JPH06320008A - 窒素酸化物接触還元用触媒 - Google Patents

窒素酸化物接触還元用触媒

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JPH06320008A
JPH06320008A JP5108119A JP10811993A JPH06320008A JP H06320008 A JPH06320008 A JP H06320008A JP 5108119 A JP5108119 A JP 5108119A JP 10811993 A JP10811993 A JP 10811993A JP H06320008 A JPH06320008 A JP H06320008A
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JP
Japan
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weight
catalyst
cerium oxide
oxide
ion
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Application number
JP5108119A
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English (en)
Inventor
Tadao Nakatsuji
忠夫 仲辻
Hiromasu Shimizu
宏益 清水
Ritsu Yasukawa
律 安川
Hiroshi Tsuchida
裕志 土田
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Cosmo Oil Co Ltd
Sakai Chemical Industry Co Ltd
Japan Petroleum Energy Center JPEC
Original Assignee
Cosmo Oil Co Ltd
Petroleum Energy Center PEC
Sakai Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】炭化水素又は含酸素有機化合物を還元剤として
用いる場合に、酸素の共存下においても、そして、特
に、酸素及び水分の共存下においても、窒素酸化物が還
元剤と選択的に反応するため、多量の還元剤を用いるこ
となく、排ガス中の窒素酸化物を効率よく還元すること
ができ、しかも、水分の存在下においても、耐久性にす
ぐれる窒素酸化物接触還元用触媒を提供するにある。 【構成】本発明による炭化水素又は含酸素有機化合物を
還元剤として用いる窒素酸化物接触還元用触媒は、固体
酸担体に(a) 周期律表第Ib、IIa、IIb、IIIa、III
b、IVa、IVb、Va、VIa、VIIa及びVIII族元素から
選ばれる少なくとも1種の元素、及び(b) 酸化セリウム
を担持させてなり、固体酸担体と酸化セリウムの合計重
量において、酸化セリウムが5〜80重量%の範囲の担
持率にて担持されていると共に、固体酸担体と(a) 群元
素と(b) 酸化セリウムの合計重量において、上記(a) 群
元素が0.01〜50重量%の範囲の担持率にて担持され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炭化水素又は含酸素有
機化合物を還元剤として使用する窒素酸化物接触還元用
触媒に関し、詳しくは、工場、自動車等から排出される
排ガスの中に含まれる有害な窒素酸化物を還元除去する
のに好適である窒素酸化物接触還元用触媒に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、排ガス中に含まれる窒素酸化物
は、窒素酸化物を酸化した後、アルカリに吸収させる方
法や、アンモニア、水素、一酸化炭素、炭化水素等の還
元剤を用いて、窒素に変換する方法等によつて除去され
ている。しかしながら、前者の方法によれば、生成する
アルカリ廃液を処理して、公害の発生を防止する方策が
必要である。他方、後者の方法によれば、還元剤として
アンモニアを用いるときは、これが排ガス中のイオウ酸
化物と反応して塩類を生成し、その結果、触媒の還元活
性が低下する問題がある。また、水素、一酸化炭素、炭
化水素等を還元剤として用いる場合でも、これらが低濃
度に存在する窒素酸化物よりも高濃度に存在する酸素と
反応するため、窒素酸化物を低減するためには多量の還
元剤を必要とするという問題がある。
【0003】このため、最近では、還元剤の不存在下に
窒素酸化物を触媒にて直接分解する方法も提案されてい
るが、しかし、従来知られているそのような触媒は、窒
素酸化物分解活性が低いために実用に供し難いという問
題がある。また、炭化水素や含酸素有機化合物を還元剤
として用いる新たな窒素酸化物接触還元用触媒として、
H型ゼオライトやCuイオン交換ZSM−5等が提案さ
れている。特に、H型ZSM−5(SiO2 /Al2
3 モル比=30〜40)が最適であるとされている。し
かしながら、このようなH型ZSM−5でも、未だ十分
な還元活性を有するものとはいい難く、特に、ガス中に
水分が含まれるとき、ゼオライト構造体中のアルミニウ
ムが脱アルミニウムして、性能が急激に低下するので、
一層高い還元活性を有し、更に、ガスが水分を含有する
場合にも、すぐれた耐久性を有する窒素酸化物接触還元
用触媒が要望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述したよ
うな事情に鑑みてなされたものであつて、その目的とす
るところは、炭化水素又は含酸素有機化合物を還元剤と
して用いる場合に、酸素の共存下においても、そして、
特に、酸素及び水分の共存下においても、窒素酸化物が
還元剤と選択的に反応するため、多量の還元剤を用いる
ことなく、排ガス中の窒素酸化物を効率よく還元するこ
とができ、しかも、水分の存在下においても、耐久性に
すぐれる窒素酸化物接触還元用触媒を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による炭化水素又
は含酸素有機化合物を還元剤として用いる窒素酸化物接
触還元用触媒は、固体酸担体に(a) 周期律表第Ib、II
a、IIb、IIIa、IIIb、IVa、IVb、Va、VIa、VIIa
及びVIII族元素から選ばれる少なくとも1種の元素、及
び(b) 酸化セリウムを担持させてなることを特徴とす
る。
【0006】本発明における固体酸担体とは、触媒が使
用される温度領域において固体酸性を示す担体をいう。
固体酸性の確認は、アンモニアを用いた昇温脱離法や、
アンモニア又はピリジンを用いる in situ FTIR
(フーリエ変換赤外線吸収スペクトル)法によりなされ
る。固体酸担体としては、次に示すゼオライト系固体酸
担体や酸化物系固体酸担体等を挙げることができる。
【0007】ゼオライト系固体酸担体は、Na−モルデ
ナイト、Na−ZSM−5、Na−USY(USY:ウ
ルトラステイブル又は超安定Y型ゼオライト)、ゼオラ
イト中のアルミニウムの一部又は全部を他の金属元素、
特に、鉄、ガリウム、亜鉛、ランタン、銅、モリブデ
ン、クロム、ゲルマニウム、チタン、ホウ素等にて置換
されたメタロシリケート等、耐熱性にすぐれるゼオライ
トを硫酸アンモニウム等のアンモニウム塩の水溶液又は
硫酸等の酸で処理して、ゼオライト中のアルカリ金属の
一部又は全部をアンモニウムイオン又は水素イオンにて
イオン交換することによつて得ることができる。アンモ
ニウムイオンでイオン交換する方法による場合は、最後
に焼成処理を必要とする。
【0008】ゼオライト系固体酸担体の一例として、例
えば、次式
【0009】
【化1】
【0010】で表わされるモルデナイト型ゼオライトを
酸処理して得られる酸型モルデナイトであつて、SiO
2 /Al2 3 モル比が13〜40であり、且つ、Si
2 /H2 Oモル比が25〜200である酸型モルデナ
イトを挙げることができる。但し、上式中、Mはアルカ
リ金属イオンを示し、rはゼオライトの合成条件により
変動する値である。
【0011】また、ゼオライト系固体酸担体の他の一例
として、例えば、次式
【0012】
【化2】
【0013】で表わされるゼオライト中のイオンMの一
部又は全部をランタンイオン(La3+)、ガリウムイオ
ン(Ga3+)、セリウムイオン(Ce4+)、チタンイオ
ン(Ti4+)、ジルコニウムイオン(Zr4+)、スズイ
オン(Sn4+)等にて交換して得られるゼオライトを挙
げることができる。但し、上式中、M’はアルカリ金属
イオン、アルカリ土類金属イオン又は水素イオンを示
し、nA=p(nはイオンMの価数である。)、q/p
≧5である。
【0014】酸化物系固体酸担体としては、Al
2 3 、TiO2 、TiO2 /SO4 2- 、ZrO2 、Z
rO2 /SO4 2- 等の単一金属酸化物や、SiO2 /A
2 3 、TiO2 /Al2 3 、TiO2 /ZrO2
等の複合酸化物等を挙げることができる。これらの中で
は、耐熱性の点から、Al2 3 、ZrO2 、SiO2
/Al2 3 が好ましい。
【0015】固体酸担体の他の例としては、ゼオライト
類似の多孔構造又は層状構造を有する一種の結晶性リン
酸アルミニウム(ALPO)や、その近縁物質である結
晶性ケイ酸リン酸アルミニウム(SAPO)、ALPO
のリン又はリン−アルミニウムの一部をチタン、鉄、マ
グネシウム、亜鉛、マンガン、コバルト等の金属で置換
した結晶性リン酸金属アルミニウム(MAPO)等を挙
げることができる。
【0016】ALPO型のリン酸塩は、上記のリン酸源
及び金属源と、シリカ、シリカゾル、ケイ酸ナトリウム
等のなかから選ばれた所望の組合せに、アミン、第四級
アンモニウム等の所謂テンプレートを混合した原料か
ら、ゼオライトを合成する場合と類似した条件下で、水
熱合成法によつて調製することができる。ゼオライトを
合成する場合との主な相違点は、一般に、より高温(概
ね150℃以上)でpH酸性領域で合成されることであ
る。
【0017】ALPOタイプのリン酸塩の組成は、一般
に、Al2 3 ・(0.8〜1.2)・P2 5 ・nH2
で表わされる。また、SAPO又はMAPOの場合にお
いては、置換するシリカ及び金属の最大量は、アルミニ
ウム及びリンの総量の約1/10程度であるが、本発明
においては、必ずしもこの組成範囲に入つていないも
の、即ち、非晶質を含んでいるものを使用してもよい。
【0018】水熱合成法により得られるALPO型のリ
ン酸塩を担体として使用する場合は、一般に、水洗、乾
燥した後、空気中で焼成して、残存しているテンプレー
トを焼却除去したものが用いられる。本発明における酸
化セリウムは、水酸化セリウム(Ce(OH)3 、硝酸
セリウム(Ce(NO3 3 )、酢酸セリウム(Ce
(CH3 COO)3 )等を空気中又は酸素雰囲気下で焼
成することによつて得ることができる。
【0019】本発明による触媒において、前記(a) 群の
元素を例示すれば、周期律表第Ib族元素としては、例
えば、Cu、Ag、Au等を、第IIa族元素としては、
例えば、Mg、Ca、Sr等を、第IIb族元素として
は、例えば、 等を、第IIIa族元素として
は、例えば、Y、La、Nd、Gd等を、第IIIb族元素
としては、例えば、Al、Ga等を、第IVa族元素とし
ては、例えば、Ti、Zr等を、第IVb族元素として
は、例えば、Ge、Sn等を、第Va族元素としては、
例えば、V、Nb等を、第VIa族元素としては、例え
ば、Cr、Mo、W等を、第VIIa族元素としては、例え
ば、マンガン等を、また、第VIII族元素としては、例え
ば、Fe、Co、Ni、Ru、Rh、Pd、Ir、Pt
等を、それぞれ挙げることができる。
【0020】本発明による触媒においては、上記(a) 群
元素は、金属又はそのイオン又はその酸化物として含ま
れる。本発明による触媒は、例えば、次に示す(1)、
(2)又は(3)の方法によつて調製することができ
る。 (1)固体酸担体を分散させたスリラー中にセリウムの
硝酸塩等の水溶性塩や、これらのアルコキシドのアルコ
ール溶液を投入し、これらを中和或いは加水分解させる
か、又はスプレードライ法やフリーズドドライ法等によ
つて、固体酸担体にセリウムの水酸化物等の酸化セリウ
ムの前駆体を担持させ、次いで、濾過、水洗、リパルプ
を繰り返し行なつた後、乾燥し、焼成して、酸化セリウ
ムを固体酸担体に担持させる。次いで、含浸法、イオン
交換法等の従来より知られている方法に従つて、前記
(a) 群元素の金属、イオン又は酸化物を固体酸担体に担
持させる。 (2)予め前記(a) 群元素の金属、そのイオン又はその
酸化物を酸化セリウムに担持させ、これと固体酸担体と
を遊星ミル等によつて十分に湿式粉砕混合する。 (3)固体酸担体の水溶性塩又は水酸化物等の前駆体と
セリウムの硝酸塩等の水溶性塩やアルコキシドのアルコ
ール溶液とを均質に混合した溶液を中和又は加水分解さ
せる方法等によつて沈殿物を生成させ、次いで、この沈
澱物を濾過、水洗、リパルプを繰り返し行なつた後、乾
燥し、焼成して、酸化セリウムを固体酸担体に担持させ
る。次いで、含浸法、イオン交換法、沈着法等の従来よ
り知られている方法に従つて、前記(a) 群の金属、その
イオン又はその酸化物を固体酸担体に担持させる。
【0021】しかし、本発明による触媒は、これらのな
かでも、場合によつては、酸化セリウムを含浸法や沈着
法によつて固体酸担体に担持させた後、イオン交換法に
よつて、前記(a) 群金属のイオンを高分散担持させ、次
いで、必要に応じて、酸化性雰囲気下て焼成することに
よつて得るのが好ましい。また、このようにして得られ
た触媒をこの後、水素等によつて還元処理することもで
きる。
【0022】本発明による触媒において、酸化セリウム
の好適な担持率は、酸化セリウムと固体酸担体との合計
重量の5〜80重量%の範囲である。以下、本発明にお
いて、酸化セリウムの担持率とは、酸化セリウムと固体
酸担体との合計重量における酸化セリウムの重量割合を
いうものとする。酸化セリウムの担持率が酸化セリウム
と固体酸担体との合計重量の80重量%を越えても、そ
のような増量に応じた添加効果が得られないばかりでな
く、酸素が共存する反応系においては、酸素による炭化
水素や含酸素化合物の消耗が多くなる。一方、担持率が
5重量%よりも少ないときは、触媒の還元活性を十分に
向上させることができない。特に、本発明においては、
酸化セリウムの担持量は、酸化セリウムと固体酸担体と
の合計重量の20〜50重量%の範囲であることが好ま
しい。担持量がこの範囲にあるときは、窒素酸化物の接
触還元反応のSV依存性が極めて小さいというすぐれた
特性を得ることができる。
【0023】本発明による触媒において、前記(a) 群元
素は、金属、そのイオン又はその酸化物の形態にて担持
されているが、その担持率は、金属換算にて、0.01〜
50重量%の範囲の担持率にて担持されている。以下、
本発明において、(a) 群元素の担持率とは、固体酸担体
と(a) 群元素の金属、そのイオン又は酸化物と(b) 酸化
セリウムの合計重量における(a) 群元素の金属換算によ
る重量割合をいうものとする。特に、本発明において、
(a) 群元素の好ましい担持率は、0.02〜20重量%の
範囲である。
【0024】本発明に従つて、酸化セリウムと(a) 群元
素とが上述したような担持率にて担持されている触媒に
よれば、いずれかの成分が炭化水素の吸着活性化のサイ
トとして、又は窒素酸化物の活性化サイトとして機能し
て、反応が選択的に進行するので、炭化水素を還元剤と
して用いる窒素酸化物の接触還元反応において、高い活
性と選択性とを有するものとみられる。
【0025】本発明による触媒は、従来、知られている
成形方法によつて、それ自体にて、ハニカム状、球状等
の種々の形状に成形することができる。この成形の際
に、成形助剤、成形体補強体、無機繊維、有機バインダ
ー等を適宜配合してもよい。また、本発明による触媒
は、予め成形された不活性な基材上にウオツシユコート
法等によつて被覆担持させることもできる。上記基材と
しては、例えば、コージエライトのような粘土からなる
ハニカム構造体に担持させることができる。更に、必要
に応じて、従来、知られているその他の触媒の任意の調
製法によることもできる。
【0026】本発明による触媒を用いる窒素酸化物の接
触還元において、炭化水素からなる還元剤としては、例
えば、気体状のものとして、メタン、エタン、プロパ
ン、プロピレン、ブチレン等の炭化水素ガス、液体状の
ものとして、ペンタン、ヘキサン、オクタン、ヘプタ
ン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の単一成分系の炭
化水素、ガソリン、灯油、軽油、重油等の鉱油系炭化水
素等を用いることができる。特に、本発明によれば、上
記したなかでも、アセチレン、メチルアセチレン、1−
ブチン等の低級アルキン、エチレン、プロピレン、イソ
ブチレン、1−ブテン、2−ブテン等の低級アルケン、
ブタジエン、イソプレン等の低級ジエン、プロパン、ブ
タン等の低級アルカン等が還元剤として好ましく用いら
れる。これら炭化水素は、単独で用いてもよく、又は必
要に応じて二種以上併用してもよい。
【0027】また、含酸素有機化合物からなる還元剤と
しては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、オクタノール等のアルコール類、ジメチルエーテ
ル、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル等のエーテ
ル類、酢酸メチル、酢酸エチル、油脂等のカルボン酸エ
ステル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類
等を好ましい例として挙げることができるが、しかし、
これらに限定されるものではない。このような含酸素有
機化合物も、単独で用いてもよく、又は必要に応じて二
種以上併用してもよい。また、前述した炭化水素と含酸
素有機化合物とを併用してもよい。
【0028】上記還元剤としての炭化水素又は含酸素有
機化合物は、用いる具体的な炭化水素又は含酸素有機化
合物によつて異なるが、通常、窒素酸化物に対するモル
比にて、0.1〜2程度の範囲にて用いられる。本発明に
おいて、還元剤の使用量が窒素酸化物に対するモル比に
て、0.1未満であるときは、触媒が窒素酸化物に対して
十分な還元活性を得ることができず、他方、モル比が2
を越えるときは、未反応の炭化水素又は含酸素有機化合
物の排出量が多くなるために、窒素酸化物の接触還元処
理の後に、これを回収するための後処理が必要となる。
【0029】尚、排ガス中に存在する燃料等の未燃焼物
乃至不完全燃焼生成物、即ち、炭化水素類やパテイキユ
レート類等も還元剤として有効であり、これらも本発明
における炭化水素に含まれる。このことから、見方を変
えれば、本発明による触媒は、排ガス中の炭化水素類や
パテイキユレート類等の減少或いは除去触媒としても有
用であるということができる。
【0030】上記還元剤が窒素酸化物に対して選択的還
元反応を示す温度は、含酸素有機化合物<アルキン<ア
ルケン<芳香族系炭化水素<アルカンの順に高くなる。
また、同系の炭化水素においては、炭素数が大きくなる
に従つて、その温度は低くなる。本発明による触媒が窒
素酸化物に対して還元活性を示す最適な温度は、使用す
る還元剤や触媒種により異なるが、通常、100〜80
0℃である。この温度領域においては、空間速度(S
V)500〜100000程度で排ガスを流通させるこ
とが好ましい。本発明において特に好適な温度領域は2
00〜500℃である。
【0031】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。 (1)触媒の調製
【0032】実施例1 硝酸セリウム(Ce(NO3)3 ・ 6H2 O)8.0gをイ
オン交換水100mlに溶解させた。これに予め120℃
にて24時間乾燥させたH型モルデナイト粉末(日本化
学製HM−23)60gを投入し、攪拌下、pH8に設定
したpHコントローラにてpHを調節しながら、1/10規
定のアンモニア水を滴下した。滴下終了後、1時間熟成
して、水酸化セリウムを上記H型モルデナイト上に沈着
担持させた。
【0033】このようにして得られたスラリーを濾過し
て、水酸化セリウムを担持させたH型モルデナイト粉末
を集め、これをイオン交換水にて十分に洗浄した後、5
00℃で3時間焼成し、酸化セリウムを担持率5重量%
にて担持させたH型モルデナイト粉末を得た。別に、硝
酸銅(Cu(NO3 2 ・3H2 O)2.28gをイオン
交換水50mlに溶解させて、銅イオン(Cu2+)水溶液
を調製した。この水溶液に上記酸化セリウムを担持率5
重量%にて担持させたH型モルデナイト粉末60gを投
入し、加温しつつ混合して、水分を蒸発させた。得られ
た乾固物を120℃で18時間加熱乾燥させた後、50
0℃で3時間焼成して、H型モルデナイトに酸化セリウ
ムを担持率5重量%にて担持させると共に、酸化銅を銅
換算にて担持率1重量%にて担持させてなる触媒A−1
を得た。
【0034】実施例2 実施例1において、硝酸セリウム37.8gを用いた以外
は、実施例1と同様にして、担持率20重量%にて酸化
セリウムを担持させると共に、銅換算にて担持率1重量
%にて酸化銅を担持させてなるH型モルデナイト粉末を
得た。この触媒をA−2という。
【0035】実施例3 実施例1において、硝酸セリウム64.9gを用いた以外
は、実施例1と同様にして、担持率30重量%にて酸化
セリウムを担持させると共に、銅換算にて担持率1重量
%にて酸化銅を担持させてなるH型モルデナイト粉末を
得た。この触媒をA−3という。
【0036】実施例4 実施例1において、硝酸セリウム100.9gを用いた以
外は、実施例1と同様にして、担持率40重量%にて酸
化セリウムを担持させると共に、銅換算にて担持率1重
量%にて酸化銅を担持させてなるH型モルデナイト粉末
を得た。この触媒をA−4という。
【0037】実施例5 実施例1において、硝酸セリウム151.4gを用いた以
外は、実施例1と同様にして、担持率50重量%にて酸
化セリウムを担持させると共に、銅換算にて担持率1重
量%にて酸化銅を担持させてなるH型モルデナイト粉末
を得た。この触媒をA−5という。
【0038】実施例6 実施例1において、硝酸セリウム353.2gを用いた以
外は、実施例1と同様にして、担持率70重量%にて酸
化セリウムを担持させると共に、銅換算にて担持率1重
量%にて酸化銅を担持させてなるH型モルデナイト粉末
を得た。この触媒をA−6という。
【0039】実施例7 実施例3において、H型モルデナイトに代えて、H−Z
SM−5(SiO2 /Al2 3 モル比40)粉末を用
いた以外は、実施例3と同様にして、酸化セリウムを担
持率30重量%にて担持させたH−ZSM−5粉末を得
た。別に、硝酸ランタン(La(NO3 2 ・6H
2 O)9.35gをイオン交換水50mlに溶解させてラン
タンイオン(La2+)水溶液を調製した。この水溶液に
上記酸化セリウムを担持率30重量%にて担持させたH
−ZSM−5粉末60gを投入し、加温しつつ混合し
て、水分を蒸発させた。得られた乾固物を120℃で1
8時間加熱乾燥させた後、500℃で3時間焼成して、
H−ZSM−5に酸化セリウムを担持率30重量%にて
担持させると共に、酸化ランタンをランタン換算にて担
持率5重量%にて担持させてなる触媒A−7を得た。
【0040】実施例8 硝酸ネオジム(Nd(NO3 3 ・6H2 O)9.12g
をイオン交換水50mlに溶解させて、ネオジムイオン
(Nd3+)水溶液を調製した。この水溶液に実施例7に
おいて得た酸化セリウムを担持率30重量%にて担持さ
せたH−ZSM−5粉末60gを加え、加温しつつ混合
して、水分を蒸発させた。得られた乾固物を120℃で
3時間加熱乾燥させた後、500℃で18時間焼成し
て、H−ZSM−5に酸化セリウムを担持率30重量%
にて担持させると共に、酸化ネオジムをネオジム換算に
て担持率1重量%にて担持させてなる触媒A−8を得
た。
【0041】実施例9 硝酸ガリウム(Ga(NO3 3 )11.0gを80℃に
予め調節したエタノール50mlに溶解させて、ガリウム
イオン(Ga3+)のエタノール溶液を調製した。このエ
タノール溶液に実施例7において得た酸化セリウムを担
持率30重量%にて担持させたH−ZSM−5粉末60
gを加え、加温しつつ混合して、エタノールを蒸発させ
た。得られた乾固物を120℃で18時間加熱乾燥させ
た後、500℃で3時間焼成して、H−ZSM−5に酸
化セリウムを担持率30重量%にて担持させると共に、
酸化ガリウムをガリウム換算にて担持率1重量%にて担
持させてなる触媒A−9を得た。
【0042】実施例10 硝酸ジルコニル(ZrO(NO3 2 ・2H2 O)8.7
9gをイオン交換水50mlに溶解させて、水溶液を調製
した。この水溶液に実施例7において得た酸化セリウム
を担持率30重量%にて担持させたH−ZSM−5粉末
60gを加え、加温しつつ混合して、水分を蒸発させ
た。得られた乾固物を120℃で18時間加熱乾燥させ
た後、500℃で3時間焼成して、H−ZSM−5に酸
化セリウムを担持率30重量%にて担持させると共に、
酸化ジルコニウムをジルコニウム換算にて担持率1重量
%にて担持させてなる触媒A−10を得た。
【0043】実施例11 四塩化チタンを中和加水分解し、得られたオルソチタン
酸を500℃にて2時間焼成して、比表面積63.5m2
gの酸化チタンを得た。この酸化チタン6gをイオン交
換水50mlに加えて、スラリーを得た。このスラリーに
実施例7において得た酸化セリウムを担持率30重量%
にて担持させたH−ZSM−5粉末60gを加え、加温
しつつ混合して、水分を蒸発させた。得られた乾固物を
120℃で18時間加熱乾燥させた後、500℃で3時
間焼成して、H−ZSM−5に酸化セリウムを担持率3
0重量%にて担持させると共に、酸化チタンをチタン換
算にて担持率5.7重量%にて担持させてなる触媒A−1
1を得た。
【0044】実施例12 塩化第二スズ(SnCl4 )6.5gをイオン交換水50
mlに溶解させて、スズイオン(Sn4+)水溶液を調製し
た。この水溶液に実施例7において得た酸化セリウムを
担持率30重量%にて担持させたH−ZSM−5粉末6
0gを加え、加温しつつ混合して、水分を蒸発させた。
得られた乾固物を120℃で18時間加熱乾燥させた
後、500℃で3時間焼成して、H−ZSM−5に酸化
セリウムを担持率30重量%にて担持させると共に、酸
化スズをスズ換算にて担持率1重量%にて担持させてな
る触媒A−12を得た。
【0045】実施例13 四塩化ゲルマニウム(GeCl4 )8.86gをエタノー
ル50mlに溶解させて、ゲルマニウムイオン(Ge4+
溶液を調製した。このエタノール溶液に実施例7におい
て得た酸化セリウムを担持率30重量%にて担持させた
H−ZSM−5粉末60gを加え、加温しつつ混合し
て、エタノールを蒸発させた。得られた乾固物を120
℃で18時間加熱乾燥させた後、500℃で3時間焼成
して、H−ZSM−5に酸化セリウムを担持率30重量
%にて担持させると共に、酸化ゲルマニウムをゲルマニ
ウム換算にて担持率5重量%にて担持させてなる触媒A
−13を得た。
【0046】実施例14 メタバナジン酸アンモニウム(NH4 VO3 )1.38g
とシユウ酸((COOH)2 )2.06gとをイオン交換
水50mlに溶解させて、水溶液を調製した。この水溶液
に実施例3において得た酸化セリウムを担持率30重量
%にて担持させたH型モルデナイト粉末60gを加え、
加温しつつ混合して、水分を蒸発させた。得られた乾固
物を120℃で18時間加熱乾燥させた後、500℃で
3時間焼成して、H型モルデナイトに酸化セリウムを担
持率30重量%にて担持させると共に、酸化バナジウム
をバナジウム換算にて担持率1重量%にて担持させてな
る触媒A−14を得た。
【0047】実施例15 五塩化ニオブ(NbCl5 )8.72gをエタノール50
mlに溶解させて、ニオブイオン(Nb5+)のエタノール
溶液を調製した。このエタノール溶液に実施例7におい
て得た酸化セリウムを担持率30重量%にて担持させた
H−ZSM−5粉末60gを加え、加温しつつ混合し
て、エタノールを蒸発させた。得られた乾固物を120
℃で18時間加熱乾燥させた後、500℃で3時間焼成
して、H−ZSM−5に酸化セリウムを担持率30重量
%にて担持させると共に、酸化ニオブをニオブ換算にて
担持率5重量%にて担持させてなる触媒A−15を得
た。
【0048】実施例16 モリブデン酸アンモニウム((NH4 6 Mo7 24
4H2 O)7.73gをイオン交換水50mlに溶解させ
て、水溶液を調製した。この水溶液に実施例7において
得た酸化セリウムを担持率30重量%にて担持させたH
−ZSM−5粉末60gを加え、加温しつつ混合して、
水分を蒸発させた。得られた乾固物を120℃で18時
間加熱乾燥させた後、500℃で3時間焼成して、H−
ZSM−5に酸化セリウムを担持率30重量%にて担持
させると共に、酸化モリブデンをモリブデン換算にて担
持率1重量%にて担持させてなる触媒A−16を得た。
【0049】実施例17 メタタングステン酸アンモニウム水溶液(新日本金属
製、WO3 として50重量%)3.78gをイオン交換水
50mlに加えて、水溶液とした。この水溶液に実施例7
において得た酸化セリウムを担持率30重量%にて担持
させたH−ZSM−5粉末60gを加え、加温しつつ混
合して、水分を蒸発させた。得られた乾固物を120℃
で18時間加熱乾燥させた後、500℃で3時間焼成し
て、H−ZSM−5に酸化セリウムを担持率30重量%
にて担持させると共に、酸化タングステンをタングステ
ン換算にて担持率2.5重量%にて担持させてなる触媒A
−17を得た。
【0050】実施例18 硝酸第二鉄(Fe(NO3 3 ・9H2 O)4.34gを
イオン交換水50mlに溶解させて、鉄イオン(Fe3+
水溶液を調製した。この水溶液に実施例7において得た
酸化セリウムを担持率30重量%にて担持させたH−Z
SM−5粉末60gを加え、加温しつつ混合して、水分
を蒸発させた。得られた乾固物を120℃で18時間加
熱乾燥させた後、500℃で3時間焼成して、H−ZS
M−5に酸化セリウムを担持率30重量%にて担持させ
ると共に、酸化第二鉄を鉄換算にて担持率1重量%にて
担持させてなる触媒A−18を得た。
【0051】実施例19 酢酸コバルト(Co(CH3 COO)2 ・4H2 O)2.
54gをイオン交換水50mlに溶解させて、コバルトイ
オン(Co2+)水溶液を調製した。この水溶液に実施例
7において得た酸化セリウムを担持率30重量%にて担
持させたH−ZSM−5粉末60gを加え、加温しつつ
混合して、水分を蒸発させた。得られた乾固物を120
℃で18時間加熱乾燥させた後、500℃で3時間焼成
して、H−ZSM−5に酸化セリウムを担持率30重量
%にて担持させると共に、酸化コバルトをコバルト換算
にて担持率1重量%にて担持させてなる触媒A−19を
得た。
【0052】実施例20 実施例3において、H型モルデナイトに代えて、γ−ア
ルミナ粉末(住友化学製A−11)を用いた以外は、実
施例3と同様にして、酸化セリウムを担持率30重量%
にて担持させてγ−アルミナ粉末を得た。別に、硝酸ニ
ツケル(Ni((NO3 2 ・6H2 O)2.97gをイ
オン交換水50mlに溶解させて、ニツケルイオン(Ni
2+)水溶液を調製した。この水溶液に上記酸化セリウム
を担持率30重量%にて担持させたγ−アルミナ粉末6
0gを加え、加温しつつ混合して、水分を蒸発させた。
得られた乾固物を120℃で18時間加熱乾燥させた
後、500℃で3時間焼成して、γ−アルミナに酸化セ
リウムを担持率30重量%にて担持させると共に、酸化
ニツケルをニツケル換算にて担持率1重量%にて担持さ
せてなる触媒A−20を得た。
【0053】実施例21 (H−Feシリケートの調製)攪拌しながら、50%シ
リカゾル162gと水500gとの混合物に、先ず、硝
酸第二鉄9.23g(Si/Fe原子比60)を水200
gに溶解させた水溶液を、次いで、水酸化カリウム22.
26gを水200gに溶解させた水溶液を、それぞれ約
30分かけて滴下混合した。これに臭化テトラプロピル
アンモニウム35.19gを溶解混合させた。この混合物
をオートクレーブに仕込み、160℃で16時間攪拌混
合した。反応生成物を濾過分離後、水洗、乾燥し、更
に、500℃で3時間、空気中にて焼成して、ZSM−
5型のFeシリケート(K交換体)を得た。
【0054】このFeシリケート30gを濃度0.5モル
/リットルの硝酸アンモニウム水溶液500mlに加え、
60℃の油浴上で3時間攪拌した後、濾過分離した。こ
の操作を3回繰り返した後、濾過分離物を水洗乾燥し、
更に、500℃で3時間、空気中にて焼成して、プロト
ン型Feシリケート(H−Feシリケート)粉末を得
た。 (触媒の調製)実施例3において、H型モルデナイトに
代えて、上記H−Feシリケート粉末を用いた以外は、
実施例3と同様にして、酸化セリウムを担持率30重量
%にて担持させたH−Feシリケート粉末60gを得
た。
【0055】別に、γ−アルミナ粉末(住友化学製A−
11)22.7gをイオン交換水50mlに分散させてスラ
リーとし、このスラリーに上記酸化セリウムを担持率3
0重量%にて担持させたH−Feシリケート粉末60g
を加え、ジルコニアボールを媒体とした遊星ミルにて3
0分間粉砕混合した後、このスラリーを加温しつつ混合
して、水分を蒸発させた。
【0056】得られた乾固物を120℃で18時間加熱
乾燥させた後、500℃で3時間焼成して、H−Feシ
リケートに酸化セリウムを担持率30重量%にて担持さ
せると共に、アルミナをアルミニウム換算にて担持率2
0重量%にて担持させてなる触媒A−21を得た。
【0057】実施例22 (MAPO−5の調製)酢酸第一マンガン4.9gと酢酸
第二銅4.1gとを水129gに溶解した液に、攪拌しな
がら細かく砕いたアルミニウムイソプロポキシド56.3
gを少量ずつ加え、均一になるまで攪拌混合した。この
液に、85%リン酸55.4g、ジエチルエタノールアミ
ン56.3g及び水55.5gからなる混合物を攪拌しなが
ら少量ずつ加え、均一になるまで攪拌混合した。この液
をオートクレープに仕込み、200℃で25時間反応さ
せた後、生成物を濾過分離し、水洗、乾燥した。この
後、500℃で3時間空気で焼成してMAPO−5粉末
を得た。このMAPO−5粉末は、Al、P、Mn及び
Cuをそれぞれ19.0重量%、19.0重量%、2.8重量
%及び4.4重量%含有する組成のものであつた。
【0058】(触媒の調製)実施例3において、H型モ
ルデナイトに代えて、上記MAPO−5粉末を用いた以
外は、実施例3と同様にして、酸化セリウムを担持率3
0重量%にて担持させたMAPO−5粉末60gを得
た。別に、硝酸ジルコニル(ZrO(NO3 2 ・2H
2 O)17.58gをイオン交換水100mlに溶解させ
て、水溶液を調製した。この水溶液に上記酸化セリウム
を担持率30重量%にて担持させたMAPO−5粉末6
0gを投入し、加温しつつ混合して、水分を蒸発させ
た。得られた乾固物を120℃で18時間加熱乾燥させ
た後、500℃で3時間焼成して、MAPO−5に酸化
セリウムを担持率30重量%にて担持させると共に、酸
化ジルコニウムをジルコニウム換算にて担持率1重量%
にて担持させてなる触媒A−22を得た。
【0059】実施例23 (Zr−モルデナイトの調製)Naモルデナイト(日本
化学社製NM−100P)100gを硝酸ジルコニル水
溶液(ZrO2 として100g/1濃度の水溶液)に浸
漬し、攪拌しながら70℃に1時間保持し、NaをZr
とイオン交換させた。濾過、水洗して得たゼオライトケ
ーキを乾燥させた後、650℃で4時間焼成した。この
ゼオライト(Zr−モルデナイト)のZr含有量は3.3
重量%であり、また、比表面積は391m2/gであつ
た。
【0060】(触媒の調製)実施例3において、H型モ
ルデナイトに代えて、上記Zr−モルデナイト粉末を用
いた以外は、実施例3と同様にして、酸化セリウムを担
持率30重量%にて担持させたZr−モルデナイト粉末
60gを得た。実施例17におけると同様のメタタング
ステン酸アンモニウム水溶液7.56gをイオン交換水5
0mlに加え、得られた水溶液に上記酸化セリウムを担持
率30重量%にて担持させたZr−モルデナイト粉末6
0gを加え、加温しつつ混合して、水分を蒸発させた。
得られた乾固物を120℃で18時間加熱乾燥させた
後、500℃で3時間焼成して、Zr−モルデナイトに
酸化セリウムを担持率30重量%にて担持させると共
に、酸化タングステンをタングステン換算にて担持率5
重量%にて担持させてなる触媒A−23を得た。
【0061】実施例24 (シリカ−ジルコニアの調製)シリカゾルO型(日産化
学社製、SiO2 として20重量%濃度)100.0gと
塩化ジルコニウム(ZrCl4 )97.20gを攪拌しな
がら、十分に混合し、水にて総量を500mlとした。こ
の液に121g/1濃度の水酸化ナトリウム水溶液を滴
下し、pHを10とした。沈殿反応終了後、18時間攪拌
を続け、その後、濾過、水洗、リパルプを繰り返して、
濾過ケーキを得た。この濾過ケーキを120℃で18時
間乾燥し、3時間焼成した。得られたシリカ−ジルコニ
アの比表面積は297m2/gであつた。
【0062】(触媒の調製)実施例3において、H型モ
ルデナイトに代えて、上記シリカ−ジルコニア粉末を用
いた以外は、実施例3と同様にして、酸化セリウムを担
持率30重量%にて担持させたシリカ−ジルコニア粉末
60gを得た。これを用いて、実施例1と同様にして、
シリカ−ジルコニアに酸化セリウムを担持率30重量%
にて担持させると共に、酸化銅を銅換算にて担持率0.1
重量%にて担持させてなる触媒A−24を得た。
【0063】実施例25 (La−モルデナイトの調製)H型モルデナイト(日本
化学製HM−23)100gをイオン交換水250ml中
に投入し、これに(1+5)塩酸を加えて、pHを6.0と
した。十分な攪拌下に、上記H型モルデナイトのスラリ
ーに、硝酸ランタン(La(NO3 3 ・6H2 O)3.
12gをイオン交換水50mlに溶解させてなるランタン
イオン(La3+)水溶液を加え、ランタンイオン交換を
行なつた。この間、pHの低下に伴つて、2重量%のアン
モニア水を加えて、pHを6.0に維持した。このようにし
て、所定量のランタンイオン水溶液を上記H型モルデナ
イトのスラリーに加えた後、2時間攪拌を続けた。この
後、得られたスラリーから固形分を濾取して、ランタン
イオン担持率1重量%のランタンイオン交換モルデナイ
ト粉末を得た。
【0064】(触媒の調製)実施例3において、H型モ
ルデナイトに代えて、上記ランタンイオン交換モルデナ
イト粉末を用いた以外は、実施例3と同様にして、酸化
セリウムを担持率30重量%にて担持させたランタンイ
オン交換モルデナイト粉末60gを得た。これを用い
て、実施例12と同様にして、ランタンイオン交換モル
デナイトに酸化セリウムを担持率30重量%にて担持さ
せると共に、酸化スズをスズ換算にて担持率1重量%に
て担持させてなる触媒A−25を得た。
【0065】実施例26 (SAPO−34の調製)水129.6gに攪拌しながら
細かく砕いたアルミニウムイソプロポキシド90.7gを
少量ずつ加え、均一になるまで攪拌混合した。この混合
液に85%リン酸水溶液51.3gを滴下し、均一になる
まで攪拌混合した後、更に50%シリカゾル16.0gを
加え、均一になるまで十分に攪拌混合した。次いで、水
酸化テトラエチルアンモニウム81.6gを加え、十分に
攪拌混合した。この混合物をオートクレーブに仕込み、
200℃で24時間反応させた後、生成物を濾過分離
し、更に水洗、乾燥した後、500℃で3時間、空気中
で焼成して、SAPO−34を得た。このSAPO−3
4は、Si、Al及びPをそれぞれ9.5重量%、18.0
重量%及び19.0重量%含有するものであつた。
【0066】(触媒の調製)実施例3において、H型モ
ルデナイトに代えて、上記SAPO−34粉末を用いた
以外は、実施例3と同様にして、酸化セリウムを担持率
30重量%にて担持させたSAPO−34粉末60gを
得た。これを用いて、実施例18と同様にして、SAP
O−34に酸化セリウムを担持率30重量%にて担持さ
せると共に、酸化第二鉄を鉄換算にて担持率1重量%に
て担持させてなる触媒A−26を得た。
【0067】実施例27 実施例1において、硝酸セリウム3.0g用いた以外は、
実施例1と同様にして、担持率2.0重量%にて酸化セリ
ウムを担持させると共に、銅換算にて担持率1重量%に
て酸化銅を担持させてなるH型モルデナイト粉末を得
た。この触媒をA−26という。
【0068】実施例28 実施例1において、硝酸セリウム605.5gをイオン交
換水300mlに溶解させた以外は、実施例1と同様にし
て、担持率80重量%にて酸化セリウムを担持させると
共に、銅換算にて担持率1重量%にて酸化銅を担持させ
てなるH型モルデナイト粉末を得た。この触媒をA−2
8という。
【0069】実施例29 (Ce−モルデナイトの調製)H型モルデナイト(日本
化学製HM−23)100gをイオン交換水250ml中
に投入し、これに(1+5)塩酸を加えて、pHを6.0と
した。十分な攪拌下に、上記H型モルデナイトのスラリ
ーに、硝酸セリウム(Ce(NO3 3 ・6H2 O)3.
1gをイオン交換水50mlに溶解させてなるセリウムイ
オン(Ce3+)水溶液を加え、セリウムイオン交換を行
なつた。この間、pHの低下に伴つて、2重量%のアンモ
ニア水を加えて、pHを6.0に維持した。このようにし
て、所定量のセリウムイオン水溶液を上記H型モルデナ
イトのスラリーに加えた後、2時間攪拌を続けた。この
後、得られたスラリーから固形分を濾取して、セリウム
イオン担持率1重量%のセリウムイオン交換モルデナイ
ト粉末を得た。
【0070】(触媒の調製)実施例3において、H型モ
ルデナイトに代えて、上記セリウムイオン交換モルデナ
イト粉末を用いた以外は、実施例3と同様にして、酸化
セリウムを担持率30重量%にて担持させたセリウムイ
オン交換モルデナイト粉末60gを得た。実施例11に
おけると同じ酸化チタン6gをイオン交換水50mlに分
散させ、得られたスラリーに上記酸化セリウムを担持率
30重量%にて担持させたセリウムイオン交換モルデナ
イト粉末60gを加え、加温しつつ混合して、水分を蒸
発させた。得られた乾固物を120℃で18時間加熱乾
燥させた後、500℃で3時間焼成して、セリウムイオ
ン交換モルデナイトに酸化セリウムを担持率30重量%
にて担持させると共に、酸化チタンをチタン換算にて担
持率5.7重量%にて担持させてなる触媒A−29を得
た。
【0071】実施例30 硝酸セリウム(Ce(NO3)3 ・ 6H2 O)64.9gを
イオン交換水100mlに溶解させた。これに予め120
℃にて24時間乾燥させたH型モルデナイト粉末(日本
化学製HM−23)60gを投入し、攪拌下、pH8に設
定したpHコントローラにてpHを調節しながら、1/10
規定のアンモニア水を滴下した。滴下終了後、1時間熟
成して、水酸化セリウムを上記H型モルデナイト上に沈
着担持させた。
【0072】このようにして得られたスラリーを濾過し
て、水酸化セリウムを担持させたH型モルデナイト粉末
を集め、これをイオン交換水にて十分に洗浄した後、5
00℃で3時間焼成し、酸化セリウムを担持率30重量
%にて担持させたH型モルデナイト粉末を得た。この酸
化セリウムを担持させたH型モルデナイトのペレツトを
イオン交換水250ml中に投入した。このときのpHは7.
1であつた。これに1/10Nの硝酸を加えて、pHを5.
5とした。
【0073】別に、塩化テトラアンミン白金(II)
(〔Pt(NH3)4 〕Cl2 ・ H2 O)0.11gをイオ
ン交換水50mlに溶解させて、〔Pt(NH3)4 2+
オン交換水溶液を調製し、これを上記酸化セリウムを担
持させたH型モルデナイトのペレツトを含む水溶液に十
分な攪拌下に加えて、〔Pt(NH3)4 2+とH型モル
デナイト又は酸化セリウムにおける水素イオンとを交換
させた。この間、pHの低下に伴つて、2重量%のアンモ
ニア水を加え、pHを5.5に維持した。このようにして、
所定量の塩化テトラアンミン白金(II)水溶液を加えた
後、70℃にて2時間攪拌した。
【0074】次いで、このようにしてイオン交換させた
酸化セリウム担持H型モルデナイトのペレツトを濾過
し、pH5.5の硝酸水溶液にて水洗し、120℃で18時
間乾燥させた後、500℃で4時間焼成し、更に、窒素
/水素(4/1)混合気流中、400℃で1時間還元処
理した。このようにして得られた触媒は、H型モルデナ
イトに酸化セリウム30重量%及び白金0.1重量%が担
持されてなるものであつた。以下、この触媒をA−30
という。
【0075】実施例31 実施例30において、H型モルデナイトに代えて、H−
ZSM−5(SiO2/Al2 3 モル比40)粉末を
用いた以外は、実施例30と同様にして、酸化セリウム
を担持率30重量%にて担持させたH−ZSM−5粉末
を得た。別に、塩化ルテニウム(RuCl3 )1.23g
をイオン交換水100mlに溶解させてルテニウムイオン
(Ru3+)水溶液を調製した。この水溶液に上記酸化セ
リウムを担持させたH−ZSM−5粉末を投入し、加温
しつつ混合して、水分を蒸発させた。得られた乾固物を
120℃で18時間加熱乾燥させた後、500℃で3時
間焼成して、H−ZSM−5に酸化セリウムを担持率3
0重量%にて担持させると共に、ルテニウムを担持率1
重量%にて担持させてなる触媒A−31を得た。
【0076】実施例32 塩化ロジウム(RhCl3 ・nH2 O、Rh37.24重
量%を含む。)2.68gをイオン交換水50mlに溶解さ
せて、ロジウムイオン(Rh3+)水溶液を調製した。こ
の水溶液に実施例31において得た酸化セリウムを担持
率30重量%にて担持させたH−ZSM−5粉末を加
え、加温しつつ混合して、水分を蒸発させた。得られた
乾固物を120℃で3時間加熱乾燥させた後、500℃
で18時間焼成して、H−ZSM−5に酸化セリウムを
担持率30重量%にて担持させると共に、ロジウムを担
持率1重量%にて担持させてなる触媒A−32を得た。
【0077】実施例33 塩化イリジウム(IrCl4 、塩化イリジウムとして9
8.9重量%を含む。)2.66gを80℃に予め調節した
イオン交換水100mlに溶解させて、イリジウムイオン
(Ir4+)水溶液を調製した。この水溶液に実施例31
において得た酸化セリウムを担持率30重量%にて担持
させたH−ZSM−5粉末を加え、加温しつつ混合し
て、水分を蒸発させた。得られた乾固物を120℃で1
8時間加熱乾燥させた後、500℃で3時間焼成して、
H−ZSM−5に酸化セリウムを担持率30重量%にて
担持させると共に、イリジウムを担持率1重量%にて担
持させてなる触媒A−33を得た。
【0078】実施例34 塩化金酸水溶液(金として0.126g/l)4.76mlを
イオン交換水50mlに溶解させ、この水溶液に実施例3
1において得た酸化セリウムを担持率30重量%にて担
持させたH−ZSM−5粉末を加え、加温しつつ混合し
て、水分を蒸発させた。得られた乾固物を120℃で1
8時間加熱乾燥させた後、500℃で3時間焼成して、
H−ZSM−5に酸化セリウムを担持率30重量%にて
担持させると共に、金を担持率1重量%にて担持させて
なる触媒A−34を得た。
【0079】実施例35 硝酸銀(AgNO3 )0.95gをイオン交換水50mlに
溶解させて、銀イオン(Ag+ )水溶液を調製した。こ
の水溶液に実施例31において得た酸化セリウムを担持
率30重量%にて担持させたH−ZSM−5粉末を加
え、加温しつつ混合して、水分を蒸発させた。得られた
乾固物を120℃で18時間加熱乾燥させた後、500
℃で3時間焼成して、H−ZSM−5に酸化セリウムを
担持率30重量%にて担持させると共に、銀を担持率1
重量%にて担持させてなる触媒A−35を得た。
【0080】比較例1 硝酸セリウム(Ce(NO3)3 ・ 6H2 O)151.4g
をイオン交換水200mlに溶解させた。この水溶液に、
攪拌下、pH8に設定したpHコントローラにてpHを調節し
ながら、1/10規定のアンモニア水を滴下し、滴下終
了後、1時間熟成して、水酸化セリウムを生成させた。
このようにして得られたスラリーを濾過して、水酸化セ
リウムを濾取し、これをイオン交換水にて十分に洗浄し
た後、500℃で3時間焼成して、比表面積47m2/g
を有する酸化セリウム粉末を得た。この触媒をB−1と
いう。
【0081】比較例2 H型モルデナイト(日本化学製HM−23)自体を触媒
B−2とする。
【0082】(2)触媒構造体の製作 上記実施例1〜35の触媒粉末、比較例B−1、2の触
媒粉末のそれぞれ60gにシリカゾル60mlを加え、遊
星ミルにて30分間粉砕混合した後、イオン交換水にて
粘度を調整して、ウオツシユコート用スラリーとした。
このスラリーをピツチ1.25mmのコージエライト製ハニ
カムにハニカム1ml当たりに0.9〜1.0gの割合にて塗
布し、乾燥させて、ハニカム触媒構造体を製作した。
【0083】(3)評価試験 上記した本発明による触媒(A−1〜35)及び比較例
の触媒(B−1及び2)を担持させたハニカム触媒構造
体を用いて、下記の試験条件にて、窒素酸化物含有ガス
の窒素酸化物接触還元を行ない、窒素酸化物の除去率を
ケミカルルミネツセンス法にて求めた。 (試験条件) (1)ガス組成 NO 500 ppm O2 10容量% 還元剤 500 ppm 水 6容量% 窒素 残部 (2)空間速度 10000、20000又は30
000(Hr-1) (3)反応温度 250℃、300℃、350℃、
400℃又は450℃ 結果を表1、表2及び表3に示す。
【0084】
【表1】
【0085】
【表2】
【0086】
【表3】
【0087】表1から表3に示す結果から明らかなよう
に、本発明による触媒は、いずれも窒素酸化物の窒素の
除去率が高いのに対して、比較例による触媒は、総じ
て、除去率が低い。
【0088】
【発明の効果】以上のように、本発明による窒素酸化物
接触還元用触媒は、炭化水素又は含酸素有機化合物を還
元剤として用いて、酸素及び水分の共存下においても、
排ガス中の窒素酸化物を効率よく接触還元することがで
き、更に、耐久性にすぐれる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/36 C B01J 23/10 ZAB A 8017−4G 23/76 ZAB A 8017−4G 27/18 ZAB A 9342−4G 27/182 ZAB A 9342−4G 29/18 ZAB A 9343−4G 29/22 ZAB A 9343−4G 29/28 ZAB A 9343−4G 29/32 ZAB A 9343−4G 29/34 ZAB A 9343−4G 29/36 ZAB A 9343−4G (72)発明者 清水 宏益 大阪府堺市戎島町5丁1番地 堺化学工業 株式会社中央研究所内 (72)発明者 安川 律 大阪府堺市戎島町5丁1番地 堺化学工業 株式会社中央研究所内 (72)発明者 土田 裕志 神奈川県川崎市川崎区京町2−24−6− 408

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体酸担体に(a) 周期律表第Ib、IIa、
    IIb、IIIa、IIIb、IVa、IVb、Va、VIa、VIIa及び
    VIII族元素から選ばれる少なくとも1種の元素、及び
    (b) 酸化セリウムを担持させてなることを特徴とする炭
    化水素又は含酸素有機化合物を還元剤として用いる窒素
    酸化物接触還元用触媒。
  2. 【請求項2】固体酸担体と酸化セリウムの合計重量にお
    いて、酸化セリウムが5〜80重量%の範囲の担持率に
    て担持されていることを特徴とする請求項1記載の窒素
    酸化物接触還元用触媒。
  3. 【請求項3】固体酸担体と(a) 群元素と(b) 酸化セリウ
    ムの合計重量において、上記(a) 群元素が0.01〜50
    重量%の範囲の担持率にて担持されていることを特徴と
    する請求項1記載の窒素酸化物接触還元用触媒。
  4. 【請求項4】(a) 群元素が金属、そのイオン又はその酸
    化物として担持されていることを特徴とする請求項1記
    載の窒素酸化物接触還元用触媒。
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