JPH0631333U - アーマーグリップ型電線把持装置 - Google Patents

アーマーグリップ型電線把持装置

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JPH0631333U
JPH0631333U JP7402292U JP7402292U JPH0631333U JP H0631333 U JPH0631333 U JP H0631333U JP 7402292 U JP7402292 U JP 7402292U JP 7402292 U JP7402292 U JP 7402292U JP H0631333 U JPH0631333 U JP H0631333U
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grip type
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武男 宗像
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Abstract

(57)【要約】 【目的】送電線の短絡時にアーマーグリップ型の電線把
持部のAGクランプとアーマーロッドの間に大電流が流
れても、アーマーロッドが溶断損傷しないアーマーグリ
ップ型電線把持装置を提供する。 【構成】金属製逆U字形アーマーグリップ型クランプ部
(1)の外周面上に巻付けるアーマーロッド(7)のう
ち、少なくとも1本のアーマーロッドの少なくとも前記
クランプ部外周面に接触する長さ部分の断面形状を、該
アーマーグリップ型クランプ部(1)外周面と面接触す
る断面形状に形成して、接触面積を増大し短絡時大電流
による溶断損傷を防ぐ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、送電線をアーマーロッドで把持するアーマーグリップ型の電線把持 装置に関するものである
【0002】
【従来の技術】
送電線に取付けられるダンパーや多導体の導体間に取付けるスペーサ等の電線 把持部にアーマーロッドを巻付けて電線をグリップさせるいわゆるAG(アーマ ーグリップ)クランプは、従来はたとえば図5、図6に示したような実開昭49 −137095号の電線把持部のように、スペーサ杆体11の一端に連結した金 属製の逆U字形芯金具12の外周面をクロロプレンゴム等のゴムモールド13で 覆い、芯金具12の背面に複数個の突起14を設けた構成の把持部15を電線に 嵌合し、背面の各突起14の間に複数本のアーマーロッド16を通して電線17 上に巻付けて逆U字形の把持部15を電線17に取付けるようにしたスペーサの AGクランプが知られている。
【0003】 また、図7に示したような実公昭57−8332号の電線把持部のように、金 属製の逆U字形金具19の内側にゴムカラー20を取付け、背面にはアーマーロ ッド嵌入用の条溝21を設けて把持部22を構成し、この条溝21にアーマーロ ッド16を嵌入させて電線17に巻付けることにより把持部22を電線17に取 付けるようにしたAGクランプが知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記の図5、図6に示したような従来のAGクランプのスペーサ18を多導体 送電線に取付けた場合、図8に示したように、それぞれスペーサ18を取付けた 上方の電線17Aとその下方の電線17Bがギャロッピング等により相間短絡を 起こすと、前記の図5、図6における把持部15の芯金具12は電線から見て絶 縁状態となっているために短絡電流は芯金具12から電線17またはアーマーロ ッド16に瞬時に流れるが、この短絡電流は50KA程度で0.1〜0.3秒間 流れきわめて大なるエネルギーであるためにゴムモールドが絶縁破壊を起こし、 この時のアークエネルギーにより電線17またはアーマーロッド16が溶断損傷 を生ずるという問題点があった。
【0005】 また、前記の図7に示したようなクランプのスペーサを取付けた多導体送電線 が前記のように相間短絡を起こした場合、アーマーロッド16と電線17は同電 位になっているので損傷の度合いは前記の図5、図6に示したスペーサよりも少 ないが、アーマーロッドは円形断面のものが使用されているためにアーマーロッ ドとクランプとの接触は線接触となり、前記のような短絡時の大電流が流れた場 合はアーマーロッドとクランプとの接触面積が少ないためにアークエネルギーに よるアーマーロッドの損傷を免れることができないという問題点があった。しか もクランプやアーマーロッドが経年劣化して表面に絶縁性皮膜が形成されると、 前記の損傷はさらに激しくなることが再現実験により明らかになった。
【0006】 本考案は、前記の課題を解決し、短絡時の大電流が流れてもアーマーロッドの 損傷がないアーマーグリップ型電線把持部を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため本考案のアーマーグリップ型電線把持装置は、金属 の逆U字形アーマーグリップ型クランプ部1の外周面上からその両側の電線上に わたってアーマーロッド7を巻付けて電線を把持するアーマーグリップ型電線把 持装置において、少なくとも1本(71、または72、もしくは71と72)の アーマーロッドの少なくとも前記クランプ部1の外周面上に接触する部分を、前 記アーマーグリップ型クランプ部1の外周面と面接触する断面形状に形成したこ とを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
金属製逆U字形アーマーグリップ型クランプ部1の外周面上に巻回するアーマ ーロッド7のうち、少なくとも1本のアーマーロッドの少なくとも前記クランプ 部1の外周面上に接触する部分が、AGクランプ外周面と面接触をすることによ り、アーマーロッドとクランプ部1の外周面との接触面積が従来よりも増大する ことになり、このため短絡時にアーマーグリップ型クランプ部の外周面とアーマ ーロッドの間に大電流が流れても、従来のようにアーマーロッドが溶断損傷を生 ずることがない。
【0009】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面により説明する。本考案のアーマーグリップ型電線 把持装置が電線を把持した状態を電線の断面を示す側から見て示した図1、およ びその電線把持装置を電線長手方向の断面で示した図2において、1はアーマー グリップ型電線把持装置のアーマーグリップ(AGグリップ)型の金属製で逆U 字形のクランプ(AGクランプ)部であり、たとえばアルミ合金または亜鉛メッ キした球状黒鉛鋳鉄(FCD)等で作られる。2はこの逆U字形AGクランプ部 1の連結部であり、スペーサ杆体3にボルト4で連結される。5はクロロプレン ゴムまたは樹脂製の逆U字形カラーであり、前記の逆U字形AGクランプ部1の 内側面に嵌着または接着により装着される。
【0010】 6は前記の逆U字形AGクランプ部1が把持する電線、7は電線6を把持する 逆U字形AGクランプ部1を電線6に固定するために巻付けるアーマーロッドで あり、電線を把持した状態を上面から見て示した図4に示したように、逆U字形 AGクランプ部1の外周面から其の両側の電線上にわたって複数本のアーマーロ ッド7を巻付けて前記AGクランプ部1を電線に固定する。
【0011】 前記のAGクランプ部1の外周面上から電線上にわたって巻付けるアーマーロ ッド7は、その複数本の中の少なくとも1本のアーマーロッド、たとえば1本ま たは2本もしくはそれ以上のアーマーロッドを、逆U字形AGクランプ部1の外 周面との接触面が、アーマーロッドの円形断面の線条による線接触ではなく、該 クランプ部外周面に整合して面接触をするような断面形状に形成する。図1では 4本のアーマーロッドの中の2本のアーマーロッド71、72を面接触するセグ メント形状に形成した例を示している。このようにAGクランプ部1の外周面と の接触面を面接触する偏平面に形成したアーマーロッドを、図2に示したように 逆U字形AGクランプ部1の外周面の電線長手方向曲率に略一致するように添わ せてAGクランプ部1の背面から両側の電線にわたって巻付ける。
【0012】 前記の面接触するアーマーロッドは、図3に示したように、アーマーロッドの 底面7′を、平面に形成するか、または逆U字形AGクランプ部1の外周面1′ の曲面に面接触するような曲率の曲面に形成し、その断面形状は、図3の左側に 示したアーマーロッド7Aのように、セグメント形状に形成してもよく、または 右側に示したアーマーロッド7Bのように円形断面にして底面7′を面接触する 曲率の偏平面に形成してもよい。
【0013】 前記のアーマーロッドの面接触底面7′は、AGクランプ部1の外周面上から 両側の電線にわたって巻付けるアーマーロッドの全長のうち、少なくともAGク ランプ部外周面上に接触する長さ部分のアーマーロッド部分の接触底面7′を面 接触する曲率の偏平な面接触底面に形成する必要がある。なお、AGクランプ部 外周面上から両側の電線にわたり巻付けるアーマーロッドの全長部分の底面7′ を偏平な面接触底面に形成してもよく、またはAGクランプ部上に巻回される中 間部分の底面7′を偏平な面接触底面に形成することもできる。
【0014】 前記のように面接触底面7′を形成したアーマーロッド7を逆U字形AGクラ ンプ部1の外周面に面接触させて巻付けたことにより、AGクランプ部の外周面 とアーマーロッドとの接触面積を増大することができ、したがってこの逆U字形 AGクランプ部1を設けたスペーサを取付けた送電線が図8に示したように相間 短絡を起こしてAGクランプ外周面とアーマーロッドの間に大電流が流れても、 アーマーロッドが溶断損傷を生ずることがない。
【0015】 なお、前記のように構成した本考案のアーマーグリップ型電線把持装置は、多 体送電線に取付けるスペーサの電線把持部として説明したが、スペーサだけでな く、ダンパの電線把持部にも適用することができるものであり、アーマーロッド 7の断面形状は図3に示したような形状のほか、AGクランプ部1の外周面との 接触面が面接触することができる適宜の形状に形成することができる。
【0016】
【考案の効果】
前記のように本考案のアーマーグリップ型電線把持装置は、金属製逆U字形ア マーグリップ型クランプの外周面上に巻回するアーマーロッドのうち、少なくと も1本のアーマーロッドの少なくとも前記クランプ部の外周面上に接触する部分 の断面形状を、アーマーグリップ型クランプ部の外周面と面接触する断面形状に 形成したので、アーマーグリップ型クランプ外周面との接触面積が従来よりも増 大し、送電線が相間短絡を起こしてクランプ外周面とアーマーロッドの間に大電 流が流れても、従来のようにアーマーロッドが溶断、損傷することがないもので ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例の正面図
【図2】図1のX−X線断面
【図3】本考案の1実施例のアーマーロッドの形状を示
す断面図
【図4】本考案の1実施例の上面図
【図5】従来のAGクランプの側面図
【図6】従来のAGクランプの上面図
【図7】従来の他のAGクランプの断面図
【図8】送電線の短絡状態の説明図
【符号の説明】
1;逆U字形金属製のアーマーグリップ型クランプ部 6;電線 7、71、72、7A、7B;アーマーロッド 7′;面接触底面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製逆U字形アーマーグリップ型クラ
    ンプ部の外周面上からその両側の電線上にわたってアー
    マーロッドを巻付けて該クランプ部を電線に固定する電
    線把持装置において、前記アーマーロッドのうち、少な
    くとも1本のアーマーロッドの少なくとも前記クランプ
    部の外周面上に接触する部分を、前記アーマーグリップ
    型クランプ部の外周面と面接触する断面形状に形成した
    ことを特徴とするアーマーグリップ型電線把持装置。
JP1992074022U 1992-09-30 1992-09-30 アーマーグリップ型電線把持装置 Expired - Lifetime JP2581564Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992074022U JP2581564Y2 (ja) 1992-09-30 1992-09-30 アーマーグリップ型電線把持装置

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JP1992074022U JP2581564Y2 (ja) 1992-09-30 1992-09-30 アーマーグリップ型電線把持装置

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JPH0631333U true JPH0631333U (ja) 1994-04-22
JP2581564Y2 JP2581564Y2 (ja) 1998-09-21

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JP1992074022U Expired - Lifetime JP2581564Y2 (ja) 1992-09-30 1992-09-30 アーマーグリップ型電線把持装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54126432A (en) * 1978-03-24 1979-10-01 Mitsubishi Electric Corp Voltage supply method in memory

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54126432A (en) * 1978-03-24 1979-10-01 Mitsubishi Electric Corp Voltage supply method in memory

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Publication number Publication date
JP2581564Y2 (ja) 1998-09-21

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