
という問題がある。また、炭化水素や含酸素化合物を還
元剤として用いる新たな窒素酸化物接触還元用触媒とし
て、H型ゼオライトや銅イオン交換ZSM−5等が提案
されている。特に、H型ZSM−5(SiO2 /Al2
3 モル比が30〜40)が最適であるとされている。
しかしながら、このようなH型ZSM−5でも、未だ十
分な還元活性と選択性とを有するものとはいい難く、特
に、ガス中に水分が含まれるとき、ゼオライト構造体中
のアルミニウムが脱アルミニウムして、性能が急激に低
下するので、一層高い還元活性を有し、更に、ガスが水
分を含有する場合にも、すぐれた耐久性を有する窒素酸
化物接触還元触媒が要望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述したよ
うな事情に鑑みてなされたものであつて、その目的とす
るところは、炭化水素を還元剤として用いる場合に、酸
素の共存下においても、そして、特に、酸素及び水分の
共存下においても、窒素酸化物が炭化水素と選択的に反
応するため、多量の還元剤を用いることなく、排ガス中
の窒素酸化物を高活性に且つ高選択性にて還元すること
ができ、しかも、水分の存在下においても、耐久性にす
ぐれる窒素酸化物接触還元用触媒構造体を提供するにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による炭化水素を
還元剤として用いる窒素酸化物接触還元用触媒構造体
は、触媒構造体を構成する基材上に、触媒成分を有する
内部層と、この内部層の上に触媒成分を担持させてなる
表面層とを備えた多層構造を有する窒素酸化物接触還元
用触媒構造体であつて、内部層が一般式 AxB1-xCO3 (式中、AはLa、Y、Ce、Pr、Nd、Pm、S
m、Eu及びGdよりなる群から選ばれる少なくとも1
種の元素を示し、BはNa、K、Bi、Th、Ba、S
r、Ca、Mg、Pb、Zn及びAgよりなる群から選
ばれる少なくとも1種の元素を示し、CはMn、Co、
Fe、Ni、Cr、Cu、V、Mo、W、Ta、Li、
Ti、Zr、Nb、Pd、Rh、Ru及びPtよりなる
群から選ばれる少なくとも1種の元素を示し、0≦X≦
1である。)で表わされるペロブスカイト型複合酸化物
を触媒成分とし、表面層が酸化アルミニウム、二酸化チ
タン、酸化ジルコニウム及びH型ゼオライトから選ばれ
る少なくとも1種の担体に、周期律表Ib、IIa、II
b、IIIa、IIIb、IVa、IVb、Va、VIIa及びVIII族
の少なくとも1種の金属又はそのイオン又はその酸化物
からなる活性成分を担持させてなる触媒成分を有するこ
とを特徴とする。
【0006】本発明において、活性成分とは、窒素酸化
物の接触還元に有効に触媒として作用する成分を意味
し、担体とは、このような活性成分を担持する成分を意
味し、触媒成分とは、活性成分が担体に担持されている
ときは、このような活性成分と担体とからなる。しか
し、触媒成分が担体を含まないときは、活性成分が即
ち、触媒成分を意味する。
【0007】本発明による炭化水素を還元剤として用い
る窒素酸化物を接触還元するための触媒構造体は、触媒
構造体を構成する基材上に、第1の触媒成分を有する内
部層と、この内部層の上に第2の触媒成分を担持させて
なる表面層と含む多層構造を有する。即ち、表面層と
は、窒素酸化物を含有する処理すべき排ガス、即ち、反
応ガスの触媒による接触還元処理において、反応ガスが
最初に直接に触媒と接触する層であつて、触媒構造体の
最表面側に位置する触媒層を意味し、内部層とは、この
表面層の内側にあつて、反応ガスが上記表面層を内側に
拡散移動してはじめて到達し得る触媒層を意味する。
【0008】本発明による触媒構造体において、上記基
材とは、ハニカム、球状物、ペレツト等の立体的な構造
体を意味し、その上に上述したように、内部層と表面層
との触媒層の多層構造を形成させる基材である。このよ
うな基材は、触媒反応に何ら関与しない不活性な構造体
であつてもよいが、また、内部層の担体を兼ねることも
できる。内部層の担体を兼ねる場合は、例えば、後述す
るように、好ましくは、従来より知られているγ−アル
ミナ等のような無機酸化物や、或いはゼオライト等のナ
トリウム及びアルミニウムを主成分とするケイ酸塩から
なるハニカム、球状物、ペレツト等の立体的な構造体を
形成する。しかし、本発明においては、上記基材は、そ
の上に多層構造の触媒層を支持し得る立体的な形状を有
する限りは、その他の形状であつてもよい。
【0009】一般に、内部層は、第1の活性成分を担体
に含浸させ、沈着させ、又はイオン交換させる方法や、
これらの方法の組合わせ等によつて、活性成分を基材又
は担体に担持させることによつて形成させることができ
る。本発明においては、このように、第1の活性成分を
上述したような不活性な基材上に担持させて、内部層を
形成してもよく、また、基材自体を担体から形成し、こ
の担体に第1の活性成分を担持させて、内部層を形成し
てもよい。
【0010】表面層は、このように内部層を形成した
後、その上に、例えば、第2の触媒成分を含むスラリー
等をウオッシュ・コート法等によつてコーテイングし
て、第2の触媒成分を担持させることによつて、上記内
部層の上に形成させることができる。本発明による窒素
酸化物接触還元用触媒構造体は、基本的に上記のような
多層構造を有する。先ず、表面層について説明する。
【0011】本発明による触媒構造体において、表面層
を構成する活性成分のための担体としては、酸化アルミ
ニウム(アルミナ)、二酸化チタン(チタニア)、酸化
ジルコニウム(ジルコニア)及びH型ゼオライトから選
ばれる少なくとも1種が用いられる。表面層は、このよ
うな担体に、周期律表第Ib、IIa、IIb、IIIa、III
b、IVa、IVb、Va、VIIa及びVIII族から選ばれる
少なくとも1種の金属又はそのイオン又はその酸化物か
らなる活性成分を担持させてなる触媒成分を有するもの
である。
【0012】上記した金属を例示すれば、例えば、周期
律表第Ib族の金属としては、Cu、Ag及びAu等、
第IIa族の金属としては、Mg、Ca、Sr及びBa
等、第IIb族の金属としてはZn、第IIIa族の金属とし
てはY、ランタニド族金属、第IIIb族の金属としてはG
a、第IVa族の金属としてはTi及びZr、第IVb族の
金属としてはGe及びSn、第Va族の金属としてはV
及びNb、第VIIa族の金属としてはMn、第VIII族の
金属としては、Fe、Co及びNiを挙げることができ
る。本発明においては、これらの活性成分は、金属イオ
ン又は金属酸化物の形で前記担体に担持されていてもよ
い。
【0013】上記金属又は金属イオン又は金属酸化物を
担体である酸化アルミニウム、二酸化チタン、酸化ジル
コニウム又はH型ゼオライトに担持させるには、例え
ば、これら担体の有するイオン交換基をこれらの金属イ
オンと置換させるイオン交換による方法、焼成によつて
金属酸化物を生成する前駆体(例えば、硝酸塩、硫酸
塩、炭酸塩、水酸化物、塩化物等)を含浸法や沈着法等
によつて担体に担持させた後、焼成して、上記前駆体を
金属酸化物に変換して担持させる方法、ゼオライトの製
造時に上記活性成分としての金属をゼオライト構造中に
取り込んだメタロシリケートを調製し、その後、そのメ
タロシリケート中の例えばアルカリ金属イオンを水素イ
オンやアンモニウムイオンと交換することによつて、上
記金属又はそのイオンを活性成分として含むH型ゼオラ
イトとする方法等を採用することができる。
【0014】本発明による触媒構造体において、表面層
を構成する活性成分のための担体として用いる酸化アル
ミニウム(アルミナ)には、市販のγ−アルミナを用い
ることができるが、しかし、アルカリ又はアルカリ含有
率の極めて低い高純度γ−アルミナを用いることが好ま
しい。二酸化チタン(チタニア)は、硫酸法による二酸
化チタンの製造工程から得られるメタチタン酸を焼成し
て得られる硫酸イオンを含有するものが好ましい。酸化
ジルコニウム(ジルコニア)は、市販の水酸化ジルコニ
ウムに硫酸を含有させ、これを焼成して得られる硫酸イ
オンを含有する酸化ジルコニウムが好ましい。
【0015】また、H型ゼオライトは、アルカリ金属又
はアルカリ土類金属−ZSM−5、モルデナイト、US
Y等のゼオライトをアンモニアにてイオン交換させ、焼
成して得られるものや、或いはこれらのゼオライトを酸
性条件下で水素イオン交換させることによつて得られる
ものが好ましく用いられる。表面層において、活性成分
の担持率は、通常、0.1〜100重量%の範囲であり、
好ましくは、1〜100重量%の範囲であり、特に好ま
しくは、10〜100重量%である。ここに、担持率と
は、(活性成分の重量/担体の重量)×100(重量
%)をいう。表面層において、活性成分の担持率が0.1
重量%よりも少ないときは、十分な触媒活性を得ること
ができず、他方、担持率が100重量%を越えても、そ
れに見合う触媒活性の増大を得ることができない。しか
し、必要に応じて、担持率100重量%を越えて、担体
に活性成分を担持させてもよい。
【0016】次に、本発明による触媒構造体における内
部層について説明する。本発明による窒素酸化物還元用
触媒において、内部層は、一般式 AxB1-xCO3 (式中、AはLa、Y、Ce、Pr、Nd、Pm、S
m、Eu及びGdよりなる群から選ばれる少なくとも1
種の元素を示し、BはNa、K、Bi、Th、Ba、S
r、Ca、Mg、Pb、Zn及びAgよりなる群から選
ばれる少なくとも1種の元素を示し、CはMn、Co、
Fe、Ni、Cr、Cu、V、Mo、W、Ta、Li、
Ti、Zr、Nb、Pd、Rh、Ru及びPtよりなる
群から選ばれる少なくとも1種の元素を示し、0≦X≦
1である。)で表わされるペロブスカイト型複合酸化物
を活性成分とする。
【0017】このようなペロブスカイト型複合酸化物
は、表面層と同様に、アルミナ、チタニア、ジルコニ
ア、H型ゼオライト等に担持させることができる。ま
た、固体酸担体に担持させることもできる。本発明によ
る触媒構造の内部層の活性成分として用いるペロブスカ
イト型複合酸化物は、例えば、次のような方法によつて
得ることができる。即ち、ペロブスカイト型複合酸化物
における構成元素である上記A、B及びCの表わす元素
の硝酸塩等の水溶性塩や、これらのアルコキシドのアル
コール溶液を中和若しくは加水分解させるか、又はスプ
レードライ法やフリーズドドライ法等によつて、これら
複合金属種の水酸化物等のペロブスカイト型複合酸化物
の前駆体を調製し、次いで、濾過、水洗、リパルプを繰
返し行なつた後、乾燥し、焼成することによつて得るこ
とができる。
【0018】上記ペロブスカイト型複合酸化物を担体に
担持させるにも、その方法は何ら限定されるものではな
く、従来より知られている適宜の方法、例えば、混合
法、含浸法、沈着法、イオン交換法、又はこれらの組み
合わせ等によることができる。ペロブスカイト型複合酸
化物を担体に担持させて、内部層を形成する場合も、そ
の担持率は、通常、0.1〜100重量%の範囲であり、
好ましくは、1〜100重量%の範囲であり、特に好ま
しくは、10〜100重量%である。内部層において、
活性成分の担持率が0.1重量%よりも少ないときは、十
分な触媒活性を得ることができず、他方、担持率が10
0重量%を越えても、それに見合う触媒活性の増大を得
ることができない。しかし、必要に応じて、担持率10
0重量%を越えて、担体に活性成分を担持させてもよ
い。
【0019】本発明による多層構造を有する窒素酸化物
接触還元用触媒構造体において、有効な窒素酸化物接触
還元活性を得るには、表面層の厚みは、5μm以上であ
ることが好ましく、厚みの増大と共に活性も向上する。
特に、本発明によれば、表面層の厚みは、20〜100
μmの範囲である。他方、内部層の厚みは、5μm以上
であり、好ましくは、10〜50μmの範囲である。内
部層の厚みが50μmを越えても、特に支障はないが、
50μmを越える層は、触媒構造体の表面から内部に深
すぎる位置にあつて、反応ガスと接触し難く、触媒とし
て有効に機能しない。
【0020】本発明による窒素酸化物接触還元用触媒構
造体は、上述したように、多層構造、代表的には上述し
てきたような二層構造を有し、高い活性と選択性を有す
る。その理由は、未だ詳細には明らかではないが、反応
ガスが先ず触媒に接触する表面層が還元剤としての炭化
水素類を完全酸化することなく、主として、吸着活性化
し、他方、この表面層の内側にある内部層が主として窒
素酸化物を吸着活性化するので、表面層と内部層との界
面において、窒素酸化物との反応性が著しく高められた
結果、活性化された上記炭化水素類又はそのような炭化
水素類から生成された含酸素化合物と、上記活性化され
た窒素酸化物が反応するので、高活性高選択性にて、窒
素酸化物が還元されるとみられる。
【0021】本発明による触媒構造体は、前述したよう
に、ハニカム状、ペレツト状、球状等、種々の形状を有
することができる。このような構造体の成形乃至製造の
際に、成形助剤、成形体補強体、無機繊維、有機バイン
ダー等が適宜用いられてもよい。本発明による触媒構造
体を用いる窒素酸化物の接触還元において、炭化水素か
らなる還元剤としては、例えば、気体状のものとして、
メタン、エタン、プロパン、プロピレン、ブチレン等の
炭化水素ガス、液体状のものとして、ペンタン、ヘキサ
ン、オクタン、ヘプタン、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の単一成分系の炭化水素、ガソリン、灯油、軽油、
重油等の鉱油系炭化水素等を用いることができる。特
に、本発明によれば、上記したなかでも、アセチレン、
メチルアセチレン、1−ブチン等の低級アルキン、エチ
レン、プロピレン、イソブチレン、1−ブテン、2−ブ
テン等の低級アルケン、ブタジエン、イソプレン等の低
級ジエン、プロパン、ブタン等の低級アルカン等が還元
剤として好ましく用いられる。これら炭化水素は、単独
で用いてもよく、又は必要に応じて二種以上併用しても
よい。
【0022】上記還元剤としての炭化水素は、用いる具
体的な炭化水素によつて異なるが、通常、窒素酸化物に
対するモル比にて、0.1〜2程度の範囲にて用いられ
る。炭化水素の使用量が窒素酸化物に対するモル比に
て、0.1よりも小さいときは、窒素酸化物に対して十分
な還元活性を得ることができず、他方、モル比が2を越
えるときは、未反応の炭化水素の排出量が多くなるため
に、窒素酸化物の接触還元処理の後に、これを回収する
ための後処理が必要となる。
【0023】尚、排ガス中に存在する燃料等の未燃焼物
乃至不完全燃焼生成物、即ち、炭化水素類やパティキュ
レート類等も還元剤として有効であり、これらも本発明
における炭化水素に含まれる。このことから、見方を変
えれば、本発明による触媒構造体は、排ガス中の炭化水
素類やパティキュレート類等の減少或いは除去触媒とし
ても有用であるということができる。
【0024】上記還元剤が窒素酸化物に対して選択的還
元反応を示す温度は、アルキン<アルケン<芳香族系炭
化水素<アルカンの順に高くなる。また、同系の炭化水
素においては、炭素数が大きくなるに従つて、その温度
は低くなる。本発明による触媒構造体が窒素酸化物に対
して還元活性を示す最適な温度は、使用する還元剤や触
媒成分により異なるが、通常、100〜800℃であ
る。この温度領域においては、空間速度(SV)500
〜100000程度で排ガスを流通させることが好まし
い。本発明において特に好適な温度領域は200〜50
0℃である。
【0025】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。 (1)触媒構造体の調製 実施例1 (ペロブスカイト型複合酸化物の調製)硝酸ランタン6
水和物(La(NO3 2 ・6H2 O)101.05g、
酢酸マンガン4水和物(Mn(Ac)2・4H2 O(Ac
=CH3 COO、以下、同じ。))28.60g、硝酸ス
トロンチウム(Sr(NO3 2 )74.08g及び硝酸
コバルト6水和物(Co(NO3 2 ・6H2 O)13
5.83gを水500mlに溶解させて、水溶液を調製し
た。
【0026】この水溶液に十分に攪拌しながら、濃度1
21g/1の水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを10
とした。沈殿反応終了後、18時間攪拌を続けて、熟成
を行なつた。その後、濾液の導電率がリパルプ用水とほ
ぼ同じになるまで、濾過、水洗、リパルプを繰り返し
た。得られた濾過ケーキを120℃で18時間乾燥し、
次いで、700℃で3時間焼成して、ペロブスカイト型
複合酸化物(La0.4 Sr0.6 Co0.8 Mn0.2 3
を得た。この酸化物は、X線回折の結果、ペロブスカイ
ト結晶相が生成していることが確認された。また、この
酸化物のBET法による比表面積(以下の比表面積の測
定も同法による。)、は23.7m2/gであつた。このペ
ロブスカイト型複合酸化物をサンプルミルにて粉砕し、
粒度を100メッシュ下、150メッシュ上に調節した
粉体を得た。
【0027】(内部層の調製)直径3mmのγ−アルミナ
のペレツト(住友化学製NK−324)を転動造粒機に
仕込み、更に、上記の方法によつて得たペロブスカイト
型複合酸化物と共に、バインダーとしてのシリカゾル
(日産化学製スノーテツクスN)の10倍希釈水を仕込
んで、上記γ−アルミナのペレツトの表面に上記ペロブ
スカイト型複合酸化物をコーテイングした。この際に、
コーテイング層の厚みを電子線プローブマイクロアナラ
イザーによるコバルトの線分析にて調べて、平均厚みが
約50μmになるように調節し、かくして、ペロブスカ
イト型複合酸化物を表面にコーテイング層として有する
γ−アルミナのペレツトを得た。
【0028】(表面層の調製)硝酸ランタン7.8gをイ
オン交換水5リットルに溶解させ、pH6.0の水溶液を調
製した。温度70℃でこの硝酸ランタン水溶液にナトリ
ウム型ZSM−5(日本モービル社製、SiO2 /Al
2 3 モル比34)500gを投入し、担持率0.5重量
%にてZSM−5にランタンイオン(La3+)をイオン
交換にて担持させた。このランタンイオンを担持させた
ZSM−5をサンプルミルにて粉砕し、粒度を100メ
ッシュ下、150メッシュ上に調整した粉体を得た。前
記ペロブスカイト型複合酸化物を表面にコーテイングし
て担持させたγ−アルミナのペレツトを転動造粒機に仕
込み、更に、上記粉体とバインダーとして用いるシリカ
ゾル(日産化学製スノーテックスN)の10倍希釈水を
仕込んで、上記γ−アルミナのペレツトの表面に上記ラ
ンタンイオンを担持させたZSM−5をコーテイングし
た。この際に、コーテイング層厚みを電子線プローブマ
イクロアナライザーによるシリカの線分析にて調べて、
厚みが平均5μmになるように調節した。
【0029】かくして、ペロブスカイト型複合酸化物
(La0.4 Sr0.6 Co0.8 Mn0.23 )をγ−アル
ミナの表面にコーテイング層として形成してなる内部層
を有し、その上にランタンイオンをイオン交換にて担持
させたH型ZSM−5をコーテイング層として有する触
媒構造体A−1を得た。
【0030】実施例2 実施例1と同様にして、コーテイング層厚みが約20μ
mのランタンイオン交換H型ZSM−5を表面にコーテ
イング層(表面層)として有するペロブスカイト型複合
酸化物(La0.4 Sr0.6 Co0.8 Mn0.2 3 )被覆
γ−アルミナ(内部層)を触媒構造体A−2として得
た。
【0031】実施例3 実施例1と同様にして、コーテイング層厚みが約50μ
mのランタンイオン交換H型ZSM−5を表面にコーテ
イング層(内部層)として有するペロブスカイト型複合
酸化物(La0.4 Sr0.6 Co0.8 Mn0.2 3 )被覆
γ−アルミナ(内部層)を触媒構造体A−3として得
た。
【0032】実施例4 実施例1と同様にして、コーテイング層厚みが約100
μmのランタンイオン交換H型ZSM−5を表面にコー
テイング層(表面層)として有するペロブスカイト型複
合酸化物(La0.4 Sr0.6 Co0.8 Mn0.2 3 )被
覆γ−アルミナ(内部層)を触媒構造体A−4として得
た。
【0033】実施例5 実施例1と同様にして、コーテイング層厚みが約200
μmのランタンイオン交換H型ZSM−5を表面にコー
テイング層(表面層)として有するペロブスカイト型複
合酸化物(La0.4 Sr0.6 Co0.8 Mn0.2 3 )被
覆γ−アルミナ(内部層)を触媒構造体A−5として得
た。
【0034】実施例6 硝酸ランタン6水和物89.5gと酢酸マンガン4水和物
50.66gを用いて、実施例1と同様にして、ペロブス
カイト型複合酸化物(LaMnO3 )を得た。このペロ
ブスカイト化合物の比表面積は29.1m2/gであつた。
以下、実施例1と同様にして、表面に平均厚み約50μ
mのペロブスカイト型複合酸化物(LaMnO3 )のコ
ーテイング層を有するγ−アルミナのペレツトを得た。
【0035】別に、硝酸セリウム1425gをイオン交
換水5リットルに溶解させた。これにγ−アルミナ(水
澤化学工業(株)製GB)500gを投入し、十分に攪
拌した後、γ−アルミナを濾過し、乾燥させ、500℃
で3時間焼成して、酸化セリウムを担持率10重量%に
て担持させたγ−アルミナを得た。このγ−アルミナを
サンプルミルにて粉砕し、100メッシュ下、150メ
ッシュ上に粒度を調節した粉体を得た。
【0036】以下、実施例1と同様にして、表面に平均
厚み約50μmのセリウム担持γ−アルミナをコーテイ
ング層(表面層)として有するペロブスカイト型複合酸
化物(LaMnO3 )被覆γ−アルミナのペレツト(内
部層)を触媒構造体A−6として得た。
【0037】実施例7 硝酸ランタン6水和物71.60g、硝酸鉛(Pb(NO
3 2 )13.69g及び酢酸マンガン4水和物50.66
gを混合し、800℃で3時間焼成した以外は、実施例
1と同様の方法にて、ペロブスカイト型複合酸化物(L
0.8 Pb0.2MnO3 )を得た。このペロブスカイト
型複合酸化物の比表面積は23.7m2/gであつた。
【0038】この後、実施例1と同様にして、このペロ
ブスカイト型複合酸化物の平均厚み約50μmのコーテ
イング層を表面に有するγ−アルミナのペレツトを調製
した。一方、Nax 〔(AlO 2x ・(Si
2 y 〕・ZH2 Oで表わされるナトリウム型ZSM
−5(日本モービル社製、Y/X=35)500gを0.
025モル/lの硫酸チタン水溶液5リットル中に浸漬
し、十分に攪拌した。
【0039】これをオートクレーブ中にて攪拌しなが
ら、100℃/時の昇温速度で昇温し、125℃に1時
間保持し、硫酸チタン水溶液を加水分解して、ナトリウ
ムイオンをチタンイオン(Ti4+)でイオン交換した
後、濾別、水洗して、ゼオライトのケーキを得た。この
ケーキを乾燥させた後、650℃で4時間焼成して、ゼ
オライトを得た。このゼオライト中のチタン含量は、T
iO2 として2.4重量%であつた。これをサンプルミル
にて粉砕し、粒度を100メッシュ下、150メッシュ
上に調節した粉体を得た。以下、実施例1と同様にし
て、平均厚み約50μmのチタンイオンZSM−5を表
面にコーテイング層(表面層)として有する白金及び酸
化セリウム担持γ−アルミナ(内部層)からなる触媒構
造体A−8を得た。
【0040】実施例8 硝酸ランタン6水和物88.07g及び硝酸コバルト6水
和物(Co(NO3 2 ・6H2 O)59.19gを混合
し、800℃で3時間焼成した以外は、実施例1と同様
の方法にて、ペロブスカイト型複合酸化物(LaCoO
3 )を得た。このペロブスカイト型複合酸化物の比表面
積は17.4m2/gであつた。
【0041】以下、実施例1と同様にして、このペロブ
スカイト型複合酸化物の平均厚み約50μmのコーテイ
ング層を表面に有するγ−アルミナのペレツトを調製し
た。別に、四塩化ゲルマニウム(GeCl4 )500g
をエタノール1050mlに溶解させた。これにメタチタ
ン酸(TiO2 ・H2 O)を500℃で焼成して得た比
表面積115m2/g、硫酸含有率2.7%の酸化チタン6
00gを投入し、更に、徐々にイオン交換水を加え、四
塩化ゲルマニウムを加水分解させた。この後、固形分を
濾過し、乾燥させ、300℃で3時間焼成して、酸化ゲ
ルマニウムを担持率20重量%にて担持させた酸化チタ
ンを得た。以下、実施例1と同様にして、平均厚み約5
0μmの酸化ゲルマニウム担持酸化チタンを表面にコー
テイング層(表面層)として有するペロブスカイト型複
合酸化物(LaCoO3 )被覆γ−アルミナ(内部層)
からなる触媒構造体A−9を得た。
【0042】実施例9 硝酸ランタン6水和物90.84g、酢酸マンガン4水和
物25.71g及び四塩化チタン水溶液(Tiとして14.
82g/100ml濃度の水溶液)339.0mlを用い、実
施例1と同様の方法により、ペロブスカイト型複合酸化
物(LaMn0. 5 Ti0.5 3 )を得た。このペロブス
カイト化合物の比表面積は25.3m2/gであつた。
【0043】以下、実施例1と同様にして、このペロブ
スカイト型複合酸化物の平均厚み約50μmのコーテイ
ング層を表面に有するγ−アルミナのペレツトを調製し
た。ナトリウムモルデナイト(日本化学社製NM−10
0P)500gを硝酸ジルコニル水溶液(ZrO2 とし
て100g/1濃度)に浸漬し、攪拌しながら70℃に
1時間保持し、ナトリウムイオンとジルコニウムイオン
とをイオン交換させた。このような処理の後、イオン交
換させたモルデナイトを濾過、水洗し、得られたゼオラ
イトのケーキを乾燥させた後、650℃で4時間焼成し
た。
【0044】このゼオライト(ジルコニウムモルデナイ
ト)のジルコニウム含有量は3.3重量%であり、また、
比表面積は39m2/gであつた。このようにして得たジ
ルコニウムモルデナイトをサンプルミルにて粉砕し、1
00メッシュ下、150メッシュ上に粒度を調整した。
以下、実施例1と同様にして、このジルコニウムモルデ
ナイトの平均厚み約50μmのコーテイング層(表面
層)を表面に有するペロブスカイト型複合酸化物(La
Mn0.5 Ti0.5 3 )被覆γ−アルミナからなる触媒
構造体A−9を得た。
【0045】実施例10 (ペロブスカイト型複合酸化物の調製)ランタンエトキ
シドのエタノール溶液(白水化学工業社製、La2 3
として73g/l濃度の溶液)100.0ml、バリウムエ
トキシドのエタノール溶液(白水化学工業社製、BaO
として79g/l濃度の溶液)21.74ml、ニッケルエ
トキシドのエタノール溶液(白水化学工業社製、NiO
として67g/l濃度の溶液)49.95ml及びコバルト
エトキシドのエタノール溶液(白水化学工業社製、Co
Oとして91g/l濃度の溶液)9.22mlを混合し、十
分に攪拌しながら、これに1重量%のアンモニア水溶液
を徐々に滴下し、加水分解させた。
【0046】次いで、これを均一に混合しながら蒸発乾
固させ、600℃で3時間焼成して、ペロブスカイト型
複合酸化物(La0.8 Ba0.2 Co0.8 Ni0.2 3
を得た。このペロブスカイト化合物の比表面積は36.9
m2/gであつた。以下、実施例1と同様にして、このペ
ロブスカイト型複合酸化物の平均厚み約50μmのコー
テイング層を表面に有するγ−アルミナのペレツトを調
製した。
【0047】硝酸ガリウム(Ga(NO3)3 ・ nH
2 O、Gaとして18.9重量%)59.6gをイオン交換
水100mlに溶解させた。H型モルデナイト(日本化学
製HM−23)700gを含む温度70℃、pH2.5に調
節したスラリー中に上記硝酸ガリウムの水溶液を十分な
攪拌下に加えて、イオン交換させた。この間、pHの低下
に伴つて、2重量%のアンモニア水を加え、pHを2.5に
維持した。このようにして、所定量の硝酸ガリウム水溶
液を加えた後、2時間攪拌した。
【0048】次いで、このようにしてイオン交換させた
ガリウムイオン交換モルデナイトを濾過し、イオン交換
水にて洗浄し、120℃で18時間乾燥させた後、70
0℃にて5時間焼成した。このようにして、ガリウムイ
オン5重量%を担持させたモルデナイトを得た。以下、
実施例1と同様にして、平均厚み約50μmのガリウム
イオン交換H型モルデナイトのコーテイング層(表面
層)を表面に有するペロブスカイト型複合酸化物(La
0.8 Ba0.2 Co0.8 Ni0.2 3 )被覆γ−アルミナ
(内部層)からなる触媒構造体A−10を得た。
【0049】実施例11 硝酸ランタン6水和物252.63g、硝酸マンガン6水
和物(Mn(NO3 2 ・6H2 O)100.48g及び
硝酸第二銅3水和物(Cu(NO3 2 ・3H 2 O)5
6.38gを混合し、実施例1と同様の方法にて、ペロブ
スカイト型複合酸化物(La0.8 Mn0.6 Cu
0.4 3 )を得た。このペロブスカイト型複合酸化物の
比表面積は、22.7m2/gであつた。
【0050】以下、実施例1と同様にして、このペロブ
スカイト型複合酸化物の平均厚み約50μmのコーテイ
ング層を表面に有するγ−アルミナのペレツトを調製し
た。市販の水酸化ジルコニウム(第一希元素(株)製)
500gに五塩化ニオブ(NbCl5 )のエタノール溶
液(Nbとして15g/l)200mlを徐々に加えた
後、得られた混合物を十分に混練した。得られた混練物
を風乾し、100℃で18時間乾燥させた後、500℃
にて3時間焼成して、酸化ニオブ(Nb2 5)をNb
として10重量%担持させた酸化ジルコニウムを得た。
以下、実施例1と同様にして、平均厚み約50μmの酸
化ニオブ担持ジルコニアのコーテイング層(表面層)を
表面に有するペロブスカイト型複合酸化物(La0.8
0.6 Cu0.4 3 )被覆γ−アルミナ(内部層)から
なる触媒構造体A−11を得た。
【0051】実施例12 硝酸ランタン6水和物173.20g、硝酸ストロンチウ
ム126.98g、硝酸コバルト6水和物276.48g及
び塩化白金酸6水和物(H2 PtCl6 ・6H 2 O)2
5.90gを水1000mlに溶解させて水溶液を調製し
た。この水溶液に十分に攪拌しながら、濃度121g/
lの水酸化ナトリウム水溶液を滴下して、液のpHを10
とした。加水分解反応之終了後、18時間攪拌を続け
た。この後、実施例1と同様にして、ペロブスカイト型
複合酸化物(La0.4 Sr0.6 Co0. 95Pt0.053
を得た。このペロブスカイト型複合酸化物の比表面積は
27.6m2/gであつた。
【0052】以下、実施例1と同様にして、このペロブ
スカイト型複合酸化物の平均厚み約50μmのコーテイ
ング層を表面に有するγ−アルミナのペレツトを調製し
た。別に、γ−アルミナ粉末(住友化学社製A−11)
50gをイオン交換水100ml中に投入し、これに更に
五塩化ニオブの塩酸水溶液(NbCl5 として4.1g)
50mlを加え、加熱沸騰させて、加水分解させた。固形
分をイオン交換水にて洗浄した後、500℃で4時間焼
成して、Nb2 5 /Al2 3 重量比2/98の金属
酸化物混合物粉末を得た。
【0053】この金属酸化物粉末50gをイオン交換水
250ml中に投入し、これに10重量%アンモニア水を
加えて、pHを6.0とした。これに十分な攪拌下に、硝酸
ニッケル(Ni(NO3 2 ・6H2 O)1.24gをイ
オン交換水50mlに溶解させてなるニッケルイオン(N
2+)水溶液を加え、ニッケルイオン交換を行なつた。
この間、2重量%アンモニア水を加えて、pHを所定値に
維持した。このようにして、所定量のニッケルイオン水
溶液を加えた後、更に、2時間攪拌を続けた。この後、
実施例1と同様にして、ニッケルイオンを担持率5重量
%にて担持させたNb2 5 −Al2 3 触媒粉末を得
た。
【0054】以下、実施例1と同様にして、平均厚み約
50μmのニッケルイオン担持Nb 2 5 −Al2 3
のコーテイング層(表面層)を表面に有するペロブスカ
イト型複合酸化物(La0.4 Sr0.6 Co0.95Pt0.05
3 )被覆γ−アルミナ(内部層)からなる触媒構造体
A−12を得た。
【0055】実施例13 実施例12において、塩化白金酸6水和物に代えて、塩
化パラジウム(PdCl2 )8.67gを用いた以外は、
実施例12と同様にして、ペロブスカイト型複合酸化物
(La0.4 Sr0.6 Co0.95Pd0.053 )を得た。こ
のペロブスカイト型複合酸化物の比表面積は、28.5m2
/gであつた。以下、実施例1と同様にして、このペロ
ブスカイト型複合酸化物の平均厚み約50μmのコーテ
イング層を表面に有するγ−アルミナのペレツトを調製
した。更に、この後、実施例1と同様にして、平均厚み
約50μmのランタンイオン交換H型ZSM−5を表面
にコーテイング層(表面層)として有するペロブスカイ
ト型複合酸化物(La0.4 Sr0.6 Co0.95Pd0.05
3 )被覆γ−アルミナ(内部層)からなる触媒構造体A
−13を得た。
【0056】実施例14 硝酸ネオジム6水和物(Nd(NO3 3 ・6H2 O)
263.01g、硝酸鉛132.48g及び酢酸マンガン4
水和物245.09gを用いて、実施例1と同様にして、
ペロブスカイト型複合酸化物(Nd0.6 Pb0.4 MnO
3 )を得た。このペロブスカイト型複合酸化物の比表面
積は30.7m2/gであつた。以下、実施例1と同様にし
て、このペロブスカイト型複合酸化物の平均厚み約50
μmのコーテイング層を表面に有するγ−アルミナのペ
レツトを調製した。別に、市販のカルシウムモルデナイ
ト(Ca−M−100P)をサンプルミルにて100メ
ッシュ下、150メッシュ上に粒度を調整した粉体を
得、実施例1と同様にして、これを上記γ−アルミナの
ペレツトにコーテイングした。このようにして、平均厚
み約50μmのカルシウムモルデナイトを表面にコーテ
イング層(表面層)として有するペロブスカイト型複合
酸化物(Nd0.6 Pb 0.4 MnO3 )被覆γ−アルミナ
(内部層)からなる触媒構造体A−14を得た。
【0057】比較例1 日本モービル社製のナトリウム型ZSM−5(SiO2
/Al2 3 モル比=34)を水素置換して、H型ZS
M−5とし、これをシリカゾル(日産化学製スノーテツ
クスN)をバインダーとして用いて、直径2.4mmの球状
体に成形した。これを120℃で18時間乾燥させた
後、500℃で4時間焼成して、触媒構造体B−1を得
た。
【0058】比較例2 実施例1と同様にして、ペロブスカイト型複合酸化物
(La0.4 Sr0.6 Co 0.8 Mn0.2 3 )とランタン
イオンを担持させたZSM−5を調製した。このように
して得たペロブスカイト型複合酸化物50gとランタン
イオン交換ZSM−5の50gとを混合し、実施例1と
同様にして、この混合物をγ−アルミナのペレツトの表
面に平均厚みが約100μmとなるようにコーテイング
して、触媒構造体B−2を得た。
【0059】比較例3 実施例1と同様にして、ペロブスカイト型複合酸化物
(La0.4 Sr0.6 Co 0.8 Mn0.2 3 )とランタン
イオンを担持させたZSM−5を調製した。先ず、γ−
アルミナのペレツトの表面に上記ランタンイオン交換Z
SM−5を平均厚み約50μmになるようにコーテイン
グし、次いで、上記ペロブスカイト型複合酸化物を平均
厚み約100μmになるようにコーテイングして、触媒
構造体B−3を得た。
【0060】(2)評価試験 上記した本発明による触媒構造体(A−1〜18)及び
比較例の触媒構造体(B−1〜3)を用いて、下記の試
験条件にて、窒素酸化物含有ガスの窒素酸化物接触還元
を行ない、窒素酸化物の除去率をケミカルルミネツセン
ス法にて求めた。 (試験条件) (1)ガス組成 NO 500 ppm O2 10容量% 還元剤 500 ppm 水 6容量% 窒素 残部 (2)空間速度 10000又は20000Hr-1 (3)反応温度 200℃、250℃、300℃、
350℃、400℃又は450℃ 結果を表1及び表2に示す。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】表1及び表2に示す結果から明らかなよう
に、本発明による触媒構造体は、いずれも窒素酸化物の
窒素の除去率が高いのに対して、比較例による触媒構造
体は、総じて、除去率が低い。比較例1による触媒構造
体は、H型ZSM−5からなる従来より知られている代
表的な窒素酸化物接触還元用触媒構造体であつて、概し
て、窒素酸化物の窒素の除去率が低い。
【0064】比較例2は、ペロブスカイト型複合酸化物
(La0.4 Sr0.6 Co0.8 Mn0. 2 3 )とランタン
イオン交換ZSM−5との等重量混合物からなるコーテ
イング層を約100μm厚みにγ−アルミナ上に形成し
たものである。即ち、異なる2種類の活性成分の混合物
を単層にγ−アルミナに担持させてなる触媒構造体であ
る。
【0065】これに対して、実施例3は、ペロブスカイ
ト型複合酸化物(La0.4 Sr0.6Co0.8 Mn0.2
3 )をγ−アルミナの表面に平均厚み約50μmのコー
テイング層として形成してなる内部層を有し、その上に
ランタンイオンをイオン交換にて担持させたH型ZSM
−5を平均厚み約50μmおコーテイング層として有す
る触媒構造体であつて、窒素酸化物の窒素の除去率が向
上している。
【0066】比較例3は、先ず、γ−アルミナのペレツ
トの表面に上記ランタンイオン交換ZSM−5を平均厚
み約50μmになるようにコーテイングし、次いで、ペ
ロブスカイト型複合酸化物(La0.4 Sr0.6 Co0.8
Mn0.2 3 )を平均厚み約50μmになるようにコー
テイングしてなり、実施例3とは内部層と表面層とが逆
転した二層構造を有する触媒構造体である。
【0067】この比較例3の触媒構造体の還元活性を実
施例3と触媒構造体と比較すれば明らかなように、比較
例3の触媒構造体によれば、活性が低く、内部層と表面
層とが逆転した二層構造によつては、高活性高選択性に
て窒素酸化物の接触還元を行なうことができないことが
理解される。
【0068】
【発明の効果】以上のように、本発明による窒素酸化物
接触還元用触媒構造体は、所定の触媒成分を有する表面
層と、所定の触媒成分を有し、上記表面層の内側に位置
する内部層との多層構造を有し、炭化水素を還元剤とし
て用いる窒素酸化物の接触還元において、従来の触媒構
造体に比べて、高活性高選択性を有し、更に、酸素及び
水分の共存下においても、排ガス中の窒素酸化物を広い
温度範囲において効率よく接触還元することができ、更
に、耐久性にすぐれる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 23/84 ZAB 8017−4G 311 A 8017−4G 23/89 ZAB A 8017−4G 27/232 ZAB A 9342−4G 29/24 ZAB A 9343−4G 29/26 ZAB A 9343−4G (74)上記1名の復代理人 弁理士 牧野 逸郎 (外1 名) (72)発明者 仲辻 忠夫 大阪府堺市戎島町5丁1番地 堺化学工業 株式会社中央研究所内 (72)発明者 清水 宏益 大阪府堺市戎島町5丁1番地 堺化学工業 株式会社中央研究所内 (72)発明者 安川 律 大阪府堺市戎島町5丁1番地 堺化学工業 株式会社中央研究所内 (72)発明者 田畑 光紀 埼玉県幸手市権現堂1134−2 (72)発明者 川付 正明 埼玉県越谷市大沢2856−1 (72)発明者 土田 裕志 神奈川県川崎市川崎区京町2−24−6− 408 (72)発明者 金田一 嘉昭 茨城県つくば市東一丁目一番地 工業技術 院化学技術研究所内 (72)発明者 佐々木 基 茨城県つくば市東一丁目一番地 工業技術 院化学技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】触媒構造体を構成する基材上に、触媒成分
    を有する内部層と、この内部層の上に触媒成分を担持さ
    せてなる表面層とを備えた多層構造を有する窒素酸化物
    接触還元用触媒構造体であつて、 内部層が一般式 AxB1-xCO3 (式中、AはLa、Y、Ce、Pr、Nd、Pm、S
    m、Eu及びGdよりなる群から選ばれる少なくとも1
    種の元素を示し、BはNa、K、Bi、Th、Ba、S
    r、Ca、Mg、Pb、Zn及びAgよりなる群から選
    ばれる少なくとも1種の元素を示し、CはMn、Co、
    Fe、Ni、Cr、Cu、V、Mo、W、Ta、Li、
    Ti、Zr、Nb、Pd、Rh、Ru及びPtよりなる
    群から選ばれる少なくとも1種の元素を示し、0≦X≦
    1である。)で表わされるペロブスカイト型複合酸化物
    を触媒成分とし、 表面層が酸化アルミニウム、二酸化チタン、酸化ジルコ
    ニウム及びH型ゼオライトから選ばれる少なくとも1種
    の担体に、周期律表Ib、IIa、IIb、IIIa、IIIb、IV
    a、IVb、Va、VIIa及びVIII族の少なくとも1種の
    金属又はそのイオン又はその酸化物を担持させてなる触
    媒成分を有することを特徴とする炭化水素を還元剤とし
    て用いる窒素酸化物接触還元用触媒構造体。
  2. 【請求項2】周期律表第Ib族の金属がCu、Ag及び
    Auから選ばれる少なくとも1種、第IIa族の金属がM
    g、Ca、Sr及びBaから選ばれる少なくとも1種、
    第IIb族の金属がZn、第IIIa族の金属がY及びランタ
    ニド族金属から選ばれる少なくとも1種、第IIIb族の金
    属がGa、第IVa族の金属がTi及びZrから選ばれる
    少なくとも1種、第IVb族の金属がGe及びSnから選
    ばれる少なくとも1種、第Va族の金属がV及びNbか
    ら選ばれる少なくとも1種、第VIIa族の金属がMn、
    及び第VIII族の金属がFe、Co及びNiから選ばれる
    少なくとも1種であることを特徴とする請求項1記載の
    窒素酸化物接触還元用触媒構造体。
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